JP2000296290A - 洗濯機の動力伝達装置 - Google Patents
洗濯機の動力伝達装置Info
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- JP2000296290A JP2000296290A JP11280581A JP28058199A JP2000296290A JP 2000296290 A JP2000296290 A JP 2000296290A JP 11280581 A JP11280581 A JP 11280581A JP 28058199 A JP28058199 A JP 28058199A JP 2000296290 A JP2000296290 A JP 2000296290A
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
- D06F37/30—Driving arrangements
- D06F37/40—Driving arrangements for driving the receptacle and an agitator or impeller, e.g. alternatively
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
- D06F37/02—Rotary receptacles, e.g. drums
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を単純化し、製造コストダウンを図りう
るようにした洗濯機の動力伝達装置を提供する。 【解決手段】 洗濯の際に脱水槽が回転されないようド
ラムを制動するブレーキ部(200)と、洗濯の際に前記ド
ラムに伝達される動力を断切るクラッチ部(300)を備え
た洗濯機の動力伝達装置において、前記ブレーキ部とク
ラッチ部は一つのレバー軸により同時に支持され、前記
ブレーキ部は前記レバー軸に一側端が支持されて左右回
動されるブレーキレバーと、前記ドラムの外周を囲繞し
て両側端が前記ブレーキレバーの回転中心から両側の所
定距離の二つの部位に第1および第2のヒンジピンにより
それぞれヒンジ結合されて洗濯の際にドラム(22)の両方
向回転を制動させるブレーキバンドとを備え、一方向ク
ラッチベアリングが不要な構成とした。
るようにした洗濯機の動力伝達装置を提供する。 【解決手段】 洗濯の際に脱水槽が回転されないようド
ラムを制動するブレーキ部(200)と、洗濯の際に前記ド
ラムに伝達される動力を断切るクラッチ部(300)を備え
た洗濯機の動力伝達装置において、前記ブレーキ部とク
ラッチ部は一つのレバー軸により同時に支持され、前記
ブレーキ部は前記レバー軸に一側端が支持されて左右回
動されるブレーキレバーと、前記ドラムの外周を囲繞し
て両側端が前記ブレーキレバーの回転中心から両側の所
定距離の二つの部位に第1および第2のヒンジピンにより
それぞれヒンジ結合されて洗濯の際にドラム(22)の両方
向回転を制動させるブレーキバンドとを備え、一方向ク
ラッチベアリングが不要な構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯機の動力伝
達装置に係り、より詳しくは、洗濯の際または脱水の際
に動力を切換えるブレーキ部とクラッチ部の相互に有機
的関係および構造を手短かに改善させた洗濯機の動力伝
達装置に関するものである。
達装置に係り、より詳しくは、洗濯の際または脱水の際
に動力を切換えるブレーキ部とクラッチ部の相互に有機
的関係および構造を手短かに改善させた洗濯機の動力伝
達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来による洗濯機の動力伝達装
置は、図1に示すように、駆動軸(10)の外周の下部端に
はナット(12)によりプーリー(14)が固定され、前記駆動
軸(10)の外周の前記プーリー(14)の上側には駆動軸カッ
プリング(16)が強嵌により結合され、前記駆動軸(10)の
外周の前記駆動軸カップリング(16)の上側には複数のブ
ッシュ(18)を介して歯車ケース(20)が回転自在に設けら
れている。
置は、図1に示すように、駆動軸(10)の外周の下部端に
はナット(12)によりプーリー(14)が固定され、前記駆動
軸(10)の外周の前記プーリー(14)の上側には駆動軸カッ
プリング(16)が強嵌により結合され、前記駆動軸(10)の
外周の前記駆動軸カップリング(16)の上側には複数のブ
ッシュ(18)を介して歯車ケース(20)が回転自在に設けら
れている。
【0003】前記歯車ケース(20)の上端縁部には、ドラ
ム(22)が回転自在に設けられ、該ドラム(22)の上端内周
面には従動軸カップリング(24)が回転自在にセレーショ
ンにより結合され、前記従動軸カップリング(24)の上端
には複数のボルト(26)を介して脱水槽(28)が固定されて
いる。
ム(22)が回転自在に設けられ、該ドラム(22)の上端内周
面には従動軸カップリング(24)が回転自在にセレーショ
ンにより結合され、前記従動軸カップリング(24)の上端
には複数のボルト(26)を介して脱水槽(28)が固定されて
いる。
【0004】前記従動軸カップリング(24)の内周には、
複数のブッシュ(30)を介して従動軸(32)が回転自在に設
けられ、前記従動軸(32)の上端の外周の前記脱水槽(28)
の上側にはボルト(34)を介してパルセータ(36)が設けら
れ、前記従動軸(32)の下端の外周には上部キャリア(38)
が回転自在にセレーションにより結合されている。
複数のブッシュ(30)を介して従動軸(32)が回転自在に設
けられ、前記従動軸(32)の上端の外周の前記脱水槽(28)
の上側にはボルト(34)を介してパルセータ(36)が設けら
れ、前記従動軸(32)の下端の外周には上部キャリア(38)
が回転自在にセレーションにより結合されている。
【0005】さらに、前記駆動軸(10)の上端には、太陽
歯車(40)が固定され、該太陽歯車(40)の外周には複数の
遊星歯車(42)が周方向へ一定間隔を置いてそれぞれ回転
自在に歯合され、前記ドラム(22)の下端の内周には前記
複数の遊星歯車(42)が回転自在に歯合されるよう内接歯
車(44)が形成されている。
歯車(40)が固定され、該太陽歯車(40)の外周には複数の
遊星歯車(42)が周方向へ一定間隔を置いてそれぞれ回転
自在に歯合され、前記ドラム(22)の下端の内周には前記
複数の遊星歯車(42)が回転自在に歯合されるよう内接歯
車(44)が形成されている。
【0006】ここで、前記複数の遊星歯車(42)は、前記
上部キャリア(38)と下部キャリア(46)との間に介されて
それぞれ軸(48)を介して減速回転自在に連結されてい
る。
上部キャリア(38)と下部キャリア(46)との間に介されて
それぞれ軸(48)を介して減速回転自在に連結されてい
る。
【0007】前記歯車ケース(20)の外周は中間高さにお
いて、洗濯槽(図示なし)の底面外側に固定された下部ハ
ウジング(50)の下端の内周とボールベアリング(52)を介
して結合され、前記歯車ケース(20)の外周の前記ボール
ベアリング(52)の上側には一方向クラッチベアリング(5
4)が設けられている。
いて、洗濯槽(図示なし)の底面外側に固定された下部ハ
ウジング(50)の下端の内周とボールベアリング(52)を介
して結合され、前記歯車ケース(20)の外周の前記ボール
ベアリング(52)の上側には一方向クラッチベアリング(5
4)が設けられている。
【0008】ここで、前記一方向クラッチベアリング(5
4)は、その外周に押入されたブッシュ(56)を介して支持
部材(58)により固定され、該支持部材(58)の縁部は複数
のボルト(60)により前記下部ハウジング(50)に固定され
ている。
4)は、その外周に押入されたブッシュ(56)を介して支持
部材(58)により固定され、該支持部材(58)の縁部は複数
のボルト(60)により前記下部ハウジング(50)に固定され
ている。
【0009】すなわち、前記一方向クラッチベアリング
