JP2000287350A - 二重鎧装海底ケーブル中間接続部 - Google Patents

二重鎧装海底ケーブル中間接続部

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JP2000287350A
JP2000287350A JP11091350A JP9135099A JP2000287350A JP 2000287350 A JP2000287350 A JP 2000287350A JP 11091350 A JP11091350 A JP 11091350A JP 9135099 A JP9135099 A JP 9135099A JP 2000287350 A JP2000287350 A JP 2000287350A
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JP11091350A
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English (en)
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Isamu Takara
勇 高良
Yukio Nuha
幸男 饒波
Hiroki Yara
裕樹 屋良
Yasumitsu Tsunami
保光 津波
勝行 ▲高▼山
Katsuyuki Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KONAN KENSETSU KK
Furukawa Electric Co Ltd
Okinawa Electric Power Co Inc
Original Assignee
KONAN KENSETSU KK
Furukawa Electric Co Ltd
Okinawa Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側鎧装体をFRP線により構成し、外側鎧
装体を鉄線により構成した二重鎧装海底ケーブルの端末
を良好に引留められる引留め部を備えた二重鎧装海底ケ
ーブル中間接続部を得る。 【解決手段】 二重鎧装海底ケーブル中間接続部14の
両側に設ける引留め部15で、鉄線12よりなる外側鎧
装体4の端部は、各鉄線12の末端側を楔リング18に
折り返すように巻き付けて、テンション部材16に固定
した受けリング19のテーパ孔19a内に嵌めることに
より各鉄線12の折り返し部を挟持して引留める楔タイ
プの引留め具15Aにより引留める。中間接続部14の
両側に設ける引留め部15で、FRP線9よりなる内側
鎧装体3の端部は、各FRP線9の末端側を直線状態で
引止める引留め具15Bによりテンション部材16に固
定して引留める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル本体の外
周が内側鎧装体と外側鎧装体とで二重に鎧装されている
二重鎧装海底ケーブルの中間接続部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】二重鎧装海底ケーブルとしては、内側鎧
装体と外側鎧装体とを共に複数本の鉄線を用いて二重に
鎧装した構造が一般的である。
【0003】しかしながら、これら内側鎧装体と外側鎧
装体とを共に鉄線で鎧装した二重鎧装海底ケーブルで
は、単位長さ当たりの重量が大きくなり過ぎ、その布設
設備が大掛かりとなって布設費用が嵩む問題点があり、
また水深が深くなればなる程、その問題点が増長されて
布設が困難になり、布設速度が低下して布設に時間が掛
り、布設費用が嵩む問題点がある。
【0004】このような問題点を解決するためには、内
側鎧装体と外側鎧装体とを共にFRP線により構成した
構造の二重鎧装海底ケーブルも考えられている。
【0005】しかしながら、このように内側鎧装体と外
側鎧装体とを共にFRP線により構成した二重鎧装海底
ケーブルでは、単位長当たりの重量が軽過ぎて、波浪等
により該二重鎧装海底ケーブルが海底で揺れ動き、鉄線
に比べて耐摩耗性が低いFRP線では海底の岩や貝等と
の摩擦で早期に損傷を受け、鎧装体の機能が早期に低下
若しくは失われてしまう問題点がある。
【0006】また、内側鎧装体を鉄線により構成し、外
側鎧装体をFRP線により構成した二重鎧装海底ケーブ
ルが提案されている(実開昭60−73116号)。
【0007】しかしながら、このような構造の二重鎧装
海底ケーブルは、内側鎧装体が鉄線により構成されてい
るので、単位長さ当たりの重量が増し、波浪等により該
二重鎧装海底ケーブルが海底で揺れ動くのを、二重FR
P外装のものよりも抑制できる。また、鉄線により構成
されている内側鎧装体を、FRP線により構成されてい
る外側鎧装体によってある程度保護できる利点がある。
