JP2000299016A - 変形導電性エラストマー及びその製造方法 - Google Patents

変形導電性エラストマー及びその製造方法

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JP2000299016A
JP2000299016A JP11147038A JP14703899A JP2000299016A JP 2000299016 A JP2000299016 A JP 2000299016A JP 11147038 A JP11147038 A JP 11147038A JP 14703899 A JP14703899 A JP 14703899A JP 2000299016 A JP2000299016 A JP 2000299016A
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晧一 新原
Yasuhiro Hidari
容昊 左
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マヌワル・フセイン
Hiroshi Nishida
弘 西田
Yoshiyuki Hamahashi
喜幸 浜橋
Kotaro Kawahara
宏太郎 河原
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/20Conductive material dispersed in non-conductive organic material
    • H01B1/24Conductive material dispersed in non-conductive organic material the conductive material comprising carbon-silicon compounds, carbon or silicon

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性、直線性、機械的特性に優れた変形導
電性エラストマー及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 非導電性エラストマー中に、粒子径が1
0乃至300μmのエラストマー粒子と、粒子径が1乃
至40μmの導電性粒子とをほぼ均一に分散させた。前
記非導電性エラストマー中に、粒子径が1000nm以
下のセラミックス粒子をもほぼ均一に分散させた。分散
媒に、少なくとも未架橋の前記非導電性エラストマー
と、前記エラストマー粒子と、前記導電性粒子とを添加
し、振動、混合、乾燥させ、前記未架橋の非導電性エラ
ストマーを架橋させる。分散媒に、少なくとも前記非導
電性エラストマーと、前記エラストマー粒子と、前記導
電性粒子とを添加し、振動、混合、乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無加圧、無伸張
等の無変形状態においては高い電気抵抗値を示すと共
に、圧縮、伸長、ねじり、曲げ等の変形時においては電
気抵抗値が良好に低下するように構成された変形導電性
エラストマー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の変形導電性エラストマー
としては、例えば、特公平7−7607号公報に開示さ
れているように、非導電性エラストマー中に、粒子径が
10乃至300μmのエラストマー粒子と、粒子径が1
乃至40μmの導電性粒子と、粒子径が10乃至150
μmの中空状弾性マイクロスフェアーとを分散させたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の変形導電性エラストマーにおいては、導電
性粒子等の分散性が余り良くないため、繰り返しの圧力
変化に対する電気抵抗値の変化特性が不安定であり、信
頼性が高くないという問題点がある。
【0004】また、マトリックスである非導電性エラス
トマーと導電性粒子の濡れ性(接着力)も余り良くない
ため、圧力変化に対する電気抵抗値の変化特性に所望の
直線性が得られないと共に、伸び率や引張強度等の機械
的特性も良くないという問題点がある。
【0005】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、信頼性、直線性、機械的特性に優
