JP2000299143A - ケーブル接続構造 - Google Patents

ケーブル接続構造

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JP2000299143A
JP2000299143A JP11107124A JP10712499A JP2000299143A JP 2000299143 A JP2000299143 A JP 2000299143A JP 11107124 A JP11107124 A JP 11107124A JP 10712499 A JP10712499 A JP 10712499A JP 2000299143 A JP2000299143 A JP 2000299143A
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JP
Japan
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connection structure
shield
conductive member
cable connection
cable
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JP11107124A
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Toshihiko Maeda
敏彦 前田
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド線の接続を簡略化し、生産性の向上
を図ることができ、部品点数の削減ができるケーブル接
続構造を提供すること。 【解決手段】 シールド線13及び誘電体15間に介在
した導電部材25上に設けられ、前記シールド線13上
から前記シールド線13を挟み前記導電部材25を保持
した導電性の保持部材27とを有し、前記保持部材27
が前記シールド線13を両側から挟む向きに弾性力をも
つクリップ部27aを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シグナル線とシー
ルド線とを含むケーブル接続構造に属し、特に、複数の
ケーブルのシールド線をグランド接続するのに適するケ
ーブル接続構造に属する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、図6に示すケーブル1
には、信号を送受するためのシグナル線10と、シール
ドのためのシールド線13を誘電体15を介して同軸に
設けたものがある。なお、このケーブルは一般に同軸ケ
ーブルと呼ばれている。なお、このケーブル1ではシー
ルド線13上に樹脂材のような絶縁物17が被覆されて
いる。
【0003】ケーブル1の端末部は絶縁物17を剥き出
すことによってシールド線13が露出され、さらに誘電
体15を剥き出すことによってシグナル線10が露出さ
れる。このように、シグナル線10及びシールド線13
を露出したケーブル1の端末部には、シグナル線10に
導電性の圧入コンタクト31が圧入されて接続される。
また、シールド線13には、このシールド線13の周囲
を囲むように導電性の圧着コンタクト33が圧着によっ
て接続される。
【0004】圧入コンタクト31は信号を送受するため
に回路基板のシグナル用の回路やシグナル用の相手コン
タクトに接続される。圧着コンタクト33は回路基板の
グランド用の回路やグランド用の相手グランドコンタク
トに接続される。なお、シグナル線10にはシグナル用
のコンタクトを半田によって接続し、シールド線13に
グランド用のコンタクトを半田によって接続する構成と
なっているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
ド線13へ圧着コンタクト33を接続するには、圧着や
半田付けによって行なっているので、圧着や半田付けで
シールド線13の接続を行なう場合、一度に多数本のケ
ーブル(図6では3本)1の接続作業を行なうことが困
難であった。
【0006】また、シールド線13へ圧着コンタクト3
3を圧着によって接続する場合には、部品点数が多く作
業が複雑になってしまうという問題がある。
【0007】さらに、シールド線13へ圧着コンタクト
33を半田付けする場合には、作業者の熟練度によって
品質のバラツキが大きくなってしまうという問題があ
る。
【0008】それ故に本発明の課題は、シールド線のコ
ンタクトへの接続を簡略化し、生産性の向上を図ること
ができるケーブル接続構造を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の課題は、品質のバラツ
キを削減できるケーブル接続構造を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シグナ
ル線と、該シグナル線上に被覆した誘電体と、該誘電体
上に設けたシールド線とを含むケーブルにおいて、前記
シグナル線を横切る方向で前記誘電体と前記シールド線
との間に介在した導電部材と、該導電部材上に設けられ
ている前記シールド線上から前記シールド線を挟み前記
導電部材を保持した導電性の保持部材とを有しているこ
とを特徴とするケーブル接続構造が得られる。
【0011】また、前記ケーブルは複数が並べられてお
