JP2000292570A - 太陽電池モジュール及びこれを備えた計時装置 - Google Patents

太陽電池モジュール及びこれを備えた計時装置

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JP2000292570A
JP2000292570A JP11094083A JP9408399A JP2000292570A JP 2000292570 A JP2000292570 A JP 2000292570A JP 11094083 A JP11094083 A JP 11094083A JP 9408399 A JP9408399 A JP 9408399A JP 2000292570 A JP2000292570 A JP 2000292570A
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solar cell
substrate
output terminal
cell substrate
cell module
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Kiyoto Takeda
清人 武田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる種類の文字板やムーブメント等に対し
ても共用できる太陽電池モジュール若しくはその部品を
提供することにあり、また、同じムーブメントを用いて
異なる文字板や太陽電池モジュールに対応可能な構造を
提供することにもあり、特に、計時装置のデザインバリ
エーションに容易に対応することができる太陽電池モジ
ュールの構造を実現することにある。 【解決手段】 フレキシブル配線基板22の裏面配置部
22eに形成された出力端子22f,22gが図示左右
方向に延長した延長形状を備えている。このとき、平面
視楕円形のムーブメント3内に収容された弾性導通部材
27は図示左右に延長された形状の出力端子22f,2
2gの図示右端部に下方から圧接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
及びこれを備えた計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、表示部内に受光部を配置した
太陽電池構造を有する太陽電池基板を内蔵し、この太陽
電池によって発電された電力に基づいて動作する電子腕
時計が市販されている。このような電子時計の構造は例
えば以下のようになっている。
【0003】図8は太陽電池付き電子時計の概略構造を
示す縦断面図である。外装ケースを構成する胴1の表面
側の開口部に透明ガラスなどからなる風防2を取付け、
胴1の内部には計時機能を有するムーブメント3が収容
され、胴1の裏面側の開口部を裏蓋4が封鎖している。
ムーブメント3には、図示しない地板に対して駆動用の
ステップモータ、蓄電手段であるキャパシタや化学二次
電池などからなる二次電池、ステップモータによって駆
動され図示しない指針(時針、分針、秒針など)に回転
を伝達する時計輪列、ステップモータを制御する時計制
御回路を実装した図示しない回路基板などがそれぞれ取
り付けられている。
【0004】ムーブメント3は胴1及び裏蓋4に対して
中枠5によって位置決めされている。また、中枠5には
太陽電池基板6もまた位置決めされる。太陽電池基板6
には種々の構造を有するものがあるが、例えば、ステン
レス基板の表面上に絶縁膜を介してアモルファスシリコ
ン層などの活性層が積層され、この活性層の表面上にI
TOなどからなる透明導電体により形成された透明電極
が被着されたものが用いられる。この種の太陽電池基板
は、ガラス基板を用いた太陽電池に較べて薄く且つ堅牢
に構成でき、フィルム素材を用いた太陽電池に較べて高
い剛性を備えているという利点があるが、太陽電池構造
を備えた表面側に形成された後述する出力取出部から太
陽電池基板の裏側に配線を引き回さなければならないと
いう欠点がある。
【0005】太陽電池基板6はムーブメント3の表面側
に配置され、そのさらに表面上に合成樹脂などで形成さ
れた透明若しくは半透明の文字板7が配置される。この
例では、文字板7の周縁部を胴1に係合したダイヤルリ
ング8が表面側から押さえ付ける構造となっている。
【0006】太陽電池基板6は、上述のようにステンレ
ス基板の表面上に太陽電池構造が形成されたものである
ため、表面上に形成された太陽電池構造と、ムーブメン
ト3の内部回路とを導電接続するためにフレキシブル配
線基板9が用いられる。このフレキシブル配線基板9
は、太陽電池基板6の周縁部の表面上に配置され、太陽
電池構造に導電接続されている。太陽電池基板6、文字
板7及びフレキシブル配線基板9の平面形状の概略を図
9に模式的に示す。図9に示すように、太陽電池基板6
には、4分割の受光部6aが相互に直列に接続され、そ
の両端に相当する出力取出部6b,6cはそれぞれフレ
キシブル配線基板9の配線パターン9a,9bに対して
図示しない異方性導電膜を介して導電接続されている。
太陽電池基板6には周縁部に切り欠き部6d,6eが形
成され、この切り欠き部6d,6eに臨むようにフレキ
シブル配線基板9の配線パターン9a,9bが伸び、そ
