JP2000291231A - 出隅材の留付金具及び留付構造 - Google Patents

出隅材の留付金具及び留付構造

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JP2000291231A
JP2000291231A JP11102767A JP10276799A JP2000291231A JP 2000291231 A JP2000291231 A JP 2000291231A JP 11102767 A JP11102767 A JP 11102767A JP 10276799 A JP10276799 A JP 10276799A JP 2000291231 A JP2000291231 A JP 2000291231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 留付金具を出隅材の目的高さにずり落ちない
ように保持しておいて、出隅材を出隅に取り付けできる
ようにする。 【解決手段】 L形金具A,Bは同一形状のものであ
り、長片2及び短片3を有した略L字形状のものであ
る。長片2と短片3とは90°よりも若干小さい角度に
て交叉している。長片2と短片3の側辺には切込部4,
5が形成されている。各短片3を溝12,13に差し込
み、金具A,B同士を係合させると、金具A,B同士が
弾性的に絡まった状態となる。また、金具Aの短片3が
溝面aに押し付けられ、金具Bの短片3が溝面bに押し
付けられ、これによってL形金具A,Bが溝12,13
に沿ってずり落ちないようになる。そこで、各長片2を
胴縁に当て、釘孔6を通して釘打ちして出隅材の留付施
工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出隅(凸コ
ーナー部)を覆う出隅材の留付のための金具と、この金
具を用いた出隅材留付構造とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】出隅材の留付金具及び留付構造の従来例
として、実公昭58−7881号に記載のものがある。
この従来例にあっては、出隅材の裏側(躯体側)に長手
方向に溝が設けられ、留付金具の一端をこの溝に係合さ
せ、留付金具の他端側を躯体の柱に釘により固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出隅材は上下方向に長
い長尺物であるから、裏側の溝も上下に長く延在する。
上記従来例にあっては、この溝に留付金具の一端を係合
させてから出隅材を柱に沿わせ、留付金具の他端側を釘
で柱に留付けるようにしているのであるが、出隅材を柱
に沿わせたときに出隅材が溝に沿ってずり落ちてしま
い、作業に手間取る。
【0004】本発明はこのような留付金具のずり落ちが
なく、留付施工作業を容易かつ迅速に行うことが可能な
出隅材の留付金具と、それを用いた出隅材の留付構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の留付金具は、直
角よりも若干小さい角度にて交わる短片及び長片を有し
たL字形の金具であって、該短片及び長片の同じサイド
の側辺にそれぞれ切込部が設けられたL形金具Aと、こ
れと同一形状のL形金具Bとで構成された留付金具であ
って、該L形金具A及びBの短片の切込部同士を係合さ
せると共に、該L形金具A及びBの長片同士を係合させ
てなるものである。
【0006】本発明の出隅材の留付構造は、長手方向に
延在する溝が出隅材の裏側に設けられ、この溝に留付金
具の一端を係合させ、留付金具の他端側を躯体側に留付
けた出隅材の留付構造において、該出隅材は、ほぼ直角
に交わる第1の溝面aと第2の溝面bとを備えており、
前記留付金具は請求項1の留付金具であり、該留付金具
のL形金具Aの短片を溝面aに係合させると共に、L形
金具Bの短片を溝面bに係合させ、各L形金具A,Bの
長片を躯体側に固定して出隅材を躯体側に留付けたこと
を特徴とするものである。
【0007】この留付構造は、各L形金具の短片と長片
との交叉角度が90°よりも小さいので、L形金具A及
びL形金具Bの短片をそれぞれ出隅材の溝に差し込み、
両者の切込部同士を係合させると、各L形金具の長片と
短片との交叉角度が90°になろうとし、且つ短片は溝
の内面に押し付けられるようになる。この結果、留付金
具は出隅材を縦にしても溝内をずり落ちないものとな
る。従って、留付金具を正確に予定位置に配置した状態
にて出隅材を柱等に沿わせ、釘打ち等によって固定する
ことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態に係る留付金具
を構成するL形金具A,Bの構成図であり、図2,3は
この留付金具と出隅材との係合関係を示す斜視図であ
る。
【0009】このL形金具A,Bは同一形状のものであ
り、それぞれ長片2及び短片3を有した略L字形状のも
のである。長片2と短片3とは90°よりも若干小さい
角度(例えば80〜87°程度、この実施の形態は85
°)にて交叉している。長片2と短片3の同サイドの側
辺には、この交叉辺と平行方向に延在する切込部4,5
が形成されている。
【0010】この切込部4,5は入口側がテーパ状に広
がっており、両L形金具A,Bを係合させるときに切込
部4,4同士及び切込部5,5同士が相互に入り込み易
いものとなっている。
【0011】長片2には複数個の釘孔6が設けられてい
るが、細長い1本の孔を設けても良い。
【0012】図2の通り、出隅材10の裏側の角部に
は、該出隅材10の長手方向と垂直な断面において正方
形状となる切欠溝部11が設けられると共に、この切欠
