JP2000293979A - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
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- JP2000293979A JP2000293979A JP11097667A JP9766799A JP2000293979A JP 2000293979 A JP2000293979 A JP 2000293979A JP 11097667 A JP11097667 A JP 11097667A JP 9766799 A JP9766799 A JP 9766799A JP 2000293979 A JP2000293979 A JP 2000293979A
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- gasket
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Abstract
たがって、使用時、保管時、包装時の取扱いが容易なガ
スケットを提供する。 【解決手段】 第1部材と第2部材で押圧狭持して両部
材の間を密封する環状のガスケットであって、高分子弾
性材よりなる環状のガスケット本体1と、その内周面と
外周面に積層した硬質樹脂層2,3とよりなるガスケッ
ト。
Description
ドディスク装置(以下、HDDという)、真空機器、管
継手、各種機械の接合部、水中眼鏡、建物の開口部など
のシールに使用するガスケットおよびその製造方法に関
するものである。
DD用のガスケットとしては、高分子弾性材を環状に成
形加硫しただけのもの、あるいは金属薄板の表面にゴム
を接合したものなどがある。
硫したものは、その用途から、幅が極端に狭く薄い製品
であるため、製造技術上、その形状、寸法を正確に出し
にくい。
いので、これを使用したHDDの組立て作業が容易でな
い。
くいので、HDDの組立て作業前の整理、包装時の取扱
いに手数がかかる。
のは、製造工程が多く煩雑であるため、コスト高にな
る。
目してなされたもので、必要な形状、寸法を保持するこ
とができ、したがって、使用時、保管時、包装時の取扱
いが容易であり、かつ造り易いガスケットとその製造方
法を提供することを目的とする。
ケットは、第1部材と第2部材で押圧狭持して両部材の
間を密封する環状のガスケットであって、高分子弾性材
よりなる環状のガスケット本体と、その内周面および/
または外周面に積層した、前記ガスケット本体を変形し
ないように保持する樹脂層とよりなるものである。
は、ガスケットを押圧狭持する際に、ガスケット本体を
直接押圧する突条を設けることができる。
造方法は、次の(1)〜(3)の工程を備えたものであ
る。
ケット本体の平面形状と同じ筒体を高分子弾性材でつく
る工程。
周面に、前記ガスケット本体を変形しないように保持す
る樹脂層を積層して樹脂積層筒体をつくる工程。
程。
では軟質で形状が定まりにくいが、その内周面および/
または外周面に上述の樹脂層が形成されているので、あ
らかじめ設定した形状、寸法に保持することができる。
容易になる。また、第1部材と第2部材でガスケットを
押圧狭持する場合は、その直前に樹脂層を除去すればよ
いから、ガスケットを使用した作業がやり易くなる。
とも一方に、ガスケット本体を押圧する凸条を設けた場
合には、硬質樹脂層の除去を必要としないので、ガスケ
ットを使用した作業がより一層容易になる。
は、変形しにくい高分子弾性材の筒体をつくり、その内
周面および/または外周面に樹脂層を形成して変形しに
くい筒体としてから輪切りにするので、筒体部分、すな
わち、ガスケット本体部分の形状、寸法を正確に保持で
きるとともに、ガスケットの製造が容易であり、製造コ
ストも安くつく。
施例によって説明する。
平面図である。図において、1はガスケット本体で、H
DDの形状に対応する形状につくられている。2,3は
ガスケット本体1の内外周面に積層した硬質樹脂層であ
る。
れている。ガスケット本体1には、このほかに、アクリ
ルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、等の高
分子弾性材を使用することができる。
されている。この樹脂層2,3には、このほかに、不飽
和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂等の熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂を使用することがで
きる。
のみを設けてもよい。
した。
体1の平面形状と同じ、図2に示す筒体11を、ブチル
ゴムで成形した。
ポリアミンを添加したエポキン樹脂液(分子量360、
粘度90〜110)に浸積し、引き上げて150℃で3
0分間加熱して、図3に示す樹脂積層筒体12をつくっ
た。
を、図3に示すように、0.8mmの厚さに輪切りして、
図1に示す構成のガスケットGを得た。
本体1は、硬質樹脂層2,3によって変形しないように
保持されているので、筒体11の成形時に設定された形
状、寸法をそのまま保持することができる。このため、
整理、保管、包装時の取扱いが容易になる。
も取扱い易いので、その組立て作業が容易になる。すな
わち、次の手順で簡単に組立てることができる。
確に載置する。
除去し、その上に上側ケースを載せる。
より締めつけて両ケースを一体化する。
に、ガスケット本体1に当接する凸条を設けておけば、
組立て作業は、より一層容易になる。ガスケット本体1