【0008】しかしながら、実開昭60−73116号
に開示された二重鎧装海底ケーブルでは、鎧装体の最外
層がFRP線により構成されているので、波浪等により
該二重鎧装海底ケーブルが海底で揺れ動いた場合、海底
の岩や貝等との摩擦で各FRP線が早期に損傷を受け、
FRP線により構成されている鎧装体の機能が早期に低
下若しくは失われてしまう問題点がある。
【0009】これとは別に、内側鎧装体をFRP線によ
り構成し、外側鎧装体を鉄線により構成した二重鎧装海
底ケーブルも提案されている。このような構造の二重鎧
装海底ケーブルによれば、外側鎧装体が鉄線により構成
されているので、波浪等により該二重鎧装海底ケーブル
が海底で揺れ動いても鎧装体の機能が早期に低下若しく
は失われるのを防止することができる。
【0010】しかしながら、このように内側鎧装体をF
RP線により構成し、外側鎧装体を鉄線により構成した
従来の二重鎧装海底ケーブルでは、内側鎧装体と外側鎧
装体とが共に同じ標準の撚りピッチで構成されているの
で、水深が深く、潮流が速い海域等で布設しようとする
と、布設中に張力の変動で二重鎧装海底ケーブルにキン
クが発生し易い問題点がある。また、海底に布設された
後でも、潮流が速い場合には、張力の変動により二重鎧
装海底ケーブルにキンクが発生し易い問題点がある。
【0011】そこで本出願人は、上記の問題点を解決す
るために図2に示す構造の二重鎧装海底ケーブルを検討
している。
【0012】この二重鎧装海底ケーブル1では、ケーブ
ル本体2の外周が内側鎧装体3と外側鎧装体4とで二重
に鎧装されている。ケーブル本体2は、三相の電力線5
と介在6とが撚り合わされ、電力線5間に形成された各
扇形溝が介在6で埋め戻された後、その外周に押巻き層
7が設けられた構造になっている。内側鎧装体3は、ケ
ーブル本体2の押巻き層7の外周に設けられた座床8を
介して設けられている。内側鎧装体3は、多数本のFR
P線9の螺旋巻きにより構成されている。各FRP線9
の外周は、高密度ポリエチレン10でそれぞれ被覆され
ている。外側鎧装体4は、内側鎧装体3の外周に設けら
れた座床11を介して設けられている。外側鎧装体4
は、多数本の亜鉛メッキ鉄線12の螺旋巻きにより構成
されている。各亜鉛メッキ鉄線12の表面は、図示しな
いがコールタール等により防食処理が施されている。F
RP線9よりなる内側鎧装体3と鉄線12よりなる外側
鎧装体4は、巻き付け方向を同じにした同方向撚りによ
り構成されている。内側鎧装体3を構成するFRP線9
の撚りピッチは、外側鎧装体4を構成する鉄線12の標
準の撚りピッチより長く、該FRP線9よりなる内側鎧
装体3の層心径の30倍以下に設定されている。FRP線
9の撚りピッチは該FRP線9よりなる内側鎧装体3の
層心径の16〜25倍が好ましく、該層心径の20倍が最適で
ある。鉄線12の撚りピッチは、標準撚りピッチ、即ち
鉄線12よりなる外側鎧装体4の層心径の10〜13倍に設
定されている。従って、該FRP線9の撚りピッチは、
鉄線12の標準の撚りピッチより長く設定されることに
なる。また、FRP線9の撚りピッチの上限は布設船に
二重鎧装海底ケーブル1をとぐろ巻きする際の現実的な
巻取り限界から内側鎧装体3の層心径の30倍である。鉄
線12よりなる外側鎧装体4の外周には、外装13が設
けられている。
【0013】このような構造の二重鎧装海底ケーブル1
では、FRP線9の撚りピッチを、外側鎧装体4を構成
する鉄線12の撚りピッチより長くしたので、FRP線
9の反発力を利用して布設時及び布設後に二重鎧装海底
ケーブル1にキンク(ケーブルの許容曲げ半径より小さ
い局部的環状捩れ曲り)が発生するのを防止することが
できる。即ち、二重鎧装海底ケーブル1の布設時に張力
が作用すると、内側鎧装体3と外側鎧装体4は撚りが緩
む方向に回転するが、潮流変動や波浪等の影響で該張力
が急に低下すると、前記内外鎧装体3の撚りが締まる方
向に二重鎧装海底ケーブル1が捩じれて環が形成され、
該二重鎧装海底ケーブル1に再び張力が付加されてその
環が縮まり上記キンクが発生する。更に詳細に述べる
と、張力付与で緩んだ内外鎧装体を構成する各鎧装体
3,4が、急激な張力開放により笑って外側に広がり、
各鎧装体3,4の外径が大きくなるので、その外径を元
の状態に縮径して各鎧装体3,4の笑を吸収しようとし
て、内外鎧装体の撚りが締まる方向に二重鎧装海底ケー
ブル1が捩じれてある大きさの環が形成され、再度二重
鎧装海底ケーブル1に張力が作用したとき、その環が解
けずに縮まることにより局部的な環、つまりキンクが生
じる。上記鎧装体3,4の笑は、その撚りピッチが長く
なるほど大きくなる。
【0014】そこで、この二重鎧装海底ケーブル1で
は、内側鎧装体3を構成するFRP線9の撚りピッチを
外側鎧装体4を構成する鉄線12の撚りピッチより長く
したので、FRP線9が大きく笑おうとするのを逆に鉄
