JP2000289987A - コンテナクレーンの巻上装置 - Google Patents

コンテナクレーンの巻上装置

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JP2000289987A
JP2000289987A JP11097421A JP9742199A JP2000289987A JP 2000289987 A JP2000289987 A JP 2000289987A JP 11097421 A JP11097421 A JP 11097421A JP 9742199 A JP9742199 A JP 9742199A JP 2000289987 A JP2000289987 A JP 2000289987A
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head block
trolley
sun gear
container crane
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Isao Miyazawa
勲 宮澤
Hiroshi Asano
寛 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化及び小型化を図れるコンテナクレーン
の巻上装置を提供する。 【解決手段】 回動可能な複数のドラム24と、各ドラ
ム24に繰り出し可能に巻き付けたヘッドブロック昇降
用ロープ56とを備え、ドラム24をガーダ3及びブー
ム4に沿って横行するトロリ55に搭載し、ヘッドブロ
ック昇降用ロープ56の繰り出し端を、コンテナに係合
可能なスプレッダ7が装着されるヘッドブロック6に係
止し、ヘッドブロック昇降用ロープ56のロープ長の縮
小を図り且つドラム24を小型化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナクレーンの
巻上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7はコンテナクレーンの一例を、ま
た、図8はコンテナクレーンのブーム起伏装置、ヘッド
ブロック昇降装置及びトロリ横行装置を示すもので、こ
のコンテナクレーンは、港湾Sに面した岸壁Gに敷設さ
れた陸側レールR1及び海側レールR2と、これら両レ
ールR1,R2上を走行する脚部1a,1bを有する走
行体2と、該走行体2の上部に略水平に設けたガーダ3
と、該ガーダ3の先端部に上方へ跳ね上げ回動可能に枢
支されたブーム4と、ガーダ3及びブーム4に沿って横
行する主トロリ5と、該主トロリ5より吊り下げられ且
つ主トロリ5に対して昇降可能なヘッドブロック6と、
該ヘッドブロック6に装着され且つコンテナCを係止可
能なスプレッダ7と、主トロリ5よりもガーダ3の基端
側に位置してガーダ3及びブーム4を横行する第1のカ
テナリトロリ19と、主トロリ5よりもブーム4の先端
側に位置してガーダ3及びブーム4を横行する第2のカ
テナリトロリ20とを備えている。
【0003】上記のコンテナクレーンでは、岸壁Gに対
する走行体2の移動、ガーダ3及びブーム4に対する主
トロリ5の横行、主トロリ5に対するヘッドブロック6
の昇降、スプレッダ7によるコンテナCの係止の各動作
を組み合わせて、船舶Vから岸壁GへのコンテナCの荷
揚げ作業、あるいは、岸壁Gから船舶VへのコンテナC
の積み込み作業を行なう。
【0004】ガーダ3の上方に位置する機械室8には、
ブーム起伏用ドラム11と、ヘッドブロック昇降用ドラ
ム15a,15bと、主トロリ横行用ドラム13と、カ
テナリトロリ横行用ドラム9a,9bとが配置されてい
る。
【0005】ブーム起伏用ドラム11を正逆回転させる
と、該ブーム起伏用ドラム11の回転に伴うブーム起伏
用ロープ12の巻き取り、あるいは繰り出しにより、ガ
ーダ3に対するブーム4の俯仰角度が変化する。
【0006】ヘッドブロック昇降用ドラム15a,15
bを正逆回転させると、該ヘッドブロック昇降用ドラム
15a,15bの回転に伴うヘッドブロック昇降用ロー
プ16a,16bの巻き取り、あるいは繰り出しによ
り、主トロリ5に対してヘッドブロック6が昇降する。
【0007】主トロリ横行用ドラム13を正逆回転させ
ると、両端部が主トロリ横行用ドラム13に係止され且
つ中間部分がガーダ3の基端部を経て主トロリ5に係合
