JPS6031672Y2 - 全自動電気洗濯機の脱水槽逆回転防止装置 - Google Patents
全自動電気洗濯機の脱水槽逆回転防止装置Info
- Publication number
- JPS6031672Y2 JPS6031672Y2 JP1984155172U JP15517284U JPS6031672Y2 JP S6031672 Y2 JPS6031672 Y2 JP S6031672Y2 JP 1984155172 U JP1984155172 U JP 1984155172U JP 15517284 U JP15517284 U JP 15517284U JP S6031672 Y2 JPS6031672 Y2 JP S6031672Y2
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- Japan
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- gear housing
- clutch
- shaft
- washing machine
- dehydration tank
- Prior art date
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- Expired
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
- D06F37/30—Driving arrangements
- D06F37/40—Driving arrangements for driving the receptacle and an agitator or impeller, e.g. alternatively
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は全自動電気洗濯機の脱水槽逆回転防止装置に関
するもので、特に選択スイッチの自動プログラムに依る
シーケンス制御に依り、脱水槽と該脱水槽内部に設けら
れた回転翼を選択的に回転させて、洗濯、すすぎ、脱水
等の工程が自動的に行われるように構成される所謂、全
自動電気洗濯機において、電動機の回転駆動力を脱水槽
と回転翼の回転軸に選択的に伝達するために設けられる
動力区分伝達装置中、脱水槽の逆回転を防止するための
装置の改善に関するものである。
するもので、特に選択スイッチの自動プログラムに依る
シーケンス制御に依り、脱水槽と該脱水槽内部に設けら
れた回転翼を選択的に回転させて、洗濯、すすぎ、脱水
等の工程が自動的に行われるように構成される所謂、全
自動電気洗濯機において、電動機の回転駆動力を脱水槽
と回転翼の回転軸に選択的に伝達するために設けられる
動力区分伝達装置中、脱水槽の逆回転を防止するための
装置の改善に関するものである。
全自動洗濯機は、通常第1図に示されるいるように、洗
濯機ケース1の内部に固定設置された水槽、2の内部に
多数の脱水孔3aを有する洗濯槽兼脱水槽3を回転自在
にし得るように設け、該脱水槽3の内部には、洗濯用回
転翼4もまた回転自在に設けるのであるが、これら脱水
槽3を回転槽4を各々水槽2の底面中央部に装着した動
力区分伝達装置5の脱水槽回転軸6と回転翼軸7に軸着
させ、上記動力区分伝達装置5の歯車軸8には、電動機
10の伝動プーリ11と■ベルト12に依つて連動され
るように回転プーリ9を軸着して、選択スイッチ13に
内蔵されている自動プログラムの命令に従って左または
右回転される電動機1の回転駆動力が動力区分伝達装置
5で区分されて、脱水槽3と回転翼4が所定の方向に選
択回転されるように構成されている。
濯機ケース1の内部に固定設置された水槽、2の内部に
多数の脱水孔3aを有する洗濯槽兼脱水槽3を回転自在
にし得るように設け、該脱水槽3の内部には、洗濯用回
転翼4もまた回転自在に設けるのであるが、これら脱水
槽3を回転槽4を各々水槽2の底面中央部に装着した動
力区分伝達装置5の脱水槽回転軸6と回転翼軸7に軸着
させ、上記動力区分伝達装置5の歯車軸8には、電動機
10の伝動プーリ11と■ベルト12に依つて連動され
るように回転プーリ9を軸着して、選択スイッチ13に
内蔵されている自動プログラムの命令に従って左または
右回転される電動機1の回転駆動力が動力区分伝達装置
5で区分されて、脱水槽3と回転翼4が所定の方向に選
択回転されるように構成されている。
