JP2000291482A - エンジンのクランク角位置検出装置 - Google Patents

エンジンのクランク角位置検出装置

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JP2000291482A JP11101192A JP10119299A JP2000291482A JP 2000291482 A JP2000291482 A JP 2000291482A JP 11101192 A JP11101192 A JP 11101192A JP 10119299 A JP10119299 A JP 10119299A JP 2000291482 A JP2000291482 A JP 2000291482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】角度を時間に換算して点火コイルの通電開始時
期・通電遮断時期を検出する構成において、エンスト時
に回転のゆり戻しが発生しても、通電開始時期と通電遮
断時期とが逆転しないようにする。 【解決手段】クランク角10°毎にポジション信号PO
Sを出力するクランク角センサを備え、ポジション信号
POSの周期TPOSに基づき、基準位置とするポジシ
ョン信号POSから通電開始時期・通電遮断時期までの
角度を時間に換算して、点火コイルへの通電を制御す
る。ここで、周期TPOSが前回の周期TPOS1の所
定倍よりも長いときには(S7)、前回の周期TPOS
1に基づいて角度の時間換算を行わせる(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのクランク
角位置検出装置に関し、詳しくは、所定のクランク角度
位置までの角度を時間に換算し、時間計測によって前記
所定のクランク角度位置を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば点火コイルの一次側への通
電開始時期・通電遮断時期(点火時期)を検出する方法
として、クランク角センサからの検出信号から前記制御
時期までのクランク角度を時間に換算し、前記検出信号
からの時間計測によって前記制御時期を検出する方法
(以下、係る方法を時間制御と称する。)があった。
【0003】前記クランク角の時間換算には回転速度の
情報が必要となるが、前記検出信号の間隔角度が予め分
かっているので、前記検出信号の発生周期を順次計測さ
せ、制御基準とする検出信号が出力されたときに、最新
に計測された発生周期(エンジン回転速度)に基づいて
クランク角度の時間換算を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンス
トール(エンスト)の発生時に、エンジンのゆり戻しに
よって一時的に前記検出信号の発生周期が極端に長くな
る場合がある。ここで、例えば前記極端に長くなった周
期に基づいて点火コイルへの通電開始時期の時間計測を
開始し、次の周期に基づいて点火コイルへの通電遮断時
期の時間計測が開始された場合、本来、通電開始が行わ
れてから通電遮断が行われるべきであるが、通電開始時
期の時間計測の基準となった周期が長いため、通電遮断
時期が検出されてから通電開始時期が検出され、結果、
点火コイルに通電された状態のままになってしまう可能
性があった(図5参照)。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、時間換算の指標とすべきでない周期に基づいて制
御位置の検出が行われることを防止し、かつ、より適切
な周期に基づく時間制御を行わせることができるエンジ
ンのクランク角位置検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】また、クランキングによる周期変動を、エ
ンスト時の回転のゆり戻しと判断して、補正が行われる
ことを防止できるエンジンのクランク角位置検出装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明では、クランク角センサから所定クランク角度毎に
出力される検出信号の発生周期を計測し、制御基準とす
る検出信号が出力されたときに、最新に計測された発生
周期に基づいて所定角度位置までの角度を時間換算して
検出する構成において、前記時間制御の基準となる発生
周期が基準周期よりも長い時に、所定角度位置の検出に
用いる発生周期に制限を加えるよう構成した。
【0008】かかる構成によると、角度を時間に換算す
るのに用いる周期が基準周期よりも長いときには、エン
