JP2000287940A - 医療情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに関係する内視鏡画像データと他種の画
像データとを含む医療情報の検索効率を向上する。 【解決手段】様々な通信経路から入力される互いに関係
する内視鏡画像データ及び他種の画像データを含む医療
情報は、データ格納処理部６２により、関係付けられた
状態でデータ記憶部６１へ格納される。これにより、デ
ータ検索処理部６３は、互いに関係する内視鏡画像デー
タと他種の画像データとを含む医療情報を容易に検索す
ることができ、検索効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡画像等を含
む医療情報を蓄積する手段に特徴を有する医療情報処理
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、医療機関等において、内視鏡検査
で得られた内視鏡画像データ等を含む医療情報を入力
し、医療情報を編集してカルテを生成することができる
医療情報処理装置が利用されている。このような医療情
報処理装置として、例えば、特願平１１−８２１９８号
では、手術室等の拠点に設置された内視鏡装置で得られ
る内視鏡画像データと、手術装置の状態を示す手術装置
情報及び患者情報からなる非画像データとを通信回線を
介して支援拠点へ伝送し、伝送された内視鏡画像データ
及び非画像データからなる医療情報を支援拠点の装置で
集積し、集積された医療情報を編集してカルテを生成す
ることで、カルテの作成作業等を効率化する手段が示さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手術や
検査で得られる画像データは、内視鏡画像データばかり
でなく、核磁気共鳴現象を利用するＭＲＩ装置により得
られるＭＲ画像データや、Ｘ線を走査するＣＴスキャン
装置により得られるＣＴ画像データや、超音波を走査す
る超音波診断装置により得られる超音波画像データや、
Ｘ線撮影装置により得られるＸ線画像データ等の多種に
わたる。ところが、特願平１１−８２１９８号では、内
視鏡画像データとともに非画像データを集積する手段が
示されているものの、内視鏡画像データとともに他種の
画像データを関係付けて集積する手段が示されていなか
った。内視鏡画像データと他種の画像データが関係付け
られて保存されていないと、互いに関係する画像データ
を参照する際に手間がかかったり、これにより、カルテ
の作成作業に手間がかかる等して、医療機関等での情報
処理の作業効率が悪かった。本発明は、上記事情に鑑み
てなされたものであり、互いに関係する異なる複数の種
類の画像データを含む医療情報の検索効率を向上するこ
とで、医療機関等での情報処理の作業効率を向上する医
療情報処理装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項１は、内視鏡画像データである第１
の画像データと内視鏡画像データとは異なる第２の画像
データとを入力し前記第１の画像データ及び前記第２の
画像データを少なくとも含む医療情報を関係付けて蓄積
する医療情報集積手段を備えたことを特徴としている。

【０００５】また、本発明の請求項２は、内視鏡画像デ
ータである第１の画像データを第１の拠点から第２の拠
点へ伝送する第１の伝送手段と、内視鏡画像データと異
なる第２の画像データを第３の拠点から前記第２の拠点
へ伝送する第２の伝送手段と、互いに関係して得られる
前記第１の画像データ及び前記第２の画像データを少な
くとも含む医療情報を前記第２の拠点で関係付けて蓄積
する医療情報集積手段とを備えたことを特徴としてい
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図１ないし図５は本発明の第１の
実施の形態に係り、図１は医療情報処理装置の全体構成
を示す説明図、図２は情報集積装置の構成を示すブロッ
ク図、図３は制御回路の機能構成を示すブロック図、図
４は医療情報表示画面の一例を示す説明図、図５はカル
テ印刷出力の一例を示す説明図である。

【０００７】図１に示すように、本実施の形態の医療情
報処理装置は、手術室等の拠点に設置され、内視鏡画像
データや手術装置情報や患者情報を得る手術室装置１
と、ＭＲＩ装置による検査やＣＴスキャン装置による検
査や超音波診断装置による検査やＸ線撮影装置による検
査等の検査を行うそれぞれの検察室等の拠点に設置さ
れ、内視鏡画像とは異なる種類の各種画像データを得る
複数の検査室装置２と、前記手術室や前記検査室とは別
拠点に設置され、前記手術室装置１及び前記検査室装置
２で得られる各種画像データ及び非画像データを集積し
カルテ作成等を行う情報集積装置３と、前記情報集積装
置３とは別拠点例えば外来診察室等に設置され、前記情
報集積装置３に集積された医療情報を参照する情報参照
装置４を有して構成され、前記手術室装置１と前記情報
集積装置３との間及び前記検査室装置２と前記情報集積
装置３との間及び前記情報参照装置４と前記情報集積装
置３との間は、公衆回線等の通信回線５、６、７でそれ
ぞれ接続される。

