JP2000298734A - 3次元モデルの断面生成装置 - Google Patents

3次元モデルの断面生成装置

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JP2000298734A
JP2000298734A JP11104227A JP10422799A JP2000298734A JP 2000298734 A JP2000298734 A JP 2000298734A JP 11104227 A JP11104227 A JP 11104227A JP 10422799 A JP10422799 A JP 10422799A JP 2000298734 A JP2000298734 A JP 2000298734A
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dimensional model
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Nobuyuki Takahashi
宣行 高橋
Kenji Iriguchi
健二 入口
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作にて3次元モデルの適切な断面が
得られる3次元モデルの断面生成装置を実現する。 【解決手段】 ツール面生成部3におけるツール面の生
成を、入力部1より入力されたツール面定義データを用
いて、あらかじめ設定されている規則にしたがって行
い、ツール面生成部の生成したツール面と3次元モデル
との交叉演算をモデル断面生成部4で行って当該3次元
モデルのモデル断面を生成し、断面後モデル生成部5に
より、入力部1より入力された残領域選択データの指定
にしたがって、上記ツール面生成部の生成したツール面
によって切断される3次元モデルの部分の一方を選択し
て、そのモデル断面の形状より断面後モデルを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機上に表現
された3次元モデルの断面を生成する3次元モデルの断
面生成装置に関するものであり、特に、数値制御装置で
使用するための加工プログラムを、数値制御装置やCA
M(Computer Aided Manufact
uring)に搭載された加工シミュレーションで検証
する際に、目視し難い部分の加工形状を確認する手段と
して、そのモデルの断面を生成する3次元モデルの断面
生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3次元モデルを表示する際に、そのモデ
ルに対して指定された箇所にモデルを切断するための面
(断面)を設け、その断面で切断したモデル断面を生成
し、それを表示したい場合がある。従来、このようなモ
デル断面の生成処理を行うためには、次の2つの方法の
うちのいずれかが用いられていた。
【0003】図21はモデル断面の生成処理を行うため
の1つ目の方法を説明するための説明図であり、ある固
定された座標系の1つの軸に、断面の法線方向を一致さ
せる方法を示している。例えば、3次元モデルAを定義
している座標系(以下、モデル座標系という)の、x
軸、y軸、あるいはz軸のいずれかに平行に、断面の法
線Hを向け、モデル座標系における1点Tを指定するこ
とで断面の位置を確定していた。図21に示す例ではx
軸方向に法線Hのベクトルを向けている。このような方
式では、作業者はモデル座標系の3つの軸のうちのいず
れかを選択することにより、断面の方向を決定できる。
なお、このようにモデル座標系のある軸方向に断面の法
線方向を向ける方法は、例えば特開平7−262412
号公報に述べられている。
【0004】また、モデル断面の生成処理を行うための
2つ目の方法は、3次元モデルが定義されている座標
系、もしくはワールド座標系で作業者が断面の法線ベク
トルと位置とを数値で直接入力するか、あるいは回転座
標系などの基準座標系を設けて表示し、その座標系での
回転、位置決定を行うことによって、断面を設定する方
法である。例えば、出力装置には3次元モデルとそれを
切断する断面を出力しておき、作業者は入力装置よりそ
の断面を動かして、その断面の法線方向と断面上の1点
を決定する。これにより、作業者が自由に断面を生成す
る方向を決定できるようになる。なお、このような方法
については、例えば特開平10−3552号公報に述べ
られている。
【0005】これら2つの方法のうちのどちらか一方、
もしくはその両方を用意しておき、用意されている方
法、また2つの方法が用意されている場合には作業者が
選択した方法を用いて断面の設定を行った後、対象とな
る3次元モデルのモデル断面を得る。次に、断面の上面
/下面の領域の一方に存在する3次元モデルの部分を残
し、他方に存在する部分を取り去ることにより、断面に
よって切断された3次元モデルが得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の3次元モデルの
断面生成装置では、断面の法線方向の決定に、特開平7
−262412号公報に示された方法を用いた場合、3
次元モデルAを切断するための断面の法線方向が、モデ
ル座標系の3軸のうちのいずれかに固定されてしまうた
め、これら3軸方向以外の所望する方向の断面が得られ
ないという課題があった。
【0007】また、断面の法線方向と断面上の1点の決
定に、特開平10−3552号公報に示された方法を用
いた場合には、断面の法線ベクトルと断面上の1点を決
定するために、作業者は煩雑な数値入力を行ったり、断
面をモデルに対して動かす必要があるため、直感的に3
次元モデルを切断するための断面を得ることが難しいと
いう課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、簡単な操作で3次元モデルの適切
