JP2000294461A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ

Info

Publication number
JP2000294461A
JP2000294461A JP10115199A JP10115199A JP2000294461A JP 2000294461 A JP2000294461 A JP 2000294461A JP 10115199 A JP10115199 A JP 10115199A JP 10115199 A JP10115199 A JP 10115199A JP 2000294461 A JP2000294461 A JP 2000294461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
activated carbon
electric double
layer capacitor
double layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10115199A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Satake
久史 佐竹
Shizukuni Yada
静邦 矢田
Haruo Kikuta
治夫 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP10115199A priority Critical patent/JP2000294461A/ja
Publication of JP2000294461A publication Critical patent/JP2000294461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体積当たりのエネルギー密度が高く、且つ高
出力及び高信頼性を有する電気二重層キャパシタを提供
する。 【解決手段】 体積が50cm3以上の電気二重層キャ
パシタの電極層1に所定の活性炭を用いるとともに、電
極層1の厚さを50μm以上にし、体積エネルギー密度
を5Wh/l以上且つ最大出力密度を2kW/l以上に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層キャパ
シタに関し、特に、電極層を含む電極を備える電気二重
層キャパシタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源を目指したエネルギーの有
効利用及び地球環境問題の観点から、深夜電力貯蔵及び
太陽光発電の電力貯蔵を目的とした家庭用分散型蓄電シ
ステム、電気自動車のための蓄電システム等が注目を集
めている。この蓄電システムに使用される蓄電デバイス
として、高エネルギー密度を特徴とする、例えばリチウ
ム二次電池、ニッケル水素電池等の電池、並びに高出力
及び高信頼性を特徴とするキャパシタの開発が活発に行
われている。特に、キャパシタに関しては、活性炭を電
極に用いた電気二重層キャパシタが、材料コストが低
く、製造が容易であることから注目を集めている。
【0003】上記の活性炭を電極に用いた電気二重層キ
ャパシタは、高出力及び10万サイクルを越える高信頼
性を期待できるが、電極の体積当たりの容量が小さく、
充分な蓄電デバイスとして機能させる場合、電気二重層
キャパシタの体積が足枷となり、実用に至らないケース
が多い。特に、ハイブリッド自動車用、あるいは、自動
車のスターター用には、2kW/lを越える出力密度が
要求さているが、現状、高出力密度と高エネルギー密度
を兼ね備えたキャパシタは開発されていない。図5は既
存の電気二重層キャパシタの体積エネルギー密度(Wh
/l)及び最大出力密度(kW/l)の関係を示す図で
ある。例えば、図5のA点は、1998年電気化学秋季
大会講演予稿集1E20のp77に記載された電気二重
層キャパシタの値であり、このように、最大出力密度2
kW/lを越える高出力キャパシタにおいて体積エネル
ギー密度5Wh/lを越えるような高エネルギー密度を
有するキャパシタは開発されていない。この理由とし
て、高出力キャパシタを得る方法としては、電極厚みを
薄くし、電極対向面積を大きくする方法がとられ、この
結果、電極活物質の充填率が低下することが考えられ
る。
【0004】このような問題を解決するために、電極の
体積当たりの容量を向上させる試みとして、以下のよう
な種々の検討がなされている。
【0005】特開平10−41199号公報には、平均
粒径が30μm以下で比表面積が1500m2/g〜3
000m2/g(好ましくは1800m2/g〜2500
2/g)の炭素材料を使用すると、電気二重層キャパ
シタの容量が大きく、かつ、内部抵抗が低くなることが
記載されているが、電極の体積当たりの容量については
具体的に記載されていない。
【0006】特開平9−275041号公報には、活性
炭、比表面積が1000m2/g以上のカーボンブラッ
ク、及びバインダからなる電極を用いた高容量、高出
力、及び高エネルギー密度の電気二重層キャパシタが開
示されている。該実施例においては、比表面積が220
0m2/gで平均粒径が5μmの活性炭、比表面積が1
500m2/gのカーボンブラック、及びポリテトラフ
ルオロエチレンからなる電極を用いて、2.84Fの容
量を有する電気二重層キャパシタが得られているが、電
極の体積当たりの容量は、約19.3F/cm3(概算
値)であり、充分な電極の体積当たりの容量が得られて
いない。
【0007】特開平10−70049号公報には、比表
面積が1500m2/g〜3000m2/gで充填密度が
0.2g/cm3〜1.5g/cm3の活性炭を電極に用
いた高容量の電気二重層キャパシタが開示され、0.6
0Fの容量を有する電気二重層キャパシタが得られてい
るが、電極の体積当たりの容量は、約18.8F/cm
3(概算値)であり、充分な電極の体積当たりの容量が
得られていない。
【0008】特開平9−63907号公報には、比表面
積が1000m2/g〜1500m2/gで平均粒径が6
μm〜10μmの椰子殻活性炭を電極に用いると共に、
非水系電解液を用いた高容量の電気二重層キャパシタが
開示されているが、電極の体積当たりの容量は、15.