の先端に出力端子9c,9dが形成されている。切り欠
き部6d,6eに臨む出力端子9c、9dには、図示し
ないムーブメントから伸びる弾性導通部材(コイルバネ
など)が圧接し、出力端子9c,9dをムーブメント内
の内部回路に導通させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子腕時計に内蔵された太陽電池基板及びフレキシ
ブル配線基板からなる太陽電池モジュールにおいては、
図9に示すように、配線基板9において切り欠き部6
d,6e内から太陽電池基板6の裏面側に臨む出力端子
9c,9dにムーブメント3から伸びる弾性導通部材を
圧接させることによって太陽電池をムーブメント内の内
部回路に導通させるようになっているため、ムーブメン
トの設計に合わせて太陽電池モジュールを形成する必要
があるから、太陽電池モジュールの共用化が困難である
という問題点がある。
【0008】逆に、異なる形式のムーブメントにおいて
全て弾性導通部材の取付位置を一致させようとすると、
ムーブメントの設計が困難になり、ムーブメントの製造
コストの増大や大型化を招くという問題点がある。
【0009】また、腕時計の文字板形状が変わると、文
字板を通して受光する太陽電池基板もまた形状を変える
必要が出てくるが、図9に示す構造では、切り欠き部6
d,6eを受光部6aの外側に形成しなければならない
ため、ムーブメントの弾性導通部材の配置によっては文
字板及び太陽電池基板の形状に対応することができない
場合があるため、ムーブメントを新たに設計し直さなけ
ればならないという問題点がある。
【0010】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、サイズや形状などが異なる文字板
やムーブメント等に対しても共用できる太陽電池モジュ
ール若しくはその部品を提供することにあり、また、同
じムーブメントを用いて異なる文字板や太陽電池モジュ
ールに対応可能な構造を提供することにもあり、特に、
計時装置のデザインバリエーションに容易に対応するこ
とができる太陽電池モジュールの構造を実現することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池構造を有す
る太陽電池基板を有し、前記太陽電池構造の露出した出
力端子を備えた太陽電池モジュールであって、前記出力
端子は、前記太陽電池基板の基板面に沿って伸びる延長
形状を備えていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、太陽電池構造の出力端
子が基板面に沿った延長形状を備えていることにより、
出力端子に対する導電接続位置が延長形状に沿って変化
しても対応できるため、太陽電池モジュールに対する他
部材の取付位置や寸法、形状などが変化しても或る程度
の範囲内で対応可能となり、太陽電池モジュールの共用
化や他部材の共用化などを図ることができ、製造コスト
を低減できるとともに、この太陽電池モジュールを内蔵
する各種機器のデザインバリエーションに対する対応性
を高めることができる。
【0013】また、本発明の太陽電池モジュールは、太
陽電池構造を有する太陽電池基板を有し、前記太陽電池
構造は、前記太陽電池基板の表面上に受光部を備えると
ともに前記太陽電池基板の裏面側に配置された出力端子
を備えた太陽電池モジュールであって、前記出力端子
は、前記太陽電池基板の基板面に沿って伸びる延長形状
を備えていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、上記効果に加えて、出
力端子が太陽電池基板の裏面側に配置されているので、
出力端子との導電接続部を太陽電池基板に重なる位置に
設けることができるため、太陽電池モジュールを内蔵す
る機器を小型化できる。
【0015】なお、上記各発明において、出力端子は太
陽電池基板の基板面に沿って伸びていれば足り、基板面
上に直接形成されていることを要しない。
【0016】上記各発明において、前記太陽電池基板の
表面上において前記太陽電池構造に接続された表面接続
部と、前記太陽電池基板の裏面側に配置された裏面配置
部とを備えた配線基板を有し、前記裏面配置部に前記出
力端子が形成されていることが好ましい。
【0017】この発明によれば、太陽電池基板の表面上
に接続された表面接続部と、太陽電池基板の裏面側に配
置された裏面配置部とを有する配線基板を設け、裏面配
置部に出力端子を設けたことにより、太陽電池基板や文
字板の寸法や形状に対して出力端子の位置を自由に設定
でき、その延長形状も自由に形成することができる。ま
た、従来のように太陽電池基板の表面側に接続された配
線基板に対して切り欠き部を介して導電接続する構造と
は異なり、太陽電池基板の裏面側に配置される裏面配置
部に出力端子を設けたので、従来構造とは異なり出力端
子の形成位置を太陽電池基板の受光部と平面的に重ねる
ことも可能で、機器の小型化を図ることができる。した
がって、腕時計や懐中時計などの携帯時計においては、
太陽電池基板よりも小形のムーブメントを使用すること
ができる。このことにより、例えば指針軸も太陽電池基
板の中心よりずれた位置に設けることが可能で、また、
ムーブメントが占有していない空きスペースに別機能を
有する構造を追加配置することも可能である。
