JP2000296491A - チャックユニット - Google Patents

チャックユニット

Info

Publication number
JP2000296491A
JP2000296491A JP11104281A JP10428199A JP2000296491A JP 2000296491 A JP2000296491 A JP 2000296491A JP 11104281 A JP11104281 A JP 11104281A JP 10428199 A JP10428199 A JP 10428199A JP 2000296491 A JP2000296491 A JP 2000296491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
pinion
rod
rack
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11104281A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Morikawa
潤司 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11104281A priority Critical patent/JP2000296491A/ja
Publication of JP2000296491A publication Critical patent/JP2000296491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャックユニット自身を大型化させないで、
そのチャックユニットの拡開寸法を大きくする。 【解決手段】 本発明に係るチャックユニットは、両側
面にラック15rが形成されたロッド15を軸方向に移
動させてそのロッド15の両側に配置された第一ピニオ
ン16と第二ピニオン17を回動させ、各々のピニオン
16,17の回動を対応する第一チャック爪22と第二
チャック爪24のラック22r,24rに伝達するチャ
ックユニットにおいて、第一チャック爪22と第二チャ
ック爪24は互いに干渉しないように、前記ピニオン1
6,17の厚み方向に位置をずらした状態で配置されて
いるとともに、第一ピニオン16は第二チャック爪24
と干渉しないように、第二ピニオン17は第一チャック
爪22と干渉しないように構成されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両側面にラックが
形成されたロッドを軸方向に移動させてそのロッドの両
側に配置された第一ピニオンと第二ピニオンを回動さ
せ、各々のピニオンの回動を対応する第一チャック爪と
第二チャック爪のラックに伝達するチャックユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来のチャックユニットが
特開昭62−2010号公報に記載されており、その概
略図が図5に示されている。前記チャックユニット1
は、ピストンロッド2pの両側にラック2rが形成され
たエアーシリンダ2を備えている。前記ピストンロッド
2pの両側にはラック2rと歯合する一対のピニオン4
が設置されており、それらのピニオン4の下に前記ピス
トンロッド2pと直角にガイド溝5が形成されている。
そして、前記ガイド溝5に左右一対のチャック爪6がそ
のガイド溝5に沿って摺動できるように装着されてい
る。前記チャック爪6はスライダー6sの部分がガイド
溝5と嵌合しており、そのスライダー6sの上面にガイ
ド溝5と平行にラック6rが形成されている。そして、
図5において左側のチャック爪6のラック6rが左側の
ピニオン4と歯合し、右側のチャック爪6のラック6r
が右側のピニオン4と歯合している。
【0003】前記チャックユニット1を開くには、ピス
トンロッド2pを突出させる方向にエアーシリンダ2を
駆動させる。これによって、図5(A)に示されるよう
に、左側のピニオン4は右回動、右側のピニオン4は左
回動するため、左側のチャック爪6はガイド溝5に沿っ
て左に摺動し、右側のチャック爪6は右に摺動する。即
ち、一対のチャック爪6が互いに離れる方向に移動する
ため、チャックユニット1が開かれる。また、チャック
ユニット1を閉じるには、ピストンロッド2pを収納さ
せる方向にエアーシリンダ2を駆動させる。これによっ
て、図5(B)に示されるように、左側のピニオン4は
左回動、右側のピニオン4は右回動するため、左側のチ
ャック爪6はガイド溝5に沿って右に摺動し、右側のチ
ャック爪6は左に摺動する。即ち、一対のチャック爪6
