JP7104900B2 - 鎧装ケーブルの端末構造、及び鎧装線の引留装置 - Google Patents

鎧装ケーブルの端末構造、及び鎧装線の引留装置 Download PDF

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Description

本開示は、鎧装ケーブルの端末構造、及び鎧装線の引留装置に関する。
本出願は、2017年08月23日付の日本国出願の特願2017-160542に基づく優先権を主張し、前記日本国出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
特許文献1~3は、外周側に鎧装を備える海底ケーブルを開示する。鎧装は、導体と絶縁層と遮蔽層とを備えるケーブルコアの外周に、複数の鉄線が巻回されてなるものが代表的である(特許文献1の図5)。
特開2003-009369公報 実開昭59-136109号公報 特開2003-158815号公報
本開示の鎧装ケーブルの端末構造は、
導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、銅又は銅合金からなる複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部と、
各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
前記コア部の先端側に配置され、複数の前記端末金具を支持する支持体とを備え、
前記支持体は、
前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備える。
本開示の鎧装線の引留装置は、
導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部において、各鎧装線を引留める鎧装線の引留装置であって、
銅又は銅合金からなる各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
複数の前記端末金具を支持する支持体とを備え、
前記支持体は、
前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備える。
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造を示す概略構成図である。 実施形態の鎧装ケーブルの端末構造において、図1Aに示す一点鎖線円内を拡大して示す拡大図である。 実施形態の鎧装ケーブルの端末構造を鎧装ケーブルの軸方向から見た概略正面図である。 実施形態の鎧装ケーブルの端末構造に備えられる端末金具を示す概略構成図である。 実施形態の鎧装ケーブルの端末構造に備えられる支持体を鎧装ケーブルの軸方向から見た概略正面図である。
[本開示が解決しようとする課題]
上述の鎧装を鉄線よりも導電率が高い銅線で構成すれば、この銅系鎧装を導電部として利用できる。例えば、銅系鎧装を循環電流の流路とすれば、ケーブルコアの遮蔽層を省略したり(特許文献2)、送電容量を増大したりできる。
一方、鎧装を備える海底ケーブルでは、陸上ケーブルとの接続箇所の近く(特許文献1の明細書[0003])や、海底ケーブル同士を接続する中間接続箇所(特許文献3の明細書[0003])において鎧装線を引留める。
しかし、銅系鎧装を備える場合に鎧装線をなす銅線を長期に亘り、確実に引留める構造について十分に検討されていない。鉄線と銅線とでは機械的特性が異なることから、従来の鉄線鎧装に利用されている引留め構造が適切といえない場合がある。例えば、銅系鎧装を銅平角線によって構成する場合、特許文献1の図4に記載されるコッターに鉄線を巻き付ける構造は適切とはいえない。そのため、銅系鎧装に適切な引留め構造が望まれる。
そこで、本開示は、導電部として利用できる鎧装線を長期に亘り引留められる鎧装ケーブルの端末構造を提供することを目的の一つとする。また、本開示は、導電部として利用できる鎧装線を長期に亘り引留められる鎧装線の引留装置を提供することを目的の一つとする。
[本開示の効果]
本開示の鎧装ケーブルの端末構造、及び本開示の鎧装線の引留装置は、導電部として利用できる鎧装線を長期に亘り引留められる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る鎧装ケーブルの端末構造は、