【0018】また、配線基板を太陽電池基板の裏面側に
配置できることから、導通部材を配線基板上の出力端子
に圧接させても、図9に示す構造のように配線基板の剥
離などが発生する恐れがない。なお、この場合には配線
基板に出力端子を設けていることにより太陽電池基板の
表裏を貫通する構造を設ける必要がないため、ステンレ
ス基板などの導電性基体であっても絶縁被覆を施すこと
によって太陽電池基板の素材として用いることが可能で
ある。
【0019】この発明において、前記配線基板は、前記
表面接続部と前記裏面配置部との間に可撓性を有する連
結部を有することが望ましい。
【0020】この発明によれば、表面接続部を太陽電池
基板の表面上に接続した後に、可撓性を有する連結部を
撓ませることにより裏面配置部を太陽電池基板の裏面側
へ回り込ませることができ、また、最初から可撓性を有
する連結部を撓ませることにより表面接続部を太陽電池
基板の表面側に、裏面配置部を太陽電池基板の裏面側に
それぞれ配置し、その後、表面接続部を太陽電池基板の
表面上に接続することもできるから、配線基板を太陽電
池基板に取り付ける際の作業性を向上させることができ
る。さらに、連結部を太陽電池基板の外周へ回り込むよ
うに形成することによって、太陽電池基板に切り欠き部
を形成する必要もなくなるため、種々の太陽電池基板に
適応させることができる。
【0021】なお、上記各発明においては、太陽電池基
板に接続された表面接続部に対して連結部を介して配置
される裏面配置部が片持ち支持されていることが好まし
い。両持ち支持(両側で支持)されている場合には表面
接続部を太陽電池基板に接続した後に裏面配置部を太陽
電池基板の裏側へ回り込ませることができず、また、取
付作業も繁雑になるからである。
【0022】また、上記各発明において、前記太陽電池
基板は、前記基板面上に前記出力端子を備えていること
が好ましい。
【0023】この発明によれば、出力端子が太陽電池基
板の裏面上に形成されていることにより、配線基板など
を用いる必要がなく、配線基板の取付作業も不要になる
とともにモジュールの小型化を図ることができる。
【0024】この場合にはさらに、前記太陽電池基板
は、その表面上に受光部を備えるとともに、その裏面上
に前記出力端子を備えていることが望ましい。
【0025】この発明によれば、受光部を備えた表面と
は反対側の裏面上に出力端子が形成されていることによ
って、太陽電池基板の基板面積をさらに低減することが
できるから、さらなる小型化を図ることができる。この
場合、太陽電池基板の構造としては、太陽電池基板の表
面上の受光部と裏面上の出力端子とを導通させる表裏導
通構造を備え、該表裏導通構造を介して前記出力端子が
前記太陽電池基板の裏面上に形成されていることが望ま
しい。表裏導通構造は導電体を被着若しくは充填したス
ルーホール、切り欠き部などで構成される。
【0026】この場合、太陽電池基板の基体としては絶
縁性素材からなることが好ましく、例えば、ガラスや絶
縁性樹脂などを当該絶縁基体として用いることが望まし
い。なお、この場合でも太陽電池基板の構造として絶縁
基体を用いるものに限定されることはなく、貫通部に絶
縁構造を設けて後述する表裏導通構造(貫通構造)を可
能にするものであれば、ステンレス基板などの導電性基
体を用いることも可能である。
【0027】上記各発明において、一対の前記出力端子
が配設され、一対の前記出力端子の延長形状は相互に略
平行に配置されていることが望ましい。
【0028】この発明によれば、一対の出力端子の延長
形状は相互に略平行に配置されていることにより、同一
構造のムーブメントなどの他部材に対して一対の出力端
子の相対的位置がずれても、当該ずれ方向に出力端子が
延長した形状とすることにより、一対の出力端子間の位
置関係を維持しながら対応できるので、他部材と出力端
子を備えた部材との間に位置ずれが生ずるような場合に
有利である。また、一対の出力端子の延長形状が略平行
に形成されていることによって、出力端子の延長形状に
おける長手方向の長さを大きくしても相互に干渉するこ
となく形成できるという利点もある。
【0029】次に、本発明の計時装置は、上記各発明に
記載された太陽電池モジュールと、計時機能を有するム
ーブメントとを備え、前記出力端子は前記ムーブメント
内に構成された内部回路に導電接続されていることを特
徴とする。
【0030】この発明によれば、延長形状に形成された
出力端子によってムーブメントの導電接続位置の変更、
太陽電池基板やムーブメントの相対的位置関係や構造の
変化などに対応することができるため、部品の共通化を
図ることができ、製造コストを低減できるとともに、計
時装置としてのデザインバリエーションの変化に柔軟に
対応することができる。
【0031】ここで、前記出力端子は、前記内部回路と
の間に接触方向に弾性を有する導通部材を介して導電接
続されていることが好ましい。出力端子と内部回路とが
接触方向に弾性を有する導通部材を介して導電接続され
ていることにより、出力端子を有する太陽電池モジュー
ルと、内部回路を有するムーブメントとを簡単に装着す
る又は着脱することが可能になり、しかも、導通部材の
弾性により確実に導電接触を得ることができる。
【0032】次に、本発明の計時装置は、表面上に受光
部を備えた太陽電池構造を有する太陽電池基板を有し、