する主トロリ横行用ロープ14a、並びに両端部が主ト
ロリ横行用ドラム13に係止され且つ中間部分がブーム
4の先端部を経て主トロリ5に係合する主トロリ横行用
ロープ14bの巻き取り、あるいは繰り出しにより、ガ
ーダ3の基端部またはブーム4の先端部へ向って主トロ
リ5が横行する。
【0008】カテナリトロリ横行用ドラム9a,9bを
正逆回転させると、各端部がカテナリトロリ横行用ドラ
ム9a,9bに係止され且つ中間部分がガーダ3の基端
部を経て第1のカテナリトロリ19に係合するカテナリ
トロリ横行用ロープ10a、並びに各端部がカテナリト
ロリ横行用ドラム9a,9bに係止され且つ中間部分が
ブーム4の先端部を経て第2のカテナリトロリ20に係
合するカテナリトロリ横行用ロープ10bの巻き取り、
あるいは繰り出しと、両カテナリトロリ19,20を相
互に連結するカテナリトロリ連結用ロープ17により、
ガーダ3の基端部またはブーム4の先端部へ向って両カ
テナリトロリ19,20が横行する。
【0009】このカテナリトロリ横行用ドラム9a,9
bは、主トロリ横行用ドラム13に同調して回転するよ
うに構成されており、第1のカテナリトロリ19が、ガ
ーダ3の基端部と主トロリ5との中間に位置するよう
に、該主トロリ5に追従して移動し、また、第2のカテ
ナリトロリ20が、ブーム4の先端部と主トロリ5との
中間に位置するように、該主トロリ5に追従して移動す
る。
【0010】更に、両カテナリトロリ19,20には、
主トロリ横行用ロープ14a,14bを下側から支持す
るローラ(図示せず)が枢支されており、第1のカテナ
リトロリ19のローラによって、ガーダ3の基端部と主
トロリ5との間における主トロリ横行用ロープ14aの
過大な弛みが抑制され、また、第2のカテナリトロリ2
0のローラによって、ブーム4の先端部と主トロリ5と
の間における主トロリ横行用ロープ14bの過大な弛み
が抑制される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようなコンテナク
レーンでは、近年の船舶Vの大型化に伴って、主トロリ
5の横行距離を長くし、ヘッドブロック6の揚程も大き
くする傾向がある。
【0012】ところが、従来のコンテナクレーンでは、
ヘッドブロック6の四隅のそれぞれにシーブ18を設
け、各シーブ18にヘッドブロック昇降用ロープ16
a,16bを巻き掛けた8条掛けで、主トロリ5に対し
てヘッドブロック6を吊り下げているため、ヘッドブロ
ック昇降用ロープ16a,16bが長大になり且つヘッ
ドブロック昇降用ドラム15a,15bが大型化し、走
行体2の上方重量の増加や、ヘッドブロック昇降用ロー
プ16a,16bの保守点検が困難になることが懸念さ
れる。
【0013】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、軽量化及び小型化を図れるコンテナクレーンの巻上
装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のコンテナクレーンの巻上
装置では、回動可能な複数のドラムと、各ドラムに繰り
出し可能に巻き付けた昇降用ロープとを備え、前記のド
ラムを荷役設備の長桁に沿って横行するトロリに搭載
し、昇降用ロープの繰り出し端を、コンテナに係合可能
なスプレッダが装着されるヘッドブロックに係止してい
る。
【0015】本発明の請求項2に記載のコンテナクレー
ンの巻上装置では、本発明の請求項1に記載のコンテナ
クレーンの構成に加えて、駆動源により回転力が付与さ
れる太陽歯車と、該太陽歯車の近傍に配置したキャリア
と、該キャリアに枢支され且つ太陽歯車に噛合する遊星
歯車とを備え、前記の太陽歯車及び遊星歯車を周方向に
取り囲むようにドラムを枢支し且つ該ドラムの内面に遊
星歯車に噛合する内歯を形成している。
【0016】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
のコンテナクレーンの巻上装置のいずれにおいても、ト
ロリに搭載したドラムに巻き付けられている昇降用ロー
プの繰り出し端をヘッドブロックに係止させて、昇降用
ロープのロープ長の縮小を図り且つドラムを小型化す
る。
【0017】また、本発明の請求項2に記載のコンテナ
クレーンの巻上装置においては、駆動源の回転力を、ド
ラム内に位置する小歯数の太陽歯車及び遊星歯車により