線12で抑制するように作用させると共に、FRP線9
の外側に広がろうとする反発力を利用して、鉄線12の
笑を急激になくそうとすること、つまり外側鎧装体4の
撚りが締まる方向に二重鎧装海底ケーブル1が急激に捩
じれようとするのを抑制(制動)し、布設時に二重鎧装
海底ケーブル1にキンクが発生するのを防止することが
できる。特に、潮流が速い海域とか、水深が深いところ
に二重鎧装海底ケーブル1を布設する場合には、該二重
鎧装海底ケーブル1に作用する張力に大きな変動を生じ
易いので、キンク防止に有効である。また、前記二重鎧
装海底ケーブル1が海底に布設された後においても、浅
瀬や潮流が速い海域に布設されている場合とか、台風に
よる波浪の影響を受けると、該二重鎧装海底ケーブル1
が揺れ動き該二重鎧装海底ケーブル1に張力変動が生じ
るので、同様にキンクの発生を有効に防止することがで
きる。
【0015】また、この二重鎧装海底ケーブル1は、海
底への布設時にキンクが発生し難く、且つ内側鎧装体3
と外側鎧装体4は巻き付け方向を同じにした同方向撚り
により構成されているので、これを櫓布設方式により布
設船上の櫓形ケーブルガイドを経て速い速度で海中に繰
り出して海底に布設することが可能となり、布設区間が
長く、潮流が速い海域での布設でも、潮止まりの時期を
中心として一気に布設することができ、布設コストも下
げることができる。また、布設船でのケーブル巻取り半
径を比較的小さくすることができので、大型の布設船を
用いる必要がなく、更に布設コストを低減することがで
きる。
【0016】更に、この二重鎧装海底ケーブル1では、
FRP線9の撚りピッチを該FRP線9よりなる内側鎧
装体3の層心径の30倍以下に設定しているので、布設船
のケーブル巻取り直径が非現実的に大きくなるのを防止
することができる。
【0017】また、この二重鎧装海底ケーブル1では、
内側鎧装体3をFRP線9により構成し、外側鎧装体4
を鉄線12により構成しているので、浅海の部分で速い
潮流により、または波浪等により該二重鎧装海底ケーブ
ル1が海底で揺れ動いても、摩耗に強い鉄線12により
構成している外側鎧装体4によって、内側鎧装体3を構
成しているFRP線9を保護することもできる。
【0018】このような構造の二重鎧装海底ケーブル1
を海底に布設して使用する際には、該二重鎧装海底ケー
ブル1を中間接続部でつないで所要の長さにする必要が
ある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内側鎧
装体3をFRP線9により構成し、外側鎧装体4を鉄線
12により構成した二重鎧装海底ケーブル1の中間接続
部、特にその鎧装体の引留め部は未だ提案されていな
い。
【0020】本発明の目的は、内側鎧装体をFRP線に
より構成し、外側鎧装体を鉄線により構成した二重鎧装
海底ケーブルの端末を良好に引留められる引留め部を備
えた二重鎧装海底ケーブル中間接続部を得ることにあ
る。
【0021】本発明の他の目的は、外側鎧装体を構成し
ている各鉄線が岩等との摩耗や電食により細くなったり
切断されたりして外側鎧装体としての機能が失われて引
留められない事態が発生しても、内側鎧装体を構成して
いる各FRP線により引留めることができる引留め部を
備えた二重鎧装海底ケーブル中間接続部を得ることにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーブル本体の外周がFRP線よりなる内側鎧装体
と鉄線よりなる外側鎧装体とで二重に鎧装されている二
重鎧装海底ケーブルが隣接端部で向い合わせに配置さ
れ、相互の前記二重鎧装海底ケーブルは隣接端部で段剥
ぎされて前記外側鎧装体と前記内側鎧装体と前記ケーブ
ル本体とが順次長手方向の位置を違えて露出され、相互
の前記二重鎧装海底ケーブルの前記鎧装体は引留め部で
それぞれ引留められ、相互の前記引留め部はテンション
部材で相互に連結され、相互の前記ケーブル本体はケー
ブル本体接続部で接続され、前記各引留め部と前記テン
ション部材と前記ケーブル本体接続部は保護ケース内に
収容されている二重鎧装海底ケーブル中間接続部におい
て、前記引留め部で、前記鉄線よりなる前記外側鎧装体
の端部は、前記各鉄線の末端側を楔リングに折り返すよ
うに巻き付けて前記テンション部材に固定された受けリ
ングのテーパ孔内に嵌めることにより前記各鉄線の折り
返し部を挟持して引留める楔タイプの引留め具により引
留められ、前記引留め部で、前記FRP線よりなる前記
内側鎧装体の端部は、前記各FRP線の末端側を直線状
態で引止める引留め具により前記テンション部材に固定
されて引留められていることを特徴とする。
【0023】このように中間接続部内の両端の引留め部
で、鉄線よりなる外側鎧装体の引留めを、各鉄線の末端
側を楔リングに折り返すように巻き付けて、テンション