即ち、洗濯の時と濯ぎの時には、脱水槽3を停止させ、
回転翼4のみを左・右に回転させて洗濯工程を遂行し、
脱水の時には脱水槽3と回転翼4を同じ速度で一方向に
回転させて脱水工程を遂行するようになっている。
回転翼4のみを左・右に回転させて洗濯工程を遂行し、
脱水の時には脱水槽3と回転翼4を同じ速度で一方向に
回転させて脱水工程を遂行するようになっている。
また、上記動力区分伝達装置5は第2図に示されている
ように、脱水槽回転軸6と回転翼軸7を内外二重軸に形
成して、脱水槽回転軸6の下端部には、上部ギヤハウジ
ング14を直結して固定し、上部ギヤハウジング14の
下側には、歯車軸8を回転自在に内設した下部ギヤハウ
ジング14aを結合し、固定ボルト15で緊締して上・
下部ギヤハウジング14.14aが一体に回転し得るよ
うに構成し、上記上・下部ギヤハウジング14.14a
の内部に貫出された回転翼軸7と歯車軸8の端部に各々
歯車16.17を装着して、これら歯車16.17を伝
動歯車18.19と噛み合わせて、相互に減速伝動され
るように構成されている。
ように、脱水槽回転軸6と回転翼軸7を内外二重軸に形
成して、脱水槽回転軸6の下端部には、上部ギヤハウジ
ング14を直結して固定し、上部ギヤハウジング14の
下側には、歯車軸8を回転自在に内設した下部ギヤハウ
ジング14aを結合し、固定ボルト15で緊締して上・
下部ギヤハウジング14.14aが一体に回転し得るよ
うに構成し、上記上・下部ギヤハウジング14.14a
の内部に貫出された回転翼軸7と歯車軸8の端部に各々
歯車16.17を装着して、これら歯車16.17を伝
動歯車18.19と噛み合わせて、相互に減速伝動され
るように構成されている。
尚、下部ギヤハウジング14aの下端部と回転プーリ9
間の歯車軸8にはスプリングブロック20が設けられ、
その外周にはクラッチスプリング21とクラッチボス2
2が内外に嵌合されて設けられ、該クラッチスプリング
21の端部21aは、クラッチボス22の内周壁に縦設
された掛止溝22aに挟まれて、クラッチボス22の回
転に伴って、クラッチスプリング21の端部21aの位
置が変位されるようになっており、またクラッチボス2
2の外周面には、鋸歯22bが形成され、この鋸歯22
bに、バルブ動作用マグネット23のON、OFF動作
に従って、作動されるブレーキレバー24の動作カム2
5が係合され得るようになっている。
間の歯車軸8にはスプリングブロック20が設けられ、
その外周にはクラッチスプリング21とクラッチボス2
2が内外に嵌合されて設けられ、該クラッチスプリング
21の端部21aは、クラッチボス22の内周壁に縦設
された掛止溝22aに挟まれて、クラッチボス22の回
転に伴って、クラッチスプリング21の端部21aの位
置が変位されるようになっており、またクラッチボス2
2の外周面には、鋸歯22bが形成され、この鋸歯22
bに、バルブ動作用マグネット23のON、OFF動作
に従って、作動されるブレーキレバー24の動作カム2
5が係合され得るようになっている。
このような構成からなっている全自動電気洗濯機が動作
される状態を見ると選択スイッチ13の自動プログラム
に伴って、給水バルブ26が動作して、水が給水ホース
27の給水口28を通して水槽2内に供給され、一定量
の水が満ちるようになると、その圧力が圧力スイッチ動
作空気チューブ29を動作させて選択スイッチ13の自
動プログラムに連動されるので自動的に給水が遮断され
、続いて洗濯を開始するようになる。
される状態を見ると選択スイッチ13の自動プログラム
に伴って、給水バルブ26が動作して、水が給水ホース
27の給水口28を通して水槽2内に供給され、一定量
の水が満ちるようになると、その圧力が圧力スイッチ動
作空気チューブ29を動作させて選択スイッチ13の自
動プログラムに連動されるので自動的に給水が遮断され
、続いて洗濯を開始するようになる。
この時電動機10が左回転すれば■ベルト12で連結さ
れた回転プーリ9が左回転され、これに伴ってクラッチ
スプリング21は緩む方向に動作されるから、クラッチ
スプリング21とスプリングブロック20の間には間隔
が形成されて、スプリングブロック20の回転力がクラ
ッチスプリング21と下部ギヤハウジング14aに及ば
ないので、ギヤハウジング14.14aに連結された脱
水槽回転軸6は回転せず、スプリングブロック20と固
定連結された歯車軸8のみに動力が伝達されて、この歯
車軸8と一連の歯車16. 17. 18. 19を通
