JP2000287840A - 過熱蒸気調理器 - Google Patents

過熱蒸気調理器

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JP2000287840A
JP2000287840A JP11101038A JP10103899A JP2000287840A JP 2000287840 A JP2000287840 A JP 2000287840A JP 11101038 A JP11101038 A JP 11101038A JP 10103899 A JP10103899 A JP 10103899A JP 2000287840 A JP2000287840 A JP 2000287840A
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由美子 原
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信二 近藤
Hirotsugu Kamiya
洋次 上谷
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匡史 貞平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加熱開始と加熱停止時や加熱中に
おいて、家庭で使用可能な安全性を確保し、出来上がり
の美味しい料理ができる過熱蒸気調理器に関する。 【解決手段】 調理器本体1と、被調理物を入れて加熱
する加熱庫3と、加熱し発生した蒸気を加熱庫へ注入す
る過熱蒸気発生手段5と、この過熱蒸気発生手段の加熱
開始と加熱停止を制御する加熱開始制御手段8および加
熱停止制御手段9と、この加熱開始制御手段および加熱
停止制御手段の信号を受け、液体の流入状態下にある前
記過熱蒸気発生手段を制御する調理制御手段7を備えた
もので,加熱開始制御手段および加熱停止制御手段によ
り、常に過熱蒸気発生手段を空だき状態にならないよう
に安全に使用できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発生した過熱蒸気
を庫内に注入して被調理物の調理を行う過熱蒸気調理器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用加熱調理器にはオ−ブン、
グリル、電子レンジ等と、これらが複合された調理器が
存在する。そして、一般にオ−ブンは被調理物の内部に
ゆっくりと火を通すために使用し、グリルは被調理物の
表面に焼き色を付けるために使用されている。また、電
子レンジはマイクロ波による加熱方式で、食品を暖める
のに使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の家
庭用加熱調理器は、いずれも加熱効率が比較的に低く、
また加熱調理した際に食品の表面が乾いて食味を損なう
という課題を持っているものである。
【0004】本発明は、このような従来の家庭用加熱調
理器が持っている課題を解決するもので、高温の蒸気に
よる加熱で効率的に、かつしっとりした出来上がりで食
感を損なわない加熱調理器を実現し、特に加熱の開始と
終了時や加熱中において、家庭で使用可能な安全性を確
保する過熱蒸気調理器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、調理器本体と、この調理器本体に設け、被
調理物を入れて加熱する加熱庫と、この加熱庫内に被調
理物を出入する扉と、加熱し発生した蒸気を加熱庫へ注
入する過熱蒸気発生手段と、この過熱蒸気発生手段の加
熱開始と加熱停止を制御する加熱開始制御手段および加
熱停止制御手段と、この加熱開始制御手段および加熱停
止制御手段の信号を受け、液体の流入状態下にある前記
過熱蒸気発生手段を制御する調理制御手段を備えたもの
である。
【0006】そして、過熱蒸気による加熱で、食品を効
率的に加熱し、かつしっとりした出来上がりに調理でき
ることはもちろん、加熱開始制御手段および加熱停止制
御手段により、常に過熱蒸気発生手段を空だき状態にな
らないように安全に使用できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明過熱蒸気調理器の請求項1
に記載の発明は、調理器本体と、この調理器本体に設
け、被調理物を入れて加熱する加熱庫と、この加熱庫内
に被調理物を出入する扉と、加熱し発生した蒸気を加熱
庫へ注入する過熱蒸気発生手段と、この過熱蒸気発生手
段の加熱開始と加熱停止を制御する加熱開始制御手段お
よび加熱停止制御手段と、この加熱開始制御手段および
加熱停止制御手段の信号を受け、液体の流入状態下にあ
る前記過熱蒸気発生手段を制御する調理制御手段を備え
たものである。
【0008】上記実施形態では、加熱開始制御手段より
加熱開始の信号を調理制御手段が受けた時、先に過熱蒸
気発生手段が液体の流入状態下におかれ、その後に加熱
が行われるのである。また、加熱停止制御手段より加熱
停止の信号を調理制御手段が受けた時、先に過熱蒸気発
生手段が加熱停止下におかれ、その後に過熱蒸気発生手
段への液体の流入停止が行われるのである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載において加熱開始確認手段を備え、加熱開始する際
に過熱蒸気発生手段への液体流入の確認信号を前記加熱
開始確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段が加熱開始
するように加熱開始制御手段を構成したものである。
【0010】上記実施形態では、加熱開始制御手段より
加熱開始の信号が出力されると、加熱開始確認手段は過
熱蒸気発生手段に液体が流入したことの確認信号を出力
し、その後に加熱開始制御手段を介して調理制御手段に
