JP2000293941A - ドライブ装置 - Google Patents
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Abstract
クに用いるRF信号に対して専用となる増幅手段55を
備える。これによってブランクチェック時の十分なゲイ
ンアップを可能としてブランクチェックを正確化すると
ともに、構成や処理の複雑化を招かないものとする。ま
た再生処理に関する第1の増幅手段8とブランクチェッ
クに関する第2の増幅手段55が別に設けられるという
ことにより、再生処理と、正確なブランクチェック動作
を同時に実行することを可能とする。
Description
ータの再生を行うことのできるドライブ装置に関するも
のである。
体に対して記録再生動作を行うドライブ装置では、或る
セクター(セクターとは記録媒体上のデータ単位)が記
録済み(以下「リトゥン」ともいう)か、あるいはデー
タ記録が行われていないか(以下「ブランク」ともい
う)かを確認する動作(ブランクチェック)が行われ
る。例えばWO(WRITE ONCE)タイプのディスクに対す
るドライブ装置では、未記録セクターにデータを記録す
る必要があるため、記録に際してブランクチェックが行
われる。またMO(光磁気)ディスクなどの書換可能な
ディスクに対するドライブ装置では、読出データのデコ
ード時にエラー(シンク検出不能やエラー訂正不能な
ど)が発生した場合などは、読出リトライに入る前に、
そのセクターのブランクチェックを行なってエラー原因
を推定する処理が行われる。即ち、デコード時のエラー
の原因や対応すべきリトライ処理が、セクターのリトゥ
ン/ブランクの状況に関わるためである。例えばライト
アンドベリファイ時(なおライトアンドベリファイと
は、記録動作直後にその記録したデータを読み出し、デ
ータが正しく記録できたか否かを確認する動作)に読出
エラーが発生した際に、そのセクターがブランクであれ
ば、それは読出動作ではなく書込動作が適正に行われて
いなかった可能性が高い。一方、通常の再生時に読出エ
ラーが発生した際に、そのセクターがブランクであれ
ば、エラー発生は当然のことであり、読出リトライ動作
は必要ない。またブランクチェックの結果、リトゥンと
判断されれば、アンプゲイン等の読出条件を変えてリト
ライを試みるなどの対応が必要になる。
るが、このブランクチェックは、或るセクターの読出を
行った際に、正しくリードできたか否かということで判
断することはできない。なぜなら、リトゥンセクターで
あっても、読み出されるRF信号レベルが非常に小さい
場合があったり、或いはディスク上の傷や汚れなどのデ
ィフェクトにより正しくリードすることができないこと
があるためである。もしこのようなセクターをブランク
セクターとみなして新たに記録を行ってしまうと、その
記録データは正しくリードすることができないものとな
る。従って、このような信号レベルの小さいセクターや
ディフェクトのあるセクターは、ブランクチェック動作
としてはリトゥンと判断すべきものである。
性と、リードOK/NGの判断がそのままブランクチェ
ックの結果とはできないことから、ドライブ装置ではブ
ランクチェックのための専用の回路系を備えている。例
えば図5にディスク100に対するドライブ装置の一般
的な再生系の構成を示すが、再生系としては、ディスク
100に対してレーザ光照射を行って反射光情報を読み
取り、再生RF信号を出力するピックアップ101、R
F信号にゲインを与える可変ゲインアンプ102、RF
信号をデジタルデータ化するA/D変換器103、デジ
タルデータ化されたRF信号について復号、エラー訂正
などを行うデコード部104、デコードされたデータの
出力や各種動作制御を行うコントローラ105などから
構成される。このような再生系において、可変ゲインア
ンプ102の出力はブランクチェック回路106に供給
される。そしてブランクチェック回路106は、例えば
エンベロープ検出などの処理により、セクターのブラン
ク/リトゥンの判別を行う。この判別情報はコントロー
ラ105に伝えられ、各種の制御動作の判断に用いられ
る。
ク回路106では、RF信号のエンベロープを比較基準
値と比較し、その比較結果からリトゥン/ブランクを判
断するようにしている。そしてこのブランクチェック回
