JP2000292799A - 液晶表示素子とその製造方法 - Google Patents
液晶表示素子とその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示画面の全面にわたって均一な表示の得ら
れる液晶表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の電極付き基板2をスペーサ4を介
して光硬化型シール材3にて貼り合わせたセルに液晶5
aを充填して液晶表示素子を製造するに際し、シール材
3に含まれる光開始剤を混入した液晶5aを前記セルに
充填する。また、液晶を充填した液晶セルの全面に光1
を照射してシール材3を硬化する。
れる液晶表示素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の電極付き基板2をスペーサ4を介
して光硬化型シール材3にて貼り合わせたセルに液晶5
aを充填して液晶表示素子を製造するに際し、シール材
3に含まれる光開始剤を混入した液晶5aを前記セルに
充填する。また、液晶を充填した液晶セルの全面に光1
を照射してシール材3を硬化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の電極付き基
板をスペーサを介して光硬化型シール材にて貼り合わせ
たセルに液晶を充填する液晶表示素子の製造方法に関す
るものである。
板をスペーサを介して光硬化型シール材にて貼り合わせ
たセルに液晶を充填する液晶表示素子の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、一対の配向処理された
電極付き基板をスペーサを介してシール材にて貼り合わ
せたセルに液晶を充填することにより形成される。セル
への液晶の充填方法としては、真空注入工法、滴下工法
などが知られている。
電極付き基板をスペーサを介してシール材にて貼り合わ
せたセルに液晶を充填することにより形成される。セル
への液晶の充填方法としては、真空注入工法、滴下工法
などが知られている。
【0003】真空注入工法では、まず、上記の電極付き
基板をアライメント装置を用いて貼り合わせ、加圧する
ことにより基板間のギャップを一定にして、シール材を
紫外線や熱により硬化し、必要な端子部分を残して切断
することによりセルを作製する。得られたセルを真空槽
内に配置して減圧状態にした後、セルの注入口を液晶に
浸漬し、次いでセルを大気圧に開放して液晶の毛細管現
象を利用することにより、セル内に液晶を充填する。
基板をアライメント装置を用いて貼り合わせ、加圧する
ことにより基板間のギャップを一定にして、シール材を
紫外線や熱により硬化し、必要な端子部分を残して切断
することによりセルを作製する。得られたセルを真空槽
内に配置して減圧状態にした後、セルの注入口を液晶に
浸漬し、次いでセルを大気圧に開放して液晶の毛細管現
象を利用することにより、セル内に液晶を充填する。
【0004】最後に、余分な液晶を押し出し、紫外線硬
化型樹脂を用いて注入口を封口することにより液晶表示
素子が得られる。一方、滴下工法は、一対の基板の少な
くとも一方の基板の外周部にアクリル系の紫外線硬化型
シール材を塗布し、このシール材の内側に液体吐出装置
を用いて必要量だけ液晶材料を供給する。
化型樹脂を用いて注入口を封口することにより液晶表示
素子が得られる。一方、滴下工法は、一対の基板の少な
くとも一方の基板の外周部にアクリル系の紫外線硬化型
シール材を塗布し、このシール材の内側に液体吐出装置
を用いて必要量だけ液晶材料を供給する。
【0005】次いで、この液晶を滴下した基板と他方の
基板とをスペーサを介してアライメント装置を用いて真
空中にて貼り合わせ、液晶の紫外線劣化を防止するため
に表示部をマスクで隠して、シール部分にのみ紫外線照
射を行い前記シール材を硬化することにより液晶表示素
子が得られる。
基板とをスペーサを介してアライメント装置を用いて真
空中にて貼り合わせ、液晶の紫外線劣化を防止するため
に表示部をマスクで隠して、シール部分にのみ紫外線照
射を行い前記シール材を硬化することにより液晶表示素
子が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
真空注入工法では、セルサイズが大型化するほど液晶の
注入時間が長くなることから、量産化への対応が困難で
ある。一方、滴下工法は、液体吐出装置により直接基板
上に液晶を必要量だけ供給するため液晶の注入時間を大
幅に短縮でき、しかもパネルサイズに関わらず注入時間
を一定に保つことが可能となり、量産化への対応が容易
となる。
