JP2000291726A - ボール支承免震荷台 - Google Patents

ボール支承免震荷台

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JP2000291726A
JP2000291726A JP11130461A JP13046199A JP2000291726A JP 2000291726 A JP2000291726 A JP 2000291726A JP 11130461 A JP11130461 A JP 11130461A JP 13046199 A JP13046199 A JP 13046199A JP 2000291726 A JP2000291726 A JP 2000291726A
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JP
Japan
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plate
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plates
bearing
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JP11130461A
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English (en)
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Ikuo Kubo
育雄 久保
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】地震の際 ボール支承型の免震荷台によりパ
レットや静置物の荷崩れ落下、転倒破損を防止すること
を目的とする 【構 成】凹型のへこみ(4)を持った上部支承盤
(2)、および下部支承盤(3)に球体(4)をはさん
だボール支承を数セット、上板(5)および下板に固着
した免震荷台。地震の際、球体の転がりで上部支承盤
(即ち上板)が動き地震加速度を減衰し、積載物の落
下、転倒破損を防止する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は 地震の際、下板と上
板の動きが、地震の振動を減衰させ積載物の落下破損や
転倒破損を防ぐことが出来るボール支承免震荷台に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術と欠点】従来、移動性の荷台(通称パレッ
ト)は倉庫などで色々の品物を積載し、保管の為に利用
されている。さらに品物を積載したパレットが2段積
み、3段積みにされていることも珍しくない。品物を積
載した状態で地震が発生するとその地震動で積載物が荷
崩れ落下や転倒破損する可能性や、さらに危険物の流出
などによる2次災害の可能性もある。一方床や架台上に
静置や保管をする品物で地震転倒防止対策を取りたいが
構造や美観上の問題で一般的な固縛などの方法では転倒
防止対策が取りにくいものがある。これらも地震の際落
下や転倒破損の可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、下記の課題
を解決するために発明された (イ).移動性の荷台(パレット)に積載、保管されて
いる品物が地震動で落下破損するのを防止すること (ロ).静置、又は保管されている品物が地震動で落下
や転倒破損するのを防止すること
【0004】
【発明の構成】図1、図2,図3にて説明すると、上部
支承盤(2)と下部支承盤(3)とそれぞれの凹型のへ
こみ(4)にはさんだ球体(ボール)からなる単位セッ
トをボール支承と呼称する。凹型のへこみは皿状の形を
しており中心より周囲に向かい徐々に浅くなっている。
球体の数は1個を基本とするが負荷荷重を分散させるた
め数個にすることもある。球体及び支承盤の材質は金
属、プラスチック、ゴム等から対象とする荷台の目的に
よって選択する。図1の免震荷台の構成では、数セット
(図では4セット)のボール支承を設置する場合、2枚
の荷台の上板(5)には上部支承盤を、下板(6)には
下部支承盤を、それぞれ対応する位置に固着し、その間
に球体を入れて重ね合わした構造になっている。パレッ
ト等では、球体が自由に動ける長さを持ったロープ等で
上板と下板を結束して、移動や持ち運びに便利なように
する。
【0005】
【作用】図2はボール支承の水平断面を示すが下部支承
盤の上に球体がのり、凹型のへこみの中を自由に動ける
ことを示している。図3はボール支承の垂直断面を示す
が下部支承盤は下板に、上部支承盤は上板に固定されて
いるので下板が地震動の水平振動で右側の方向に加速度
を受け移動するとき、積載品を載せた上板には元に留ま
ろうとの力が加わり摩擦力の小さい球体の動きにより上
板と下板は相対的に移動して図4の状態になる。即ち下
板からの強い加速度の入力を上板の相対的移動量に変え
ることにより、上に乗っている積載品への加速度の伝達
を減衰させ、転倒や荷崩れを防ぐことが出来る。また球
体が下部支承盤のへこみの中心からずれることはへこみ
の浅いところに行くことになり、中心へ戻ろうとする重
力の求心力が働く、同時に球体が上部支承盤の中心から
ずれることになり、(それも下部支承盤と正反対方向)
積載物からの荷重により中心へ戻ろうとする力が働く。
即ち上部支承盤と下部支承盤はその相対的位置がずれる
と常に中心に戻ろうという力が働いている。中心からの
ずれが大きくなれば戻ろうという力も大きくなる。上部
