JP2000291637A - ローラの再生方法 - Google Patents

ローラの再生方法

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JP2000291637A
JP2000291637A JP11104484A JP10448499A JP2000291637A JP 2000291637 A JP2000291637 A JP 2000291637A JP 11104484 A JP11104484 A JP 11104484A JP 10448499 A JP10448499 A JP 10448499A JP 2000291637 A JP2000291637 A JP 2000291637A
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Japan
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roller
core
metal
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release layer
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JP11104484A
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English (en)
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Takayuki Kato
隆行 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラや加圧ローラを初めとする画像形
成装置の各種のローラを、ローラの芯金に傷が及んでも
その芯金を再利用して再生し、再生前と同等のローラ性
能を得ることが可能な、リサイクル率を向上できるロー
ラの再生方法を提供することである。 【解決手段】 定着ローラ1から離型層4および弾性層
3を剥がして芯金2を露出し、芯金2の表面をカッテイ
ングブレード6で研削して、芯金2の表面から傷5を除
き、さらに研磨して表面形状を整える。つぎに、芯金2
の表面に金属めっき7を表面の研削分に相当する厚さで
施し、その後、金属めっき7を施された芯金2の表面に
新たに弾性層3および離型層4を再生前と同一に設け
て、定着ローラ1を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等とされる画像形成装置の定着装置等
に使用されるローラの再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式等の画像形成装置におい
て、定着装置の転写材上のトナー像と接する側に使用す
る定着ローラは、芯金の表面に弾性層を設け、さらに表
面層としてトナーとの離型性を有する離型層を設けてな
っている。この芯金には、熱伝導率および熱容量に優れ
たアルミニウム材を用いるものが多い。
【0003】このアルミニウム材は高価であり、また近
年、できるだけゴミを出さず省資源化を図る社会的傾向
もあって、外層の離型層や弾性層の劣化で定着ローラの
寿命が尽きると、芯金を再利用して定着ローラを再生す
るリサイクルが広く行われつつある。
【0004】この定着ローラの再生は、定着ローラから
弾性層および離型層を剥がして芯金を露出し、その芯金
の表面に新たに弾性層および離型層を設けることで実現
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着ロ
ーラの傷等が芯金にまで及んでいる場合、芯金をそのま
ま利用できないことがあるので、傷の有無で芯金を選別
して用いていた。このため定着ローラを再生するリサイ
クル率が向上しない問題があった。
【0006】以上のローラ再生時の問題は、定着装置に
おける転写材上のトナー像と接する側とは反対側の加圧
ローラについても同様であり、さらに画像形成装置の転
写材搬送ローラなど各種のローラについても同様に生じ
る。
【0007】したがって、本発明の目的は、定着ローラ
や加圧ローラを初めとする画像形成装置の各種のローラ
を、ローラの芯金に傷が及んでもその芯金を再利用して
再生し、再生前と同等のローラ性能を得ることが可能
な、リサイクル率を向上できるローラの再生方法を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
ローラの再生方法にて達成される。要約すれば、本発明
は、画像形成装置に使用される、金属製の芯金の表面に
弾性層を設けてなるローラの再生方法において、前記ロ