れた変形導電性エラストマー及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の変形導電性エラストマーは、非導電性エラ
ストマー中に、粒子径が10乃至300μmのエラスト
マー粒子と、粒子径が1乃至40μmの導電性粒子とを
ほぼ均一に分散させたものである。
【0007】請求項2の変形導電性エラストマーは、前
記非導電性エラストマー中に、粒子径が1000nm以
下のセラミックス粒子をもほぼ均一に分散させたもので
ある。
【0008】請求項3の変形導電性エラストマーにおい
ては、前記非導電性エラストマーがシリコーンゴムであ
る。
【0009】請求項4の変形導電性エラストマーにおい
ては、前記シリコーンゴムが、シリコーンワニス及び未
架橋シリコーンゴム、又はこれらシリコーンワニス及び
未架橋シリコーンゴムを主成分とするシリコーン粘着剤
と、液状シリコーンゴムとの混合物を架橋させたもので
ある。
【0010】請求項5の変形導電性エラストマーにおい
ては、前記エラストマー粒子がシリコーンゴム粉末であ
る。
【0011】請求項6の変形導電性エラストマーにおい
ては、前記導電性粒子が球状炭素粒子である。
【0012】また、請求項7の変形導電性エラストマー
の製造方法は、請求項1乃至6のいずれか記載の変形導
電性エラストマーの製造方法であって、分散媒に、少な
くとも未架橋の前記非導電性エラストマーと、前記エラ
ストマー粒子と、前記導電性粒子とを添加し、振動、混
合、乾燥させ、前記未架橋の非導電性エラストマーを架
橋させるものである。
【0013】請求項8の変形導電性エラストマーの製造
方法においては、前記分散媒が、前記未架橋の非導電性
エラストマーが溶解する溶媒である。
【0014】請求項9の変形導電性エラストマーの製造
方法においては、前記未架橋の非導電性エラストマーが
液状ゴム又は未架橋ゴムワニスである。
【0015】請求項10の変形導電性エラストマーの製
造方法は、請求項1、2、5、又は6記載の変形導電性
エラストマーの製造方法であって、分散媒に、少なくと
も前記非導電性エラストマーと、前記エラストマー粒子
と、前記導電性粒子とを添加し、振動、混合、乾燥させ
るものである。
【0016】請求項11の変形導電性エラストマーの製
造方法においては、前記分散媒が、前記非導電性エラス
トマーが溶解する溶媒である。
【0017】請求項12の変形導電性エラストマーの製
造方法においては、前記非導電性エラストマーが熱可塑
性エラストマーワニスである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て説明する。この実施形態に係る変形導電性エラストマ
ーは、非導電性エラストマー中に、粒子径が10〜30
0μmのエラストマー粒子と、粒子径が1〜40μmの
導電性粒子とをほぼ均一に分散させたものである。
【0019】前記非導電性エラストマーは、常温でゴム
弾性を示す非導電性の高分子物質であり、架橋ゴムや熱
可塑性エラストマーが挙げられる。
【0020】前記架橋ゴムとしては、例えば、天然ゴム
や、あるいはシリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ニトリルゴム、ブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム等の合成ゴムが挙げられる。
【0021】前記熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば、オレフィン系、ウレタン系、塩化ビニル系、ポリエ
ステル系等の各種の熱可塑性のエラストマーが挙げられ
る。
【0022】ここで、マトリックスとなる非導電性エラ
ストマーがシリコーンゴムである場合には、変形導電性
エラストマーが耐熱性、耐老化性、耐トラッキング性、
耐寒性、耐油性等に優れるという利点がある。シリコー
ンゴムとしては、1液常温架橋シリコーンゴムが好適で
ある。この1液常温架橋シリコーンゴムとしては、空気
中の湿気により加水分解されて架橋が進行する縮合型の
ものが例示され、オキシム型、アルコール型、アセトン
型、酢酸型等を使用することができる。これらのうち、
アセトン型や酢酸型は架橋速度、腐蝕性、臭気等の点で
特性が劣るので、オキシム型やアルコール型を使用する
のが好ましい。
【0023】また、上記のような液状シリコーンゴムを
使用する場合、液状シリコーンゴムに、ポリシロキサン
をトルエンやキシレン等の有機溶剤で希釈したシリコー