路106には、可変ゲインアンプ102で増幅された信
号が供給されるようにしているのは、ブランクチェック
の誤判断を避けるためである。例えば可変ゲインアンプ
102での増幅前のRF信号をブランクチェック回路に
に106に供給するようにすると、ノイズレベルとリト
ゥンデータの差が小さく、これによってブランクセクタ
ーをリトゥンセクターと誤判断することがある。このよ
うな誤検出を回避するため、ブランクチェック回路10
6には、可変ゲインアンプ102で増幅された信号が供
給されるようにするとともに、さらにブランクチェック
時には可変ゲインアンプ102の増幅度をデータ読出時
よりも大きくするようにしていた。
は、記録時のレーザパワー、ディスクの感度、反射率、
光学ピックアップの特性など様々な要因で変動する。従
って各種のディスクや特性に対応しなければならないド
ライブ装置としては、可変ゲインアンプ102のゲイン
可変範囲はかなり大きくなければならない。またそれに
さらに、ブランクチェックのためのゲインアップが必要
になるとすると、ゲイン可変範囲はさらに広く必要とな
る。例えば、第4世代5.25インチMOディスクドラ
イブの場合は、第1世代から第4世代までのMOディス
クの互換をとることや、さらにWOディスクについても
サポートすることなどが求められている。これら各種の
ディスクの反射率の違いや、さらにはメディアメーカー
による特性差、ドライブ装置の光学特性のばらつきなど
を考慮すると、24dB(±12dB)程度のゲイン可
変幅が必要になる。そしてさらにブランクチェックを確
実に行うためには、データ再生時のゲイン設定に比べて
12dBアップすることが必要とされ、すると、可変ゲ
インアンプ102としてはトータルで36dBのゲイン
可変範囲が要求される。さらに、後段にデコード部10
4が配される再生処理系での再生データ自体に対するア
ンプであるため、高帯域での良好な周波数特性の維持も
求められる。
て、このような非常に広い可変幅及び周波数特性の維持
を実現することは困難であり、現実としては、ブランク
チェック機能について妥協しているものとなっている。
即ち、ブランクチェックのために十分なゲインアップが
できない。例えば元々RF信号レベルが小さい場合に
は、再生時のゲインを可変ゲインアンプ102の上限近
くのゲインとすることが必要となるが、その様な場合
は、ブランクチェックのためにさらにゲインアップを行
うことなどはできない。このような事情から、ブランク
チェックとしての正確性が維持できないという問題が生
じており、これに伴って記録動作やリトライ動作の信頼
性が低下していた。
変化させる必要があることから、再生動作とブランクチ
ェックを同時には実行できないという欠点も生じてお
り、これにより一連の動作(例えばリトライシーケンス
など)での処理時間の長時間化が生ずるということもあ
った。例えばエラーが発生したセクターについてはブラ
ンクチェックのために再度読出を行わなければならない
ため、エラー発生後、少なくともディスク1回転の時間
を待つ必要があり、リトライアクションの開始が遅れ
る。
に鑑みて、構成の複雑化を招かないままブランクチェッ
クの正確性が確保できるようにし、さらに再生処理とブ
ランクチェックが同時に実行できるようにすることを目
的とする。
媒体から情報を読み出すヘッド手段と、ヘッド手段によ
り読み出されたRF信号を増幅する第1の増幅手段と、
RF信号を増幅する第2の増幅手段と、第1の増幅手段
によって増幅されたRF信号について各種再生信号処理
を行って読出データを得る再生処理手段と、第2の増幅
手段によって増幅されたRF信号を用いて、そのRF信
号が記録媒体上の書込済み領域(リトゥン)からの信号
であるかブランク領域からの信号であるかを判別する判
別手段とを備えるようにする。即ちブランクチェックに
用いるRF信号に対して専用となる第2の増幅手段を備
えることで、ブランクチェック時の十分なゲインアップ
や、再生処理との同時処理を実現する。
て、光磁気(MO)ディスクに対する記録再生を行うド
ライブ装置を例にあげて説明していく。図1は第1の実
施の形態としてのドライブ装置のブロック図である。な
おこのブロック図は主に記録再生信号の処理系を示し、
サーボ系その他、省略してある部位もある。
イブ装置内においてスピンドルモータ9によって回転駆