ドラム内面の内歯に伝達させて、ドラムを減速駆動す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0019】図1乃至図6は本発明のコンテナクレーン
の巻上装置の実施の形態の一例を示すものであり、図
中、図7及び図8と同一の符号を付したものは同一物を
表している。
【0020】このコンテナクレーンの巻上装置には、4
基の巻上機構21が用いられている。
【0021】各巻上機構21は、図4乃至図6に示すよ
うに、一方A側端及び他方B側端に開口部22,23を
有する中空構造のドラム24と、ドラム24の一方の開
口部22に挿入した駆動軸25と、ドラム24の他方の
開口部23に挿入した固定軸26と、一端が駆動軸25
に嵌着され且つ他端が第2の回転軸28に周方向へ回動
可能に連結された第1の回転軸27と、一端が前記の第
1の回転軸27に回動可能に連結され且つ他端が固定軸
26に回動可能に連結された第2の回転軸28と、第1
の回転軸27に嵌装した第1の太陽歯車29と、第2の
回転軸28に嵌装した第2の太陽歯車30と、ドラム2
4内面に形成した略環状の第1の内歯31及び第2の内
歯32と、ドラム24内に配置した第1のキャリア33
及び第2のキャリア34と、第1のキャリア33に枢支
され且つ第1の太陽歯車29及び第1の内歯31に噛合
する複数の第1の遊星歯車35と、第2のキャリア34
に枢支され且つ第2の太陽歯車30及び第2の内歯32
に噛合する複数の第2の遊星歯車36とを備えている。
【0022】ドラム24は、外面にロープ溝37が形成
され且つ略水平に延びる円筒状のドラム本体38と、該
ドラム本体38の一方A側端面に同軸にボルト締結した
フランジ部39と、該フランジ部39に連なり且つドラ
ム本体38の外方へ同軸に延びる円筒状のジャーナル部
40と、前記のドラム本体38の他方B側端面に同軸に
ボルト締結したフランジ部41と、該フランジ部41に
連なり且つドラム本体38の内方へ同軸に延びる円筒状
のハブ部42とによって構成されている。
【0023】このドラム24は、ジャーナル部40に外
接する軸受43、該軸受43が装着されたブラケット4
4、ハブ部42に内接し且つ固定軸26に外接する軸受
45、及び固定軸26が固着されたブラケット46によ
って、周方向へ回動可能に枢支されている。
【0024】また、ジャーナル部40には、軸受47を
介して駆動軸25が内接しており、該駆動軸25の一方
A側端には、モータなどの駆動源の出力軸57(図2及
び図3参照)が連結されている。
【0025】第1の回転軸27の一方A側端は、ドラム
24内方に位置する駆動軸25の他方B側端に形成した
孔48に嵌入され、また、第1の回転軸27の他方B側
端は、第2の回転軸28の一方A側端に形成した孔49
に軸受50を介して挿入されており、これにより、駆動
軸25と第1の回転軸27とが、ドラム24及び第2の
回転軸28に対して周方向へ回動できるようになってい
る。
【0026】また、第2の回転軸28の他方B側端は、
ドラム24内方に位置する固定軸26の一方A側端に形
成した孔51に軸受52を介して挿入されており、これ
により、第2の回転軸28が、第1の回転軸27及び固
定軸26に対して周方向へ回動できるようになってい
る。
【0027】第1の内歯31は、第1の太陽歯車29を
周方向に取り囲むようにドラム本体38の内面に形成さ
れ、第2の内歯32は、第2の太陽歯車30を周方向に
取り囲むようにドラム本体38の内面に形成されてい
る。
【0028】第1のキャリア33は、第1の太陽歯車2
9の他方B側に位置し且つ第2の回転軸28の一方A側
寄り端部に嵌設されており、これにより、第1のキャリ
ア33が第2の回転軸28とともにドラム24に対して
回動できるようになっている。
【0029】また、第2のキャリア34は、第2の太陽
歯車30の他方B側に位置し且つ固定軸26の一方A側
寄り端部に嵌設されている。
【0030】第1のキャリア33には、図5に示すよう
に、第1の太陽歯車29及び第1の内歯31に噛合する
3個の第1の遊星歯車35がそれぞれ軸受53を介して
枢支され、また、第2のキャリア34には、図6に示す
ように、第2の太陽歯車30及び第2の内歯32に噛合
する3個の第2の遊星歯車36がそれぞれ軸受54を介
して枢支されている。
【0031】この巻上機構21では、駆動源57を作動
させると、該駆動源57の回転力が、駆動軸25、第1