【０００８】前記手術室装置１は、患者の体腔内等の被
検部位を撮像し内視鏡画像データを得る内視鏡装置１１
と、この内視鏡装置１１で得られる内視鏡画像を描出す
る表示装置１２と、例えば電気メス装置や気腹装置や超
音波手術装置等の手術装置１３と、前記手術装置１３を
制御したり、前記手術装置１３による測定情報等の手術
装置情報を得る機能等を有する制御装置１４と、この制
御装置１４に接続され、前記手術装置１３に対する制御
指示等を前記制御装置１４へ入力するための操作パネル
１５等の操作手段と、磁気カードに記録された患者情報
を読み取って前記制御装置１４へ与える磁気カードリー
ダ１６等の患者情報入力手段と、内視鏡画像データ及び
手術装置情報及び患者情報を通信回線５を介して他拠点
の情報集積装置３等へ伝送したり、情報集積装置３等か
らデータを受信するための通信処理を行う信号伝送装置
１７と、前記制御装置１４で得られる手術装置情報及び
患者情報と前記信号伝送装置１７が他拠点から受信する
データに含まれる情報を表示する表示装置１８を有して
構成されている。

【０００９】前記検査室装置２は、ＭＲＩ装置やＣＴス
キャン装置や超音波診断装置やＸ線撮影装置等の図示し
ない検査装置と、この検査装置により得られる画像デー
タを蓄積する画像ファイリング装置２１と、この画像フ
ァイリング装置２１と他拠点とを通信回線６で接続する
モデム２２等の通信手段を有して構成されている。これ
により、画像ファイリング装置２１に蓄積された画像デ
ータは、他拠点へ伝送可能になっている。なお、画像フ
ァイリング装置２１に記憶される画像データは、画像デ
ータばかりでなく、この画像データに付帯する例えば所
見データ等の非画像データを含んでいてもよい。

【００１０】前記情報集積装置３は、前記信号伝送装置
１７と通信するための信号伝送装置３１と、この信号伝
送装置３１を介して他拠点から受信した内視鏡画像デー
タ、手術装置情報及び患者情報等を表示する表示装置３
２と、前記信号伝送装置３１を介して他拠点から受信し
た内視鏡画像データ、手術装置情報、患者情報、内視鏡
画像データ以外の画像データ等の医療情報を集積した
り、これらの医療情報を編集する情報集積装置本体３３
と、この情報集積装置本体３３に蓄積された医療情報を
表示する表示装置３４と、前記情報集積装置本体３３に
蓄積される医療情報を編集して生成されるカルテを印刷
するプリンタ３５と、前記検査室装置２や前記情報参照
装置４と情報集積装置本体３３との間で医療情報の送受
信を行うためのモデム３６等の通信手段を有して構成さ
れている。

【００１１】前記情報参照装置４は、他拠点と医療情報
の送受信を行うためのモデム４１等の通信手段と、前記
情報集積装置３に蓄積された医療情報を前記モデム４１
を介して参照するための端末装置４２を有して構成され
ている。なお、この端末装置４２は、必要に応じて、前
記情報集積装置３に蓄積される医療情報を編集できるよ
うに構成されていてもよい。

【００１２】図２に示すように、前記情報集積装置本体
３３は、この情報集積装置本体３３の各部を制御する制
御回路５１と、前記信号伝送装置３１との間で内視鏡画
像データを入出力する映像信号入出力回路５２と、前記
信号伝送装置３１及び前記モデム３６との間で医療情報
を入出力する通信インタフェース５３と、前記制御回路
５１に制御され前記表示装置３４を駆動する映像信号を
出力する表示制御回路５４と、前記制御回路５１に制御
され前記プリンタ３５を駆動する映像信号を出力する印
刷制御回路５５を有して構成されている。

【００１３】前記制御回路５１は、ハードウェア的に
は、ソフトウェアにより動作するプロセッサ５１ａと、
このプロセッサ５１ａが実行するソフトウェアや医療情
報等のデータを格納したり、プロセッサ５１ａの作業領
域を確保するためのメモリ５１ｂ及びハードディスク５
１ｃを有して構成されている。

