JP2000300709A - パター練習機及びパター練習機におけるパターヘッドの案内方法 - Google Patents

パター練習機及びパター練習機におけるパターヘッドの案内方法

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JP2000300709A
JP2000300709A JP11107641A JP10764199A JP2000300709A JP 2000300709 A JP2000300709 A JP 2000300709A JP 11107641 A JP11107641 A JP 11107641A JP 10764199 A JP10764199 A JP 10764199A JP 2000300709 A JP2000300709 A JP 2000300709A
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putter head
guide rail
guide
head
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Hideharu Kin
秀東 金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターヘッドが理想的な軌跡を描いたときの
感覚のみではなく、スイングフォームを実際的に矯正で
きるパター練習機を提供する。 【解決手段】 パターヘッド2の理想的な移動軌跡ない
し姿勢に対して所定の許容範囲を設定し、この範囲内に
おいて、パターヘッドをガイドレール3,4に沿って移
動させることができる一方、上記範囲を逸脱したとき、
パターヘッド2の移動に抵抗を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ゴルフのパター
練習機に関する。詳しくは、パターヘッドを最適なライ
ンに沿って案内できるとともに、上記ラインから外れる
方向への力が作用したりボール当接面が不適当な方向へ
傾斜しようとする場合に、パターヘッドの移動に対する
抵抗を発生させることにより、プレーヤーのスイングフ
ォームの矯正を行うパター練習機に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開平6・126010号公
報、実開平5・82463号公報、実用新案登録第30
45327号公報等に記載されているもののように、パ
ターヘッドをガイドレールに沿って案内することにより
パッティングのスイングフォームを矯正する、パター練
習機が提案されている。
【0003】上記のパター練習機は、側面視曲線状のガ
イドレールと、このガイドレールに沿って移動できる架
台とを備え、この架台にパターヘッドを連結してパター
スイングを行うことにより、パターヘッドを上記ガイド
レールに沿って案内して最適な軌跡を描かせるように構
成している。
【0004】上記従来のパター練習機は、パターヘッド
に理想的な軌跡をスムーズに描かせることにより、スイ
ングフォームを体得するように構成されている。このた
め、ガイドレールに沿って移動する架台にはガイドロー
ラや軸受等が設けられており、パターヘッドがガイドレ
ールによって規定される軌跡を外れようとした場合に
も、上記ガイドレールに沿ってパターヘッドが理想的な
軌跡に沿って円滑に移動できるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載されて
いるパター練習機においては、パターヘッドに理想的な
軌跡を強制的に描かせることにより、スイングフォーム
を改善しようとしている。したがって、プレーヤーは、
理想的な軌跡を描いてパターヘッドが移動するときの感
覚の違いのみから自己のフォームの改善点を見つけ出さ
なければならない。
【0006】しかしながら、パターのスイングフォーム
は非常に微妙であり、理想的なスイング軌跡に対する自
己のスイングフォームの違いを認識するのは極めて困難
である。
【0007】しかも、上記各練習機のガイドレールは、
パターヘッドが円弧状の軌跡を描いて移動することを前
提として、一定の円弧状に形成されている。ところが、
プレーヤー各人の体型、使用クラブの長さ、形状によっ
