JP2000296700A - コレステリック液晶膜からなる任意画像を有する印刷物 - Google Patents

コレステリック液晶膜からなる任意画像を有する印刷物

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JP2000296700A
JP2000296700A JP11107759A JP10775999A JP2000296700A JP 2000296700 A JP2000296700 A JP 2000296700A JP 11107759 A JP11107759 A JP 11107759A JP 10775999 A JP10775999 A JP 10775999A JP 2000296700 A JP2000296700 A JP 2000296700A
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Masaki Hosaka
正喜 保坂
Masanori Fujimaki
正典 藤巻
Motokazu Ishimori
元和 石森
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コレステリック液晶膜からなる任意画像を有
する印刷物を、より簡便に、効率的に印刷でき、かつ、
光干渉色濃度が大きな印刷物を提供すること。 【解決手段】 コレステリック液晶膜からなる任意画像
を有する印刷物であって、該コレステリック液晶膜が、
コレステリック相を示す高分子液晶からなる左旋光性の
光を反射する左旋光反射層と、コレステリック相を示す
高分子液晶からなる右旋光性の光を反射する右旋光反射
層との積層物からなり、左旋光反射層の反射波長スペク
トルの極大波長と右旋光反射層の反射波長スペクトルの
極大波長との差が0〜50nmの範囲にあるコレステリ
ック液晶膜からなる任意画像を有する印刷物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、絵画等の画
像を表示する印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、偽造防止等の目的や、高度な意匠
性を要求する分野において、視角により色が変化する性
質を有する光干渉材料を用いた画像表示材料、物品の着
色材料が知られている。
【0003】特開平6−220350号公報には、光干
渉材料として、コレステリック液晶構造を持つ三次元架
橋物質からなる、視角に依存する多色性を有する顔料が
開示されており、該顔料を用いた印刷インキについての
記載もある。
【0004】米国特許第5364557号明細書には、
光干渉材料としてコレステリック液晶ポリマーからなる
小片を使用したインキが開示されている。また、同明細
書には、該小片として左旋光性の光を反射する左旋光反
射層と、右旋光性の光を反射する右旋光反射層との積層
物についても開示されている。
【0005】さらに、米国特許第5599412号明細
書には、該コレステリック液晶ポリマーからなる小片の
製造方法として、該コレステリック液晶ポリマーからな
るフィルムを基板の上に形成した後、該コレステリック
液晶ポリマーを小片状に粉砕することが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法で得られた顔料や小片状の材料を用いて、文字、絵
画等の画像表示材料としたり、該顔料や小片の材料を一
旦、溶媒やバインダー樹脂等の分散媒中に分散させてイ
ンキとした上で、基質に印刷しなければならず、工業上
必ずしも有利な方法とはいえなかった。
【0007】また、従来から、コレステリック液晶ポリ
マーを用いた左旋光性の光を反射する左旋光反射層のみ
からなる光干渉色材や、コレステリック液晶ポリマーを
用いた右旋光性の光を反射する右旋光反射層のみからな
る光干渉色材が知られているが、物理的原理から明らか
なように、これらの材料では、最大でも入射した光の半
分しか反射されず、当該材料を使用したインキを用いた
印刷物の光干渉色濃度は小さなものであった。
【0008】以上のように、従来公知の材料では、取扱
い上不便であるばかりでなく、得られる印刷物の光干渉
色濃度も小さいものであった。本発明が解決しようとす
る課題は、前記のような取扱い上の欠点をなくし、より
簡便に、効率的に印刷でき、かつ、光干渉色濃度が大き
な印刷物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、コレステリック
相を示す高分子液晶からなる左旋光性の光を反射する左
旋光反射層と、コレステリック相を示す高分子液晶から
なる右旋光性の光を反射する右旋光反射層との積層物か
らなり、左旋光反射層の反射波長スペクトルの極大波長
と右旋光反射層の反射波長スペクトルの極大波長との差
が0〜50nmの範囲にあるコレステリック液晶膜から
なる任意画像を有する印刷物によって、前記のような欠
点を解消でき、しかも、より簡便に、効率的に印刷がで
き、かつ、光干渉色濃度の大きな印刷物が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、コレステリック液晶膜からなる任意画像を有する印
刷物であって、該コレステリック液晶膜が、コレステリ
ック相を示す高分子液晶からなる左旋光性の光を反射す
る左旋光反射層と、コレステリック相を示す高分子液晶
からなる右旋光性の光を反射する右旋光反射層との積層
物からなり、左旋光反射層の反射波長スペクトルの極大
波長と右旋光反射層の反射波長スペクトルの極大波長と
