JP2000292288A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2000292288A
JP2000292288A JP11097080A JP9708099A JP2000292288A JP 2000292288 A JP2000292288 A JP 2000292288A JP 11097080 A JP11097080 A JP 11097080A JP 9708099 A JP9708099 A JP 9708099A JP 2000292288 A JP2000292288 A JP 2000292288A
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pressure
insulating substrate
resistor
pressure sensor
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Kisaburo Takahashi
喜三郎 高橋
Atsushi Kondo
淳 近藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡素化し、低コストで小型の圧力セン
サを提供する。 【解決手段】 可撓性を有する導電材からなるダイアフ
ラム20と、このダイアフラム20の一面側に配置され
た加圧室7と、ダイアフラム20の他面と対向して配設
された抵抗体17とを備え、加圧室7に充填された気体
の圧力により、ダイアフラム20の一面側が押し広げら
れて他面側を膨出させ、抵抗体17に対するダイアフラ
ム20の接触面積を変化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体の圧力を計測
する圧力センサに係り、特にダイアフラムを備えた圧力
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図12乃至図13は従来の圧力センサを
示すもので、この圧力センサは、互いに接合・一体化さ
れて筐体を形成する第1,第2の外装ケース31,32
を備え、図12に示すように、第1の外装ケース31に
は、貫通孔33aを有した外部接続部33が一体形成で
設けられ、第2のケース32には、開口部34aを有す
る保持板34と圧力検出時に空気を逃がす通気孔35と
が設けられている。
【0003】また、この第1,第2の外装ケース31,
32内には、可撓性を有するシート状のダイアフラム3
6と、保持板34の開口部34aに挿通された突起部3
7aを有するプランジャ37と、導電性ゴムからなる円
錐状の接触子38と、一対の電極39a,39bを有す
る抵抗回路基板39とが収納されており、ダイアルラム
36は、第1,第2の外装ケース31,32により挟持
され、抵抗回路基板39は、第2の外装ケース32の内
底面に支持されている。また、プランジャ37は、突起
部37aをダイアフラム36に当接させており、接触子
38は、その先端部を抵抗回路基板39に当接させた状
態でプランジャ37に支持されている。
【0004】そして、第1,第2の外装ケース31,3
2内において、ダイアフラム36の外部接続部33側が
加圧室40とされ、第1,第2の外装ケース31,32
によるダイアフラム36の挟持により、抵抗回路基39
側から加圧室40内への大気の侵入が常時遮断された状
態となっている。
【0005】このように構成された従来の圧力センサ
は、外部接続部33が例えばエアー配管(不図示)に接
続されて抵抗回路基板39に所定の電流あるいは電圧を
加えた状態で使用される。そして、エアー配管から貫通
孔を通って加圧室40に導入された空気の圧力がダイア
フラム36に作用すると、図13に示すように、ダイア
フラム36が保持板34側(矢印A方向)に膨出して突
起部37aを押圧することにより、プランジャ37が抵
抗回路基板39側へスライドし接触子38を抵抗回路基
板39に押圧して弾性変形させる。
【0006】このとき、プランジャ37に押圧された接
触子38は、厚み方向(矢印A方向)に圧縮されつつ当
該接触子38の肉厚を円錐状の外壁面と抵抗回路基板3
9との間のスペースに移行させ、上記空気の圧力の増大
に伴って抵抗回路基板39との接触面積が漸次増大して
いく。すなわち、接触子38は、無加圧状態から加圧状
態となるにつれて抵抗回路基板39に対する接触面積が
漸次増大し、抵抗回路基板39と協力して上記空気の圧
力が増大するにつれて抵抗値が減少する可変抵抗回路を
形成する。