てパターヘッドの動きは異なる。このため、プレーヤー
各自の理想的な軌跡を、上記練習機によって実現するこ
とは困難である。
【0008】さらに、上記公報に記載されている練習機
は、構造が複雑であり、部品点数も多い。このため、製
造コストが高くなるばかりでなく、重量も大きくなり、
持ち運び等に不便である。
【0009】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、パターヘ
ッドが理想的な軌跡を描いたときの感覚のみではなく、
スイングフォームを実際的に矯正できるパター練習機を
提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】本願発明は、パターヘッドの理想的な移動
軌跡ないし姿勢に対して所定の許容範囲を設定し、この
範囲内において、パターヘッドをガイドレールに沿って
移動させることができる一方、上記範囲を逸脱したと
き、パターヘッドの移動に抵抗を発生させることにその
特徴がある。
【0012】すなわち、本願発明は、パターをガイドレ
ールに案内させながら移動させることにより、パタース
イングの練習を行うパター練習機であって、上記ガイド
レールに沿って移動するパターヘッドの上記ガイドレー
ルに対する偏倚があらかじめ設定された範囲を越える
と、上記パターヘッドの移動に対する抵抗を発生させる
抵抗発生手段を設けたものである。
【0013】パタースイングを行う場合、パターヘッド
のボール当接面をラインに対して直交させた状態で移動
(スイング)させると、ボールを上記ボール当接面と直
交する方向に転がすことができ、ボールの転がり軌跡を
コントロールすることができる。
【0014】本願発明では、パターヘッドのガイドレー
ルに対して偏倚可能な範囲をあらかじめ設定するととも
に、パターヘッドの動きが上記範囲を越えるたとき、パ
ターヘッドの移動に対する抵抗を発生させる。上記抵抗
により、プレーヤーはスイングフォームが適正でないこ
とを確実に認識できる。そして、上記抵抗が減少するよ
うに、スイングフォームを変更することにより、パター
ヘッドのボール当接面がラインに直交する理想的なフォ
ームに近づけることができる。したがって、スイングフ
ォームを効果的に改善することができる。
【0015】また、上記偏倚可能範囲を所望の値に設定
することにより、初心者から上級者まで練習を行うこと
のできるパター練習機を提供することができる。
【0016】パターを用いる場合、ボールが地面を転が
ることを前提としているため、ボール当接面が地面に対
して、すなわち水平面に対して傾斜していても問題とな
ることは少ない。すなわち、ヘッドの鉛直方向軸周り
(実質的には、シャフト周り)の回転を規制しながら所
定の直線上を移動させることにより、ボールを上記直線
に沿って転がすことができる。
【0017】したがって、請求項2に記載した発明のよ
うに、上記抵抗発生手段を、少なくとも上記パターヘッ
ドの鉛直方向軸周りの角度偏倚があらかじめ設定された
範囲を越えたとき抵抗が発生するように構成するとよ
い。
【0018】上記抵抗発生手段として、たとえば、請求
項3に記載した発明のように、上記ガイドレールとの間
で摩擦抵抗を発生させるように構成することができる。
【0019】パタークラブは基端側のグリップを握って
操作するためパターヘッドを直線に沿って移動させるこ
とは現実的に不可能であり、クラブ基端部を中心にある
程度の回転が生じる。また、上述したように、パタース
イングを行う場合、ボールはグリーン上を転がることを
前提としているため、ヘッドの上下方向の偏倚(移動)
は、あまり問題とならない。逆に、パターヘッドの上記
偏倚を必要以上に規制すると、スイングフォームが崩れ
る恐れもある。。
【0020】本願の請求項4に記載した発明は、上記パ
ターヘッドの上記鉛直方向軸周りの角度偏倚以外の偏倚
を許容しながら、上記パターヘッドをガイドレールに沿
って移動させる案内手段を設けたものである。
【0021】上記パターヘッドの偏倚を許容しながらガ
イドレールに沿って移動させることにより、プレーヤー
各人に応じた最適なスイングフォームを見出すことがで
きる。
【0022】請求項5に記載した発明は、上記案内手段
として、上記パターヘッドを、上記ガイドレールに直交
する面に沿う方向及び/又はガイドレールに平行な鉛直
