JP2000289109A - 常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材 - Google Patents
常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材Info
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C61/00—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
- B29C61/06—Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
- B29C61/0608—Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory characterised by the configuration or structure of the preforms
- B29C61/065—Preforms held in a stressed condition by means of a removable support; Supports therefor
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、拡径処理された常温収縮性円
筒状被覆材の内側に挿入しても、その常温収縮性円筒状
被覆材の内周面に段差状の永久変形を発生させない新規
な拡径支持用中空心材を提供することにある。 【解決手段】本発明の要旨とするところは、高分子材料
製中空体の内周面上にスパイラル状の内周面切込溝が刻
まれて成ることを特徴とする常温収縮性円筒状被覆材の
永久変形防止性拡径支持用中空心材にある。
筒状被覆材の内側に挿入しても、その常温収縮性円筒状
被覆材の内周面に段差状の永久変形を発生させない新規
な拡径支持用中空心材を提供することにある。 【解決手段】本発明の要旨とするところは、高分子材料
製中空体の内周面上にスパイラル状の内周面切込溝が刻
まれて成ることを特徴とする常温収縮性円筒状被覆材の
永久変形防止性拡径支持用中空心材にある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、常温収縮性円筒状
被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材に関するも
のである。更に詳述すれば本発明は、絶縁電線、電力ケ
ーブル、通信ケーブル等の端末接続部等を被覆処理に用
いる常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持
用中空心材に関するものである。
被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材に関するも
のである。更に詳述すれば本発明は、絶縁電線、電力ケ
ーブル、通信ケーブル等の端末接続部等を被覆処理に用
いる常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持
用中空心材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱収縮性チューブは、熱処理すると熱収
縮する性質があることから、棒状体、中空体等の外周被
覆材として広く実用されている。
縮する性質があることから、棒状体、中空体等の外周被
覆材として広く実用されている。
【0003】近年では、熱処理することなく単に常温に
放置するだけで熱収縮する性質がある常温収縮性円筒状
被覆材も実用されている。
放置するだけで熱収縮する性質がある常温収縮性円筒状
被覆材も実用されている。
【0004】このような常温収縮型中空被覆材は、絶縁
電線や電力ケーブル等の接続部の外周被覆材として実用
されている。
電線や電力ケーブル等の接続部の外周被覆材として実用
されている。
【0005】(1)常温収縮性円筒状被覆材の製法、保
管 まず、押出機等によりシリコーンゴム或いはエチレンプ
ロピレンゴム等の材料を円筒状形状に押し出し成形する
ことにより常温収縮性円筒状被覆材を成形する。
管 まず、押出機等によりシリコーンゴム或いはエチレンプ
ロピレンゴム等の材料を円筒状形状に押し出し成形する
ことにより常温収縮性円筒状被覆材を成形する。
【0006】次に、その円筒状形状に押し出し成形され
た常温収縮性円筒状被覆材の内側に拡径装置を入れ、そ
れから機械力をもって拡径処理する。
た常温収縮性円筒状被覆材の内側に拡径装置を入れ、そ
れから機械力をもって拡径処理する。
【0007】次に、その拡径処理された常温収縮性円筒
状被覆材は、その拡径された状態を使用するまで維持す
るため、その内側に拡径支持用中空心材を挿入し、保管
する。
状被覆材は、その拡径された状態を使用するまで維持す
るため、その内側に拡径支持用中空心材を挿入し、保管
する。
【0008】(2)従来の拡径支持用中空心材 従来の拡径支持用中空心材としては次の2種が用いられ
ている。
ている。
【0009】 従来第1例の拡径支持用中空心材 従来第1例の拡径支持用中空心材の製造では、まず高分
子材料により高分子材料製中空体を成形する。
子材料により高分子材料製中空体を成形する。
