JP2000290880A - ゴムホース補強材の製造方法 - Google Patents
ゴムホース補強材の製造方法Info
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- JP2000290880A JP2000290880A JP11094693A JP9469399A JP2000290880A JP 2000290880 A JP2000290880 A JP 2000290880A JP 11094693 A JP11094693 A JP 11094693A JP 9469399 A JP9469399 A JP 9469399A JP 2000290880 A JP2000290880 A JP 2000290880A
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- fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性率が高く耐膨潤性に優れたゴムホース補
強材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシ
ン・ホルマリン・ラテックス処理液を付与した後に20
0℃以上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施
してゴムホース補強材を製造する。
強材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシ
ン・ホルマリン・ラテックス処理液を付与した後に20
0℃以上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施
してゴムホース補強材を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の液圧ブレ−キ
ホ−ス等の高耐圧ホ−スに代表されるポリビニルアルコ
ール系繊維からなるゴムホース補強材及びその製造方法
に関する。
ホ−ス等の高耐圧ホ−スに代表されるポリビニルアルコ
ール系繊維からなるゴムホース補強材及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧方式の圧力伝達装置の部品と
してゴムホースが広く使用されており、ゴムホース膨張
抑制等を目的として繊維による補強がなされている。な
かでも高強力高弾性率で耐膨張性に優れていることから
ポリビニルアルコール(PVA)系繊維が補強材として
広く使用されている。ゴムホースの圧力膨張を抑制する
点では、補強材に応力が加わるときの伸び率が小さいこ
とが重要であり、さらに高弾性率の補強材が望まれてい
る。
してゴムホースが広く使用されており、ゴムホース膨張
抑制等を目的として繊維による補強がなされている。な
かでも高強力高弾性率で耐膨張性に優れていることから
ポリビニルアルコール(PVA)系繊維が補強材として
広く使用されている。ゴムホースの圧力膨張を抑制する
点では、補強材に応力が加わるときの伸び率が小さいこ
とが重要であり、さらに高弾性率の補強材が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題に鑑み、より高弾性率で耐膨潤性に優れたゴムホ
ース補強材及びその製造方法を提供することにある。
の問題に鑑み、より高弾性率で耐膨潤性に優れたゴムホ
ース補強材及びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) ポリ
ビニルアルコール系繊維にレゾルシン・ホルマリン・ラ
テックス処理液を付与した後に200℃以上の温度条件
下で1%以上のストレッチ処理を施すゴムホース補強材
の製造方法、(2) ストレッチ処理により補強材の弾
性率を230g/d以上とする請求項1に記載のゴムホ
ース補強材の製造方法、(3) ポリビニルコール系繊
維が乾式紡糸法により得られた繊維である(1)又は
(2)に記載のゴムホース補強材の製造方法、(4)
ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシン・ホルマリン
・ラテックス処理液を付与した後に200℃以上の温度
条件下で1%以上のストレッチ処理を施して得られるゴ
ムホース補強材、に関する。
ビニルアルコール系繊維にレゾルシン・ホルマリン・ラ
テックス処理液を付与した後に200℃以上の温度条件
下で1%以上のストレッチ処理を施すゴムホース補強材
の製造方法、(2) ストレッチ処理により補強材の弾
性率を230g/d以上とする請求項1に記載のゴムホ
ース補強材の製造方法、(3) ポリビニルコール系繊
維が乾式紡糸法により得られた繊維である(1)又は
(2)に記載のゴムホース補強材の製造方法、(4)
ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシン・ホルマリン
・ラテックス処理液を付与した後に200℃以上の温度
条件下で1%以上のストレッチ処理を施して得られるゴ
ムホース補強材、に関する。
【0005】