ジンストール時の回転のゆり戻しによって、クランク角
センサの検出信号の発生周期が長くなっている可能性が
あり、係る周期に基づいて所望の角度位置までを時間計
測させると、大きな検出誤差を生じることになる。
【0009】そこで、基準周期よりも長い場合には、時
間換算の基準となる周期に制限を加え、一時的に大きく
なっている周期をそのまま用いずにより適正な値に置き
換えて時間制御に用いるようにする。
【0010】請求項2記載の発明では、前記基準周期
を、前回に計測された発生周期を所定倍した周期とし、
この前回周期に基づく基準周期よりも最新に計測された
発生周期が長いときに、最新の発生周期に代えて前回の
発生周期に基づいて所定角度位置の検出を行わせる構成
とした。
【0011】かかる構成によると、前回の周期を所定倍
(例えば1.5倍)した周期よりも最新の計測周期が長い
場合には、エンジンストール時の回転のゆり戻しによっ
て最新の周期が長くなっている可能性があると推定し、
ゆり戻しに影響されていない(又は影響が小さい)と推
定される前回の周期に基づいて時間制御を行わせる。
【0012】請求項3記載の発明では、基準周期を予め
記憶された最大周期とし、この最大周期である基準周期
よりも最新の発生周期が長いときに、前記最新に計測さ
れた発生周期に代えて前記最大周期に基づいて所定角度
位置の検出を行わせる構成とした。
【0013】かかる構成によると、ゆり戻しが発生して
いないときには超えることのない最大周期を求め、これ
を基準周期として予め記憶させておく。そして、最新に
計測された周期が前記最大周期よりも長いときには、エ
ンジンストール時の回転のゆり戻しによって最新の周期
が長くなっている可能性があると推定し、前記最大周期
に基づいて時間制御を行わせる。
【0014】請求項4記載の発明では、エンジンのクラ
ンキング状態において、最大周期に基づく時間制御を禁
止し、最新の発生周期に基づく所定角度位置の検出を強
制的に行わせる構成とした。
【0015】かかる構成によると、クランキング状態に
おいては、たとえ基準周期よりも最新周期が長い場合で
あっても、最新周期に基づく時間制御を行わせる。クラ
ンキング状態(スタートスイッチのON状態)において
は、エンジンの回転変動が大きく、エンジンストール時
の回転のゆり戻しが発生した場合と同様に、最大周期を
超える周期となる場合があるが、クランキング状態であ
るか否かを判断することで、エンスト時の回転のゆり戻
しによるものであるか否かを判断する。
【0016】請求項5記載の発明では、所定角度位置と
して、点火コイルの一次側の通電開始時期・通電遮断時
期及び/又は燃料噴射タイミングを検出する構成とし
た。かかる構成によると、点火コイルの一次側の通電開
始時期・通電遮断時期及び/又は燃料噴射タイミングが
時間制御によって検出されるが、制御基準からの角度を
時間に換算するのに用いる周期が基準周期よりも長い場
合には、これに制限を加え、該制限を加えた周期に基づ
いて時間換算させて、それぞれのタイミングを検出させ
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、エンスト
時の回転のゆり戻しなどによって周期が異常に長くなっ
た場合に、この異常な周期に基づいて角度を時間に換算
して所定角度位置の検出が行われることを回避でき、所
定角度位置の検出精度が大きく悪化することを防止でき
るという効果がある。
【0018】請求項2記載の発明によると、そのときの
回転速度に応じて周期の異常を精度良く判断でき、か
つ、そのときの回転速度に略即した時間制御を行わせる
ことができるという効果がある。
【0019】請求項3記載の発明によると、周期の異常
を簡便に判断でき、かつ、大幅な検出誤差の発生を簡便
に回避できるという効果がある。請求項4記載の発明に
よると、クランキング時の回転変動による周期の延び
を、エンスト時の回転のゆり戻しであると誤判断するこ
とを回避でき、時間制御に最適な修正を加えることがで
きるという効果がある。
【0020】請求項5記載の発明によると、点火コイル
への通電開始時期と通電遮断時期とが逆転して点火コイ
ルに通電したままとなってしまうことを防止でき、ま
た、燃料噴射が正規に行われなくなってしまうことを防
止できるという効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、実施の形態におけるエンジンを示す図で
あり、この図に示すエンジン1は、後述するように、筒
内噴射式の火花点火ガソリンエンジンである。但し、エ
ンジンを、筒内噴射式のガソリンエンジンに限定するも