より過熱蒸気発生手段が加熱を始めるのである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
記載において、満水検知手段を備え、この満水検知手段
が過熱蒸気発生手段の満水を検知した後に、その確認信
号を出力するように加熱開始確認手段を構成したもので
ある。
【0012】上記実施形態では、満水検知手段が過熱蒸
気発生手段の満水を検知して信号を出力すると、加熱開
始確認手段はその確認信号を出力し加熱開始制御手段を
介して調理制御手段により過熱蒸気発生手段が加熱を始
めるのである。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
記載において、加熱開始確認手段を液体が過熱蒸気発生
手段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構成
としたのものである。
【0014】上記実施形態では、液体が過熱蒸気発生手
段に所定量、供給されると、それにより加熱開始確認手
段はその確認信号を出力し加熱開始制御手段を介して調
理制御手段により過熱蒸気発生手段が加熱を始めるので
ある。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
記載において、加熱開始確認手段を、加熱開始の所定の
時間経過後に確認信号を出力する構成にしたものであ
る。
【0016】上記実施形態では、加熱開始の所定の時間
経過後に加熱開始確認手段より、その確認信号が出力さ
れ、そして加熱開始制御手段を介して調理制御手段によ
り過熱蒸気発生手段が加熱を始めるのである。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
記載において、過熱蒸気発生手段の温度を測定する加熱
部温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出力
が所定の温度以下になった後に加熱開始の確認信号を出
力するように加熱開始確認手段を構成したものである。
【0018】上記実施形態では、加熱部温度検知手段が
過熱蒸気発生手段の温度を測定し、所定の温度以下にな
ると加熱開始確認手段は確認して信号を出力し加熱開始
制御手段を介して調理制御手段により過熱蒸気発生手段
が加熱を始めるのである。
【0019】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
記載において、加熱停止確認手段を備え、加熱停止する
際に過熱蒸気発生手段の加熱停止の確認信号を前記加熱
停止確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段への液体の
流入停止を行わせるように加熱停止制御手段を構成した
ものである。
【0020】上記実施形態では、加熱停止制御手段より
加熱停止の信号が出力されると、加熱停止確認手段は過
熱蒸気発生手段が加熱停止した確認信号を出力し、加熱
停止制御手段を介して調理制御手段により過熱蒸気発生
手段への液体の流入停止を行うのである。
【0021】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
記載において、満水検知手段を備え、この満水検知手段
が過熱蒸気発生手段の満水を検知した後に、その確認信
号を出力するように加熱停止確認手段を構成したもので
ある。
【0022】上記実施形態では、満水検知手段が過熱蒸
気発生手段の満水を検知すると、加熱停止確認手段は確
認信号を出力し加熱停止制御手段を介して調理制御手段
により過熱蒸気発生手段への液体の流入停止を行うので
ある。
【0023】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
記載において、加熱停止確認手段を、液体が過熱蒸気発
生手段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構
成にしたものである。
【0024】上記実施形態では、液体が過熱蒸気発生手
段に所定量、供給されると、それにより加熱停止確認手
段は確認信号を出力し、加熱停止制御手段を介して調理
制御手段により過熱蒸気発生手段への液体の流入停止を
行うのである。
【0025】また、請求項10に記載の発明は、請求項
7記載において、加熱停止確認手段を、加熱停止の所定
の時間経過後に確認信号を出力する構成にしたものであ
る。
【0026】上記実施形態では、加熱停止の所定の時間
経過後に加熱停止確認手段より、その確認信号が出力さ
れ、そして加熱停止制御手段を介して調理制御手段によ
り過熱蒸気発生手段への液体の流入停止を行うのであ
る。
【0027】また、請求項11に記載の発明は、請求項
7記載において、過熱蒸気発生手段の温度を測定する加
熱部温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出
力が所定の温度以下になった後に加熱停止の確認信号を
出力するように加熱停止確認手段を構成したものであ
る。
【0028】上記実施形態では、加熱部温度検知手段が
過熱蒸気発生手段の温度を測定し、所定の温度以下にな
ると過熱停止確認手段は確認して信号を出力し加熱停止
制御手段を介して調理制御手段により過熱蒸気発生手段
への液体の流入停止を行うのである。
【0029】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1記載において、過昇防止手段を備え、この過昇防止手
段は過熱蒸気発生手段の過熱蒸気温度が所定の温度を超
えた場合、加熱停止制御手段を制御して加熱停止するよ
うに構成したものである。
【0030】上記実施形態では、過熱蒸気発生手段の過
熱蒸気温度が所定の温度を超えた信号で過昇防止手段
が、加熱停止制御手段、調理制御手段を介し、過熱蒸気
発生手段への給電を停止し、その後に液体の流入停止を
行うのである。
【0031】