導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、銅又は銅合金からなる複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部と、
各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
前記コア部の先端側に配置され、複数の前記端末金具を支持する支持体とを備え、
前記支持体は、
前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備える。
本開示の鎧装ケーブルの端末構造では、各鎧装線に取り付けられた端末金具が、鎧装ケーブルの先端側に配置される基板部に挿通されており、更に固定部材を用いて基板部に固定される。即ち、上記の鎧装ケーブルの端末構造では、上述の各鎧装線をコッターに巻き付ける構造とは異なり、各鎧装線は延伸状態に配置される。また、各端末金具が基板部に固定されることで、各鎧装線の延伸状態が維持される。このような本開示の鎧装ケーブルの端末構造では、船舶のアンカーが鎧装ケーブルに引っ掛かり、鎧装ケーブルが引っ張られるなどしても、各鎧装線に過度の曲げなどが加わることを低減できる。従って、本開示の鎧装ケーブルの端末構造は、各鎧装線が銅又は銅合金からなるものの、各鎧装線を長期に亘り引留められる。各鎧装線が銅平角線などである場合でも各鎧装線を適切に引き留められる。このような本開示の鎧装ケーブルの端末構造によれば、銅系鎧装を導電部として良好に利用できる。また、本開示の鎧装ケーブルの端末構造では、第二の貫通孔に挿通された端末金具に対して固定部材を取り付けることで各端末金具を基板部に容易に固定できる。そのため、本開示の鎧装ケーブルの端末構造は、構築時の作業性にも優れる。
(2)本開示の鎧装ケーブルの端末構造の一例として、
前記基板部に固定された前記複数の端末金具は、前記コア部から所定の間隔をあけて前記コア部と同心状に配置されており、
前記各鎧装線における前記コア部に近い根元側から前記端末金具までの領域の一部を前記コア部から離隔して保持するスペーサを備え、
前記スペーサは、前記各端末金具における前記基板部との固定箇所が前記コア部の軸方向に平行するように、前記各鎧装線の角度を調整する偏向部を備える形態が挙げられる。
ここでの平行とは、幾何学的な平行を満たす場合の他、平行と見做される程度に端末金具が配置される場合を含む。例えば、コア部の軸に対して端末金具の軸の傾きが3°以内程度となるように、端末金具が配置される場合を含む。
上記形態では、スペーサの偏向部によって各鎧装線の角度が調整されて、各端末金具がコア部の軸方向に平行するように基板部に固定される。そのため、上述のように鎧装ケーブルが引っ張られるなどしても、各鎧装線に過度の曲げなどが加わることをより低減できる。従って、上記形態は、各鎧装線を長期に亘り適切に引留められて、銅系鎧装を導電部として利用できる。
(3)上記(2)の鎧装ケーブルの端末構造の一例として、
前記スペーサを前記支持体に固定する連結部材を備える形態が挙げられる。
上記形態は、スペーサが支持体に固定されて、スペーサの位置が実質的にずれない。そのため、偏向部によって、各鎧装線の角度を長期に亘り適切に保持できる。従って、上記形態は、各鎧装線を長期に亘りより適切に引留められて、銅系鎧装を導電部として利用できる。
(4)本開示の鎧装ケーブルの端末構造の一例として、
前記端末金具は、ねじ加工が施された外周面を有し、
前記固定部材は、前記端末金具の外周面のうち、前記基板部の表裏面からそれぞれ突出する部分に螺合する根元側ナット及び先端側ナットを含み、
各第二の貫通孔を形成する内周面は、前記端末金具が螺合しない平滑な面で形成されている形態が挙げられる。
上記形態は、端末金具の根元側及び先端側にそれぞれナットをねじ込むことで端末金具を基板部に強固に固定できる。また、上記形態は、各端末金具自体を基板部に直接螺合させない。上記形態では、基板部に対する各端末金具の突出状態を調整すると共に、根元側ナット及び先端側ナットのねじ込み位置を調整して、各端末金具を基板部に固定する。即ち、上記形態は、各鎧装線を捻じることなく、適切に引留められる。従って、上記形態は、各鎧装線を長期に亘り強固に引留められて、銅系鎧装を導電部として利用できる。