真空注入工法では、セルサイズが大型化するほど液晶の
注入時間が長くなることから、量産化への対応が困難で
ある。一方、滴下工法は、液体吐出装置により直接基板
上に液晶を必要量だけ供給するため液晶の注入時間を大
幅に短縮でき、しかもパネルサイズに関わらず注入時間
を一定に保つことが可能となり、量産化への対応が容易
となる。
【0007】しかしながら上記の滴下工法では、液晶注
入後に紫外線照射を行ってシール材の硬化を行うため、
シール材が未硬化の状態で液晶材料と接触してシール材
が液晶中へ溶出したり、シール材の硬化の際にマスクズ
レやマスク劣化などにより液晶に紫外線光が照射されて
部分的に液晶劣化が生じ、シール材の周辺部とパネルの
内側との表示が不均一になるという問題がある。
入後に紫外線照射を行ってシール材の硬化を行うため、
シール材が未硬化の状態で液晶材料と接触してシール材
が液晶中へ溶出したり、シール材の硬化の際にマスクズ
レやマスク劣化などにより液晶に紫外線光が照射されて
部分的に液晶劣化が生じ、シール材の周辺部とパネルの
内側との表示が不均一になるという問題がある。
【0008】また、紫外線強度の不足などの要因によっ
てシール材が完全に硬化しない場合には、シール材に含
まれる組成分が液晶中へ溶出したりするため、シール材
の周辺部では表示が不均一になりやすくなる。中でも特
に、シール材に含有され光照射によってシール材の重合
を開始して硬化させるトリガーとしての働きを有する光
開始剤は、イオン性が強いため、この光開始剤が液晶中
に溶出すると電圧を印加した際に光開始剤が印加電圧の
実効値を低下させたり、配向膜に付着して液晶分子の配
向を乱してパネルの中心部の表示とに差が生じ、表示が
不均一になるという問題がある。
てシール材が完全に硬化しない場合には、シール材に含
まれる組成分が液晶中へ溶出したりするため、シール材
の周辺部では表示が不均一になりやすくなる。中でも特
に、シール材に含有され光照射によってシール材の重合
を開始して硬化させるトリガーとしての働きを有する光
開始剤は、イオン性が強いため、この光開始剤が液晶中
に溶出すると電圧を印加した際に光開始剤が印加電圧の
実効値を低下させたり、配向膜に付着して液晶分子の配
向を乱してパネルの中心部の表示とに差が生じ、表示が
不均一になるという問題がある。
【0009】同様に、上記の真空注入工法においても、
封口に使用される紫外線硬化型樹脂に関して硬化が不十
分であると、紫外線硬化型樹脂に含まれる組成分が液晶
中に溶出して封口部で表示不良が起こることとなる。本
発明は前記問題点を解決し、シール材の周辺部とパネル
の中央部での表示に差がなく、均一な表示が得られる液
晶表示素子の製造方法を提供するものである。
封口に使用される紫外線硬化型樹脂に関して硬化が不十
分であると、紫外線硬化型樹脂に含まれる組成分が液晶
中に溶出して封口部で表示不良が起こることとなる。本
発明は前記問題点を解決し、シール材の周辺部とパネル
の中央部での表示に差がなく、均一な表示が得られる液
晶表示素子の製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子の
製造方法は、セルに液晶を充填する手順とその液晶の構
成を特殊にしたことを特徴とする。この本発明による
と、シール材周辺部と表示画面の中央部との表示に差が
なく、表示画面の全面にわたって均一な表示の得られる
液晶表示素子を得ることができる。
製造方法は、セルに液晶を充填する手順とその液晶の構
成を特殊にしたことを特徴とする。この本発明による
と、シール材周辺部と表示画面の中央部との表示に差が
なく、表示画面の全面にわたって均一な表示の得られる
液晶表示素子を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の液晶表示素子の製
造方法は、一対の電極付き基板をスペーサを介して光硬
化型シール材にて貼り合わせたセルに液晶を充填して液
晶表示素子を製造するに際し、前記シール材に含まれる
光開始剤を混入した液晶を前記セルに充填することを特
徴とする。
造方法は、一対の電極付き基板をスペーサを介して光硬
化型シール材にて貼り合わせたセルに液晶を充填して液
晶表示素子を製造するに際し、前記シール材に含まれる
光開始剤を混入した液晶を前記セルに充填することを特
徴とする。
【0012】この構成によると、液晶中におけるイオン
性物質の濃度を均一にでき、シール材周辺部と表示画面
の中央部とでその表示に差がなく、表示画面の全面にわ
たって均一な表示の液晶表示素子を得ることができる。
請求項2記載の液晶表示素子の製造方法は、一対の電極
付き基板をスペーサを介して光硬化型シール材にて貼り