じて連結された回転翼軸7だけが回転するようになる。
れた回転プーリ9が左回転され、これに伴ってクラッチ
スプリング21は緩む方向に動作されるから、クラッチ
スプリング21とスプリングブロック20の間には間隔
が形成されて、スプリングブロック20の回転力がクラ
ッチスプリング21と下部ギヤハウジング14aに及ば
ないので、ギヤハウジング14.14aに連結された脱
水槽回転軸6は回転せず、スプリングブロック20と固
定連結された歯車軸8のみに動力が伝達されて、この歯
車軸8と一連の歯車16. 17. 18. 19を通
じて連結された回転翼軸7だけが回転するようになる。
従って、この時には脱水槽3は停止しており、回転翼4
のみが左回転して洗濯槽兼脱水槽3内の洗濯物を左回転
させる。
のみが左回転して洗濯槽兼脱水槽3内の洗濯物を左回転
させる。
また、電動機10が自動プログラムに依り右回転信号を
受けて右回転されると、クラッチスプリング21は巻か
れる方向に動作されて、クラッチスプリング21とスプ
リングブロック20の間は密着されるから、スプリング
ブロック20の回転力がクラッチスプリング21を介し
て、ギヤハウジング14aに伝達される状態になる。
受けて右回転されると、クラッチスプリング21は巻か
れる方向に動作されて、クラッチスプリング21とスプ
リングブロック20の間は密着されるから、スプリング
ブロック20の回転力がクラッチスプリング21を介し
て、ギヤハウジング14aに伝達される状態になる。
しか腰この時にはバルブ動作用マグネット23がOFF
の状態になっていて、ブレーキレバー24の動作カム2
5がクラッチボス22の鋸歯22bに係合されて、該鋸
歯22bを一定量だけ押しているので、該クラッチボス
22の掛止溝22aに係合されたクラッチスプリング2
1の端部21aが変位され、それに伴ってクラッチスプ
リング21とスプリングブロック20の間には間隔が形
成されてスプリングブロック20が滑るようになるので
、此の時も亦脱水槽回転軸6は回転されないで、歯車軸
8のみが右回転するようになって回転翼4のみが右回転
するのである。
の状態になっていて、ブレーキレバー24の動作カム2
5がクラッチボス22の鋸歯22bに係合されて、該鋸
歯22bを一定量だけ押しているので、該クラッチボス
22の掛止溝22aに係合されたクラッチスプリング2
1の端部21aが変位され、それに伴ってクラッチスプ
リング21とスプリングブロック20の間には間隔が形
成されてスプリングブロック20が滑るようになるので
、此の時も亦脱水槽回転軸6は回転されないで、歯車軸
8のみが右回転するようになって回転翼4のみが右回転
するのである。
このように回転翼4が一定の速度で回転すると洗濯物の
負荷または洗濯の時に発生する回転水流と循環水流に依
り脱水槽3は、同じ方向に回転する力を受けるようにな
り、この力は脱水槽回転軸6とギヤハウジング14.1
4aにも伝達される。
負荷または洗濯の時に発生する回転水流と循環水流に依
り脱水槽3は、同じ方向に回転する力を受けるようにな
り、この力は脱水槽回転軸6とギヤハウジング14.1
4aにも伝達される。
従って、回転翼4が左回転している場合には、脱水槽回
転軸6と連結されたギヤハウジング14.14aが左回
転する結果になる。
転軸6と連結されたギヤハウジング14.14aが左回
転する結果になる。
このような回転が起った場合、クラッチスプリング21
を右側に押す力が生じるので、上記したように、バルブ
動作用のマグネット23がOFFされた状態において、
動作カム25がクラッチボス22の鋸歯22bを一定量
左側に押して生じるクラッチスプリング21の端部21
aの変位がなくなる結果となる。
を右側に押す力が生じるので、上記したように、バルブ
動作用のマグネット23がOFFされた状態において、
動作カム25がクラッチボス22の鋸歯22bを一定量
左側に押して生じるクラッチスプリング21の端部21
aの変位がなくなる結果となる。
これに伴ってクラッチスプリング21とスプリングブロ
ック20の間には間隔がなくなるようになるから、この
状態で電動機10が右回転するようになると、クラッチ
スプリング21はスプリングブロック20に巻かれる方
向に作動され、従って電動機10の回転が拘束されてし
まうので火災の危険が伴う。
ック20の間には間隔がなくなるようになるから、この
状態で電動機10が右回転するようになると、クラッチ
スプリング21はスプリングブロック20に巻かれる方