(5)本開示の鎧装ケーブルの端末構造の一例として、
前記基板部よりも前記コア部の先端側に配置され、前記各端末金具の先端部が接続される集電板部を備える形態が挙げられる。
上記形態は、各鎧装線を流れる電流を集電板部に効率良く集約できる。また、上記形態は、後述する接地用導体や連結用導体などを接続し易い。このような上記形態は、銅系鎧装を導電部としてより利用し易い。
(6)本開示の一態様に係る鎧装線の引留装置は、
導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部において、各鎧装線を引留める鎧装線の引留装置であって、
銅又は銅合金からなる各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
複数の前記端末金具を支持する支持体とを備え、
前記支持体は、
前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備える。
本開示の鎧装線の引留装置は、以下のようにして、各鎧装線を引留められる。鎧装ケーブルの端部において、各鎧装線に端末金具を取り付ける。これら端末金具を基板部に挿通させ、固定部材を用いて基板部に固定する。特に、本開示の鎧装線の引留装置を用いれば、固定部材を介して各端末金具を基板部に固定することで、各鎧装線を延伸状態に保持できる。従って、本開示の鎧装線の引留装置によれば、上述のように鎧装ケーブルが引っ張られるなどしても、各鎧装線に過度の曲げなどが加わることを低減できる。そのため、本開示の鎧装線の引留装置は、各鎧装線が銅又は銅合金からなるものの、各鎧装線を長期に亘り引留められる。各鎧装線が銅平角線などである場合でも適切に引き留められる。このような本開示の鎧装線の引留装置は、銅系鎧装を導電部として利用する鎧装ケーブルに対して鎧装線の引留めに好適に利用できる。また、本開示の鎧装線の引留装置によれば、第二の貫通孔に挿通された端末金具に対して固定部材を取り付けることで各端末金具を基板部に容易に固定できる。そのため、本開示の鎧装線の引留装置は、引留作業性にも優れる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る鎧装ケーブルの端末構造、及び鎧装線の引留装置を具体的に説明する。図中、同一符号は同一名称物を示す。
[実施形態]
図1~図4を参照して、実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1、及び実施形態の鎧装線の引留装置10を説明する。
図1A,図2は、鎧装ケーブル100の端部において、鎧装120をなす各鎧装線12が実施形態の鎧装線の引留装置10によって引留められた状態を示す。
図1Aは、この引留め状態を鎧装ケーブル100の軸Lに直交する方向からみた側面図である。図1Aにおいて、鎧装ケーブル100はその外観を示す。また、図1Aにおいて、引留装置10は鎧装ケーブル100の軸Lに平行な平面で切断した断面を示す。
図1Bは、図1Aの一点鎖線円内を拡大して示す拡大図である。この拡大図は、支持体3の一部を上記軸Lに平行な平面で切断した断面図である。切断位置は、支持体3において第二の貫通孔(後述の金具孔32)の内周形状が分かり易い位置としている。図1Bの拡大図では、端末金具2を仮想的に示し、連結部材42を省略している。
図2は、上述の引留め状態を鎧装ケーブル100の軸L方向に、図1Aの左側からみた正面図である。
図4は、図2から集電板部5及びナット56、接地用導体6を省略した状態で、鎧装ケーブル100の軸L方向からみた正面図である。図2,図4においてコア部110の詳細は省略している。
以下、図1A,図2,図4において、紙面下方を下側、紙面上方を上側と呼び、支持体3が設置対象に固定される側を紙面下方とする場合を説明する。また、この例では、鎧装ケーブルの端末構造1及び鎧装線の引留装置10は、海底ケーブルと陸上ケーブルとの接続箇所において各鎧装線12を引留める場合を説明する。
(概要)