前記太陽電池構造に導電接続された出力端子を備えた太
陽電池モジュールと、計時機能を有するムーブメントと
を備えた計時装置であって、前記ムーブメントには前記
内部回路に導電接続された導通部材が設けられ、該導通
部材に前記出力端子が導電接触することにより前記出力
端子が前記内部回路に導電接続されてなり、前記出力端
子は前記導通部材の接触領域よりも大きく形成されてい
ることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、太陽電池モジュールに
設けられた出力端子が、ムーブメントの内部回路に導電
接続された導通部材の接触領域よりも大きく形成されて
いることにより、ムーブメントにおける導通部材の取付
位置や太陽電池モジュールの構成が変化しても出力端子
と導通部材との導電接触を確保することができるため、
部品の共通化を図ることができるから製造コストを低減
できるとともに、計時装置のデザインバリエーションに
対しても柔軟に対応することができる。
【0034】なお、この場合に、出力端子の面積は導通
部材の接触領域の少なくとも2倍以上であることが好ま
しい。また、出力端子は延長形状に形成されていること
が望ましい。
【0035】上記各発明においては、太陽電池基板を表
面側から押さえる基板押さえ部材を備えていることが好
ましい。ここで、配線基板を有する場合には特に、基板
押さえ部材の太陽電池基板に対する押圧部分が配線基板
の太陽電池基板の表面に接続された表面接続部と平面的
に重ならないように構成されていることが望ましい。ま
た、基板押さえ部材の押圧部分上に透光性を有する表示
板(文字板)が載置されていることが望ましい。
【0036】また、上記各発明においては、計時装置の
時刻表示面の6時−12時方向、或いは、3時−9時方
向のいずれか一方(ライン状)又は双方(クロス状)
に、出力端子が延長した形状を備えていることが好まし
い。計時装置としては、6時−12時方向又は3時−9
時方向のいずれかに文字板や外装ケースの寸法が変化す
る構造が多いからである。例えば、円形と楕円形の文字
板又はケースの場合には上記の2方向のいずれか一方向
又は両方向に伸びたり縮んだりするように変化する形状
バリエーションがきわめて多い。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る太陽電池モジ
ュール及びこれを備えた計時装置の実施形態について詳
細に説明する。
【0038】[第1実施形態]図2は電子腕時計のムー
ブメントの表面側に搭載された太陽電池モジュールの平
面構造を示す平面図であり、図3はこの太陽電池モジュ
ールを電子腕時計に適用した状態を示す断面構造図であ
る。なお、以下の説明において、図2に示す平面上の方
位角を示すものとして、時計の12時、3時、6時、9
時方向にそれぞれ相当する太陽電池モジュールの方向を
12H方向、3H方向、6H方向、9H方向という。
【0039】図2に示すように、太陽電池モジュール2
0は、平面楕円形状の太陽電池基板21と、太陽電池基
板21の6H方向の周縁部に接続されたフレキシブル配
線基板22と、太陽電池基板21の周縁部を太陽電池基
板21の表面側、すなわち、受光部の形成されている表
面側から押さえる基板押さえ部材23とから構成されて
いる。フレキシブル配線基板22はポリイミド、ポリエ
ステルなどの樹脂からなる。
【0040】太陽電池基板21は、4分割された受光部
21aが相互に直列接続されたものであり、図2に示す
右上と右下の2つの受光部21aには、外縁に向けて突
出した出力取出部21b,21cが設けられている。太
陽電池基板21の中央部には、後述するムーブメントの
指針取付部を挿通させるための平面円形状の丸孔21d
が形成されている。また、太陽電池基板21の外縁に
は、前記基板押さえ部材23に形成された位置決め突
起、或いは、後述するムーブメントの地板に形成された
位置決め突起25a,25bに係合するように窪んだ輪
郭形状を構成する位置決め窪み21e,21fが形成さ
れている。
【0041】太陽電池基板21の外周には、合成樹脂な
どからなるリング状の基板押さえ部材23が配置され、
この基板押さえ部材23は、太陽電池基板21の周縁部
における、9H方向から12H方向を経て3H方向に至
る部分を表面側から押さえる押圧枠部23aを備えてい
る。この押圧枠部23aは、太陽電池基板21の周縁部
における6H方向の部分に接続されたフレキシブル配線
基板22の表面接続部22cを避けるように、すなわ
ち、フレキシブル配線基板22の表面接続部22cと平
面的に重ならないように形成されている。また、基板押
さえ部材23には、フレキシブル配線基板22の表面接
続部22cの外側に配置され、太陽電池基板21の外縁
部を表面側から押さえる押圧枠部23bも設けられてい
る。この押圧枠部23bは、フレキシブル配線基板22
の接続側(6H方向)に設けられているが、上記の押圧
枠部23aと同様にフレキシブル配線基板22の表面接
続部22cに平面的に重ならないように形成されてい
る。
【0042】この実施形態においては、押圧枠部23a
は太陽電池基板21の周縁部を約270度の方位角(太
陽電池基板21の中心から基板面内において外周に向か
う方向の方位を表す角度)範囲に亘って太陽電池基板2