が互いに接近する方向に移動するため、チャックユニッ
ト1が閉じられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記チャック
ユニット1では一対のチャック爪6が同じガイド溝5に
沿って摺動する構造のため、互いのチャック爪6の干渉
を考慮する必要があり、それらのチャック爪6のスライ
ダー6s及びラック6rを希望する長さに(十分長く)
製作することは難しい。ここで、前記チャック爪6のラ
ック6rの端部Tがチャックユニット1のほぼ中央にあ
るとき、即ち、チャックユニット1が閉状態のときに
(図5(B)参照)、前記ピニオン4と歯合しているラ
ック6rの部位をKとすれば、前記ラック6rのT〜K
間が前記ピニオン4との歯合範囲になる。そして、前記
歯合範囲T〜Kと等しい距離だけチャック爪6はそれぞ
れ開方向に移動できる。このため、チャックユニット1
の拡開寸法Lを大きくしようとすれば、歯合範囲T〜K
を大きくする必要がある。しかし、前記チャックユニッ
ト1は、前述のように、両チャック爪6の移動上の制約
からスライダー6s及びラック6rの長さが制限される
ため、上記した構造で歯合範囲T〜Kを大きくするには
ガイド溝5を長くしたうえで前記ラック6rを長くする
必要がある。即ち、前記チャックユニット1の拡開寸法
Lを大きくしようとすれば装置を大型化しなければなら
ない。
【0005】本発明のうち請求項1に記載の発明は、チ
ャックユニットを大型化しないでそのチャックユニット
の拡開寸法を大きくすることをその目的とする。請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加え
て、チャックユニットの拡開寸法を変更できるようにし
て、複数種類のワークを把持できるようにすることをそ
の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、請求項
1に記載されたチャックユニットによって解決される。
本発明によると、第一チャック爪と第二チャック爪とは
干渉をさけるためピニオンの厚み方向に位置をずらした
状態で配置されている。また、第一チャック爪は第二チ
ャック爪の移動に使用される第二ピニオンと干渉せず、
第二チャック爪は第一チャック爪の移動に使用される第
一ピニオンと干渉しない。このため、各々のチャック爪
における大きさの制約が緩和され、前記チャック爪を比
較的自由なサイズで製作できるとともに、ラックの長さ
もほぼ希望する寸法に設定できる。したがって、第一、
第二ピニオンと歯合する第一、第二チャック爪のラック
の歯合範囲を大きく取ることができ、各々のチャック爪
の開方向の移動量を大きくできる。即ち、チャックユニ
ット自身を大型化することなく、そのチャックユニット
の拡開寸法を大きくできる。
【0007】上記した別の課題は、請求項2に記載され
たチャックユニットによって解決される。本発明による
と、ストッパによってロッドの軸方向の移動範囲が制限
されるため、第一、第二ピニオンの回動量が制限され、
第一、第二チャック爪の開方向の移動量が制限される。
すなわち、ストッパを機能させたり、ストッパを解除す
ることにより、チャックユニットの拡開寸法を変更する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態)以下、図
1、図2に基づいて、本発明の第一の実施の形態に係る
チャックユニットの説明を行う。本実施の形態に係るチ
ャックユニットはロボットのハンド等に装着されるユニ
ットであり、図1(A)にそのチャックユニットの縦断
面図、図1(B)に図1(A)のB―B矢視断面図が示
されている。また、図2に図1(A)のII― II矢視断
面図が示されている。
【0009】前記チャックユニット10は、図1(A)
に示されるように、所定の厚みを有する台形状のケース
12を備えており、その台形状のケース12の上底に相
当する部分(上端面)に駆動シリンダ14が取付けられ
ている。駆動シリンダ14はエアー式のシリンダであ
り、そのピストンロッド14pの先端にロッド15が同
軸に取付けられている。前記ロッド15は角柱形をした
棒体であり、その両側面にラック15rが形成されてい
る。ここで、前記駆動シリンダ14は、前記ロッド15
がケース12の中央を軸方向(図1(A)における上下
方向)に移動できるように位置決めされている。
【0010】また、前記ロッド15の両側にはそのロッ
ド15の各々のラック15rと歯合する左ピニオン16
及び右ピニオン17が位置決めされている。左右のピニ
オン16,17は、図2に示されるように、ケース12
の前板12fに設けられた前軸受け12xと後板12b