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1及び実施形態の鎧装線の引留装置10は、図1Aに示すように、海底ケーブルなどのコア部110の外周に鎧装120を備える鎧装ケーブル100の端部において、段剥ぎされた露出箇所のうち、鎧装120をなす各鎧装線12の引留めに利用される。鎧装ケーブルの端末構造1は、代表的には実施形態の鎧装線の引留装置10を用いることで構築できる。
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1及び実施形態の鎧装線の引留装置10は、特に、鎧装120をなす各鎧装線12が銅又は銅合金からなる場合に適した構成を備える。詳しくは、実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1及び実施形態の鎧装線の引留装置10は、各鎧装線12の端部に取り付けられる端末金具2と、複数の端末金具2を支持する支持体3とを備える。支持体3は、基板部30と、基板部30に各端末金具2を固定する固定部材とを備える。基板部30は、コア部110が挿通される第一の貫通孔(以下、コア孔31と呼ぶ)と、各端末金具2が挿通される第二の貫通孔(以下、金具孔32と呼ぶ)とを備える。各金具孔32は、コア孔31の外周に設けられる。この例の各端末金具2は、ねじ加工が施された外周面(固定軸部22(図3)の外周面)を有する。この例の固定部材は根元側ナット23及び先端側ナット26を含む。
代表的には、鎧装ケーブルの端末構造1では、鎧装ケーブル100の端部が段剥ぎされて露出されたコア部110の先端側(図1Aでは左側)に支持体3が配置される。上述の段剥ぎによって露出された各鎧装線12は、コア部110の根元側(同右側)から支持体3に向かって放射状に広げられて配置される。各鎧装線12に取り付けられた各端末金具2は、支持体3の基板部30に挿通されると共に固定部材によって基板部30に固定される。この固定によって、各鎧装線12は、延伸状態に維持されつつ、支持体3に引留められる。この例の鎧装ケーブルの端末構造1及び鎧装線の引留装置10は、更に、各鎧装線12の一部を保持するスペーサ4と、各端末金具2の先端部が接続される集電板部5とを備える。スペーサ4は、基板部30よりもコア部110の根元側に配置される。集電板部5は、基板部30よりもコア部110の先端側に配置される。
まず、鎧装ケーブル100の概略を説明する。次に、主として実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1を詳細に説明する。
(鎧装ケーブル)
鎧装ケーブル100は、導体の外周に絶縁層を備えるコア部110と、複数の鎧装線12がコア部110の外周に配置されてなる鎧装120とを備える。鎧装120の外周には防食層などの保護層を備えることができる。コア部110の基本的構成は、従来の海底ケーブルなどを参照できる。代表的には、コア部110は、内側から順に、導体、内部半導電層、絶縁層、外部半導電層、遮水層、防食層などを備える。
特に、鎧装120は、各鎧装線12が銅又は銅合金からなる銅系鎧装である。このような鎧装120は、循環電流の流路などの導電部として利用される。銅又は銅合金は、鉄に比較して導電性に優れるだけでなく耐食性にも優れるため、海底ケーブルなどの鎧装120に好適である。本例のように銅(純銅)からなる鎧装120とすれば、導電性により優れる。銅合金からなる鎧装120とすれば、銅からなる場合と比較して強度により優れる。
この例の各鎧装線12は、横断面が長方形状である平角線である。そのため、鎧装120における鎧装線12の占積率を高め易く、ケーブル外径を小さくし易い。なお、各鎧装線12を横断面が円形である丸線とすることもできる。
鎧装120は、複数の鎧装線12がコア部110の外周に所定のピッチで螺旋状に巻回されてなる線材層を一層以上備える。線材層を二層以上備える鎧装120とすれば強度により優れる。また、二層以上の線材層を備える鎧装120は、鎧装120における導体断面積を増大して、大容量の導電部とすることができる。図1A,図2,図4では一層の線材層のみ示す。
線材層数、一層の線材層を構成する鎧装線数、各鎧装線12の断面積、幅、厚さなどの大きさは、鎧装120が所定の導体断面積を有するように適宜選択するとよい。図1A,図2,図4の鎧装線数、図1Aの鎧装線12の厚さや幅は例示である。