【0007】また、上記空気の圧力が減少すると、その
減少に応じてダイアフラム36は外部接続部33側(矢
印B方向)へ弾性復帰するので、これに伴い接触子38
の弾性変形が解消され、よってプランジャ37がダイア
フラム36側へスライドして、接触子38と抵抗回路基
板39との接触面積が漸次減少していき、上記可変抵抗
回路の抵抗値が増大する。したがって、抵抗回路基板3
9と接触子38との接触部分における抵抗値の変化を電
流・電圧の変化として一対の電極39a,39bから取
り出すことにより、上記空気の圧力を計測することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧力センサにあっては、ダイアフラム36の膨
出量に応じてスライドするプランジャ37及びこれに支
持された接触子38を必要としているため、部品点数が
多く製品コストを低減できず、また、ダイアフラム36
の膨出および弾性復帰方向(矢印A,B方向)に背丈が
高いものとなっており、小型化を図ることが困難である
という欠点を有している。また、加圧室40を形成する
上で第2の外装ケース32を必要とするため、このこと
も部品点数を増大させ製品コストが低減できない一因と
なっている。
【0009】また、接触子38は、プランジャ37に押
圧されて厚み方向(矢印A方向)に圧縮されることによ
り、当該接触子38の肉厚を円錐状の外壁面と抵抗回路
基板39との間のスペースに移行させて、抵抗回路基板
39との接触面積を漸次増大させるようになっているこ
とから、当該接触子38の肉厚を円錐状の外壁面と抵抗
回路基板39との間のスペースに移行させるのに、抵抗
回路基板39との接触面積の増大に寄与しない厚み方向
への弾性変形を介する必要があるため、その分抵抗回路
基板39との接触面積の増大させるために大きな押圧力
を必要とする。したがって、従来の圧力センサにあって
は、上記空気の圧力の僅かな変化が検出でき難いという
課題があった。
【0010】また、接触子38は、導電性ゴムからなる
ため、その硬度が上記空気の温度の変化に応じて変わる
ので、上記空気の圧力の検出特性に与える影響も非常に
大きなものとなってしまうという問題もある。
【0011】本発明は上述した従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、その目的は、構造を簡素化し、僅かな
圧力の変化を検出できる低コストで小型の圧力センサを
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の圧力センサは、可撓性を有する導電材から
なるダイアフラムと、このダイアフラムの一面側に配置
された加圧室と、前記ダイアフラムの他面と対向して配
設された抵抗体とを備え、前記加圧室に充填された気体
の圧力により、前記ダイアフラムの一面側が押し広げら
れて他面側を膨出させ、前記抵抗体に対する前記ダイア
フラムの接触面積を変化させるようにしたことを最も主
要な特徴としている。
【0013】また、上記構成において、前記抵抗体を設
けた絶縁基板を備え、前記絶縁基板上には、前記ダイア
フラムのフランジ部を密着させて前記抵抗体を前記ダイ
アフラムで覆い、前記絶縁基板側から前記加圧室内への
大気の侵入を常時遮断した。
【0014】また、上記構成において、前記ダイアフラ
ムを金属製の導電薄板で形成し、前記気体の圧力が前記
ダイアフラムに作用しない無加圧の状態において、前記
ダイアフラムの中心部が前記抵抗体に接触している構成
とした。
【0015】また、上記構成において、前記ダイアフラ
ムには、前記中心部から前記フランジ部に至るに従い漸
次前記加圧室側に突出する凹陥部を形成した。
【0016】また、上記構成において、前記ダイアフラ
ムを収納するケーシングと、前記ケーシングの上壁部に
固定されて前記ケーシング内に収納されたOリングとを
備え、前記ケーシングと前記ダイアフラムとで囲まれて
構成された空間が前記加圧室とされ、前記フランジ部を
前記Oリングに圧接させて前記絶縁基板に密着させた。
【0017】さらに、上記構成において、前記凹陥部と
対向して前記絶縁基板に穿設された第1の挿通孔と、前
記ダイアフラムと対向する領域の外側において前記絶縁
基板に穿設された第2の挿通孔と、前記絶縁基板の裏面
に形成されて前記第1,第2の挿通孔を連結する溝部
と、前記第2の挿通孔と対向して前記上壁部に設けられ
た大気圧導入部とを備え、前記第1,第2の挿通孔と前
記溝部及び前記大気圧導入部を介して前記ケーシングの
外部と前記凹陥部とを連通させて、前記凹陥部内を大気