【００１４】前記映像信号入出力回路５２は、この映像
信号入出力回路５２の各部を制御する制御部５２ａと、
画像データを符号化したり復号化する符号復号部５２ｂ
と、入力される画像データをアナログ信号からデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換部５２ｃと、画像データをデ
ジタル信号からアナログ信号に変換して出力するＤ／Ａ
変換部５２ｂとを有して構成されている。

【００１５】図３に示すように、前記制御回路５１は、
機能的には、データを記憶するデータ記憶部６１と、映
像信号入出力回路５２や通信インタフェース５３を介し
て入力されるデータをデータ記憶部６１へ格納するデー
タ格納処理部６２と、データ記憶部６１に記憶されてい
るデータを検索して読み出すデータ検索処理部６３と、
このデータ検索処理部６３で読み出されたデータを画面
表示用に編集する画面編集部６４、前記データ検索処理
部６３で読み出されたデータをカルテ印刷用に編集する
カルテ編集部６５を有して構成されている。

【００１６】図４に示すように、前記情報集積装置本体
３３から前記表示装置３４へ描出される医療情報表示画
面７１には、内視鏡画像を含む観察画像を表示する観察
画像エリア７２と、画像データの画素を間引く等して縮
小した複数のサムネイル画像を表示するサムネイル画像
エリア７３と、患者情報を表示する患者情報エリア７４
と、手術装置情報を表示する手術装置情報エリア７５
と、医療情報の検索に関する操作や画像の表示に関する
操作等を行うための操作メニュー表示エリア７６と、こ
の操作メニュー表示エリア７６に配置され、医療情報の
検索操作を行うための機能を起動するボタン７７等が配
置されている。なお、ここで、ボタンとは、図示しない
マウス等で選択することで、このボタンに割り当てられ
ている機能が起動されるようになっている画面上の領域
のことである。

【００１７】図５に示すように、前記情報集積装置本体
３３により駆動される前記プリンタ３５から出力される
カルテ印刷出力８１には、観察画像エリア８２と、サム
ネイル画像エリア８３と、患者情報エリア８４等が配置
されている。

【００１８】次に、本実施の形態の作用を説明する。手
術に当たって、患者情報の記憶された磁気カードが磁気
カードリーダ１６に挿入されると、この磁気カードリー
ダ１６によって読みとられた患者情報は、制御装置１４
に与えられる。そして、手術が開始すると、内視鏡装置
１１や手術装置１３が使用される。内視鏡装置１１で、
患者の体腔内等の観察対象部位を撮像すると、この内視
鏡装置１１で得られる内視鏡画像データを含む映像信号
が表示装置１２へ与えられ、表示装置１２に内視鏡画像
が表示される。このとき、例えば内視鏡画像の色調の調
整等の内視鏡装置１１に対する制御を行うべく操作パネ
ル１５を操作すると、この操作に応じて、制御装置１４
が内視鏡装置１１を制御する。一方、手術装置１３に対
する制御を行うべく操作パネル１５を操作すると、この
操作に応じて、制御装置１４が手術装置１３を制御す
る。手術装置１３に対する制御とは、例えば、電気メス
装置の出力電力の設定や、気腹装置に対する腹腔圧の設
定等のことである。また、制御装置１４には、手術装置
１３で測定される測定情報が与えられる。この測定情報
とは、例えば、気腹装置より患者の体腔内等へ与えられ
る実際の腹腔圧を測定した情報等のことである。このよ
うにして、制御装置１４により得られた患者情報と、内
視鏡装置１１の設定状態を示す情報及び手術装置１３の
設定状態を示す情報及び手術装置１３による測定情報を
含む手術装置情報が、表示装置１８に表示される。

【００１９】また、内視鏡装置１１で得られる内視鏡画
像データと、制御装置１４で得られる患者情報及び手術
装置情報は、信号伝送装置１７と通信回線５を介して、
情報集積装置３の信号伝送装置３１へ与えられる。する
と、この信号伝送装置３１は、与えられた内視鏡画像デ
ータと患者情報と手術装置情報を信号伝送装置３１に接
続された表示装置３２へ与えるとともに、情報集積装置
本体３３へ与える。なお、信号伝送装置１７は、画像デ
ータを伝送する際に、画像の符号化及び復号化を必要に
応じて行う。

【００２０】一方、各検査室で得られるＭＲ画像データ
やＣＴ画像データや超音波画像データやＸ線画像データ
等の画像データは、各検査室の画像ファイリング装置２
１に蓄積される。この画像ファイリング装置２１に蓄積
された画像データは、モデム２２と、通信回線６と、モ
デム３６を介して、情報集積装置本体３３へ与えられ
る。