0F/cm3であり、充分な電極の体積当たりの容量が
得られていない。
【0009】特開平9−320906号公報には、黒鉛
構造部分と乱層構造部分とを有する活性炭を電極に用い
た電気二重層キャパシタが開示されている。該実施例に
おいては、該活性炭を粉砕後に300メッシュ(約50
μm)の篩で分級した粉末を用いた電気二重層キャパシ
タにおいて、20F/cm3を越える容量が得られてい
る。しかしながら、重量当たりの容量が最大で37.8
F/gであり、電極密度が0.793g/cm3と高す
ぎるため、充分な保液が得られず、キャパシタの特質で
ある高出力及び高信頼性に関して不満足な点を残してい
る。
【0010】特開平8−148388号公報にも、電極
密度が0.9g/cm3で電極の体積当たりの容量が2
6.7F/cm3の電気二重層キャパシタが得られてい
るが、上記と同様の理由で好ましくない。
【0011】また、以下のように、粒度を制御して電極
密度を向上させようとする試みも検討されている。
【0012】特開平4−26304号公報には、比表面
積が2000m2/gで平均粒径が2μmの活性炭を電
極に用いると共に、非水系電解液を電解液に用いた電気
二重層キャパシタが開示されているが、電極の体積当た
りの容量については具体的に記載されていない。
【0013】特開平1−102914号公報には、比表
面積が1100m2/g〜1500m2/gで平均粒径が
1.5μm〜4μmの活性炭を電極に用いると共に、硫
酸を電解液に用いた電気二重層キャパシタが開示されて
いるが、電解液に硫酸を用いているため、基本セルの耐
圧が低く、例えば、5.5V時で1.8F/cm3(概
算値)、2.75V時で7.4F/cm3(概算値)で
あり、充分な電極の体積当たりの容量も得られていな
い。
【0014】特開昭63−244839号公報には、比
表面積が2000m2/gで粒子径が1μmの活性炭、
比表面積が1500m2/gで粒子径が16μmのカー
ボンブラック、及びポリテトラフルオロエチレンからな
る電極を用いた容量1.9Fの電気二重層キャパシタが
開示されているが、電極の体積当たりの容量は、約14
F/cm3(概算値)であり、充分な電極の体積当たり
の容量は得られていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電気二
重層キャパシタの電極の体積当たりの容量を向上させる
ために数々の研究がなされているが、保液量を確保でき
る高出力及び高信頼性の電気二重層キャパシタで非水系
電解液を用いるものでは、上記の特開平9−63907
号公報にも記載されているように、電極の体積当たりの
容量が、20F/cm3を越えるものは少なく、高出力
及び高エネルギー密度を兼ね備えた電気二重層キャパシ
タは得られていない。
【0016】本発明の目的は、体積当たりのエネルギー
密度が高く、且つ高出力及び高信頼性を有する電気二重
層キャパシタを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、電極層に所定の活
性炭を用いるとともに電極層の厚さを最適化することに
より、電気二重層キャパシタのエネルギー密度及び出力
密度を同時に向上させうることを見いだした。
【0018】すなわち、本発明は、上記目的を達成する
ため、電極層が形成された電極を備えた電気二重層キャ
パシタであって、前記キャパシタは、その体積が50c
3以上であり、その体積エネルギー密度が5Wh/l
以上且つ最大出力密度が2kW/l以上であり、前記電
極層は、活性炭を含み、前記電極層の厚さは、50μm
以上であることを特徴とする電気二重層キャパシタを提
供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の電
気二重層キャパシタについて図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施の形態の円筒型電気二重層キ
ャパシタの構成を示す概略図であり、図2は図1に示す
電極巻回ユニットの斜視図であり、図3の(a)は図2
に示す電極巻回ユニットを構成する電極の平面図であ
り、図3の(b)は該電極巻回ユニットを展開した状態
を示す側面図である。
【0020】図1に示すように、円筒型電気二重層キャ
パシタは、電極巻回ユニット20、絶縁ガスケット2
1、キャップ22、破裂板23、外装缶24を備える。