鎧装ケーブル100の端部において、段剥ぎされて露出された各鎧装線12は、所定の長さに切断されており、コア部110の径方向外方に広がるように分散可能である。そのため、上述の露出された各鎧装線12のうち、コア部110の根元側をまとめると、上述の分散を防止でき、引留作業を行い易い。ここでは、上述の分散防止構造として、所定の幅を有する結束帯122を上述の露出箇所の根元側に巻き付け、結束帯122の両端部をボルト及びナットによって締結する場合を例示する。分散防止構造は、鎧装線12の分散を防止できれば、適宜な構成を利用できる。
上述の露出された各鎧装線12のうち、コア部110の先端側には端末金具2が取り付けられる。各鎧装線12において、結束帯122が装着された根元側と端末金具2までの領域(以下、中間領域と呼ぶことがある)は、各端末金具2が支持体3に固定されると、コア部110から所定の間隔をあけて配置される。この例では、中間領域のうち、根元側の領域はコア部110の軸Lに交差するように配置され、端末金具2側の領域は後述するように軸Lに平行するように配置される。
(鎧装ケーブルの端末構造)
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1は、上述の鎧装ケーブル100の端部と、複数の端末金具2と、支持体3とを備える。
《端末金具》
この例の端末金具2は、図3に示すように棒状の部材であり、一端側(図3では右側)に鎧装線12を圧縮接続する圧縮部20を備え、他端側(同左側)を支持体3に固定される固定軸部22とする。圧縮部20は、圧縮前において鎧装線12の先端部が収納される有底穴21を有しており、鎧装線12が収納された状態で圧縮される。この圧縮によって、鎧装線12は圧縮部20に固定されて、端末金具2と一体化される。この例では、圧縮前の有底穴21を円穴としている。そのため、有底穴21に鎧装線12の先端部が挿入された状態であって、圧縮前には、この円穴の内周面と平角線からなる鎧装線12の表裏面との間には半円柱状の隙間が生じる。そこで、この例の端末金具2は、有底穴21内に鎧装線12の先端部と共に収納される充填材25,25を備える。各充填材25,25は、鎧装線12の表裏面を挟むように配置される。充填材25,25で鎧装線12を挟むと共に、上記隙間を詰めることで、充填材25,25を介して鎧装線12と圧縮部20とを強固に接続できる。圧縮後の圧縮部20の大きさが所定の導体断面積を有するように、圧縮前の圧縮部20の大きさ(厚さ、有底穴21の穴径など)、充填材25の充填量などを選択するとよい。
端末金具2及び充填材25,25は、銅や銅合金からなるものとすると導電性に優れ、鎧装線12と共に導電部として良好に利用できる。また、銅などは比較的柔らかく圧縮し易いため、端末金具2の取付作業性にも優れる。
この例の端末金具2における固定軸部22は、ねじ加工が施された外周面(以下、ねじ面と呼ぶことがある)を有する。この例の固定軸部22は、その全長に亘ってねじ面を有する。そのため、固定軸部22の長手方向の任意の位置にナット(ここでは根元側ナット23、先端側ナット26など)を締め付けられる。ここで、固定軸部22におけるナットの取付箇所にのみねじ加工が施された形態とすることができる。しかし、この形態では製造誤差や組立時の誤差などによってナットを適切に締め付けられない可能性がある。本例のように固定軸部22の全長にねじ面を有すると、上述の誤差が有っても、端末金具2にナットを適切に締め付けられ、端末金具2を支持体3(基板部30)に適切に固定できる。また、この場合、端末金具2が単純な形状であり、製造し易い。固定軸部22の断面積や外径などは、所定の導体断面積を有する範囲で適宜選択できる。固定軸部22の長さは基板部30の厚さなどに応じて、基板部30に固定可能な範囲で適宜選択できる。この例では、固定軸部22が基板部30に挿通された状態において、固定軸部22の根元側領域及び先端側領域の双方が基板部30の表裏面から突出するように固定軸部22の長さを調整している(図1A)。また、この例では、基板部30に加えて、集電板部5にも固定軸部22を挿通可能なように固定軸部22の長さを調整している(同)。
《支持体》