1の周縁部を押さえている。押圧枠部23bは約10度
程度の方位角範囲にて押さえている。基板押さえ部材2
3としては、合計で180度を超える方位角の範囲で太
陽電池基板21を押さえるように構成されていることが
太陽電池基板21を確実に押さえるために好ましい。押
圧枠部は一つのみでもよく、複数でもよい。しかし、な
るべく押圧枠部は一つに繋がった方位角範囲で太陽電池
基板21を押さえるようにすることが基板押さえ部材2
3の構造を簡易に構成する上で望ましい。
【0043】図1(a)は上記太陽電池モジュールにお
ける太陽電池基板21とフレキシブル配線基板22のよ
り詳細な構造を示す平面図である。図2に示す太陽電池
基板21の出力取出部21b及び21cは、図示しない
異方性導電膜を介して図1(a)に示すフレキシブル配
線基板22に形成された配線パターン22a,22bに
導電接続されている。異方性導電膜はホットメルト型の
樹脂(接着剤)中に導電性粒子(例えば樹脂球の外面に
ニッケルメッキなどで導電層を形成したもの)を分散さ
せたものであり、常温では樹脂が硬化しているが熱圧着
することによって樹脂が軟化し、その後、圧着方向に導
電性粒子が相互に繋がった状態で固化することによっ
て、加圧方向には導電性を有するようになるが、接着面
の方向には導電性が無いように構成されたものである。
【0044】図1(a)に示すように、フレキシブル配
線基板22は、太陽電池基板21の周縁部の表面上に形
成された出力取出部21b,21cに接続される表面接
続部22cと、この表面接続部22cから太陽電池基板
21の外周に沿って伸びる細幅の連結部22dと、連結
部22dの先に繋がり、太陽電池基板21の裏面側に回
り込むように配置されている裏面配置部22eとから構
成されている。配線パターン22a,22bは表面接続
部22cから連結部22d内を通過して裏面配置部22
eに伸び、裏面配置部22eに形成された出力端子22
f,22gに接続されている。表面接続部22cの一端
寄りには切り欠き部22iが形成され、この切り欠き部
22iは基板押さえ部材23の上に配置される図示しな
い文字板の外周部底面に設けられた突起に嵌合する位置
決め用の形状となっている。
【0045】図3には、図2に示すA−A線に沿って切
断した断面(a)、B−B線に沿って切断した断面
(b)、C−C線に沿って切断した断面(c)、D−D
線に沿って切断した断面(d)及びE−E線に沿って切
断した断面(e)を示す。
【0046】基板押さえ部材23の外周部には、太陽電
池基板21の外縁部に対して3箇所で係合し、ムーブメ
ントの地板25の外縁部に対して4箇所で係合する合計
7つのフック部23cが形成されている。図2には、各
フック部23cを点線で示し、図2及び図3には各フッ
ク部23cの上部に形成された開口部が示されている。
これらの開口部は基板押さえ部材23を射出成形などに
よって成形する場合、良く知られているようにフック部
23cの成形部分を離型可能とするためのものである。
また、基板押さえ部材23の一部は地板25に嵌合して
位置決めされている。基板押さえ部材23の外周には、
図2に示すように、ほぼ対角位置に一対の切り欠き部2
3i,23jが形成されている。これらの切り欠き部2
3i,23jは、ムーブメントを位置決めするための図
示しない中枠に設けられた突起部が嵌合し、基板押さえ
部材23を中枠に対して位置決めするためのものであ
る。
【0047】図3(d)に示すように、地板25にはム
ーブメント内に配置された回路基板26の接続端子部2
6aに圧接されたコイルバネ状の一対の弾性導通部材2
7が挿通されている。なお、図3(d)には弾性導通部
材27の一方のみを示している。この弾性導通部材27
は太陽電池基板21の裏面側に配置されたフレキシブル
配線基板22の裏面配置部22eの下面に形成された出
力端子22f,22gに下方から圧接している。図2に
示すように、裏面配置部22eの外周部には位置決め孔
22hが形成され、この位置決め孔22hには基板押さ
え部材23に形成された図示しない位置決め突起が嵌合
し、裏面配置部22eを基板押さえ部材23に対して相
対的に位置決めしている。なお、この位置決め孔22h
は他の部材、例えば、太陽電池基板21や地板などに対
して位置決めされるように構成してもよい。
【0048】フレキシブル配線基板22を太陽電池基板
21に取り付ける方法は以下の通りである。まず、フレ
キシブル配線基板22の全体を太陽電池基板21の表面
側に配置する。そして、その表面接続部22cを太陽電
池基板21の6H方向の端部の表面上に上記の異方性導
電膜を介して熱圧着することによって接続する。この接
続作業が終了した後、最後に、連結部22dを撓ませて
裏面配置部22eを太陽電池基板21の裏面側に回り込
ませる。なお、このフレキシブル配線基板22において
は、最初から表面接続部22cを太陽電池基板21の表
面側に、裏面配置部22eを太陽電池基板21の裏面側
に配置しておいてから、表面接続部22cを太陽電池基
板21に熱圧着してもよい。
【0049】この実施形態においては、図1(a)に示
すようにフレキシブル配線基板22の裏面配置部22e
に形成された出力端子22f,22gが図示左右(6時
−12時)方向に延長した延長形状を備えている。この
とき、平面視楕円形のムーブメント3内に収容された弾