(54)は、前記ブッシュ(56)の内周に圧入され、図3(A)
(B)に示すように、その内周面にのこぎりの歯形状に複
数の谷(62a)と山(62b)とが繰返し形成された胴体(62)
と、前記複数の谷(62a)内にそれぞれ遊動可能に支持さ
れつつ前記歯車ケース(20)の回転方向につれて摩擦され
て歯車ケース(20)が一方向だけに回転されるようにする
複数の遊動体(64)とから構成されている。
(54)は、前記ブッシュ(56)の内周に圧入され、図3(A)
(B)に示すように、その内周面にのこぎりの歯形状に複
数の谷(62a)と山(62b)とが繰返し形成された胴体(62)
と、前記複数の谷(62a)内にそれぞれ遊動可能に支持さ
れつつ前記歯車ケース(20)の回転方向につれて摩擦され
て歯車ケース(20)が一方向だけに回転されるようにする
複数の遊動体(64)とから構成されている。
【0010】一方で、前記下部ハウジング(50)の上端縁
部には、前記従動軸カップリング(24)の外周の前記ドラ
ム(22)の上側にボールベアリング(66)を介して固定され
た上部ハウジング(68)が一体に固定され、その上端一側
のフランジ部(50a)には、ブレーキレバー(70)がレバー
軸(72)とレバースプリング(74)とにより左右回動自在に
支持され、その周面一側の切欠部(50b)には前記ドラム
(22)の外周に接触される一方向ブレーキバンド(76)の一
側端が固定されている。
部には、前記従動軸カップリング(24)の外周の前記ドラ
ム(22)の上側にボールベアリング(66)を介して固定され
た上部ハウジング(68)が一体に固定され、その上端一側
のフランジ部(50a)には、ブレーキレバー(70)がレバー
軸(72)とレバースプリング(74)とにより左右回動自在に
支持され、その周面一側の切欠部(50b)には前記ドラム
(22)の外周に接触される一方向ブレーキバンド(76)の一
側端が固定されている。
【0011】ここで、前記一方向ブレーキバンド(76)
は、一側端が前記切欠部(50b)を通じて下部ハウジング
(50)の一側に固定され、他の一側端が前記切欠部(50b)
を通じて外部に突出されて前記ブレーキレバー(70)にヒ
ンジ結合されている。
は、一側端が前記切欠部(50b)を通じて下部ハウジング
(50)の一側に固定され、他の一側端が前記切欠部(50b)
を通じて外部に突出されて前記ブレーキレバー(70)にヒ
ンジ結合されている。
【0012】前記駆動軸カップリング(16)の上端外周と
歯車ケース(20)の下端外周には、クラッチスプリング(7
8)が設けられ、前記クラッチスプリング(78)の外周には
クラッチホルダー(80)が設けられ、前記クラッチホルダ
ー(80)の外周にはブレーキリング(82)を介してスリーブ
部材(84)が設けられている。
歯車ケース(20)の下端外周には、クラッチスプリング(7
8)が設けられ、前記クラッチスプリング(78)の外周には
クラッチホルダー(80)が設けられ、前記クラッチホルダ
ー(80)の外周にはブレーキリング(82)を介してスリーブ
部材(84)が設けられている。
【0013】この際、前記クラッチスプリング(78)は、
その一側端部が前記歯車ケース(20)に連結され、その他
の一側端部はクラッチホルダー(80)に連結されている。
その一側端部が前記歯車ケース(20)に連結され、その他
の一側端部はクラッチホルダー(80)に連結されている。
【0014】前記スリーブ部材(84)の一側には、クラッ
チレバー(86)が設けられ、前記クラッチレバー(86)の一
側は、前記下部ハウジング(50)の一側に支持されるもう
一つのレバー軸(72a)とレバースプリング(74a)により左
右回動自在に支持されている。
チレバー(86)が設けられ、前記クラッチレバー(86)の一
側は、前記下部ハウジング(50)の一側に支持されるもう
一つのレバー軸(72a)とレバースプリング(74a)により左
右回動自在に支持されている。
【0015】また、前記クラッチレバー(86)とブレーキ
レバー(70)は、ドレーンモータ(図示なし)に連結される
連結レバー(88)により連動されるように設けられてい
る。
レバー(70)は、ドレーンモータ(図示なし)に連結される
連結レバー(88)により連動されるように設けられてい
る。
【0016】このように構成された従来の動力伝達装置
は、洗濯コースが選択されると、連結レバー(88)がドレ
ーンモータ(図示なし)の動力を伝達されて一方向へ動作
されつつブレーキレバー(70)とクラッチレバー(86)を動
作させる。
は、洗濯コースが選択されると、連結レバー(88)がドレ
ーンモータ(図示なし)の動力を伝達されて一方向へ動作
されつつブレーキレバー(70)とクラッチレバー(86)を動
作させる。
【0017】この際、ブレーキレバー(70)は、巻回動作
されることによりブレーキレバー(70)の一側にヒンジ結
合された一方向ブレーキバンド(76)の一側端部を一側に
引張るようになり、その一方向ブレーキバンド(76)はド
ラム(22)の外周面に強く密着されることにより、ドラム
(22)が回転されないように制動させる。
されることによりブレーキレバー(70)の一側にヒンジ結
合された一方向ブレーキバンド(76)の一側端部を一側に
引張るようになり、その一方向ブレーキバンド(76)はド
ラム(22)の外周面に強く密着されることにより、ドラム
(22)が回転されないように制動させる。
【0018】さらに、クラッチレバー(86)は、解除動作
につれてクラッチレバー(86)の下端に連結されたスリー
ブ部材(84)を一方向へ押すようになり、そのスリーブ部
材(84)はその内側に設けられたブレーキリング(82)の摩
擦力によりクラッチホルダー(80)を一方向へ回動させ、
そのクラッチホルダー(80)は一側に連結されたクラッチ
スプリング(78)を解除する方向へ回転させることによ
り、クラッチスプリング(78)の内径を拡大させる。
につれてクラッチレバー(86)の下端に連結されたスリー
ブ部材(84)を一方向へ押すようになり、そのスリーブ部
材(84)はその内側に設けられたブレーキリング(82)の摩
擦力によりクラッチホルダー(80)を一方向へ回動させ、
そのクラッチホルダー(80)は一側に連結されたクラッチ
スプリング(78)を解除する方向へ回転させることによ
り、クラッチスプリング(78)の内径を拡大させる。
【0019】これによって、クラッチスプリング(78)の
内周面は、駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)の
外周面から離れて一定なギャップ(GAP)を形成すること
により、歯車ケース(20)とクラッチスプリング(78)は回
転されえないようになり、プーリー(14)に常時連結され
た駆動軸カップリング(16)と駆動軸(10)だけが回転され
うる状態となる。
内周面は、駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)の
外周面から離れて一定なギャップ(GAP)を形成すること
により、歯車ケース(20)とクラッチスプリング(78)は回
転されえないようになり、プーリー(14)に常時連結され
た駆動軸カップリング(16)と駆動軸(10)だけが回転され
うる状態となる。
【0020】この際、プーリー(14)がモータ(図示なし)
の動力をうけて回転されつつ駆動軸(10)を回転させる
と、その駆動軸(10)はその上部端に固定された太陽歯車
(40)を同時回転させるようになり、その太陽歯車(40)は
その外周面に歯合された複数の遊星歯車(42)を回転さ
せ、複数の遊星歯車(42)は減速回転されつつその上側に
軸(48)を介して連結された上部キャリア(38)を回転させ
る。
の動力をうけて回転されつつ駆動軸(10)を回転させる
と、その駆動軸(10)はその上部端に固定された太陽歯車
(40)を同時回転させるようになり、その太陽歯車(40)は
その外周面に歯合された複数の遊星歯車(42)を回転さ
せ、複数の遊星歯車(42)は減速回転されつつその上側に
