JP2000291794A - 変速機のパワーシフタ装置 - Google Patents

変速機のパワーシフタ装置

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JP2000291794A
JP2000291794A JP11099868A JP9986899A JP2000291794A JP 2000291794 A JP2000291794 A JP 2000291794A JP 11099868 A JP11099868 A JP 11099868A JP 9986899 A JP9986899 A JP 9986899A JP 2000291794 A JP2000291794 A JP 2000291794A
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shift
lever
transmission
force
power
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JP11099868A
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English (en)
Inventor
Giichi Sugiyama
義一 杉山
Minoru Noguchi
稔 野口
Seiichi Nakano
誠一 中野
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Mitsubishi Motors Corp
Keihin Seimitsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Keihin Seimitsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/30Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
    • F16H2061/301Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速操作時における中立位置へのシフト感を
向上させ、変速操作の確実性を向上させる。 【解決手段】 変速操作装置に連結された入力レバー1
6の動きに応じて一対のポート17,18の各々が高圧
流体源25あるいは排気孔59に交互に連通するバルブ
シリンダ12と、パワーピストン20で区分した一対の
可変圧力室21,22を各々対向するポート17,18
に連通したパワーシリンダ13と、バルブシリンダ12
とパワーシリンダ13を変速機2に取り付けた取付け枠
11と、アシスト力Fがギヤシフトレバー5に伝達され
る出力部51と入力レバー16が支持されるレバー支持
部491と溝部53とを有した出力ロッド15と、パワ
ーシリンダ13あるいは取付け枠11に配備され、溝部
53に当接して中立位置S1を規定するプランジャ55
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速操作力を倍力
してアシスト力を発生させ、同アシスト力で変速機のギ
アシフトレバーをシフト作動するようにしたパワーシフ
タ装置、特に、アシスト力を発生するパワーシリンダと
そのパワーシリンダへの高圧流体を給排切換えするバル
ブシリンダとに揺動可能なレバーを介して変速操作力を
伝えるようにした変速機のパワーシフタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動力伝達系に配備される変速機
はその内部に複数の変速段を達成できる変速ギアを備
え、変速操作装置より目標変速段相当の変速操作力が伝
達された際に、変速ギアが目標変速段を達成するように
切換えられている。ここで、変速操作装置はシフトレバ
ーからの変速操作力を同軸ケーブルやリンク系を介して
変速機内の変速機ギアを切換える変速操作部材に伝達す
ることより、変速操作には摺動抵抗が加わり、これが変
速操作性を低下させることとなる。この摺動抵抗に伴う
変速操作性の低下を改善すべく変速機にパワーシフタ装
置を装着したものが知られており、その一例が特開平0
5−018463号公報に開示される。このパワーシフ
タ装置は、変速機に支持されるバルブシリンダとそれに
並設されるパワーシリンダを備え、バルブシリンダに設
けた一対のポートを高圧エア源及び排気路に選択的に連
通可能に形成し、この一対のポートとパワーシリンダ内
の一対の可変圧力室を連通させる。ここでシフトレバー