【0010】次に、ここで得られた高分子材料製中空体
の外周面上にスパイラル状に切り込みを入れることによ
り、外周面上にスパイラル溝を切り込んだ高分子中空体
の拡径支持用心材とする。
の外周面上にスパイラル状に切り込みを入れることによ
り、外周面上にスパイラル溝を切り込んだ高分子中空体
の拡径支持用心材とする。
【0011】 従来第2例の拡径支持用中空心材 従来第2例の拡径支持用中空心材の製造では、まず高分
子材料製の高分子紐を用意する。
子材料製の高分子紐を用意する。
【0012】次に、その高分子紐をスパイラル巻きして
成形することにより、高分子紐スパイラル巻中空体状の
拡径支持用心材とする。
成形することにより、高分子紐スパイラル巻中空体状の
拡径支持用心材とする。
【0013】(3)拡径支持用中空心材を挿入した常温
収縮性円筒状被覆材の使用方法 拡径処理してから拡径支持用中空心材を挿入した常温収
縮性円筒状被覆材は、まずそのままの状態で被覆物体、
例えば電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌する。
収縮性円筒状被覆材の使用方法 拡径処理してから拡径支持用中空心材を挿入した常温収
縮性円筒状被覆材は、まずそのままの状態で被覆物体、
例えば電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌する。
【0014】ここにおいて、常温収縮性円筒状被覆材と
電力ケーブル端末接続部との間に残った拡径支持用中空
心材は、仮被嵌後に不要となるので取り除くようになっ
ている。
電力ケーブル端末接続部との間に残った拡径支持用中空
心材は、仮被嵌後に不要となるので取り除くようになっ
ている。
【0015】この拡径支持用中空心材を引き抜くと、常
温収縮性円筒状被覆材は拡径以前の元の大きさに収縮
し、それにより電力ケーブル端末接続部の外周面上へ密
着被覆することができる。
温収縮性円筒状被覆材は拡径以前の元の大きさに収縮
し、それにより電力ケーブル端末接続部の外周面上へ密
着被覆することができる。
【0016】まず、図面により従来第1例の拡径支持用
中空心材を挿入した常温収縮性円筒状被覆材の使用方法
について説明する。
中空心材を挿入した常温収縮性円筒状被覆材の使用方法
について説明する。
【0017】 従来第1例の拡径支持用中空心材を挿
入した常温収縮性円筒状被覆材 図6は、拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材の内側
に従来第1例の拡径支持用中空心材を挿入してから保管
している状態を示した正面図である。図7は図6の側面
図、図8は図7のA−A断面図である。
入した常温収縮性円筒状被覆材 図6は、拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材の内側
に従来第1例の拡径支持用中空心材を挿入してから保管
している状態を示した正面図である。図7は図6の側面
図、図8は図7のA−A断面図である。
【0018】図6〜8において、1は拡径処理された常
温収縮性円筒状被覆材、2は従来第1例の拡径支持用中
空心材である。
温収縮性円筒状被覆材、2は従来第1例の拡径支持用中
空心材である。
【0019】図示はしないが、この図6〜8に示されて
いる内側に従来第1例の拡径支持用中空心材2を挿入し
た常温収縮性円筒状被覆材1を電力ケーブル端末接続部
の外周上に仮被嵌し、それから従来第1例の拡径支持用
中空心材2を取り除くには、その従来第1例の拡径支持
用中空心材2をスパイラル状に解きながら解体して取り
除くようになっている。
いる内側に従来第1例の拡径支持用中空心材2を挿入し
た常温収縮性円筒状被覆材1を電力ケーブル端末接続部
の外周上に仮被嵌し、それから従来第1例の拡径支持用
中空心材2を取り除くには、その従来第1例の拡径支持
用中空心材2をスパイラル状に解きながら解体して取り
除くようになっている。
【0020】 従来第2例の拡径支持用中空心材を挿
入した常温収縮性円筒状被覆材 図示はしないが、内側に従来第2例の高分子紐スパイラ
ル巻中空体状の拡径支持用心材挿入した常温収縮性円筒
状被覆材1を電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌
し、それからその従来第2例の拡径支持用中空心材2を
取り除くには、従来第1例の拡径支持用中空心材2を取
り除くときと同様に、その従来第2例の拡径支持用中空
心材をスパイラル状に解きながら引き抜くようになって
いる。
入した常温収縮性円筒状被覆材 図示はしないが、内側に従来第2例の高分子紐スパイラ
ル巻中空体状の拡径支持用心材挿入した常温収縮性円筒
状被覆材1を電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌
し、それからその従来第2例の拡径支持用中空心材2を
取り除くには、従来第1例の拡径支持用中空心材2を取
り除くときと同様に、その従来第2例の拡径支持用中空
心材をスパイラル状に解きながら引き抜くようになって
いる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9は図8
の○囲み部分の部分拡大断面説明図である。また、図1
0は図9の常温収縮性円筒状被覆材側の部分拡大断面説
明図である。