軸(48)を介して連結された上部キャリア(38)を回転させ
る。
【0021】さらに、上部キャリア(38)は、その上端中
央にセレーション結合された従動軸(32)を回転させ、そ
の従動軸(32)はその上端にボルト(34)を介して結合され
たパルセータ(36)を回転させ、そのパルセータ(36)は脱
水槽(28)内に供給された水(洗濯水)に強い水流(渦流現
象)を生起させるとともに洗濯物を撹拌させる。
央にセレーション結合された従動軸(32)を回転させ、そ
の従動軸(32)はその上端にボルト(34)を介して結合され
たパルセータ(36)を回転させ、そのパルセータ(36)は脱
水槽(28)内に供給された水(洗濯水)に強い水流(渦流現
象)を生起させるとともに洗濯物を撹拌させる。
【0022】一方で、脱水コースが選択されると、ドレ
ーンモータ(図示なし)の動力を伝達された連結レバー(8
8)が洗濯の際にその動作と反対方向へ動作されつつブレ
ーキレバー(70)とクラッチレバー(86)を動作させる。
ーンモータ(図示なし)の動力を伝達された連結レバー(8
8)が洗濯の際にその動作と反対方向へ動作されつつブレ
ーキレバー(70)とクラッチレバー(86)を動作させる。
【0023】この際、ブレーキレバー(70)は、解除動作
されることによりブレーキレバー(70)の一側にヒンジ結
合された一方向ブレーキバンド(76)の一側端部をドラム
(22)側に押すようになり、その一方向ブレーキバンド(7
6)はドラム(22)の外周面から離隔されて一定のギャップ
を形成することにより、ドラム(22)が回転自在な状態に
置かれるようになる。
されることによりブレーキレバー(70)の一側にヒンジ結
合された一方向ブレーキバンド(76)の一側端部をドラム
(22)側に押すようになり、その一方向ブレーキバンド(7
6)はドラム(22)の外周面から離隔されて一定のギャップ
を形成することにより、ドラム(22)が回転自在な状態に
置かれるようになる。
【0024】さらに、クラッチレバー(86)は、巻回動作
につれてクラッチレバー(86)の下端に連結されたスリー
ブ部材(84)を引張るようになり、そのスリーブ部材(84)
はその内側に設けられたクラッチホルダー(80)を反対方
向へ回動させ、そのクラッチホルダー(80)は一側に連結
されたクラッチスプリング(78)を巻回する方向へ回転さ
せることによりクラッチスプリング(78)の内径を縮小さ
せる。
につれてクラッチレバー(86)の下端に連結されたスリー
ブ部材(84)を引張るようになり、そのスリーブ部材(84)
はその内側に設けられたクラッチホルダー(80)を反対方
向へ回動させ、そのクラッチホルダー(80)は一側に連結
されたクラッチスプリング(78)を巻回する方向へ回転さ
せることによりクラッチスプリング(78)の内径を縮小さ
せる。
【0025】これによって、クラッチスプリング(78)の
内周面は駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)の外
周面に強く巻回されることにより、歯車ケース(20)とク
ラッチスプリング(78)は回転されうる状態に置かれるよ
うになり、プーリー(14)に常時連結された駆動軸カップ
リング(16)と駆動軸(10)も回転されうる状態に置かれる
ようになる。
内周面は駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)の外
周面に強く巻回されることにより、歯車ケース(20)とク
ラッチスプリング(78)は回転されうる状態に置かれるよ
うになり、プーリー(14)に常時連結された駆動軸カップ
リング(16)と駆動軸(10)も回転されうる状態に置かれる
ようになる。
【0026】この際、駆動軸(10)の回転により発生され
た動力は、上述の洗濯の際の動作と同様に太陽歯車(40)
→複数の遊星歯車(42)→上部キャリア(38)→従動軸(32)
の順に伝達されつつパルセータ(36)を回転させる。
た動力は、上述の洗濯の際の動作と同様に太陽歯車(40)
→複数の遊星歯車(42)→上部キャリア(38)→従動軸(32)
の順に伝達されつつパルセータ(36)を回転させる。
【0027】さらに、歯車ケース(20)は、その上端縁部
に固定されたドラム(22)を回転させ、そのドラム(22)は
その上端内周にセレーション結合された従動軸カップリ
ング(24)を回転させ、その従動軸カップリング(24)はそ
の上端に複数のボルト(26)により固定された脱水槽(28)
を回転させる。
に固定されたドラム(22)を回転させ、そのドラム(22)は
その上端内周にセレーション結合された従動軸カップリ
ング(24)を回転させ、その従動軸カップリング(24)はそ
の上端に複数のボルト(26)により固定された脱水槽(28)
を回転させる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
く構成された従来による洗濯機の動力伝達装置は、洗濯
の際に脱水槽(28)の左右回転を制動するために、ドラム
(22)と歯車ケース(20)に一方向ブレーキバンド(76)と一
方向クラッチベアリング(54)をそれぞれ設けられてき
た。
く構成された従来による洗濯機の動力伝達装置は、洗濯
の際に脱水槽(28)の左右回転を制動するために、ドラム
(22)と歯車ケース(20)に一方向ブレーキバンド(76)と一
方向クラッチベアリング(54)をそれぞれ設けられてき
た。
【0029】つまり、前記一方向ブレーキバンド(76)
は、図2に示すように、ドラム(22)の外周面を囲繞しつ
つその一側端部が下部ハウジング(50)の一側に固定さ
れ、他方の端部がブレーキレバー(70)に遊動可能にヒン
ジ結合されているため、そのブレーキバンド(76)は引張
られる際その力(P1)と反対方向へ回転しようとするドラ
ム(22)の回転力(P2)のみを制動することができた。
は、図2に示すように、ドラム(22)の外周面を囲繞しつ
つその一側端部が下部ハウジング(50)の一側に固定さ
れ、他方の端部がブレーキレバー(70)に遊動可能にヒン
ジ結合されているため、そのブレーキバンド(76)は引張
られる際その力(P1)と反対方向へ回転しようとするドラ
ム(22)の回転力(P2)のみを制動することができた。
【0030】さらに、ドラム(22)が、ブレーキバンド(7
6)が引張られる力(P1)と同一方向へ回転しようとする回
転力(P3)は、図3(A)のように歯車ケース(20)の外周に接
触されて強い摩擦力を起こす一方向クラッチベアリング
(54)の複数の遊動体(64)により制動してきた。
6)が引張られる力(P1)と同一方向へ回転しようとする回
転力(P3)は、図3(A)のように歯車ケース(20)の外周に接
触されて強い摩擦力を起こす一方向クラッチベアリング
(54)の複数の遊動体(64)により制動してきた。
【0031】かように、制動装置が二元化されて設けら
れるため、構造が複雑であるのみならず、とくに高価部
品である一方向クラッチベアリング(54)を使用すること
により製造コストアップを招くという問題点があった。
れるため、構造が複雑であるのみならず、とくに高価部
品である一方向クラッチベアリング(54)を使用すること
により製造コストアップを招くという問題点があった。
【0032】そこで、この発明は上記種々の問題点を解
決するためになされたものであつて、この発明の目的
は、一方向クラッチベアリングの使用をなくして、両方
向ブレーキバンドを使用して構造を単純化せしめること
はもとより、製造コストダウンを図りうるようにした洗
濯機の動力伝達装置を提供することにある。
決するためになされたものであつて、この発明の目的
は、一方向クラッチベアリングの使用をなくして、両方
向ブレーキバンドを使用して構造を単純化せしめること
はもとより、製造コストダウンを図りうるようにした洗
濯機の動力伝達装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するためになされたこの発明による洗濯機の動力伝達装
置は、洗濯の際に脱水槽が回転されないようドラムを制
動するブレーキ部(200)と、洗濯の際に前記ドラムに伝