の差が0〜50nmの範囲にあるコレステリック液晶膜
からなる任意画像を有する印刷物提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で使用するコレステリック
液晶膜は、コレステリック液晶組成物、コレステリック
液晶ポリマーから調製されたインキを用いて任意画像を
印刷することによって形成することができる。
【0012】これらのコレステリック液晶材料として
は、基質に印刷した後、(1)重合性基を有するコレス
テリック液晶形成性モノマーを光硬化するなどしてコレ
ステリック液晶状態を保持するもの、(2)コレステリ
ック液晶形成性化合物に液晶以外の重合性基を有するモ
ノマーを添加した上で、該モノマーを光硬化するなどし
てコレステリック液晶状態を保持するもの、など、目
的、使用形態に応じて最良のものを選ぶことができる。
【0013】上記(1)としては、例えば、特開昭59
−109505号公報に記載されている、コレステロー
ル基を含有するアクリル酸エステルからなるコレステリ
ック液晶形成性モノマー、特開平8−3111号公報に
記載されている、1個の(メタ)アクリロイル基と2〜
4個の6員環とを有する重合性液晶モノマーと光学活性
化合物とからなる重合性コレステリック液晶形成性組成
物、などが挙げられる。
【0014】上記(2)としては、例えば、特開昭56
−139506号公報に記載されている、コレステリッ
ク液晶材料であるポリグルタミン酸およびそのエステル
と、光硬化性の非液晶性モノマーであるアクリルアミ
ド、アクリル酸エステル、ジビニルベンゼン、トリエチ
レングリコールメタクリレートなどとの組み合わせから
なる材料が挙げられる。さらには、特表平10−508
882号公報に記載されている、コレステリック液晶材
料である、両末端にアクリル基を有する式(A)
【0015】
【化1】
【0016】で表わされる化合物および1,4:3,6
−ジアンヒドロソルビット−2,5−ビス(4’−(6
−アクリルオキシヘキソキシ)−安息香酸)エステル
と、光硬化性の非液晶性モノマーであるヘキサンジオー
ルジアクリレートなどとの組み合わせからなる材料が挙
げられる。
【0017】コレステリック相を示す高分子液晶からな
る左旋光性の光を反射する左旋光反射層およびコレステ
リック相を示す高分子液晶からなる右旋光性の光を反射
する右旋光反射層を形成する際に使用する液晶材料は、
得られる旋光性が目的の旋光性を発現するものであれ
ば、同種のものでも異種のものでよく、各層が独立に上
記(1)〜(2)のものであってよい。
【0018】本発明の印刷物におけるコレステリック液
晶膜からなる任意画像を形成する際に使用するインキ
は、前記液晶材料の他に、必要に応じて、光重合開始
剤、バインダー樹脂、希釈剤などを混合することによっ
て、製造することができる。
【0019】光重合開始剤としては、例えば、アセトフ
ェノン系化合物、チオキサンソン系化合物、などが挙げ
られ、具体的には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン(チバガイギー社製の「イルガキュアー18
4」)、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン(チバガイギー社製の「イルガキュアー65
1」)、などが挙げられる。重合開始剤を使用する場合
の使用量は、活性光線硬化に必要な量で、かつ、できる
限り少量を用いることが好ましく、通常、前記液晶材料
100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲が好
ましい。
【0020】バインダー樹脂としては、例えば、ロジン
変性フェノール樹脂、ポリアミド、ニトロセルロース、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アルキッド樹脂の如
き通常の印刷インキに用いられているものが挙げられ
る。バインダー樹脂を使用する場合の使用量は、前記液
晶材料の液晶性を損なわない量であれば良く、液晶材料
100重量部に対して、0.1〜20重量部の範囲が好
ましい。
【0021】希釈剤としては、例えば、例えば、トルエ
ン、メチルエチルケトン、酢酸ブチル、N−メチルピロ
リドン、などが挙げられる。希釈剤を用いる場合の使用
量は、前記液晶材料の液晶性を損なわない量であれば良
く、液晶材料100重量部に対して、0.1〜20重量
部の範囲が好ましい。
【0022】左旋光性の光を反射する左旋光反射層の反
射波長スペクトルと、右旋光性の光を反射する右旋光反
射層の反射波長スペクトルは、印刷物の干渉色濃度を大
きくさせるという目的を達成するためには、左旋光反射
層の反射波長スペクトルの極大波長と右旋光反射層の反
射波長スペクトルの極大波長との差が0〜50nmの範
囲にあることが望ましい。さらに好ましくは、差が0〜
20nmの範囲にあることが望ましい。
【0023】左旋光性の光を反射する左旋光反射層と、
右旋光性の光を反射する右旋光反射層との積層物を得る
ためには、例えば、(イ)印刷基質の上に、左旋光反射
層または右旋光反射層を生じる前記の液晶材料を含有す
るインキを用いて印刷した後、(ロ)光硬化などの方法
によって、左旋光反射層または右旋光反射層を生じるコ
レステリック液晶状態を保持、乾燥(以下、固定化とす
る)させ、(ハ)さらに、この上に前記の反射層とは逆
向きの旋光反射層を生じる前記の液晶材料を含有するイ
ンキを用いて印刷した後、(ニ)光硬化などの方法によ
って、右旋光反射層または左旋光反射層を生じるコレス