動された状態で、光ピックアップ7及び磁気ヘッド5の
動作によって情報の記録、再生、消去が行われる。記
録、再生、消去時の光ピックアップ7及び磁気ヘッド5
の位置制御(シーク、トラッキングサーボ、スレッドサ
ーボ)や、光ピックアップ7からのレーザ光のフォーカ
スサーボ、さらにはスピンドルモータ9の回転サーボ
は、図示しないサーボ系によって行われることになる。
ラという)2は、このドライブ装置のマスターコントロ
ーラとして各種の動作制御を行うとともに、ホストコン
ピュータ1との通信を行う部位とされる。即ちコントロ
ーラ2はホストコンピュータ1からの記録指示に応じ
て、供給されたデータをディスク6に記録する動作を制
御するとともに、同じくホストコンピュータ1からの指
示に応じて要求されたデータをディスク6から読み出し
てホストコンピュータ1に転送する動作の制御を行う。
またコントローラ2はデータのエンコード、デコードを
行う機能も有している。
いて記録再生動作のために各部の制御を行う部位とされ
る。例えば再生系のRFブロック20に対する各種の制
御や、サーボプロセッサとして機能するDSP17に対
する指示等を行う。
ピュータ1からの指令に従って、記録すべきユーザデー
タを受取り、情報語としてのユーザデータに基づいてエ
ンコードを行って、例えば符号語としてのRLL(1,
7)符号を生成する。この符号語が記録データWDAT
Aとしてレーザパワーコントロール部(以下、LPCと
表記する)4に供給される。またコントローラ2はWG
ATE信号としてLPC4に記録モードとしての発光動
作及びそのタイミングを指示する。さらに記録処理動作
の基準となる記録クロックWCLKを生成し、LPC4
に供給する。
れぞれにおいて光ピックアップ7からのレーザ出力を実
行させるようにレーザ駆動信号(ドライブパルス)を発
生させる。このドライブパルスはAPC(Auto Power C
ontrol)及びドライブ部(以下APC部)16に供給さ
れ、このAPC部16によってドライブパルスに応じた
電流がレーザダイオードに印加されることで、光ピック
アップ7内のレーザダイオードからのレーザ出力が行わ
れる。なお、再生時、記録時、消去時のそれぞれにおけ
るレーザ発光レベル、即ちレーザのドライブパルス値
は、DSP17(CPU3)の指示に応じて設定され
る。
合は、LPC4は、供給された記録データWDATA及
び記録クロックWCLKに対応してドライブパルスを発
生させることでレーザ出力を実行させ、光磁気ディスク
6上に磁気極性を有するマーク列(ピット列)を形成す
ることにより、記録を行う。この記録の際に、磁気ヘッ
ド5が光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。
ベリファイ時のベリファイ動作のためのデータ読出時)
においては、コントローラ2及びCPU3の制御によっ
て次のような動作が行われる。
TE信号をLPC4及びRFブロック20に供給して、
再生動作制御を行う。即ちコントローラ2はRGATE
信号により、LPC4に再生レベルとしてのレーザパワ
ーによる連続発光を指示するとともに、RFブロック2
0に対しての再生処理の指示を行う。またディスク6の
セクターフォーマットとしてはヘッダ(エンボスピット
によりアドレス等が記録される領域)とデータ部(光磁
気記録によりユーザーデータ等が記録されるMOエリ
ア)が存在するが、PGATE信号は各領域での動作タ
イミングを指示するものとなり、これに応じてLPC4
及びRFブロック20の動作が行われる。
E信号に応じてレーザドライブパルスを発生させ、光ピ
ックアップ7から再生動作のためのレーザ出力を実行さ
せる。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレーザ
光を照射し、それによって生じる反射光を受光する。さ
らにその反射光量に応じた信号の演算処理により各種信
号を生成する。即ち、和信号R+、差信号R−、および
図示しないフォーカスエラー信号、トラッキングエラ−
信号などである。
ンプ8によってゲイン調整等がなされた後にフィルタ部
11に供給される。可変ゲインアンプ8におけるゲイン
セッティングはCPU3からの制御信号GS1によって
行われる。例えばディスクの種別や特性によって変動す
るRF信号レベルに応じて、再生信号処理に最適なRF