性導通部材27は図示左右に延長された形状の出力端子
22f,22gの図示右端部に下方から圧接している。
【0050】一方、実施形態のムーブメント3上に、上
記の太陽電池基板21よりもさらに扁平な(長軸と短軸
の比が大きい、)楕円形状を有する太陽電池基板31を
配置した場合の平面構造を図1(b)に示す。図1
(a)に示す上記実施形態は、円形に近い楕円の文字板
を備えた腕時計に用いる太陽電池基板21を備えている
が、図1(b)に示す太陽電池モジュールは、図1
(a)に示す太陽電池基板21に適合した文字板よりも
さらに扁平な楕円形状の文字板を備えた腕時計に用いる
ものである。この太陽電池基板31にも上記と同じフレ
キシブル配線基板22が接続されている。この場合、ム
ーブメント3は上記実施形態と同じものを用いているの
で、太陽電池基板31が扁平になった分だけ、フレキシ
ブル配線基板22の取付位置がムーブメント3に対して
側方(図示右側、すなわち6時側)へ移動したことにな
るため、ムーブメント3に取り付けられた弾性導通部材
27は、フレキシブル配線基板22の裏面配置部22e
に形成された出力端子22f,22gの図示左端部近傍
に下方から圧接する。この場合、出力端子22f,22
gは図示左右(6時−12時)方向に延長した形状を備
えているため、図1(a)及び(b)に示す太陽電池基
板21及び31のように、太陽電池基板の形状が大きく
変わっても支障無く出力端子と弾性導通部材との導電接
触を得ることができる。
【0051】さらに、上記の出力端子22fと22gは
相互に平行に延長した形状を備えている。これは、図1
(a)及び(b)に示すように太陽電池基板21,31
の形状や寸法が変化することによる、ムーブメント3に
対するフレキシブル配線基板22の位置変化に対応して
出力端子22f,22gと弾性導通部材27,27との
導電接触を可能にするためであり、太陽電池基板の形状
や寸法変化による配線基板の位置変化が生じても、一対
の弾性導通部材27の相互の位置関係が変化しないこと
に対応したものである。また、この実施形態では、フレ
キシブル配線基板22の太陽電池基板21,31に対す
る接続方位(太陽電池基板21,31の図示6H方向の
端部にフレキシブル配線基板22が接続されている。)
は6H方向であるが、これに対応して出力端子22f,
22gの延長方向も12H−6H方向に設定されてい
る。このように配線基板の太陽電池基板に対する取付方
位(太陽電池基板の中心部から見たときの配線基板の方
位)と出力端子の延長方向とを略一致させることによ
り、太陽電池基板の形状や寸法を変え、配線基板の取付
方位は変えない場合、同じムーブメントを用いても確実
に太陽電池モジュールとムーブメントとの間の導通を確
保することができる。
【0052】なお、この実施形態においては、太陽電池
基板21の周縁部の表面上を基板押さえ部材23の押圧
枠部23a,23bが押さえているとともに、この押圧
枠部23a,23bが押さえている太陽電池基板21の
表面部分以外の周縁部の表面部分にフレキシブル配線基
板22の表面接続部22cが接続されている。したがっ
て、太陽電池基板21の周縁部の表面上においては、基
板押さえ部材23と、フレキシブル配線基板22とが相
互に重ならないように配置されていることとなる。図3
にも示すように、太陽電池基板21の表面側に配置され
る光透過性を有する(例えば透明若しくは半透明の)文
字板28は、基板押さえ部材23の表面上に載置され、
基板押さえ部材23と胴や中枠などの他の部材によって
文字板の法線方向に位置決めされる。この実施形態にお
いては、基板押さえ部材23の押圧枠部23a,23b
はフレキシブル配線基板22の表面接続部22cよりも
厚く形成されているため、文字板28を基板押さえ部材
23の押圧枠部23a,23b上に載置しても、文字板
28をフレキシブル配線基板22と平面的に重なるよう
に配置することができる。したがって、文字板28は太
陽電池基板21の平面形状やフレキシブル配線基板22
の平面配置にほとんど影響されず、時計デザインに応じ
た平面形状、或いは、外装ケースの形状に応じた平面形
状とすることができる。言い換えると、文字板形状或い
は見切り形状を変更しても太陽電池基板21、フレキシ
ブル配線基板22、基板押さえ部材23などを変えずに
用いることができ、これらの部品の共通化を複数種類の
製品に対して図ることができる。
【0053】また、上述のように文字板28を太陽電池
基板21を押さえる基板押さえ部材23の押圧枠部23
a,23bの上に配置することにより、文字板28をフ
レキシブル配線基板22に平面的に重ねることができる
ため、外装ケースの大きさに対して文字板28の面積を
大きくすることができる。すなわち、時刻表示面の見切
りを従来よりも外側寄りに配置することができる。
【0054】[第2実施形態]次に、図4を参照して本
発明に係る太陽電池モジュールの第2実施形態について
説明する。図4は本実施形態の太陽電池基板41の表面
側及び裏面側の平面構造を示す平面図及び背面図であ
る。この太陽電池基板41はガラス基板若しくは絶縁性
の合成樹脂フィルムなどからなる絶縁基体410の表面
上に絶縁膜を介してアモルファスシリコンなどからなる
活性層と、該活性層の表面上を被覆する透明電極層とか