向に作動され、従って電動機10の回転が拘束されてし
まうので火災の危険が伴う。
従って、従来はこのような脱水槽3の逆回転現象を防ぐ
ために、第2図に示されているように、上記のクラッチ
スプリング21とは別途に、もう一つの逆回転防止用ク
ラッチスプリング30を電動機10の左回転の時に脱水
槽回転軸6に巻かれる方向に作用するように脱水槽回転
軸6の外周に設け、その一端30aを固定部31に固定
させて洗濯の時、脱水槽3が左回転(脱水槽の脱水時、
回転方向と反対方向への回転)されるのを防止するか、
または摩擦力を利用したブレーキシューを設けて逆回転
を防止するようにした。
ために、第2図に示されているように、上記のクラッチ
スプリング21とは別途に、もう一つの逆回転防止用ク
ラッチスプリング30を電動機10の左回転の時に脱水
槽回転軸6に巻かれる方向に作用するように脱水槽回転
軸6の外周に設け、その一端30aを固定部31に固定
させて洗濯の時、脱水槽3が左回転(脱水槽の脱水時、
回転方向と反対方向への回転)されるのを防止するか、
または摩擦力を利用したブレーキシューを設けて逆回転
を防止するようにした。
しかしこの逆回転防止用のクラッチスプリング30を使
用する場合には、該クラッチスプリング30の固定端部
30aに脱水槽回転軸6の逆回転応力が集中されて、こ
の部分が容易に破損されることが頻繁であるばかりでな
く、逆回転抑止力も不均一に作用して電動機10の拘束
現象が発生する弊害があり、一方ブレーキシューの摩擦
力を利用する場合においては、ブレーキシューを動作さ
せる場合、その摩擦騒音が余り大きくて使用者に不快感
を与える欠点があった。
用する場合には、該クラッチスプリング30の固定端部
30aに脱水槽回転軸6の逆回転応力が集中されて、こ
の部分が容易に破損されることが頻繁であるばかりでな
く、逆回転抑止力も不均一に作用して電動機10の拘束
現象が発生する弊害があり、一方ブレーキシューの摩擦
力を利用する場合においては、ブレーキシューを動作さ
せる場合、その摩擦騒音が余り大きくて使用者に不快感
を与える欠点があった。
本考案は、このような全自動電気洗濯機の動力区分伝達
装置において、脱水槽の逆回転を防止するため従来の装
置が有する問題点を解消する目的で案出したもので、脱
水槽逆回転防止のためのクラッチスプリングを使用しな
いで、脱水槽の回転軸と直結されているギヤハウジング
の外周に、一方向への回転のみ可能にするローラクラッ
チを設けて、脱水槽回転軸に確実な逆回転抑止力が作用
するようにすることによって、洗濯機の寿命が終わるま
で洗濯槽の逆回転防止作用が忠実に覆行されるようにし
、また脱水槽回転軸の正方向への回転を円滑にして騒音
の発生要因を除去し、快適な運動を図り得るようにした
ものである。
装置において、脱水槽の逆回転を防止するため従来の装
置が有する問題点を解消する目的で案出したもので、脱
水槽逆回転防止のためのクラッチスプリングを使用しな
いで、脱水槽の回転軸と直結されているギヤハウジング
の外周に、一方向への回転のみ可能にするローラクラッ
チを設けて、脱水槽回転軸に確実な逆回転抑止力が作用
するようにすることによって、洗濯機の寿命が終わるま
で洗濯槽の逆回転防止作用が忠実に覆行されるようにし
、また脱水槽回転軸の正方向への回転を円滑にして騒音
の発生要因を除去し、快適な運動を図り得るようにした
ものである。
本考案を第3乃至第5図を参照して詳細に説明すれば次
のようである。
のようである。
即ち、本考案は上述したような全自動電気洗濯機の動力
区分伝達装置5において、下部ギヤハウジング14aの
外側にフランジ32を有する環状のクラッチハウジング
33を設けて動力区分伝達装置5の本体にフランジ32
をボルト34で締着して固定し、該クラッチハウジング
33の内側には、複数個のラチェツト溝35が内周面に
連続して形成され、該各ラチェット溝35内に円柱状ロ
ーラ36が回転可能に装着されてベアリングと同じ形態
に構成された一方向回転用ローラクラッチ37を支持環
38と共に押し入れて、該ローラクラッチ37の各ロー
ラ36が下部ギヤハウジング14aの外周面に外接され
るようにしたものである。
区分伝達装置5において、下部ギヤハウジング14aの
外側にフランジ32を有する環状のクラッチハウジング
33を設けて動力区分伝達装置5の本体にフランジ32
をボルト34で締着して固定し、該クラッチハウジング
33の内側には、複数個のラチェツト溝35が内周面に
連続して形成され、該各ラチェット溝35内に円柱状ロ