面に沿う方向で揺動偏倚自在に保持しつつ、上記ガイド
レールに沿って案内するパターヘッド案内機構を設けた
ものである。
【0023】上記鉛直方向軸周りの角度偏倚以外の偏倚
として、上記ガイドレールに直交する面に沿う方向及び
/又はガイドレールに平行な鉛直面に沿う方向での揺動
偏倚を許容したものである。上記揺動偏倚を許容しつ
つ、上記パターヘッドの上記鉛直方向軸周りの角度偏倚
を規制できる。
【0024】本願の請求項6に記載した発明は、上記案
内手段を、上記ガイドレールをその軸を含む鉛直面内で
揺動自在に保持するガイドレール保持機構を備えて構成
したものである。
【0025】本請求項に記載した発明は、ガイドレール
を固定状に設けるのではなく、ガイドレールの軸を含む
鉛直面内で揺動自在に保持する。ガイドレールを上下方
向に揺動偏倚可能に保持することにより、パターヘッド
の上下方向の偏倚及びガイドレールと直交する水平方向
軸周りの回転偏倚を許容できる。上記上下方向偏倚及び
回転偏倚を許容することにより、クラブ基端部を中心と
する回転に起因するヘッドの偏倚を許容し、パタースイ
ング中におけるヘッドの移動に不要な規制を与えること
がない。これにより、各人に適応した自然なスイングフ
ォームで練習を行うことができる。
【0026】上記ガイドレール保持機構を、請求項7に
記載した発明のように、地面に載置されるベース部材を
備えるとともに、上記ガイドレールの両端部を上記ベー
ス部材に対して上下方向揺動自在に保持して構成するこ
とができる。
【0027】上記ガイドレールの両端部を上記ベース部
材に対して上下方向揺動自在に保持すると、ガイドレー
ルが鉛直面内で揺動偏倚可能となる。これにより、パタ
ーヘッドの上下方向偏倚が許容されるとともに、パター
握り部を中心とする回転偏倚を許容できる。
【0028】本願の請求項8に記載した発明は、上記パ
ターヘッド案内機構が、所定の隙間を介して上記ガイド
レールの外周部に摺動可能に係合する係合部を備えて構
成されるとともに、上記抵抗発生手段が、上記係合部と
上記ガイドレールとの当接により、移動抵抗を発生させ
るように構成されたものである。
【0029】上記隙間を小さくするとパターヘッドの揺
動偏倚可能範囲が小さくなり、逆に大きくするとパター
ヘッドの揺動偏倚可能範囲も大きくなる。したがって、
上記隙間の設定を変更することにより、パターヘッドの
揺動偏倚可能範囲を調節できる。
【0030】しかも、パターヘッドの揺動偏倚が上記可
能範囲を越えると、係合部とガイドレールとが大きな力
で当接し、摩擦力が発生する。そして、この摩擦力によ
って、上記パターヘッドの移動に対する抵抗が生じる。
これにより、プレーヤーは、パターヘッドの移動軌跡な
いし姿勢が適正ではないことを確実に認識できる。一
方、パターヘッドの揺動偏倚が上記揺動可能範囲内であ
ると上記摩擦抵抗は発生せず、パターをガイドレールに
沿って円滑に移動させることができる。
【0031】たとえば、上記ガイドレールを円柱外面を
備える直状丸棒から形成する一方、上記丸棒の外周にス
ライド可能に嵌め込める円形の係合穴からなる係合部を
パターヘッドに形成し、上記丸棒の外周面と上記係合穴
との間に設ける隙間を調整することにより、パターヘッ
ドの揺動可能範囲を設定できる。
【0032】初心者には隙間を大きくして許容範囲を大
きく設定する一方、上級者には隙間を小さく設定して許
容範囲を小さくする。これにより、初心者から上級者ま
で使用できるパター練習機を提供できる。
【0033】請求項9に記載した発明は、上記係合部を
パターヘッドに直接設けて上記パターヘッド案内機構を
構成したものである。本請求項に係るパターヘッドは、
本願発明に係るパター練習機専用のものとなる。
【0034】一方、本願の請求項10に記載した発明
は、上記パターヘッド案内機構を、上記ガイドレールに
摺動可能に係合させられる係合部と、パターヘッドに連
結される連結部とを備える案内部材を設けて構成したも
のである。上記連結機構は、種々のパターヘッドを容易
に着脱できるように構成するのが望ましい。
【0035】本願の請求項11に記載した発明は、パタ
ーストロークのボール打点近傍において、上記パターヘ
ッドの偏倚可能範囲を他の部位より小さく設定したもの
である。
【0036】ボールを所望の方向へ転がすには、少なく