【００２１】以上のように通信手段である信号伝送装置
３１及びモデム３６を介して、内視鏡画像データと、患
者情報と、手術装置情報と、内視鏡画像データ以外の各
種の画像データからなる医療情報が、情報集積装置本体
３３へ与えられる。この情報集積装置本体３３へ信号伝
送装置３１を介して与えられた内視鏡画像データは、映
像信号入出力回路５２へ与えられ、デジタル信号への変
換や必要に応じて画像復号化が施されて、制御回路５１
へ与えられる。また、情報集積装置本体３３へ信号伝送
装置３１及びモデム３６を介して与えられる患者情報
と、手術装置情報と、各種画像データは、通信インタフ
ェース５３を介して制御回路５１へ与えられる。 前記
制御回路５１へ与えられた医療情報は、データ格納処理
部６２により、データ記憶部６１へ記憶される。このと
き、データ格納処理部６２は、互いに関係する医療情報
を関係付けて、例えば患者別に医療情報を関係付けて、
データ記憶部６１へ記憶する。つまり、例えば、同一患
者の内視鏡画像データと内視鏡画像データ以外のＭＲ画
像データ等の画像データとは、関係付けられてデータ記
憶部６１へ記憶される。医療情報をデータ記憶部６１へ
関係付けて格納するには、例えば、関係する医療情報を
１つのファイルにすることで格納してもよい。

【００２２】次に、データ記憶部６１に格納された所望
の医療情報を検索するには、例えば、医療情報表示画面
７１の操作メニュー表示エリア７６のボタン７７を図示
しないマウス等により操作する。すると、検索キーの入
力を求める図示しない画面が表示され、この画面で検索
キーを入力すると、データ検索処理部６３は、与えられ
た検索キーで関係付けられた医療情報をデータ記憶部６
１から検索して読み出す。例えば、このとき、患者名や
患者コード等の患者を識別するキーが入力されると、指
定された患者に関係する医療情報がデータ記憶部６１か
ら読み出される。このとき、医療情報のうち画像データ
は、必要に応じて、寸法が縮小されたサムネイル画像に
変換されて出力される。

【００２３】そして、データ検索処理部６３によって得
られた医療情報は、画面編集部６４により画面表示用に
編集され、表示制御回路５４を介して、表示装置３４に
表示される医療情報表示画面７１の各表示エリアに埋め
込まれて表示される。このとき、例えば、画像データの
寸法を縮小して得られるサムネイル画像は、サムネイル
画像エリア７３に表示され、手術装置情報は、手術装置
情報エリア７５に表示され、患者情報は、患者情報エリ
ア７４に表示される。このとき、サムネイル画像エリア
７３には、内視鏡画像ばかりでなく、内視鏡画像以外の
各種画像も表示される。そして、サムネイル画像エリア
７３に表示されている１つ以上のサムネイル画像のうち
いずれかを図示しないマウス等の操作により選択する
と、選択されたサムネイル画像に対応するサムネイル画
像化されていない画像が観察画像エリア７２に表示され
る。このとき、観察画像エリア７２には、内視鏡画像ば
かりでなく、他の各種画像も必要に応じて表示される。

【００２４】また、データ検索処理部６３で得られた医
療情報は、カルテ編集部６５によりカルテ印刷用に編集
され、印刷制御回路５５へ与えられ、プリンタ３５から
カルテ印刷出力８１が得られる。

【００２５】また、データ検索処理部６３で得られた医
療情報は、映像信号入出力回路５２及び通信インタフェ
ース５３と、信号伝送装置３１と、通信回線５と、信号
伝送装置１７を介して、表示装置１８にも表示される。
このとき、制御回路５１から出力される画像データは、
映像信号入出力回路５２により、必要に応じて符号化さ
れ、アナログ信号に変換されて信号伝送装置３１へ与え
られる。

【００２６】また、データ検索処理部６３は、端末装置
４２から、モデム４１と、通信回線７と、モデム３６
と、通信インタフェース５３を介して、医療情報の検索
要求を受けると、該当する医療データをデータ記憶部６
１から検索して読み出し、端末装置４２へ与える。

【００２７】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、互いに関係する異なる複数の種類の画像データを含
む医療情報が関係付けられて蓄積されるので、これら互
いに関係する異なる複数の種類の画像データを含む医療
情報を容易に検索することができる。従って、本発明に
よれば、互いに関係する異なる複数の種類の画像データ
を含む医療情報の検索効率が向上することで、医療機関
等での情報処理の作業効率が向上するという効果が得ら
れる。