ーラ36が回転可能に装着されてベアリングと同じ形態
に構成された一方向回転用ローラクラッチ37を支持環
38と共に押し入れて、該ローラクラッチ37の各ロー
ラ36が下部ギヤハウジング14aの外周面に外接され
るようにしたものである。
このような構成からなる本考案の逆回転防止装置を備え
た全自動洗濯機においては、洗濯の時電動機10が左回
転する場合には、前述したようにクラッチスプリング2
1が緩む方向に動作されて歯車軸8のみが左回転される
ので、それに伴って回転翼4のみが左回転され、この時
洗濯物の負荷または回転水流と循環水流に依って脱水槽
3が左回転しようとする力を受けると、第5図口に示し
たように、脱水槽回転軸6と直結されたギヤハウジング
14.14aが左回転しようとするが、ローラクラッチ
37のローラ36がラチェツト溝に引っかかって逆回転
抑止作用をするようになるから、下部ギヤハウジング1
4aの左回転が確実に防止される。
た全自動洗濯機においては、洗濯の時電動機10が左回
転する場合には、前述したようにクラッチスプリング2
1が緩む方向に動作されて歯車軸8のみが左回転される
ので、それに伴って回転翼4のみが左回転され、この時
洗濯物の負荷または回転水流と循環水流に依って脱水槽
3が左回転しようとする力を受けると、第5図口に示し
たように、脱水槽回転軸6と直結されたギヤハウジング
14.14aが左回転しようとするが、ローラクラッチ
37のローラ36がラチェツト溝に引っかかって逆回転
抑止作用をするようになるから、下部ギヤハウジング1
4aの左回転が確実に防止される。
従って、洗濯工程の時、動作カム25の作用でクラッチ
ボス22の鋸歯22bを押してクラッチスプリング21
の端部21を変位させたことには何等の影響も及ぼし得
ない。
ボス22の鋸歯22bを押してクラッチスプリング21
の端部21を変位させたことには何等の影響も及ぼし得
ない。
それ故、この時電動機10が右回転すればクラッチスプ
リング21はスプリングブロック20に巻かれる方向に
作動されるが、上記クラッチスプリング21の変位に依
りスプリングブロック20は滑るからギヤハウジング1
4.14aはスプリングブロック20と連動されず、ス
プリングブロック20に固定連結された歯車軸8のみが
右回転して回転翼4のみが右回転しながら洗濯工程を遂
行するようになり、従って電動機10が拘束される現象
は全く生じない。
リング21はスプリングブロック20に巻かれる方向に
作動されるが、上記クラッチスプリング21の変位に依
りスプリングブロック20は滑るからギヤハウジング1
4.14aはスプリングブロック20と連動されず、ス
プリングブロック20に固定連結された歯車軸8のみが
右回転して回転翼4のみが右回転しながら洗濯工程を遂
行するようになり、従って電動機10が拘束される現象
は全く生じない。
一方、選択スイッチ13の自動プログラムに依り洗濯工
程が完了するとバルブ動作マグネット23がONになり
ブレーキレバー24を上昇動作させるから動作カム25
がクラッチボス22の鋸歯22bから離脱して、クラッ
チスプリング21の端部21aを変位させる力が除去さ
れるから、この様な状態で脱水工程に入って電動機10
が右回転するようになり(脱水の時には電動機は常に右
回転するようにプログラムされている)、この時には、
クラッチスプリング21がスプリングブロック20に巻
かれる方向に作動されて下部ギヤハウジング14aがス
プリングブロック20と連動されて右回転するが、この
ようにギヤハウジング14aが右回転する時には第5図
イに示したように、ローラクラッチ37の各ローラ36
はラチェツト溝35から拘束が解除されて自由に右回転
し得るようになる。
程が完了するとバルブ動作マグネット23がONになり
ブレーキレバー24を上昇動作させるから動作カム25
がクラッチボス22の鋸歯22bから離脱して、クラッ
チスプリング21の端部21aを変位させる力が除去さ
れるから、この様な状態で脱水工程に入って電動機10
が右回転するようになり(脱水の時には電動機は常に右
回転するようにプログラムされている)、この時には、
クラッチスプリング21がスプリングブロック20に巻
かれる方向に作動されて下部ギヤハウジング14aがス
プリングブロック20と連動されて右回転するが、この
ようにギヤハウジング14aが右回転する時には第5図
イに示したように、ローラクラッチ37の各ローラ36
はラチェツト溝35から拘束が解除されて自由に右回転