支持体3は、コア部110の周囲に各鎧装線12を延伸状態で保持する部材である(図1A)。この支持体3は、各鎧装線12に取り付けられた各端末金具2が配置される基板部30と、基板部30に鎧装線12を引留める固定部材とを備える。この例の支持体3は、更に、基板部30を陸上などの設置対象に固定する台座部33を備える。台座部33は、基板部30に一体に成形されている。この例の支持体3は、鎧装ケーブル100の軸Lに平行な平面で切断した断面形状が逆T字状であり、厚板状の台座部33から基板部30が立設される(図1A)。この例では、台座部33に複数のボルト36が締め付けられて(図1A,図2)、支持体3は設置対象に固定される。
〈基板部〉
基板部30は一様な厚さを有する板材からなる(図1A)。基板部30の中央部には、基板部30の表裏面に貫通し、コア部110が挿通されるコア孔31が設けられている(図2,図4)。本例のコア孔31は単一である。台座部33が上述の設置対象に固定された状態において、基板部30は、その表裏面がコア部110の軸Lに実質的に直交するように配置され(図1A)、コア孔31にコア部110が挿通される。コア孔31の形状、大きさは、コア部110を挿通可能な範囲で適宜選択できる。この例のコア孔31は、その内径Rがコア部110の外径R100よりも十分に大きい円孔である(図2,図4も参照)。
基板部30におけるコア孔31の周囲には、基板部30の表裏面に貫通し、各端末金具2が挿通される金具孔32が設けられている。この例では、円孔からなるコア孔31に対して、同心円を描くように複数の金具孔32が配置される(図4の端末金具2参照)。このような基板部30に固定された複数の端末金具2は、コア部110から所定の間隔(コア孔31の内周縁から各金具孔32の内周縁までの距離)をあけて、コア部110と同心状に配置される(図2,図4)。上記間隔は適宜選択できる。この例では、後述する固定部材(ここでは根元側ナット23及び先端側ナット26)の取付作業が行える範囲で、隣り合う金具孔32,32間の距離ができるだけ小さくなるように上記間隔を調整している。こうすることで、支持体3を小さくし易く、小型な端末構造1や引留装置10とすることができる。また、隣り合う金具孔32間の距離をそれぞれ実質的に等しくしている。こうすることで、各鎧装線12に作用し得る張力などを均一的にし易い。その結果、複数の鎧装線12のうち、一部の鎧装線12にのみ過度の曲げなどが加わることを防止して、各鎧装線12を適切に保持し易い。
この例のコア孔31及び金具孔32は、各軸方向が基板部30の表裏面に対して実質的に直交するように設けられている(図1A)。そのため、台座部33が上述の設置対象に固定された状態において、コア孔31の軸及び金具孔32の軸はコア部110の軸Lに実質的に平行に配置される。また、各金具孔32に挿通される各端末金具2も、コア部110の軸Lに平行するように配置される。各鎧装線12における端末金具2の近傍は、コア部110の軸Lに平行するように延伸状態に保持される。
更に、この例では、各金具孔32を形成する内周面は、図1Bに拡大して示すように端末金具2が螺合しない平滑な面で形成されている。このような金具孔32に端末金具2を挿通させただけでは、端末金具2を基板部30に実質的に固定できないため、固定部材を利用する。各端末金具2自体を基板部30に直接螺合させず、基板部30に挿通される構成とすることで、各端末金具2に連なる鎧装線12が捻じられることを防止できる。この例では、基板部30に対して、各端末金具2の突出状態を調整すると共に固定部材をなす根元側ナット23及び先端側ナット26のねじ込み位置を調整して、両ナット23,26を締め付けることで、各端末金具2を基板部30に固定する。各金具孔32の内径は、端末金具2の固定軸部22を挿通可能な範囲で、できるだけ小さくすることが挙げられる。この場合、金具孔32内における端末金具2の移動代を小さくできて端末金具2が位置ずれし難い。その結果、鎧装線12を適切に保持し易い。
その他、支持体3は、図4に示すようにコア部110の径方向に分割可能な半割れの分割体3A,3Bの組物とすることが挙げられる。この場合、支持体3が一体成形物である場合と比較して、コア部110がコア孔31に挿通された状態となるように支持体3を配置し易く、構築時の作業性に優れる。図4では、コア部110の左右からコア部110を挟むように配置可能な分割体3A,3Bを例示する。支持体3の分割方向は適宜変更でき、上述の左右分割に代えて上下分割とすることもできる。また、分割数を3以上とすることもできる。