【実施例】以下本発明の実施例1〜実施例5につき、図
1〜図25を参照して説明する。
【0032】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける過熱蒸気調理器の構成を示すブロック図で、図2
は同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断面図で、
図3は同調理器の調理制御回路図である。
【0033】1は調理器本体で、被調理物の出入を行う
ための扉2付の加熱庫3を設けている。4は加熱庫3内
の温度を測定する加熱庫温度測定手段、5は液体として
の水を加熱して発生した過熱蒸気を加熱庫3の底部に開
口した出力口6から加熱庫内に注入して被調理物を加熱
する過熱蒸気発生手段、7は過熱蒸気発生手段5を制御
する調理制御手段、8は加熱開始時に調理制御手段7を
制御する加熱開始制御手段、9は加熱停止時に調理制御
手段7を制御する加熱停止制御手段、10は過熱蒸気発
生手段5へパイプ11を介し液体として水を供給する流
量制御手段としてのポンプで、貯液タンク12に接続し
ている。13は調理制御の時間を計測する計時手段であ
る。
【0034】過熱蒸気発生手段5は、図2に示すように
加熱手段としての加熱コイル14を外周に巻いた密閉の
外管15、この外管に間隙を有して密に挿入し、かつ底
部と上部を開口した内管16、この内管内の中心に挿入
した中心管17、この中心管と内管15の間に密に介在
した連続気泡の発泡金属体18から構成され、内管16
の出力口6には蒸気温度測定手段19を設けるととも
に、外管15と内管16の間に外管上部より流入してき
て通過する水で加熱コイル14を冷却するように構成し
ている。また、過熱蒸気発生手段5は加熱コイル14を
冷却することで暖まった水を内管16の下部開口から発
泡金属体18に流入させる。そして、加熱コイル14に
間接的に加熱されている発泡金属体18の中に水を流通
させる間に更に加熱して蒸気化し、更にまた加熱して過
熱蒸気を発生させ、出力口6から加熱庫3内に注入す
る。
【0035】また調理制御手段7、加熱開始制御手段
8、加熱停止制御手段9、計時手段13は、図3に示す
調理制御回路のマイクロコンピュ−タ20で構成されて
いる。すなわち、加熱コイル14を駆動するインバ−タ
回路21は、交流電源22を全波整流する整流器23、
平滑コンデンサ24、限流インダクタンス25、共振コ
ンデンサ26、スイッチング素子27等によって構成し
ている。加熱コイル14は前記共振コンデンサ26に並
列接続してインバ−タ回路21により高周波電流を供給
されている。また前記スッチング素子27は、電力制御
手段28によりオン・オフ制御されて、このオン・オフ
の制御周期を調整することによってインバ−タ回路21
の発振周波数を可変でき、加熱コイル14の加熱出力を
制御できるものである。また、マイクロコンピュ−タ2
0は入力端子I1にマイクロスイッチ等の加熱スイッチ
29を接続し、加熱庫温度測定手段4、蒸気温度測定手
段19を入力端子AD1、AD2に接続し、出力端子O
1,O2から電力制御手段28、ポンプ10に制御信号
を出力している。30はマイクロコンピュ−タ20等の
直流電源を必要とする回路に電力を供給する直流電源回
路である。
【0036】上記実施例1において、使用者は貯液タン
ク12に水を入れ加熱庫3内に被調理物を入れ、加熱ス
イッチ29により加熱を開始する。過熱蒸気発生手段5
は調理制御手段7の出力に従い過熱蒸気を発生し、出力
口6から加熱庫3内に注入する。この過熱蒸気は低温の
被調理物に衝突して水に変化する際に潜熱を与えること
で温度を伝える。前記潜熱は非常に大きいため被調理物
を効率良く加熱し、かつしっとりとした出来上がりに調
理できるものである。
【0037】特に本実施例1では加熱を開始する際に
は、加熱開始制御手段8が動作して調理制御手段7に加
熱開始の動作を指示する。この調理制御手段7は加熱開
始制御手段8からの制御信号に従ってポンプ10を動作
させて過熱蒸気発生手段5に水を流入せしめ、その後に
電力制御手段28を動作させる。従って、過熱蒸気発生
手段5は水の流入した状態下において加熱を始めるの
で、発泡金属体18を空だき状態になることを防止しな
がら安全に調理を開始できる。
【0038】また加熱を停止する際には加熱停止制御手
段9が動作して調理制御手段7に加熱停止の動作を指示
する。この調理制御手段7は加熱停止制御手段9からの
制御信号に従って電力制御手段28の動作を停止させ、
その後にポンプ10の運転を停止させて過熱蒸気発生手
段5への水の流入を停止させる。従って、過熱蒸気発生
手段5は水の流入した状態下において加熱停止されるの
で、発泡金属体18を空だき状態になることを防止しな
がら安全に調理を停止することができる。
【0039】以上のように、本実施例1においては加熱
開始、加熱停止のいずれにおいても安全に調理できるも
のである。
【0040】なお、上記実施例1では水を貯液タンク1
2に入れて使用したが、直接に過熱蒸気発生手段5に流
すようにしてポンプ10にて流量を制御しても良い。ま
た、水に限らず加熱されて過熱蒸気になる液体であれば
良い。
【0041】(実施例2)図4は本発明の実施例2にお
ける過熱蒸気調理器の構成を示すブロック図で、図5は
同調理器の調理制御回路図で、図6および図7は同調理
器における加熱開始制御手段と加熱停止制御手段の動作
を示すフロ−チャ−トで、図8および図9は加熱開始確
認手段および加熱停止確認手段の動作を示すフロ−チャ
−トである。そして、実施例2の発明は、加熱開始確認
手段と加熱停止確認手段を設けた点が実施例1と異なる
だけで、それ以外の同一構成で、かつ作用効果を奏する
部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる
点を中心に説明する。
【0042】81は加熱開始確認手段で、91は加熱停
止確認手段で、それぞれマイクロコンピュ−タ20の入