の○囲み部分の部分拡大断面説明図である。また、図1
0は図9の常温収縮性円筒状被覆材側の部分拡大断面説
明図である。
【0022】図9及び図10において、1は拡径処理さ
れた常温収縮性円筒状被覆材、2は従来第1例の拡径支
持用中空心材、3は外周面切込溝、4は永久変形部であ
る。
れた常温収縮性円筒状被覆材、2は従来第1例の拡径支
持用中空心材、3は外周面切込溝、4は永久変形部であ
る。
【0023】図9及び図10から分かるように、従来第
1例の拡径支持用中空心材2はその外周面上にスパイラ
ル状の外周面切込溝3が刻まれている。当然ながら、こ
の切込溝3が刻まれている箇所は窪み箇所になり、その
周囲は盛り上がっている。これによって、従来第1例の
拡径支持用中空心材2は、スパイラル状の外周面切込溝
3に沿った段差が形成されることになる。
1例の拡径支持用中空心材2はその外周面上にスパイラ
ル状の外周面切込溝3が刻まれている。当然ながら、こ
の切込溝3が刻まれている箇所は窪み箇所になり、その
周囲は盛り上がっている。これによって、従来第1例の
拡径支持用中空心材2は、スパイラル状の外周面切込溝
3に沿った段差が形成されることになる。
【0024】そして、この従来第1例の拡径支持用中空
心材2のスパイラル状の外周面切込溝3に沿った段差
は、この従来第1例の拡径支持用中空心材2が挿入され
る拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材1の永久変形
を誘発することが分かってきた。
心材2のスパイラル状の外周面切込溝3に沿った段差
は、この従来第1例の拡径支持用中空心材2が挿入され
る拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材1の永久変形
を誘発することが分かってきた。
【0025】つまり、拡径処理された常温収縮性円筒状
被覆材1は、その内側に挿入されている従来第1例の拡
径支持用中空心材2のスパイラル状の外周面切込溝3に
沿った段差により他の部分より異常な力を受け、それに
より常温収縮性円筒状被覆材1の内周面に段差状の永久
変形が生じてしまうのである。
被覆材1は、その内側に挿入されている従来第1例の拡
径支持用中空心材2のスパイラル状の外周面切込溝3に
沿った段差により他の部分より異常な力を受け、それに
より常温収縮性円筒状被覆材1の内周面に段差状の永久
変形が生じてしまうのである。
【0026】このような内周面に段差状の永久変形が生
じた常温収縮性円筒状被覆材1を電力ケーブル端末接続
部の外周面上へ被覆したときには、その常温収縮性円筒
状被覆材1と電力ケーブル端末接続部との界面にポイド
や面圧の低い部分が生じ、その結果それらの箇所の電気
絶縁破壊電圧特性及び水密性が悪化する。
じた常温収縮性円筒状被覆材1を電力ケーブル端末接続
部の外周面上へ被覆したときには、その常温収縮性円筒
状被覆材1と電力ケーブル端末接続部との界面にポイド
や面圧の低い部分が生じ、その結果それらの箇所の電気
絶縁破壊電圧特性及び水密性が悪化する。
【0027】同様に、内側に従来第2例の高分子紐スパ
イラル巻中空体状の拡径支持用心材が挿入された常温収
縮性円筒状被覆材1においても、高分子紐スパイラル巻
に沿って段差が形成される。それにより、常温収縮性円
筒状被覆材1の内面には段差状の永久変形が生じ、更に
電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したときに
は、その常温収縮性円筒状被覆材1と電力ケーブル端末
接続部との界面にポイドや面圧の低い部分が生じ、その
結果それらの箇所の電気絶縁破壊電圧特性及び水密性が
悪化する。
イラル巻中空体状の拡径支持用心材が挿入された常温収
縮性円筒状被覆材1においても、高分子紐スパイラル巻
に沿って段差が形成される。それにより、常温収縮性円
筒状被覆材1の内面には段差状の永久変形が生じ、更に
電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したときに
は、その常温収縮性円筒状被覆材1と電力ケーブル端末
接続部との界面にポイドや面圧の低い部分が生じ、その
結果それらの箇所の電気絶縁破壊電圧特性及び水密性が
悪化する。
【0028】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材の
内側に挿入しても、その常温収縮性円筒状被覆材の内周
面に段差状の永久変形を発生させない新規な拡径支持用
中空心材を提供することにある。
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、拡径処理された常温収縮性円筒状被覆材の
内側に挿入しても、その常温収縮性円筒状被覆材の内周
面に段差状の永久変形を発生させない新規な拡径支持用
中空心材を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、高分子材料製中空体の内周面上にスパイラル状の
内周面切込溝が刻まれて成ることを特徴とする常温収縮
性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材に
ある。
ろは、高分子材料製中空体の内周面上にスパイラル状の
内周面切込溝が刻まれて成ることを特徴とする常温収縮