合わせたセルの間に液晶を充填し、前記光硬化型シール
材を硬化して液晶表示素子を製造するに際し、前記光硬
化型シール材に含まれる光開始剤を混入した液晶をセル
に充填し、液晶を充填したセルの全面に光を照射してシ
ール材を硬化することを特徴とする。
性物質の濃度を均一にでき、シール材周辺部と表示画面
の中央部とでその表示に差がなく、表示画面の全面にわ
たって均一な表示の液晶表示素子を得ることができる。
請求項2記載の液晶表示素子の製造方法は、一対の電極
付き基板をスペーサを介して光硬化型シール材にて貼り
合わせたセルの間に液晶を充填し、前記光硬化型シール
材を硬化して液晶表示素子を製造するに際し、前記光硬
化型シール材に含まれる光開始剤を混入した液晶をセル
に充填し、液晶を充填したセルの全面に光を照射してシ
ール材を硬化することを特徴とする。
【0013】この構成によると、セルの全面に光照射を
行うことでシール材の完全硬化が実現でき、シール材に
含まれる光開始剤の液晶中への溶出によるシール材の周
辺部と表示画面の中央部との表示が不均一になることを
防止することができる。また、シール硬化時において光
照射を行う際のマスクアライメント装置が省略でき、液
晶表示素子の製造工程を簡略化できる。
行うことでシール材の完全硬化が実現でき、シール材に
含まれる光開始剤の液晶中への溶出によるシール材の周
辺部と表示画面の中央部との表示が不均一になることを
防止することができる。また、シール硬化時において光
照射を行う際のマスクアライメント装置が省略でき、液
晶表示素子の製造工程を簡略化できる。
【0014】請求項3記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1または請求項2において、セルへの液晶の
充填は、一対の電極付き基板の少なくとも一方の基板の
外周部にシール材を塗布し、前記シール材を塗布した基
板のシール材の内側に液晶を滴下して前記一対の基板を
貼り合わせて充填することを特徴とする。請求項4記載
の液晶表示素子の製造方法は、請求項1から請求項3の
いずれかにおいて、シール材としてアクリル系紫外線硬
化型シール材を用い、このシール材に含まれる少なくと
もアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾフェノン系のい
ずれかの光開始剤を混入した液晶を用いることを特徴と
する。
は、請求項1または請求項2において、セルへの液晶の
充填は、一対の電極付き基板の少なくとも一方の基板の
外周部にシール材を塗布し、前記シール材を塗布した基
板のシール材の内側に液晶を滴下して前記一対の基板を
貼り合わせて充填することを特徴とする。請求項4記載
の液晶表示素子の製造方法は、請求項1から請求項3の
いずれかにおいて、シール材としてアクリル系紫外線硬
化型シール材を用い、このシール材に含まれる少なくと
もアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾフェノン系のい
ずれかの光開始剤を混入した液晶を用いることを特徴と
する。
【0015】請求項5記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1から請求項4のいずれかにおいて、液晶セ
ルに、波長330〜400nm、強度3000〜500
0mJ/cm2の紫外線照射を行うことを特徴とする。
請求項6記載の液晶表示素子は、一対の電極付き基板を
スペーサを介して光硬化型シール材にて貼り合わせたセ
ルに液晶を充填した液晶表示素子であって、前記液晶に
はシール材に含まれる光開始剤が均一に分散しているこ
とを特徴とする。
は、請求項1から請求項4のいずれかにおいて、液晶セ
ルに、波長330〜400nm、強度3000〜500
0mJ/cm2の紫外線照射を行うことを特徴とする。
請求項6記載の液晶表示素子は、一対の電極付き基板を
スペーサを介して光硬化型シール材にて貼り合わせたセ
ルに液晶を充填した液晶表示素子であって、前記液晶に
はシール材に含まれる光開始剤が均一に分散しているこ
とを特徴とする。
【0016】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の実施の形態を示す。一対の電極付
き基板2をスペーサ4を介して光硬化型シール材3にて
貼り合わせたセルに液晶を充填して液晶表示素子を製造
するに際し、この実施の形態では、シール材3に含まれ
る光開始剤を混入した液晶5aを前記セルに充填する。
る。図1は、本発明の実施の形態を示す。一対の電極付
き基板2をスペーサ4を介して光硬化型シール材3にて
貼り合わせたセルに液晶を充填して液晶表示素子を製造