の回転軸27、第1の太陽歯車29、第1の遊星歯車3
5、第1のキャリア33、第2の回転軸28、第2の太
陽歯車30、第2の遊星歯車36、第2のキャリア34
を経て固定軸26に伝達されようとする。
【0032】このとき、ドラム24が軸受43,45を
介してブラケット44,46に枢支され且つ第2のキャ
リア34が固定軸26を介してブラケット46に周方向
への変位を拘束されているため、第2の太陽歯車30の
回転力は、遊星歯車36を経て第2の内歯32に伝達さ
れ、第2の太陽歯車30に対する第2の内歯32の歯車
比に応じた回転数で、ドラム24が第2の太陽歯車30
とは逆方向に回転する。
【0033】また、第1のキャリア33がドラム24に
対して相対的に逆方向へ回動することにより、第1の太
陽歯車29に対する第1の内歯31の歯車比に応じた回
転数で、第1のキャリア33が第1の太陽歯車29と同
方向に回転する。
【0034】これにより、駆動源57に対してドラム2
4が、第1の太陽歯車29、第1のキャリア33、第1
の遊星歯車35、第1の内歯31で構成される前段の減
速機構と、第2の太陽歯車30、第2のキャリア34、
第2の遊星歯車36、第2の内歯32で構成される後段
の減速機構とのそれぞれの歯車比に応じた回転数で減速
駆動されることになる。
【0035】上述した巻上機構21は、コンテナクレー
ンのガーダ3及びブーム4(荷役設備の長桁)に沿って
横行するトロリ55上の右側前後と左側前後の合計4ヶ
所に搭載されている。
【0036】これらの巻上機構21のドラム24には、
ヘッドブロック昇降用ロープ56が巻き付けられてお
り、各ヘッドブロック昇降用ロープ56の繰り出し端
は、コンテナC(図7参照)に係合可能なスプレッダ7
が装着されるヘッドブロック6に係止されている。
【0037】図1乃至図6に示すコンテナクレーンの巻
上装置では、各巻上機構21の駆動源57を作動させ、
それぞれのドラム24を正回転、あるいは逆回転させる
と、ドラム24の回転に伴うヘッドブロック昇降用ロー
プ56の巻き取り、あるいは繰り出しにより、トロリ5
5に対してヘッドブロック6が昇降する。
【0038】このように、図1乃至図6に示すコンテナ
クレーンの巻上装置においては、太陽歯車29,30、
キャリア33,34、遊星歯車35,36、内歯31,
32で構成される2組の減速機構の構成要素をドラム2
4内に配置しているので、装置の軽量化及び小型化を図
ることが可能になる。
【0039】また、トロリ55に搭載したドラム24に
巻き付けられているヘッドブロック昇降用ロープ56の
繰り出し端をヘッドブロック6に係止しているので、ヘ
ッドブロック昇降用ロープ56のロープ長が短縮されて
当該ヘッドブロック昇降用ロープ56の保守点検を容易
に行なうことができ、ロープ交換費用が低減してランニ
ングコストの削減が図られ、ドラム24も小型化でき
る。
【0040】更に、各ドラム24がそれぞれ別箇の駆動
源57によって回動するので、箇々のヘッドブロック昇
降用ロープ56の繰り出し量、あるいは巻き取り量を適
宜調整すれば、ヘッドブロック6及びスプレッダ7を介
して吊り下げられるコンテナC(図7参照)を適正な姿
勢に保持することができ、また、ヘッドブロック6、ス
プレッダ7、及びスプレッダ7に係合するコンテナCの
振れ止めを行うことができる。
【0041】なお、本発明のコンテナクレーンの巻上装
置は上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、下記のような種々の変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0042】たとえば、駆動源57に対するドラム24
の減速比を大きくしなくてもよい場合には、第1の回転
軸27、第1の太陽歯車29、第1のキャリア33、第
1の遊星歯車35、第1の内歯31で構成される減速機
構を設けずに、駆動軸25の回転力を第2の太陽歯車3
0へ直接伝達させるようにすれば、駆動源57に対して
ドラム24が、第2の太陽歯車30、第2のキャリア3
4、第2の遊星歯車36、第2の内歯32で構成される
減速機構の歯車比に応じた回転数で減速駆動されること
になる。
【0043】これとは逆に、駆動源57に対するドラム
24の減速比を大きくする必要がある場合には、ドラム
本体38をやや長く形成し、前段の減速機構及び後段の
減速機構に加えて、両回転軸27,28の間に介在し且