に設けられた後軸受け12yとによって、各々の軸心が
ロッド15の軸心と直角になるように支持されている。
なお、図2には、左ピニオン16のみが記載されている
が、右ピニオン17の支持構造も左ピニオン16の場合
と同様である。
【0011】左ピニオン16は、図2に示されるよう
に、中央部から前軸受け12xの近傍までが大径部16
dであり、その大径部16dの外周面に歯16tが形成
されている。一方、前記大径部16dの端面から後軸受
け12yの近傍までは小径部16sとなっており、その
小径部16sの外周面には歯は形成されていない。この
ため、左ピニオン16は、中央部から前部がピニオンと
して機能する。そして、前記左ピニオン16の中央部
が、前述のように、ロッド15のラック15rと歯合
し、その左ピニオン16の前部が後記する左チャック爪
22のラック22rと歯合する。
【0012】右ピニオン17は、左ピニオン16とは逆
に中央部から後軸受け12yまでが大径部であり、その
大径部の外周面に歯(図示されていない)が形成されて
いる。一方、前記大径部の端面から前軸受け12xの近
傍までが小径部となっており、その小径部の外周面には
歯は形成されていない。このため、右ピニオン17は、
中央部から後部がピニオンとして機能する。そして、前
記右ピニオン17の中央部が前記ロッド15のラック1
5rと歯合し、その右ピニオン17の後部が後記する右
チャック爪24のラック24rと歯合する。即ち、左ピ
ニオン16が本発明の第一ピニオン、右ピニオン17が
本発明の第二ピニオンに相当する。
【0013】左チャック爪22は略L字形に成形された
ブロックであり(図1(A)参照)、ワーク把持部22
hとスライダー部22sとから構成されている。スライ
ダー部22sは左チャック爪22を前記ケース12に対
して摺動可能に連結する部分であり、図1(B)、図2
に示されるように、ケース12の前板12fとロッド1
5との間に収納できる厚みに製作されている。
【0014】前記スライダー部22sの前面には、その
スライダー部22sの長手方向に直線状の突条22eが
形成されており、その突条22eがケース12の前板1
2fに形成された横溝12mに摺動可能な状態で嵌め込
まれている。ここで、前記前板12fの横溝12mはロ
ッド15に対して直角に形成されているため、スライダ
ー部22sはロッド15に対して直角方向に移動可能と
なる。また、前記スライダー部22sの上面には前述の
左ピニオン16と歯合するラック22rが形成されてい
る。
【0015】また、前記ケース12内の中央には、図1
(B)に示されるように、左チャック爪22のスライダ
ー部22sを前板12fの反対側から支える中板27が
その前板12f、後板12bと平行に固定されている。
ここで、前記中板27の厚みは前記ロッド15とほぼ等
しい厚みに設定されている。
【0016】右チャック爪24は左チャック爪22と同
様に略L字形に成形されたブロックであり、ワーク把持
部24hとスライダー部24sとから構成されている。
なお、前記右チャック爪24も左チャック爪22と等し
い構造であるため、右チャック爪24に関する詳細な説
明は省略する。右チャック爪24のスライダー部24s
は、ケース12の後板12bとロッド15、中板27と
の間に収納されており(図1(B)参照)、そのスライ
ダー部24sの突条24eがケース12の後板12bに
形成された横溝12qに摺動可能な状態で嵌め込まれて
いる。また、前記スライダー部24sの上面には前述の
右ピニオン17と歯合するラック24rが形成されてい
る。
【0017】即ち、左チャック爪22のスライダー部2
2sとロッド15及び右チャック爪24のスライダー部
24sは、図1(B)に示されるように、ケース12の
厚み方向において位置をずらした状態で配置されてい
る。また、左ピニオン16の外周面には左チャック爪2
2のラック22rと対向する部分に歯16tが形成され
ているとともに、右チャック爪24のラック24rと対
向する部分は歯が形成されていない小径部16sとなっ
ている。同様に、右ピニオン17の外周面には右チャッ
ク爪24のラック24rと対向する部分に歯が形成され
ているとともに、左チャック爪22のラック22rと対
向する部分は歯が形成されていない小径部となってい
る。このため、左チャック爪22、ロッド15及び右チ
ャック爪24が互いに干渉することがなく、各々のサイ
ズ(長さ)を自由に設定できる。即ち、左チャック爪2
2が本発明の第一チャック爪、右チャック爪24が本発
明の第二チャック爪に相当する。
【0018】次に、図1、図2に基づいて、本実施の形
態に係るチャックユニット10の動作を説明する。チャ