信号が得られるようにゲインセッティングが変更され
る。なおフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号は図示していないが、DSP17に供給され、DSP
17によるサーボ系の制御に用いられる。
ちらが再生処理対象となるかはPGATE信号に応じて
切り換えられる。すなわち、光磁気ディスク6における
セクタフォーマットにおいて、エンボス加工によって形
成されるヘッダ(アドレス部)から再生される信号が供
給される期間には、和信号R+がデコード対象となる。
また、光磁気的に記録が行われているデータ部からMS
R(磁気超解像)方式等で再生される信号が供給される
期間には、差信号R−がデコード対象となる。
ト回路、ノイズカットを行うローパスフィルタおよび波
形等化を行う波形等化器などから構成される。そして入
力された信号は、ビタビ復号器13が行うビタビ復号方
法に適合するパーシャルレスポンス特性が得られるよう
にイコライジングされるものとなる。A/D変換器12
は、フィルタ部11の出力を再生クロックDCKに従っ
てA/D変換を行い、再生信号値z〔k〕を出力する。
ビタビ復号器13は、再生信号値z〔k〕に基づいて、
ビタビ復号方法によって復号データDDを生成する。か
かる復号データDDは、記録データに対する最尤復号系
列である。従って、復号エラーが無い場合には、復号デ
ータDDは、記録データと一致する。
される。記録データは、ユーザデータからチャンネル符
号化等の符号化によって生成された符号語である。従っ
て、復号エラーレートが充分低ければ、復号データDD
は、符号語としての記録データとみなすことができる。
コントローラ2は、復号データDDに、上述のチャンネ
ル符号化等の符号化に対応する復号化処理を施すことに
より、ユーザデータ等を再生する。例えば(1−7)R
LL方式のデコード処理、ECCデコード処理(エラー
訂正処理)などを行なう。
ロックDCKはPLL部14により生成される。例えば
可変ゲインアンプ8の出力はPLL部14にも供給さ
れ、PLL部14は、供給された信号に対するPLL動
作により再生クロックDCKを生成する。再生クロック
DCKは、コントローラ2、A/D変換器12、ビタビ
復号器13等に供給され、これらの部位の動作は、再生
クロックDCKに従うタイミングで行われる。なお、P
LL部14への入力はフィルタ部11の出力としてもよ
い。またビタビ復号器13の内部処理により再生クロッ
クDCKを生成する方法もある。
はブランクブロック50にも供給される。ブランクチェ
ックブロック50は、RF信号のエンベロープから、読
出対象となっているセクターがブランクであるかリトゥ
ンであるかを判別するために設けられており、判別情報
AMPSNSをコントローラ2に供給する。
可変ゲインアンプ8において増幅されたRF信号は、可
変ゲインアンプ55に供給され、設定された所要のゲイ
ン値により増幅される。可変ゲインアンプ55における
ゲインセッティングはCPU3からの制御信号GS2に
よって行われ、この場合は、可変ゲインアンプ8、55
の両方による増幅率が、ブランクチェックのために好適
な十分なゲインとなるように、可変ゲインアンプ55の
ゲインが設定される。例えば上述したように可変ゲイン
アンプ8ではディスクの種別や特性によって変動するR
F信号レベルに応じて、再生信号処理に最適なRF信号
が得られるようにゲインセッティングされるが、可変ゲ
インアンプ55ではその可変ゲインアンプ8の出力レベ
ルからさらに12dB程度の増幅が行われるようにされ
る。
号は、エンベロープ検出回路51に供給され、検出され
たエンベロープEVが比較器52に供給される。一方レ
ジスタ53には、比較基準値DVthがセットされてい
る。例えばDSP17はコントローラ2(CPU3)か
らの指示に応じて、ブランクチェックのための比較基準
値をレジスタ53にロードする。なお従って、エンベロ
ープEVに対する比較基準値は設定変更可能であり、例
えば再生時、ベリファイ時、記録時などの別や、MSR
データ読出時と通常の読出時など、状況に応じて比較基
準値を変更することも可能である。
4で比較基準電圧Vthとされて比較器52に供給され
る。比較器52の比較結果出力がブランクチェック(デ
ータ有無)の結果の信号AMPSNSとなり、コントロ