つ両回転軸27,28に対して周方向に相対的に回動し
得る回転軸、該回転軸に遊嵌し且つ第1のキャリア33
と一体的に回動し得る太陽歯車、該太陽歯車を周方向に
取り囲むようにドラム本体38の内面に形成した内歯、
前記の遊星歯車の他方B側において回転軸に嵌装され且
つ第2の太陽歯車30と一体的に回動し得るキャリア、
該キャリアに枢支され且つ太陽歯車及び内歯に噛合する
遊星歯車で構成される減速機構を設ければ、駆動源57
に対してドラム24が、前段の減速機構と、中段の減速
機構と、後段の減速機構とのそれぞれの減速比に応じた
回転数で減速駆動させることになる。
【0044】更に、トロリ55の左側前後のドラム2
4,24を同一の駆動源により回転させるようにし且つ
トロリ55の右側前後のドラム24,24を同一の駆動
源より回転させるようにすれば、左側あるいは右側の前
後におけるヘッドブロック昇降用ロープ56の繰り出し
量、あるいは巻き取り量を一致させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコンテナク
レーンの巻上装置によれば、下記のような種々の優れた
効果を奏し得る。
【0046】(1)本発明の請求項1あるいは請求項2
に記載のコンテナクレーンの巻上装置のいずれにおいて
も、トロリに搭載したドラムに巻き付けられている昇降
用ロープの繰り出し端をヘッドブロックに係止している
ので、昇降用ロープのロープ長が短縮されて当該昇降用
ロープの保守点検を容易に行なうことができ、またドラ
ムの外寸も小さくなって装置の軽量化及び小型化を図る
ことができる。
【0047】(2)本発明の請求項2に記載のコンテナ
クレーンの巻上装置においては、駆動源の回転力を、ド
ラム内に位置する小歯数の太陽歯車及び遊星歯車により
ドラム内面の内歯に伝達させて、ドラムを減速駆動する
ので、装置の軽量化及び小型化をより効果的に図ること
ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナクレーンの巻上装置の実施の
形態の一例を示す側面図である。
【図2】本発明のコンテナクレーンの巻上装置の実施の
形態の一例を示す平面図である。
【図3】本発明のコンテナクレーンの巻上装置の実施の
形態の一例を示す正面図である。
【図4】図1における巻上機構の詳細を示す断面図であ
る。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のVI−VI矢視図である。
【図7】コンテナクレーンの一例を示す全体側面図であ
る。
【図8】図7に関連するヘッドブロック昇降装置、ブー
ム起伏装置及びトロリ横行装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ガーダ(長桁) 4 ブーム(長桁) 6 ヘッドブロック 7 スプレッダ 24 ドラム 29 第1の太陽歯車 30 第2の太陽歯車 31 第1の内歯 32 第2の内歯 33 第1のキャリア 34 第2のキャリア 35 第1の遊星歯車 36 第2の遊星歯車 55 トロリ 56 ヘッドブロック昇降用ロープ(昇降用ロ
ープ) 57 駆動源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能な複数のドラムと、各ドラムに
    繰り出し可能に巻き付けた昇降用ロープとを備え、前記
    のドラムを荷役設備の長桁に沿って横行するトロリに搭
    載し、昇降用ロープの繰り出し端を、コンテナに係合可
    能なスプレッダが装着されるヘッドブロックに係止した
    ことを特徴とするコンテナクレーンの巻上装置。
  2. 【請求項2】 駆動源により回転力が付与される太陽歯
    車と、該太陽歯車の近傍に配置したキャリアと、該キャ
    リアに枢支され且つ太陽歯車に噛合する遊星歯車とを備
    え、前記の太陽歯車及び遊星歯車を周方向に取り囲むよ
    うにドラムを枢支し且つ該ドラムの内面に遊星歯車に噛
    合する内歯を形成した請求項1に記載のコンテナクレー
    ンの巻上装置。
JP11097421A 1999-03-18 1999-04-05 コンテナクレーンの巻上装置 Pending JP2000289987A (ja)

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