圧とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧力センサの一実
施形態を図1乃至図11を用いて説明する。
【0019】この圧力センサは、絶縁合成樹脂製のケー
シング1と、このケーシング1内に収納されるOリング
10及びダイアフラム20と、抵抗体17や端子12,
13,14を有する絶縁基板11と、この絶縁基板11
に搭載されるカバープレート21と、金属製の平板を曲
折加工した保持カバー22とによって構成されている。
【0020】ケーシング1は、下部及び一側部を開放し
た4角箱状に形成され、上壁部2および側壁部3,4,
5を有し、図5,図8に示すように、上壁部2の内壁面
には、環状の凹部6が形成されているとともに、この環
状の凹部6の内側に上壁部2と後述するダイアフラム2
0とで囲まれて構成される円形の加圧室7が形成されて
おり、また、天板部2の外壁面には、円柱状の外部接続
部8と円柱状の大気圧導入部9とが突設されている。そ
して、外部接続部8には貫通孔8aが穿設され、大気圧
導入部には貫通孔9aが穿設されており、貫通孔8aが
ケーシング1外と加圧室7とを連通させ、貫通孔9aが
環状の凹部6の外側においてケーシング1の内外を連通
させている。また、側壁部3には切欠部3a及び段部3
bが形成され、側壁部4には切欠部4a及び段部4bが
形成されている。
【0021】Oリング10は、ゴム材料からリング状に
形成され、図5に示すように、環状の凹部6に圧入され
て上壁部2に固定され、ケーシング1内に収納されてい
る。
【0022】絶縁基板11は、絶縁合成樹脂材料を矩形
状に成形してなるもので、図5,図9に示すように、第
1,第2の挿通孔11a,11bが穿設され、両側部に
一対の突片11c,11dが対向して設けられている。
この絶縁基板11の一端面には、導電薄板からなる3つ
の端子12,13,14がインサート成形によって取り
付けられており、これら3つの端子12,13,14
は、何れも同一形状に形成され、先端部12a,13
a,14aが絶縁基板11の一面に露出しているととも
に、後端部12b,13b,14bが絶縁基板11の他
面側に折り曲げられている。
【0023】絶縁基板11の一面には、互いに平行な帯
状の一対の導電パターン15,16と、この一対の導電
パターン15,16の一端部同士を接続する略楕円状の
抵抗体17と、一方の導電パターン15の他端部と端子
14の先端部14aとを接続する調整抵抗18と、他方
の導電パターン16の他端部と端子12の先端部12a
とを接続する調整抵抗19とが共に印刷により設けられ
ており、一方の導電パターン15の他端部は延設されて
端子13の先端部13aに接続されている。また、図6
に示すように、絶縁基板11の他面には、第1,第2の
挿通孔11a,11bを連結する溝部11eが形成され
ている。そして、この絶縁基板11は、一対の突片11
c,11dを各々切欠部3a,4aに挿入させてケーシ
ング1と組み合わされており、第2の挿通孔11bが大
気圧導入部9の貫通孔9aと対向し、調整抵抗18,1
9及び3つの端子12,13,14がケーシング1の外
側に配置された状態となっている。
【0024】ダイアフラム20は、金属製の可撓性を有
する導電薄板から円板状に形成され、図10,図11に
示すように、他面側から一面側に突出する断面M字状の
凹陥部20aと、この凹陥部20aを包囲するフランジ
部20bとが設けられている。そして、このダイアフラ
ム20は、ケーシング1内に収納され、図5,図9に示
すように、その中心部20cからフランジ部20bに至
るに従い漸次加圧室7側に突出するように凹陥部20a
を配置してフランジ部20bの一面がOリング10に圧
接されることにより、フランジ部20bの他面を絶縁基
板11の一面に密着させて凹陥部20aで抵抗体17を
覆っており、第1の挿通孔11aが凹陥部20a内に位
置し、凹陥部20aの中心部20cが、外部接続部8の
貫通孔8aと対向した状態で抵抗体17の中央部に接触
している(尚、図9ではダイアフラム20のフランジ部
20bを点線で示した)。
【0025】カバープレート21は、絶縁合成樹脂材料
を矩形状に成形してなるもので、両側端面には、切欠部
21a,21bが形成されている。そして、図5に示す
ように、このカバープレート21は、他端面をケーシン
グ1の上壁部2の一端面に当接させて、調整抵抗18,
19を覆った状態で絶縁基板11の一面に搭載されてい
る。
【0026】保持カバー22は、図1〜図4に示すよう
に、両端部に一対の取付脚23aが曲折形成された底板
部23を有し、該保持カバー22の両側部を上方へ垂直