ーラ2に供給される。例えば図2上段のようにRF信号
のエンベロープEVと比較基準電圧Vthが比較され
て、図2下段のような信号AMPSNS、例えばデータ
が存在する期間は「H」、存在しない期間は「L」とな
るような信号が得られる。コントローラ2では、例えば
この信号AMPSNSをカウンタのイネーブル信号とし
て用い、例えばH期間においてクロックをカウントする
ような構成をとることで、或るセクターの再生時にカウ
ント値が所定値以上であればリトゥン、所定値未満であ
ればブランクというように判別できる。そして例えば、
あるセクターの読出時にデコード処理に関してエラーが
発生し、適正にデータ読出ができなかった場合は、その
セクターについてのブランク/リトゥンの判別結果に応
じて読出リトライ動作等を行うことができる。
に用いるRF信号は、可変ゲインアンプ8と、その後段
に直列に接続された可変ゲインアンプ55によって増幅
されることになる。これによって再生処理に用いるRF
信号のゲイン(可変ゲインアンプ8)と、ブランクチェ
ックに用いるRF信号のゲイン(可変ゲインアンプ8+
可変ゲインアンプ55)を別々に設定することができ、
従って、再生処理とブランクチェックを同時に実行でき
るとともに、ブランクチェックのためのRF信号をノイ
ズによる誤検出を回避できるように十分に増幅できる。
従ってブランクチェックの正確性を著しく向上させるこ
とができる。
に実行できるということは、例えばエラー発生時などに
即座に適切なリトライアクションに移行できることを意
味する。例えばエラーとなったセクターがリトゥンであ
った場合は、そのセクターは何か情報が記録されている
にも関わらず、読出ができなかった場合となる。従って
リトライ動作としては、読出系の設定を変更するなど、
エラー回避のための手段を講じてリトライを行うことに
なる。具体的には、例えば可変ゲインアンプ8のゲイン
設定、フィルタ部11のブースト又はイコライジングの
設定などを変更してリトライを試みたり、或いは読出ク
ロックタイミングをずらすなどを行ってリトライを行
う。そしてそのエラー発生が通常の再生時であれば、各
種設定を変えながらある回数を限度としてリトライを行
っていき、あるリトライ時点で適正に読出が完了できれ
ば、正常処理としてセクターの読出を完了する。一方、
限度回数までリトライを行ってもエラーのままであれ
ば、読出不能としてホストコンピュータ1にエラー通知
を行うことになる。またそのエラー発生がベリファイ時
であれば、上記同様に各種設定を変えながらある回数を
限度としてリトライを行っていくことになるが、この場
合は、書込動作が不適切であった可能性もあるため、書
込動作からのリトライを行うことも考えられる。
判別された場合は、そのセクターは何も情報が記録され
ていないものである。但し、実際にリトゥンであるとこ
ろをブランクと誤検出してしまった可能性もあるため、
例えば可変ゲインアンプ55のゲインをあげて(もしく
は可変ゲインアンプ8のゲインを上げて)読出リトライ
を行い、そのリトライ時点でデコード処理とともにブラ
ンク/リトゥンをもう一度判断する。もしそれでもブラ
ンクと判断されれば、ブランクセクターであることをホ
ストコンピュータ1に通知することになる。また、その
リトライ時点でデコード完了すれば、リトライにより読
出正常終了となり、一方、再度デコードエラーとなった
が、そのリトライ時点でリトゥンと判断された場合は、
リトゥンセクターとして再度のリトライ動作に移行す
る。なお、エラーとなったセクターがブランクと判断さ
れた場合については、それがベリファイ時であったとす
れば、そのセクターがブランクであるということは、書
き込み動作が正しく実行できなかったことを意味するた
め、書込動作からのリトライが行われることになる。
ンとしては、そのセクターのブランク/リトゥンの状況
やコマンドに応じて、それぞれ適切な動作が実行される
わけであるが、ブランク/リトゥンの別が、エラー発生
時に即座に判別できることで、迅速かつ的確なリトライ
アクションが可能となる。
示している。なお、上記図1と同一部分は同一符号を付
し説明を省略する。この例では、可変ゲインアンプ8と
ゲイン可変アンプ55が並列に接続されている点が、上
記第1の実施の形態と異なるものとなっている。他は同
様である。