ンワニスと、平均分子量が15万から50万の直鎖状ポ
リシロキサンからなる未架橋シリコーンゴムとを混合す
るか、又は、充填剤や可塑剤等を添加混合した前記シリ
コーンワニス及び未架橋シリコーンゴムを主成分とする
シリコーン粘着剤を混合すれば、液状シリコーンゴム単
体の場合と比較して、マトリックスと導電性粒子の濡れ
性(接着力)や変形導電性エラストマーの引裂強度等を
改善できるという利点がある。
【0024】前記エラストマー粒子は、上記のような架
橋ゴム又は熱可塑性エラストマーからなるエラストマー
の粒子であり、このエラストマー粒子をマトリックスと
なる非導電性エラストマー中に混合分散させれば、海−
島構造が構築(ポリマーアロイ化)される。これによ
り、導電性粒子の配合に起因して高くなる硬さが低下す
ると共に、伸び量の最大限界やゴム弾性が増加するの
で、変形導電性エラストマーが脆くなるのを防止するこ
とができる。また、圧縮変形の他、伸長、ねじり、曲げ
等の変形に対しても充分な強度を有し、これらの全ての
変形に対して電気抵抗値が良好に変化する。更に、エラ
ストマー粒子は、ほぼ均一に分散しているので、電気抵
抗値の変化における直線性や機械的特性により優れると
いう利点がある。
【0025】このようなエラストマー粒子としては、例
えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレ
ンジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリルゴム、ク
ロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)等
の合成ゴムや、あるいはポリスチレンとブタジエンゴム
の共重合体、ポリエチレンとエチレンプロピレンゴムの
共重合体、ポリウレタンとポリエステルの共重合体等の
熱可塑性エラストマー等の粒子が挙げられ、低温粉砕機
や摩耗式製粉機等で粉砕等して製造された無定形又は球
状の粒子状物を使用することができる。
【0026】前記非導電性エラストマーがシリコーンゴ
ムである場合には、濡れ性等の点からエラストマー粒子
もシリコーンゴム粉末であることが好ましいが、他のエ
ラストマー粒子を使用する場合には、シランカップリン
グ剤等で適切な表面処理をしておくこともできる。
【0027】なお、このエラストマー粒子の粒子径とし
ては、10〜300μmの範囲とする必要があり、特に
伸長変形の面からは50〜100μmの範囲が好まし
い。粒子径が10μm未満の場合には、粉砕が困難であ
ると共に、補強の効果が余り期待できないので、好まし
くない。粒子径が300μmを超える場合には、導電性
粒子の分散性が低下して変形導電性エラストマーの信頼
性も低下するので、好ましくない。
【0028】エラストマー粒子の全組成物中に占める配
合割合としては、特に限定されるものではなく、導電性
粒子やセラミックス粒子の粒子径や配合割合等に応じ
て、変形導電性エラストマーが脆くなったり、柔らかく
なり過ぎたりしない範囲で添加すればよい。
【0029】前記導電性粒子としては、例えば、ニッケ
ル、銅、金、銀、ステンレス、アルミニウム、鉄、クロ
ム、又はこれらの適当な組合せの合金等からなる金属粒
子や、あるいは黒鉛、炭素粒子等が挙げられる。なお、
この導電性粒子は、非導電性エラストマー中にほぼ均一
に分散しているので、変形導電性エラストマーの電気抵
抗値の変化における信頼性がより高いという利点があ
る。
【0030】ここで、導電性粒子が球状炭素粒子である
場合には、変形導電性エラストマーが圧縮、伸長、ねじ
り、曲げ等のあらゆる変形に対して3次元方向に一様な
特性の変化を示すという利点がある。
【0031】前記球状炭素粒子としては、例えば、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の微
小球を空気中で300℃まで加熱した後、不活性ガス中
で1000℃まで加熱焼成したメソカーボンマイクロビ
ーズや、あるいはフェノール樹脂やフラン樹脂等の微小
球を真空中、800〜1000℃で加熱処理したガラス
状微小球状炭素粒子(真球に近い独立粒子)等が挙げら
れる。
【0032】なお、導電性粒子の粒子径としては、1〜
40μmの範囲とする必要がある。粒子径が1μm未満
の場合には、粒子の製造が困難であると共に、電気抵抗
値の変化が小さくなるので、好ましくない。粒子径が4
0μmを超える場合には、電気抵抗値の変化が大きくな