【発明の具体的な形態】これまで高強力高弾性率繊維を
得る目的から、高倍率延伸を行ってPVA系繊維を製造
することが行われているが、繊維に適用できる延伸倍率
には限界があった。すなわち繊維の延伸倍率は、加熱ゾ
ーン長さ、温度、糸速度等の条件によって決定される
が、実際には繊維破断や毛羽立ちを抑制する目的から最
大延伸倍率(繊維破断倍率)よりも少し低い倍率で延伸
されている。本発明は、PVA系繊維にレゾルシン・ホ
ルマリン・ラテックス処理液を付与した後に200℃以
上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施すもの
である。
得る目的から、高倍率延伸を行ってPVA系繊維を製造
することが行われているが、繊維に適用できる延伸倍率
には限界があった。すなわち繊維の延伸倍率は、加熱ゾ
ーン長さ、温度、糸速度等の条件によって決定される
が、実際には繊維破断や毛羽立ちを抑制する目的から最
大延伸倍率(繊維破断倍率)よりも少し低い倍率で延伸
されている。本発明は、PVA系繊維にレゾルシン・ホ
ルマリン・ラテックス処理液を付与した後に200℃以
上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施すもの
である。
【0006】レゾルシン・ホルマリン・ラテックス(R
FL)処理液付与後にストレッチ処理を行う場合、繊維
の破断・毛羽立ちが問題にならないためにストレッチ処
理を効率的に行うことができ、しかも補強材の弾性率が
顕著に向上することから極めて優れた効果が得られる。
また繊維の製造工程で延伸を行う場合には高速で延伸さ
れるために繊維破断や毛羽が生じ易くなるが、RFL処
理後においては低速で延伸可能であるためかかる問題は
生じにくい。
FL)処理液付与後にストレッチ処理を行う場合、繊維
の破断・毛羽立ちが問題にならないためにストレッチ処
理を効率的に行うことができ、しかも補強材の弾性率が
顕著に向上することから極めて優れた効果が得られる。
また繊維の製造工程で延伸を行う場合には高速で延伸さ
れるために繊維破断や毛羽が生じ易くなるが、RFL処
理後においては低速で延伸可能であるためかかる問題は
生じにくい。
【0007】本発明に使用できるPVA系繊維は特に限
定されず、あらゆる繊維を使用でき、他のポリマーとの
複合繊維(海島構造繊維を含む)であってもかまわな
い。なおビニルアルコール系ポリマーとはビニルアルコ
ールを含めた2種類以上のモノマーユニットより構成さ
れる共重合体を包含するものであり、重合度は100〜
30000、特に500〜10000であるのが好まし
く、ケン化度は耐熱性、耐摩耗性等の点から70モル%
以上、特に90%以上であるのが望ましい。
定されず、あらゆる繊維を使用でき、他のポリマーとの
複合繊維(海島構造繊維を含む)であってもかまわな
い。なおビニルアルコール系ポリマーとはビニルアルコ
ールを含めた2種類以上のモノマーユニットより構成さ
れる共重合体を包含するものであり、重合度は100〜
30000、特に500〜10000であるのが好まし
く、ケン化度は耐熱性、耐摩耗性等の点から70モル%
以上、特に90%以上であるのが望ましい。
【0008】PVA系繊維はどのような方法で製造され
たものであってもかまわないが、乾式紡糸法により製造
された繊維を用いた場合により顕著な効果が得られる。
すなわち、紡糸原液を直接空気等の気体中に吐出して原
液中の水分を乾燥除去する乾式紡糸方法を採用する場
合、湿式紡糸法に比して延伸倍率を大きくすることがで
きない。従って、該繊維から得られる補強材は弾性率の
低いものとなるが、本発明を適用することにより、乾式
法により得られた繊維を用いた場合であっても弾性率の
高い補強材を得ることができる。本発明に使用されるP
VA系繊維の弾性率は100g/d以上、特に150〜
300g/dであるのが好ましく、強度は7g/d以
上、特に8g/d以上であるのが好ましい。
たものであってもかまわないが、乾式紡糸法により製造
された繊維を用いた場合により顕著な効果が得られる。
すなわち、紡糸原液を直接空気等の気体中に吐出して原
液中の水分を乾燥除去する乾式紡糸方法を採用する場
合、湿式紡糸法に比して延伸倍率を大きくすることがで
きない。従って、該繊維から得られる補強材は弾性率の
低いものとなるが、本発明を適用することにより、乾式
法により得られた繊維を用いた場合であっても弾性率の
高い補強材を得ることができる。本発明に使用されるP
VA系繊維の弾性率は100g/d以上、特に150〜
300g/dであるのが好ましく、強度は7g/d以
上、特に8g/d以上であるのが好ましい。
【0009】PVA系繊維のデニールは適宜設定すれば
よい。補強効果、耐久性、製造工程性等の点から単繊維
繊度1〜20デニール程度にするのが好ましく、総デニ
ール1000〜1800デニール(1100〜2000
デシテックス)程度のフィラメントヤーンを用いるのが
好ましい。耐摩擦性を高め、毛羽の発生を抑制する点か
らは80回/m以上の撚を付与するのが好ましい。
よい。補強効果、耐久性、製造工程性等の点から単繊維
繊度1〜20デニール程度にするのが好ましく、総デニ