力端子I2,I3に接続して加熱開始制御手段8および
加熱停止制御手段9に確認信号を出力する。
【0043】上記実施例2において、加熱開始制御手段
8の動作を図6のフロ−チャ−トで説明する。加熱開始
制御手段8は加熱を開始する際にステップ1(以下ステ
ップをSと称す)でポンプ10に給水開始の信号を出力
した後に、S2で加熱開始確認手段81が前記給水指示
を確認した出力信号を確認する。そして、前記確認信号
がOKになるとS3に進み、加熱開始制御手段8からの
制御信号に従ってポンプ10を動作させて過熱蒸気発生
手段5に水を流入せしめ、その後に調理制御手段7を介
し電力制御手段28に加熱コイル14への給電の信号を
出力する。。従って、過熱蒸気発生手段5は水の流入し
た状態下において加熱開始を始めるので、発泡金属体1
8を空だき状態になることを防止しながら安全に調理で
きる。
【0044】また、加熱停止制御手段9の動作を図7の
フロ−チャ−トで説明する。加熱停止制御手段9は加熱
を停止する際に、S11で調理制御手段7を介し電力制
御手段28に加熱コイル14への給電停止の信号を出力
した後に、S12で加熱停止確認手段91が前記給電停
止の指示を確認した出力信号を確認する。そして、前記
確認信号がOKになるとS13に進み、加熱停止制御手
段9からの制御信号に従ってポンプ10に給水停止の信
号を出力せしめる。従って、過熱蒸気発生手段5は水の
流入した状態下において加熱停止になるので、発泡金属
体18を空だき状態になることを防止しながら安全に調
理を停止できる。
【0045】更に上記した動作における加熱開始確認手
段81の詳細な動作を図8のフロ−チャ−トで説明す
る。上記図6のS2での加熱開始確認手段81は、S2
1で計時手段13より現在時刻を読みとりt0として格
納する。S22で、時刻がt0+t1となるまで待つ。
ここで、t1は所定の待ち時間、例えば15秒で、この
待ち時間の間に過熱蒸気発生手段5の発泡金属体18に
水が供給される。そして、時刻tがt0+t1以上にな
ると、加熱開始確認手段81は加熱開始の確認信号をS
23で出力し確認が完了して図6のS3へと流れる。
【0046】更にまた上記した動作における加熱停止確
認手段91の詳細な動作を図9のフロ−チャ−トで説明
する。上記図7のS12の流れにおいて、加熱停止確認
手段91はS31で計時手段13より現在時刻を読みと
りt0として格納する。S32で時刻がt0+t2にな
るまで待つ。ここで、t2は所定の待ち時間、例えば3
0秒で、この待ち時間の間に過熱蒸気発生手段5の内管
16内の発泡金属体18に水が供給されて冷える。そし
て、時刻tがt0+t2以上になると、加熱停止確認手
段91は加熱停止の確認信号をS33で出力し確認が完
了して図7のS13へと流れる。
【0047】以上のように、加熱開始確認手段81と加
熱停止確認手段91を設け、確認を行いながら加熱開
始、加熱停止の各動作を行うので、安全な加熱開始と加
熱停止ができるものである。また、加熱開始確認手段8
1と加熱停止確認手段91の確認は計時手段13による
時間経過で行うことで容易に実現できるものである。
【0048】(実施例3)図10は本発明の実施例3に
おける過熱蒸気調理器の構成を示すブロック図で、図1
1は同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断面図
で、図12は同調理器の調理制御回路図で、図13およ
び図14は同調理器における加熱開始確認手段および加
熱停止確認手段の動作を示すフロ−チャ−トである。そ
して、実施例3の発明は、実施例2の加熱開始確認手段
と加熱停止確認手段に代え、第2加熱開始確認手段およ
び第2加熱停止確認手段と満水検知手段を設けた点が上
記した他の実施例と異なるだけで、それ以外の同一構成
で、かつ作用効果を奏する部分には同一符号を付して詳
細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0049】82は第2加熱開始確認手段、92は第2
加熱停止確認手段で、それぞれマイクロコンピュ−タ2
0の入力端子I2,I3に接続して加熱開始制御手段8
および加熱停止制御手段9に確認信号を出力する。31
は満水検知手段で、過熱蒸気発生手段5の内管16の上
部内面で発泡金属体18より上に位置させて容易に設
け、マイクロコンピュ−タ20の入力端子I4に接続し
ている。
【0050】上記実施例3において、第2加熱開始確認
手段82の動作を図13のフロ−チャ−トで説明する。
第2加熱開始確認手段82は、S41で満水検知手段3
1の検知信号を読み、満水になるまで待つ。そして、ポ
ンプ10により水が供給され過熱蒸気発生手段5が満水
になると、満水検知手段31より満水の信号が出力さ
れ、S42でOKの確認信号を出力して加熱開始の確認
を完了する。この確認信号により、加熱開始制御手段8
は調理制御手段7を介し電力制御手段28に加熱コイル
14への給電の信号を出力する。従って、過熱蒸気発生
手段5は満水になるまで水を供給されてから加熱開始を
始めるので、発泡金属体18を空だき状態になることを
防止しながら安全に調理できる。
【0051】次に、第2加熱停止確認手段92の動作を
図14のフロ−チャ−トで説明する。第2加熱停止確認
手段92は、S51で満水検知手段31の検知信号を読
み、満水になるまで待つ。すなわち、加熱中は過熱蒸気
発生手段5の発泡金属体18内の上部は過熱蒸気で満た
され高温になっているので、加熱停止後直ちにポンプ1
0による給水を停止すると空だき状態になり危険であ
る。然るに本実施例3では、ポンプ10による給水が続
けられ内管16が満水になると、第2加熱停止確認手段
92はS52でOKの確認信号を出力し加熱停止の確認
を終了する。そして、加熱停止制御手段9からの制御信
号に従ってポンプ10に給水停止の信号を出力せしめ
る。従って、過熱蒸気発生手段5は満水になるまで水を
供給されてから加熱停止になるので、発泡金属体18を