図3の(a)に示すように、集電体2の両面に電極層1
が形成されるとともに片面に電流を外部に取り出すため
のタブ3が電気的に接続されて電極が作成され、図3の
(b)に示すように、一対の電極がセパレータ4を介し
て積層され、図2に示すように、該積層体が巻回されて
電極巻回ユニット20が作成される。作成された電極巻
回ユニット20は、セパレータ4及び電極層1に電解液
が含浸された後、外装缶24に収納され、各電極のタブ
3の一方が溶接等により安全弁として機能する破裂板2
3(又はキャップと一体にされた破裂板)に接続されて
キャップ22に電気的に接続され、他方のタブ3が溶接
等により外装缶24の底部に電気的に接続される。な
お、電極巻回ユニット20は、外装缶24に収納し、タ
ブ3を溶接した後、電解液を注液して含浸させてもよ
い。また、電気二重層キャパシタの形状は、円筒型に特
に限定されるものではなく、フィルム型、コイン型、箱
形等種々の形状が作製可能である。
【0021】本発明の電気二重層キャパシタの特徴であ
る高容量及び高出力の特性を実現するためには、電極層
1(両面電極の場合は片側の電極層)の厚みは、50μ
m以上、好ましくは70μm以上必要であり、特に10
Wh/l程度の高エネルギー密度を得るためには100
μm以上必要である。高出力を得るためには、できるだ
け電極層の厚さを薄くして、電極対向面積を増加するの
が定法であることは既に述べたが、本発明では、下記の
活性炭を電極層1に用いるとともに、電極層1の厚みを
上記のような最適な厚さにすることにより、比較的容易
に、電気二重層キャパシタの高出力化を達成することが
できる。
【0022】電極層1は、例えば、図3に示すように集
電体2上に形成され、活性炭をバインダーで成形したも
のであり、必要に応じて導電材及び補助バインダー等を
添加してもよい。電極層1の成形法としては、ロール成
形、プレス成形、上記混合物を溶媒に分散させたスラリ
ーを金属箔状に塗布する塗布法等の、電池用電極又は電
気二重層キャパシタ電極に対して提案されている種々の
方法を用いることができる。なお、導電材を電極層1中
に含ませる場合、導電材としては、アセチレンブラッ
ク、カーボンブラック、黒鉛等の炭素質、金属粉等を用
いることができる。
【0023】電極層1に含まれる活性炭のBET法によ
る比表面積は、1300m2/g以上2200m2/g以
下であり、好ましくは1400m2/g以上2000m2
/g以下である。比表面積が1300m2/g未満の場
合、充填密度は向上するが、重量当たりの容量が低下し
たり、又は保液量が低下して、充分な出力特性が得られ
ないので好ましくない。一方、比表面積が2200m2
/gを越える場合、充填密度が低下して充分な容量が得
られないので好ましくない。
【0024】また、活性炭の充填性は、粒子の形状、粒
度分布、表面状態等に依存する。この充填性を評価する
方法として、タップ密度又は粉体充填密度等が上げられ
る。本発明者は、このうち粉体充填密度が電極密度と高
い相関があることを見いだした。すなわち、電極層1に
含まれる活性炭の粉体充填密度は、0.45g/cm 3
以上0.70g/cm3以下であり、好ましくは0.4
5g/cm3以上0.65g/cm3以下である。粉体充
填密度が0.45g/cm3未満の場合、電極密度が低
下し、充分な容量が得られないので好ましくない。一
方、粉体充填密度が0.70g/cm3を越える場合、
粉体充填密度は向上するが、重量当たりの容量が低下し
たり、又は保液量が低下して、充分な出力特性が得られ
ないので好ましくない。
【0025】また、電極層1に含まれる活性炭の平均粒
子径は、1μm以上7μm以下であり、好ましくは1μ
m以上5μm以下である。平均粒子径が1μm未満の場
合、粉体の二次凝集などが激しくなり、電極成形時に問
題が生じるので好ましくない。一方、平均粒子径が7μ
mを越える場合、電極密度が低下して充分な容量が得ら
れないので好ましくない。さらに、上記の平均粒子径の
条件に加え、活性炭の体積基準の累積分布の90%粒子
径が6μm以上22μm以下であり、かつ、体積基準の
累積分布の10%粒子径が0.1μm以上2μm以下で
あることがより好ましく、活性炭の体積基準の累積分布
の90%粒子径が6μm以上20μm以下であり、か
つ、体積基準の累積分布の10%粒子径が0.1μm以
上2μm以下であることがさらに好ましい。この場合、
活性炭の粒子径が比較的幅広い分布を有し、また、0.