ール1000〜1800デニール(1100〜2000
デシテックス)程度のフィラメントヤーンを用いるのが
好ましい。耐摩擦性を高め、毛羽の発生を抑制する点か
らは80回/m以上の撚を付与するのが好ましい。
【0010】本発明においてはゴム接着性を高めるため
にヤーンにRFL処理液を付与するが、RFL処理液の
組成は特に限定されず適宜設定すれば良い。繊維に均一
に塗布しやすことから水分散系のRFL処理液で処理す
るのが好ましい。好適な方法としては、レゾルシン、ホ
ルムアルデヒド、水酸化ナトリウム及び水を含む液を1
0〜40℃で1〜10時間程度熟成したA液と、ラテッ
クス水分散液(固体分40〜60重量%程度)からなる
B液を30:70〜70:30(重量比)で混合し、1
0〜40℃で10〜30時間程度熟成する方法が挙げら
れる。その組成は特に限定されないが、ラテックス:レ
ゾルシン=100:1〜10、ラテックス:ホルムアル
デヒド=100:1〜10、ラテックス:水酸化ナトリ
ウム=100:0.1〜1程度とするのが好ましい(い
ずれも重量比)。ラテックスの種類は一体化するゴムの
種類等により適宜選択すればよい。たとえばスチレンブ
タジエンラテックス(SBR)、ビニルピリジン変性S
BRラテックス等を用いればよい。RFL液の付着量
(固体分)は、ゴムと繊維の接着性、取扱性、柔軟性、
コスト等の点から20重量%/PVA、特に1〜10重
量%/PVAとするのが好ましい。RFL処理液の付与
方法は特に限定されず、たとえば浸漬法、コーテイング
法、スプレー法等が挙げられる。
にヤーンにRFL処理液を付与するが、RFL処理液の
組成は特に限定されず適宜設定すれば良い。繊維に均一
に塗布しやすことから水分散系のRFL処理液で処理す
るのが好ましい。好適な方法としては、レゾルシン、ホ
ルムアルデヒド、水酸化ナトリウム及び水を含む液を1
0〜40℃で1〜10時間程度熟成したA液と、ラテッ
クス水分散液(固体分40〜60重量%程度)からなる
B液を30:70〜70:30(重量比)で混合し、1
0〜40℃で10〜30時間程度熟成する方法が挙げら
れる。その組成は特に限定されないが、ラテックス:レ
ゾルシン=100:1〜10、ラテックス:ホルムアル
デヒド=100:1〜10、ラテックス:水酸化ナトリ
ウム=100:0.1〜1程度とするのが好ましい(い
ずれも重量比)。ラテックスの種類は一体化するゴムの
種類等により適宜選択すればよい。たとえばスチレンブ
タジエンラテックス(SBR)、ビニルピリジン変性S
BRラテックス等を用いればよい。RFL液の付着量
(固体分)は、ゴムと繊維の接着性、取扱性、柔軟性、
コスト等の点から20重量%/PVA、特に1〜10重
量%/PVAとするのが好ましい。RFL処理液の付与
方法は特に限定されず、たとえば浸漬法、コーテイング
法、スプレー法等が挙げられる。
【0011】RFL処理液を付与後、乾燥・熱処理を行
ってRFLを固定させるが、このときストレッチ処理を
同時に行ってもよく、また別工程で行ってもかまわな
い。工程性の点からはRFL処理液熱処理工程と同工程
でストレッチ処理を行うのが好ましい。RFL処理液の
乾燥は、50〜150℃程度で1〜5分間程度行うのが
好ましい。また熱処理は、ストレッチ処理を別工程で行
う場合には熱処理温度を90〜150℃とし、30〜1
20秒間程度行うのが好ましい。
ってRFLを固定させるが、このときストレッチ処理を
同時に行ってもよく、また別工程で行ってもかまわな
い。工程性の点からはRFL処理液熱処理工程と同工程
でストレッチ処理を行うのが好ましい。RFL処理液の
乾燥は、50〜150℃程度で1〜5分間程度行うのが
好ましい。また熱処理は、ストレッチ処理を別工程で行
う場合には熱処理温度を90〜150℃とし、30〜1
20秒間程度行うのが好ましい。
【0012】ストレッチ処理の温度は200℃以上、好
ましくは220℃以上、さらに好ましくは230〜26
0℃とし、ポリビニルアルコール系繊維の軟化温度領域
とするのが好ましい。処理温度が低い場合には、ストレ
ッチ処理を施しても弾性率はほとんど向上せず、むしろ
繊維構造が破壊されることとなる。ストレッチ率は補強
材の弾性率の点からは1%以上、好ましくは1.5%以
上、さらに好ましくは3%以上、またさらに好ましくは
6%以下とする。なお本発明にいうストレッチ率とは、
(ストレッチ処理後の試料長さーストレッチ処理前の試
料長さ)/(ストレッチ処理前の試料長さ)に100を
乗じた値である。延伸時間は30〜120秒程度かけて
低速でゆっくり行うのが好ましく、延伸を低速で行うこ
とにより均質に延伸を行うことが可能となり繊維破断等
の問題が生じにくくなる。
ましくは220℃以上、さらに好ましくは230〜26
0℃とし、ポリビニルアルコール系繊維の軟化温度領域
とするのが好ましい。処理温度が低い場合には、ストレ
ッチ処理を施しても弾性率はほとんど向上せず、むしろ
繊維構造が破壊されることとなる。ストレッチ率は補強
材の弾性率の点からは1%以上、好ましくは1.5%以
上、さらに好ましくは3%以上、またさらに好ましくは
6%以下とする。なお本発明にいうストレッチ率とは、
(ストレッチ処理後の試料長さーストレッチ処理前の試