り過ぎるので、好ましくない。
【0033】導電性粒子の全組成物中に占める配合割合
としては、20〜55vol%の範囲が好ましい。20
vol%未満の場合には電気抵抗値が高くなり、55v
ol%を超える場合には常導電状態となり易いので、い
ずれも好ましくない。
【0034】導電性粒子と非導電性エラストマーの濡れ
性を向上させる手段としては、導電性粒子の適切な表面
処理が挙げられる。導電性粒子が球状炭素粒子である場
合の表面処理としては、例えば、球状炭素粒子の表面に
粒子径が0.05〜0.2μmの絶縁性粒子を30〜7
0%の表面積分率で付着させること等が挙げられる。こ
の絶縁性粒子としては、例えば、酸化カルシウム、酸化
チタン、酸化ケイ素等の超微粒子が挙げられる。このよ
うにして導電性粒子の表面に適度な表面積分率で絶縁性
粒子を付着させれば、導電性粒子と非導電性エラストマ
ーの濡れ性が向上すると共に、導電性粒子が相互に接触
した際に導通状態となる度合が適度に緩和されるので、
変形導電性エラストマーの変形に対する電気抵抗値の変
化が緩やかとなって直線性も改善されるという利点があ
る。
【0035】ここで、非導電性エラストマー中に、粒子
径が1000nm以下のセラミックス粒子をもほぼ均一
に分散させておけば、変形導電性エラストマーの電気抵
抗値の変化における直線性がより良好となると共に、マ
トリックスと導電性粒子の濡れ性が向上することにより
伸び率や引張強度等の機械的特性もより改善できるとい
う利点がある。なお、このセラミックス粒子や導電性粒
子は、ある程度凝集していてもよく、この場合には凝集
体がほぼ均一に分散していればよい。
【0036】前記セラミックス粒子としては、例えば、
Al、SiO、MgO、ZrO等の各種の酸
化物系セラミックス粒子や、あるいはSiC、TiC、
WC、TiB、AlN、Si、サイアロン等の
各種の非酸化物系セラミックス粒子が挙げられる。
【0037】なお、セラミックス粒子の粒子径として
は、1000nm以下である必要があり、1000nm
を超える場合には変形導電性エラストマーの電気抵抗値
の変化における直線性や機械的特性が改善されないの
で、好ましくない。また、セラミックス粒子の全組成物
中に占める配合割合としては、10vol%以下、好ま
しくは5vol%以下、より好ましくは3vol%以下
が望ましい。10vol%を超える場合には逆に機械的
特性が低下するので、好ましくない。
【0038】次に、上記のように構成される変形導電性
エラストマーの製造方法について説明する。前記非導電
性エラストマーが架橋ゴムからなる場合には、分散媒
に、少なくとも未架橋の非導電性エラストマーと、エラ
ストマー粒子と、導電性粒子とを添加し、所定時間振
動、混合させた後、溶媒を留去して乾燥させ、未架橋の
非導電性エラストマーを架橋させる。分散媒には、必要
に応じてセラミックス粒子を添加してもよい。
【0039】前記分散媒としては、各種の液体状媒体を
使用でき、この分散媒に未架橋の非導電性エラストマー
等を添加して振動を数分間〜数時間続ければよい。この
場合、エラストマー粒子の一部が溶解してもよい。
【0040】前記振動としては、例えば超音波照射等が
挙げられるが、これに限定されるものではなく、分散媒
に適宜の周波数の振動を付与できるものであればよい。
【0041】このように、分散媒に対する振動や乾燥工
程でエラストマー粒子や導電性粒子等が混合分散するの
で、これらをより均一に分散させることができるという
利点がある。
【0042】ここで、分散媒が、未架橋の非導電性エラ
ストマーが溶解する例えばヘキサン、トルエン、キシレ
ン等の溶媒である場合には、未架橋の非導電性エラスト
マーの溶媒への溶解により、エラストマー粒子や導電性
粒子等を更に均一に分散させることができるという利点
がある。また、この場合、未架橋の非導電性エラストマ
ーが液状ゴム又は未架橋ゴムワニスである場合には、溶
媒に溶解し易いか又は溶媒で希釈するだけでよいので、
変形導電性エラストマーをより効率良く製造できるとい
う利点がある。
【0043】前記非導電性エラストマーが熱可塑性エラ
ストマーである場合には、分散媒に、少なくとも非導電
性エラストマーと、エラストマー粒子と、導電性粒子と
を添加し、振動、混合させた後、乾燥させる。この場合
も、分散媒には、必要に応じてセラミックス粒子を添加
してもよい。
【0044】また、上記と同様、振動は、分散媒に非導
電性エラストマー等を添加した後、数分間〜数時間行え