り、一本の前記導電部材が前記シールド線のそれぞれを
共通に接続している。前記保持部材は前記シールド線を
両側から挟む向きに弾性力をもつクリップ部を有してい
る。また、前記保持部材が前記クリップ部の一方端に接
続されているグランド接続部を有している。
【0012】
【作用】本発明のケーブル接続構造では、ケーブルの端
末加工を行なったケーブルを複数本並べて、誘電体とシ
ールド線との間に導電部材を通す。そして、導電部材と
シールド線との径よりも小さい径をもつ保持部材を被せ
る。導電性の保持部材はバネ性をもっている。プレス加
工等で保持部材のクリップ部の形状を成形する際に、電
気コネクタに備える相手側コンタクトに接続できる形状
に加工しておけば、保持部材をコンタクトとしてそのま
ま使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明のケーブル接続構造
の一実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1はケ
ーブル接続構造の第1の実施の形態例を示している。な
お、図6に説明した従来技術と同じ部分には同じ符号を
付して説明する。
【0014】図1を参照して、ケーブル1は、信号を送
受するためのシグナル線10と、シグナル線10上に被
覆した誘電体15と、誘電体15上に設けたグランドの
ためのシールド線13とを含む。
【0015】シグナル線10とシールド線13とは誘電
体15を介して同軸に設けられいる。なお、このケーブ
ル1は一般に同軸ケーブルと呼ばれており、シールド線
13上に樹脂材のような絶縁物17が被覆されている。
【0016】ケーブル1の端末部は絶縁物17を剥き出
すことによってシールド線13が露出され、さらに誘電
体15を剥き出すことによってシグナル線10が露出さ
れる。シールド線13と誘電体15との間には、シグナ
ル線13を横切る方向で導電部材25が介在されてい
る。
【0017】この実施の形態例における導電部材25
は、断面が円形な丸棒である。なお、導電部材25は丸
棒に限らず、断面が多角形の棒であっても、断面が楕円
形の棒であってもよい。導電部材25上に設けられてい
るシールド線13上には、図2にも示すように、導電部
材25上でシールド線13を挟み込み導電部材25に保
持した導電性の保持部材27が設けられている。
【0018】保持部材27はシールド線13を両側から
挟む向きに弾性力をもつクリップ部27aを有してい
る。クリップ部27aは略逆U形状、馬蹄形状、もしく
は一部に開口をもつ円形状に曲げられている。クリップ
部27aの両端部分のそれぞれには外向きにのびている
一対の脚部27bが形成されている。
【0019】クリップ部27aはシールド線13を挟み
込む両端側間の最小寸法Lが導電部材25の断面におけ
る最大寸法よりも小さい寸法となっている。即ち、導電
部材25が丸棒である場合には、クリップ部27aの両
端側間の最小寸法Lが丸棒の直径よりも小さい寸法とな
っている。
【0020】図3は、複数のケーブル1のシグナル線1
3を相互に接続した例を示している。図3を参照して、
3本のケーブル1は互いに軸方向をほぼ平行にして並べ
られている。各ケーブル1のシールド線13と誘電体1
5との間には、シグナル線13を横切る方向で1本の導
電部材25が介在されている。即ち、一本の導電部材2
5はシールド線13のそれぞれを共通に接続している。
【0021】そして、導電部材25上に設けられている
シールド線13上には、図1に示した導電部材25上で
シールド線13を挟み導電部材25に保持した導電性の
保持部材27が設けられている。
【0022】このケーブル接続構造では、ケーブル1の
端末加工を行なったケーブル1を複数本並べて、シール
ド線13と誘電体15との間に導電部材25を通す。そ
して、導電部材25上のシールド線13の外側からクリ
ップ部27aを被せる。
【0023】なお、クリップ部27aはバネ性をもって
おり、プレス加工等で保持部材27のクリップ部27a
の形状を成形する際に、図示しない電気コネクタに組み
込まれる相手グランドコンタクトに接触する形状を加工
しておけば、保持部材27をグランドコンタクトとして
そのまま使用できる。このような実施の形態例を第2の
実施の形態例として以下に説明する。
【0024】図4及び図5は、本発明の第2の実施の形
態例を示しており、第1の実施の形態例における保持部
材27にグランド接続部27cを備えているものであ
る。図4及び図5を参照して、保持部材27にはクリッ
プ部27aの一方端の脚部27bに接触部27cが接続
されている。よって、クリップ部27a及びグランド接
続部27cはこれらでグランドコンタクトが構成され
る。
【0025】グランド接続部27cはバネ性を有するよ
うに薄い導電板によって形成されており、その先端に
は、相手コネクタの相手グランドコンタクトに接触する
ように湾曲形状に曲げられているグランド接点部27d
を有している。なお、グランド接続部27cは相手コネ
クタの相手グランドコンタクトに接触するようにグラン
ド接点部27dを形成したが、半田によって相手コンタ
クトに接続する場合には、かならずしもグランド接点部
27dを形成しなくてもよい。
【0026】また、シグナル線10及びシールド線13
を露出したケーブル1の端末部には、シグナル線10に
導電性の圧入コンタクト29が圧入されて接続される。