ックユニット10を開くには、ピストンロッド14pを
突出させる方向に駆動シリンダ14を動作させる。これ
によって、ロッド15が図1(A)において下降し、そ
のロッド15のラック15rと歯合している左ピニオン
16が右回動、右ピニオン17が左回動する。前記左ピ
ニオン16が右回動することにより、その左ピニオン1
6と歯合している左チャック爪22のラック22rが左
に移動し、左チャック爪22は前板12fと中板27の
間を横溝12mに沿って左方向(開方向)に移動する。
このとき、左チャック爪22のラック22rは右ピニオ
ン17の位置も通過するが、前記右ピニオン17の前部
には歯が形成されていないため、その右ピニオン17と
左チャック爪22のラック22rとが干渉することはな
い。
【0019】また、前記右ピニオン17が左回動するこ
とにより、その右ピニオン17と歯合している右チャッ
ク爪24のラック24rが右に移動し、右チャック爪2
4は後板12bと中板27の間を横溝12qに沿って右
方向(開方向)に移動する。このとき、右チャック爪2
4のラック24rは左ピニオン16の位置も通過する
が、前記左ピニオン17の後部には歯16tが形成され
ていないため、その左ピニオン16と右チャック爪24
のラック24rとが干渉することはない。
【0020】チャックユニット10を閉じるには、ピス
トンロッド14pを収納させる方向に駆動シリンダ14
を動作させる。これによって、ロッド15が図1(A)
において上昇し、そのロッド15のラック15rと歯合
している左ピニオン16が左回動、右ピニオン17が右
回動する。前記左ピニオン16が左回動することによ
り、その左ピニオン16と歯合している左チャック爪2
2のラック22rが右に移動し、左チャック爪22は前
板12fと中板27の間を横溝12mに沿って右方向
(閉方向)に移動する。
【0021】また、前記右ピニオン17が右回動するこ
とにより、その右ピニオン17と歯合している右チャッ
ク爪24のラック24rが左に移動し、右チャック爪2
4は後板12bと中板27の間を横溝12qに沿って左
方向(閉方向)に移動する。即ち、前記チャックユニッ
ト10は、駆動シリンダ14によりロッド15を昇降さ
せ、ラック15r,22r,24r&ピニオン16,1
7の働きで左右のチャック爪22,24を開閉方向に移
動させ、ワークをクランプする。
【0022】このように、本実施の形態に係るチャック
ユニット10によると、左右のチャック爪22,24は
互いに干渉しないように、ピニオン16,17の厚み方
向に位置をずらした状態で互いに平行に配置されてい
る。即ち、チャック爪22,24は互いに干渉しないた
め、各々のチャック爪22,24を自由なサイズで製作
できるとともに、ラック22r,24rの長さも希望す
る寸法に設定できる。このため、前記ピニオン16,1
7と歯合するチャック爪22,24のラック22r,2
4rの歯合範囲を大きく取ることができ、チャック爪2
2,24の開方向の移動量を大きくできる。即ち、チャ
ックユニット自身を大型化することなく、そのチャック
ユニットの拡開寸法を大きくできる。
【0023】また、チャック爪22,24のスライダー
部22s,24sを長く製作できるため、チャック爪2
2,24の剛性が高まる。さらに、左右のチャック爪2
2,24のラック22r,24rとロッド15のラック
15rとを交差させることができるため、ピニオン1
6,17を小径化できる。このため、軸受け12x,1
2yやケース12も小型軽量化できる。
【0024】(第二の実施の形態)以下、図3、図4に
基づいて本発明の第二の実施の形態に係るチャックユニ
ットの説明を行う。本実施の形態に係るチャックユニッ
トは第一の実施の形態に係るチャックユニット10の左
チャック爪22、右チャック爪24にワークの形状に応
じた左爪42、右爪43をそれぞれ取付け、さらに拡開
寸法Lを二段階に切替えられるようにしたものである。
なお、基本構造は第一の実施の形態に係るチャックユニ
ット10と同様であるため、基本構造に関する説明は省
略する。
【0025】前記左爪42は、略V字形のワーク押え部
42pを備えており、左チャック爪22のワーク把持部
22にボルト止めされる。なお、前記ボルトは図上省略
されている。また、右爪43は、平坦なワーク押え部4
3pを備えており、右チャック爪24のワーク把持部2
4hに同じくボルト止めされる。また、ケース12の後
板12bにはロッド15の軸方向に移動量(下降量)を
制限するストッパ50が装着されている。
【0026】前記ストッパ50はエアシリンダ51によ
ってストッパロッド52を軸方向に進退させる構造であ
り、そのストッパロッド52がケース12の先端位置