ばよい。この場合も、エラストマー粒子の一部が溶解し
てもよい。なお、熱可塑性エラストマーであるので、乾
燥後の架橋工程は不要である。
【0045】加えて、分散媒が、非導電性エラストマー
が溶解する溶媒である場合には、非導電性エラストマー
の溶媒への溶解によりエラストマー粒子や導電性粒子等
を更に均一に分散させることができるという利点があ
る。また、この場合、非導電性エラストマーが熱可塑性
エラストマーワニスである場合には、溶媒で希釈するだ
けでよいので、変形導電性エラストマーをより効率良く
製造できるという利点がある。
【0046】
【実施例】次に、実施例に基づいて更に詳細に説明する
が、この発明は係る実施例に限定されるものではない。
【0047】〔実施例1(溶液・超音波法)〕マトリッ
クスとなる非導電性エラストマーとしては、1液常温架
橋タイプの液状シリコーンゴム(商品名「KE−44
1」、信越化学工業社製)を用いた。エラストマー粒子
としては、架橋剤(商品名「RC−4」、東レ・ダウコ
ーニング社製)0.5部配合の未架橋シリコーンゴム
(商品名「SH861U」、東レ・ダウコーニング社
製)を160℃で20分間熱プレスした架橋シリコーン
ゴムを、粉砕機で粒子径50〜200μmに粉砕してな
るシリコーンゴム粉末を用いた。導電性粒子としては、
粒子径1〜20μmで平均粒子径5μmの球状炭素粒子
(商品名「カーボンマイクロビーズICB−051
0」、日本カーボン社製)を用いた。セラミックス粒子
としては、粒子径20〜50nmで平均粒子径30nm
のγ−Al粉末(商品名「アサヒ・アルミナ」、
旭化成工業社製)を用いた。分散媒としては、市販のn
−ヘキサン(和光純薬工業社製、特級)を用いた。振動
手段としては、超音波発信装置〔180W、商品名「I
KASONICU200S」、Janke & kun
kel GmbH & co.KG(Germany)
社製〕を用いた。
【0048】具体的には、1Lのビーカーに溶媒400
mLを入れ、これに液状シリコーンゴム、シリコーンゴ
ム粉末(36vol%)、球状炭素粒子(35.0vo
l%)、γ−Al粉末(1.0vol%)を添加
した。次いで、このビーカーを超音波発信装置のバスに
つけた状態で約30分間超音波を照射して振動させた。
その後、エバポレータで溶媒を留去して十分に脱泡し、
ポリエチレン製のモールド(200mm×100mm×
2mm)に混合物を移してシート状に成形した。その状
態のまま冷蔵庫に入れ、5℃で72時間放置した後、1
0℃で72時間放置して架橋させた。
【0049】このようにして得られた変形導電性エラス
トマーの繰り返しの圧縮変形に対する電気抵抗(K・Ω
・cm)の変化を測定した。なお、この測定は、特公平
7−7607号公報に記載の方法に準じて行った。その
結果を図1に示す(図1中の番号は圧縮回数)。
【0050】また、走査型電子顕微鏡(SEM)写真を
観察し、単位面積当たり(10×10μm)の粒子数
と最近接粒子間距離(μm)を測定することにより、球
状炭素粒子の分散性を調べた。その結果を図2に示す。
図3には、シリコーンゴムマトリックスと球状炭素粒子
の界面に濡れが観察された走査型電子顕微鏡(SEM)
写真を示す。更に、別々に作製した2つの変形導電性エ
ラストマー(試料1及び試料2)についての引張試験
(JIS K 6301)の結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】〔実施例2(溶液・超音波法)〕セラミッ
クス粒子として、粒子径20〜50nmで平均粒子径3
0nmのβ−SiC粉末(商品名「T1」、住友大阪セ
メント社製)を用いた他は、実施例1と同様にして変形
導電性エラストマーを作製した。得られた変形導電性エ
ラストマーの繰り返しの圧縮変形に対する電気抵抗の変
化を実施例1と同様にして測定した。その結果を図4に
示す(図4中の番号は圧縮回数)。
【0053】〔比較例1(単純混合法)〕セラミックス
粒子を添加しない他は実施例1と同じ配合割合とした
が、実施例1とは異なる方法で変形導電性エラストマー
を作製した。即ち、シリコーンゴム粉末と球状炭素粒子
とをあらかじめ混合しておき、これに液状シリコーンゴ
ムを加えて混合機(商品名「SC−VS20W」、松下
電器産業社製)で5分間混練し、十分に脱泡した。その
後の操作は実施例1と同様である。
【0054】得られた変形導電性エラストマーの繰り返
しの圧縮変形に対する電気抵抗の変化と、最近接粒子間