のではなく、ポート噴射を行わせるエンジンであっても
良い。
【0022】エンジン1には、エアクリーナ2を通過し
た空気が、スロットル弁3で計量され、吸気弁4を介し
てシリンダ内に吸引される。電磁式の燃料噴射弁5は燃
焼室内に直接燃料(ガソリン)を噴射する構成であり、
該燃料噴射弁5から噴射された燃料によってシリンダ内
に混合気が形成される。
【0023】前記混合気は、点火栓6による火花点火に
よって着火燃焼し、燃焼排気は、排気弁7を介してシリ
ンダ内から排出され、触媒8で浄化された後に大気中に
放出される。
【0024】マイクロコンピュータを内蔵したコントロ
ールユニット10は、前記燃料噴射弁5による燃料噴射及
び点火栓6による点火(図示しない点火コイルの一次側
への通電)を制御するものであり、前記コントロールユ
ニット10には各種のセンサからの信号が入力される。
【0025】前記各種センサとして、エンジン1の吸入
空気流量Qを検出するエアフローメータ11、クランク
角10°毎にポジション信号POSを出力するクランク
角センサ12、排気中の酸素濃度に感応して燃焼混合気
の空燃比を検出する酸素センサ15、前記スロットル弁
3の開度TVOを検出するスロットルセンサ16、冷却
水温度Twを検出する水温センサ17等が設けられてい
る。
【0026】前記クランク角センサ12は、TDCを基
準としてクランク角10°毎にポジション信号POSを
出力するが、図2に示すように、BTDC60°の部分
において前記ポジション信号POSが歯抜けになるよう
に構成されている。
【0027】前記コントロールユニット10は、ポジシ
ョン信号POSの発生周期に基づいて前記歯抜け部分を
検出すると、その後のポジション信号POSの発生数を
カウントし、該カウント値が予め記憶されている値に一
致したときに、そのときのポジション信号POSを基準
信号REFとして特定する。前記基準信号REFは、後
述するように点火コイルに対する通電開始時期・通電遮
断時期の計測基準として用いられるものであり、本実施
の形態では、BTDC110°の位置で出力されるポジ
ション信号POSが基準信号REFとして特定されるよ
うにしてある。
【0028】前記通電開始時期・通電遮断時期の制御に
おいては、エンジン負荷・エンジン回転速度等から通電
遮断時期(点火時期)を決定すると共に、該通電遮断時
期(点火時期)と通電角度とから通電開始時期を逆算
し、前記BTDC110°の位置から通電遮断時期・通
電開始時期までの角度を算出する。そして、前記BTD
C110°の位置から通電遮断時期・通電開始時期まで
の角度それぞれを、基準信号REFからのポジション信
号POSのカウントによる角度制御と、残りの角度の時
間換算による時間制御とによって検出し、点火コイルへ
の通電を制御するようになっている(図2参照)。
【0029】ここで、角度を時間換算するに当たって
は、ポジション信号POSの発生周期を逐次計測してお
き、時間制御を開始するポジション信号POS(制御基
準)と前回のポジション信号POSとの間の周期から前
記残りの角度を時間に換算し、時間制御を開始するポジ
ション信号POSから前記時間が経過した時点を、制御
時期として検出するようになっている。
【0030】図3のフローチャートは、前記通電遮断時
期・通電開始時期までの角度計測の様子を示すものであ
り、S1では、クランク角センサ12からポジション信
号POSが出力されたか否かを判別する。
【0031】ポジション信号POSが出力されると、S
2へ進み、前回のポジション信号POSの発生時点から
の経過時間として、ポジション信号POSの発生周期T
POSを計測する。
【0032】S3では、今回のポジション信号POSが
基準信号REFに相当する信号で有るか否かを判別し、
基準信号REFであれば、S4へ進み、当該基準信号R
EFから通電遮断時期・通電開始時期までの角度を計測
するに当たって、角度制御で計測させる角度と、残りの
時間制御で計測させる角度とを算出する。
【0033】例えば、図2(A),(B)に示す例で
は、通電遮断時期・通電開始時期の直前に出力されるポ
ジション信号POSの更に前に出力されるポジション信
号POSまでの角度を、基準信号REFからのポジショ
ン信号POSのカウントによって検出する。そして、前
記ポジション信号POSのカウントによって検出された
角度位置を、時間制御を開始させる制御基準位置とし、
残りの通電遮断時期・通電開始時期までの角度を時間に
換算して、前記制御基準位置からの時間計測によって通
電遮断時期・通電開始時期を検出する。
【0034】従って、角度制御で計測させる角度は、ポ