空だき状態になることを防止しながら安全に調理を停止
できる。すなわち、加熱時には過熱蒸気発生手段5の内
管16が満水にされてから加熱を開始するので安全に調
理できる。また、加熱停止時には加熱停止後に過熱蒸気
発生手段5の内管16が満水になるまで給水を続けるの
で、加熱停止を安全にできるとともに、発泡金属体18
を充分に冷ますことができる。
【0052】以上のように、第2加熱開始確認手段82
と第2加熱停止確認手段92の確認を、過熱蒸気発生手
段5の内管16内の発泡金属体18が水に満たされてか
ら行うので、容易かつ確実に安全確認を実現できる。
【0053】(実施例4)図15は本発明の実施例4に
おける過熱蒸気調理器の構成を示すブロック図で、図1
6は同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断面図
で、図17は同調理器の調理制御回路図で、図18およ
び図19は同調理器における加熱開始確認手段および加
熱停止確認手段の動作を示すフロ−チャ−トである。そ
して、実施例4の発明は、実施例2の加熱開始確認手段
と加熱停止確認手段に代え、第3加熱開始確認手段およ
び第3加熱停止確認手段と所定水位検知手段を設けた点
が上記した他の実施例と異なるだけで、それ以外の同一
構成で、かつ作用効果を奏する部分には同一符号を付し
て詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0054】83は第3加熱開始確認手段、93は第3
加熱停止確認手段で、それぞれマイクロコンピュ−タ2
0の入力端子I2,I3に接続して加熱開始制御手段8
および加熱停止制御手段9に確認信号を出力する。32
は所定水位検知手段で、過熱蒸気発生手段5における内
管16の発泡金属体18の下部位置に埋設させて液体中
に浸かれば導通するセンサを用い、マイクロコンピュ−
タ20の入力端子I4に接続している。
【0055】上記実施例4において、第3加熱開始確認
手段83の動作を図18のフロ−チャ−トで説明する。
第3加熱開始確認手段83はS61で所定水位検知手段
32の検知信号を読み、所定水位になるまで待つ。そし
て、ポンプ10により水が供給され過熱蒸気発生手段5
の内管16が所定水位になると、所定水位検知手段32
より所定水位の信号が出力され、S62でOKの確認信
号を出力して加熱開始の確認を完了する。この確認信号
により、加熱開始制御手段8は調理制御手段7を介し電
力制御手段28に加熱コイル14への給電の信号を出力
する。一般に液体を必要以上に供給してから加熱を開始
すると液体の供給時間が長くなるだけでなく、過剰な水
は100度まで加熱されると沸騰する際に過熱蒸気発生
手段5の出力口6から吹き出しを起こして危険である。
然るに本実施例4では、過熱蒸気発生手段5の内管16
の所定水位まで水を供給すると加熱開始を始めるので、
発泡金属体18を空だき状態になることを防止しなが
ら、かつ過熱蒸気が吹き出さない危険のない過熱開始を
できる。
【0056】次に、第3加熱停止確認手段93の動作を
図19のフロ−チャ−トで説明する。第3加熱停止確認
手段93は、S71で水位検知手段32の検知信号を読
み、所定水位になるまで待つ。すなわち、加熱中は過熱
蒸気発生手段5の発泡金属体18内の上部は過熱蒸気で
満たされ高温になっているので、加熱停止後直ちにポン
プ10による給水を停止すると空だき状態になり危険で
ある。然るに本実施例4では、ポンプ10による給液が
続けられ内管16が所定水位になるまで待って、所定水
位になると第3加熱停止確認手段93はS72でOKの
確認信号を出力し加熱停止の確認を終了する。そして、
加熱停止制御手段9からの制御信号に従ってポンプ10
に給水停止の信号を出力せしめる。従って、過熱蒸気発
生手段5は所定水位まで水を供給されると加熱停止にな
るので、発泡金属体18を空だき状態になることを防止
しながら安全に調理を停止できる。すなわち、加熱時に
は過熱蒸気発生手段5の内管16の所定水位まで水で満
されてから加熱を開始するので、より安全に加熱を開始
でき、かつ無駄な水が供給されないので過熱蒸気の発生
を速めることができる。また、加熱停止時には加熱停止
後に過熱蒸気発生手段5の内管16の所定水位まで水が
満されるまで給水を続けるので、発泡金属体18を充分
に冷ますことができ、かつ無駄な水が供給されていない
ので次回の加熱時に過熱蒸気を速く発生させることがで
きる。
【0057】以上のように、第3加熱開始確認手段83
と第3加熱停止確認手段93の確認を、過熱蒸気発生手
段5の内管16内の発泡金属体18が所定水位に浸かれ
てから行うので、容易かつ確実に安全確認を実現でき、
その上過熱蒸気の発生を速くできる。
【0058】(実施例5)図20は本発明の実施例5に
おける過熱蒸気調理器の構成を示すブロック図で、図2
1は同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断面図
で、図22は同調理器の調理制御回路図で、図23およ
び図24は同調理器における第4加熱開始確認手段およ
び第4加熱停止確認手段の動作を示すフロ−チャ−ト
で、図25は同調理器における過昇防止手段の動作を示
すフロ−チャ−トである。そして、実施例5の発明は、
実施例2の加熱開始確認手段と加熱停止確認手段に代
え、第4加熱開始確認手段および第4加熱停止確認手段
と過昇防止手段、加熱部温度検知手段を設けた点が上記
した他の実施例と異なるだけで、それ以外の同一構成
で、かつ作用効果を奏する部分には同一符号を付して詳
細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0059】84は第4加熱開始確認手段、94は第4
加熱停止確認手段で、それぞれマイクロコンピュ−タ2
0の入力端子I2,I3に接続して加熱開始制御手段8
および加熱停止制御手段9に確認信号を出力する。33