ック50には、可変ゲインアンプ8で増幅される前のR
F信号が供給されるため、可変ゲインアンプ55のみ
で、ブランクチェックのために好適な十分な増幅が行わ
れなければならないことになる。従って例えば32dB
程度のゲイン可変範囲が求められる。ところが、ブラン
クチェックのためには、再生系(ゲイン可変アンプ8)
に求められるような高周波数帯域での特性維持は必要な
いため、その様な高帯域特性が維持できないアンプであ
ってもゲイン可変アンプ55として採用可能であり、装
置構成として困難なものではない。つまり、この例にお
いても、ゲイン可変アンプを再生処理系とブランクチェ
ック系で別々とすることで、構成を複雑化させることな
く、ブランクチェックのための十分な増幅が可能とな
り、かつ、再生処理とブランクチェックの同時実行が可
能となるものである。さらにこの場合は、ゲイン可変ア
ンプ8、55はそれぞれ完全に独立して設計できる。つ
まりゲイン可変アンプ8については再生処理に関して必
要なゲイン可変幅や周波数特性等のみを考慮して設計で
き、一方、ゲイン可変アンプ55はブランクチェックに
関して必要なゲイン可変幅のみを考慮して設計できる。
これにより、設計の自由度を大幅に広げることができ
る。
を図4に示す。図1と同一部分は同一符号を付し重複説
明を避ける。この例の場合は、図1の例と同じく、ゲイ
ン可変アンプ8,55が直列となるタイプであるが、ブ
ランクチェックブロック50にはフィルタ部11の出力
が供給されるようにしている。これによりブーストやイ
コライジングが施されたRF信号を用いてブランクチェ
ックを行うことができるようになり、つまり再生情報と
して最適化されたRF信号を用いることになるためブラ
ンクチェックとしての誤判別の可能性をより少なくする
ことができる。
説明してきたが、本発明としては上記例に限らずさらに
各種の変形例が考えられる。また、光磁気ディスクに対
応する記録再生装置で説明したが、他の記録媒体(例え
ばDVD−RW,DVD−RAM,CD−RWなどの書
換可能ディスク、CD−R,WOディスクなどの追記型
ディスク、ハードディスク、フロッピーディスクなどの
磁気ディスク、磁気テープなどのテープメディア)に対
応するドライブ装置でも本発明は適用できる。もちろん
これらのメディアに対するドライブ装置でも、上記した
再生時のリトライ動作の判別や、或いは記録のためのセ
クター検査などとしてブランクチェックが必要になるた
め、本発明を適用することで、上記実施の形態と同様に
正確かつ効率的な処理が実現される。
は、第2の増幅手段として、ブランクチェックに用いる
RF信号に対して専用となる増幅手段を備えるようにし
ている。これによってブランクチェック時の十分なゲイ
ンアップが可能となり、ブランクチェックを正確なもの
とできるという効果があるとともに、特に構成や処理を
複雑化するものでもないという利点もある。また再生処
理に関する第1の増幅手段とブランクチェックに関する
第2の増幅手段が別に設けられるということにより、再
生処理と、正確なブランクチェック動作を同時に実行す
ることも可能となる。これによって、例えば再生処理エ
ラー発生時に、即座にブランク/リトゥンの判別がで
き、適切な処理(リトライ等)に迅速に移行できるとい
う効果が得られる。これらのことにより、ドライブ装置
の信頼性や動作レスポンスを大きく向上させることがで
きる。
後段に直列に接続されるようにすることで、第2の増幅
手段に要求されるブランクチェック用の信号に関するゲ
インとしては、第1の増幅手段のゲインからのプラスα
分でよいことになるため、さほどのゲイン可変幅が要求
されない。これによって第2の増幅手段としては簡素か
つ安価なものでよいという利点が得られる。
対して並列に接続されるようにする場合は、第2の増幅
手段は、それ自身でブランクチェック用の信号に対して
十分なゲインを与えなければならないものとなるが、ブ
ランクチェック用の信号の増幅に関してはさほど高周波
数帯域での周波数特性は求められないため、特に実現が
困難となるものではない。そしてさらにこの場合は、第
2の増幅手段と第1の増幅手段は、それぞれブランクチ
ェック用、再生処理用と完全に分けて考えることができ
るため、各処理にとって好適なゲイン可変幅や増幅特性
を設定することが容易であり、設計の自由度は大幅に拡
大するという利点が得られる。