な断面が得られる3次元モデルの断面生成装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る3次元モ
デルの断面生成装置は、入力部、ツール面生成部、モデ
ル断面生成部、および断面後モデル生成部を備え、ツー
ル面生成部におけるツール面の生成を、入力部より入力
されたツール面定義データを用いて、あらかじめ設定さ
れている規則にしたがって行い、このツール面生成部の
生成したツール面と3次元モデルとの交叉演算を、モデ
ル断面生成部で行って当該3次元モデルの断面であるモ
デル断面を生成し、断面後モデル生成部により、入力部
より入力された残領域選択データの指定にしたがって、
上記ツール面生成部の生成したツール面によって切断さ
れる3次元モデルの部分の一方を選択し、そのモデル断
面の形状より断面後モデルを生成するようにしたもので
ある。
【0010】この発明に係る3次元モデルの断面生成装
置は、座標系の軸に合わせて定義できる3次元モデルの
包含ボックスを生成し、当該包含ボックスの中心点をそ
の中心点とし、各軸方向の辺の最大長さを1辺の長さと
する正方形をツール面とするようにしたものである。
【0011】この発明に係る3次元モデルの断面生成装
置は、視線方向に基づいてツール面の法線方向を決定
し、さらにツール面を入力部より指定された分だけ法線
方向に平行移動させることによって、ツール面の位置の
決定を行うようにしたものである。
【0012】この発明に係る3次元モデルの断面生成装
置は、入力部よりツール面回転開始の指令を受けると、
入力部により指定された軸の周りにツール面を回転さ
せ、ツール面回転停止の指令を受けるとツール面の回転
を停止させて、その時の位置および姿勢より当該ツール
面の法線方向と位置の決定を行うようにしたものであ
る。
【0013】この発明に係る3次元モデルの断面生成装
置は、法線方向に平行移動させることによってその位置
を決定したツール面、もしくは指定された軸の周りを回
転させることによってその法線方向と位置を決定したツ
ール面のいずれかを用いて、ツール面生成部が3次元モ
デルのモデル断面を生成し、モデル断面を得た後の3次
元モデルに対して、さらに上記ツール面のいずれかを用
いた切断処理を行うようにしたものである。
【0014】この発明に係る3次元モデルの断面生成装
置は、座標系の軸に合わせて定義できる3次元モデルの
包含ボックスを生成し、当該包含ボックスの中心点をそ
の中心点とし、包含ボックスの対角線長さのうちの最大
の長さを1辺の長さとする正方形をツール面とするよう
にしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
3次元モデルの断面生成装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、1は3次元モデルのデータ、この3
次元モデルを、どの位置で、どの方向から、どの方向を
上にして見るかという視線方向を示す視線データ、3次
元モデルを切断する面であるツール面を定義するための
ツール面定義データ、このツール面によって切断された
3次元モデルの部分のうちのツール面に対して上面/下
面のどちら側の領域に存在する部分を残すかを示す残領
域選択データなどが入力される入力部であり、マウス等
のポインティングデバイスやキーボード等によって形成
されている。2はこの入力部1より入力された各種デー
タを、計算機内の後述する記憶部に格納するデータ設定
部である。
【0016】3は入力部1より入力された視線データと
ツール面定義データを用いて、3次元モデルを切断する
ツール面をあらかじめ設定されている規則にしたがって
生成するツール面生成部である。4はこのツール面生成
部3によって生成されたツール面と、入力部1より入力
された3次元モデルとの交叉演算による切断処理を行
い、その3次元モデルの断面であるモデル断面を生成す
るモデル断面生成部である。5はツール面生成部3の生
成したツール面によって切断される3次元モデルの部分
のうち、当該ツール面に対して、入力部1より入力され
た残領域選択データで指定された領域に存在する部分
を、3次元モデルの残す側の形状、すなわち断面後モデ
ルとして生成する断面後モデル生成部である。なお、上
記データ設定部2、およびツール面生成部3、モデル断
面生成部4、断面後モデル生成部5は計算機内のCPU
やメモリ等によって実現されている。
【0017】6は入力部1より入力されたデータ、ツー
ル面生成部3の生成したツール面、モデル断面生成部4
の生成したモデル断面、断面後モデル生成部5の生成し
た断面後モデルなどのデータが格納される記憶部であ
る。なお、この記憶部6内において、61は入力部1よ
り入力された3次元モデルのデータが格納されるモデル
データメモリ、62は入力部1より入力された視線デー
タが格納される視線データメモリ、63は入力部1より
入力されたツール面定義データが格納されるツール面定
義データメモリであり、64はツール面生成部3が生成
したツール面のデータが格納されるツール面データメモ
リ、65はモデル断面生成部4が生成したモデル断面の
データが格納されるモデル断面データメモリ、66は断
面後モデル生成部5が生成した断面後モデルのデータが
格納される断面後モデルデータメモリである。なお、こ
の記憶部6はRAM等の計算機内のメモリ、長期記憶用
のハードディスクや光ディスク等によって構成されてい
る。
【0018】7は記憶部6内のモデルデータメモリ6
1、視線データメモリ62、ツール面定義データメモリ
63、ツール面データメモリ64、モデル断面データメ
モリ65、断面後モデルデータメモリ66に格納され
た、処理前、処理中、処理結果のデータを表示、出力す
るための出力部であり、ディスプレイモニタやプリンタ