に折り曲げることにより、一対の側壁部24が立設さ
れ、これら側壁部24の上縁部には、片側について2個
ずつ、両側で4個の大突起24aと、片側について1個
ずつ、両側で2個の小突起24bとが形成されている。
そして、この保持カバー22は、その底板部23に、O
リング10及びダイアフラム20を収納したケーシング
1およびカバープレート21を搭載した絶縁基板11が
載置され、側壁部24がケーシング1の段部3b,4b
に係合されるとともに、両小突起24bが各々カバープ
レート21の切欠21a,21bに係合された状態で、
大・小突起24a,24bと底板部23とがケーシング
1、絶縁基板11及びカバープレート21を挟持して、
これらを一体に保持している。
【0027】次に、このように構成された圧力センサの
組立方法を説明すると、先ず、一端面にインサート成形
によって3つの端子12,13,14が取り付けられ、
一面に一対の導電パターン15,16、抵抗体17及び
調整抵抗18,19が印刷形成された絶縁基板11を保
持カバー22の底板部23上に載置する。次に、絶縁基
板11の一面にダイアフラム20を載置し、次いで、絶
縁基板11の突片11c,11dに切欠部3a,4aを
対応させて、環状の凹部6にOリング10が圧入された
ケーシング1を一対の側壁部24間に挿入し絶縁基板1
1と組み合わせる。次に、大突起24aを内側に折り曲
げ、大突起24aと底板部23とによりケーシング1及
び絶縁基板11を挟持して、これらを一体に保持する。
そして、この状態で加圧室7に充填された空気に所定の
圧力を加え、その際所定の出力電圧が端子13から得ら
れるよう調整抵抗18,19をトリミングする。
【0028】次に、小突起24bに切欠部21a,21
bを対応させて、カバープレート21を一対の側壁部2
4間に挿入し絶縁基板11の一面に搭載し、小突起24
bを内側に折り曲げ、小突起24bと絶縁基板11とに
よりカバープレート21を挟持して保持する。
【0029】このようにして圧力センサの組立は完了す
るが、組立後においては、ダイアフラム20の凹陥部2
0a一面が加圧室7側に位置して外部接続部8と対向
し、ダイアフラム20の凹陥部20aの他面と対向して
抵抗体17が配設されている。また、抵抗体17のダイ
アフラム20と反対側には絶縁基板11が配設され、こ
の絶縁基板11の一面に、大・小突起24a,24bと
底板部23との挟持力により一面をOリング10に圧接
されたフランジ部20bの他面が密着して、絶縁基板1
1側から加圧室7内への大気の侵入を常時遮断した状態
となっており、Oリング10は上下方向に圧縮変形され
た状態となっている。また、第2の挿通孔11bが絶縁
基板11のダイアフラム20と対向する領域の外側に位
置して、大気圧導入部9の貫通孔9aと対向している。
【0030】しかして、このように構成・組み立てられ
た本発明の圧力センサは、取付脚23aにより制御基板
25に仮固定され、端子12を制御基板25に接地さ
せ、残りの端子13,14を制御基板25の図示せぬ電
気回路に接続させた後、図5に示すように、湿気から上
記電気回路を保護するエポキシ樹脂等の絶縁性接着剤2
6により制御基板25に本固定された状態で洗濯機(不
図示)に組み込まれ、洗濯槽のエアートラップから導出
したホースに外部接続部8を連結し、端子14に上記電
気回路から所定の正電圧を印加した状態で使用される。
尚、このとき、第1,第2の挿通孔11a,11bと溝
部11e及び大気圧導入部9の貫通孔9aを介してケー
シング1の外部と凹陥部20aとが連通され、凹陥部2
0a内が大気圧となっている。
【0031】そして、洗濯槽内の水の液面高さに応じて
エアートラップ内の水面が上昇すると、このエアートラ
ップの上部に封入されている空気の気圧が上昇するの
で、この空気圧の上昇が上記ホースを介して外部接続部
8の貫通孔8aから加圧室7に伝達され、加圧室7に充
填された空気の圧力が上昇してダイアフラム20に作用
し、図7に示すように、ダイアフラム20は、実線で示
す空気の圧力が作用しない無加圧の状態から、点線で示
した状態へと中心部20cを支点として凹陥部20aは
一面側が押し広げられて他面側を矢印A方向に膨出させ
る。
【0032】このとき、ダイアフラム20の凹陥部20
aは、上記エアートラップの空気の圧力の増大に伴って
抵抗体17との接触面積が図7において左右方向に広が
るように漸次増大させながら変形していく。すなわち、
凹陥部20aは、その弾性変形が抵抗体17との接触面
積の増大に直接的に寄与する変形となり、上記エアート
ラップの空気の圧力の僅かな増大に対しても、無加圧状