【００２８】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。例えば、前記通信回線５、
６、７は、公衆回線に限らず、専用回線、ＬＡＮ（構内
通信網）等のどのような通信回線でもよい。また、前記
情報参照装置４は、前記手術室装置１や検査室装置２と
同一拠点に設置されていてもよいし、前記検査室装置２
は、前記手術室装置１や情報集積装置３と同一拠点に設
置されていてもよい。また、本実施の形態では、患者情
報の入力手段を磁気カードリーダ１６で構成したが、こ
れに限らず、例えば、磁気カード以外のＩＣカード或い
は光カード等の媒体に記憶された患者情報を読み出す装
置等で構成してもよい。また、画像ファイリング装置２
１は、例えば、表示機能を有するコンピュータで構成し
てもよい。また、端末装置４２は、例えば、表示機能を
有するコンピュータで構成してもよい。また、情報集積
装置本体３３は、データ記憶部６１から読み出される医
療情報ばかりでなく、必要に応じて、信号伝送装置３１
やモデム３６を介して得られる医療情報を蓄積せずに医
療情報表示画面７１に表示する機能を有してもよい。

【００２９】また、モデム２２、３６、４１は、モデム
に限らず他の通信手段であってもよく、例えば、ターミ
ナルアダプタや、ルータ装置等であってもよい。また、
データ記憶部６１から医療情報を検察する際の検索キー
は、患者を識別する検索キーに限らず、他の検索キーで
あってもよく、例えば、手術日の日付により検索する検
索キーや、術者を識別する検索キーや、症例の種類等を
識別する検索キー等であってもよく、また、複数の検索
キーの組み合わせであってもよい。このとき、これら使
用する検索キーに応じて、医療情報を関係付けてデータ
記憶部６１へ格納するようにする。また、第１の実施の
形態では、画像データを遠隔拠点から情報集積装置へ通
信回線で伝送する構成としたが、このような構成に限ら
ず、画像データを記憶する運搬可能な光磁気ディスク等
の記憶媒体を遠隔拠点から情報集積装置へ運搬し、この
記憶媒体から情報集積装置へ画像データを入力する構成
としてもよいことは勿論である。

【００３０】［付記］ （付記項１）内視鏡画像データである第１の画像データ
を第１の拠点から第２の拠点へ伝送する第１の伝送手段
と、内視鏡画像データと異なる第２の画像データを第３
の拠点から前記第２の拠点へ伝送する第２の伝送手段
と、互いに関係して得られる前記第１の画像データ及び
前記第２の画像データを少なくとも含む医療情報を前記
第２の拠点で関係付けて蓄積する医療情報集積手段とを
備えたことを特徴とする医療情報処理装置。

【００３１】（付記項２）付記項１に記載の医療情報処
理装置であって、前記第１の伝送手段は、前記第１の拠
点と前記第２の拠点とを通信回線で接続する通信手段を
備えて構成した。

【００３２】（付記項３）付記項２に記載の医療情報処
理装置であって、前記通信回線は、公衆回線を含む。

【００３３】（付記項４）付記項２に記載の医療情報処
理装置であって、前記通信回線は、構内通信網を含む。

【００３４】（付記項５）付記項１に記載の医療情報処
理装置であって、前記第２の伝送手段は、前記第３の拠
点と前記第２の拠点とを通信回線で接続する通信手段を
備えて構成した。

【００３５】（付記項６）付記項５に記載の医療情報処
理装置であって、前記通信回線は、公衆回線を含む。

【００３６】（付記項７）付記項５に記載の医療情報処
理装置であって、前記通信回線は、構内通信網を含む。

【００３７】（付記項８）付記項１に記載の医療情報処
理装置であって、前記第１の拠点に配置される内視鏡装
置を備えた。

【００３８】（付記項９）付記項１に記載の医療情報処
理装置であって、前記第３の拠点に設置され前記第２の
画像データを蓄積する手段を備えた。

【００３９】（付記項１０）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の画像データは、超音波画
像データを含む。

【００４０】（付記項１１）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の画像データは、Ｘ線画像
データを含む。

【００４１】（付記項１２）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の画像データは、核磁気共
鳴現象を利用して得られる画像データを含む。

【００４２】（付記項１３）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の画像データは、Ｘ線を走
査して得られる画像データを含む。