等の出力装置を備えている。なお、この出力部7は出力
したい2次元もしくは3次元の対象物をシェーディング
したもの、3次元の対象物のワイヤーフレーム、および
それらを適宜組み合せたものなどを出力することができ
るようになっている。ここで、この出力部7より出力し
たい2次元もしくは3次元の対象物には、3次元モデ
ル、ツール面、モデル断面、断面後モデルのいずれか、
もしくはそれらの組み合せが含まれる。この出力したい
2次元もしくは3次元の対象物を、以後、出力対象オブ
ジェクトと呼ぶ。また、モデル断面と断面後モデルとを
グループ化してまとめたものを、以後、断面モデルと呼
ぶ。
【0019】次に動作について説明する。まず、3次元
モデルのデータと視線データが入力部1のマウスやキー
ボードなどによって入力される。これら入力部1より入
力されたデータはデータ設定部2によって、3次元モデ
ルのデータはモデルデータメモリ61に、視線データは
視線データメモリ62にそれぞれ格納される。次に、ツ
ール面の法線ベクトルと断面上の1点からなるツール面
を定義するためのデータ、およびツール面の上面/下面
のどちらの部分を残すかという残領域選択データを入力
部1のマウスやキーボードなどによって入力する。これ
らツール面を定義するためのデータと残領域選択データ
もデータ設定部2によって、ともにツール面定義データ
メモリ63に格納される。
【0020】ツール面生成部3はこのツール面定義デー
タメモリ63に格納されたツール面定義データから、あ
らかじめ設定された規則にしたがってその大きさを決め
たツール面を生成し、それをツール面データメモリ64
に格納する。モデル断面生成部4はこのツール面データ
メモリ64に設定されたツール面のデータと、モデルデ
ータメモリ61に設定された3次元モデルのデータを読
み出し、それらの交叉演算を行ってモデル断面を生成
し、それをモデル断面データメモリ65に格納する。断
面後モデル生成部5はモデルデータメモリ61に設定さ
れた3次元モデルのデータ、ツール面データメモリ64
に設定されたツール面のデータ、およびツール面定義デ
ータメモリ63に設定された残領域選択データを用い
て、3次元モデルの残す側の形状のデータ(断面後モデ
ルデータ)を生成し、それを断面後モデルデータメモリ
66に格納する。出力部7はこの記憶部6の各メモリ6
1〜66に設定されたデータを取り出して、必要に応じ
てディスプレイモニタやプリンタ等の出力装置に出力す
る。
【0021】以下、図2にしたがってさらに具体的に説
明する。ここで、この図2はこの発明の実施の形態1に
おける3次元モデルの断面生成装置の基本動作の流れを
示すフローチャートである。まず、ステップST1にお
いて、入力部1より3次元モデルのデータが入力され、
この入力部1より入力された3次元モデルのデータがデ
ータ設定部2によってモデルデータメモリ61に格納さ
れる。次にステップST2において、出力部7はあらか
じめ視線データメモリ62に設定されている初期の視線
データ、すなわち、初期の視点位置と、この初期の視点
位置から注視する座標系の原点に向かう視線ベクトル
と、出力部7の出力装置が例えばディスプレイモニタで
あれば、画面等の出力装置の上方向が注視する座標系で
どの方向を無くかを表すアップベクトルとを用いて、モ
デルデータメモリ61に格納されている3次元モデルの
データを出力装置に出力する。
【0022】次に、ステップST3において、動作モー
ドが断面生成モードであるか否かを判定する。ここで、
作業者が入力部1より断面生成モードを選択した場合、
処理はステップST4に分岐する。このステップST4
において、入力部1よりツール面を定義するために必要
なツール面定義データが入力されると、データ設定部2
によって当該ツール面定義データがツール面定義データ
メモリ63に格納される。
【0023】次に、ステップST5において、ツール面
生成部3がそのツール面定義データメモリ63に設定さ
れたツール面定義データを読み出し、それを用いてある
大きさと外形を持ったツール面を生成する。このツール
面の大きさと外形は、例えば次のようにして決定する。
すなわち、図3に示すように、3次元モデルAが定義さ
れている座標系Σmの各軸にあわせて定義できる3次元
モデルAの包含ボックスBをつくり、その包含ボックス
Bの中心点Pcを中心点とし、包含ボックスBの各軸方
向の最大の長さL1を1辺の長さとする正方形を生成す
る。このようにして作成された正方形を、当該3次元モ
デルAを切断するためのツール面とする。
【0024】ここで、このツール面の大きさと外形の決
定は、上記説明のもののみに限られるものではなく、例
えば次に示す別手段を用いて決定するようにしてもよ
い。すなわち、図4に示すように、3次元モデルAが定
義されている座標系Σmの各軸にあわせて定義できる3
次元モデルAの包含ボックスBをつくり、その包含ボッ
クスBの中心点Pcを中心点とし、包含ボックスBの全
ての対角線のうちの最大の長さL2を1辺の長さとする
正方形を生成する。このようにして作成された正方形
を、当該3次元モデルAを切断するためのツール面とす
る。
【0025】なお、ここで座標系Σmの各軸にあわせて
定義できる3次元モデルの包含ボックスとは、図3ある
いは図4に示すように、当該座標系Σmのx軸と包含ボ
ックスBの辺E1とが平行となり、y軸と辺E2とが平
行となり、z軸と辺E3とが平行となる直方体である。
このようにして生成されたツール面はツール面データメ
モリ64に格納される。
【0026】次にステップST6において、出力部7は
このツール面データメモリ64に格納されたツール面の
データを出力装置に出力する。なお、このツール面の出
力に際しては、例えば当該ツール面と、モデルデータメ
モリ61に格納された3次元モデルとの組み合せといっ
た、出力対象オブジェクトの形で出力するようにしても
よい。