はマイクロコンピュ−タ20で構成された調理器の過昇
防止手段で、加熱停止制御手段9に接続している。34
は過熱蒸気発生手段5の発泡金属体18内の上部に埋設
した加熱部温度検知手段で、マイクロコンピュ−タ20
の入力端子AD3より信号を入力する。
【0060】上記実施例5において、第4加熱開始確認
手段84の動作を図23のフロ−チャ−トで説明する。
第4加熱開始確認手段84はS81で加熱部温度検知手
段34の検知信号を読み、所定温度以下になるまで待
つ。そして、ポンプ10により水が供給され過熱蒸気発
生手段5の内管16の発泡金属体18が所定温度以下に
なると、加熱部温度検知手段34より前記所定温度以下
の信号が出力され、S82でOKの確認信号を出力して
加熱開始の確認を完了する。この確認信号により、加熱
開始制御手段8は調理制御手段7を介し電力制御手段2
8に加熱コイル14への給電の信号を出力する。
【0061】次に、第4加熱停止確認手段94の動作を
図24のフロ−チャ−トで説明する。第4加熱停止確認
手段94は、S91で加熱部温度検知手段34の検知信
号を読み、所定温度以下になるまで待つ。すなわち、加
熱中は過熱蒸気発生手段5の発泡金属体18内の上部は
過熱蒸気で満たされ高温になっているので、加熱停止後
直ちにポンプ10による給水を停止すると空だき状態に
なり危険である。然るに本実施例5では、ポンプ10に
よる給水が続けられ内管16の発泡金属体18が所定温
度以下に冷却されるまで待って、所定温度以下になると
第4加熱停止確認手段94はS92でOKの確認信号を
出力し加熱停止の確認を終了する。そして、加熱停止制
御手段9からの制御信号に従ってポンプ10に給水停止
の信号を出力せしめる。従って、過熱蒸気発生手段5は
所定温度以下に冷却されるまで水を供給されると加熱停
止になるので、発泡金属体18を空だき状態になること
を防止しながら安全に調理を停止できる。すなわち、加
熱時には過熱蒸気発生手段5における内管16の発泡金
属体18が所定温度以下に冷却されたことを確認してか
ら加熱を開始するので、より安全に過熱を開始でき、か
つ前記所定温度以下に相当する冷却度に応じて最適量の
水が供給されるので過熱蒸気の発生までの待ち時間を短
縮して無駄な時間をなくすことができる。また、加熱停
止時には加熱停止後に過熱蒸気発生手段5における内管
16の発泡金属体18が所定温度以下に冷却されるまで
給水を続けるので、発泡金属体18を充分に冷ますこと
ができ、かつ加熱中の発泡金属体18の温度条件に応
じ、冷却に最適の水が供給されるので、次回の加熱時に
過熱蒸気の発生に無駄な時間をなくし、速く発生させる
ことができる。
【0062】以上のように、第4加熱開始確認手段84
と第4加熱停止確認手段94の確認を、過熱蒸気発生手
段5における内管16内の発泡金属体18が所定温度以
下に冷却されてから行うので、容易かつ確実に安全確認
を実現でき、その上過熱蒸気の発生動作に無駄がないも
のにできる。
【0063】次に過昇防止手段33の動作を図25のフ
ロ−チャ−トにより説明する。図示していないスイッチ
のオンをS101で待つ。S102で加熱開始の動作を
行い、加熱が継続される。S103で調理時間終了の確
認を計時手段13を用いて行う。調理時間の終了でない
場合はS104へ、調理終了の場合はS105へ進む。
そして、調理終了でない場合S104で蒸気温度測定手
段19の信号を読み、過昇温度、例えば400℃以下か
どうかを過昇防止手段33で判定する。そして、過昇温
度以下の場合はS103に戻りS103,S104を繰
り返す。過昇温度を超えた場合S105で加熱停止の動
作を行い、すなわち、信号を出力して加熱停止制御手段
9、調理制御手段7を介し電力制御手段28に給電停止
を指示し、調理を終了する。もちろん、過熱停止でこの
時に図24で説明したように第4過熱停止確認手段94
により過熱蒸気発生手段5に所定温度以下になるまで給
水されて冷却され、所定温度以下になると給水停止とな
り調理を終了する動作が行われているものである。な
お、S103で調理時間が終了になった場合もS105
で加熱停止の動作を行い、調理を終了する。
【0064】以上のように過熱蒸気温度が何かの原因で
異常に高くなった場合にも、過熱停止の動作を行ってか
ら安全に調理を終了することで、過熱蒸気発生手段5の
空焼きのない安全な過熱蒸気調理器を実現することがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明は、調理器本体と、この調理器本体に設け、被調理
物を入れて加熱する加熱庫と、この加熱庫内に被調理物
を出入する扉と、加熱し発生した蒸気を加熱庫へ注入す
る過熱蒸気発生手段と、この過熱蒸気発生手段の加熱開
始と加熱停止を制御する加熱開始制御手段および加熱停
止制御手段と、この加熱開始制御手段および加熱停止制
御手段の信号を受け、液体の流入状態下にある前記過熱
蒸気発生手段を制御する調理制御手段を備えたもので、
過熱蒸気発生手段を液体の流入した状態下においてを行
え、安全に加熱開始および加熱停止できる。
【0066】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載において加熱開始確認手段を備え、加熱開始する際
に過熱蒸気発生手段への液体流入の確認信号を前記加熱
開始確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段が加熱開始
するように加熱開始制御手段を構成したもので、過熱蒸
気発生手段が空だき状態になるのを防止しながら安全に
加熱開始できる。
【0067】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
記載において満水検知手段を備え、この満水検知手段が
過熱蒸気発生手段の満水を検知した後に、その確認信号
を出力するように加熱開始確認手段を構成したもので、
過熱蒸気発生手段が満水にされてから加熱を開始するの