ともボールに接触して移動している間だけ、パターヘッ
ドのボール当接面を上記方向に直角に保持すれば足り
る。本願発明は、パターヘッドの揺動偏倚可能範囲を、
スイングストロークの各段階で変化させたものである。
【0037】すなわち、ボールに接触する打点近傍にお
いて、パターヘッドを理想的な姿勢に近づける。一方、
パターヘッドがボールに接触していない他のストローク
段階においては、パターヘッドの自由度を高めることに
より各自のスイングフォームに対応することができる。
このため、より効率的にフォームの改善を行うことがで
きる。
【0038】たとえば、パターストロークのボール打点
近傍において、上記隙間が最小になるように、上記ガイ
ドレールの断面形状を連続的に変化させるとよい。
【0039】本願の請求項12に記載した発明は、上記
ガイドレールを円柱外面を備える棒状部材から形成する
一方、上記パターヘッド案内機構又は上記係合部を、上
記ガイドレールに所定の隙間を介して摺動可能に係合さ
せられる係合穴を設けて構成したものである。
【0040】上記棒状部材は、中実丸棒部材のみなら
ず、中空のパイプ状部材を採用できる。上記係合穴も丸
穴に限定されることはなく、楕円状あるいは長穴状の係
合穴を形成してガイドレールに対する方向によって、偏
倚可能範囲を異ならせることもできる。
【0041】また、上記隙間の大きさも限定されること
はなく、プレーヤーの技術レベルに応じて設定すればよ
い。
【0042】本願の請求項13に記載した発明は、パタ
ーヘッドを挟むようにして平行に配置された一対のガイ
ドレールと、これらガイドレールに摺動可能に掛け渡さ
れた案内部材と、パターヘッドを上記案内部材に係止す
る係止手段とを備えるものである。
【0043】2本のガイドレールを設けることにより、
案内部材を円滑に摺動させることができるとともに、パ
ターの偏倚可能範囲を精度高く設定することができる。
【0044】上記係止手段として、パターヘッドをネジ
機構等を利用して挟圧係止する機械的な係止手段のみな
らず、面ファスナー、両面粘着テープ等を採用すること
もできる。
【0045】本願の請求項14に記載した発明は、ガイ
ドレールに沿ってパターヘッド移動させることにより、
スイングフォームを練習するパター練習機における上記
パターヘッドの案内方法であって、上記パターヘッド
が、所定のスイング軌跡範囲及び/又は所定の角度範囲
から外れようとしたとき、上記パターヘッドの移動に対
する抵抗を発生させることにより、プレーヤーにスイン
グフォームの矯正を要求するものである。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係る実施の形態
を図に基づいて具体的に説明する。
【0047】図1から図4に示すように、本実施の形態
に係るパター練習機1は、パターヘッド2を挟むように
して平行に配置される一対のガイドレール3,4と、上
記ガイドレール3,4の両端部を支持する保持部材5
と、上記ガイドレール3,4に掛け渡し状に設けられる
案内部材6とを備えて構成される。
【0048】上記ガイドレール3,4には、ステンレス
製の中実直状丸棒が採用されている。上記ガイドレール
3,4の両端部には、外周ネジ部が形成されており、こ
の外周ネジ部にナット13,14が所定の隙間T1をあ
けた状態で固定状に螺合される。上記一対のガイドレー
ル3,4間の距離は、パターヘッド2を中間部に配置し
つつガイドレールに平行に移動させることができる距離
に設定されている。
【0049】上記保持部材5は、金属板材を曲折して形
成されており、地面に載置されるとともに平面視略コ字
状のベース部9と、コ字の両端部及び角部においてこの
ベース部から直角に立ち上がる4つの立壁部8,9.1
0.11とを備え、立壁部8,9及び立壁部10,11
間にガイドレール3,4がそれぞれ掛け渡し状に保持さ
れている。
【0050】図4に示すように、各立壁部8,9.1
0.11には、上下方向に延びる長穴12が形成されて
おり、上記長穴12に上記ガイドレール3,4の両端部
を通挿するとともに、各立壁部8,9.10.11を挟
むようにして上記内側ナット13及び外側ナット14が
螺合されている。上記内側ナットと外側ナットとの間の
隙間T1は、各立壁部8,9.10.11の厚さより大