(下端位置)でロッド15に対して直角に位置決めされ
ている。そして、前記ストッパロッド52が前進限位置
にあるときに、図4に示されるように、そのストッパロ
ッド52の先端部がロッド15の軸心延長線上に配置さ
れる。これによって、前記ロッド15が下降する際にそ
のロッド15の先端(下端)がケース12の先端位置で
前記ストッパロッド52に当接し、そのロッド15の下
降が制限される。また、前記ストッパロッド52が後退
限位置にあるときは、そのストッパロッド52は前記ロ
ッド15と干渉しないため、ロッド15は下限位置まで
下降可能となる。
【0027】次に、図3、図4に基づいて、本実施の形
態に係るチャックユニット60の動作を説明する。前記
チャックユニット60の拡開寸法Lを制限する場合に
は、前記ストッパ50によりストッパロッド52を前進
限位置に保持する。これによって、ロッド15の下降量
が制限され、そのロッド15のラック15rとピニオン
16,17を介して連結されている左チャック爪22の
ラック22r及び右チャック爪24のラック24rの開
方向における移動量が制限される。即ち、チャックユニ
ット60の拡開寸法Lが制限される。
【0028】前記チャックユニット60の拡開寸法Lを
制限しない場合、即ち、そのチャックユニット60を限
界まで開く場合には、前記ストッパ50によりストッパ
ロッド52を後退限位置に保持する。これによって、前
記ロッド15とストッパロッド52とが干渉しなくな
り、ロッド15は下限位置まで下降可能になる。この結
果、左チャック爪22と右チャック爪24との開方向び
おける移動量の制限がなくなり、チャックユニット60
は限界まで開放可能になる。
【0029】このように、本実施の形態に係るチャック
ユニット60によると、ストッパ50により拡開寸法L
を二段階に変えられるため、そのチャックユニット60
を二種類のワークに対して使用することができる。ここ
で、第一、第二の実施の形態においてはロッド15をエ
アシリンダで軸方向に移動させる例を示したが、他の方
法、例えば、ボール&ナット等により軸方向に移動させ
ることも可能である。なお、ボール&ナット等を使用し
てロッド15の移動量を調整すれば、拡開寸法Lを多段
的に変えることが可能になる。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、各々のチャック爪を希
望する長さに製作できるため、前記ピニオンと歯合する
チャック爪のラックの歯合範囲を大きくでき、チャック
爪の開方向の移動量を大きくできる。即ち、チャックユ
ニット自身を大型化することなく、そのチャックユニッ
トの拡開寸法を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るチャックユニ
ットの縦断面図(A図)、A図のB−B矢視図(B図)
である。
【図2】図1(A)のII‐II矢視断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態に係るチャックユニ
ットの縦断面図である。
【図4】図3のIV‐IV矢視断面図である。
【図5】従来のチャックユニットの開状態を表す縦断面
図(A図)、閉状態を表す縦断面図(B図)である。
【符号の説明】
15 ロッド 15r ラック 16 左ピニオン(第一ピニオン) 17 右ピニオン(第二ピニオン) 22 左チャック爪(第一チャック爪) 22r ラック 24 右チャック爪(第二チャック爪) 24r ラック 50 ストッパ 52 ストッパロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面にラックが形成されたロッドを軸
    方向に移動させてそのロッドの両側に配置された第一ピ
    ニオンと第二ピニオンを回動させ、各々のピニオンの回
    動を対応する第一チャック爪と第二チャック爪のラック
    に伝達するチャックユニットにおいて、 第一チャック爪と第二チャック爪は互いに干渉しないよ
    うに、前記ピニオンの厚み方向に位置をずらした状態で
    配置されているとともに、第一ピニオンは第二チャック
    爪と干渉しないように、第二ピニオンは第一チャック爪
    と干渉しないように構成されていることを特徴とするチ
    ャックユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたチャックユニット
    において、 前記ロッドの軸方向の移動範囲を制限するストッパが設
    けられていることを特徴とするチャックユニット。