ロック図である。
明図である。
ロック図である。
ロック図である。
ク図である。
U、4 LPC、6ディスク、7 光ピックアップ、8
ゲイン可変アンプ、11 フィルタ部、17 DS
P、20 RFブロック、50 ブランクチェックブロ
ック、51 エンベロープ検出回路、52 比較器、5
3 レジスタ、54 D/A変換器、55 ゲイン可変
アンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体から情報を読み出すヘッド手段
と、 前記ヘッド手段により読み出されたRF信号を増幅する
第1の増幅手段と、 RF信号を増幅する第2の増幅手段と、 前記第1の増幅手段によって増幅されたRF信号につい
て各種再生信号処理を行って読出データを得る再生処理
手段と、 前記第2の増幅手段によって増幅されたRF信号を用い
て、そのRF信号が記録媒体上の書込済み領域からの信
号であるかブランク領域からの信号であるかを判別する
判別手段と、 を備えたことを特徴とするドライブ装置。 - 【請求項2】 前記第2の増幅手段は、前記第1の増幅
手段の後段に直列に接続されることを特徴とする請求項
1に記載のドライブ装置。 - 【請求項3】 前記第2の増幅手段は、前記第1の増幅
手段に対して並列に接続されることを特徴とする請求項
1に記載のドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098821A JP2000293941A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | ドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11098821A JP2000293941A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | ドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000293941A true JP2000293941A (ja) | 2000-10-20 |
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Family Applications (1)
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JP11098821A Pending JP2000293941A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | ドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000293941A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7400565B2 (en) | 2003-04-24 | 2008-07-15 | Ricoh Company, Ltd. | Reproduction method, a program, a recording medium, and a drive apparatus |
CN101504843B (zh) * | 2008-02-04 | 2012-04-18 | 联发科技股份有限公司 | 信号处理装置及其方法 |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098821A patent/JP2000293941A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7400565B2 (en) | 2003-04-24 | 2008-07-15 | Ricoh Company, Ltd. | Reproduction method, a program, a recording medium, and a drive apparatus |
CN101504843B (zh) * | 2008-02-04 | 2012-04-18 | 联发科技股份有限公司 | 信号处理装置及其方法 |
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