【0027】次に、ステップST7において、モデル断
面生成部4がこのツール面データメモリ64に格納され
たツール面のデータと、モデルデータメモリ61に格納
された3次元モデルのデータを読み出してそれらの交叉
演算による切断処理を行うことにより、図5もしくは図
6に破線で示すように、ツール面M上に3次元モデルA
の輪郭を形成し、3次元モデルAの内部に存在する部分
を切り出すことによってモデル断面を生成して、それを
モデル断面データメモリ65に格納する。なお、上記図
5は図3に基づいてツール面Mを生成した場合につい
て、図6は図4に基づいてルール面Mを生成した場合に
ついてそれぞれ示したものである。
【0028】次にステップST8において、出力部7は
このモデル断面データメモリ65に格納されたモデル断
面のデータを出力装置に出力する。なお、このモデル断
面の出力に際しては、例えば当該モデル断面とモデルデ
ータメモリ61に格納された3次元モデルとの組み合せ
や、モデル断面とツール面データメモリ64に格納され
たツール面との組み合せといった、出力対象オブジェク
トの形で出力するようにしてもよい。
【0029】次に、ステップST9において、断面後モ
デル生成部5がツール面データメモリ64に格納された
ツール面のデータ、モデルデータメモリ61に格納され
た3次元モデルのデータ、およびツール面定義データメ
モリ63に格納された残領域選択データを読み出し、そ
れらを用いて3次元モデルの残す側の形状を生成し、そ
れを断面後モデルデータメモリ66に格納する。ここ
で、例えば3次元モデルAがツール面Mによって、図7
のように2つに切断される場合について考えてみると、
残領域選択データがツール面Mの下面に存在する部分を
残すように設定されていたならば、断面後モデルDMは
図8に示すものとなる。断面後モデル生成部5はモデル
断面データメモリ65に格納されているモデル断面と上
記断面後モデルDMのデータとを結合し、新たに断面後
モデルデータとして断面後モデルデータメモリ66に格
納する。
【0030】次にステップST10において、出力部7
は断面後モデルデータメモリ66に格納された断面後モ
デルを出力装置に出力する。なお、この断面後モデルの
データの出力に際しては、例えばこの断面後モデルとモ
デルデータメモリ61に格納されている3次元モデルと
の組み合せや、断面後モデルとツール面データメモリ6
4に格納されたツール面との組み合せや、断面後モデル
とモデル断面データメモリ65に格納されたモデル断面
との組み合せといった出力対象オブジェクトを出力する
ようにしてもよい。
【0031】以上、ステップST4からステップST1
0までの処理によって断面生成モード処理の動作が終了
し、処理はステップST3に戻る。なお、この状態で、
記憶部6には、3次元モデルのデータがモデルデータメ
モリ61に、ツール面のデータがツール面データメモリ
64に、モデル断面のデータがモデル断面データメモリ
65に、断面後モデルのデータが断面後モデルデータメ
モリ66にそれぞれ格納されている。
【0032】その後、ステップST3において作業者が
入力部1より視線情報変更のためのモードを選択した場
合には、動作モードが断面生成モードではないので、処
理はステップST3からステップST11に分岐する。
このステップST11において、例えば、入力部1より
視線ベクトルの方向を変更する等の視線情報の変更に必
要なデータが入力されると、出力部7は上記断面生成モ
ードで生成した3次元モデルの断面を、その指定された
方向から見て出力する。新たに指定された視線方向から
見た3次元モデルの断面の出力が終わると、処理は再度
ステップST3に戻される。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、中心点が包含ボックスBの中心点Pcにあり、1辺
の長さが包含ボックスBの各軸方向の最大長さとなる正
方形をツール面Mとして、このツール面Mと3次元モデ
ルAとの交叉演算を行って当該3次元モデルのモデル断
面を生成し、ツール面Mで切断される3次元モデルAの
部分の一方を、残領域選択データの指定にしたがって選
択して、上記モデル断面の形状より断面後モデルDMを
生成しているので、様々な方向、位置に断面を設定する
ことができ、さらに、3次元モデル、ツール面、モデル
断面、断面後モデルなどを適宜組み合せて出力すること
が可能となるため、3次元モデルの任意の断面の確認を
容易にすることができるという効果が得られる。
【0034】実施の形態2.なお、上記実施の形態1に
おいては、包含ボックスの中心点を中心点とし、1辺の
長さが包含ボックスの各軸方向の最大長さとなる正方形
をツール面としたもの、あるいは、1辺の長さが包含ボ
ックスの対角線長さのうちの最大値とし、中心点を上記
包含ボックスの中心点とする正方形を生成して、その正
方形をツール面としたものについて説明したが、上記正
方形を初期状態のツール面とし、それを視線ベクトル方
向に平行移動させてツール面の位置を決定するようにし
てもよい。この発明の実施の形態2はそのような3次元
モデルの断面生成装置に関するものであり、その構成は
図1のブロック図に示した実施の形態1の場合と同様で
あり、その処理は、図2のフローチャートにおけるステ
ップST4,ST5,ST6において処理される。
【0035】ここで、図9はこの実施の形態2における
ツール面生成の初期状態を示す説明図であり、図10は
視線方向を使用したツール面の法線ベクトルの決定方法
を示す説明図、図11はツール面による3次元モデルの
切断を示す説明図、図12は視線方向へのツール面の移
動によるツール面の位置決定を示す説明図である。な
お、これら図9〜図12においては説明の便宜上、3次
元モデルが定義されている座標系Σmのy軸が、紙面奥
に向かう方向に見たところを示している。ただし、出力
装置にこの方向から見た出力対象オブジェクトが出力さ