達される動力を断切るクラッチ部(300)とを備えた洗濯
機の動力伝達装置において、前記ブレーキ部とクラッチ
部とは一つのレバー軸により同時に支持され、前記ブレ
ーキ部は前記レバー軸に一側端が支持されて左右回動さ
れるブレーキレバーと、前記ドラムの外周を囲繞して両
側端が前記ブレーキレバーの回転中心から両側の所定距
離の二つの部位に第1および第2のヒンジピンによりそれ
ぞれヒンジ結合されて洗濯の際にドラム(22)の両方向回
転を制動させるブレーキバンドとを備えていることを特
徴とする。
するためになされたこの発明による洗濯機の動力伝達装
置は、洗濯の際に脱水槽が回転されないようドラムを制
動するブレーキ部(200)と、洗濯の際に前記ドラムに伝
達される動力を断切るクラッチ部(300)とを備えた洗濯
機の動力伝達装置において、前記ブレーキ部とクラッチ
部とは一つのレバー軸により同時に支持され、前記ブレ
ーキ部は前記レバー軸に一側端が支持されて左右回動さ
れるブレーキレバーと、前記ドラムの外周を囲繞して両
側端が前記ブレーキレバーの回転中心から両側の所定距
離の二つの部位に第1および第2のヒンジピンによりそれ
ぞれヒンジ結合されて洗濯の際にドラム(22)の両方向回
転を制動させるブレーキバンドとを備えていることを特
徴とする。
【0034】また、脱水槽の動力ラインに連結された歯
車ケースと、パルセータの動力ラインに連結された駆動
軸カップリングを連結または断切るようクラッチスプリ
ングと、上部・下部スリーブと、クラッチレバーと、弾
発部材(350)とを備えた洗濯機の動力伝達装置におい
て、前記クラッチレバー(340)の一側には、洗濯の際に
前記上部・下部スリーブにそれぞれかみ合われて相互反
対方向へ回転させる第1および第2のラッチが所定距離を
置いて一体に突設されたことを特徴とする。
車ケースと、パルセータの動力ラインに連結された駆動
軸カップリングを連結または断切るようクラッチスプリ
ングと、上部・下部スリーブと、クラッチレバーと、弾
発部材(350)とを備えた洗濯機の動力伝達装置におい
て、前記クラッチレバー(340)の一側には、洗濯の際に
前記上部・下部スリーブにそれぞれかみ合われて相互反
対方向へ回転させる第1および第2のラッチが所定距離を
置いて一体に突設されたことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明による一実施形態
について添付図面に沿って詳述する。
について添付図面に沿って詳述する。
【0036】ちなみに、従来の構成と同一部分に対して
は同一名称および符号を付してそれについての詳述は省
くことにする。
は同一名称および符号を付してそれについての詳述は省
くことにする。
【0037】この発明による洗濯機の動力伝達装置にお
いて、ブレーキ部(200)は、図4〜6に示すように、前記
上部ハウジング(68)と下部ハウジング(50)との間の一側
に垂直に結合されたレバー軸(210)と、前記上部ハウジ
ング(68)と下部ハウジング(50)との間に位置されるよう
前記レバー軸(210)の外周に左右回動自在に結合された
ブレーキレバー(220)と、前記上部ハウジング(68)と下
部ハウジング(50)との間の前記ブレーキレバー(220)の
上側に位置されるよう前記レバー軸(210)の外周に巻回
されて一端が上部ハウジング(68)に連結され、他端はブ
レーキレバー(220)に連結される第1の弾発部材(230)
と、前記ドラム(22)の外周面を囲繞し両側端は前記ブレ
ーキレバー(220)の回転中心から所定距離の二つの部位
に第1および第2のヒンジピン(240)(241)によりそれぞれ
ヒンジ結合されたブレーキバンド(250)とから構成され
ている。
いて、ブレーキ部(200)は、図4〜6に示すように、前記
上部ハウジング(68)と下部ハウジング(50)との間の一側
に垂直に結合されたレバー軸(210)と、前記上部ハウジ
ング(68)と下部ハウジング(50)との間に位置されるよう
前記レバー軸(210)の外周に左右回動自在に結合された
ブレーキレバー(220)と、前記上部ハウジング(68)と下
部ハウジング(50)との間の前記ブレーキレバー(220)の
上側に位置されるよう前記レバー軸(210)の外周に巻回
されて一端が上部ハウジング(68)に連結され、他端はブ
レーキレバー(220)に連結される第1の弾発部材(230)
と、前記ドラム(22)の外周面を囲繞し両側端は前記ブレ
ーキレバー(220)の回転中心から所定距離の二つの部位
に第1および第2のヒンジピン(240)(241)によりそれぞれ
ヒンジ結合されたブレーキバンド(250)とから構成され
ている。
【0038】すなわち、前記レバー軸(210)は、その上
端が前記上部ハウジング(68)の縁部の一側に結合され、
その下端は前記下部ハウジング(50)の縁部の一側を貫通
して下部に突出されている。
端が前記上部ハウジング(68)の縁部の一側に結合され、
その下端は前記下部ハウジング(50)の縁部の一側を貫通
して下部に突出されている。
【0039】前記ブレーキレバー(220)は、前記ブレー
キバンド(250)の両側端部が側方向へ所定の深さに挿入
されるよう断面形状がコ字状アングルからなり、その一
側端の上下面中央には前記レバー軸(210)が垂直に回動
自在に貫通されるよう軸穴(221)が穿設され、その一側
端の上下面の軸穴(221)の中心から所定距離を保持する
前側と後側には前記第1および第2のヒンジピン(240)(24
1)が垂直方向にそれぞれ挿入されてヒンジ結合されるよ
う第1のおよび第2の支持穴(222)(223)が穿設されてい
る。
キバンド(250)の両側端部が側方向へ所定の深さに挿入
されるよう断面形状がコ字状アングルからなり、その一
側端の上下面中央には前記レバー軸(210)が垂直に回動
自在に貫通されるよう軸穴(221)が穿設され、その一側
端の上下面の軸穴(221)の中心から所定距離を保持する
前側と後側には前記第1および第2のヒンジピン(240)(24
1)が垂直方向にそれぞれ挿入されてヒンジ結合されるよ
う第1のおよび第2の支持穴(222)(223)が穿設されてい
る。
【0040】この際、前記第1のヒンジピン(240)と第2
のヒンジピン(241)のレバー軸(210)に対する位置関係
は、図9に示すように、前記ドラム(22)が脱水の際にP方
向へ回転される条件でレバー軸(210)の中心と第1のヒン
ジピン(240)の中心との距離(L1)が、レバー軸(210)の中
心と第2のヒンジピン(241)の中心との距離(L2)より大き
く設けられている。
のヒンジピン(241)のレバー軸(210)に対する位置関係
は、図9に示すように、前記ドラム(22)が脱水の際にP方
向へ回転される条件でレバー軸(210)の中心と第1のヒン
ジピン(240)の中心との距離(L1)が、レバー軸(210)の中
心と第2のヒンジピン(241)の中心との距離(L2)より大き
く設けられている。
【0041】また、前記ブレーキレバー(220)の下面の
前記軸穴(221)から後方へ所定距離を保持する位置に
は、中央にねじ穴(224)をもつリブ(225)が一体に折曲さ
れて垂直に設けられ、前記ねじ穴(224)には脱水の際に
後述するクラッチ部を一方向へ押して回動させるように
調整ボルト(260)が設けられている。
前記軸穴(221)から後方へ所定距離を保持する位置に
は、中央にねじ穴(224)をもつリブ(225)が一体に折曲さ
れて垂直に設けられ、前記ねじ穴(224)には脱水の際に
後述するクラッチ部を一方向へ押して回動させるように
調整ボルト(260)が設けられている。
【0042】前記第1の弾発部材(230)は、変形コイルス
プリングにてなる。
プリングにてなる。
【0043】前記ブレーキバンド(250)の両端には、前
記第1および第2のヒンジピン(240)(241)が遊動可能に挿
入されるようそれぞれヒンジ穴(251)(252)が穿設されて
いる。
記第1および第2のヒンジピン(240)(241)が遊動可能に挿
入されるようそれぞれヒンジ穴(251)(252)が穿設されて
いる。