部材に固定された受けリングのテーパ孔内に嵌めること
により、各鉄線の折り返し部を挟持する、楔タイプの引
留め具により行うと、大きなテンションを受けても各鉄
線を確実に引留めることができる。また、中間接続部内
の両端の引留め部で、FRP線よりなる内側鎧装体の引
留めを、各FRP線の末端側を直線状態で引止める引留
め具によりテンション部材に固定して行うと、曲げるこ
とができない各FRP線の末端でも確実に引留めること
ができる。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の前記引留め
具は、前記テンション部材に固定されていて複数のテー
パ孔を有する楔受け部材と、該楔受け部材に設けられた
前記各テーパ孔にそれぞれ通された前記各FRP線を前
記各テーパ孔で固定する楔体と、前記テンション部材に
固定されていて前記各楔体が前記各テーパ孔から脱出し
ないように押える押え部材とにより構成されていること
を特徴とする。
【0025】このような構造にすると、各FRP線を弛
まないようにして1本毎に引留めることができる。この
ため特定のFRP線に過大な張力がかかるのを防止で
き、各FRP線でほぼ均等に張力を負担して引留めを行
うことができる。また、この引留め具は、楔受け部材
と、楔体と、押え部材とにより構成されているので、比
較的低コストで作成することができる。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の前記引留め
具は、請求項2に記載の構造のものが前記テンション部
材の長手方向に位置を違えて2組設けられ、これら2組
の前記引留め具では前記各FRP線の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められていることを特徴とす
る。
【0027】このような構造にすると、FRP線が多数
本あっても、周方向にゆとりをもって引留めることがで
きる。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項1におい
て、前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の前記引留め
具は、前記各FRP線の末端にそれぞれ圧着金具で基端
が連結されたネジ棒と、前記テンション部材に固定され
ていて複数の孔を有する固定部材と、前記固定部材の前
記各孔にそれぞれ通された前記各ネジ棒を前記固定部材
に固定するように前記各ネジ棒に螺合されているナット
とにより構成されていることを特徴とする。
【0029】このような構造にすると、各FRP線を弛
まないようにして1本毎に引留めることができる。この
ため特定のFRP線に過大な張力がかかるのを防止で
き、各FRP線でほぼ均等に張力を負担して引留めを行
うことができる。特にこの引留め具では、各FRP線の
末端にそれぞれ圧着金具で連結したネジ棒とこれに螺合
するナットとを用いて固定部材に引留めるので、各FR
P線の弛みをなくする調整を各ナットの回転により容易
に行うことができる。
【0030】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の前記引留め
具は、請求項4に記載の構造のものが前記テンション部
材の長手方向に位置を違えて2組設けられ、これら2組
の前記引留め具では前記各FRP線の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められていることを特徴とす
る。
【0031】このような構造にすると、FRP線が多数
本あっても、周方向にゆとりをもって引留めることがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)は本発明に係る
二重鎧装海底ケーブル中間接続部における実施の形態の
第1例を示したもので、図1(A)は本例の中間接続部
の縦断面図、図1(B)は図1(A)のP部の拡大図で
ある。
【0033】本例では、二重鎧装海底ケーブル1として
は、本出願人が提案した図3に示す構造のものが用いら
れ、この図3と対応する部分には同一符号が付けられて
示されている。
【0034】本例の中間接続部14では、接続すべき隣
り合う二重鎧装海底ケーブル1が隣接端部で向い合わせ
に配置されている。本例では、この中間接続部14の左
側の構造のみを示し、右側の構造は同じなので省略して
いる。相互の二重鎧装海底ケーブル1は、隣接端部で段
剥ぎされて外側鎧装体4と内側鎧装体3とケーブル本体
2とが順次長手方向の位置を違えて露出されている。相
互の二重鎧装海底ケーブル1の鎧装体3,4は、引留め
部15でそれぞれ引留められている。相互の引留め部1
5は、ネジ棒よりなるテンション部材16で相互に連結
されている。相互のケーブル本体2は図示しないケーブ
ル本体接続部で接続されている。ケーブル本体2及びケ