料長さ)/(ストレッチ処理前の試料長さ)に100を
乗じた値である。延伸時間は30〜120秒程度かけて
低速でゆっくり行うのが好ましく、延伸を低速で行うこ
とにより均質に延伸を行うことが可能となり繊維破断等
の問題が生じにくくなる。
【0013】かかるストレッチ処理を施すことにより、
ストレッチ率0%とした場合に得られる補強材の弾性率
に比して1.1倍以上、さらに1.2倍以上、特に1.
3倍以上高い弾性率とすることができる。具体的には補
強材の弾性率を230g/d以上、さらに250g/d
以上、特に270g/d以上とするのが好ましい。また
補強材の破断強度は、耐膨潤性及び補強効果の点から7
g/d以上、さらに8g/d以上、さらに10g/d以
上であるのが好ましく、繊維製造工程性及びコスト等の
点からは20g/d以下であるのが好ましい。ストレッ
チ処理を施すと弾性率は向上するが、該処理を行っても
破断強度は実質的に変化しない。
ストレッチ率0%とした場合に得られる補強材の弾性率
に比して1.1倍以上、さらに1.2倍以上、特に1.
3倍以上高い弾性率とすることができる。具体的には補
強材の弾性率を230g/d以上、さらに250g/d
以上、特に270g/d以上とするのが好ましい。また
補強材の破断強度は、耐膨潤性及び補強効果の点から7
g/d以上、さらに8g/d以上、さらに10g/d以
上であるのが好ましく、繊維製造工程性及びコスト等の
点からは20g/d以下であるのが好ましい。ストレッ
チ処理を施すと弾性率は向上するが、該処理を行っても
破断強度は実質的に変化しない。
【0014】本発明の補強材の使用形態は特に限定され
ないが、編組して補強繊維層を形成するのが好ましい。
合糸本数、打込み本数などは適宜設定すればよい。また
本発明の効果を損わない範囲であれば、本発明の補強材
以外の素材(繊維等)を併用しても構わない。ブレーキ
ホースの耐久性等の点からは、補強繊維層の50重量%
以上、特に80重量%以上を本発明の補強材とするのが
好ましい。ブレーキホースを構成するゴムの種類は特に
限定されない。たとえばスチレンブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ニトリルゴム
などを含むあらゆるゴム配合物を用いることができる。
かかるゴム層と補強繊維層を接着一体化することによ
り、優れたブレ−キホ−スを得ることができる。
ないが、編組して補強繊維層を形成するのが好ましい。
合糸本数、打込み本数などは適宜設定すればよい。また
本発明の効果を損わない範囲であれば、本発明の補強材
以外の素材(繊維等)を併用しても構わない。ブレーキ
ホースの耐久性等の点からは、補強繊維層の50重量%
以上、特に80重量%以上を本発明の補強材とするのが
好ましい。ブレーキホースを構成するゴムの種類は特に
限定されない。たとえばスチレンブタジエンゴム、クロ
ロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ニトリルゴム
などを含むあらゆるゴム配合物を用いることができる。
かかるゴム層と補強繊維層を接着一体化することによ
り、優れたブレ−キホ−スを得ることができる。
【0015】以下、実施例により本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。
説明するが、本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。
【0016】 [RFL液組成] A液 水 67重量部 レゾルシン 2.8重量部 ホルムアルデヒド(37%) 6.1重量部 水酸化ナトリウム水溶液(10%) 2.0重量部 上記A液を25℃の温度で6時間熟成した。 B液 SBRラテックス 50重量部 ビニルピリジン変性SBRラテックス 21.5重量部 水 76.3重量部 上記B液を熟成済みのA液と混合した後、25℃の温度
で16時間熟成し、さらに水を加えて8重量%濃度のR
FL液としたた
で16時間熟成し、さらに水を加えて8重量%濃度のR
FL液としたた
【0017】[強度 g/d、伸度 %、弾性率g/
d]105℃で2時間以上乾燥して試料水分率を1重量
%以下/PVAとした試料を、JIS L1013「化
学繊維フィラメント試験方法」に準じて測定した。
d]105℃で2時間以上乾燥して試料水分率を1重量
%以下/PVAとした試料を、JIS L1013「化
学繊維フィラメント試験方法」に準じて測定した。
【0018】[実施例1]乾式紡糸法により製造される
株式会社クラレ製ビニロンフィラメント(品番123
9:1200d/200f、強度9.4g/d、伸度
8.0%、弾性率190g/d)を90回/mの条件で
撚糸し、得られたヤーンをRFL液水溶液に通過させ、
110℃×2分間乾燥後、240℃×1分間の条件で2
%のストレッチ処理を施した(RFL付着率5重量
%)。結果を表1に示す。
株式会社クラレ製ビニロンフィラメント(品番123
9:1200d/200f、強度9.4g/d、伸度
8.0%、弾性率190g/d)を90回/mの条件で
撚糸し、得られたヤーンをRFL液水溶液に通過させ、