するに際し、この実施の形態では、シール材3に含まれ
る光開始剤を混入した液晶5aを前記セルに充填する。
【0017】そして、液晶を充填した後の液晶セルの全
面に光を照射して光硬化型シール材3を硬化する。セル
への液晶の充填は、一対の電極付き基板2の少なくとも
一方の基板の外周部にシール材3を塗布し、前記シール
材3を塗布した基板のシール材の内側に液晶を滴下して
前記一対の基板を貼り合わせて充填する、いわゆる滴下
工法にて行う。
面に光を照射して光硬化型シール材3を硬化する。セル
への液晶の充填は、一対の電極付き基板2の少なくとも
一方の基板の外周部にシール材3を塗布し、前記シール
材3を塗布した基板のシール材の内側に液晶を滴下して
前記一対の基板を貼り合わせて充填する、いわゆる滴下
工法にて行う。
【0018】光硬化型シール材3としては、アクリル系
紫外線硬化型シール材が好適に使用でき、このシール材
に含まれるアセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフ
ェノン系の少なくともいずれかの光開始剤、あるいはこ
れに類似した機能を有する物質を混入した液晶5aを用
いる。上記のようにアクリル系紫外線硬化型シール材3
を使用する場合には、液晶セルに、波長330〜400
nm、強度3000〜5000mJ/cm2の紫外線1
の照射を行う。
紫外線硬化型シール材が好適に使用でき、このシール材
に含まれるアセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフ
ェノン系の少なくともいずれかの光開始剤、あるいはこ
れに類似した機能を有する物質を混入した液晶5aを用
いる。上記のようにアクリル系紫外線硬化型シール材3
を使用する場合には、液晶セルに、波長330〜400
nm、強度3000〜5000mJ/cm2の紫外線1
の照射を行う。
【0019】従来の紫外線照射は、波長250〜400
nm、強度3000〜5000mJ/cm2の条件にて
行なわれているが、この実施の形態では従来よりも高い
波長域にて紫外線照射を行うことで、上述のようにマス
クを使用せずに液晶セルの全面に紫外線を照射しても液
晶の劣化を抑えることができる。上記のようにして製造
された液晶表示素子は、液晶中にシール材に含まれる光
開始材が均一に分散しているものであるため、液晶中全
体でイオン性物質の濃度が均一となり、シール材に含ま
れる光開始剤の溶出などによるシール材の周辺部と表示
画面の中央部の表示に差がなく、均一な表示の液晶表示
素子が得られる。
nm、強度3000〜5000mJ/cm2の条件にて
行なわれているが、この実施の形態では従来よりも高い
波長域にて紫外線照射を行うことで、上述のようにマス
クを使用せずに液晶セルの全面に紫外線を照射しても液
晶の劣化を抑えることができる。上記のようにして製造
された液晶表示素子は、液晶中にシール材に含まれる光
開始材が均一に分散しているものであるため、液晶中全
体でイオン性物質の濃度が均一となり、シール材に含ま
れる光開始剤の溶出などによるシール材の周辺部と表示
画面の中央部の表示に差がなく、均一な表示の液晶表示
素子が得られる。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、比較
例と実施例に基づいて説明する。 比較例 図2は従来の液晶セルへの紫外線照射を示す。滴下工法
により液晶を滴下注入した液晶セルに、シール材3の塗
布位置にマスク6の開口部8a,8bが対応するよう配
置し、シール材3にマスク6を介して紫外線1を照射す
る。
例と実施例に基づいて説明する。 比較例 図2は従来の液晶セルへの紫外線照射を示す。滴下工法
により液晶を滴下注入した液晶セルに、シール材3の塗
布位置にマスク6の開口部8a,8bが対応するよう配
置し、シール材3にマスク6を介して紫外線1を照射す
る。
【0021】このとき、マスクズレやマスク6の劣化な
どによりシール材3の硬化が不十分となり、シール材6
の成分が液晶5bの中に溶出することがある。このよう
な液晶5b中へのシール材6の成分の溶出が発生する
と、シール材3周辺部分の液晶5bのイオン成分が増加
して、液晶セルの伝導度が中央部に較べて高くなる。そ
の結果、シール材3の周辺部のしきい値が中央部より高
くなり、シール材3の周辺部に液晶劣化部7が発生し、
この液晶劣化部7が表示ムラとなって見える。
どによりシール材3の硬化が不十分となり、シール材6
の成分が液晶5bの中に溶出することがある。このよう
な液晶5b中へのシール材6の成分の溶出が発生する
と、シール材3周辺部分の液晶5bのイオン成分が増加
して、液晶セルの伝導度が中央部に較べて高くなる。そ