1μm未満の微粉及び22μmを越える大粒子が少ない
活性炭により、より高い体積当たりの容量を実現するこ
とができる。
【0026】また、電極層1に含まれる活性炭の半径1
5Å以下の細孔容積は、0.8ml/g以上であり、好
ましくは1.0ml/g以上であり、また、1.6ml
/g以下であることが好ましい。細孔容積が0.8ml
/g未満の場合、充分な容量が得られないので好ましく
なく、細孔容積が1.6ml/gを越える場合、電極密
度が低下して体積当たりの容量が低下して好ましくな
い。
【0027】上記条件を満たしていれば、電極層1に含
まれる活性炭の製造方法は、特に限定されず、一般的な
製造法として、例えば、真田雄三ら著「新版 活性炭
基礎と応用」に記載されている方法を用いることができ
る。従って、本実施の形態の電気二重層キャパシタは、
活性炭が上記の条件を満たすように加工する以外は、一
般的な電気二重層キャパシタの製造方法を用いることが
できるので、容易に製造することができる。また、一般
に、活性炭は、10μm以上の粉体又は繊維等の形態に
製造されるため、ボールミル、ジェットミル等の粉砕装
置及び分級装置を用いて上記条件を満たす活性炭を得る
ことが簡便で好ましいが、原料、賦活法、一次的に合成
される活性炭の形状等を調整することにより上記の条件
を満たす活性炭を得てもよい。
【0028】電極層1に用いられるバインダーとして
は、公知のものが使用可能であるが、例えば、ポリテト
ラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素
樹脂、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルアルコール、SBRゴム、アクリル酸
樹脂等が挙げられ、これらのうちの一種又は複数種を用
いることができる。バインダーの添加量は、特に限定さ
れず、活性炭の粒度、粒度分布、粒子形状、目的とする
電極密度等により適宜決定されるが、活性炭に対し3重
量%〜20重量%が一般的である。
【0029】電極層1は、図3に示すように、集電体2
の両面に形成されているが、この例に特に限定されず、
集電体2の片面に形成してもよい。集電体としては、ア
ルミニウム箔、ステンレス箔、金網、エキスパンドメタ
ル、パンチングメタル等が挙げられるが、材質について
は、本発明の電気二重層キャパシタの充電電圧を考慮
し、集電体上での電解液の分解、あるいは、集電体の溶
出がないよう適宜決定される。特に、アルミニウムは
正、負両極に用いることができ、かつ、高電気伝導度で
あり、軽量であることから好ましい。また、集電体1の
表面には、あらかじめ、厚さ0.5〜20μm程度の導
電層を設けることもできる。集電層としては、黒鉛等の
抵抗の小さい炭素系の導電性接着剤が好まく、この場
合、電極層1と集電体2の接触抵抗を低減できる。
【0030】集電体の厚みは、特に限定されないが、通
常10μmから50μmであり、目標とする電気二重層
キャパシタの特性を考慮して決定されるが、集電体が厚
くなりすぎる場合、図3に示すように、電極層1が形成
されていない部分に複数のタブ3を溶接により形成する
ことが、集電体を薄くすることが可能であり、望まし
い。
【0031】タブ3の材質は、集電体と同様、アルミニ
ウム、ステンレス、ニッケル等が用いることができ、材
質決定には集電体と同じ注意が必要である。タブ3は、
必要に応じて1枚の電極あたり、複数本設けることがで
きる。これは、特に、図2に示すような巻回構造の大型
円筒型キャパシタにおいて、電極長が長く、集電体抵抗
が比較的大きくなる場合、有効であり、集電体の厚み、
長さ及び幅等を考慮して、タブ3の本数を決定すること
ができる。
【0032】上記の電極の具体的製造法の一例として、
結着剤樹脂としてポリフッ化ビニリデンを使用し、集電
体としてアルミニウム箔を使用する場合の製造方法を以
下に説明する。いうまでもなく、本発明の電極の製造方
法は、この製造方法に限定されるものではない。
【0033】まず、ポリフッ化ビニリデンをN−メチル
ピロリドンに溶解した結着剤樹脂溶液に対し、活性炭を
均一に分散させて、スラリーを調製する。この際、必要
に応じて、カーボンブラックなどの導電材、ポリビニル
ピロリドンなどの成形助剤などを添加することも可能で
ある。次いで、得られたスラリーをコーターを用いて、
アルミニウム箔上に塗布し、乾燥し、電極層をアルミニ
ウム箔上に形成させる。両面電極を得るためには、片面
塗布後、再度、裏面に塗布、乾燥する、あるいは、両面
同時に塗布、乾燥を行う。次に、得られた電極を、必要
に応じてプレスして、厚さ50μm〜500μm程度の
電極を得ることができる。
【0034】セパレータ4としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン製の微孔膜又は不織
布、一般に電解コンデンサー紙と呼ばれるパルプを主原