ジション信号POSのカウント数として与えられ、基準
信号REFから通電遮断時期・通電開始時期までの角度
から、前記カウント数×10°を減算した角度が、時間
制御で計測させる残りの角度となる。
【0035】尚、図2(B)に示すように、ポジション
信号POSの歯抜け部分の直後に出力されるポジション
信号POSと次のポジション信号POSとの間に、通電
遮断時期(点火時期)が設定される場合には、通電遮断
時期(点火時期)の直前に出力されるポジション信号P
OSからの時間制御によって通電遮断時期(点火時期)
を検出させるようにしてある。
【0036】基準信号REFの後のポジション信号PO
Sが出力されると、S3からS5へ進み、時間制御を開
始させる制御基準位置であるか否を判別する。尚、前記
制御基準位置は、ポジション信号POSのカウントによ
る角度制御の終了時点として検出されることになる。
【0037】S5で、時間制御を開始させる制御基準位
置ではないと判断された場合には、S6へ進み、今回計
測した周期TPOSを前回値TPOS1にセットする。
一方、S5で、時間制御を開始させる制御基準位置では
あると判断された場合には、S7へ進み、今回の周期T
POSと前回の周期TPOS1との比が、所定値(例え
ば1.5)を超えるか否かを判別する。
【0038】TPOS/TPOS1>1.5であるとき、
即ち、前回の周期TPOS1を1.5倍した周期(基準周
期)よりも今回周期TPOSが長い場合には、今回の周
期TPOSがエンスト時の回転のゆり戻し等によって周
期が一時的に長くなったものと推定し、S8へ進んで今
回周期TPOSに前回値TPOS1をセットする。即
ち、今回周期TPOSが前回周期TPOS1と比較して
異常に長い場合には、今回周期TPOSを前回周期TP
OS1に置き換える制限を加え、前回周期TPOS1に
基づいて角度の時間換算を行わせるようにするものであ
る。
【0039】従って、エンスト時の回転のゆり戻し等に
よって一時的に長くなった周期に基づいて角度の時間換
算が行われることが回避され、また、今回周期TPOS
に代えて前回周期を用いることで時間換算をより適切に
行わせることができ、時間制御による通電遮断時期・通
電開始時期の検出精度を確保し、通電遮断時期・通電開
始時期の逆転が生じることを回避できる。
【0040】一方、TPOS/TPOS1≦1.5である
ときには、今回の周期TPOSが、時間換算のためのエ
ンジン回転速度を示すデータとして使用可能であると判
断し、S8を迂回してS9へ進む。
【0041】S9では、前記周期TPOSに基づいて時
間制御で計測する角度を時間に換算し、S10では、タ
イマーをスタートさせて前記計測角度に相当する時間の
経過を計測させる。
【0042】図4のフローチャートは、前記通電遮断時
期・通電開始時期までの角度計測についての第2の実施
形態を示すものである。前記図3のフローチャートに示
した第1の実施形態では、周期の前回値を所定倍した周
期を基準周期として時間換算に用いる今回周期と比較さ
せたが、図4に示すフローチャートでは、周期の最大値
(例えば10ms)を予め基準周期として記憶しておき、前
記最大周期と計測された周期TPOSとを比較させて、
計測周期TPOSが異常に長いか否かを判断させるよう
にしてある。
【0043】即ち、S5で時間制御の基準位置であるこ
とが検出されると、S7aへ進み、周期TPOSと予め
記憶されている最大値(例えば10ms)とを比較させる。
前記最大値は、通常の運転状態では超えることがなく、
エンスト時の回転のゆり戻し時に超えるような値として
設定される。
【0044】ここで、周期TPOSが最大値以下であれ
ば、S9へ進んで、計測した周期TPOSをそのまま用
いて時間制御を行わせるが、周期TPOSが最大値を超
えている場合には、エンスト時の回転のゆり戻し等によ
って一時的に周期が長くなっている可能性があると推定
し、S7bへ進む。
【0045】S7bでは、スタートスイッチがOFFで
あるか否かによって、エンジンのクランキング状態であ
るか否かを判別する。スタートスイッチがONであって
クランキング状態であるときには、エンジン回転が低く
かつ回転変動が大きく、周期TPOSが最大値を超える
場合があるが、係る状態では、たとえ周期TPOSが最
大値を超えている場合であっても、S9へ進んで、通常
に、計測した周期TPOSをそのまま用いて時間制御を
行わせる。
【0046】一方、スタートスイッチがOFFである非
クランキング状態のときには、周期TPOSが最大値を
超えたのが、クランキングによるものではなく、エンス