ーブル本体接続部は、内部に海水が入らないように水密
構造になっている。各引留め部15とテンション部材1
6とケーブル本体接続部は、保護ケース17内に収容さ
れている。
【0035】引留め部15で、鉄線12よりなる外側鎧
装体4の端部は、各鉄線12の末端側を楔リング18に
折り返すように巻き付けて、テンション部材16に固定
された受けリング19のテーパ孔19a内に嵌めること
により、各鉄線12の折り返し部を挟持すると共に、楔
リング18と受けリング19とを、テンション部材16
に固定された環状の係止部材20,21で係止させて引
留める楔タイプの引留め具15Aにより引留められてい
る。テンション部材16に対する受けリング19の固定
は、受けリング19の外周部分を貫通するテンション部
材16と、楔リング18と、係止部材20,21と、こ
れら係止部材20,21をテンション部材16に固定す
るためにネジ棒よりなるテンション部材16に螺合され
たナット22,23との相互の結合関係で行われてい
る。テンション部材16に対する係止部材20,21の
固定は、両者の間に存在する楔リング18及び受けリン
グ19と、両者の外でテンション部材16に螺合された
ナット22,23とにより行われている。
【0036】引留め部15で、FRP線9よりなる内側
鎧装体3の端部は、各FRP線9の末端側を直線状態で
引止める引留め具15Bによりテンション部材16に固
定されて引留められている。この引留め具15Bは、テ
ンション部材16に固定されていて複数のテーパ孔24
を有する楔受け部材25と、該楔受け部材25に設けら
れた各テーパ孔24にそれぞれ通された各FRP線9を
各テーパ孔24で固定する楔体26と、テンション部材
16に固定されていて各楔体26が各テーパ孔24から
脱出しないように押える押え部材27とにより構成され
ている。テンション部材16に対する楔受け部材25と
押え部材27との固定は、これら楔受け部材25,押え
部材27の両側でネジ棒よりなるテンション部材16に
螺合されたナット28,29により行われている。押え
部材27には、各FRP線9の末端側を貫通させる孔3
0が設けられている。
【0037】このような引留め具15Bは、図示のよう
に同じ構造のものがテンション部材16の長手方向に位
置を違えて2組設けられている。これら2組の引留め具
15B,15Bでは、各FRP線9の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められている。
【0038】このように中間接続部14内の両端の引留
め部15で、鉄線12よりなる外側鎧装体4の引留め
を、各鉄線12の末端側を楔リング18に折り返すよう
に巻き付けて、テンション部材16に固定された受けリ
ング19のテーパ孔19a内に嵌めることにより、各鉄
線12の折り返し部を挟持する、楔タイプの引留め具1
5Aにより行うと、大きなテンションを受けても各鉄線
12を確実に引留めることができる。また、中間接続部
14内の両端の引留め部15で、FRP線9よりなる内
側鎧装体3の引留めを、各FRP線9の末端側を直線状
態で引止める引留め具15Bによりテンション部材16
に固定して行うと、曲げることができない各FRP線9
の末端でも確実に引留めることができる。
【0039】また、FRP線9よりなる内側鎧装体3の
引留め具15Bが、テンション部材16に固定されてい
て複数のテーパ孔24を有する楔受け部材25と、該楔
受け部材25に設けられた各テーパ孔24にそれぞれ通
された各FRP線9を各テーパ孔24で固定する楔体2
6と、テンション部材16に固定されていて各楔体26
が各テーパ孔24から脱出しないように押える押え部材
27とにより構成されていると、各FRP線9を弛まな
いようにして1本毎に引留めることができる。このため
特定のFRP線9に過大な張力がかかるのを防止でき、
各FRP線9でほぼ均等に張力を負担して引留めを行う
ことができる。またこの引留め具15Aは、楔受け部材
25と、楔体26と、押え部材27とにより構成されて
いるので、比較的低コストで作成することができる。
【0040】さらに本例のようにFRP線9よりなる内
側鎧装体3の引留め具15Bが、テンション部材16の
長手方向に位置を違えて2組設けられ、これら2組の引
留め具15Bによって各FRP線9の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められていると、FRP線9が
多数本あっても、周方向にゆとりをもって引留めること
ができる。
【0041】図2(A)(B)は本発明に係る二重鎧装
海底ケーブル中間接続部における実施の形態の第2例を
示したもので、図2(A)は本例の中間接続部の縦断面
図、図2(B)は図2(A)のQ部の拡大図である。
【0042】本例でも、二重鎧装海底ケーブル1として