きく設定されており、上記ガイドレール3,4の両端部
が上記長穴12に沿って上下方向に移動可能に保持され
ている。
【0051】上記案内部材6は、両側に上記ガイドレー
ル3,4を通挿できる長穴状の係合穴15が形成されて
いる。上記係合穴15に上記ガイドレール3,4を各々
通挿させることにより、上記案内部材6が上記ガイドレ
ール3,4に摺動可能に保持される。
【0052】上記案内部材6の中間部には、両面粘着テ
ープ16を介してパターヘッド2が連結されている。こ
れにより、上記案内部材6がパターヘッド2と一体的
に、上記ガイドレール3,4に沿って移動させられる。
【0053】上記ガイドレール3,4の両端部が保持さ
れる各立壁部8,9.10.11の長穴12の幅は、上
記ガイドレール3,4の直径にほぼ対応して形成されて
いる。したがって、上記ガイドレール3,4の両端部は
上記長穴12に沿って上下方向の移動のみが許容され
る。これにより、図5及び図6において想像線で示すよ
うに、上記ガイドレール3,4がその軸を含む鉛直平面
に内において揺動偏倚自在に保持される。
【0054】一方、上記案内部材6の係合穴15の幅
は、上記ガイドレール2,3の直径より所定量大きく設
定されている。このため、図7の想像線で示すように、
上記案内部材6は、図1に示す鉛直方向軸Xの周りにお
ける所定角度範囲の揺動偏倚が許容された状態で、上記
ガイドレール3,4に掛け渡されている。図面では、上
記揺動偏倚可能範囲が約10度になるように設定してい
るが、プレーヤーの技術レベルに応じて種々の角度を設
定できる。
【0055】上記パターヘッド2が上記揺動偏倚可能範
囲内の角度を保持した状態では、上記係合穴15とガイ
ドレール2,3との間に隙間が生じる。したがって、上
記案内部材6をガイドレール2,3に沿って抵抗なく摺
動させることができる。一方、上記揺動偏倚可能範囲を
越えようとする場合、上記係合穴15の縁部が上記ガイ
ドレール2,3の外周面に接触する。このため、上記案
内部材6を摺動させようとすると、上記ガイドレール
2,3と上記係合穴15の縁部との間に摩擦抵抗が発生
し、案内部材6を円滑に移動させることができない。こ
れにより、プレーヤーは、上記摩擦抵抗が減少するよう
にパターヘッド2の角度等を変更し、ボール当接面がボ
ールの転がりラインと直角になる理想的な姿勢に近づく
ようにフォームを矯正する。
【0056】上記係合穴15とガイドレール2,3の隙
間の大きさによる案内部材6の揺動偏倚可能範囲の変化
を図8に示す。同一の外径を備える丸棒状のガイドレー
ル2,3に対して、上部に記載した案内部材6aの係合
穴15aの幅(内径)は、下部の案内部材6bの係合穴
15bの幅(内径)より大きく設定している。これらの
図から明らかなように、係合穴の幅(内径)を変更する
することにより、案内部材の揺動偏倚可能範囲を容易に
設定することができる。なお、上記係合穴の幅(内径)
を上記ガイドレールの直径に近づけて、案内部材の揺動
偏倚可能範囲の小さいスイングフォームが理想的であ
り、上記係合穴の大きさの異なる案内部材を複数そろ
え、技術の上達に応じて上記隙間の小さい理想のスイン
グフォームに近づくように使い分けるのが好ましい。
【0057】本実施の形態に係るパター練習機1におい
ては、パターヘッド2の姿勢を所定の範囲内で保持しつ
つ移動させなければ、移動に対して抵抗が生じる。この
抵抗が減少する方向に姿勢を修正することにより、スイ
ングフォームが矯正される。したがって、自己の技術レ
ベルの進展を認識しながら、ゲーム感覚で練習を行うこ
とが可能となる。
【0058】本願発明の範囲は上述の実施の形態に限定
されることはない。
【0059】実施の形態は、2本のガイドレール3,4
を採用したものであるが、1本のガイドレールを採用す
ることもできる。
【0060】また、パターヘッド2に直接係合穴を形成
してガイドレールに案内させることもできる。
【0061】さらに、図9に示すように、係合穴17の
中央部にガイドレール2,3に対する摺動抵抗の低い材
料から形成した摺動促進部材18を設ける一方、係合穴
17の両側縁部に、摺動抵抗の高い材料で形成した摺動
阻害部材19を設けることができる。これにより、パタ
ーヘッドが揺動可能範囲の姿勢を保って移動するときの
抵抗を減少させる一方、上記案内部材が上記揺動可能範