性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材に
ある。
【0030】本発明において高分子材料製中空体として
は、ポリプロピレン製中空体若しくは高密度ポリエチレ
ン製中空体であることが好ましい。
は、ポリプロピレン製中空体若しくは高密度ポリエチレ
ン製中空体であることが好ましい。
【0031】本発明において内周面切込溝としては、V
字形溝であることが好ましい。
字形溝であることが好ましい。
【0032】即ち、本発明の常温収縮性円筒状被覆材の
永久変形防止性拡径支持用中空心材は、まず高分子材料
製中空体を成形し、その内周面にスパイラル状切込溝を
刻み込むことにある。つまり、従来の拡径支持用中空心
材は高分子材料製中空体の外周面にスパイラル状切込溝
を刻み込んでいたのに対して、本発明の永久変形防止性
拡径支持用中空心材は高分子材料製中空体の内周面にス
パイラル状の内周面切込溝を刻み込んだことにある。
永久変形防止性拡径支持用中空心材は、まず高分子材料
製中空体を成形し、その内周面にスパイラル状切込溝を
刻み込むことにある。つまり、従来の拡径支持用中空心
材は高分子材料製中空体の外周面にスパイラル状切込溝
を刻み込んでいたのに対して、本発明の永久変形防止性
拡径支持用中空心材は高分子材料製中空体の内周面にス
パイラル状の内周面切込溝を刻み込んだことにある。
【0033】前述したように、本発明においてスパイラ
ル状内周面切込溝はV字形に切り込んだものが望ましい
が、これはこの内周面側にV字形に切り込んだ内周面切
込溝を有する永久変形防止性拡径支持用中空心材を電力
ケーブル端末接続部の外周面上へ仮被嵌し、それからそ
の永久変形防止性拡径支持用中空心材を引っ張って解く
ときの引き抜き除去性がよくなるからである。
ル状内周面切込溝はV字形に切り込んだものが望ましい
が、これはこの内周面側にV字形に切り込んだ内周面切
込溝を有する永久変形防止性拡径支持用中空心材を電力
ケーブル端末接続部の外周面上へ仮被嵌し、それからそ
の永久変形防止性拡径支持用中空心材を引っ張って解く
ときの引き抜き除去性がよくなるからである。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の常温収縮性円筒状
被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材の一実施例
を図面により説明する。
被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材の一実施例
を図面により説明する。
【0035】図1は、本発明の常温収縮性円筒状被覆材
の永久変形防止性拡径支持用中空心材の一実施例を挿入
した常温収縮性円筒状被覆材を示した正面説明図、図2
は図1の側面説明図、図3は図2のA−A断面説明図、
図4は図3の○囲み部分の部分拡大断面説明図、図5は
図4の常温収縮性円筒状被覆材側を示した部分拡大断面
説明図である。
の永久変形防止性拡径支持用中空心材の一実施例を挿入
した常温収縮性円筒状被覆材を示した正面説明図、図2
は図1の側面説明図、図3は図2のA−A断面説明図、
図4は図3の○囲み部分の部分拡大断面説明図、図5は
図4の常温収縮性円筒状被覆材側を示した部分拡大断面
説明図である。
【0036】図1〜5において、1はシリコーンゴム若
しくはエチレンプロピレンゴム製の常温収縮性円筒状被
覆材、10はポリプロピレン若しくは高密度ポリエチレ
ン製の本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支持用中
空心材、11は本発明の一実施例の永久変形防止性拡径
支持用中空心材の内周面に切り込まれたV字形の内周面
切込溝である。
しくはエチレンプロピレンゴム製の常温収縮性円筒状被
覆材、10はポリプロピレン若しくは高密度ポリエチレ
ン製の本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支持用中
空心材、11は本発明の一実施例の永久変形防止性拡径
支持用中空心材の内周面に切り込まれたV字形の内周面
切込溝である。
【0037】ここにおいて、本発明の一実施例の永久変
形防止性拡径支持用中空心材の内周面に切り込まれたV
字形の内周面切込溝11は、外周側に0.05〜0.3
0mmの厚みを残してスパイラル状にV字形に切り込みを
入れたものである。
形防止性拡径支持用中空心材の内周面に切り込まれたV
字形の内周面切込溝11は、外周側に0.05〜0.3
0mmの厚みを残してスパイラル状にV字形に切り込みを
入れたものである。
【0038】図3に示すように、本発明の一実施例の永
久変形防止性拡径支持用中空心材10を拡径処理した常
温収縮性円筒状被覆材1の内側に挿入するときには、片
端から少しの長さだけ切り込みに沿って紐状体として解
き、その少しの長さだけ解いた紐状体を内側を通して他
端側に引き出しておくようにする。
久変形防止性拡径支持用中空心材10を拡径処理した常
温収縮性円筒状被覆材1の内側に挿入するときには、片
端から少しの長さだけ切り込みに沿って紐状体として解
き、その少しの長さだけ解いた紐状体を内側を通して他
端側に引き出しておくようにする。
【0039】そして、本発明の一実施例の永久変形防止
性拡径支持用中空心材10を挿入した常温収縮性円筒状