ト時の回転のゆり戻しによるものであると推定できるの
で、この場合には、S8aに進んで、時間制御に用いる
周期TPOSに前記最大値をセットすることで、時間制
御に用いる周期TPOSを最大値以下に制限する。これ
により、エンスト時の回転のゆり戻しによる異常に大き
な周期に基づいて、時間制御が行われることを防止で
き、通電遮断時期・通電開始時期の逆転が生じることを
回避できる。
【0047】図4のフローチャートにおいて、上記に説
明したステップ以外は、前記図3のフローチャートと同
様な処理を行うので、ここでは説明を省略する。尚、上
記実施の形態では、点火コイルに対する通電開始時期・
通電遮断時期の検出について述べたが、燃料噴射時期の
制御等にも適用できることは明らかである。また、クラ
ンク角センサ12が歯抜けなくポジション信号POSを
出力する構成とし、基準ピストン位置を特定するための
信号を出力するセンサを別途備える構成であっても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるエンジンのシステム構成を
示す図。
【図2】実施の形態におけるクランク角位置の検出の様
子を示すタイムチャート。
【図3】クランク角位置検出の第1の実施形態を示すフ
ローチャート。
【図4】クランク角位置検出の第2の実施形態を示すフ
ローチャート。
【図5】従来の問題点を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 3 スロットル弁 4 吸気弁 5 燃料噴射弁 6 点火栓 7 排気弁 10 コントロールユニット 11 エアフローメータ 12 クランク角センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定クランク角度毎に検出信号を出力する
    クランク角センサを備え、前記検出信号の発生周期を計
    測すると共に、制御基準とする検出信号が前記クランク
    角センサから出力されたときに、最新に計測された発生
    周期に基づいて前記制御基準とする検出信号から所定角
    度位置までを時間計測によって検出する構成のエンジン
    のクランク角位置検出装置において、 前記最新に計測された発生周期が基準周期よりも長い時
    に、前記所定角度位置の検出に用いる発生周期に制限を
    加えるよう構成したことを特徴とするエンジンのクラン
    ク角位置検出装置。
  2. 【請求項2】前記基準周期が前回に計測された発生周期
    の所定倍の周期であり、該基準周期よりも最新に計測さ
    れた発生周期が長いときに、前記最新に計測された発生
    周期に代えて前回に計測された発生周期に基づいて前記
    所定角度位置の検出を行わせることを特徴とする請求項
    1記載のエンジンのクランク角位置検出装置。
  3. 【請求項3】前記基準周期が予め記憶された最大周期で
    あり、該基準周期よりも最新に計測された発生周期が長
    いときに、前記最新に計測された発生周期に代えて前記
    最大周期に基づいて前記所定角度位置の検出を行わせる
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンのクランク角
    位置検出装置。
  4. 【請求項4】エンジンのクランキング状態において、前
    記最大周期の代用を禁止し、前記最新に計測された発生
    周期に基づく前記所定角度位置の検出を強制的に行わせ
    ることを特徴とする請求項3記載のエンジンのクランク
    角位置検出装置。
  5. 【請求項5】前記所定角度位置として、点火コイルの一
    次側の通電開始時期・通電遮断時期及び/又は燃料噴射
    タイミングを検出することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1つに記載のエンジンのクランク角位置検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444062B1 (ko) * 2002-05-09 2004-08-11 현대자동차주식회사 차량의 엔진 스톨 방지방법

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KR100444062B1 (ko) * 2002-05-09 2004-08-11 현대자동차주식회사 차량의 엔진 스톨 방지방법

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