囲を越えようとすると、上記摺動阻害部材が上記ガイド
レールに当接して、大きな摺動抵抗を発生するように構
成することもできる。
【0062】また、保持部材及び案内部材の形状や材料
も実施の形態に限定されることなく、種々の形態、材料
を採用できる。
【0063】また、パターヘッドを案内部材に係止する
のに、両面粘着テープを用いたが、ねじ等による挟圧機
構、面ファスナー等を採用できる。
【0064】図10に他の実施の形態を示す。この図に
示す実施の形態は、一本のガイドレール3に、自動調心
軸受21及び摺動促進部材22を介してパターヘッド2
を摺動可能に支持するとともに、パターヘッド2の後方
にガイドレール3の外周との間で大きな摩擦抵抗を発生
させるゴム材料から形成された摺動阻害部材23を介し
てガイドレール3に保持される抵抗発生部24を設け、
これらの間をアーム部25によって連結したものであ
る。
【0065】パターヘッド2は、自動調心軸受22を介
してガイドレールに支持されているため、ガイドレール
2の軸心に対して所定の範囲において揺動偏倚可能に支
持される。一方、上記抵抗発生部24において、上記摺
動阻害部材23の内周部と上記ガイドレール3の外周部
との間に所定の隙間が設けられているため、上記パター
ヘッドが上記隙間がなくなる大きさの揺動偏倚を生じる
と、上記摺動阻害部材23とガイドレール2の外周が接
触して大きな摺動抵抗が発生する。
【0066】パターヘッド2のガイドレールに対する支
持部と摩擦発生部24とを分離して設けることにより、
パターヘッド2の偏倚可能範囲を高い精度で管理するこ
とが可能となる。
【0067】また、図11に示す実施の形態では、ガイ
ドレール3,4を立壁部に対して固定状に設ける一方、
案内板6aに形成した係合穴15aの長さを大きくした
ものである。さらに、案内板6aをガイドレールに対し
て容易に着脱できるように、係合穴15aの下端部を切
り欠いてある。
【0068】上記構成により、パターヘッド2をパター
練習機に容易に着脱することが可能となり、使用勝手の
よいパター練習機を構成できる。
【0069】さらに、抵抗発生手段も摩擦抵抗を発生さ
せるものに限定されるものではなく、油圧抵抗等他の抵
抗発生手段を利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るパター練習機を使用している状
態を表す斜視図である。
【図2】本願発明に係るパター練習機の平面図である。
【図3】本願発明に係るパター練習機の側面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】ガイドレールの揺動状態を示す側面図である。
【図6】ガイドレールの端部の揺動状態を示す図4に対
応する断面図である。
【図7】案内部材の揺動状態を示す断面図であり、図4
におけるVII-VII 線に沿う断面図である。
【図8】係合穴とガイドレールとの間の隙間の大きさに
よる、案内部材の揺動範囲を変化を示す説明図である。
【図9】係合穴に摺動促進部材と摺動阻害部材を設けた
状態を示す断面図である。
【図10】他の実施の形態を示す断面図である。
【図11】パターヘッド案内機構の他の実施の形態を示
す図であり、図4に対応する断面図である。
【符号の説明】
1 パター練習機 2 パターヘッド 3 ガイドレール 4 ガイドレール 5 保持部材(ガイドレール保持機構) 6 案内部材(パターヘッド案内機構)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターをガイドレールに案内させながら
    移動させることにより、パタースイングの練習を行うパ
    ター練習機であって、 上記ガイドレールに沿って移動するパターヘッドの上記
    ガイドレールに対する偏倚があらかじめ設定された範囲
    を越えると、上記パターヘッドの移動に対する抵抗を発
    生させる抵抗発生手段を設けた、パター練習機。
  2. 【請求項2】 上記抵抗発生手段は、上記パターヘッド
    の鉛直方向軸周りの角度偏倚があらかじめ設定された範
    囲を越えたとき抵抗を発生するように構成されている、
    請求項1に記載のパター練習機。
  3. 【請求項3】 上記抵抗発生手段は、上記ガイドレール