ーラから前記弾性層を剥がして前記芯金を露出させ、前
記露出した芯金の表面を研削し、前記研削した芯金の表
面に金属めっきを施し、前記金属めっきを施した芯金の
表面に弾性層を形成することを特徴とするローラの再生
方法である。
【0009】また、本発明は、画像形成装置に使用され
る、金属製の芯金の表面に離型層を設けてなるローラの
再生方法において、前記ローラから前記離型層を剥がし
て前記芯金を露出させ、前記露出した芯金の表面を研削
し、前記研削した芯金の表面に金属めっきを施し、前記
金属めっきを施した芯金の表面に離型層を形成すること
を特徴とするローラの再生方法である。本発明によれ
ば、前記離型層の材料がフッ素系樹脂である。前記ロー
ラが定着装置における画像に接する側の定着ローラであ
る。
【0010】さらに、本発明は、画像形成装置に使用さ
れる、金属製の芯金の表面に弾性層および離型層をこの
順に設けてなるローラの再生方法において、前記ローラ
から前記弾性層および離型層を剥がして前記芯金を露出
させ、前記露出した芯金の表面を研削し、前記研削した
芯金の表面に金属めっきを施し、前記金属めっきを施し
た芯金の表面に弾性層および離型層を形成することを特
徴とするローラの再生方法である。
【0011】本発明によれば、好ましくは、前記弾性層
の材料がシリコーンゴムである。前記離型層の材料がフ
ッ素系樹脂である。前記ローラが定着装置における画像
に接する側の定着ローラである。もしくは、前記ローラ
が定着装置における画像に接する側とは反対側の加圧ロ
ーラである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0013】図1は、本発明の再生方法の一実施例にお
ける再生するローラを示す断面図、図2はその再生方法
を示す説明図である。本実施例において、再生するロー
ラは定着装置における転写材上のトナー像に接する側の
定着ローラとした。
【0014】図1に示すように、定着ローラ1は、アル
ミニウムの芯金2の表面にシリコーンゴムの弾性層3を
設け、その弾性層2の表面にフッ素樹脂の離型層4を設
けてなっている。この定着ローラ1に芯金2に達する傷
5が入っていると、従来は、芯金2を再利用不可とし
て、これを用いて定着ローラを再生していなかったの
で、定着ローラのリサイクル率が低かった。
【0015】そこで、本実施例では、芯金2を再利用し
て定着ローラ1を再生するようにした。まず、図2
(a)に示すように、定着ローラ1の芯金2から離型層
4および弾性層3を剥がして芯金2を露出し、図2
(b)に示すように、露出した芯金2の表面をカッテイ
ングブレード6で研削して、芯金2の表面から傷5を除
き、さらに芯金2の表面を研磨して表面形状を整える。
これにより芯金形状を均一化することができ、従来、廃
棄されていた傷の入った芯金を再利用することができ、
定着ローラが再生可能となる。
【0016】しかし、このまま芯金2の表面に弾性層3
および離型層4を形成したのでは、芯金2の外径が研削
分だけ小さいことから、再生した定着ローラの外径が小
さくなってしまい、定着ローラの転写材搬送スピード等
の性能が再生前と同等にならない。
【0017】そこで、本実施例では、図2(c)に示す
ように、芯金2の表面に金属めっき7を表面の研削分に
相当する厚さで施し、芯金2の外径を補正する。その
後、金属めっき7を施した芯金2の表面に新たに弾性層
3を再生前と同じ厚さに設け、さらに弾性層3の表面に
新たに離型層4を再生前と同じ厚さに設けて、定着ロー
ラ1を再生する。
【0018】これによれば、再生した定着ローラ1の外
径を再生前と同一にでき、転写材搬送スピード等の性能
を同じにできる。また芯金2の外層である弾性層3およ
び離型層4を定着ローラ再生前と同一に形成して、これ
ら外層の厚さおよび物性値を再生前と同じに維持するの
で、定着ローラの硬度および熱伝導率等を再生前と同等
にすることができる。したがって、定着ローラによる定
着性や転写材のヒートカール性を再生前と同等に保持し
て、品質の安定した定着画像を得ることができ、また定
着ローラのリサイクル率が向上する。
【0019】以上の実施例では、再生する定着ローラは
芯金上に弾性層および離型層を設けた構造のものを示し
たが、芯金上に離型層を設けただけの構造のローラであ
ってもよく、同様に本発明を適用することができる。ま
た本発明は、定着装置の定着ローラだけでなく、金属製
の芯金上に弾性層および離型層を設けた、転写材のトナ
ー像と接する側とは反対側の加圧ローラについても適用
でき、芯金に達する傷が入った場合に、同様にして、そ
の芯金を再利用して加圧ローラを再生することができ
る。さらに、芯金上に弾性層を設けた転写材搬送ローラ
