JP2000297120A - 射出吹き込み成形用エチレン・α−オレフィン共重合体 - Google Patents

射出吹き込み成形用エチレン・α−オレフィン共重合体

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JP2000297120A
JP2000297120A JP10243899A JP10243899A JP2000297120A JP 2000297120 A JP2000297120 A JP 2000297120A JP 10243899 A JP10243899 A JP 10243899A JP 10243899 A JP10243899 A JP 10243899A JP 2000297120 A JP2000297120 A JP 2000297120A
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ethylene
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olefin copolymer
molding
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JP10243899A
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Toshitomo Hino
利朋 日野
Hideo Kawabata
秀雄 川端
Yoshito Sasaki
芳人 佐々木
Takaya Tahira
貴哉 田平
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Japan Polyolefins Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリフォームされたパリソンの金型からの離
型性が良く、成形サイクルを短くでき、成形容器の賦形
性に優れ、ブロー後の肉厚均一性が良い容器を製造する
のに適した射出吹き込み成形エチレン・α−オレフィン
共重合体を提供する。 【解決手段】 150℃における溶融張力(MT)が7
g以上で、溶融張力(MT)と、190℃における21.6
kg荷重でのメルトフローレート(HLMFR)および
2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)(単
位:g/10分)の関係が次式: HLMFR/MFR≧−3.8×MT+156 で示される関係を満たす射出吹き込み成形用エチレン・
α−オレフィン共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性、衛生性、成
形性に優れる射出吹き込み成形容器用エチレン・α−オ
レフィン共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】射出吹き込み成形法は、溶融した原料樹
脂組成物にてパリソンを射出成形し、表面が固化した状
態で金型より取り出し、その後、樹脂の内部熱で再び融
解した状態で吹き込み成形する方法であり、乳酸飲料、
牛乳、ジュース等の食用飲料や栄養剤、液体薬剤用等の
比較的小型な容器ではポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン等を射出吹き込み成形した容器が良
く用いられている。しかし、近年衛生上の問題からポリ
スチレン、ポリカーボネート等は敬遠されており、衛生
上心配のないポリエチレンが注目されている。しかしポ
リエチレンは成形加工性が悪く生産性が劣るという欠点
がある。ポリエチレンの成形加工性を改善する方法の1
つとして、金型の温度コントロールを細分化する方法が
あるが、装置の改良にコストがかかる欠点がある。
【0003】他方、成形用樹脂を改良する技術として、
離型性を改良するため高密度ポリエチレンに脂肪酸金属
塩を配合するもの(特開昭57-41498号)、ポリエチレン
にポリプロピレンやゴム成分を配合し剛性と耐環境応力
亀裂性のバランスを図るもの(特開平1-268740号)等が
提案されているが、いずれも成形サイクルアップや肉厚
分布の均一性が劣り不十分である。延伸中空成形法は金
型にて成形したパリソンを冷却した後、再加熱し融点以
下の軟化温度領域で延伸をかけながら吹き込み成形する
射出吹き込み成形に類似した方法であるが、ポリエチレ
ンについても用いられている(例えば、特開平6-179776
号、特開平9-235423号等)。しかし、射出吹き込み成形
法では溶融状態にある樹脂をブローアップする必要があ
り、延伸中空成形法と射出吹き込み成形法とでは樹脂に
要求される特性が異なり、延伸中空成形法に適したポリ
エチレンを射出吹き込み成形法に用いると成形サイクル
アップや肉厚分布の均一性が劣り、不十分なものとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は射出吹き込み成形を行なう場合、射出成形されたパリ
ソンの金型からの離型性が良く成形サイクルを速くする
ことができ、また容器の賦形性に優れ、しかもブロー後
の肉厚均一性が良い容器を製造するのに適したエチレン
・α−オレフィン共重合体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明者らは上記目的に沿って
鋭意検討した結果、溶融張力(MT)とメルトフローレ
ートとが特定の関係にあるエチレン・α−オレフィン共
重合体を用いることにより、射出吹き込み成形に適した
ポリエチレン樹脂の提供が可能となることを見出し、本