れるということではない。
【0036】初期状態においては、図9に示すように、
3次元モデルAがモデルデータメモリ61に格納されて
おり、このモデルデータメモリ61に格納された3次元
モデルAが定義されている座標系Σmを注視する座標系
とし、当該座標系Σmの原点を初期視点位置Pe0より
視線ベクトルVe0の方向に、初期アップベクトルVu
0を上方向として見ているものとする。
【0037】次に、視線方向を使用してツール面の法線
ベクトルを決定し、ツール面をその視線ベクトルに平行
に移動させてツール面の位置を決定する手順について説
明する。まず作業者は図10に示すように、現在の視線
方向とは異なった方向から3次元モデルAを見るよう
に、入力部1より視線ベクトルVeを指定する。視線ベ
クトルVeを入力部1より指定するには、例えば入力部
1を構成しているマウスの移動量を回転角度に変換する
ことにより、視線ベクトルVeを逐次回転させるなどに
よって指定する。入力部1より視線ベクトルVeの指定
が行われると、データ設定部2はその指定された視線ベ
クトルVeを視線データメモリ62に格納する。なお、
作業者が視線方向の変更を行わなかった場合には、デー
タ設定部2は現在設定されている初期視線ベクトルVe
0を、新たな視線ベクトルVeとして視線データメモリ
62に格納する。
【0038】次にツール面生成部3が、この視線データ
メモリ62に格納された視線ベクトルVeを使用して、
ツール面Mの法線ベクトルVnを作成する。ここで、例
えば3次元モデルAがツール面Mによって、図11に示
すように2つに切断される場合を考えてみると、残領域
選択データの設定がツール面Mの下側の領域に存在する
部分を残すようになっている場合には、図10に示すよ
うに、その方向を視線ベクトルVeと逆転したベクトル
をツール面Mの法線ベクトルVnとする。
【0039】出力部1は3次元モデルAを見る方向、す
なわち視線ベクトルVeが変化するたびに、その視線方
向から見た出力対象オブジェクトを、出力装置の2次元
平面に投影して出力する。ここで、出力対象に含まれる
ツール面Mを出力するには、ある大きさを持ったツール
面Mを生成しなければならない。このツール面Mの大き
さと外形は、実施の形態1において図3を用いて説明し
たように、ワールド座標系の各軸にあわせて定義できる
3次元モデルの包含ボックスBをつくり、当該包含ボッ
クスBの中心点Pcをその中心点とし、包含ボックスB
の各軸方向の辺の最大長さを1辺の長さとする正方形と
する。このようにして生成されたツール面Mは、ツール
面データメモリ64に格納され、出力部1はこのツール
面データメモリ64より読み出したツール面を出力す
る。
【0040】作業者によって視線ベクトルVeの決定が
完了したことが入力部1より通知されると、次に図12
に示すようにして、当該ツール面Mの位置決定の作業が
開始される。ツール面Mの位置の決定に際しては、まず
ツール面M上に1つの点Kを選択する作業を行う。視線
ベクトルVeの決定が完了した直後の状態においては、
ツール面Mはその中心点が3次元モデルの包含ボックス
Bの中心点Pcに一致した初期状態となっている。この
状態で、まず視線ベクトルVeと同方向のベクトルをも
つ無限直線lを生成する。なお、点Kはこの視線ベクト
ルVeと同方向のベクトルをもつ無限直線lとツール面
Mとの交点になる。
【0041】次にこの点Kを入力部1より指定された分
だけ、視線ベクトルVeと同方向の方向ベクトルを持つ
無限直線l上で移動させる。この点Kの移動は、例えば
入力部1のキーボードの押下操作によって行う。すなわ
ち、点Kを視線ベクトルVeの方向、つまり出力装置の
奥行き側に移動させるためには、キーボードの1回の押
下による移動量を正の実数Δxとして、キーボードをn
回押下する。これにより、点Kは図12に示すように、
点Kiから点KjまでΔxnだけ無限直線l上を移動す
る。一方、点Kを視線ベクトルVeとは逆向きに移動さ
せるには、キーボードの1回の押下による移動量を負の
実数Δyとして、キーボードをn回押下すればよい。
【0042】このように点Kが移動されるたびに、ツー
ル面Mは法線ベクトルVnを保ったまま、常に点K(K
i,Kj)を乗せるように、ツール面Miからツール面
Mjへと移動する。したがって、このツール面Mi,M
jで切断された3次元モデルAのモデル断面Dも、図1
2に示すように、DiからDjに移動する。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、モデル断面Dの法線方向Vnを視線方向を用いて設
定することができるので、切断面が現在3次元モデルA
を見ている方向に一致し、モデル断面Dの方向設定を容
易に行うことができ、また、ツール面M上の点Kは視線
方向に移動するので、モデル断面Dが視線方向に対して
垂直に移動するため、3次元モデルAの切断面が現在3
次元モデルAを見ている方向に一致したまま、モデル断
面Dの位置設定を容易に行うことができるなどの効果が
得られる。
【0044】実施の形態3.また、上記実施の形態2に
おいては、ツール面を視線ベクトル方向に平行移動させ
てツール面の位置を決定するようにしたものについて説
明したが、ツール面回転開始の指令時にツール面を指定
された軸の周りに回転させ、ツール面回転停止の指令時
にツール面の回転を停止させて、その時の位置と姿勢よ
りツール面の法線方向と位置を決定するようにしてもよ
い。この発明の実施の形態3はそのような3次元モデル
の断面生成装置に関するものであり、その構成は図1の
ブロック図に示した実施の形態1の場合と同様であり、
その処理は、図2のフローチャートにおけるステップS
T4,ST5,ST6において処理される。
【0045】図13はこの実施の形態3における3次元
モデルを示す説明図、図14はそのツール面の決定方法