の変速操作力に応じてバルブシリンダが切換作動する
と、高圧エア源及び排気路が一対の可変圧力室に選択的
に切換え連通し、これにより、両可変圧力室の圧力差相
当のアシスト力を一対の可変圧力室を区分するパワーピ
ストンに加える。これにより、パワーピストンと一体の
出力ロッドの出力部がアシスト力を変速機のギヤシフト
レバーに伝達し、アシスト力の付加された変速操作力で
シフト操作を行い、シフト操作性を改善している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
変速機のパワーシフタ装置を変速操作装置に組み込む
と、シフトレバーからパワーシフタ装置までのがた、パ
ワーシフタ装置自体のがた、パワーシフタ装置より変速
機内の変速ギアまでのがたが全て重なる。このため、変
速機がその内部にニュートラル位置決め機構を配備して
いても、その中立位置(ニュートラル位置)の位置決め
機構が生じる位置規制力を変速操作装置内のがたが打ち
消してしまい、シフトレバー側で受ける中立位置へのシ
フト感が不明瞭となり、シフトフィーリングを低下させ
る。しかも、中立位置へのシフト感が不明瞭に成ると、
このシフト作動に続くセレクト操作時にジョーのような
変速操作部材が他部材に引っ掛かりセレクトフィーリン
グが低下する場合がある。更に、シフト作動が適正にな
されず、適正段に保持されていない状態のままで走行す
ると、走行時の振動でギア抜けが生じるという問題もあ
る。本発明の課題は、変速操作時における中立位置への
シフト感を向上させ、変速操作の確実性を向上させると
いうことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに、請求項1の発明では、バルブシリンダを備え、同
バルブシリンダは変速操作装置に連結された入力レバー
の動きに応じて一対のポートの各々が高圧流体源あるい
は流体排出路に交互に連通し、パワーシリンダを備え、
同パワーシリンダにはパワーピストンで区分した一対の
可変圧力室が形成され、同可変圧力室を各々対向する上
記ポートに連通し、上記バルブシリンダとパワーシリン
ダを取付け枠で変速機に取り付け、出力ロッドを備え、
同出力ロッドはパワーピストンで受けた上記両可変圧力
室の圧力差相当のアシスト力が上記変速機のギヤシフト
レバーに伝達される出力部と上記入力レバーが揺動可能
に支持されるレバー支持部と外周面に形成された溝部と
を有し、上記パワーシリンダあるいは取付け枠にプラン
ジャが支持され、同プランジャが弾性押圧力を受けて上
記溝部に当接することで上記変速操作装置の中立位置を
規定している。このように、変速操作装置からの変速操
作力を受けた入力レバーの動きがシフト操作力として出
力ロッドの出力部に加わり、同時に入力レバーの動きが
バルブシリンダを切換え作動し、これにより一対の可変
圧力室を各々対向する上記ポートを介して高圧流体源あ
るいは流体排出路との連通状態を交互に切換え、これに
より両可変圧力室の圧力差相当のアシスト力をパワーピ
ストン及びこれと一体の出力ロッドの出力部に加わえ、
これらアシスト力とシフト操作力との合力で変速機のギ
ヤシフトレバーをシフト作動させている。
【0005】このため、変速機のシフト作動が容易化さ
れ、特に、プランジャが溝部に当接して出力ロッドに連
結されたレバー及び変速操作装置を中立位置に確実に位
置決めでき、弾性押圧力を受けるプランジャが溝部に突
入する際に生じる中立位置への吸い込まれ感をシフト感
として操作者に伝え、シフトフィーリングを向上でき
る。更に、中立位置のずれによって生じていた、シフト
作動に続くセレクト操作時におけるひっかかりを排除し
てセレクトフィーリングを向上でき、車体振動によるギ
ア抜けを防止できる。更に、変速操作装置からのシフト
操作力はレバーを介しバルブシリンダを切換える程度の
力でよく、変速操作装置からのシフト操作力で直接出力
ロッド側を操作する必要がなく、この点でシフト操作力
が比較的小さくて済み、シフト操作性が向上する。好ま
しくは、上記出力ロッドの外周面には上記溝部と共に第
2、第3のシフト位置を規制する一対の両側溝部を並設
しても良い。この場合、弾性押圧力を受けるプランジャ
が両側溝部に選択的に突入する際に、一の溝部から外れ
たプランジャが他の溝部に嵌合することで、第2、第3
のシフト位置へ到達したという到達感をシフト感覚とし
て操作者に与えることができ、シフトフィーリングをよ
り向上できる。また、第2、第3のシフト位置より中立
位置に戻すときに、プランジャを両側溝部より嵌脱する
ので、シフト位置から抜けた感覚を操作者に与えること