    との間で摩擦抵抗を発生させるものである、請求項1又
    は請求項2のいずれかに記載のパター練習機。
  4. 【請求項4】 上記パターヘッドの上記鉛直方向軸周り
    の角度偏倚以外の偏倚を許容しながら、上記パターヘッ
    ドをガイドレールに沿って移動させる案内手段を備える
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のパター練習
    機。
  5. 【請求項5】 上記案内手段は、上記パターヘッドを、
    上記ガイドレールに直交する面に沿う方向及び/又はガ
    イドレールに平行な鉛直面に沿う方向に揺動自在に保持
    しつつ、上記ガイドレールに沿って案内するパターヘッ
    ド案内機構を備えて構成される、請求項4に記載のパタ
    ー練習装置。
  6. 【請求項6】 上記案内手段は、上記ガイドレールをそ
    の軸を含む鉛直面内で揺動自在に保持するガイドレール
    保持機構を備えて構成される、請求項4又は請求項5の
    いずれかに記載のパター練習機。
  7. 【請求項7】 上記ガイドレール保持機構は、地面に載
    置されるベース部材を備えるとともに、上記ガイドレー
    ルの両端部を上記ベース部材に対して上下方向揺動自在
    に保持して構成されている、請求項6に記載のパター練
    習機。
  8. 【請求項8】 上記パターヘッド案内機構が、所定の隙
    間を介して上記ガイドレールの外周部に摺動可能に係合
    する係合部を備えて構成されるとともに、上記抵抗発生
    手段が、上記係合部と上記ガイドレールとの当接によ
    り、移動抵抗を発生させるように構成された、請求項5
    から請求項7のいずれかに記載のパター練習機。
  9. 【請求項9】 上記係合部をパターヘッドに直接設けて
    上記パターヘッド案内機構を構成した、請求項5から請
    求項8いずれかに記載のパター練習機。
  10. 【請求項10】 上記パターヘッド案内機構を、上記ガ
    イドレールに摺動可能に係合させられる係合部と、パタ
    ーヘッドに連結される連結部とを備える案内部材を設け
    て構成した、請求項5から請求項8のいずれかに記載の
    パター練習機。
  11. 【請求項11】 パターストロークのボール打点近傍に
    おいて、上記パターヘッドの偏倚可能範囲を他の部位よ
    り小さく設定した、請求項1から請求項10のいずれか
    に記載のパター練習機。
  12. 【請求項12】 上記ガイドレールを円柱外面を備える
    棒状部材から形成する一方、 上記パターヘッド案内機構又は上記係合部を、上記ガイ
    ドレールに所定の隙間を介して摺動可能に摺動可能に係
    合させられる係合穴を設けて構成した、請求項1から請
    求項11のいずれかに記載のパター練習機。
  13. 【請求項13】 パターヘッドを挟むようにして平行に
    配置された一対のガイドレールと、これらガイドレール
    に摺動可能に掛け渡された案内部材と、パターヘッドを
    上記案内部材に係止する係止手段とを備える、請求項1
    0から請求項12のいずれかに記載のパター練習機。
  14. 【請求項14】 ガイドレールに沿ってパターヘッド移
    動させることにより、スイングフォームを練習するパタ
    ー練習機における上記パターヘッドの案内方法であっ
    て、 上記パターヘッドが、所定のスイング軌跡範囲及び/又
    は所定の角度範囲から外れようとしたとき、上記パター
    ヘッドの移動に対する抵抗を発生させることにより、プ
    レーヤーにスイングフォームの矯正を要求する、パター
    練習機におけるパターヘッドの案内方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003063971A1 (en) * 2002-01-31 2003-08-07 Tomas Dahl Golf putting trainer
KR100989445B1 (ko) 2010-03-22 2010-10-26 김지서 골프 퍼팅 연습기

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