の結果、シール材3の周辺部のしきい値が中央部より高
くなり、シール材3の周辺部に液晶劣化部7が発生し、
この液晶劣化部7が表示ムラとなって見える。
【0022】表1は、シール材3の成分が液晶5b中に
溶解したときの液晶の伝導度の変化および表示品位の関
係を示す。なお、液晶表示素子の表示品位については目
視にて評価し、表示品位の良好なものを○、実駆動上の
問題はないが低周波数域(1Hz)でムラが発生するも
のを△にて表す。
溶解したときの液晶の伝導度の変化および表示品位の関
係を示す。なお、液晶表示素子の表示品位については目
視にて評価し、表示品位の良好なものを○、実駆動上の
問題はないが低周波数域(1Hz)でムラが発生するも
のを△にて表す。
【0023】
【表1】 表1に示すように、未硬化のシール材3の放置時間が長
くなると、シール材3中の成分の液晶5bへの溶出量が
増加し、液晶5bの伝導度が高くなる。それに伴なっ
て、液晶表示素子の表示品位が低下する。液晶表示素子
の表示品位に影響を与えるシール材3の成分を特定する
ため、シール材3中に含まれる、光開始剤、反応性希釈
剤、カップリング剤のそれぞれを液晶5bに溶解して、
液晶の伝導度を測定した。
くなると、シール材3中の成分の液晶5bへの溶出量が
増加し、液晶5bの伝導度が高くなる。それに伴なっ
て、液晶表示素子の表示品位が低下する。液晶表示素子
の表示品位に影響を与えるシール材3の成分を特定する
ため、シール材3中に含まれる、光開始剤、反応性希釈
剤、カップリング剤のそれぞれを液晶5bに溶解して、
液晶の伝導度を測定した。
【0024】なお、光開始剤としては日本チバガイギー
(株)社製の光開始剤イルガキュア651を、反応性希
釈剤としては共栄社化学(株)社製の反応性希釈剤Ec
−Aを、カップリング剤としては信越化学工業(株)製
のカップリング剤KBM403をそれぞれ用いた。得ら
れた測定結果を表2に示す。
(株)社製の光開始剤イルガキュア651を、反応性希
釈剤としては共栄社化学(株)社製の反応性希釈剤Ec
−Aを、カップリング剤としては信越化学工業(株)製
のカップリング剤KBM403をそれぞれ用いた。得ら
れた測定結果を表2に示す。
【0025】
【表2】 表2より、液晶の伝導度に大きな影響を与えるのは、光
開始剤であることがわかる。従って、予め液晶5bに光
開始剤を混入してパネル面内のイオン濃度を均一にする
ことで、シール材3の成分が液晶中に溶出してもシール
材3の周辺部のみのイオン濃度を上げることにならず、
液晶劣化部7における表示ムラを防止することができ
る。
開始剤であることがわかる。従って、予め液晶5bに光
開始剤を混入してパネル面内のイオン濃度を均一にする
ことで、シール材3の成分が液晶中に溶出してもシール
材3の周辺部のみのイオン濃度を上げることにならず、
液晶劣化部7における表示ムラを防止することができ
る。
【0026】また、図2に示すように、マスクの開口部
8a,8bの隙間bはシール材3の塗布幅aよりも広
く、また、液晶セルとマスクとのクリアランスcも大き
いため、紫外線1を照射すると開口部8a,8bからの
紫外線1の漏れが液晶5bを劣化させたりして影響を与
えることがある。ここでの具体的な値としては、a=1
mm、b=5mm、c=1〜2mmである。
8a,8bの隙間bはシール材3の塗布幅aよりも広
く、また、液晶セルとマスクとのクリアランスcも大き
いため、紫外線1を照射すると開口部8a,8bからの
紫外線1の漏れが液晶5bを劣化させたりして影響を与
えることがある。ここでの具体的な値としては、a=1
mm、b=5mm、c=1〜2mmである。
【0027】紫外線1と液晶5bの伝導度の関係を表3
に示す。
に示す。
【0028】
【表3】 表3に示すように、液晶5bは紫外線照射されると伝導
度が高くなる。従って、液晶5bに紫外線1が照射され
ないパネルの面内と、液晶5bに紫外線1が照射される
マスク6の開口部8a,8bの周辺とでは、紫外線が照
射された領域でしきい値差が生じムラとなって見える。
度が高くなる。従って、液晶5bに紫外線1が照射され
ないパネルの面内と、液晶5bに紫外線1が照射される
マスク6の開口部8a,8bの周辺とでは、紫外線が照
射された領域でしきい値差が生じムラとなって見える。
【0029】このように、従来の液晶表示素子の製造方
法では、未硬化のシール材と液晶との接触によるシール
材の液晶への溶出や、シール材硬化時のマスクズレやマ
スク劣化などによる液晶への紫外線照射や、シール材の
未硬化によりシール材中の光開始剤の溶出などにより、
シール材周辺部での表示の不均一が生じることとなる。 実施例 この実施例では、上記図1に示すように、シール材3の