ができ、シフトフィーリングをより向上できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図3には本発明の適用さ
れた変速機のパワーシフタ装置を示した。この変速機の
パワーシフタ装置1は図示しない自動車の駆動力伝達系
内の変速機2に組み込まれている。この変速機2は、図
3に示すように、その上部にギアシフトシャフト3を配
設し、同ギアシフトシャフト3にスライディングレバー
4をシフト作動s1相当の揺動作動s1’(図2参照)
可能にスプライン嵌合する。ギアシフトシャフト3の突
出し端にはギヤシフトレバー5が直交状態で結合され、
同ギヤシフトレバー5の先端はパワーシフタ装置1に連
結される。図2に示すように、このパワーシフタ装置1
はシフトケーブル6を介しシフトレバー7のシフト用回
動片701に連結され、これらがシフト操作系c1を構
成する。一方、スライディングレバー4はギアシフトシ
ャフト3の軸方向にセレクト作動s2でき、同セレクト
作動s2はギアセレクトレバーインナ8と一体のギアセ
レクトレバーアウタ8’やセレクトケーブル9を介しシ
フトレバー7のセレクト用回動片702に連結され、こ
れらがセレクト操作系C2を構成する。ここで、シフト
操作系C1とセレクト操作系C2が変速操作装置を成し
ており、その内のシフト操作系C1にパワーシフタ装置
1が組み込まれる。パワーシフタ装置1は変速機2のケ
ーシング201に締付固定される取付け枠11を備え、
同取付け枠11を介しバルブシリンダ12及びパワーシ
リンダ13がケーシング201に一体的に取付けられ
る。なお、バルブシリンダ12及びパワーシリンダ13
はシリンダ延出部41を介し一体的に鋳造成形されてい
るが、両シリンダを別体成形した上で取付け枠11に組
み付けるようにしても良い。
【0007】図1に示すように、入力レバー16はその
一端の入力端161にシフトケーブル6を連結し、中間
部に出力ロッド15側のレバー支持部491をピン50
を介し連結し、他端に後述する入力ロッド14側の軸端
部162を連結する。バルブシリンダ12は入力レバー
16の揺動D作動に応じて後述の一対のポート17,1
8と高圧エア路19あるいは流体排出路20a,20b
(図4参照)との連通状態を交互に切換える切換弁とし
ての機能を備える。一方、パワーシリンダ13は後述の
パワーピストン20により区分された一対の可変圧力室
21,22を各々対向するポート17,18に連通する
よう形成され、バルブシリンダ12の切換え作動に応じ
て一対の可変圧力室21,22のエア圧を交互に増減切
換えを行って、パワーシリンダ13及びこれと一体結合
された出力ロッド15をシフト作動s1と同方向に作動
させ、アシスト力Fを発揮するという機能を備える。図
1,図4に示すように、バルブシリンダ12は取付け枠
11に一端が嵌着された円筒状の主部121と、同主部
121の他端より延出する段部122と、段部122の
小径端より突き出す延長筒部123とを備え、これらが
囲む内室内に入力ロッド14が摺動可能に嵌着される。
【0008】入力ロッド14は、バルブとして機能し、
バルブシリンダ12の中心に同心に設けられる膨出した
弁本体141と、同弁本体141より延出する小径の軸
部142とを備える。ここで、軸部142は延長筒部1
23の突端よりシール10を介して外に突出し、入力レ
バー16に球結合される。即ち、入力ロッド14の先端
には球継手本体21が一体的に取付けられ、その先端に
形成された球受け壁211にボール部材22が回転可能
に嵌着される。ボール部材22の中央には入力レバー1
6の他端の軸端部162が圧入されている。このため、
入力レバー16の軸端部162と一体のボール部材22
が入力ロッド14側の球継手本体21と離脱不可の状態
で相対変位可能に結合され、入力レバー16の揺動D作
動に応じて入力ロッド14をその軸方向に摺動させ、切
換作動させることができる。なお、符号23は延長筒部
123に一端が嵌着され、他端が軸端部162に嵌着さ
れるゴムブーツを示し、これにより、球継手本体21の
球受け壁211とボール部材22との間や、シール10
と入力ロッド14との間の各摺動隙間への異物の侵入を
防ぎ、同部に供給された油の離脱を防止している。入力
ロッド14の弁本体141は主部121の内周壁に嵌挿
された内筒24内に嵌挿される。ここで、弁本体141
は高圧エア源25に連通する端部開口aを形成され、端
部開口aに連通する中央高圧穴26と、その最深部の高
圧枝路27と、左右高圧弁軸28,29と、左右低圧弁
軸30,31と、左右ストッパ部32,33とを備え