し得るようになる。
それ故、ギヤハウジング14,14aと一体に連結され
た脱水槽回転軸6とスプリングブロック20に固定され
た歯車軸8と連動される回転翼軸7が一緒に右回転され
て脱水槽3と回転翼4が右回転を同時に行って脱水工程
を遂行するのである。
た脱水槽回転軸6とスプリングブロック20に固定され
た歯車軸8と連動される回転翼軸7が一緒に右回転され
て脱水槽3と回転翼4が右回転を同時に行って脱水工程
を遂行するのである。
以上のように、本考案は動力区分伝達装置を形成するに
おいて、脱水槽の逆回転を防止するための装置にして、
クラッチスプリングとかブレーキ装置を用いないで、一
方向回転用ローラクラッチを利用して脱水槽の逆回転を
防止することに依り、脱水槽の逆回転を確実に防止する
ことが出来、破損または故障率が少ないので洗濯機の信
頼性を高め、且つ正方向への回転の時には動作が円滑で
騒音がなく快適な運転をすることが出来る。
おいて、脱水槽の逆回転を防止するための装置にして、
クラッチスプリングとかブレーキ装置を用いないで、一
方向回転用ローラクラッチを利用して脱水槽の逆回転を
防止することに依り、脱水槽の逆回転を確実に防止する
ことが出来、破損または故障率が少ないので洗濯機の信
頼性を高め、且つ正方向への回転の時には動作が円滑で
騒音がなく快適な運転をすることが出来る。
第1図は、全自動電気洗濯機の構成を概略的に示した縦
断面図、第2図は、従来の全自動電気洗濯機に用いられ
た動力区分伝達装置の1例を示した縦断面図、第3図は
、本考案に依る脱水槽逆回転防止装置を備えた動力区分
伝達装置の縦断面図、第4図は、第3図に示した動力区
分伝達装置の部分解斜視図、第5図は、本考案の脱水槽
逆回転防止装置を構成するローラクラッチの動作状態を
示した第3図のA−A線部分断面図にしてイ図は脱水槽
回転軸と直結されたギヤハウジングが右回転(正回転)
する時の動作状態を示した断面図、 0図は脱水槽回転軸と直結されたギヤハウジングが左回
転(逆回転)する時の動作状態を示した断面図である。 (図面の主要部分に対する符号の説明)、3・・・・・
・洗濯槽兼脱水槽、4・・・・・・回転翼、5・・・・
・・動力区分伝達装置、6・・・・・・脱水槽回転軸、
7・・・・・・回転翼軸、8・・・・・・歯車軸、14
,14a・・・・・・ギヤハウジング、32・・・・・
・フランジ、33・・・・・・クラッチハウジング、3
5・・・・・・ラチェツト溝、36・・・・・・ローラ
、37・・・・・・ローラクラッチ、38・・・・・・
支持環。
断面図、第2図は、従来の全自動電気洗濯機に用いられ
た動力区分伝達装置の1例を示した縦断面図、第3図は
、本考案に依る脱水槽逆回転防止装置を備えた動力区分
伝達装置の縦断面図、第4図は、第3図に示した動力区
分伝達装置の部分解斜視図、第5図は、本考案の脱水槽
逆回転防止装置を構成するローラクラッチの動作状態を
示した第3図のA−A線部分断面図にしてイ図は脱水槽
回転軸と直結されたギヤハウジングが右回転(正回転)
する時の動作状態を示した断面図、 0図は脱水槽回転軸と直結されたギヤハウジングが左回
転(逆回転)する時の動作状態を示した断面図である。 (図面の主要部分に対する符号の説明)、3・・・・・
・洗濯槽兼脱水槽、4・・・・・・回転翼、5・・・・
・・動力区分伝達装置、6・・・・・・脱水槽回転軸、
7・・・・・・回転翼軸、8・・・・・・歯車軸、14
,14a・・・・・・ギヤハウジング、32・・・・・
・フランジ、33・・・・・・クラッチハウジング、3
5・・・・・・ラチェツト溝、36・・・・・・ローラ
、37・・・・・・ローラクラッチ、38・・・・・・
支持環。
Claims (1)
- 内部に回転翼軸7を回転自在に貫設した脱水槽回転軸6
の下端部を上部ギヤハウジング14に連結固定し、該上
部ギヤハウジング14と一体に結合された下部ギヤハウ
ジング14aには、歯車軸8を貫設して、上・下部ギヤ
ハウジング14,14aの内部において、上記回転翼軸
7と歯車軸8を歯車群16,17,18,19で連動さ
れるように構成し、歯車軸8の下端には、スプリングブ
ロック20とクラッチスプリング21及びクラッチポス
22を設けて、回転プーリ9の回転力が歯車軸8と下部
ギヤハウジング14aに選択的に伝達されるように構成
された全自動電気洗濯機の動力区分伝達装置において、
下部ギヤハウジング14aの外側部にフランジ32を有
するクラッチハウジング33を貫設して、該フランジ3