被覆材1を電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌
し、それから本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支
持用中空心材10を引き出し除去するときには、先に他
端側に紐状に引き出しておいた紐状体を引張り、それに
より永久変形防止性拡径支持用中空心材10がスパイラ
ル状の切り込みに沿って切れながら解けて除去すること
ができる。そして、この永久変形防止性拡径支持用中空
心材10が除去されると、常温収縮性円筒状被覆材1は
収縮して電力ケーブル端末接続部の外周上に完全に密着
するように被覆され、それにより電力ケーブル端末接続
作業が完了する。
性拡径支持用中空心材10を挿入した常温収縮性円筒状
被覆材1を電力ケーブル端末接続部の外周上に仮被嵌
し、それから本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支
持用中空心材10を引き出し除去するときには、先に他
端側に紐状に引き出しておいた紐状体を引張り、それに
より永久変形防止性拡径支持用中空心材10がスパイラ
ル状の切り込みに沿って切れながら解けて除去すること
ができる。そして、この永久変形防止性拡径支持用中空
心材10が除去されると、常温収縮性円筒状被覆材1は
収縮して電力ケーブル端末接続部の外周上に完全に密着
するように被覆され、それにより電力ケーブル端末接続
作業が完了する。
【0040】図1〜4から分かるように、本発明の一実
施例の永久変形防止性拡径支持用中空心材10を挿入し
た常温収縮性円筒状被覆材1では、本発明の一実施例の
永久変形防止性拡径支持用中空心材10が常温収縮性円
筒状被覆材1と接触する外周面上にスパイラル状の切り
込み溝がなく、従って平滑である。
施例の永久変形防止性拡径支持用中空心材10を挿入し
た常温収縮性円筒状被覆材1では、本発明の一実施例の
永久変形防止性拡径支持用中空心材10が常温収縮性円
筒状被覆材1と接触する外周面上にスパイラル状の切り
込み溝がなく、従って平滑である。
【0041】これにより、常温収縮性円筒状被覆材1は
内周面側に本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支持
用中空心材10を挿入しておいてもスパイラル状の外周
面切込溝に沿った段差が生じることがなく、それにより
常温収縮性円筒状被覆材1の内周面に段差状の永久変形
の発生を完全に抑止することができる。このような内周
面に段差状の永久変形がない常温収縮性円筒状被覆材1
を電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したときに
は、その常温収縮性円筒状被覆材1と電力ケーブル端末
接続部との界面にポイドや面圧の低い部分の発生を完全
に抑止でき、それにより電力ケーブル端末接続部の電気
絶縁破壊電圧特性及び水密性を顕著に向上することがで
きる。
内周面側に本発明の一実施例の永久変形防止性拡径支持
用中空心材10を挿入しておいてもスパイラル状の外周
面切込溝に沿った段差が生じることがなく、それにより
常温収縮性円筒状被覆材1の内周面に段差状の永久変形
の発生を完全に抑止することができる。このような内周
面に段差状の永久変形がない常温収縮性円筒状被覆材1
を電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したときに
は、その常温収縮性円筒状被覆材1と電力ケーブル端末
接続部との界面にポイドや面圧の低い部分の発生を完全
に抑止でき、それにより電力ケーブル端末接続部の電気
絶縁破壊電圧特性及び水密性を顕著に向上することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明の常温収縮性円筒状被覆材の永久
変形防止性拡径支持用中空心材は、常温収縮性円筒状被
覆材の内側へ挿入しておいても、その常温収縮性円筒状
被覆材の内周面上にスパイラル状の外周面切込溝に沿っ
た段差を生じるさせることがなく、それにより常温収縮
性円筒状被覆材の内周面に段差状の永久変形の発生を完
全に抑止でき、更にそれらにより常温収縮性円筒状被覆
材を電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したとき
には優れた電気絶縁破壊電圧特性及び水密性を発揮でき
るものであり、工業上有用である。
変形防止性拡径支持用中空心材は、常温収縮性円筒状被
覆材の内側へ挿入しておいても、その常温収縮性円筒状
被覆材の内周面上にスパイラル状の外周面切込溝に沿っ
た段差を生じるさせることがなく、それにより常温収縮
性円筒状被覆材の内周面に段差状の永久変形の発生を完
全に抑止でき、更にそれらにより常温収縮性円筒状被覆
材を電力ケーブル端末接続部の外周面上へ被覆したとき
には優れた電気絶縁破壊電圧特性及び水密性を発揮でき
るものであり、工業上有用である。
【図1】本発明の常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防
止性拡径支持用中空心材の一実施例を挿入した常温収縮
性円筒状被覆材を示した正面説明図である。
止性拡径支持用中空心材の一実施例を挿入した常温収縮