【００４３】（付記項１４）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記医療情報集積手段は、前記医療
情報を記憶する記憶手段を備えた。

【００４４】（付記項１５）付記項１４に記載の医療情
報処理装置であって、前記医療情報集積手段は、互いに
関係して得られる前記医療情報を関係付けて前記記憶装
置へ格納する格納処理手段を備えた。

【００４５】（付記項１６）付記項１４に記載の医療情
報処理装置であって、前記医療情報集積手段は、互いに
関係する医療情報を前記記憶装置から検索する検索手段
を設けた。

【００４６】（付記項１７）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、互いに関係して得られる前記第１の
画像データ及び前記第２の画像データを少なくとも含む
医療情報は、同一の患者に関係する医療情報である。

【００４７】（付記項１８）付記項１５に記載の医療情
報処理装置であって、前記格納処理手段は、患者を識別
する情報により前記医療情報を関係付けて前記記憶装置
へ格納する。

【００４８】（付記項１９）付記項１５に記載の医療情
報処理装置であって、前記格納処理手段は、日付情報に
より前記医療情報を関係付けて前記記憶装置へ格納す
る。

【００４９】（付記項２０）付記項１５に記載の医療情
報処理装置であって、前記格納処理手段は、術者を識別
する情報により前記医療情報を関係付けて前記記憶装置
へ格納する。

【００５０】（付記項２１）付記項１５に記載の医療情
報処理装置であって、前記格納処理手段は、症例の種類
を示す情報により前記医療情報を関係付けて前記記憶装
置へ格納する。

【００５１】（付記項２２）付記項１５に記載の医療情
報処理装置であって、前記格納処理手段は、複数の情報
の組み合わせにより前記医療情報を関係付けて前記記憶
装置へ格納する。

【００５２】（付記項２３）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記医療情報を表示する手段を備え
た。

【００５３】（付記項２４）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記医療情報を印刷する手段を備え
た。

【００５４】（付記項２５）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記医療情報を前記第２の拠点から
第４の拠点へ伝送する第３の伝送手段と、前記第４の拠
点に設けられ前記第３の伝送手段を介して得られる前記
医療情報を参照する手段を設けた。

【００５５】（付記項２６）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の拠点と前記第３の拠点と
は同一の拠点である。

【００５６】（付記項２７）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第１の拠点と前記第３の拠点と
は同一の拠点である。

【００５７】（付記項２８）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第１の伝送手段は、運搬可能な
記憶媒体を備えて構成した。

【００５８】（付記項２９）付記項１に記載の医療情報
処理装置であって、前記第２の伝送手段は、運搬可能な
記憶媒体を備えて構成した。

【００５９】（付記項３０）内視鏡画像データである第
１の画像データと内視鏡画像データとは異なる第２の画
像データとを入力し前記第１の画像データ及び前記第２
の画像データを少なくとも含む医療情報を関係付けて蓄
積する医療情報集積手段を備えたことを特徴とする医療
情報処理装置。

【００６０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに関係する異なる複数の種類の画像データを含む医
療情報の検索効率が向上することで、医療機関等での情
報処理の作業効率が向上するという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１ないし図５は本発明の第１の実施の形態に
係り、図１は医療情報処理装置の全体構成を示す説明図

【図２】情報集積装置の構成を示すブロック図

【図３】制御回路の機能構成を示すブロック図

【図４】医療情報表示画面の一例を示す説明図

【図５】カルテ印刷出力の一例を示す説明図

【符号の説明】

３…情報集積装置 ３１…信号伝送装置 ３３…情報集積装置本体 ３６…モデム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】内視鏡画像データである第１の画像データ
   と内視鏡画像データとは異なる第２の画像データとを入
   力し前記第１の画像データ及び前記第２の画像データを
   少なくとも含む医療情報を関係付けて蓄積する医療情報
   集積手段を備えたことを特徴とする医療情報処理装置。
2. 【請求項２】内視鏡画像データである第１の画像データ
   を第１の拠点から第２の拠点へ伝送する第１の伝送手段
   と、 内視鏡画像データと異なる第２の画像データを第３の拠
   点から前記第２の拠点へ伝送する第２の伝送手段と、 互いに関係して得られる前記第１の画像データ及び前記
   第２の画像データを少なくとも含む医療情報を前記第２
   の拠点で関係付けて蓄積する医療情報集積手段とを備え
   たことを特徴とする医療情報処理装置。