など、画像形成装置の各種のローラについても適用する
ことがで、傷が入った芯金を再利用してローラを再生す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属製の芯金の表面に外層として、弾性層、または離型
層、または弾性層と離型層とを設けたローラについて、
芯金に達する傷が入った場合に、ローラから弾性層等の
外層を剥がして芯金を露出させ、露出した芯金の表面を
研削して傷を除き、芯金形状を均一に整えた後、研削し
た芯金の表面に金属めっきを表面の研削分に相当する厚
さで施し、その後、芯金に外層を形成するようにしたの
で、定着装置の定着ローラや加圧ローラを初めとする画
像形成装置の各種のローラを、芯金を再利用して再生前
と同等のローラ性能で再生することができ、ローラのリ
サイクル率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生方法の一実施例における再生する
ローラを示す断面図である。
【図2】図1のローラの再生方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 アルミニウム基体 3 弾性層 4 離型層 5 傷 6 カッターブレード 7 金属めっき

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に使用される、金属製の芯
    金の表面に弾性層を設けてなるローラの再生方法におい
    て、前記ローラから前記弾性層を剥がして前記芯金を露
    出させ、前記露出した芯金の表面を研削し、前記研削し
    た芯金の表面に金属めっきを施し、前記金属めっきを施
    した芯金の表面に弾性層を形成することを特徴とするロ
    ーラの再生方法。
  2. 【請求項2】 前記弾性層の材料がシリコーンゴムであ
    る請求項1のローラの再生方法。
  3. 【請求項3】 画像形成装置に使用される、金属製の芯
    金の表面に離型層を設けてなるローラの再生方法におい
    て、前記ローラから前記離型層を剥がして前記芯金を露
    出させ、前記露出した芯金の表面を研削し、前記研削し
    た芯金の表面に金属めっきを施し、前記金属めっきを施
    した芯金の表面に離型層を形成することを特徴とするロ
    ーラの再生方法。
  4. 【請求項4】 前記離型層の材料がフッ素系樹脂である
    請求項3のローラの再生方法。
  5. 【請求項5】 前記ローラが定着装置における画像に接
    する側の定着ローラである請求項3または4のローラの
    再生方法。
  6. 【請求項6】 画像形成装置に使用される、金属製の芯
    金の表面に弾性層および離型層をこの順に設けてなるロ
    ーラの再生方法において、前記ローラから前記弾性層お
    よび離型層を剥がして前記芯金を露出させ、前記露出し
    た芯金の表面を研削し、前記研削した芯金の表面に金属
    めっきを施し、前記金属めっきを施した芯金の表面に弾
    性層および離型層を形成することを特徴とするローラの
    再生方法。
  7. 【請求項7】 前記弾性層の材料がシリコーンゴムであ
    る請求項6のローラの再生方法。
  8. 【請求項8】 前記離型層の材料がフッ素系樹脂である
    請求項6または7のローラの再生方法。
  9. 【請求項9】 前記ローラが定着装置における画像に接
    する側の定着ローラである請求項6〜8のいずれかの項
    に記載のローラの再生方法。
  10. 【請求項10】 前記ローラが定着装置における画像に
    接する側とは反対側の加圧ローラである請求項6〜8の
    いずれかの項に記載のローラの再生方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100208A (ja) * 2005-09-12 2007-04-19 Fuji Xerox Co Ltd 芯体、芯体の再生方法及び樹脂無端ベルトの製造方法
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KR101358188B1 (ko) * 2012-05-30 2014-02-11 주식회사 지우기술 Cvd 챔버의 일렉트로드 및 이의 재생 방법
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CN105404126A (zh) * 2015-12-29 2016-03-16 徐文欢 一种送粉辊的再生方法

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