2を動力区分伝達装置5の本体に固定し、上記クラッチ
ハウジング33の内側には、複数個のラチェツト溝35
と円柱状ローラ36に依り一方向のみに回転されるよう
動作されるローラクラッチ37を押し入れ、円柱状ロー
ラ36が下部ギヤハウジング14の外周壁に外接される
ようにして、ギヤハウジング14,14aに逆回転抑止
力を付与し得るようにしたことを特徴とする全自動電気
洗濯機の脱水槽逆回転防止装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR8851/1983 | 1983-10-17 | ||
KR2019830008851U KR850002876Y1 (ko) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 전자동 전기세탁기의 탈수조 역회전 방지장치 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60103492U JPS60103492U (ja) | 1985-07-15 |
JPS6031672Y2 true JPS6031672Y2 (ja) | 1985-09-21 |
Family
ID=30439255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984155172U Expired JPS6031672Y2 (ja) | 1983-10-17 | 1984-10-16 | 全自動電気洗濯機の脱水槽逆回転防止装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6031672Y2 (ja) |
KR (1) | KR850002876Y1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102094169B1 (ko) * | 2019-08-20 | 2020-03-27 | 주식회사 인트로팩 | 믹서기 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3528534A (en) * | 1965-03-26 | 1970-09-15 | Torrington Co | Overrunning clutch outer member |
JPS57103698A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Dehydrator |
JPS57211397A (en) * | 1981-06-24 | 1982-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Drive apparatus of dehydrating washer |
-
1983
- 1983-10-17 KR KR2019830008851U patent/KR850002876Y1/ko not_active IP Right Cessation
-
1984
- 1984-10-16 JP JP1984155172U patent/JPS6031672Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3528534A (en) * | 1965-03-26 | 1970-09-15 | Torrington Co | Overrunning clutch outer member |
JPS57103698A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Dehydrator |
JPS57211397A (en) * | 1981-06-24 | 1982-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Drive apparatus of dehydrating washer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR850002876Y1 (ko) | 1985-12-04 |
JPS60103492U (ja) | 1985-07-15 |
KR850003300U (ko) | 1985-06-17 |
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