【0044】一方で、動力伝達装置において、クラッチ
部(300)は、図4および7に示すように、前記歯車ケース
(20)と駆動軸カップリング(16)との境界部分側の外周に
螺旋状に巻回されたクラッチスプリング(310)と、前記
歯車ケース(20)の外周に回転自在に結合され、前記クラ
ッチスプリング(310)の上部端に結合された上部スリー
ブ(320)と、前記駆動軸カップリング(16)の外周に回転
自在に結合され前記クラッチスプリング(310)の下部端
に結合された下部スリーブ(330)と、洗濯の際に前記上
部スリーブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向
へ回転させるか、または脱水の際に上部・下部スリーブ
(320)(330)から離隔されるよう前記ブレーキ部(200)の
レバー軸(210)の外周下端に回動自在に結合されたクラ
ッチレバー(340)と、前記クラッチレバー(340)の一側に
巻回されて一端が前記クラッチレバー(340)に連結さ
れ、他端が下部ハウジング(50)に連結される第2の弾発
部材(350)と、前記クラッチレバー(340)が前記レバー軸
(210)に結合後、下部側に分離されないようレバー軸(21
0)の下部端に結合されるスナップリング(360)とから構
成されている。
部(300)は、図4および7に示すように、前記歯車ケース
(20)と駆動軸カップリング(16)との境界部分側の外周に
螺旋状に巻回されたクラッチスプリング(310)と、前記
歯車ケース(20)の外周に回転自在に結合され、前記クラ
ッチスプリング(310)の上部端に結合された上部スリー
ブ(320)と、前記駆動軸カップリング(16)の外周に回転
自在に結合され前記クラッチスプリング(310)の下部端
に結合された下部スリーブ(330)と、洗濯の際に前記上
部スリーブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向
へ回転させるか、または脱水の際に上部・下部スリーブ
(320)(330)から離隔されるよう前記ブレーキ部(200)の
レバー軸(210)の外周下端に回動自在に結合されたクラ
ッチレバー(340)と、前記クラッチレバー(340)の一側に
巻回されて一端が前記クラッチレバー(340)に連結さ
れ、他端が下部ハウジング(50)に連結される第2の弾発
部材(350)と、前記クラッチレバー(340)が前記レバー軸
(210)に結合後、下部側に分離されないようレバー軸(21
0)の下部端に結合されるスナップリング(360)とから構
成されている。
【0045】すなわち、前記上部スリーブ(320)は、そ
の周面の上端に前記クラッチスプリング(310)の上部端
が引掛かるよう掛止穴(321)が穿設され、その外周の下
端に前記クラッチレバー(340)が歯合されるよう歯車の
歯(322)が削成されている。
の周面の上端に前記クラッチスプリング(310)の上部端
が引掛かるよう掛止穴(321)が穿設され、その外周の下
端に前記クラッチレバー(340)が歯合されるよう歯車の
歯(322)が削成されている。
【0046】前記下部スリーブ(330)は、その周面の下
端に前記クラッチスプリング(310)の下部端が引掛かる
よう掛止穴(331)が穿設され、その外周の上端に前記ク
ラッチレバー(340)が歯合されるよう歯車の歯(332)が形
成されている。
端に前記クラッチスプリング(310)の下部端が引掛かる
よう掛止穴(331)が穿設され、その外周の上端に前記ク
ラッチレバー(340)が歯合されるよう歯車の歯(332)が形
成されている。
【0047】ここで、前記歯車の歯(322)と歯車の歯(33
2)は、相互に反対角度ののこぎりの歯形状にてなる。
2)は、相互に反対角度ののこぎりの歯形状にてなる。
【0048】前記クラッチレバー(340)は、その一側に
前記レバー軸(210)に結合される結合部(341)が形成さ
れ、その他側端には前記上部・下部スリーブ(320)(330)
を相互に反対方向に回転させるか、または上部・下部ス
リーブ(320)(330)から離隔されるスパナ部(342)にて構
成されている。
前記レバー軸(210)に結合される結合部(341)が形成さ
れ、その他側端には前記上部・下部スリーブ(320)(330)
を相互に反対方向に回転させるか、または上部・下部ス
リーブ(320)(330)から離隔されるスパナ部(342)にて構
成されている。
【0049】すなわち、前記結合部(341)は、その上面
中央に前記第2の弾発部材(350)が外周に嵌合され、内周
に前記レバー軸(210)が嵌入されるよう軸穴(343)をもつ
ボス(344)が所定高さに突設され、その上面縁部の一側
には前記第2の弾発部材(350)の上部端が引掛かるよう第
1の掛止突起(345)が所定高さに突設され、その上面縁部
の前記第1の掛止突起(345)に対向される位置には、前記
調整ボルト(260)の端部が接触されるよう第2の掛止突起
(346)が所定高さに突設されている。
中央に前記第2の弾発部材(350)が外周に嵌合され、内周
に前記レバー軸(210)が嵌入されるよう軸穴(343)をもつ
ボス(344)が所定高さに突設され、その上面縁部の一側
には前記第2の弾発部材(350)の上部端が引掛かるよう第
1の掛止突起(345)が所定高さに突設され、その上面縁部
の前記第1の掛止突起(345)に対向される位置には、前記
調整ボルト(260)の端部が接触されるよう第2の掛止突起
(346)が所定高さに突設されている。
【0050】前記スパナ部(342)は、半円形状にてなっ
ており、その内部曲面の前記結合部(341)側と隣接した
上端高さには、前記上部スリーブ(320)の歯車の歯(322)
に結合または分離されるよう第1のラッチ(347)が一体に
突設され、その内部曲面の前記第1のラッチ(347)に対向
される下端高さには前記下部スリーブ(330)の歯車の歯
(332)に結合または分離されるよう第2のラッチ(348)が
一体に突設されている。
ており、その内部曲面の前記結合部(341)側と隣接した
上端高さには、前記上部スリーブ(320)の歯車の歯(322)
に結合または分離されるよう第1のラッチ(347)が一体に
突設され、その内部曲面の前記第1のラッチ(347)に対向
される下端高さには前記下部スリーブ(330)の歯車の歯
(332)に結合または分離されるよう第2のラッチ(348)が
一体に突設されている。
【0051】ここで、前記第1のラッチ(347)と第2のラ
ッチ(348)は、相互に向い合う角度(σ)が140゜≦σ≦18
0゜とされている。
ッチ(348)は、相互に向い合う角度(σ)が140゜≦σ≦18
0゜とされている。
【0052】前記第2の弾発部材(350)は、前記クラッチ
スプリング(310)より弾発力の高い変形コイルスプリン
グにてなり、その上部端は前記クラッチレバー(340)の
結合部(341)側の第1の掛止突起(345)に引掛かって結合
され、その下部端は前記下部ハウジング(50)の一側に引
掛かって結合される。
スプリング(310)より弾発力の高い変形コイルスプリン
グにてなり、その上部端は前記クラッチレバー(340)の
結合部(341)側の第1の掛止突起(345)に引掛かって結合
され、その下部端は前記下部ハウジング(50)の一側に引
掛かって結合される。
【0053】つぎに、かように構成されたこの発明によ
る作用および効果について述べる。
る作用および効果について述べる。
【0054】まず、図示しないパルセータの回転のため
に洗濯コースが選択されると、ドレーンモータ(図示な
し)の動力を伝達されてブレーキ部(200)とクラッチ部(3
00)が一方向へ動作される。
に洗濯コースが選択されると、ドレーンモータ(図示な
し)の動力を伝達されてブレーキ部(200)とクラッチ部(3
00)が一方向へ動作される。
【0055】すなわち、ブレーキ部(200)のブレーキレ
バー(220)が図8に示すように、レバー軸(210)を回転中
心にして一方向(反時計方向)へ所定角度だけ回動される
と、そのブレーキレバー(220)の二つの部位に第1および