で安全に過熱開始できる。
【0068】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
記載において加熱開始確認手段を液体が過熱蒸気発生手
段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構成と
したのもので、過熱蒸気発生手段に所定量の液体を供給
するだけで加熱開始を行うので、過熱蒸気発生手段の空
だきと沸騰水の吹き出しを防止し安全に加熱開始でき
る。
【0069】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
記載において加熱開始確認手段を、加熱開始の所定の時
間経過後に確認信号を出力する構成にしたもので、加熱
開始時の過熱蒸気発生手段の空だき防止を検知手段等を
用いずに行い、簡単で安全に加熱開始できる。
【0070】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
記載において過熱蒸気発生手段の温度を測定する加熱部
温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出力が
所定の温度以下になった後に加熱開始の確認信号を出力
するように加熱開始確認手段を構成したもので、加熱開
始時に過熱蒸気発生手段が所定温度以下になった後に加
熱を始め、過熱蒸気発生手段の空だき防止と無駄な時間
をなくして安全に加熱開始できる。
【0071】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
記載において加熱停止確認手段を備え、加熱停止する際
に過熱蒸気発生手段の加熱停止の確認信号を前記加熱停
止確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段への液体の流
入停止を行わせるように加熱停止制御手段を構成したも
ので、過熱蒸気発生手段を加熱停止させてから過熱蒸気
発生手段への液体流入を止め、過熱蒸気発生手段が空だ
き状態になるのを防止しながら安全に加熱停止できる。
【0072】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
記載において満水検知手段を備え、この満水検知手段が
過熱蒸気発生手段の満水を検知した後に、その確認信号
を出力するように加熱停止確認手段を構成したもので、
過熱蒸気発生手段が満水になってから過熱蒸気発生手段
の加熱を停止させ、安全に加熱停止できる。
【0073】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
記載において加熱停止確認手段を、液体が過熱蒸気発生
手段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構成
にしたもので、加熱停止を過熱蒸気発生手段に所定量の
液体を供給するだけで行うので、過熱蒸気発生手段の空
だきと沸騰水の吹き出しを防止し安全に加熱停止でき
る。
【0074】また、請求項10に記載の発明は、請求項
7記載において、加熱停止確認手段を、加熱停止の所定
の時間経過後に確認信号を出力する構成にしたもので、
加熱停止時の過熱蒸気発生手段の空だき防止を検知手段
等を用いずに行い、簡単で安全に加熱停止できる。
【0075】また、請求項11に記載の発明は、請求項
7記載において過熱蒸気発生手段の温度を測定する加熱
部温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出力
が所定の温度以下になった後に加熱停止の確認信号を出
力するように加熱停止確認手段を構成したもので、加熱
停止時に過熱蒸気発生手段が所定温度以下になった後に
加熱を停止せしめ、過熱蒸気発生手段の空だき防止と無
駄な時間をなくして安全に加熱停止できる。
【0076】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1記載において過昇防止手段を備え、この過昇防止手段
は過熱蒸気発生手段の過熱蒸気温度が所定の温度を超え
た場合、加熱停止制御手段を制御して加熱停止するよう
に構成したもので、異常加熱を起こさない安全な過熱蒸
気調理器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における過熱蒸気調理器の構
成を示すブロック図
【図2】同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断面
【図3】同調理器の調理制御回路図
【図4】本発明の実施例2における過熱蒸気調理器の構
成を示すブロック図
【図5】同調理器の調理制御回路図
【図6】同調理器における加熱開始制御手段の動作を示
すフロ−チャ−ト
【図7】同調理器における加熱停止制御手段の動作を示
すフロ−チャ−ト
【図8】同調理器における加熱開始確認手段の動作を示
すフロ−チャ−ト
【図9】同調理器における加熱停止確認手段の動作を示
すフロ−チャ−ト
【図10】本発明の実施例3における過熱蒸気調理器の
構成を示すブロック図
【図11】同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断
面図
【図12】同調理器の調理制御回路図
【図13】同調理器における第2加熱開始確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図14】同調理器における第2加熱停止確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図15】本発明の実施例4における過熱蒸気調理器の
構成を示すブロック図
【図16】同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断
面図
【図17】同調理器の調理制御回路図