はこの凸条によって押圧圧縮されることになり、硬質樹
脂層2,3を取り外す必要はなくなるからである。
いては、変形しにくいブチルゴムの筒体11をつくり、
これをエポキン樹脂液の中に浸積し、付着した樹脂を熱
硬化させて変形しないようにしてから輪切りにするの
で、つくり易く、費用もさほどかからない。
12を0.8mmの厚さに輪切りにして得られる均一な厚
さのものである。しかし、これに限定されない。例え
ば、前記積層体12の中心線に対し斜め切断面で輪切り
にして、図5に示すような、径方向一端側から他端側へ
向けて次第に厚くなっているガスケットG1 も、1つの
例として挙げることができる。
は、上、下ケースで締めつけるとき、そのときの押圧力
は肉厚の方に多くかかり、単位面積当たりの押圧力を大
きくすることができる。このため、ガスケットG1 の弾
性変形が比較的小さい押圧力で可能になる。
トを例にして説明したが、他の用途に適したガスケット
についても、同様に説明できる。
間、水中眼鏡の枠体とガラスの間、水中ハウスの開口部
の枠体とガラスの間のシールなどにも、この発明のガス
ケットは使用できる。また、電子機器、真空機器、管継
手等をシール構造とするためのシール材としても使用で
きる。
ットによれば、上述のような構成としたので、使用時、
保管時、包装時の取扱いが容易になる。
よれば、上述のようにしてつくることができるので、つ
くり易く、製造コストも安くつく。
れるブチルゴム製の筒体の平面図
れる樹脂積層筒体とその輪切りの要領を示す側面図
に対応する図
Claims (3)
- 【請求項1】 第1部材と第2部材で押圧狭持して両部
材の間を密封する環状のガスケットであって、高分子弾
性材よりなる環状のガスケット本体と、その内周面およ
び/または外周面に積層した、前記ガスケット本体を変
形しないように保持する樹脂層とよりなるガスケット。 - 【請求項2】 前記第1部材および/または第2部材
は、ガスケットを押圧狭持する際に、ガスケット本体を
直接押圧する突条を備えていることを特徴とする請求項
1記載のガスケット。 - 【請求項3】 次の(1)〜(3)の工程を有するガス
ケットの製造方法。 (1)断面形状があらかじめ設定したガスケット本体の
平面形状と同じ筒体を高分子弾性材でつくる工程。 (2)前記筒体の内周面および/または外周面に前記ガ
スケット本体を変形しないように保持する樹脂層を積層
して樹脂積層筒体をつくる工程。 (3)前記樹脂積層筒体を輪切りにする工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09766799A JP4111627B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09766799A JP4111627B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000293979A true JP2000293979A (ja) | 2000-10-20 |
JP4111627B2 JP4111627B2 (ja) | 2008-07-02 |
Family
ID=14198401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09766799A Expired - Fee Related JP4111627B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4111627B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069667A1 (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-04 | Nhk Spring Co., Ltd. | 基材一体型仮留めシール材およびシール部位を有する製品 |
JP2011141025A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-07-21 | Railway Technical Research Institute | 軸受パッキン |
-
1999
- 1999-04-05 JP JP09766799A patent/JP4111627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069667A1 (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-04 | Nhk Spring Co., Ltd. | 基材一体型仮留めシール材およびシール部位を有する製品 |
JP2009127798A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Nhk Spring Co Ltd | 基材一体型仮留めシール材およびシール部位を有する製品 |
JP2011141025A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-07-21 | Railway Technical Research Institute | 軸受パッキン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4111627B2 (ja) | 2008-07-02 |
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