らなる積層構造が形成されている。なお、この実施形態
でも太陽電池基板の構造として絶縁基体を用いるものに
限定されることはなく、貫通部に絶縁構造を設けて後述
する表裏導通構造(貫通構造)を可能にするものであれ
ば、ステンレス基板などの導電性基体を用いることも可
能である。
【0055】上記の積層構造の平面パターンは、扇形形
状の4分割された受光部41aからなる。4つの受光部
41aは互いに直列に接続され、図示右上及び右下の2
つの受光部41aからそれぞれ出力取出部41b、41
cが引き出されている。出力取出部41b,41cは絶
縁基体410を貫通して絶縁被覆された裏面上に形成さ
れた裏面引出部41e,41fに導通されている。裏面
引出部41e,41fは裏面上に形成された配線パター
ンを介して出力端子41g,41hに導電接続されてい
る。
【0056】この実施形態においても、太陽電池基板4
1の裏面上に形成された出力端子41g,41hが図示
左右方向に延長した形状を備えている。したがって、出
力端子41g,41hの延長方向には、出力端子に対す
る導電接触位置を或る程度自由に変更することができ
る。したがって、図5(a)及び(b)に示すように、
異なる構造のムーブメント301,302に対しても共
通の太陽電池基板41を用いることができる。図5
(a)に示すムーブメント301は略円形状を備え、そ
の弾性導通部材301a,301bは図示破線で示す出
力端子41g,41hの図示左端に近い部分に対して導
電接触している。一方、図5(b)に示すムーブメント
302は図示上下方向に長い略楕円形状を備え、その弾
性導通部材302a,302bは出力端子41g,41
hの図示右端に近い部分に対して導電接触している。こ
のように、この実施形態では、太陽電池基板41の裏面
上に延長形状の出力端子41g,41hが形成されてい
るので、異なる導通接触位置を有するムーブメント30
1,302に対しても共通の太陽電池基板を用いること
が可能になっている。
【0057】図6(a)は上記実施形態の変形例を示す
説明図である。図6(a)に図示破線で示すように、裏
面引出部41e,41fには出力端子41i,41jが
接続されている。これらの出力端子41i,41jは、
それぞれ、二つずつの異なる方向に伸びる端子延長形状
41i−1,41i−2及び41j−1,41j−2を
備えており、これらの端子延長形状が交差した形状(ク
ロス形状)に形成されている。この出力端子41i,4
1jによれば、少なくとも3種以上の異なる導通接触位
置(ムーブメント301の弾性導通部材301a,30
1bが出力端子に接触する位置)を備えたムーブメント
に対応することができる。これらの出力端子41i,4
1jの形状もまた延長形状の一種と考えることができ
る。
【0058】図6(b)は上記実施形態の別の変形例を
示す説明図である。図6(b)に図示破線で示すよう
に、裏面引出部41e,41fには矩形状の出力端子4
1k、41lが接続されている。この出力端子41k,
41lは太陽電池基板の裏面上において所定方向に延長
された形状では必ずしもないが、図示のムーブメント3
03の弾性導通部材303a,303bの接触する導通
接触位置に対し、その周囲に出力端子41k、41lが
平面的に広がっているため、図に示すように異なる位置
に配置された弾性導通部材303’a,303’bに対
しても支障無く導電接触することができ、特に、導通接
触位置の変化方向に対する許容範囲が先に説明した各構
造に較べて広いという利点がある。
【0059】図7は、上記実施形態の更に別の変形例を
示す説明図である。図7に図示破線で示すように、裏面
引出部41e,41fは、それぞれムーブメント301
の中心部近傍に曲率中心を有する円弧状に形成された出
力端子41m,41nに導電接続されている。また、こ
の場合にも、出力端子41mと41nとは相互に略平行
に延長した形状となっている。この場合には、出力端子
41m,41nが、ムーブメント301の中心位置近傍
に曲率中心を有する円弧状に延長する形状を備えている
ため、例えば円形のムーブメント301が外装ケース内
にて回転方向に位置決めされるとき、ムーブメント30
1の回転方向のずれを吸収することができ、確実に太陽
電池基板とムーブメント301との間の導通を得ること
ができる。また、同様の形状を備えたムーブメントでは
あるが、弾性導通部材301a,301bの位置が回転
方向に異なるムーブメントを用いる場合にも、支障無く
同じ太陽電池基板を用いることができる。
【0060】なお、図4から図7に示した第2実施形態
及びその変形例における出力端子の形状は、上記第1実
施形態の配線基板に形成された出力端子の形状としても
そのまま適用することができる。
【0061】尚、本発明の太陽電池モジュール及びこれ
を備えた計時装置は、上述の図示例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実
施形態の太陽電池基板では中心周りに4分割された受光
部を備えているが、分割数や分割した受光部の形状は任
意である。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
太陽電池構造の出力端子が基板面に沿った延長形状を備
えていることにより、出力端子に対する導電接続位置が
延長形状に沿って変化しても対応できるため、太陽電池