性円筒状被覆材を示した正面説明図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3】図2のA−A断面説明図である。
【図4】図3の○囲み部分の部分拡大断面説明図であ
る。
る。
【図5】図4の常温収縮性円筒状被覆材側を示した部分
拡大断面説明図である。
拡大断面説明図である。
【図6】拡径処理した常温収縮性円筒状被覆材の内側に
従来第1例の拡径支持用中空心材を挿入してから保管し
ている状態を示した正面図である。
従来第1例の拡径支持用中空心材を挿入してから保管し
ている状態を示した正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】図8の○囲み部分の部分拡大断面説明図であ
る。
る。
【図10】図9の常温収縮性円筒状被覆材側の部分拡大
断面説明図である。
断面説明図である。
1 常温収縮性円筒状被覆材 2 従来第2例の拡径支持用中空心材 3 外周面切込溝 4 永久変形部 10 永久変形防止性拡径支持用中空心材 11 内周面切込溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 23:00 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 CA57 CB14 CB22 DA26 DB27 4F210 AA09 AA33 AA45 AE01 AG08 AH35 RA03 RC02 RG01 RG07 RG70 5G355 AA03 AA05 BA15 BA20 CA09 CA22 5G375 AA02 AA08 BA21 BA26 BB43 BB56 BB81 CB07 CB19 CD17 DB32 DB42
Claims (3)
- 【請求項1】高分子材料製中空体の内周面上にスパイラ
ル状の内周面切込溝が刻まれて成ることを特徴とする常
温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空
心材。 - 【請求項2】高分子材料製中空体が、ポリプロピレン製
中空体若しくは高密度ポリエチレン製中空体等であるこ
とを特徴とする請求項1記載の常温収縮性円筒状被覆材
の永久変形防止性拡径支持用中空心材。 - 【請求項3】内周面切込溝が、V字形溝であることを特
徴とする請求項1記載の常温収縮性円筒状被覆材の永久
変形防止性拡径支持用中空心材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101402A JP2000289109A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11101402A JP2000289109A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289109A true JP2000289109A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14299746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11101402A Pending JP2000289109A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 常温収縮性円筒状被覆材の永久変形防止性拡径支持用中空心材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000289109A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301030A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-10-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 拡径支持筒付絶縁筒体 |
CN110429553A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-11-08 | 安徽伊法拉电气有限公司 | 一种10kV冷缩电缆户内终端 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP11101402A patent/JP2000289109A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301030A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-10-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 拡径支持筒付絶縁筒体 |
JP4690559B2 (ja) * | 2000-02-17 | 2011-06-01 | 古河電気工業株式会社 | 拡径支持筒付絶縁筒体 |
CN110429553A (zh) * | 2019-06-26 | 2019-11-08 | 安徽伊法拉电气有限公司 | 一种10kV冷缩电缆户内终端 |
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