と下部の凹型のへこみと球体の作用による求心力はへこ
みの傾斜が緩いほど小さくなる、また球体と支承盤の材
質が堅く、接触面が小さいほど小さくなる。別の言い方
をすると、へこみの面積が広く、深さが浅いほど、そし
て球体や支承盤の硬度が堅いほど、下板(下部支承盤)
に作用する地震動の加速度に対し、上板(上部支承盤)
の移動量が大きくなり、加速度を減衰することになる。
即ち上板が動くので上に載った積載物は大きい加速度の
変化を受けず、転倒や荷崩れを起こさなくなる。(電車
が動き出すとき、おっとっとと倒れそうになるがこの発
明の場合電車が動き出すと同時に反対方向に歩き出すの
と同じことで移動はするが倒れることはない)。地震動
は早い反復運動をするが特にその卓越周期が積載物等の
固有周期と共鳴することにより、転倒、荷崩れ、さらに
破壊等を起こすと考えられている。支承盤の凹型のへこ
みの大きさ、深さ、さらに球体や支承盤の材質により、
免震荷台の固有振動がほぼ決まるので、想定した地震動
や積載物の荷重等に対しへこみの形状や球体、支承盤の
材質を最適に選択すれば、地震動の卓越周期や積載物の
固有周期とずれた、それも長い方にずれた免震荷台の固
有周期にすることが出来、共鳴を防ぎ、荷崩れや転倒を
防止できる。またこの免震構造は上下の支承盤に凹型の
へこみを持ち、直径の決まった球体だけに接しているの
で、どのような位置にあっても、下板と上板の水平度は
常に保たれているのが特徴である
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を述べると (イ).物流や保管用のパレットが載る大きさのボール
支承免震荷台を作り、品物を載せたパレットを載せる、
またはそのままパレットとして使用して地震対策をする (ロ).静置や保管する品物に対する地震対策の一つと
してボール支承免震荷台を使用する (ハ).(ロ)の形態の使用に際し下板を取り付けず、
下部支承盤を直接床や架台に固定することによって、地
震対策として同じ効果を持たせることが出来る (ニ).(イ)(ロ)(ハ)の形態の使用に対し、支承
盤と上板又は下板(又は両方)の間に衝撃吸収物を挿入
して、上下の地震動も減衰させる効果を持たせ、地震対
応力を強化することが出来る
【0007】
【発明の効果】積載、保管、静置する品物やパレットの
荷台として、本発明の免震荷台を使用することにより地
震動による荷崩れ、転倒破損さらに2次流出を防止す
る、又は減少させることが出来る
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全体斜視図とボール支承の拡大図
である
【図2】 ボール支承の水平断面図である
【図3】 ボール支承の垂直断面図である
【図4】 ボール支承の水平移動状態図
【符号の説明】
1;球体 2;上部支承盤 3;下部
支承盤 4;凹型のへこみ 5;上板 6;下板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹型のへこみを持った支承盤の相対す
    る二枚(上部及び下部支承盤)の間に球体を入れ、下部
    支承盤が水平振動を受けた場合球体(ボール)が凹型の
    へこみの中を動き上部支承盤の加速度を減衰する仕組み
    の単位セットをボール支承と呼称する。数セットのボー
    ル支承の上部支承盤を上板の裏側に取り付け、相対する
    下部支承盤を下板の表側に取り付け、上部と下部の支承
    盤の間に球体(ボール)を入れた上板と下板で構成され
    たボール支承免震荷台
JP11130461A 1999-04-01 1999-04-01 ボール支承免震荷台 Pending JP2000291726A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005004139A1 (de) * 2005-01-28 2006-02-23 Siemens Ag Vorrichtung zur Schwingungsisolierung
JP2011237038A (ja) * 2002-07-15 2011-11-24 Worksafe Technologies 隔離プラットホーム
ITPN20110013A1 (it) * 2011-03-02 2012-09-03 Babuin Vasco S R L Dispositivo di riduzione delle vibrazioni, in particolare per apparecchiature per la riproduzione del suono
JP2014012972A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 構造物の免震構造

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DE102005004139A1 (de) * 2005-01-28 2006-02-23 Siemens Ag Vorrichtung zur Schwingungsisolierung
ITPN20110013A1 (it) * 2011-03-02 2012-09-03 Babuin Vasco S R L Dispositivo di riduzione delle vibrazioni, in particolare per apparecchiature per la riproduzione del suono
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