【図18】同調理器における第3加熱開始確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図19】同調理器における第3加熱停止確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図20】本発明の実施例5における過熱蒸気調理器の
構成を示すブロック図
【図21】同調理器の過熱蒸気発生手段の構成を示す断
面図
【図22】同調理器の調理制御回路図
【図23】同調理器における第4加熱開始確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図24】同調理器における第4加熱停止確認手段の動
作を示すフロ−チャ−ト
【図25】同調理器における過昇防止手段の動作を示す
フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 調理器本体 3 加熱庫 5 過熱蒸気発生手段 7 調理制御手段 8 加熱開始制御手段 9 加熱停止制御手段 13 計時手段 31 満水検知手段 32 所定水位検知手段 33 過昇防止手段 81 加熱開始確認手段 82 第2加熱開始確認手段(加熱開始確認手段) 83 第3加熱開始確認手段(加熱開始確認手段) 84 第4加熱開始確認手段(加熱開始確認手段) 91 加熱停止確認手段 92 第2加熱停止確認手段(加熱停止確認手段) 93 第3加熱停止確認手段(加熱停止確認手段) 94 第4加熱停止確認手段(加熱停止確認手段)
フロントページの続き (72)発明者 上谷 洋次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 貞平 匡史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA22 BA12 BA61 CA01 CA19 CA23 CA71 CA73 CB04 CB27 CC04 CD02 CD71 DA02 DA03 DB09 DB11 DB14 FB01 GA04 GB01 GB04 GB18 GB50 GC12 GC38 GD01 GD02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器本体と、この調理器本体に設け、
    被調理物を入れて加熱する加熱庫と、この加熱庫内に被
    調理物を出入する扉と、加熱し発生した蒸気を加熱庫へ
    注入する過熱蒸気発生手段と、この過熱蒸気発生手段の
    加熱開始と加熱停止を制御する加熱開始制御手段および
    加熱停止制御手段と、この加熱開始制御手段および加熱
    停止制御手段の信号を受け、液体の流入状態下にある前
    記過熱蒸気発生手段を制御する調理制御手段を備えた過
    熱蒸気調理器。
  2. 【請求項2】 加熱開始確認手段を備え、加熱開始する
    際に過熱蒸気発生手段への液体流入の確認信号を前記加
    熱開始確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段が加熱開
    始するように加熱開始制御手段を構成した請求項1記載
    の過熱蒸気調理器。
  3. 【請求項3】 満水検知手段を備え、この満水検知手段
    が過熱蒸気発生手段の満液を検知した後に、その確認信
    号を出力するように加熱開始確認手段を構成した請求項
    2記載の過熱蒸気調理器。
  4. 【請求項4】 加熱開始確認手段は、液体が過熱蒸気発
    生手段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構
    成とした請求項2記載の過熱蒸気調理器。
  5. 【請求項5】 加熱開始確認手段は、加熱開始の所定の
    時間経過後に確認信号を出力する構成とした請求項2記
    載の過熱蒸気調理器。
  6. 【請求項6】 過熱蒸気発生手段の温度を測定する加熱
    部温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出力
    が所定の温度以下になった後に加熱開始の確認信号を出
    力するように加熱開始確認手段を構成した請求項2記載
    の過熱蒸気調理器。
  7. 【請求項7】 加熱停止確認手段を備え、加熱停止する
    際に過熱蒸気発生手段の加熱停止の確認信号を前記加熱
    停止確認手段から得た後に過熱蒸気発生手段への液体の
    流入停止を行わせるように加熱停止制御手段を構成した
    請求項1記載の過熱蒸気調理器。
  8. 【請求項8】 満水検知手段を備え、この満水検知手段
    が過熱蒸気発生手段の満水を検知した後に、その確認信
    号を出力するように加熱停止確認手段を構成した請求項
    7記載の過熱蒸気調理器。
  9. 【請求項9】 加熱停止確認手段は、液体が過熱蒸気発
    生手段に所定量、供給された後に確認信号を出力する構
    成とした請求項7記載の過熱蒸気調理器。
  10. 【請求項10】 加熱停止確認手段は、加熱停止の所定
    の時間経過後に確認信号を出力する構成とした請求項7
    記載の過熱蒸気調理器。
  11. 【請求項11】 過熱蒸気発生手段の温度を測定する加
    熱部温度検知手段を備え、この加熱部温度検知手段の出
    力が所定の温度以下になった後に加熱停止の確認信号を
    出力するように加熱停止確認手段を構成した請求項7記
    載の過熱蒸気調理器。
  12. 【請求項12】 過昇防止手段を備え、この過昇防止手
    段は過熱蒸気発生手段の過熱蒸気温度が所定の温度を超
    えた場合、加熱停止制御手段を制御して加熱停止するよ
    うに構成した請求項1記載の過熱蒸気調理器。
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