料とする多孔質膜等の公知のものを用いることができ
る。なお、上記のように、一般に電極間は電解液を含浸
させた多孔質のセパレータで隔離されている場合が多い
が、このセパレータの代わりに固体電解質、ゲル状電解
質を用いてもよい。
【0035】電極層1及びセパレータ4に用いられる電
解液としては、特に限定されないが、非水系電解液を用
いることが好ましく、単セル当たりの電圧が高い有機電
解液を用いることがより好ましい。有機電解液は非プロ
トン性の有機溶媒に電解質を0.5mol/l〜3.0
mol/lに溶解したものが好ましく、有機溶媒として
は、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、スルホラ
ン、アセトニトリル等の公知のものが使用でき、これら
のうちの一種又は複数種を混合して使用してもよい。ま
た、電解質としては、テトラエチルアンモニウムテトラ
フルオロボレート、トリエチルメチルアンモニウムテト
ラフルオロボレート、テトラエチルアンモニウムヘキサ
フルオロフォスフェート等の公知のものが使用でき、こ
れらのうちの一種又は複数種を混合して使用してもよ
い。
【0036】上記のように構成された電気二重層キャパ
シタの充電電圧は、上記有機電解液を用いた場合、1.
8V以上3.3V以下に設定することが好ましい。充電
電圧は、電気二重層キャパシタに用いる活性炭種、電解
液、使用温度、目的とする寿命により適宜決定される
が、1.8V未満の場合、利用可能な容量が減少するの
で好ましくなく、3.3Vを越える場合、電解液の分解
が激しくなるので好ましくない。
【0037】かくして得られた本発明の電気二重層キャ
パシタは、体積が50cm3以上であり、体積エネルギ
ー密度5Wh/l以上、最大出力密度2kW/l以上、
好ましくは、体積が50cm3以上であり、体積エネル
ギー密度7Wh/l以上、最大出力密度3kW/l以上
であり、特に、高出力、高エネルギー密度及び大容量が
必要とされる分野に好適である。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明をさら
に具体的に説明する。 (実施例1)活性炭として、関西熱化学株式会社製活性
炭MSC−20をボールミルで30時間粉砕して得た活
性炭粉末を用いた。該活性炭の比表面積、粉体充填密
度、粒度分布、細孔容積を下記方法で測定した。 A:比表面積、細孔容積 ユアサアイオニクス社製比表面積測定装置NOVA12
00を用いて、サンプル量10mgにて、BET法によ
り比表面積を測定した。また、同時に得られる吸着等温
曲線データから、t−プロット解析により各平均細孔径
における細孔容積を求め、半径15Åまでの細孔容積を
累計した半径15Å以下の細孔容積を求めた。 B:粉体充填密度 図4に示すように、下方に下蓋12を固定した内径5m
mのガラス管11内に活性炭100mgを入れ、上蓋1
3により70kg/cm2の圧力で粉体を圧縮した状態
で、活性炭の縦方向の長さL(cm)を求めた。求めた
長さLを用いて、粉体充填密度ρを下記式から求めた。
【0039】 ρ=0.1/(0.25×0.25×3.14×L) C:粒度分布 島津製作所製レーザー回折式粒度分布測定装置(SAL
D)を用いて測定した。活性炭粉末は、市販の中性洗剤
を少量添加した水中で超音波分散した後、測定し、平均
粒子径、体積基準の累積分布の10%粒子径及び90%
粒子径を得た。
【0040】上記方法に従って、各項目を測定したとこ
ろ、該活性炭の比表面積は1580m2/g、粉体充填
密度は0.61g/cm3、粒度分布は10%粒子径が
0.7μm、平均粒子径が3.0μm、90%粒子径
9.0μm、細孔容積は1.08ml/gであった。
【0041】該活性炭を活物質として用い、導電材とし
てカーボンブラックを用い、結着剤としてポリフッ化ビ
ニリデン(商品名:KF#1100:呉羽化学工業
(株)製)をN−メチルピロリドンに溶解した溶液を用
い、活性炭分散溶液を作製した。なお、このときの配合
比は活性炭:カーボンブラック:ポリフッ化ビニデンリ
=100:5:10(重量部)とした。
【0042】次に、厚さ20μmのアルミニウム箔の両
面に黒鉛を主成分とする厚さ3μmの導電層を形成し
た。この導電層を形成したアルミニウム箔にコーターを
用いて上記活性炭分散溶液を塗布した後、乾燥すること
により、アルミニウム箔の両面に電極層を形成した。次
に、ロールプレスを用いてプレスし、厚さ330μmの
両面塗工電極を作製した。
【0043】次に、得られた電極の電極塗布部を1cm
幅で7箇所はがし、図3に示すようにアルミニウム製タ
ブ3(幅10mm、厚さ0.1mm)をスポット溶接し
た。上記のようにして得られた2枚の電極を乾燥後、ド
ライルーム中で、セパレータ4を介して、図2に示すよ
うに巻回し、電極巻回ユニットを作成した。なお、セパ