距離に対する単位面積当たりの粒子数を実施例1と同様
にして測定した。その結果を図5(図5中の番号は圧縮
回数)及び図2に示す。また、実施例1と同様にして行
った引張試験の結果を表1に示す。
【0055】〔比較例2(溶液法)〕超音波を照射しな
いで単に攪拌した他は、実施例1と同様にして変形導電
性エラストマーを作製した。最近接粒子間距離に対する
単位面積当たりの粒子数を実施例1と同様にして測定し
た。その結果を図2に示す。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の変形導電性エ
ラストマーの発明によれば、非導電性エラストマー中に
導電性粒子をほぼ均一に分散させているので、電気抵抗
値の変化における信頼性がより高いという利点がある。
また、エラストマー粒子をもほぼ均一に分散させている
ので、電気抵抗値の変化における直線性や機械的特性に
より優れるという利点がある。
【0057】請求項2の発明によれば、非導電性エラス
トマー中にセラミックス粒子をもほぼ均一に分散させて
いるので、電気抵抗値の変化における直線性がより良好
となると共に、マトリックスと導電性粒子の濡れ性が向
上することにより伸び率や引張強度等の機械的特性もよ
り改善できるという利点がある。
【0058】請求項3の発明によれば、非導電性エラス
トマーがシリコーンゴムであるので、耐熱性、耐老化
性、耐トラッキング性、耐寒性、耐油性等に優れるとい
う利点がある。
【0059】請求項4の発明によれば、シリコーンゴム
が、シリコーンワニス及び未架橋シリコーンゴム、又は
これらシリコーンワニス及び未架橋シリコーンゴムを主
成分とするシリコーン粘着剤と、液状シリコーンゴムと
の混合物を架橋させたものであるので、液状シリコーン
ゴム単体の場合と比較して、マトリックスと導電性粒子
の濡れ性や変形導電性エラストマーの引裂強度等を改善
できるという利点がある。
【0060】請求項5の発明によれば、エラストマー粒
子がシリコーンゴム粉末であるので、非導電性エラスト
マーがシリコーンゴムの場合には、マトリックスとエラ
ストマー粒子の濡れ性等が良好となるという利点があ
る。
【0061】請求項6の発明によれば、導電性粒子が球
状炭素粒子であるので、圧縮、伸長、ねじり、曲げ等の
あらゆる変形に対して3次元方向に一様な特性の変化を
示すという利点がある。
【0062】また、請求項7及び請求項10の変形導電
性エラストマーの製造方法の発明によれば、分散媒に対
する振動や乾燥工程でエラストマー粒子や導電性粒子等
が混合分散するので、これらをより均一に分散させるこ
とができるという利点がある。
【0063】また、請求項8及び請求項11の発明によ
れば、分散媒が、未架橋の非導電性エラストマー又は非
導電性エラストマーが溶解する溶媒であるので、未架橋
の非導電性エラストマー又は非導電性エラストマーの溶
媒への溶解によりエラストマー粒子や導電性粒子等を更
に均一に分散させることができるという利点がある。
【0064】請求項9の発明によれば、未架橋の非導電
性エラストマーが液状ゴム又は未架橋ゴムワニスであ
り、溶媒に溶解し易いか又は溶媒で希釈するだけでよい
ので、変形導電性エラストマーをより効率良く製造でき
るという利点がある。
【0065】請求項12の発明によれば、非導電性エラ
ストマーが熱可塑性エラストマーワニスであり、溶媒で
希釈するだけでよいので、請求項9の効果と同様、変形
導電性エラストマーをより効率良く製造できるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の繰り返しの圧縮変形に対する電気抵
抗変化特性を示すグラフ。
【図2】実施例1、比較例1、及び比較例2の最近接粒
子間距離に対する単位面積当たりの粒子数を示すグラ
フ。
【図3】実施例1の球状炭素粒子付近を示す走査型電子
顕微鏡(SEM)写真。
【図4】実施例2の繰り返しの圧縮変形に対する電気抵
抗変化特性を示すグラフ。
【図5】比較例1の繰り返しの圧縮変形に対する電気抵