発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は 1)150℃における溶融張力(MT)が7g以上で、
溶融張力(MT)と190℃における21.6kg荷重での
メルトフローレート(HLMFR)および2.16kg荷重
でのメルトフローレート(MFR)(単位:g/10
分)の関係が次式(1)で示される要件を満たすことを
特徴とする射出吹き込み成形用エチレン・α−オレフィ
ン共重合体: HLMFR/MFR≧−3.8×MT+156 (1)、 2)融点より少なくとも30℃以上高い温度で加熱した
後、融点以下に冷却された熱履歴を有し、その150℃
における溶融張力(MT)が7g以上で、MTと190
℃におけるHLMFRおよびMFRの関係が式(1)で
示される要件を満たすことを特徴とする射出吹き込み成
形用エチレン・α−オレフィン共重合体: HLMFR/MFR≧−3.8×MT+156 (1)、および 3)前記エチレン・α−オレフィン共重合体のMFRが
0.05〜30g/10分で、密度が0.88以上0.97g/cm
3未満である前記1または2に記載の射出吹き込み成形
用エチレン・α−オレフィン共重合体である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるエチレン・α−オ
レフィン共重合体とは、エチレン単独重合体及びエチレ
ンと他のα−オレフィンとの共重合体を含むものであ
る。ここで、共重合体を構成する他のα−オレフィンと
しては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチル1−ペンテン、1―オクテン等が
挙げられ、フィリップス触媒、チグラー触媒、メタロセ
ン触媒等により重合されるものであり、中でもエチレン
と1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル1−ペンテ
ン、1―オクテンとの共重合体が好ましい。
【0008】前記エチレン・α−オレフィン共重合体は
150℃における溶融張力(MT)が7g以上、好まし
くは10g以上である。MTが7gに達しないものは吹
き込み時にコアからの離型性が悪くパンクしやすくな
る。なお、MTの測定は東洋精機(株)製キャピログラ
フICを用いL=8.02mm、D=2.095mm、ピストン
降下速度15mm/分、引き取りドラム速度6.5m/分
で測定されるものである。
【0009】前記エチレン・α−オレフィン共重合体
は、さらに上記MTと190℃における21.6kg荷重で
のHLMFRと2.16kg荷重でのMFR(単位は共にg
/10分)の比、すなわちHLMFR/MFRとの関係
が上記式(1)の右辺(−3.8×T+156)の値以上
である必要がある。この要件を満たさないものは成形の
サイクルアップがはかれず、成形された容器の賦形性、
肉廻り性が不良となる。なお、ここでHLMFRおよび
MFRはJIS K6760の方法により測定されるも
のである。
【0010】前記共重合体のMFRは好ましくは0.05〜
30g/10分、より好ましくは0.05〜2g/10分、
さらに好ましくは0.2〜1g/10分である。MFRが
0.05g/10分未満であると射出速度を上げることが難
しく、30g/10分を超えると成形のサイクルアップ
がはかれず、また成形された容器の賦形性、肉廻りも劣
るものとなるおそれがある。
【0011】本発明における、融点より少なくとも30
℃以上高い温度で加熱した後融点以下に冷却された熱履
歴を有し、その150℃における溶融張力(MT)が7
g以上で、MTと190℃におけるHLMFRおよびM
FRの関係が式(1)の要件を満たす射出吹き込み成形
用エチレン・α−オレフィン共重合体について説明す
る。
【0012】射出吹き込み成形では、まず加熱溶融した
樹脂を射出成形によって底部の閉じたパリソンすなわち
プリフォームを成形する必要があるが、これらの熱履歴
により、エチレン・α−オレフィン共重合体のMT、M
FR、HLMFRは大きな変化がないのが一般的であ
る。しかし、特定の共重合体においてはプリフォームを
成形する過程でMT、MFR、HLMFR等が変化す
る。例えば、プリフォームを成形するような温度で分解
を開始する過酸化物などの架橋剤が配合された場合、あ
るいは高温で架橋しやすい末端二重結合を含有するエチ
レン・α−オレフィン共重合体などでは、150℃での
MTは7g以下であってもプリフォームを成形すること
によってMTが7g以上となったり、MFRあるいはH
LMFRが変化し、HLMFRおよびMFRの関係が式
(1)の関係を満たすようにすることも可能である。
【0013】融点より少なくとも30℃以上高い温度で
一般的には1秒以上、より好ましくは5秒以上加熱後、
融点以下に冷却された熱履歴を有するエチレン・α−オ
レフィン共重合体であって、その150℃における溶融
張力(MT)が7g以上、好ましくは10g以上である
ものも本発明のエチレン・α−オレフィン共重合体に含
まれる。MTが7gに達しないものは吹き込み時にコア
からの離型性が悪くパンクしやすくなる。
【0014】またさらに前記熱履歴を有する本発明のエ
チレン・α−オレフィン共重合体は、さらに上記MTと
190℃における21.6kg荷重でのHLMFRと2.16k
g荷重でのMFRの比、すなわちHLMFR/MFRが
−3.8×MT+156以上(式1)である必要がある。
上記関係を満たさないものは成形のサイクルアップがは
かれず、成形された容器の賦形性、肉廻り性が不良とな
る。
【0015】前記共重合体は、好ましくは密度が0.88〜
0.97g/cm3、より好ましくは0.90〜0.98g/cm3
さらに好ましくは0.925〜0.96g/cm3である。減容化
容器においては容易につぶせるため低密度品が用いられ