を示す説明図、図15はツール面を示す説明図であり、
図16はこの実施の形態3における断面モデルを示す説
明図、図17はその断面モデルの出力状態を示す説明図
である。
【0046】ここで、図13に示すような円筒が3次元
モデルとして、あらかじめモデルデータメモリ61に格
納されているものとする。ツール面の法線方向と位置の
決定に際して、まず回転軸の決定が行われる。この回転
軸の決定は、図14に示すように、例えば入力部1から
3次元空間上の1点Pを指定し、さらに当該点Pとは異
なるもう1点Qを指定する。データ設定部2はこの入力
部1によって指定された点Pおよび点Qをツール面定義
データメモリ63に格納する。ツール面生成部3はこの
ツール面定義データメモリ63より点Pと点Qのデータ
を取り出し、この点Pと点Qとを通る直線Jを回転軸と
して生成する。
【0047】次に、図14に示すように、上記点Pから
点Qへ向かうベクトルV1と、このベクトルV1に垂直
なベクトルV2を生成し、これらベクトルV1とベクト
ルV2の外積を求めてそれをベクトルV3とする。次
に、このベクトルV3をツール面の法線ベクトルとして
ツール面定義データメモリ63に格納する。また、その
とき、上記点Pもしくは点Qをこのツール面上の1点と
してツール面定義データメモリ63に格納する。
【0048】次に、ツール面生成部3はワールド座標系
の軸にあわせて定義できる3次元モデルの包含ボックス
を作成し、その包含ボックスの各軸方向の最大長さを1
辺の長さとするツール面Mを、図15に示すように生成
する。このようにして生成されたツール面Mは、ツール
面生成部3よりツール面データメモリ64に格納され
る。なお、このツール面Mを生成する際には、ツール面
Mの法線ベクトル(ベクトルV3)、ツール面M上の1
点(点Pもしくは点Q)をツール面定義データメモリ6
3より取り出して、それを使用する。
【0049】出力部7はこのツール面データメモリ64
からツール面Mのデータを取り出して、それを出力装置
に出力する。その際、出力部7は出力対象オブジェクト
を出力するようにしてもよい。
【0050】その後、入力部1からツール面回転開始の
指令が行われると、図15に示すように、ツール面生成
部3は直線Jを回転軸としてツール面Mを回転させる。
そのとき、出力部7はツール面Mが回転するたびにその
出力を更新する。ツール面Mの回転をあらかじめ設定さ
れた所望の角度Δθで止めたい場合、ツール面Mが回転
を続けている最中にその回転角度がΔθになった時、入
力部1よりツール面回転停止の指令を行う。これによ
り、ツール面Mはツール面Mrとなってその回転を停止
し、ツール面生成部3はそのときの姿勢で、当該ツール
面Mrの法線ベクトルVnrを決定する。この法線ベク
トルVnrは新たな法線ベクトルとしてツール面定義デ
ータメモリ63に格納される。
【0051】以上の手順によって決定されたツール面の
法線ベクトルとツール面上の1点とを用いてツール面を
生成する。例えば、法線ベクトルVnと1点P(もしく
は点Q)を用いることとすれば、図15に示すツール面
Mが生成される。次に、モデル断面生成部4においてこ
のツール面Mを用いてモデル断面を生成し、その生成さ
れたモデル断面に基づいて断面後モデル生成部5により
断面後モデルを生成する。ここで、例えばツール面Mの
下領域に存在する部分を残すような設定がなされている
ならば、図16に示すように、ツール面Mによる切断面
とそれより下側の領域の3次元モデルとによる断面モデ
ルが得られる。出力部7からは図17に示すように、図
16に示した視点位置Peより視線方向に断面後モデル
を見たものが出力装置に出力される。
【0052】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、設定された直線Jを回転軸として断面が逐次回転さ
れるので、3次元モデルに対して、指定した回転軸周り
の断面の法線を容易に設定することが可能になるという
効果が得られる。
【0053】実施の形態4.また、上記各実施の形態に
おいては、ツール面による3次元モデルの切断処理を1
回だけ行うものについて説明したが、1回の切断処理で
モデル断面を得た後の3次元モデルに対して、さらに他
のツール面で切断処理を繰り返すことにより、断面後モ
デルを生成するようにしてもよい。この発明の実施の形
態4はそのような3次元モデルの断面生成装置に関する
ものであり、その構成は図1のブロック図に示した実施
の形態1の場合と同様である。なお、この実施の形態4
においては、入力部1とツール面生成部3の動作につい
て、実施の形態2の手順にしたがって第1のツール面の
法線方向を決定し、さらにその位置を決定して、3次元
モデルのモデル断面と断面後モデルを得た後、実施の形
態3の手順にしたがって生成した第2のツール面を用い
てそのモデル断面と断面後モデルを得る場合を例に説明
する。
【0054】図18はこの実施の形態4における3次元
モデルを示す説明図であり、図19はその第1のツール
面による切断処理で得られたモデル断面、断面後モデル
を示す説明図、図20は第2のツール面による切断処理
で得られたモデル断面、断面後モデルを示す説明図であ
る。
【0055】この場合も、図18に示すような円筒が3
次元モデルとして、あらかじめモデルデータメモリ61
に格納されているものとする。ここではまず、図19に
示すように、第1のツール面M1の位置を決定する。こ
の第1のツール面M1の位置の決定は、実施の形態2に
おいて説明したように、まず第1のツール面M1の法線
ベクトルを決定し、その法線ベクトル方向に第1のツー
ル面M1を平行移動させることによって、当該第1のツ
ール面M1の位置を決定する。なお、この図19におい
ては、第1のツール面M1の法線ベクトルは紙面と垂直
で手前に向いているものとする。このようにして決定さ
れたツール面定義データを用いて第1のツール面M1を