る。
【0009】左右高圧弁軸28,29は内筒24の左右
端の左右高圧軸受部34,35に気密性を保って摺動可
能に嵌挿される。なお、図4の符号OはOリングを示
す。弁本体141の左右端近傍には截頭円錐状のテーパ
壁bが形成される。この左右の各テーパ壁bと左右高圧
軸受部34,35との間には左右給排室36,37が形
成される。この左右給排室36,37は内筒24に形成
される各貫通口38を介し左右環状路39,40に連通
し、左右環状路39,40は各々対向する左右一対のポ
ート17,18に連通する。一対のポート17,18は
バルブシリンダ12とパワーシリンダ13を一体的に連
結するシリンダ延出部41内に形成され、パワーシリン
ダ13側の各々対向する可変圧力室21,22に連通す
る。左右低圧弁軸30,31は内筒24の左右低圧軸受
部42,43の内周壁に気密性を保って摺動可能に嵌挿
される。左右低圧軸受部42,43間で外周側部位には
流体排出路20a,20bが形成され、内周側部位には
内周凹部dが形成される。内周凹部dには軸方向に摺動
可能な左右ばね受け45,46が嵌挿され、同左右ばね
受け45,46間には互いを離脱方向に付勢する戻しば
ね47が嵌着される。左右ばね受け45,46の外周部
位は内周凹部dの左右壁に当接し、内周部位は左右スト
ッパ部32,33に当接し、これにより、入力ロッド1
4の軸方向の摺動を左右ばね受け45,46の隙間tだ
け許容すると共に弾性的に実線で示す中立位置に入力ロ
ッド14を戻すように構成される。図1に示すように、
パワーシリンダ13は取付け枠11に一端が嵌着された
円筒状の主部131と、同主部131の他端より延出す
る段部132と、段部132の小径端より突き出す延長
筒部133とを備え、これらが囲む内室内に左右の可変
圧力室21,22が形成される。左右の可変圧力室2
1,22を左右に区分するパワーピストン20は左右の
可変圧力室21,22内を摺動可能に形成され、このパ
ワーピストン20に一体結合される出力ロッド15はそ
の左端近傍を取付け枠11上の軸受部111に、その右
端近傍を延長筒部133にそれぞれ摺動可能に嵌着す
る。
【0010】出力ロッド15の一端は延長筒部133の
突端よりシール48を介して外に突出し、出力金具49
の先端にレバー支持部491を形成し、レバー支持部4
91がピン50を介し入力レバー16を連結する。即
ち、出力ロッド15と一体結合された出力金具49は、
中央に上下方向に延びる短筒状の出力部51を、先端に
レバー支持部491をそれぞれ形成される。出力部51
はその嵌合穴511に変速機2のギヤシフトレバー5の
回動端を嵌挿する。このギヤシフトレバー5は出力部5
1のアシスト作動に応じて揺動作動s1’し、ギアシフ
トシャフト3(図3参照)にアシスト力Fを加え、ギア
シフトシャフト3と一体のスライディングレバー4をシ
フト作動s1させ、図示しない変速ギアを所定の変速段
を達成できるギア列に切換えできる。なお、図1の符号
58は延長筒部133と出力金具49とに両端を嵌着し
たゴムブーツを示し、これにより、シール48と出力ロ
ッド15との間の摺動隙間への異物の侵入を防いでい
る。
【0011】出力ロッド15の他端(図1で左端)は取
付け枠11上の軸受部111に嵌挿され、同部位の外周
面には第2シフト位置S2、第1シフト位置としての中
立位置S1、第3シフト位置S3を位置規制するための
環状の溝部52,53,54が形成される。この内、パ
ワーピストン20及び出力ロッド15が実線で示す中立
位置S1にある時に溝部53に当接するプランジャ55
が軸受部111に形成される。プランジャ55は出力ロ
ッド15の長手方向と直交する向きに形成された収容穴
56に摺動可能に嵌挿され、先端の球面部が出力ロッド
15側の各溝部52,53,54と選択的に対向でき、
後端が圧縮ばね57に当接し、同ばねにより常時出力ロ
ッド15側に押圧力を受けている。このような、図1の
変速機のパワーシフタ装置は、プランジャ55が溝部5
3に係合した状態で中立位置S1に入力レバー16側の
変速操作装置を保持する。ここで、シフトレバー7のシ
フト作動に連動し、入力レバー16がピン50を中心に
揺動D作動するとする。
【0012】例えば、変速操作力P1が一端161に働
くと入力ロッド14がQ1に切換え作動し、左高圧弁軸
28のOリングOがn1よりn2(図4参照)に移動
し、即ち、内筒24の左高圧軸受部34より離脱し、気
密性が排除され、高圧エア路19の一部の環状路191
が左給排室36、左ポート17、左可変圧力室21にと
連通し、左可変圧力室21に高圧エアが供給され、パワ