圧入コンタクト29は信号を送受するために回路基板の
シグナル用の相手シグナルコンタクトに接続される。圧
入コンタクト29にはシグナル線10を挟み込み圧入さ
せるスリット29bが形成されている圧入部29aと、
この圧入部29aに連接されて図示しない相手シグナル
コンタクトに接触するように先端に形成したシグナル接
点部29dを有している。シグナル接点部29dは相手
コネクタの相手シグナルコンタクトに接触するように湾
曲形状に曲げられている。
【0027】第2の実施の形態例におけるケーブル接続
構造においても、図3に示したケーブル1と同様にケー
ブル1が複数が並べられており、一本の導電部材25に
よってシールド線13のそれぞれを共通に接続する。
【0028】複数のシールド線を導電部材25と保持部
材27とで接続した状態は、コモングランドである。こ
れは、複数のシグナル線10に対して一つのグランドが
ある場合をいう。しかし、電送特性上は一つのシグナル
線10に対して一つのグランド線が望ましい。
【0029】本発明では、複数のシールド線13を導電
部材25と保持部材27とで一度に接続したあと、導電
部材25を各ケーブル線間で切断することによって、シ
グナルおよびグランドが一対一の状態にすることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上、実施の形態例によって説明したよ
うに、誘電体とシールド線との間に介在した導電部材上
に設けられているシールド線上からシールド線を挟み導
電部材を保持した導電性の保持部材とを有しているの
で、シールド線によるグランド接続を簡略化でき、生産
性の向上を図ることができる。
【0031】また、一度に数本のケーブルのグランド接
続を行なうことでさらに生産性の向上を図ることができ
る。
【0032】さらに、1本の導電部材によって複数のケ
ーブルをグランド接続することができるので部品点数を
削減することができ、シールド線のグランド接続を失敗
してもクリップ部を装着するだけなので、やり直しが簡
単でありかつ検査が簡単なケーブル接続構造を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル接続構造の第1の実施の形態
例を示す側面図である。
【図2】図1に示したケーブル接続構造における保持部
材を示す斜視図である。
【図3】図1に示したケーブル接続構造において複数の
ケーブルに導電部材を接続した例を示す斜視図である
【図4】本発明のケーブル接続構造の第2の実施の形態
例を示す側面図である。
【図5】図4に示したケーブル接続構造の分解斜視図で
ある。
【図6】従来技術のケーブル接続構造を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーブル 10 シグナル線 13 シールド線 15 誘電体 17 絶縁物 25 導電部材 27 保持部材 27a クリップ部 27c グランド用接続部 27d グランド接点部 29,31 圧入コンタクト 33 圧着コンタクト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シグナル線と、該シグナル線上に被覆し
    た誘電体と、該誘電体上に設けたシールド線とを含むケ
    ーブルにおいて、前記シグナル線を横切る方向で前記誘
    電体と前記シールド線との間に介在した導電部材と、該
    導電部材上に設けられている前記シールド線上から前記
    シールド線を挟み前記導電部材を保持した導電性の保持
    部材とを有していることを特徴とするケーブル接続構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブル接続構造におい
    て、前記ケーブルは複数が並べられており、一本の前記
    導電部材が前記シールド線のそれぞれを共通に接続して
    いることを特徴とするケーブル接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のケーブル接続構造
    において、前記導電部材が丸棒であることを特徴とする
    ケーブル接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のケーブル接続構造
    において、前記保持部材が前記シールド線を両側から挟
    む向きに弾性力をもつクリップ部を有していることを特
    徴とするケーブル接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のケーブル接続構造におい
    て、前記クリップ部は前記シールド線を挟む前記両側間
    の最小寸法が前記導電部材の断面における最大寸法より
    も小さい寸法であることを特徴とするケーブル接続構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のケーブル接続構造におい
    て、前記保持部材が前記クリップ部の一方端に連接され
    ているグランド接続部を有していることを特徴とするケ
    ーブル接続構造。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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