溝部11の交叉2面を延長した方向にスリット状の溝1
2,13が形成されている。これにより、出隅材10に
は直交する1組の溝面a,bが形成されている。
【0013】図2の通り、L形金具Bの短片3をこの溝
面bに沿わせるようにして、かつ切込部4,5が上向き
となるようにして溝12に差し込む。また、L形金具A
の短片3を溝面aに沿わせるようにして、かつ切込部
4,5が下向きとなるようにして溝13に差し込む。そ
して、L形金具Aを下方にずらすこと、及びL形金具B
を上方にずらすことの一方又は双方を行うことにより、
両L形金具A,Bの切込部4,4同士及び切込部5,5
同士を係合させる。この際、前記の通り、切込部4,5
の入口側がテーパ状となっているので、両者はスムーズ
に係合する。
【0014】図3の通り、L形金具A,B同士を係合さ
せると、各L形金具A,Bにあっては長片2と短片3と
が直角になり、金具Aにあっては長片2が図3のα方向
に復元しようとし、金具Bにあっては長片2がβ方向に
復元しようとし、金具A,B同士が弾性的に絡まった状
態となる。また、金具Aの短片3が溝面aに押し付けら
れ、金具Bの短片3が溝面bに押し付けられ、これによ
ってL形金具A,Bが溝12,13に沿ってずり落ちな
いようになる。
【0015】このようにL形金具A,Bが出隅材10の
所定高さに保持され、該出隅材10から金具A,Bの長
片2,2が直交して延出するので、各長片2を柱や胴縁
に当て、釘孔6を通して釘打ちすることにより出隅材1
0を建物の出隅に簡単に取り付けることができる。
【0016】図4はこの出隅材の留付構造の一例を示す
水平断面図であり、柱20の出隅側の交叉2面にそれぞ
れ胴縁21,22が釘打ち等により固定されている。
【0017】出隅材10’に装着されたL形金具A,B
の長片2,2をこの胴縁21,22の外面に当て、釘
(図示略)を打って該出隅材10’を出隅に取り付けて
いる。
【0018】なお、この出隅材10’は外壁パネル23
の端縁に被る張出部18,19を備えているものである
が、切欠溝部11及び溝12,13付近の構成は図2,
3と同一であり、溝面a,bに金具A,Bの短片3が押
し付けられている。
【0019】上記実施の形態では出隅材に2条の溝1
2,13を形成しているが、図5の出隅材10”のよう
に直交する2つの溝面a,bを有した1条の溝14のみ
を設けてもよい。この溝14は直角三角形断面形状のも
のであるが、方形断面形状のもの等であってもよい。こ
の溝面a,bにL形金具A,Bの短片3,3が押し付け
られ、直交する長片2,2が胴縁21,22に釘打ちに
より固定されている構成は図4と同じである。
【0020】なお、この実施の形態では、出隅材10”
は前記の張出部は有しておらず、その代りに出隅材1
0”と外装パネル23との間にスペーサ(ジョイナと称
されることもある。)24が介在されている。この出隅
材10”と外装パネル23との間隙にシーリング材が充
填される。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、留付金具
が出隅材の所定高さに保持されるので、出隅材の目的と
する高さに留付金具を装着しておいて、出隅材を出隅に
取り付け施工する作業がきわめて容易になり、作業能率
が顕著に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る留付金具のL形金具の構成を
示すものであり、(a)図は平面図、(b)図は正面
図、(c)図は底面図、(d)図は右側面図である。
【図2】留付金具と出隅材との係合関係を示す分解斜視
図である。
【図3】留付金具と出隅材との係合関係を示す斜視図で
ある。
【図4】実施の形態に係る出隅材10’の取付状態を示
す水平断面図である。
【図5】実施の形態に係る出隅材10”の取付状態を示
す水平断面図である。
【符号の説明】
A,B L形金具 a,b 溝面 2 長片 3 短片 4,5 切込部 6 釘孔 10,10’,10” 出隅材 11 切欠溝部 12,13,14 溝 20 柱 21,22 胴縁 23 外装パネル 24 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角よりも若干小さい角度にて交わる短
    片及び長片を有したL字形の金具であって、該短片及び
    長片の同じサイドの側辺にそれぞれ切込部が設けられた
    L形金具Aと、 これと同一形状のL形金具Bとで構成された留付金具で
    あって、 該L形金具A及びBの短片の切込部同士を係合させると
    共に、該L形金具A及びBの長片同士を係合させてなる
    出隅材の留付金具。
  2. 【請求項2】 長手方向に延在する溝が出隅材の裏側に
    設けられ、この溝に留付金具の一端を係合させ、留付金
    具の他端側を躯体側に留付けた出隅材の留付構造におい
    て、 該出隅材は、ほぼ直角に交わる第1の溝面aと第2の溝
    面bとを備えており、 前記留付金具は請求項1の留付金具であり、 該留付金具のL形金具Aの短片を溝面aに係合させると
    共に、L形金具Bの短片を溝面bに係合させ、各L形金
    具A,Bの長片を躯体側に固定して出隅材を躯体側に留
    付けたことを特徴とする出隅材の留付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220117788A (ko) * 2021-02-17 2022-08-24 이정엽 조립식 건축물용 패널의 결합 시스템
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