生成する。
【0056】次に、生成された当該第1のツール面M1
と3次元モデルとの交叉演算による切断処理を行ってそ
のモデル断面D1を得る。ここで、例えば第1のツール
面M1の下領域に存在する部分を残すような設定がなさ
れているならば、図19に示すように、第1のツール面
M1によるモデル断面D1と、それより下側の領域の3
次元モデルとによる第1の断面後モデルDM1を生成す
る。出力部7はそれに基づく出力対象オブジェクトを出
力装置に出力する。
【0057】次に、実施の形態3の手順で生成した第2
のツール面M2を用いて、第1の断面後モデルDM1の
切断処理を行う。まず、実施の形態3で説明したよう
に、ツール面回転開始の指令時に第2のツール面M2を
指定された軸の周りに回転させ、ツール面回転停止の指
令時にその回転を停止させて、その時の位置と姿勢より
第2のツール面M2の法線方向と位置とを決定して、第
2のツール面M2を生成する。
【0058】次に、このようにして生成された第2のツ
ール面M2と第1の断面後モデルDM1との交叉演算に
よる切断処理を行ってそのモデル断面D2を得る。ここ
で、例えば第2のツール面M2の下領域に存在する部分
を残すような設定がなされているならば、図20に示す
ように、第2のツール面M2によるモデル断面D2と、
それより下側の領域の第1の断面後モデルDM1とによ
る第2の断面後モデルDM2を生成する。出力部7はそ
れに基づく出力対象オブジェクトを出力装置に出力す
る。
【0059】このように、この実施の形態4によれば、
断面処理を行った後の3次元モデルに対して、さらに断
面処理を行うことができるので、3次元モデルの様々な
断面を見ることが可能になるという効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ツー
ル面定義データを用い、あらかじめ設定されている規則
にしたがってツール面を生成し、このツール面と3次元
モデルとの交叉演算によって当該3次元モデルのモデル
断面を生成し、ツール面によって切断される3次元モデ
ルの部分の一方を残領域選択データの指定にしたがって
選択して、モデル断面の形状より断面後モデルを生成す
るように構成したので、3次元モデルの任意の断面を容
易に見ることが可能となり、3次元モデルの形状の確認
作業を容易にし、効率化することができる3次元モデル
の断面生成装置が得られる効果がある。
【0061】この発明によれば、3次元モデルの包含ボ
ックスの中心点を中心点、各軸方向の辺の最大長さを1
辺の長さとする正方形を生成して、それをツール面とす
るように、あるいは、3次元モデルの包含ボックスの中
心点を中心点、包含ボックスの対角線長さのうちの最大
長さを1辺の長さとする正方形を生成して、それをツー
ル面とするように構成したので、様々な方向、および位
置に断面を設定することが可能となって、3次元モデル
の任意の断面を容易に確認することができるという効果
がある。
【0062】この発明によれば、視線方向に基づいて決
定したツール面の法線方向にしたがって、指定された分
だけツール面を平行移動させてその位置を決定するよう
に構成したので、現在3次元モデルを見ている方向に一
致して、モデル断面の方向設定を行うことが容易にな
り、また、視線方向に対してモデル断面が垂直に移動す
るので、現在3次元モデルを見ている方向に一致させた
まま、その3次元モデルのモデル断面の位置設定を行う
ことが容易になるなどの効果がある。
【0063】この発明によれば、ツール面回転開始の指
令時に指定された軸の周りにツール面を回転させ、ツー
ル面回転停止の指令時にその回転を停止させて、その時
の位置および姿勢より当該ツール面の法線方向と位置を
決定するように構成したので、3次元モデルの指定され
た回転軸の周りの断面の法線を、容易に設定することが
可能になるという効果がある。
【0064】この発明によれば、法線方向に平行移動さ
せて位置決定をしたツール面、もしくは回転軸の周りを
回転させてその法線方向と位置を決定したツール面のい
ずれかを用いて3次元モデルの切断処理を行い、得られ
た断面後モデルに対して、さらに上記ツール面のいずれ
かを用いた切断処理を行うように構成したので、3次元
モデルに対して断面処理を複数回行うことができるよう
になり、3次元モデルの様々な断面を見ることが可能に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における3次元モデ
ルの断面生成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1における処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 実施の形態1における包含ボックスの一例を
示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における包含ボックスの他の例
を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1における3次元モデルのモデル
断面の一例を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1における3次元モデルのモデル
断面の他の例を示す説明図である。
【図7】 実施の形態1におけるツール面による3次元
モデルの切断を示す説明図である。
【図8】 実施の形態1における3次元モデルの断面後
モデルを示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態2におけるツール面生
成の初期状態を示す説明図である。
【図10】 実施の形態2におけるツール面の法線ベク
トルの決定を示す説明図である。
【図11】 実施の形態2におけるツール面による3次
元モデルの切断を示す説明図である。