ーピストン20がP1と同方向に押圧される。同時に右
給排室37が内筒24の排出ポートg1及び外隙間g2
から成る流体排出路20bを経て排気孔59に連通し、
しかも、右給排室37が右ポート18、右可変圧力室2
2に連通し、右可変圧力室22のエアを排気孔59より
排出する。これによりパワーピストン20及び出力ロッ
ド15がP1と同方向にアシスト作動し、出力部51の
ギヤシフトレバー5がギアシフトシャフト3にアシスト
力Fを加え、ギアシフトシャフト3と一体のスライディ
ングレバー4をシフト作動s1させ、図示しない変速ギ
アを所定の変速段を達成できるギア列に切換える。同時
に、プランジャ55が溝部53を離脱し、同溝部53の
隣の溝部52に突入し、第2シフト位置S2にパワーピ
ストン20、出力ロッド15を含むシフト操作系C1
(変速操作装置)を保持する。
【0013】同様に、変速操作力P2が一端161に働
くと入力ロッド14がQ2に切換え作動し、右高圧弁軸
29のOリングOがn1’よりn2’(図4参照)に移
動し、即ち、右高圧軸受部35より離脱し、気密性が排
除され、高圧枝路27の一部の環状路271(図4参
照)が右給排室37、右ポート18、右可変圧力室22
にと連通し、右可変圧力室22に高圧エアが供給され、
パワーピストン20がP2と同方向に押圧される。同時
に左給排室36が内筒24の排出ポートh1及び外隙間
h2から成る流体排出路20aを経て排気孔59に連通
し、しかも、左給排室36が左ポート17、左可変圧力
室21に連通し、左可変圧力室21のエアを排気孔59
より排出する。これによりパワーピストン20及び出力
ロッド15がP2と同方向にアシスト作動し、出力部5
1に係合するギヤシフトレバー5がギアシフトシャフト
3(図2参照)にアシスト力Fを加え、ギアシフトシャ
フト3と一体のスライディングレバー4をシフト作動s
1させ、図示しない変速ギアを所定の変速段を達成でき
るギア列に切換えできる。同時にプランジャ55が溝部
53を離脱し、同溝部53の隣の溝部54に突入し、第
3シフト位置S3にパワーピストン20、出力ロッド1
5を含むシフト操作系C1(変速操作装置)を保持す
る。なお、第2シフト位置S2や第3シフト位置S3よ
り第1シフト位置としての中立位置S1に切換え操作さ
れた場合も同様の作動が繰り返される。
【0014】このように、図1のパワーシフタ装置1
は、パワーピストン20と一体の出力ロッド15のレバ
ー支持部491が入力レバー16を揺動可能に支持し、
しかも、入力レバー16にバルブシリンダ12を連結
し、これにより、シフト操作系C1(変速操作装置)に
よる入力レバー16の変速操作の動きに応じてバルブシ
リンダ12が高圧エア源25あるいは排気孔59を一対
のポート17,18を介しこれら各々と対向する一対の
可変圧力室21,22に切換え連結し、各可変圧力室の
圧力差相当のアシスト力Fをパワーピストン20及びこ
れと一体の出力ロッド15に加える。そして、出力ロッ
ド15の出力部51がアシスト力Fを変速機のギヤシフ
トレバー5に伝達し、その際、プランジャ55が弾性押
圧力を受けて溝部53(あるいは52,54)に当接
し、出力ロッド15とこれに連結された入力レバー16
及びシフト操作系C1(変速操作装置)を中立位置に確
実に位置決めできる。特に、弾性押圧力を受けるプラン
ジャ55が溝部53(あるいは52,54)に突入する
際に生じる中立位置(第2、第3のシフト位置S2,S
3)S1への吸い込まれ感をシフト感として操作者に伝
え、シフトフィーリングを向上できる。更に、中立位置
S1のずれによって生じていた、シフト作動に続くセレ
クト操作時における図示しないジョーのような変速操作
部材のひっかかりを排除してセレクトフィーリングを向
上でき、車体振動によるギア抜けを防止できる。
【0015】更に、シフトレバー7からのシフト操作力
は入力レバー16を介しバルブシリンダ12を切換える
程度の力でよく、シフトレバー7からのシフト操作力で
直接出力ロッド15側を操作する必要がなく、この点
で、プランジャ55が溝部52(あるいは53,54)
に係合しているとしても、シフト操作力が比較的小さく
て済み、シフト操作性が向上する。更に、弾性押圧力を
受けるプランジャ55が中立位置S1やその左右両側に
形成された第2、第3のシフト位置S2,S3の各溝部
52,53,54に選択的に突入する際に、一の溝部か
ら外れたプランジャ55が他の溝部に嵌合することで、
シフトレバー7が各シフト位置へ到達したという到達感
をシフト感覚として操作者に与えることができ、シフト
フィーリングをより向上できる。また、第2、第3のシ