モジュールに対する他部材の取付位置や寸法、形状など
が変化しても或る程度の範囲内で対応可能となり、太陽
電池モジュールの共用化や他部材の共用化などを図るこ
とができ、製造コストを低減できるとともに、この太陽
電池モジュールを内蔵する各種機器のデザインバリエー
ションに対する対応性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽電池モジュールの第1実施形
態の構造を示す概略平面図(a)及び(b)である。
【図2】第1実施形態の構成を示す概略平面図である。
【図3】第1実施形態の太陽電池モジュールを備えた電
子腕時計の断面構造を示す部分断面図(a)〜(e)で
ある。
【図4】本発明に係る太陽電池モジュールの第2実施形
態の構造を示す概略表面図(a)及び概略裏面図(b)
である。
【図5】第2実施形態のムーブメントとの関係を示す説
明図(a)及び(b)である。
【図6】第2実施形態の出力端子の変形例を示す説明図
(a)及び(b)である。
【図7】第2実施形態の出力端子の変形例を示す説明図
(a)及び(b)である。
【図8】従来の太陽電池付き電子腕時計の内部構造を示
す概略断面図である。
【図9】従来の太陽電池付き電子腕時計における太陽電
池モジュールの平面構造を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 胴 2 風防 3、301,302,303 ムーブメント 4 裏蓋 5 中枠 20 太陽電池モジュール 21 太陽電池基板 22 フレキシブル配線基板 22c 表面接続部 22e 裏面配置部 22f,22g 出力端子 23 基板押さえ部材 23a,23b 押圧枠部 23c フック部 27 弾性導通部材 41 太陽電池基板 41b,41c 出力取出部 41e,41f 裏面引出部 41g,41h 出力端子 301a,301b 弾性導通部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池構造を有する太陽電池基板を有
    し、前記太陽電池構造の露出した出力端子を備えた太陽
    電池モジュールであって、前記出力端子は、前記太陽電
    池基板の基板面に沿って伸びる延長形状を備えているこ
    とを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 太陽電池構造を有する太陽電池基板を有
    し、前記太陽電池構造は、前記太陽電池基板の表面上に
    受光部を備えるとともに前記太陽電池基板の裏面側に配
    置された出力端子を備えた太陽電池モジュールであっ
    て、前記出力端子は、前記太陽電池基板の基板面に沿っ
    て伸びる延長形状を備えていることを特徴とする太陽電
    池モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記太
    陽電池基板の表面上において前記太陽電池構造に接続さ
    れた表面接続部と、前記太陽電池基板の裏面側に配置さ
    れた裏面配置部とを備えた配線基板を有し、前記裏面配
    置部に前記出力端子が形成されていることを特徴とする
    太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記配線基板は、前
    記表面接続部と前記裏面配置部との間に可撓性を有する
    連結部を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2において、前記太
    陽電池基板は、前記基板面上に前記出力端子を備えてい
    ることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記太陽電池基板
    は、その表面上に受光部を備えるとともに、その裏面上
    に前記出力端子を備えていることを特徴とする太陽電池
    モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項において、一対の前記出力端子が配設され、一対の前
    記出力端子の延長形状は相互に略平行に配置されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載の太陽電池モジュールと、計時機能を有するム
    ーブメントとを備え、前記出力端子は前記ムーブメント
    内に構成された内部回路に導電接続されていることを特
    徴とする計時装置。
  9. 【請求項9】 表面上に受光部を備えた太陽電池構造を
    有する太陽電池基板を有し、前記太陽電池構造に導電接
    続された出力端子を備えた太陽電池モジュールと、計時
    機能を有するムーブメントとを備えた計時装置であっ
    て、 前記ムーブメントには前記内部回路に導電接続された導
    通部材が設けられ、該導通部材に前記出力端子が導電接
    触することにより前記出力端子が前記内部回路に導電接
    続されてなり、前記出力端子は前記導通部材の接触領域
    よりも大きく形成されていることを特徴とする計時装
    置。
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