は、本出願人が提案した図3に示す構造のものが用いら
れ、この図3と対応する部分には同一符号が付けられて
示されている。
【0043】本例の中間接続部14でも、接続すべき隣
り合う二重鎧装海底ケーブル1が隣接端部で向い合わせ
に配置されている。また本例でも、この中間接続部14
の左側の構造のみを示し、右側の構造は同じなので省略
している。相互の二重鎧装海底ケーブル1は、隣接端部
で段剥ぎされて外側鎧装体4と内側鎧装体3とケーブル
本体2とが順次長手方向の位置を違えて露出されてい
る。相互の二重鎧装海底ケーブル1の鎧装体3,4は、
引留め部15でそれぞれ引留められている。相互の引留
め部15は、ネジ棒よりなるテンション部材16で相互
に連結されている。相互のケーブル本体2は図示しない
ケーブル本体接続部で接続されている。ケーブル本体2
及びケーブル本体接続部は、内部に海水が入らないよう
に水密構造になっている。各引留め部15とテンション
部材16とケーブル本体接続部は、保護ケース17内に
収容されている。
【0044】引留め部15で、鉄線12よりなる外側鎧
装体4の端部は、前述した第1例と同様に、各鉄線12
の末端側を楔リング18に折り返すように巻き付けて、
テンション部材16に固定された受けリング19のテー
パ孔19a内に嵌めることにより、各鉄線12の折り返
し部を挟持すると共に、楔リング18と受けリング19
とを、テンション部材16に固定された環状の係止部材
20,21で係止させて引留める楔タイプの引留め具1
5Aにより引留められている。テンション部材16に対
する受けリング19の固定は、受けリング19の外周部
分を貫通するテンション部材16と、楔リング18と、
係止部材20,21と、これら係止部材20,21をテ
ンション部材16に固定するためにネジ棒よりなるテン
ション部材16に螺合されたナット22,23との相互
の結合関係で行われている。テンション部材16に対す
る係止部材20,21の固定は、両者の間に存在する楔
リング18及び受けリング19と、両者の外でテンショ
ン部材16に螺合されたナット22,23とにより行わ
れている。
【0045】引留め部15で、FRP線9よりなる内側
鎧装体3の端部は、各FRP線9の末端側を直線状態で
引止める引留め具15Cによりテンション部材16に固
定されて引留められている。この引留め具15Cは、前
述した第1例のものと違って、各FRP線9の末端にそ
れぞれ圧着金具31で基端が連結されたネジ棒32と、
テンション部材16に固定されていて複数の孔33を有
する固定部材34と、該固定部材34の各孔33にそれ
ぞれ通された各ネジ棒32を固定部材34に固定するよ
うに各ネジ棒32に螺合されているナット35,36と
により構成されている。テンション部材16に対する固
定部材34の固定は、該固定部材34の両側でネジ棒よ
りなる該テンション部材16に螺合されたナット37,
38により行われている。
【0046】このような引留め具15Cは、図示のよう
に同じ構造のものがテンション部材16の長手方向に位
置を違えて2組設けられている。これら2組の引留め具
15C,15Cでは、各FRP線9の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められている。
【0047】このように鉄線12よりなる外側鎧装体4
の端部を楔タイプの引留め具15Aによりテンション部
材16に固定して引留めると、第1例と同様に、大きな
テンションを受けても各鉄線12を確実に引留めること
ができる。また、FRP線9よりなる内側鎧装体3の端
部は、各FRP線9の末端側を直線状態で引止める引留
め具15Cによりテンション部材16に固定して引留め
ているので、曲げることができない各FRP線9の末端
でも確実に引留めることができる。
【0048】また、FRP線9よりなる内側鎧装体3の
引留め具15Cが、各FRP線9の末端にそれぞれ圧着
金具31で基端が連結されたネジ棒32と、テンション
部材16に固定されていて複数の孔33を有する固定部
材34と、該固定部材34の各孔33にそれぞれ通され
た各ネジ棒32を固定部材34に固定するように各ネジ
棒32に螺合されているナット31,32とにより構成
されていると、各FRP線9を弛まないようにして1本
毎に引留めることができる。このため特定のFRP線9
に過大な張力がかかるのを防止でき、各FRP線9でほ
ぼ均等に張力を負担して引留めを行うことができる。特
にこの引留め具15Cでは、各FRP線9の末端にそれ
ぞれ圧着金具31で連結したネジ棒32とこれに螺合す
るナット35,36とを用いて固定部材34に引留める
ので、各FRP線9の弛みをなくする調整を各ナット3
5,36の回転により容易に行うことができる。
【0049】さらに本例のようにFRP線9よりなる内
側鎧装体3の引留め具15Cが、テンション部材16の