フト位置より中立位置に戻すときに、プランジャを両側
溝部より嵌脱するので、シフト位置から抜けた感覚を操
作者に与えることができ、シフトフィーリングをより向
上できる。図1のパワーシフタ装置は取付け枠11上の
軸受部111にプランジャ55を収容し、軸受部111
との対向部に溝部53等を形成していたが、場合によ
り、延長筒部133側にプランジャ(図示せず)を配備
し、同延長筒部133との対向部に溝部(図示せず)等
を形成してもよく、この場合も図1のパワーシフタ装置
と同様の作用効果を得られる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明では、変速機のシフト作
動が容易化され、特に、プランジャが溝部に当接して出
力ロッドに連結されたレバー及び変速操作装置を中立位
置に確実に位置決めでき、弾性押圧力を受けるプランジ
ャが溝部に突入する際に生じる中立位置への吸い込まれ
感をシフト感として操作者に伝え、シフトフィーリング
を向上できる。更に、中立位置のずれによって生じてい
た、シフト作動に続くセレクト操作時におけるひっかか
りを排除してセレクトフィーリングを向上でき、車体振
動によるギア抜けを防止できる。更に、変速操作装置か
らのシフト操作力はレバーを介しバルブシリンダを切換
える程度の力でよく、変速操作装置からのシフト操作力
で直接出力ロッド側を操作する必要がなく、この点でシ
フト操作力が比較的小さくて済み、シフト操作性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としての変速機のパワー
シフタ装置の平断面図である。
【図2】図1のパワーシフタ装置を含む変速操作装置の
部分切欠斜視図である。
【図3】図1のパワーシフタ装置の変速機への取付け状
態を示す部分平面図である。
【図4】図1のパワーシフタ装置のバルブシリンダ部分
の切欠拡大断面図である。
【符号の説明】
1 パワーシフタ装置 2 変速機 5 ギヤシフトレバー 11 取付け枠 12 バルブシリンダ 13 パワーシリンダ 15 出力ロッド 16 入力レバー 17,18 ポート 20 パワーピストン 21,22 可変圧力室 25 高圧流体源 491 レバー支持部 51 出力部 53 溝部 55 プランジャ 59 排気孔 F アシスト力F S1 中立位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 稔 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 中野 誠一 栃木県鹿沼市さつき町10番1 京浜精密工 業株式会社内 Fターム(参考) 3J067 AA09 AB06 AB14 AC01 BA02 DB02 DB13 FB43 FB61 GA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速操作装置に連結された入力レバーの動
    きに応じて一対のポートの各々が高圧流体源あるいは流
    体排出路に交互に連通するバルブシリンダと、 パワーピストンで区分した一対の可変圧力室が形成さ
    れ、同可変圧力室を各々対向する上記ポートに連通した
    パワーシリンダと、 上記バルブシリンダとパワーシリンダを変速機に取り付
    けた取付け枠と、 上記パワーピストンで受けた上記両可変圧力室の圧力差
    相当のアシスト力が上記変速機のギヤシフトレバーに伝
    達される出力部と上記入力レバーが揺動可能に支持され
    るレバー支持部と外周面に形成された溝部とを有した出
    力ロッドと、 上記パワーシリンダあるいは取付け枠に支持され、弾性
    押圧力を受けて上記溝部に当接することで上記変速操作
    装置の中立位置を規定するプランジャと、を具備したこ
    とを特徴とする変速機のパワーシフタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005054817A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Sanwa Seiki Co Ltd 変速操作用倍力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4488699B2 (ja) * 2003-08-05 2010-06-23 三輪精機株式会社 変速操作用倍力装置

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