第2のヒンジピン(240)(241)によりそれぞれヒンジ結合
されたブレーキバンド(250)の両端が相互に他方向に引
張られつつブレーキバンド(250)がドラム(22)の外周面
を強く圧着する。
バー(220)が図8に示すように、レバー軸(210)を回転中
心にして一方向(反時計方向)へ所定角度だけ回動される
と、そのブレーキレバー(220)の二つの部位に第1および
第2のヒンジピン(240)(241)によりそれぞれヒンジ結合
されたブレーキバンド(250)の両端が相互に他方向に引
張られつつブレーキバンド(250)がドラム(22)の外周面
を強く圧着する。
【0056】その理由は、第1のヒンジピン(240)と第2
のヒンジピン(241)が図8に示すように、前記ブレーキレ
バー(220)の二つの部位の前記レバー軸(210)を中心に相
互に対向する両側の所定距離(L1)(L2)にそれぞれ設けら
れ、これら第1および第2のヒンジピン(240)(241)にブレ
ーキバンド(250)の両端がそれぞれ連結されているた
め、洗濯の際にブレーキレバー(220)が回動される際、
第1のヒンジピン(240)と第2のヒンジピン(241)がレバー
軸(210)を間に置いて相互に同一方向(反時計方向)へ回
転されつつ第1のヒンジピン(240)がブレーキバンド(25
0)の一端をドラム(22)を中心に一方向(反時計方向)へ引
張るようになり、第2のヒンジピン(241)がブレーキバン
ド(250)の他端をドラム(22)を中心に他方向(時計方向)
へ引張るようになる。
のヒンジピン(241)が図8に示すように、前記ブレーキレ
バー(220)の二つの部位の前記レバー軸(210)を中心に相
互に対向する両側の所定距離(L1)(L2)にそれぞれ設けら
れ、これら第1および第2のヒンジピン(240)(241)にブレ
ーキバンド(250)の両端がそれぞれ連結されているた
め、洗濯の際にブレーキレバー(220)が回動される際、
第1のヒンジピン(240)と第2のヒンジピン(241)がレバー
軸(210)を間に置いて相互に同一方向(反時計方向)へ回
転されつつ第1のヒンジピン(240)がブレーキバンド(25
0)の一端をドラム(22)を中心に一方向(反時計方向)へ引
張るようになり、第2のヒンジピン(241)がブレーキバン
ド(250)の他端をドラム(22)を中心に他方向(時計方向)
へ引張るようになる。
【0057】この際、ドラム(22)は、別途の制動装置が
排除された状態でもっぱらブレーキバンド(250)の両端
が相互に反対方向への引張力により両方向へ回転しよう
とする力が制動される。 とくに、図8に示すように、脱
水の際にドラム(22)がP方向にのみ回転されるように設
定された状態で前記レバー軸(210)の中心と第1のヒンジ
ピン(240)の中心との距離(L1)が、レバー軸(210)の中心
と第2のヒンジピン(241)の中心との距離(L2)より大きく
設定された状態の場合、第2のヒンジピン(241)に連結さ
れたブレーキバンド(250)の端部側がドラム(22)により
大きく接触されるため、洗濯の際にドラム(22)が前記P
方向に回転しようとする力に比べて反対方向へ回転しよ
うとする制動力を大きく高めることができる。
排除された状態でもっぱらブレーキバンド(250)の両端
が相互に反対方向への引張力により両方向へ回転しよう
とする力が制動される。 とくに、図8に示すように、脱
水の際にドラム(22)がP方向にのみ回転されるように設
定された状態で前記レバー軸(210)の中心と第1のヒンジ
ピン(240)の中心との距離(L1)が、レバー軸(210)の中心
と第2のヒンジピン(241)の中心との距離(L2)より大きく
設定された状態の場合、第2のヒンジピン(241)に連結さ
れたブレーキバンド(250)の端部側がドラム(22)により
大きく接触されるため、洗濯の際にドラム(22)が前記P
方向に回転しようとする力に比べて反対方向へ回転しよ
うとする制動力を大きく高めることができる。
【0058】一方で、クラッチ部(300)のクラッチレバ
ー(340)は、図10に示すように、ブレーキレバー(220)が
レバー軸(210)を回転中心にして一方向(反時計方向)へ
所定角度で回動される際、一側端が下部ハウジング(50)
に引掛かって連結され他端がクラッチレバー(340)の第1
の掛止突起(345)に引掛かって連結される第2の弾発部材
(350)の弾発力によりブレーキレバー(220)の回動方向と
同一の方向へ回動される。
ー(340)は、図10に示すように、ブレーキレバー(220)が
レバー軸(210)を回転中心にして一方向(反時計方向)へ
所定角度で回動される際、一側端が下部ハウジング(50)
に引掛かって連結され他端がクラッチレバー(340)の第1
の掛止突起(345)に引掛かって連結される第2の弾発部材
(350)の弾発力によりブレーキレバー(220)の回動方向と
同一の方向へ回動される。
【0059】この際、クラッチレバー(340)の一側端に
相互に所定距離を置いて所定高さ差でそれぞれ突設され
た第1のラッチ(347)と第2のラッチ(348)は、クラッチレ
バー(340)回動力によりクラッチスプリング(310)の上部
端と下部端にそれぞれ固定された上部スリーブ(320)と
下部スリーブ(330)の歯車の歯(322)(332)に移動されて
それぞれ形状嵌合されるとともに、これらの上部スリー
ブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向へ強制回
転させることにより前記クラッチスプリング(310)を解
除させる。
相互に所定距離を置いて所定高さ差でそれぞれ突設され
た第1のラッチ(347)と第2のラッチ(348)は、クラッチレ
バー(340)回動力によりクラッチスプリング(310)の上部
端と下部端にそれぞれ固定された上部スリーブ(320)と
下部スリーブ(330)の歯車の歯(322)(332)に移動されて
それぞれ形状嵌合されるとともに、これらの上部スリー
ブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向へ強制回
転させることにより前記クラッチスプリング(310)を解
除させる。
【0060】その理由は、前記第2の弾発部材(350)がク
ラッチスプリング(310)の弾発力より強いためであり、
洗濯の際にブレーキレバー(220)の回動につれてクラッ
チレバー(340)が自在に回動できる状態に置かれると、
その瞬間、第2の弾発部材(350)は螺旋方向へ巻回されよ
うとする強い弾発力によりクラッチレバー(340)を前記
上部・下部スリーブ(320)(330)の方へ回動させるように
なり、クラッチレバー(340)に突設された第1のラッチ(3
47)と第2のラッチ(348)は上部スリーブ(320)と下部スリ
ーブ(330)にそれぞれ形状嵌合されるとともに、上部ス
リーブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向へ回
転させることになり、これら上部・下部スリーブ(320)
(330)はクラッチスプリング(310)の弾発力と反対方向へ
解除させることにより、クラッチスプリング(310)の内
径を拡大させる。
ラッチスプリング(310)の弾発力より強いためであり、
洗濯の際にブレーキレバー(220)の回動につれてクラッ
チレバー(340)が自在に回動できる状態に置かれると、
その瞬間、第2の弾発部材(350)は螺旋方向へ巻回されよ
うとする強い弾発力によりクラッチレバー(340)を前記
上部・下部スリーブ(320)(330)の方へ回動させるように
なり、クラッチレバー(340)に突設された第1のラッチ(3
47)と第2のラッチ(348)は上部スリーブ(320)と下部スリ
ーブ(330)にそれぞれ形状嵌合されるとともに、上部ス
リーブ(320)と下部スリーブ(330)を相互に反対方向へ回
転させることになり、これら上部・下部スリーブ(320)
(330)はクラッチスプリング(310)の弾発力と反対方向へ
解除させることにより、クラッチスプリング(310)の内
径を拡大させる。