110℃×2分間乾燥後、240℃×1分間の条件で2
%のストレッチ処理を施した(RFL付着率5重量
%)。結果を表1に示す。
【0019】[実施例2、比較例1〜比較例3]熱処理
温度とストレッチ率を変更した以外は実施例1と同様に
行った。比較例2におては弾性率が向上せず、比較例3
においては毛羽が発生して工程通過性が不良となった。
結果を表1に示す。
温度とストレッチ率を変更した以外は実施例1と同様に
行った。比較例2におては弾性率が向上せず、比較例3
においては毛羽が発生して工程通過性が不良となった。
結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシ
ン・ホルマリン・ラテックス処理液を付与した後に20
0℃以上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施
すゴムホース補強材の製造方法。 - 【請求項2】 ストレッチ処理により補強材の弾性率を
230g/d以上とする請求項1に記載のゴムホース補
強材の製造方法。 - 【請求項3】 ポリビニルコール系繊維が乾式紡糸法に
より得られた繊維である請求項1又は請求項2に記載の
ゴムホース補強材の製造方法。 - 【請求項4】 ポリビニルアルコール系繊維にレゾルシ
ン・ホルマリン・ラテックス処理液を付与した後に20
0℃以上の温度条件下で1%以上のストレッチ処理を施
して得られるゴムホース補強材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11094693A JP2000290880A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | ゴムホース補強材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11094693A JP2000290880A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | ゴムホース補強材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000290880A true JP2000290880A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14117280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11094693A Pending JP2000290880A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | ゴムホース補強材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000290880A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003074760A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Nichirin Co Ltd | ブレーキホース |
JP2017145855A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 日立金属株式会社 | ゴムホース |
JP2018123888A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 日立金属株式会社 | ゴムホース |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP11094693A patent/JP2000290880A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003074760A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Nichirin Co Ltd | ブレーキホース |
JP2017145855A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 日立金属株式会社 | ゴムホース |
JP2018123888A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 日立金属株式会社 | ゴムホース |
US10451201B2 (en) | 2017-02-01 | 2019-10-22 | Hitachi Metals, Ltd. | Rubber hose |
US10962150B2 (en) | 2017-02-01 | 2021-03-30 | Hitachi Metals, Ltd. | Rubber hose |
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Legal Events
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