硬化時にマスク6を使用せず、また液晶セルに充填する
液晶を特殊な構成とした点で上記比較例と異なる。
法では、未硬化のシール材と液晶との接触によるシール
材の液晶への溶出や、シール材硬化時のマスクズレやマ
スク劣化などによる液晶への紫外線照射や、シール材の
未硬化によりシール材中の光開始剤の溶出などにより、
シール材周辺部での表示の不均一が生じることとなる。 実施例 この実施例では、上記図1に示すように、シール材3の
硬化時にマスク6を使用せず、また液晶セルに充填する
液晶を特殊な構成とした点で上記比較例と異なる。
【0030】詳細には、上記比較例と同様に滴下工法に
て液晶セルを形成する。このとき、セルに滴下する液晶
5aにはシール材3に含有される光開始剤と同様の光開
始剤を混入している。作製した液晶セルには、マスクを
用いずにセルの全面に紫外線1を照射してシール剤3の
硬化を行う。
て液晶セルを形成する。このとき、セルに滴下する液晶
5aにはシール材3に含有される光開始剤と同様の光開
始剤を混入している。作製した液晶セルには、マスクを
用いずにセルの全面に紫外線1を照射してシール剤3の
硬化を行う。
【0031】このように液晶セルの全面に紫外線照射を
行うことで、マスクズレなどの影響が無く、常にシール
材の完全硬化が可能である。また、パネルの全面に紫外
線1を照射することでセル全体の液晶の状態が均一とな
り、面内での伝導度を均一にすることができる。なお、
あらかじめ液晶5aに混入する光開始剤の濃度は、シー
ル材3の周辺部においてシール材3より液晶5a中に溶
出する光開始剤の濃度と等しくなるようにすればよい。
行うことで、マスクズレなどの影響が無く、常にシール
材の完全硬化が可能である。また、パネルの全面に紫外
線1を照射することでセル全体の液晶の状態が均一とな
り、面内での伝導度を均一にすることができる。なお、
あらかじめ液晶5aに混入する光開始剤の濃度は、シー
ル材3の周辺部においてシール材3より液晶5a中に溶
出する光開始剤の濃度と等しくなるようにすればよい。
【0032】効果的な光開始剤の濃度を調べるために、
光開始剤の濃度と表示ムラの発生時間との関係を調べ
た。得られた測定結果を表4に示す。
光開始剤の濃度と表示ムラの発生時間との関係を調べ
た。得られた測定結果を表4に示す。
【0033】
【表4】 表4に示すように、液晶中の光開始剤濃度を10wt%
程度とすると、光開始剤を入れていない場合に較べて表
示ムラ発生までの時間を3倍程度にまで引き伸ばすこと
ができる。なお、上記のように光開始剤を液晶5bへ多
量に混入すると閾値高を招き、また、上述のように紫外
線照射時にはマスク6を使用していないため紫外線1が
液晶5aに直接照射されるため液晶5aの劣化が顕著に
現れることが予想される。
程度とすると、光開始剤を入れていない場合に較べて表
示ムラ発生までの時間を3倍程度にまで引き伸ばすこと
ができる。なお、上記のように光開始剤を液晶5bへ多
量に混入すると閾値高を招き、また、上述のように紫外
線照射時にはマスク6を使用していないため紫外線1が
液晶5aに直接照射されるため液晶5aの劣化が顕著に
現れることが予想される。
【0034】しかしながら、従来のようにシール材の周
辺部だけが局部的に表示が不均一になるのではなく、液
晶セル全体としてはその表示は均一なものとなっている
ため、局部的な異常部の発生を防ぐことができる。従っ
て、表示画面の全体的な表示不均一を防ぎ、均一な表示
品位の得られる液晶表示素子を実現することが可能であ
る。また、シール材硬化時において紫外線照射を行う際
のマスクアライメント装置が省略でき、工程の簡素化も
実現できる。
辺部だけが局部的に表示が不均一になるのではなく、液
晶セル全体としてはその表示は均一なものとなっている
ため、局部的な異常部の発生を防ぐことができる。従っ
て、表示画面の全体的な表示不均一を防ぎ、均一な表示
品位の得られる液晶表示素子を実現することが可能であ
る。また、シール材硬化時において紫外線照射を行う際
のマスクアライメント装置が省略でき、工程の簡素化も
実現できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の液晶表示素子の製
造方法によれば、光硬化型シール材に含まれる光開始剤
を混入した液晶を充填した液晶表示素子とすることで、
液晶中におけるイオン性物質の濃度を均一にでき、シー
ル材周辺部における表示の不均一がなく表示画面の全面
にわたって均一な表示の液晶表示素子を実現できる。
造方法によれば、光硬化型シール材に含まれる光開始剤
を混入した液晶を充填した液晶表示素子とすることで、
液晶中におけるイオン性物質の濃度を均一にでき、シー