抗変化特性を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マヌワル・フセイン 大阪府豊中市待兼山町1−18 A−112 (72)発明者 西田 弘 犬阪府池田市神田4丁目6番5号 (72)発明者 浜橋 喜幸 大阪市西区江戸堀3丁目7番3号 イナバ ゴム株式会社内 (72)発明者 河原 宏太郎 大阪市西区江戸堀3丁目7番3号 イナバ ゴム株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AC011 AC031 AC071 AC072 AC081 AC082 AC091 AC092 BB151 BB152 BB181 BC052 BD051 BD122 CF001 CK021 CK022 CP031 CP032 DA016 DA026 DA076 DA086 DA096 DB017 DC006 DE077 DE097 DE147 DF017 DJ007 DJ017 DK007 FA086 FD116 5G301 DA18 DA32 DA33 DA42 DD08 DE01 DE02 5G307 HA03 HB01 HC02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性エラストマー中に、粒子径が1
    0乃至300μmのエラストマー粒子と、粒子径が1乃
    至40μmの導電性粒子とをほぼ均一に分散させたこと
    を特徴とする変形導電性エラストマー。
  2. 【請求項2】 前記非導電性エラストマー中に、粒子径
    が1000nm以下のセラミックス粒子をもほぼ均一に
    分散させたことを特徴とする請求項1記載の変形導電性
    エラストマー。
  3. 【請求項3】 前記非導電性エラストマーがシリコーン
    ゴムであることを特徴とする請求項1又は2記載の変形
    導電性エラストマー。
  4. 【請求項4】 前記シリコーンゴムが、シリコーンワニ
    ス及び未架橋シリコーンゴム、又はこれらシリコーンワ
    ニス及び未架橋シリコーンゴムを主成分とするシリコー
    ン粘着剤と、液状シリコーンゴムとの混合物を架橋させ
    たものであることを特徴とする請求項3記載の変形導電
    性エラストマー。
  5. 【請求項5】 前記エラストマー粒子がシリコーンゴム
    粉末であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    記載の変形導電性エラストマー。
  6. 【請求項6】 前記導電性粒子が球状炭素粒子であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の変形導
    電性エラストマー。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか記載の変形導
    電性エラストマーの製造方法であって、 分散媒に、少なくとも未架橋の前記非導電性エラストマ
    ーと、前記エラストマー粒子と、前記導電性粒子とを添
    加し、振動、混合、乾燥させ、前記未架橋の非導電性エ
    ラストマーを架橋させることを特徴とする変形導電性エ
    ラストマーの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記分散媒が、前記未架橋の非導電性エ
    ラストマーが溶解する溶媒であることを特徴とする請求
    項7記載の変形導電性エラストマーの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記未架橋の非導電性エラストマーが液
    状ゴム又は未架橋ゴムワニスであることを特徴とする請
    求項8記載の変形導電性エラストマーの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、5、又は6記載の変形
    導電性エラストマーの製造方法であって、 分散媒に、少なくとも前記非導電性エラストマーと、前
    記エラストマー粒子と、前記導電性粒子とを添加し、振
    動、混合、乾燥させることを特徴とする変形導電性エラ
    ストマーの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記分散媒が、前記非導電性エラスト
    マーが溶解する溶媒であることを特徴とする請求項10
    記載の変形導電性エラストマーの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記非導電性エラストマーが熱可塑性
    エラストマーワニスであることを特徴とする請求項11
    記載の変形導電性エラストマーの製造方法。
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