長手方向に位置を違えて2組設けられ、これら2組の引
留め具15Cによって各FRP線9の周方向に位置を異
にするものが交互に引留められていると、FRP線9が
多数本あっても、周方向にゆとりをもって引留めること
ができる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る請求項1に記載の二重鎧装
海底ケーブル中間接続部においては、該中間接続部内の
両端の引留め部で、鉄線よりなる外側鎧装体の引留め
は、各鉄線の末端側を楔リングに折り返すように巻き付
けて、テンション部材に固定された受けリングのテーパ
孔内に嵌めることにより、各鉄線の折り返し部を挟持す
る、楔タイプの引留め具により行っているので、大きな
テンションを受けても各鉄線を確実に引留めることがで
きる。また、該中間接続部内の両端の引留め部で、FR
P線よりなる内側鎧装体の端部は、各FRP線の末端側
を直線状態で引止める引留め具によりテンション部材に
固定して引留めているので、曲げることができない各F
RP線の末端でも確実に引留めることができる。
【0051】本発明に係る請求項2に記載の二重鎧装海
底ケーブル中間接続部においては、FRP線よりなる内
側鎧装体の引留め具が、テンション部材に固定されてい
て複数のテーパ孔を有する楔受け部材と、該楔受け部材
に設けられた各テーパ孔にそれぞれ通された各FRP線
を各テーパ孔で固定する楔体と、テンション部材に固定
されていて各楔体が各テーパ孔から脱出しないように押
える押え部材とにより構成されているので、各FRP線
を弛まないようにして1本毎に引留めることができる。
このため特定のFRP線に過大な張力がかかるのを防止
でき、各FRP線でほぼ均等に張力を負担して引留めを
行うことができる。また、この引留め具は、楔受け部材
と、楔体と、押え部材とにより構成されているので、比
較的低コストで作成することができる。
【0052】本発明に係る請求項3に記載の二重鎧装海
底ケーブル中間接続部においては、FRP線よりなる内
側鎧装体の引留め具として、請求項2に記載の構造のも
のをテンション部材の長手方向に位置を違えて2組設
け、これら2組の引留め具で各FRP線の周方向に位置
を異にするものが交互に引留めているので、FRP線が
多数本あっても、周方向にゆとりをもって引留めること
ができる。
【0053】本発明に係る請求項4に記載の二重鎧装海
底ケーブル中間接続部においては、FRP線よりなる内
側鎧装体の引留め具が、各FRP線の末端にそれぞれ圧
着金具で基端が連結されたネジ棒と、テンション部材に
固定されていて複数の孔を有する固定部材と、該固定部
材の各孔にそれぞれ通された各ネジ棒を固定部材に固定
するように各ネジ棒に螺合されているナットとにより構
成されているので、各FRP線を弛まないようにして1
本毎に引留めることができる。このため特定のFRP線
に過大な張力がかかるのを防止でき、各FRP線でほぼ
均等に張力を負担して引留めを行うことができる。特に
この引留め具では、各FRP線の末端にそれぞれ圧着金
具で連結したネジ棒とこれに螺合するナットとを用いて
固定部材に引留めるので、各FRP線の弛みをなくする
調整を各ナットの回転により容易に行うことができる。
【0054】本発明に係る請求項5に記載の二重鎧装海
底ケーブル中間接続部においては、FRP線よりなる内
側鎧装体の前記引留め具として、請求項4に記載の構造
のものをテンション部材の長手方向に位置を違えて2組
設け、これら2組の引留め具で各FRP線の周方向に位
置を異にするものを交互に引留めているので、FRP線
が多数本あっても、周方向にゆとりをもって引留めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明に係る二重鎧装海底ケー
ブル中間接続部における実施の形態の第1例を示したも
ので、(A)は本例の中間接続部の縦断面図、(B)は
(A)のP部の拡大図である。
【図2】(A)(B)は本発明に係る二重鎧装海底ケー
ブル中間接続部における実施の形態の第2例を示したも
ので、(A)は本例の中間接続部の縦断面図、(B)は
(A)のQ部の拡大図である。
【図3】本出願人が提案した二重鎧装海底ケーブルの一