る。密度が0.88g/cm3に達しないものは剛性が不足
するおそれがある。
【0016】本発明において用いられる射出吹き込み成
形法は、射出成形によって底部の閉じたパリソンをまず
成形し、これを直ちに吹き込み成形用金型に移して空気
を吹き込み成形品を得る一般的な射出吹き込み成形法で
ある。
【0017】本発明のエチレン・α−オレフィン共重合
体を射出吹き込み成形した成形品は肉厚が均一で、寸法
精度が良好であり、その成形品は、例えば飲料、食品、
洗剤、化粧品用の容器として用いられる。
【0018】本発明のエチレン・α−オレフィン共重合
体には、発明の目的を損なわない限り、他の樹脂、例え
ば高密度ポリエチレン、直鎖状中低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体ゴム、
エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体等の他のポ
リオレフィンをはじめ各種熱可塑性樹脂を配合すること
ができる。また用途に応じて熱安定剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、滑剤、抗ブロッキング剤、帯電防止剤など
の添加剤あるいは二酸化チタン等の顔料、染料、充填剤
あるいは他の熱可塑性樹脂等を配合して用いても差し支
えない。
【0019】前記顔料の内、特に二酸化チタンは衛生上
無害であるため乳等省令においても許可されており、美
粧性、遮光性等を持たせるために本発明のエチレン・α
−オレフィン共重合体に約30重量部以下配合しても良
い。
【0020】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説
明する。 [エチレン・α−オレフィン共重合体]実施例及び比較
例においては使用したエチレン・α−オレフィン共重合
体試料(A)〜(K)の性状は以下の通りである。
【0021】(A)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:0.36g/10分、 HLMFR:47.35g/10分、 密度:0.953g/cm3、 溶融張力(150℃):12.9g。
【0022】(B)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:0.27g/10分、 HLMFR:29.17g/10分、 密度:0.956g/cm3、 溶融張力(150℃):16.3g。
【0023】(C)フィリップス触媒によるHDPE
(日本ポリオレフィン(株)製): MFR:0.5g/10分、 HLMFR:67.5g/10分、 密度:0.958g/cm3、 溶融張力(150℃):7.2g。
【0024】(D)チグラー触媒によるHDPE: MFR:0.43g/10分、 HLMFR:36.98g/10分、 密度:0.958g/cm3、 溶融張力(150℃):19g。
【0025】(E)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:1.5g/10分、 HLMFR:195g/10分、 密度:0.959g/cm3、 溶融張力(150℃):8g。
【0026】(F)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:0.61g/10分、 HLMFR:57.5g/10分、 密度:0.959g/cm3、 溶融張力(150℃):12.8g。
【0027】(G)チグラー触媒とフィリップス触媒の
混合触媒によるHDPE(日本ポリオレフィン(株)
製): MFR:1.28g/10分、 HLMFR:65.22g/10分、 密度:0.952g/cm3、 溶融張力(150℃):5.5g。
【0028】(H)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:0.48g/10分、 HLMFR:35.36g/10分、 密度:0.958g/cm3、 溶融張力(150℃):9.8g。
【0029】(I)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:1.11g/10分、 HLMFR:127.15g/10分、 密度:0.957g/cm3、 溶融張力(150℃):7.0g。
【0030】(J)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:1.98g/10分、 HLMFR:158.4g/10分、 密度:0.961g/cm3、 溶融張力(150℃):5g。
【0031】(K)チグラー触媒によるHDPE(日本
ポリオレフィン(株)製): MFR:2.0g/10分、 HLMFR:280g/10分、 密度:0.958g/cm3、 溶融張力(150℃):6.5g。
【0032】[成形用エチレン・α−オレフィン共重合
体の特性評価方法] 1)溶融張力 東洋精機(株)製キャピログラフICを用い、L=8.02
mm、D=2.095mm、ピストン降下速度15mm/
分、引き取りドラム速度6.5m/分で樹脂温度150℃
の温度で測定した。
【0033】2)MFR JIS K6760にて実施、荷重2.16kg、温度19
0℃。 3)HLMFR JIS K6760にて実施、荷重21.6kg、温度19
0℃。
【0034】4)成形サイクル 以下の条件で成形し、その際の連続成形を行ない、製品
取り出しから次の製品取り出しまでの時間を最短にし得
る時間を成形サイクルとした。 製品形状:150CC円筒ボトル、 製品重量:10g、 射出樹脂温度:230℃、 コアオイル温調温度:130〜160℃、 キャビティー温調温度:110〜140℃、 ブロー金型温調温度:20℃、 ブロー圧力:8kg/cm2、 パリソン取り個数2個取り。