態から加圧状態となるにつれて抵抗体17に対する接触
面積が漸次増大し、抵抗体17と協力して上記エアート
ラップの空気の圧力が増大するにつれて抵抗値が減少す
る可変抵抗回路を形成するので、これに伴い端子13か
ら出力される電圧が降下する。
【0033】また、洗濯槽内の水の液面高さに応じてエ
アートラップ内の水面が降下すると、このエアートラッ
プの上部に封入されている空気の気圧が減少するので、
この空気圧の減少が上記ホースを介して外部接続部8の
貫通孔8aから加圧室7に伝達され、加圧室7に充填さ
れた空気圧力の減少がダイアフラム20に作用し、その
減少に応じてダイアフラム20の凹陥部20aは外部接
続部8側(矢印B方向)へ弾性復帰して、凹陥部20a
と抵抗体17との接触面積が漸次減少していき、これに
伴い上記可変抵抗回路の抵抗値が増大して、端子13か
ら出力される電圧が上昇する。したがって、端子13の
出力電圧を上記電気回路で計測することにより、制御基
板25は、洗濯槽内の水の液面高さを検知でき、これに
基づき洗濯槽内の水の液面高さを制御できる。
【0034】尚、この実施形態では、加圧室7内に空気
を充填した使用形態で説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、加圧室7内に充填される気体には
種々変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】可撓性を有する導電材からなるダイアフラ
ムと、このダイアフラムの一面側に配置された加圧室
と、前記ダイアフラムの他面と対向して配設された抵抗
体とを備え、前記加圧室に充填された気体の圧力によ
り、前記ダイアフラムの一面側が押し広げられて他面側
を膨出させ、前記抵抗体に対する前記ダイアフラムの接
触面積を変化させるようにしたので、従来技術で示した
如きプランジャ及び接触子を不要となし、構造の簡素化
と、ダイアフラムの膨出および弾性復帰方向における小
型化が図れ、前記気体の圧力の僅かな変化を検出できる
低コストで小型の圧力センサを提供できる。
【0037】また、前記抵抗体を設けた絶縁基板を備
え、前記絶縁基板上には、前記ダイアフラムのフランジ
部を密着させて前記抵抗体を前記ダイアフラムで覆い、
前記絶縁基板側から前記加圧室内への大気の侵入を常時
遮断したので、従来技術で示した如き第2の外装ケース
を不要となし、さらに構造の簡素化を図ることができ、
より低コストで小型の圧力センサを提供できる。
【0038】また、前記ダイアフラムを金属製の導電薄
板で形成し、前記気体の圧力が前記ダイアフラムに作用
しない無加圧の状態において、前記ダイアフラムの中心
部が前記抵抗体に接触している構成としたので、前記ダ
イアフラムは、前記気体の温度変化による伸縮やクリー
プを生じることなく、前記抵抗体との接触を常に安定し
た状態に維持できる。
【0039】また、前記ダイアフラムには、前記中心部
から前記フランジ部に至るに従い漸次前記加圧室側に突
出する凹陥部を形成したので、前記ダイアフラムは、前
記中心部を支点として前記気体の圧力に応じて膨出・弾
性復帰でき、前記抵抗体との接触面積を確実に変化させ
ることができる。
【0040】また、前記ダイアフラムを収納するケーシ
ングと、前記ケーシングの上壁部に固定されて前記ケー
シング内に収納されたOリングとを備え、前記ケーシン
グと前記ダイアフラムとで囲まれて構成された空間が前
記加圧室とされ、前記フランジ部を前記Oリングに圧接
させて前記絶縁基板に密着させたので、簡単な構成で前
記フランジ部を前記絶縁基板に密着させることができ、
且つ前記絶縁基板側から前記加圧室内への大気の侵入を
より確実に遮断することができる。
【0041】さらに、前記凹陥部と対向して前記絶縁基
板に穿設された第1の挿通孔と、前記ダイアフラムと対
向する領域の外側において前記絶縁基板に穿設された第
2の挿通孔と、前記絶縁基板の裏面に形成されて前記第
1,第2の挿通孔を連結する溝部と、前記第2の挿通孔
と対向して前記上壁部に設けられた大気圧導入部とを備
え、前記第1,第2の挿通孔と前記溝部及び前記大気圧
導入部を介して前記ケーシングの外部と前記凹陥部とを
連通させて、前記凹陥部内を大気圧としたので、制御基
板等に接着剤を用いて取り付けられた場合でも、前記凹
陥部内を確実に大気圧に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力センサの平面図。
【図2】本発明の圧力センサの正面図。
【図3】本発明の圧力センサの側面図。