【0061】この際、クラッチスプリング(310)の内周
面は、駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)との境
界部分側の外周面から接触が分離されて一定なギャップ
を形成することにより、歯車ケース(20)とクラッチスプ
リング(310)は回転されえない状態に置かれるようにな
り、駆動軸カップリング(16)と固定された駆動軸(10)だ
けが回転されつつ駆動軸(10)の動力ラインに連結された
パルセータ(図示なし)を回転させる。
面は、駆動軸カップリング(16)と歯車ケース(20)との境
界部分側の外周面から接触が分離されて一定なギャップ
を形成することにより、歯車ケース(20)とクラッチスプ
リング(310)は回転されえない状態に置かれるようにな
り、駆動軸カップリング(16)と固定された駆動軸(10)だ
けが回転されつつ駆動軸(10)の動力ラインに連結された
パルセータ(図示なし)を回転させる。
【0062】つぎに、図示のないパルセータと脱水槽を
回転させるために脱水コースが選択されると、ブレーキ
部(200)のブレーキレバー(220)が図9に示すように、レ
バー軸(210)を回転中心にして反対方向(時計方向)へ所
定角度だけ回動されると、ブレーキレバー(220)の二つ
の部位に第1および第2のヒンジピン(240)(241)によりそ
れぞれヒンジ結合されたブレーキバンド(250)の両端が
相互に他方向へ解除されつつブレーキバンド(250)がド
ラム(22)の外周面から分離されて一定なギャップを形成
することにより、ドラム(22)は回転自在な状態となる。
回転させるために脱水コースが選択されると、ブレーキ
部(200)のブレーキレバー(220)が図9に示すように、レ
バー軸(210)を回転中心にして反対方向(時計方向)へ所
定角度だけ回動されると、ブレーキレバー(220)の二つ
の部位に第1および第2のヒンジピン(240)(241)によりそ
れぞれヒンジ結合されたブレーキバンド(250)の両端が
相互に他方向へ解除されつつブレーキバンド(250)がド
ラム(22)の外周面から分離されて一定なギャップを形成
することにより、ドラム(22)は回転自在な状態となる。
【0063】すなわち、ブレーキレバー(220)が回動さ
れる際、第1のヒンジピン(240)と第2のヒンジピン(241)
はレバー軸(210)を間に置いて相互に同一方向へ回転さ
れつつ第1のヒンジピン(240)はブレーキバンド(250)の
一端をドラム(22)を中心に一方向(時計方向)へ押すよう
になり、第2のヒンジピン(241)はブレーキバンド(250)
の他端をドラム(22)を中心に他方向(反時計方向)へ押す
ことにより、ブレーキバンド(250)の内周面とドラム(2
2)の外周面との間にギャップが生じることにより制動力
が失われる。
れる際、第1のヒンジピン(240)と第2のヒンジピン(241)
はレバー軸(210)を間に置いて相互に同一方向へ回転さ
れつつ第1のヒンジピン(240)はブレーキバンド(250)の
一端をドラム(22)を中心に一方向(時計方向)へ押すよう
になり、第2のヒンジピン(241)はブレーキバンド(250)
の他端をドラム(22)を中心に他方向(反時計方向)へ押す
ことにより、ブレーキバンド(250)の内周面とドラム(2
2)の外周面との間にギャップが生じることにより制動力
が失われる。
【0064】一方で、クラッチ部(300)のクラッチレバ
ー(340)は、図11に示すように、ブレーキレバー(220)が
レバー軸(210)を回転中心にして反対方向(時計方向)へ
所定角度だけ回動される際、クラッチレバー(340)の一
側に突設された第2の掛止突起(346)とブレーキレバー(2
20)の一側に設けられた調整ボルト(260)との衝突により
ブレーキレバー(220)の回動方向と同一方向へ回動され
る。
ー(340)は、図11に示すように、ブレーキレバー(220)が
レバー軸(210)を回転中心にして反対方向(時計方向)へ
所定角度だけ回動される際、クラッチレバー(340)の一
側に突設された第2の掛止突起(346)とブレーキレバー(2
20)の一側に設けられた調整ボルト(260)との衝突により
ブレーキレバー(220)の回動方向と同一方向へ回動され
る。
【0065】さらに、クラッチレバー(340)の一側端に
相互に所定距離を置いて所定高さ差でそれぞれ突設され
た第1のラッチ(347)と第2のラッチ(348)は、クラッチレ
バー(340)の回動される角度に応じて上部スリーブ(320)
と下部スリーブ(330)の歯車の歯(322)(332)からそれぞ
れ一定距離に離隔され、これら上部スリーブ(320)と下
部スリーブ(330)はクラッチスプリング(310)の上部端と
下部端にそれぞれ固定された状態でクラッチスプリング
(310)は螺旋方向への巻回力により相互に反対方向(洗濯
際の回転方向と反対方向)へ回転される。
相互に所定距離を置いて所定高さ差でそれぞれ突設され
た第1のラッチ(347)と第2のラッチ(348)は、クラッチレ
バー(340)の回動される角度に応じて上部スリーブ(320)
と下部スリーブ(330)の歯車の歯(322)(332)からそれぞ
れ一定距離に離隔され、これら上部スリーブ(320)と下
部スリーブ(330)はクラッチスプリング(310)の上部端と
下部端にそれぞれ固定された状態でクラッチスプリング
(310)は螺旋方向への巻回力により相互に反対方向(洗濯
際の回転方向と反対方向)へ回転される。
【0066】この際、クラッチスプリング(310)は、そ
の内径が縮小されるとともに、駆動軸カップリング(16)
と歯車ケース(20)との境界部分側の外周面に強力に巻回
されるようになり、これによってドラム(22)、歯車ケー
ス(20)、クラッチスプリング(310)、駆動軸カップリン
グ(16)、駆動軸(10)とが一つの動力ラインとして連結さ
れる。
の内径が縮小されるとともに、駆動軸カップリング(16)
と歯車ケース(20)との境界部分側の外周面に強力に巻回
されるようになり、これによってドラム(22)、歯車ケー
ス(20)、クラッチスプリング(310)、駆動軸カップリン
グ(16)、駆動軸(10)とが一つの動力ラインとして連結さ
れる。
【0067】
【発明の効果】上述のように、この発明による洗濯機の
動力伝達装置は、ドラムを囲繞する両方向ブレーキバン
ドの両端をブレーキレバーの一側にそれぞれヒンジ結合
させた構造となっているため、従来使用されていた高価
部品である一方向クラッチベアリングをなくすことがで
き、これにより製造コストダウンができ、かつ構造を単
純化せしめうる効果がある。
動力伝達装置は、ドラムを囲繞する両方向ブレーキバン
ドの両端をブレーキレバーの一側にそれぞれヒンジ結合
させた構造となっているため、従来使用されていた高価
部品である一方向クラッチベアリングをなくすことがで
き、これにより製造コストダウンができ、かつ構造を単
純化せしめうる効果がある。
【図1】 従来による洗濯機の動力伝達装置を示す側断
面図である。
面図である。
【図2】 従来による動力伝達装置のブレーキバンドと
ドラムとの動作関係を示す平断面図である。
ドラムとの動作関係を示す平断面図である。
【図3】 従来による一方向クラッチベアリングと歯車
ケースとの動作関係を示す図であって、(A)は洗濯の際
に一方向クラッチベアリングが歯車ケースの回転を制動
する状態を示す平断面図、(B)は脱水の際に一方向クラ
ッチベアリングが歯車ケースから分離されて歯車ケース
の回転自在な状態を示す平断面図である。
ケースとの動作関係を示す図であって、(A)は洗濯の際
に一方向クラッチベアリングが歯車ケースの回転を制動
する状態を示す平断面図、(B)は脱水の際に一方向クラ
ッチベアリングが歯車ケースから分離されて歯車ケース
の回転自在な状態を示す平断面図である。
【図4】 この発明による洗濯機の動力伝達装置を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図5】 この発明によるブレーキ部の結合状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】 この発明によるブレーキ部を示す分解斜視図