例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 二重鎧装海底ケーブル 2 ケーブル本体 3 内側鎧装体 4 外側鎧装体 5 電力線 6 介在 7 押巻き層 8 座床 9 FRP線 10 高密度ポリエチレン 11 座床 12 亜鉛メッキ鉄線 13 外装 14 中間接続部 15 引留め部 15A,15B,15C 引留め具 16 テンション部材 17 保護ケース 18 楔リング 19 受けリング 19a テーパ孔 20,21 係止部材 22,23 ナット 24 テーパ孔 25 楔受け部材 26 楔体 27 押え部材 28,29 ナット 30 孔 31 圧着金具 32 ネジ棒 33 孔 34 固定部材 35〜38 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高良 勇 沖縄県浦添市牧港5丁目2番1号 沖縄電 力株式会社内 (72)発明者 饒波 幸男 沖縄県浦添市牧港5丁目2番1号 沖縄電 力株式会社内 (72)発明者 屋良 裕樹 沖縄県浦添市牧港5丁目2番1号 沖縄電 力株式会社内 (72)発明者 津波 保光 沖縄県宜野湾市宜野湾3丁目2番16号 光 南建設株式会社内 (72)発明者 ▲高▼山 勝行 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5G375 AA14 BA30 CD03 EA08 EA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル本体の外周がFRP線よりなる
    内側鎧装体と鉄線よりなる外側鎧装体とで二重に鎧装さ
    れている二重鎧装海底ケーブルが隣接端部で向い合わせ
    に配置され、相互の前記二重鎧装海底ケーブルは隣接端
    部で段剥ぎされて前記外側鎧装体と前記内側鎧装体と前
    記ケーブル本体とが順次長手方向の位置を違えて露出さ
    れ、相互の前記二重鎧装海底ケーブルの前記鎧装体は引
    留め部でそれぞれ引留められ、相互の前記引留め部はテ
    ンション部材で相互に連結され、相互の前記ケーブル本
    体はケーブル本体接続部で接続され、前記各引留め部と
    前記テンション部材と前記ケーブル本体接続部は保護ケ
    ース内に収容されている二重鎧装海底ケーブル中間接続
    部において、 前記引留め部で、前記鉄線よりなる前記外側鎧装体の端
    部は、前記各鉄線の末端側を楔リングに折り返すように
    巻き付けて前記テンション部材に固定された受けリング
    のテーパ孔内に嵌めることにより前記各鉄線の折り返し
    部を挟持して引留める楔タイプの引留め具により引留め
    られ、 前記引留め部で、前記FRP線よりなる前記内側鎧装体
    の端部は、前記各FRP線の末端側を直線状態で引止め
    る引留め具により前記テンション部材に固定されて引留
    められていることを特徴とする二重鎧装海底ケーブル中
    間接続部。
  2. 【請求項2】 前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の
    前記引留め具は、前記テンション部材に固定されていて
    複数のテーパ孔を有する楔受け部材と、該楔受け部材に
    設けられた前記各テーパ孔にそれぞれ通された前記各F
    RP線を前記各テーパ孔で固定する楔体と、前記テンシ
    ョン部材に固定されていて前記各楔体が前記各テーパ孔
    から脱出しないように押える押え部材とにより構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の二重鎧装海底
    ケーブル中間接続部。
  3. 【請求項3】 前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の
    前記引留め具は、請求項2に記載の構造のものが前記テ
    ンション部材の長手方向に位置を違えて2組設けられ、
    これら2組の前記引留め具では前記各FRP線の周方向
    に位置を異にするものが交互に引留められていることを
    特徴とする請求項2に記載の二重鎧装海底ケーブル中間
    接続部。
  4. 【請求項4】 前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の
    前記引留め具は、前記各FRP線の末端にそれぞれ圧着
    金具で基端が連結されたネジ棒と、前記テンション部材
    に固定されていて複数の孔を有する固定部材と、前記固
    定部材の前記各孔にそれぞれ通された前記各ネジ棒を前
    記固定部材に固定するように前記各ネジ棒に螺合されて
    いるナットとにより構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の二重鎧装海底ケーブル中間接続部。
  5. 【請求項5】 前記FRP線よりなる前記内側鎧装体の
    前記引留め具は、請求項4に記載の構造のものが前記テ
    ンション部材の長手方向に位置を違えて2組設けられ、
    これら2組の前記引留め具では前記各FRP線の周方向
    に位置を異にするものが交互に引留められていることを
    特徴とする請求項4に記載の二重鎧装海底ケーブル中間
    接続部。
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