レータ4としては厚さ0.05mmの電解コンデンサー
紙を用いた。
【0044】次に、図1に示すように、両極のタブ3を
束ねて、破裂板23と外装缶24の底部とに溶接した
後、電解液を注液した。電解液としては水分量20pp
m以下の1M−Et4NBF4−プロピレンカーボネート
溶液(富山薬品製)を用いた。この電気二重層キャパシ
タの寸法は直径40mm高さ65mm(81.6c
3)である。
【0045】得られた電気二重層キャパシタの最大電流
を5Aに規制し、2.5Vで30分間充電した後、1A
の電流で、キャパシタ電圧が0Vになるまで放電した。
このサイクルを繰り返し、5サイクル目の2.0V〜
1.5V間の放電カーブの傾きから求めた容量は980
Fであり、該容量と二つの電極に含まれる活性炭の全重
量とから求めた活性炭の重量当たりの容量は、41F/
gであり、該容量と二つの電極の全体積とから求めた電
極の体積当たりの容量は、25F/cm3であった。ま
た、充電初期のIRドロップから計算した内部抵抗は
4.9mΩであった。
【0046】また、体積エネルギー密度は(1/2)・
(CV2)/3600から計算した場合10.4Wh/
lであった。また、最大出力は、IRドロップが充電電
圧の20%(本実施例では0.5V)となる電流値Im
axに充電電圧(本実施例では2.5V)の積算より求
めたところ、260Wであり、最大出力密度は3.2k
W/lであった。 (実施例2)活性炭として、関西熱化学株式会社製活性
炭MSC−25をボールミルで60時間粉砕して得た活
性炭粉末を用いた。実施例1と同様の方法で各項目を測
定したところ、該活性炭の比表面積は1873m2
g、粉体充填密度は0.49g/cm3、粒度分布は1
0%粒子径が0.8μm、平均粒子径が2.4μm、9
0%粒子径7.0μm、細孔容積は1.20ml/gで
あった。次に、該活性炭を用いて、実施例1と同様の方
法で電気二重層キャパシタを組立て、容量を測定したと
ころ、870Fであり、内部抵抗は4.1mΩであっ
た。このときの活性炭の重量当たりの容量は、43F/
gであり、電極の体積当たりの容量は、24F/cm3
であった。また、体積エネルギー密度は9.3Wh/l
であり、最大出力密度は3.7kW/lであった。 (実施例3)活性炭として、関西熱化学株式会社製活性
炭MSC−25をボールミルで16時間粉砕して得た活
性炭粉末を用いた。実施例1と同様の方法で各項目を測
定したところ、該活性炭の比表面積は1932m2
g、粉体充填密度は0.50g/cm3、粒度分布は1
0%粒子径が0.9μm、平均粒子径が4.3μm、9
0%粒子径11.0μm、細孔容積は1.21ml/g
であった。次に、該活性炭を用いて、実施例1と同様の
方法で電気二重層キャパシタを組立て、容量を測定した
ところ、950Fであり、内部抵抗は4.8mΩであっ
た。このときの活性炭の重量当たりの容量は、44F/
gであり、電極の体積当たりの容量は、22F/cm3
であった。また、体積エネルギー密度は10.1Wh/
lであり、最大出力密度は3.2kW/lであった。 (実施例4)活性炭として、関西熱化学株式会社製活性
炭MSC−25をボールミルで30時間粉砕して得た活
性炭粉末を用いた。実施例1と同様の方法で各項目を測
定したところ、該活性炭の比表面積は1850m2
g、粉体充填密度は0.49g/cm3、粒度分布は1
0%粒子径が0.1μm、平均粒子径が4.0μm、9
0%粒子径22.0μm、細孔容積は1.18ml/g
であった。次に、該活性炭を用いて、実施例1と同様の
方法で電気二重層キャパシタを組立て、容量を測定した
ところ、800Fであり、内部抵抗は4.3mΩであっ
た。このときの活性炭の重量当たりの容量は、40F/
gであり、電極の体積当たりの容量は、20F/cm3
であった。また、体積エネルギー密度は8.5Wh/l
であり、最大出力密度は3.6kW/lであった。
【0047】
【発明の効果】以上から、明らかな通り、本発明によれ
ば、電極層に所定の活性炭を用いるとともに電極層の厚
さを最適化することにより、体積当たりのエネルギー密
度が高く、且つ高出力及び高信頼性を有する電気二重層
キャパシタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の円筒型電気二重層キャ
パシタの構成を示す概略図である。
【図2】図1に示す電極巻回ユニットの斜視図である。
【図3】図2に示す電極巻回ユニットを構成する電極の
平面図及び該電極巻回ユニットを展開した状態を示す側
面図である。
【図4】本発明における粉体充填密度の測定法を説明す
るための概略図である。
【図5】従来の電気二重層キャパシタの体積エネルギー
密度及び最大出力密度の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 電極層 2 集電体 3 タグ 4 セパレータ 20 電極巻回ユニット 21 絶縁ガスケット 22 キャップ 23 破裂板 24 外装缶