である。
である。
【図7】 この発明によるクラッチ部を示す分解斜視図
である。
である。
【図8】 この発明によるブレーキバンドが洗濯の際ド
ラムへの巻回状態を示す平面図である。
ラムへの巻回状態を示す平面図である。
【図9】 この発明によるブレーキバンドが脱水の際ド
ラムから解除された状態を示す平面図である。
ラムから解除された状態を示す平面図である。
【図10】 この発明によるクラッチ部が洗濯の際クラッ
チスプリングを解除した状態を示す平面図である。
チスプリングを解除した状態を示す平面図である。
【図11】 この発明によるクラッチ部が脱水の際クラッ
チスプリングを巻回された状態を示す平面図である。
チスプリングを巻回された状態を示す平面図である。
22…ドラム 200…ブレーキ
部 210…レバー軸 220…ブレーキ
レバー 240,241…第1および第2のヒンジピン 250…ブレーキ
バンド 300…クラッチ部 310…クラッチ
スプリング 320,330…上部・下部スリーブ 340…クラッチ
レバー 347…第1のラッチ 348…第2のラッ
チ
部 210…レバー軸 220…ブレーキ
レバー 240,241…第1および第2のヒンジピン 250…ブレーキ
バンド 300…クラッチ部 310…クラッチ
スプリング 320,330…上部・下部スリーブ 340…クラッチ
レバー 347…第1のラッチ 348…第2のラッ
チ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 韓 錫鎭 大韓民国京畿道水原市八達區梅灘2洞(番 地なし)極東アパート103棟303號 Fターム(参考) 3B155 AA10 BB05 CA06 CB06 HB02 HB03 HB15 HB19 HB22 HB28 MA01 MA02
Claims (4)
- 【請求項1】 洗濯の際に脱水槽が回転されないようド
ラムを制動するブレーキ部(200)と、洗濯の際に前記ド
ラムに伝達される動力を断切るクラッチ部(300)とを備
えた洗濯機の動力伝達装置において、 前記ブレーキ部とクラッチ部とは一つのレバー軸により
同時に支持され、前記ブレーキ部は前記レバー軸に一側
端が支持されて左右回動されるブレーキレバーと、前記
ドラムの外周を囲繞して両側端が前記ブレーキレバーの
回転中心から両側の所定距離の二つの部位に第1および
第2のヒンジピンによりそれぞれヒンジ結合されて洗濯
の際にドラム(22)の両方向回転を制動させるブレーキバ
ンドとを備えていることを特徴とする洗濯機の動力伝達
装置。 - 【請求項2】 前記第1のヒンジピンは、脱水の際の前
記ドラムの回転方向に対して入口側の前記ブレーキバン
ドの端部を前記ブレーキレバーにヒンジ結合し、かつ前
記第2のヒンジピンは、同回転方向に対して出口側の前
記ブレーキバンドの端部を前記ブレーキレバーにヒンジ
結合するものであり、前記レバー軸の中心と前記第1の
ヒンジピンの中心との距離は、前記レバー軸の中心と前
記第2のヒンジピンの中心との距離より大きく設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の動力
伝達装置。 - 【請求項3】 脱水槽の動力ラインに連結された歯車ケ
ースと、パルセータの動力ラインに連結された駆動軸カ
ップリングを連結または断切るようクラッチスプリング
と、上部・下部スリーブと、クラッチレバーと、弾発部
材(350)とを備えた洗濯機の動力伝達装置において、 前記クラッチレバー(340)の一側には、洗濯の際に前記
上部・下部スリーブにそれぞれかみ合われて相互反対方
向へ回転させる第1および第2のラッチが所定距離を置い
て一体に突設されたことを特徴とする洗濯機の動力伝達
装置。 - 【請求項4】 前記第1のラッチと第2のラッチとが相互
に向い合う角度(σ)は、140゜≦σ≦180゜であることを
特徴とする請求項3に記載の洗濯機の動力伝達装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR199912542 | 1999-04-09 | ||
KR1019990012542A KR20000065837A (ko) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 세탁기의 동력전달장치 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296290A true JP2000296290A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=19579255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11280581A Pending JP2000296290A (ja) | 1999-04-09 | 1999-09-30 | 洗濯機の動力伝達装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000296290A (ja) |
KR (1) | KR20000065837A (ja) |
CN (1) | CN1270247A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866947A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-11-23 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于滚筒洗衣机的制动器以及滚筒洗衣机 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100451221C (zh) * | 2003-04-11 | 2009-01-14 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 洗衣机离合器的齿轮箱的组装结构 |
CN103334263B (zh) * | 2013-06-26 | 2017-02-08 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于洗衣机的离合器拨杆以及具有其的离合器和洗衣机 |
CN110158273B (zh) * | 2018-02-14 | 2023-02-28 | 菲舍尔和佩克尔应用有限公司 | 用于洗涤机的集成电机和齿轮箱驱动系统 |
-
1999
- 1999-04-09 KR KR1019990012542A patent/KR20000065837A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-09-03 CN CN99119568A patent/CN1270247A/zh active Pending
- 1999-09-30 JP JP11280581A patent/JP2000296290A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866947A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-11-23 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于滚筒洗衣机的制动器以及滚筒洗衣机 |
CN108866947B (zh) * | 2018-05-29 | 2023-08-22 | 无锡小天鹅电器有限公司 | 用于滚筒洗衣机的制动器以及滚筒洗衣机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1270247A (zh) | 2000-10-18 |
KR20000065837A (ko) | 2000-11-15 |
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