【0035】5)コア離型性:前記の条件でパリソンを
成形し、金型コアの側壁部と先端部からの離型状態を目
視により判断した。判定は以下の基準に従った。 ○=全面パリソンが剥がれる。 △=部分的にパリソンが付着する。 ×=全面にパリソンが付着する。 また、パリソン外面のキャビティーからの離型性を以下
の基準に従って評価した。 ○=パリソン抜け良好。 △=抜けたパリソン表面波打ち有り。 ×=パリソンキャビティー残る。
【0036】6)容器賦形性 前記の条件で製品を成形し、製品の形状と金型形状の両
者を目視により比較し、以下の基準で賦形性の判定を行
なった。 ○=良好。 △=製品底コーナー部の賦形悪い。 ×=製品底コーナー部、側壁部賦形悪い、及びパンク。
【0037】7)容器肉廻り:前記の条件で製品を成形
し、製品の形状を目視により比較し、以下の基準で賦形
性の判定を行なった。 ○=肉厚分布良好。 △=肉厚分布多少悪い。 ×=肉厚分布悪い。
【0038】実施例1:試料(A)を用い前記の条件で
製品を成形した。結果を表1に示した。成形サイクルは
9秒でコア離型性、容器賦形性、容器肉廻りとも良好で
あった。
【0039】実施例2:試料(B)を用い前記の条件で
製品を成形した。結果を表1に示した。成形サイクルは
11秒でコア離型性、容器賦形性、容器肉廻りとも良好
であった。
【0040】実施例3:試料(C)を用い前記の条件で
製品を成形した。結果を表1に示した。成形サイクルは
11秒でコア離型性、容器賦形性、容器肉廻りとも良好
であった。
【0041】実施例4:試料(D)を用い前記の条件で
製品を成形した。結果を表1に示した。成形サイクルは
9秒でコア離型性、容器賦形性、容器肉廻りとも良好で
あった。
【0042】実施例5:試料(E)を用い前記の条件で
製品を成形した。結果を表1に示した。成形サイクルは
11秒でコア離型性、容器肉廻りとも良好であった。
【0043】実施例6:試料(C)100重量部に二酸
化チタンを5重量部配合し前記の条件で製品を成形し
た。結果を表1に示した。成形サイクルは10秒でコア
離型性、容器肉廻りとも良好であった。
【0044】比較例1:式(1)の関係を満たさない試
料(F)を用い実施例1と同様に成形を行なった。コア
離型性、容器肉廻りが不良であった。
【0045】比較例2:式(1)の関係を満たさない試
料(G)を用い実施例1と同様に成形を行なった。コア
離型性、容器賦形性、容器肉廻りが不良で成形サイクル
も向上しなかった。
【0046】比較例3:式(1)の関係を満たさない試
料(H)を用い実施例1と同様に成形を行なった。コア
離型性、容器賦形性が不十分、容器肉廻りが不良で成形
サイクルも向上しなかった。
【0047】比較例4:式(1)の関係を満たさない試
料(I)を用い実施例1と同様に成形を行なった。コア
離型性、容器賦形性、容器肉廻りが不良で成形サイクル
も向上しなかった。
【0048】比較例5:溶融張力が低く、式(1)の関
係を満たさない試料(J)を用い実施例1と同様に成形
を行なった。成形が不能であった。
【0049】比較例6:溶融張力が低い試料(K)を用
い実施例1と同様に成形を行なった。成形が不能であっ
た。
【0050】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 芳人 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号 日本ポリオレフィン株式会社川崎研究所 内 (72)発明者 田平 貴哉 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号 日本ポリオレフィン株式会社川崎研究所 内 Fターム(参考) 4F206 AA04C AA04E AG07 JA06 4F208 AA04C AA04E AG07 LA02 LB01 LG03 LG28 4J100 AA02P AA03P AA04P AA07P AA16P AA17P AA19P CA01 CA04 DA13 DA14 DA15 DA22 DA24 DA43 JA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 150℃における溶融張力(MT)が7
    g以上で、溶融張力(MT)と、190℃における21.6
    kg荷重でのメルトフローレート(HLMFR)および
    2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)(単
    位:g/10分)の関係が次式(1)で示される要件を
    満たすことを特徴とする射出吹き込み成形用エチレン・
    α−オレフィン共重合体: HLMFR/MFR≧−3.8×MT+156 (1)。
  2. 【請求項2】 融点より少なくとも30℃以上高い温度
    で加熱した後、融点以下に冷却された熱履歴を有し、そ
    の150℃における溶融張力(MT)が7g以上で、M
    Tと190℃におけるHLMFRおよびMFRの関係が
    式(1)で示される要件を満たすことを特徴とする射出
    吹き込み成形用エチレン・α−オレフィン共重合体: HLMFR/MFR≧−3.8×MT+156 (1)
  3. 【請求項3】 前記エチレン・α−オレフィン共重合体
    のMFRが0.05〜30g/10分で、密度が0.88以上0.
    97g/cm3未満である請求項1または2に記載の射出
    吹き込み成形用エチレン・α−オレフィン共重合体。
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