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極層が形成された電極を備えた電気二
    重層キャパシタであって、 前記キャパシタは、その体積が50cm3以上であり、
    その体積エネルギー密度が5Wh/l以上且つ最大出力
    密度が2kW/l以上であり、 前記電極層は、活性炭を含み、前記電極層の厚さは、5
    0μm以上であることを特徴とする電気二重層キャパシ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記活性炭は、BET法による比表面積
    が1300m2/g以上2200m2/g以下であり、粉
    体充填密度が0.45g/cm3以上0.70g/cm3
    以下であり、平均粒子径が1μm以上7μm以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の電気二重層キャパシ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記活性炭は、体積基準の累積分布の9
    0%粒子径が6μm以上22μm以下であり、体積基準
    の累積分布の10%粒子径が0.1μm以上2μm以下
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気二
    重層キャパシタ。
  4. 【請求項4】 前記活性炭の半径15Å以下の細孔容積
    は、0.8ml/g以上である請求項1から3までのい
    ずれかに記載の電気二重層キャパシタ。
  5. 【請求項5】 電解液として非水系電解液を用いること
    を特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の電
    気二重層キャパシタ。
  6. 【請求項6】 前記活性炭の単位重量当たりの容量が4
    0F/g以上であり、前記電極の単位体積当たりの容量
    が20F/cm3以上であることを特徴とする請求項5
    記載の電気二重層キャパシタ。
  7. 【請求項7】 充電電圧が1.8V以上3.3V以下で
    あることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気二重
    層キャパシタ。
JP10115199A 1999-04-08 1999-04-08 電気二重層キャパシタ Pending JP2000294461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115199A JP2000294461A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 電気二重層キャパシタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115199A JP2000294461A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 電気二重層キャパシタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000294461A true JP2000294461A (ja) 2000-10-20

Family

ID=14293065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10115199A Pending JP2000294461A (ja) 1999-04-08 1999-04-08 電気二重層キャパシタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000294461A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231589A (ja) * 2001-02-07 2002-08-16 Osaka Gas Co Ltd 電気二重層キャパシタ用電極およびそれを用いた電気二重層キャパシタ
JP2002246071A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Osaka Gas Co Ltd 蓄電装置
JP2009545160A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 コーニング インコーポレイテッド 電気二重層コンデンサ、コンデンサ材料及びその作成方法
JP2011216751A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Chemicon Corp 電気二重層キャパシタ