テリック液晶状態を固定化すればよい。
【0024】印刷基質としては、従来から使用されてい
る紙、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂の如きポリ
マーからなるフィルム、金属フィルム、などが挙げられ
る。これらの基質フィルムは黒色に着色するなどの光吸
収性の処理がされていることが好ましい。
【0025】本発明の印刷物の使用用途にもよるが、耐
候性が要求される場合には、コレステリック液晶膜の上
に、保護コート層を設けることが好ましい。保護コート
層を設ける方法としては、例えば、ポリマーフィルムを
コレステリック液晶膜の上に貼り付ける方法、保護膜を
形成するような重合性化合物を含有する重合性組成物を
コレステリック液晶膜の上に塗布した後、光硬化などの
方法により保護膜を形成させる方法、などが挙げられ
る。
【0026】
【実施例】以下に、実施例を用いて本発明を更に詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例の範囲に限定される
ものでない。
【0027】<インキの製造例> (製造例1) 式(B1)
【0028】
【化2】
【0029】で表わされる重合性液晶化合物0.41
g、式(B2)
【0030】
【化3】
【0031】で表わされる重合性液晶化合物0.41
g、式(B3)
【0032】
【化4】
【0033】で表わされる光学活性化合物(左旋性)
0.18g及び「イルガキュア−184」(チバガイギ
ー社製の光開始剤)0.01gを混合して、インキ1を
調製した。
【0034】(製造例2)製造例1で用いた式(B1)
で表わされる重合性液晶化合物0.41g、同じく式
(B2)で表わされる重合性液晶化合物0.41g、式
(B4)
【0035】
【化5】
【0036】で表わされる光学活性化合物(右旋性)
0.18g及び「イルガキュア−184」0.01gを
混合して、インキ2を調製した。
【0037】(製造例3)製造例1で用いた式(B1)
で表わされる重合性液晶化合物0.38g、同じく式
(B2)で表わされる重合性液晶化合物0.38g、製
造例2で用いた式(B4)で表わされる光学活性化合物
(右旋性)0.24g及び「イルガキュア−184」
0.01gを混合して、インキ3を調製した。
【0038】<インキ塗膜の発色性および旋光性確認> (インキ1)黒色のコート紙に、製造例1で得たインキ
1を、コート紙の温度を15℃に保ちながら、バーコー
ターを用いて配向、塗布した。塗布された部分が橙色に
呈色した。コート紙の温度を15℃に保ちながら、紫外
線ランプを5分間照射することによって、該塗膜を硬化
させた(塗膜1)。塗膜1に偏光を照射し、左旋光性の
光を反射する左旋光反射層からなっていることを確認し
た。
【0039】(インキ2)黒色のコート紙に、製造例2
で得たインキ2を、コート紙の温度を15℃に保ちなが
ら、バーコーターを用いて配向、塗布した。塗布された
部分が橙色に呈色した。コート紙の温度を15℃に保ち
ながら、紫外線ランプを5分間照射することによって、
該塗膜を硬化させた(塗膜2)。塗膜2に偏光を照射
し、右旋光性の光を反射する右旋光反射層からなってい
ることを確認した。
【0040】(インキ3)黒色のコート紙に、製造例3
で得たインキ3を、コート紙の温度を15℃に保ちなが
ら、バーコーターを用いて配向、塗布した。塗布された
部分が緑色に呈色した。コート紙の温度を15℃に保ち
ながら、紫外線ランプを5分間照射することによって、
該塗膜を硬化させた(塗膜3)。塗膜3に偏光を照射
し、右旋光性の光を反射する右旋光反射層からなってい
ることを確認した。
【0041】<反射スペクトル測定>紫外線−可視スペ
クトルメーターを用いて、各塗膜の反射スペクトルを測
定した。反射ピーク波長は表1に示したとおりであり、
塗膜1と塗膜2とは反射波長スペクトルの極大波長がほ
ぼ同一であったのに対して、塗膜1と塗膜3とは反射波
長スペクトルの極大波長が100nm以上の差があるこ
とがわかった。
【0042】
【表1】
【0043】(実施例1)任意の画像を形成した凸版上
に製造例1で得たインキ1を塗布した後、コート紙の温
度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写した。
転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度を15
℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射することに
よって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜1)。印刷塗膜
1が硬化したことを確認した後、印刷塗膜1と同一の画
像を形成した凸版上に製造例2で得たインキ2を塗布
し、画像が印刷塗膜1と重なるように配置して、コート
紙の温度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写
した。転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度
を15℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射する
ことによって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜12)。
【0044】(比較例1)任意の画像を形成した凸版上
に製造例1で得たインキ1を塗布した後、コート紙の温