【図4】本発明の圧力センサの底面図。
【図5】図1の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明の圧力センサの保持カバーを取り除いて
示す底面図。
【図7】本発明の圧力センサの要部拡大断面図。
【図8】本発明の圧力センサに係るケーシングの底面
図。
【図9】本発明の圧力センサに係る絶縁基板の平面図。
【図10】本発明の圧力センサに係るダイアフラムの平
面図。
【図11】図10の11−11線に沿う断面図。
【図12】従来の圧力センサの無加圧状態における断面
図。
【図13】従来の圧力センサの加圧状態における断面
図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 上壁部 3 側壁部 3a 切欠部 3b 段部 4 側壁部 4a 切欠部 4b 段部 5 側壁部 6 環状の凹部 7 加圧室 8 外部接続部 8a 貫通孔 9 大気圧導入部 9a 貫通孔 10 Oリング 11 絶縁基板 11a 第1の挿通孔 11b 第2の挿通孔 11c 突片 11d 突片 11e 溝部 12 端子 12a 先端部 12b 後端部 13 端子 13a 先端部 13b 後端部 14 端子 14a 先端部 14b 後端部 15 導電パターン 16 導電パターン 17 抵抗体 18 調整抵抗 19 調整抵抗 20 ダイアフラム 20a 凹陥部 20b フランジ部 20c 中心部 21 カバープレート 21a 切欠部 21b 切欠部 22 保持カバー 23 底板部 23a 取付脚 24 側壁部 24a 大突起 24b 小突起 25 制御基板 26 絶縁接着剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する導電材からなるダイアフ
    ラムと、このダイアフラムの一面側に配置された加圧室
    と、前記ダイアフラムの他面と対向して配設された抵抗
    体とを備え、前記加圧室に充填された気体の圧力によ
    り、前記ダイアフラムの一面側が押し広げられて他面側
    を膨出させ、前記抵抗体に対する前記ダイアフラムの接
    触面積を変化させるようにしたことを特徴とする圧力セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記抵抗体を設けた絶縁基板を備え、前
    記絶縁基板上には、前記ダイアフラムのフランジ部を密
    着させて前記抵抗体を前記ダイアフラムで覆い、前記絶
    縁基板側から前記加圧室内への大気の侵入を常時遮断し
    たことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記ダイアフラムを金属製の導電薄板で
    形成し、前記気体の圧力が前記ダイアフラムに作用しな
    い無加圧の状態において、前記ダイアフラムの中心部が
    前記抵抗体に接触していることを特徴とする請求項2に
    記載の圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記ダイアフラムには、前記中心部から
    前記フランジ部に至るに従い漸次前記加圧室側に突出す
    る凹陥部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の
    圧力センサ。
  5. 【請求項5】 前記ダイアフラムを収納するケーシング
    と、前記ケーシングの上壁部に固定されて前記ケーシン
    グ内に収納されたOリングとを備え、前記ケーシングと
    前記ダイアフラムとで囲まれて構成された空間が前記加
    圧室とされ、前記フランジ部を前記Oリングに圧接させ
    て前記絶縁基板に密着させたことを特徴とする請求項4
    に記載の圧力センサ。
  6. 【請求項6】 前記凹陥部と対向して前記絶縁基板に穿
    設された第1の挿通孔と、前記ダイアフラムと対向する
    領域の外側において前記絶縁基板に穿設された第2の挿
    通孔と、前記絶縁基板の裏面に形成されて前記第1,第
    2の挿通孔を連結する溝部と、前記第2の挿通孔と対向
    して前記上壁部に設けられた大気圧導入部とを備え、前
    記第1,第2の挿通孔と前記溝部及び前記大気圧導入部
    を介して前記ケーシングの外部と前記凹陥部とを連通さ
    せて、前記凹陥部内を大気圧としたことを特徴とする請
    求項5に記載の圧力センサ。
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