JP2019517145A (ja) * 2016-05-20 2019-06-20 エイブイエックス コーポレイション マルチセル・ウルトラキャパシタ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231589A (ja) * 2001-02-07 2002-08-16 Osaka Gas Co Ltd 電気二重層キャパシタ用電極およびそれを用いた電気二重層キャパシタ
JP2002246071A (ja) * 2001-02-20 2002-08-30 Osaka Gas Co Ltd 蓄電装置
JP4526718B2 (ja) * 2001-02-20 2010-08-18 株式会社Kri 蓄電装置
JP2009545160A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 コーニング インコーポレイテッド 電気二重層コンデンサ、コンデンサ材料及びその作成方法
JP2011216751A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Chemicon Corp 電気二重層キャパシタ
JP2019517145A (ja) * 2016-05-20 2019-06-20 エイブイエックス コーポレイション マルチセル・ウルトラキャパシタ
JP2022058783A (ja) * 2016-05-20 2022-04-12 キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション マルチセル・ウルトラキャパシタ
JP7061971B2 (ja) 2016-05-20 2022-05-02 キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション マルチセル・ウルトラキャパシタ
JP7441249B2 (ja) 2016-05-20 2024-02-29 キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション マルチセル・ウルトラキャパシタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5236765B2 (ja) 有機電解質キャパシタ
JP4705566B2 (ja) 電極材及びその製造方法
JP4732072B2 (ja) 捲回型リチウムイオンキャパシタ
US9979010B2 (en) Electrode for electrical storage element, and nonaqueous lithium electrical storage element
CN101138058B (zh) 锂离子电容器
EP2665073A2 (en) Electrode active material, electrode and electrical storage device
JPWO2004097867A1 (ja) 有機電解質キャパシタ
JP2007280803A (ja) ハイブリッド型積層電極、それを用いたハイブリッド二次電源
JPWO2013073526A1 (ja) 蓄電デバイス用電極、蓄電デバイスおよび蓄電デバイス用電極の製造方法
CN102971889A (zh) 高能量密度电化学电容器
JP2007158273A (ja) リチウムイオンキャパシタ
JP5308646B2 (ja) リチウムイオンキャパシタ
JP2006338963A (ja) リチウムイオンキャパシタ
CN105098293A (zh) 混合储能器件
JP2006286923A (ja) リチウムイオンキャパシタ
JP7462066B2 (ja) 非水系アルカリ金属蓄電素子および正極塗工液
JPH08339941A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2002270470A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP4526718B2 (ja) 蓄電装置
JP4731974B2 (ja) リチウムイオンキャパシタ
WO2009123031A1 (ja) 電気化学素子用電極の製造方法
JP2000294461A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP2000182904A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP4731979B2 (ja) リチウムイオンキャパシタ
JP2006303330A (ja) リチウムイオンキャパシタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080109