度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写した。
転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度を15
℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射することに
よって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜1)。印刷塗膜
1が硬化したことを確認した後、印刷塗膜1と同一の画
像を形成した凸版上に製造例1で得たインキ1を塗布
し、画像が印刷塗膜1と重なるように配置して、コート
紙の温度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写
した。転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度
を15℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射する
ことによって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜11)。
【0045】(比較例2)任意の画像を形成した凸版上
に製造例2で得たインキ2を塗布した後、コート紙の温
度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写した。
転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度を15
℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射することに
よって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜2)。印刷塗膜
2が硬化したことを確認した後、印刷塗膜2と同一の画
像を形成した凸版上に製造例2で得たインキ2を塗布
し、画像が印刷塗膜1と重なるように配置して、コート
紙の温度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写
した。転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度
を15℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射する
ことによって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜22)。
【0046】(比較例3)任意の画像を形成した凸版上
に製造例1で得たインキ1を塗布した後、コート紙の温
度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写した。
転写した部分が橙色に呈色した。コート紙の温度を15
℃に保ちながら、紫外線ランプを5分間照射することに
よって、該塗膜を硬化させた(印刷塗膜1)。印刷塗膜
1が硬化したことを確認した後、印刷塗膜1と同一の画
像を形成した凸版上に製造例3で得たインキ3を塗布
し、画像が印刷塗膜1と重なるように配置して、コート
紙の温度を15℃に保ちながら、黒色のコート紙に転写
した。転写した部分が赤みをおびた黄緑色に呈色した。
コート紙の温度を15℃に保ちながら、紫外線ランプを
5分間照射することによって、該塗膜を硬化させた(印
刷塗膜13)。
【0047】<発色性の確認>実施例1で得た印刷塗膜
12と、比較例1で得た印刷塗膜11及び比較例2で得
た印刷塗膜22を白色光下、目視観察した結果、いずれ
の印刷塗膜も橙色に呈色するのが観察された。また、印
刷塗膜11及び印刷塗膜22の色の濃さと比べて、本発
明の実施例1で得た印刷塗膜12の色の濃さが明らかに
大きかった。
【0048】実施例1で得た印刷塗膜12及び比較例3
で得た印刷塗膜13を白色光下、目視観察すると、印刷
塗膜12は橙色に、印刷塗膜13は赤みをおびた黄緑色
に呈色するのが観察された。
【0049】
【発明の効果】干渉色濃度が大きな光干渉色材からなる
任意画像を有する印刷物が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレステリック液晶膜からなる任意画像
    を有する印刷物であって、該コレステリック液晶膜が、
    コレステリック相を示す高分子液晶からなる左旋光性の
    光を反射する左旋光反射層と、コレステリック相を示す
    高分子液晶からなる右旋光性の光を反射する右旋光反射
    層との積層物からなり、左旋光反射層の反射波長スペク
    トルの極大波長と右旋光反射層の反射波長スペクトルの
    極大波長との差が0〜50nmの範囲にあることを特徴
    とするコレステリック液晶膜からなる任意画像を有する
    印刷物。
JP11107759A 1999-04-15 1999-04-15 コレステリック液晶膜からなる任意画像を有する印刷物 Pending JP2000296700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002097392A (ja) * 2000-09-22 2002-04-02 Toppan Forms Co Ltd 偽造防止用インキおよびそれを用いた偽造防止用シート

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