【図12】 実施の形態2におけるツール面の位置決定
を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態3における3次元モ
デルを示す説明図である。
【図14】 実施の形態3におけるツール面の決定を示
す説明図である。
【図15】 実施の形態3におけるツール面を示す説明
図である。
【図16】 実施の形態3における断面モデルを示す説
明図である。
【図17】 実施の形態3における断面モデルの出力状
態を示す説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態4における3次元モ
デルを示す説明図である。
【図19】 実施の形態4における第1のツール面によ
るモデル断面および断面後モデルを示す説明図である。
【図20】 実施の形態4における第2のツール面によ
るモデル断面および断面後モデルを示す説明図である。
【図21】 従来の3次元モデルの断面生成装置による
断面の決定を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力部、3 ツール面生成部、4 モデル断面生成
部、5 断面後モデル生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 DA02 FA02 FA07 FA08 FA18 GA01 HA06 5B050 BA07 BA09 BA18 CA07 EA12 EA28 FA02 FA09 FA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元モデルのデータ、前記3次元モデ
    ルを見る視線方向を示す視線データ、前記3次元モデル
    を切断するツール面を定義するためのツール面定義デー
    タ、前記ツール面によって切断された3次元モデルの部
    分のうちのツール面に対して上面/下面のどちら側の領
    域に存在する部分を残すかという残領域選択データが入
    力される入力部と、 前記入力部より入力されたツール面定義データを用い、
    あらかじめ設定されている規則にしたがって前記ツール
    面を生成するツール面生成部と、 前記ツール面生成部にて生成されたツール面と前記3次
    元モデルとの交叉演算による切断処理を行い、当該3次
    元モデルの断面であるモデル断面を生成するモデル断面
    生成部と、 前記ツール面生成部にて生成されたツール面によって切
    断される前記3次元モデルの部分のうち、当該ツール面
    に対して前記入力部より入力された残領域選択データで
    指定された領域に存在する部分を、前記3次元モデルの
    残す側の形状を示す断面後モデルとして生成する断面後
    モデル生成部とを備えた3次元モデルの断面生成装置。
  2. 【請求項2】 ツール面生成部は、座標系の軸にあわせ
    て定義できる3次元モデルの包含ボックスをつくり、1
    辺の長さを前記包含ボックスの各軸方向の辺の最大長さ
    とし、中心点を前記包含ボックスの中心点とする正方形
    を生成して、その正方形をツール面とするものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の3次元モデルの断面生成
    装置。
  3. 【請求項3】 入力部は、ツール面の平行移動の量を指
    定するデータも入力されるものであり、 ツール面生成部は、前記入力部より入力された視線デー
    タで指定されるか、もしくはあらかじめ設定されている
    視線方向に基づいて、前記ツール面の法線方向を決定
    し、さらに前記入力部より指定された分だけ、前記法線
    方向に前記ツール面を平行移動させることにより、前記
    ツール面の位置を決定するものであることを特徴とする
    請求項1記載の3次元モデルの断面生成装置。
  4. 【請求項4】 入力部は、ツール面の回転開始および回
    転停止の指令も入力されるものであり、 ツール面生成部は、前記入力部よりツール面回転開始の
    指令を受けると、前記ツール面を当該入力部より入力さ
    れたツール面定義データで指定された軸の周りに回転さ
    せ、その後、ツール面回転停止の指令を受けると、前記
    ツール面の回転を停止させて、その時の位置および姿勢
    を用いて当該ツール面の法線方向と位置を決定するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の3次元モデルの
    断面生成装置。
  5. 【請求項5】 モデル断面生成部は、ツール面生成部が
    法線方向に平行移動させることによってその位置を決定
    したツール面、もしくは指定された軸の周りを回転させ
    ることによってその法線方向と位置を決定したツール面
    のいずれかを用いて3次元モデルの切断処理を行うこと
    でモデル断面を得、前記モデル断面を得た後の前記3次
    元モデルに対してさらに、前記ツール面のいずれかを用
    いて切断処理を行うものであることを特徴とする請求項
    1記載の3次元モデルの断面生成装置。
  6. 【請求項6】 ツール面生成部は、座標系の軸にあわせ
    て定義できる3次元モデルの包含ボックスをつくり、1
    辺の長さを前記包含ボックスの対角線長さのうちの最大
    値とし、中心点を前記包含ボックスの中心点とする正方
    形を生成して、その正方形をツール面とするものである
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元モデルの断面生
    成装置。
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