この例の分割体3A,3Bは、線対称な半割れ部材であり、連結ボルト37,38によって一体化される。分割体3A,3Bは、基板片30A,30Bと台座片33A,33Bとを有する。基板片30A,30Bの中央部には、半円状の凹部を有する。基板片30A,30Bの上方には、連結ボルト37が挿通されるボルト孔が設けられた凸部を備える。台座片33A,33Bには、連結ボルト38が挿通されるボルト孔が設けられている。分割体3A,3Bを一体化すると、両基板片30A,30Bによって基板部30をなし、両台座片33A,33Bによって台座部33をなす。また、二つの半円状の凹部によって一つの円孔(コア孔31)をなす。両凸部のボルト孔及び台座片33A,33Bのボルト孔はそれぞれ連通したボルト孔をなす。
〈固定部材〉
固定部材は、基板部30に挿通される各端末金具2を基板部30に固定可能な種々の形態のものが利用できる。例えば、固定部材は、端末金具2の固定軸部22のねじ面に螺合するナットを利用できる。この例の固定部材は、各端末金具2の外周面のうち、基板部30の表裏面からそれぞれ突出する部分に螺合する根元側ナット23及び先端側ナット26を含む(図1A)。固定軸部22における根元側領域に根元側ナット23を締め付ける。固定軸部22における先端側領域に先端側ナット26を締め付ける。即ち、両ナット23,26によって基板部30を挟むようにして、固定軸部22に両ナット23,26を締め付ける。こうすることで、各端末金具2は、基板部30の金具孔32に直接螺合していないものの基板部30に強固に固定される。その結果、鎧装ケーブル100が引っ張られるなどしても、端末金具2が金具孔32から引き抜かれたり、金具孔32内で過度に移動したりするなどの不具合を防止できる。根元側ナット23のみ、又は先端側ナット26のみとすることもできる。しかし、本例のように両ナット23,26を備えると、端末金具2を基板部30に強固に固定できる。更に、図1Aに示すように両ナット23,26をダブルナットとすると、より強固に固定できる。
〈構成材料〉
支持体3には、鎧装ケーブル100が引っ張られるなどした際に、基板部30に固定される複数の端末金具2を介して張力などが作用する。そのため、支持体3の構成材料は、上記張力などに十分に耐え得る材料が好適である。例えば鉄や鉄合金などの金属といった強度に優れる材料が好適である。
《スペーサ》
この例の鎧装ケーブルの端末構造1は、更にスペーサ4を備える。本例のスペーサ4は、各鎧装線12におけるコア部110に近い根元側(ここでは結束帯122の装着箇所)から端末金具2までの領域(中間領域)の一部をコア部110から離隔して保持する(図1A)。このスペーサ4は、各端末金具2における基板部30との固定箇所がコア部110の軸L方向に平行するように、各鎧装線12の角度を調整する偏向部40を備える。偏向部40を備えることで、偏向部40を有していない場合やスペーサ4が無い場合と比較して、鎧装ケーブル100が引っ張られるなどした際に各鎧装線12に軸L方向とは異なる方向の張力が付与されることを低減できる。特に、各鎧装線12における端末金具2の圧縮部20との接続箇所近傍に、軸L方向とは異なる方向の張力が付与されることを低減できる。かつ、各端末金具2が基板部30の表裏面に対して直交するように配置されるため、根元側ナット23及び先端側ナット26を締め付け易く、作業性にも優れる。
なお、各鎧装線12の根元側から先端側の全域に亘って、軸Lに交差するように基板部30に引留めることが考えられる。この場合、金具孔32を軸Lに交差する傾斜孔とすると共に、基板部30の表裏面に対してこの傾斜孔の軸が交差するように配置することが挙げられる。しかし、この構成は、上述の本例に比較して両ナット23,26を十分に締め付けることが難しく、高い強度が得られないことから本例が好ましい。
この例のスペーサ4は、円環状の板材である。スペーサ4の中央部には、コア部110が挿通される貫通孔(コア孔41)が設けられている。また、この例のスペーサ4は、一対の半円環状の板片を備え、両板片をボルト及びナット(図示せず)によって一体化する組物とする。このようなスペーサ4は、コア部110の左右などからコア部110を挟むように容易に配置でき、構築時の作業性に優れる。スペーサ4の構成材料は、例えばステンレス鋼などが挙げられる。