ル材周辺部における表示の不均一がなく表示画面の全面
にわたって均一な表示の液晶表示素子を実現できる。
【0036】また、光照射に際しては、マスクを介する
ことなく液晶セルの全面にわたって紫外線を照射するこ
とで、シール材を完全に硬化することが可能となり、シ
ール材に含まれる光開始剤の溶出による表示劣化やシー
ル材周辺部における表示の不均一を防ぐことができる。
ことなく液晶セルの全面にわたって紫外線を照射するこ
とで、シール材を完全に硬化することが可能となり、シ
ール材に含まれる光開始剤の溶出による表示劣化やシー
ル材周辺部における表示の不均一を防ぐことができる。
【図1】実施の形態における液晶セルへの紫外線照射を
示す図
示す図
【図2】従来の液晶セルへの紫外線照射を示す図
1 紫外線 2 基板 3 シール部 4 スペーサ 5a,5b 液晶 6 マスク 7 液晶劣化部
Claims (6)
- 【請求項1】一対の電極付き基板をスペーサを介して光
硬化型シール材にて貼り合わせたセルに液晶を充填して
液晶表示素子を製造するに際し、 前記シール材に含まれる光開始剤を混入した液晶を前記
セルに充填する液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項2】一対の電極付き基板をスペーサを介して光
硬化型シール材にて貼り合わせたセルの間に液晶を充填
し、前記光硬化型シール材を硬化して液晶表示素子を製
造するに際し、 前記光硬化型シール材に含まれる光開始剤を混入した液
晶をセルに充填し、液晶を充填したセルの全面に光を照
射してシール材を硬化する液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項3】セルへの液晶の充填は、一対の電極付き基
板の少なくとも一方の基板の外周部にシール材を塗布
し、前記シール材を塗布した基板のシール材の内側に液
晶を滴下して前記一対の基板を貼り合わせて充填する請
求項1または請求項2記載の液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項4】シール材としてアクリル系紫外線硬化型シ
ール材を用い、このシール材に含まれるアセトフェノン
系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系の少なくともいず
れかの光開始剤を混入した液晶を用いる請求項1から請
求項3のいずれか記載の液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項5】液晶セルに、波長330〜400nm、強
度3000〜5000mJ/cm2の紫外線照射を行う
請求項1から請求項4のいずれか記載の液晶表示素子の
製造方法。 - 【請求項6】一対の電極付き基板をスペーサを介して光
硬化型シール材にて貼り合わせたセルに液晶を充填した
液晶表示素子であって、 前記液晶にはシール材に含まれる光開始剤が均一に分散
している液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10189999A JP2000292799A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 液晶表示素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10189999A JP2000292799A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 液晶表示素子とその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292799A true JP2000292799A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14312775
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JP10189999A Pending JP2000292799A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 液晶表示素子とその製造方法 |
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-
1999
- 1999-04-09 JP JP10189999A patent/JP2000292799A/ja active Pending
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