JP11104281A 1999-04-12 1999-04-12 チャックユニット Pending JP2000296491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104281A JP2000296491A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 チャックユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104281A JP2000296491A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 チャックユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000296491A true JP2000296491A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14376554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11104281A Pending JP2000296491A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 チャックユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000296491A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103448060A (zh) * 2013-09-04 2013-12-18 宁夏巨能机器人系统有限公司 轴类两工位气动抓取手爪
WO2019010805A1 (zh) * 2017-07-13 2019-01-17 广州市赛康尼机械设备有限公司 机械夹爪及夹杆机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103448060A (zh) * 2013-09-04 2013-12-18 宁夏巨能机器人系统有限公司 轴类两工位气动抓取手爪
WO2019010805A1 (zh) * 2017-07-13 2019-01-17 广州市赛康尼机械设备有限公司 机械夹爪及夹杆机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9943967B2 (en) Five-degree-of-freedom hybrid robot with rotational supports
JP4692163B2 (ja) ワーク位置決め支持装置及びワーク位置決め支持方法
US9751208B2 (en) Robotic device and laboratory automation system comprising robotic device
EP0115544B1 (en) Double hand for industrial robot
JPH07205063A (ja) 工業用ロボツト
JP2006341283A (ja) アーク溶接用ポジショナ及びアーク溶接ロボットシステム
US20100307278A1 (en) device for handling and/or performing work operations on objects
CN111347460B (zh) 一种机械臂
JP2000296491A (ja) チャックユニット
JP3979254B2 (ja) 車体の位置決め装置
JP6693978B2 (ja) 搬送用ツールおよびロボット
KR101731325B1 (ko) 링크 타입의 클램핑 척유닛
JPS60242920A (ja) 組立機用チヤツク装置
TWM531876U (zh) 多軸焊接設備
JP2002018539A (ja) 絞り加工装置
JP2003048184A (ja) ハンドリング装置
Guo et al. Mobility of 4R1P-type five-bars using characteristics charts
CN113433944A (zh) 一种并联机器人及其轨迹控制方法
JPH07299790A (ja) ワーク搬送用ロボットハンド
JP3227992B2 (ja) ワーク位置決め装置
JP2001259954A (ja) フレキシブルトランスファ装置
JP2001191118A (ja) 曲げ加工装置
JP2008055515A (ja) ワーク移載装置
JP2006272353A (ja) パネル搬送装置
JPH08257757A (ja) 切断用ロボットのトーチ支持装置