コア孔41の内径Rは、コア部110を挿通可能な範囲で適宜選択できる。この例の内径Rは、支持体3のコア孔31の内径Rよりも大きいが(図1A)、内径Rと同等以下とすることもできる。
この例のスペーサ4は、鎧装線12の根元側に配置される面(図1Aでは右面)と、鎧装線12を支持する外周面(同上下の面)との角部が所定の曲率半径で丸められている。この丸められてなる曲面を偏向部40とする。図1Aに示すように、上記曲面からなる偏向部40に鎧装線12の中間領域の一部を沿わせることで、鎧装線12における端末金具2に近い側の領域の角度を変更できる。この偏向部40によって、各鎧装線12において端末金具2に近い側の領域を軸Lに平行するように配置できる。各鎧装線12をこのように偏向配置できるように上記曲率半径を適宜調整するとよい。なお、各鎧装線12の根元側領域は、コア部110の軸Lに交差するように斜めに配置される。
更に、スペーサ4を支持体3に固定する連結部材42を備えることができる。連結部材42を介してスペーサ4が支持体3(ここでは基板部30)に固定されることで、スペーサ4におけるコア部110の軸L方向に沿った位置が実質的にずれない。そのため、各鎧装線12は、偏向部40によって調整された角度を長期に亘り適切に保持できる。
この例の連結部材42は、その外周面の全長に亘ってねじ加工が施された棒材である。連結部材42の一端部はスペーサ4との固定箇所であり、他端部は基板部30との固定箇所である。スペーサ4には、連結部材42の一端部がねじ込まれるねじ穴(図示せず)が形成されている。連結部材42の一端部をスペーサ4に直接ねじ込むことで、スペーサ4と連結部材42とを容易に連結できる。基板部30には、連結部材42の他端部が挿通される貫通孔42h(図1B参照)が設けられている。図4では、基板部30において、コア孔31の内周縁と複数の端末金具2がつくる仮想円との間の領域に、コア孔31の内周縁から等間隔に複数の連結部材42が配置された状態を例示する。連結部材42の他端部は、基板部30の表裏面から突出するように配置され、各突出箇所にそれぞれナット46が締め付けられる(図1A)。このように基板部30の表裏面を挟むようにナット46,46を締め付けることで、連結部材42を基板部30に強固に固定できる。ひいては、連結部材42を介して、スペーサ4を基板部30により強固に固定できる。本例のように連結部材42を基板部30に直接螺合させず、ナット46を締め付ける構成とすると、複数の連結部材42を基板部30に取り付け易く、作業性に優れる。
その他、コア部110の外周面とコア孔41の内周面との間に介在部48を備えることができる。介在部48は、例えば、スペーサ4を基板部30に固定するまでの間、環状のスペーサ4をコア部110の外周の所定の位置に保持するための一時的な保持部材として利用できる。この例の介在部48は、半円弧状の板材とし、コア部110の外周面に沿った内周面と、コア孔41の内周面に沿った外周面とを有する。介在部48を円環状の板材とすることもできる。しかし、介在部48を上述のように半円弧状とし、コア部110の上半部ぐらいに配置させることでスペーサ4を保持可能である。そのため、コア部110の下部に介在部48を設けなくてもよい。介在部48を省略することもできる。
《集電板部》
更に、この例の鎧装ケーブルの端末構造1は、各端末金具2の先端部が接続される集電板部5を備える(図1A)。集電板部5は、各端末金具2の先端部を介して各鎧装線12が電気的に接続され、各鎧装線12に流れる電流を集約する部材である。この例の集電板部5は、接地用導体6が接続されて、接地に利用される。端末金具2が接続されることで、集電板部5は、支持体3の基板部30に対して固定される。
この例の集電板部5は、円環状の板材である。集電板部5の中央部には、コア部110が挿通される貫通孔(コア孔51)が設けられている(図2)。コア孔51はコア部110及び支持体3の基板部30のコア孔31と同心状に配置される(図1A)。かつ、集電板部5は、コア孔51を囲むように(図2)、各端末金具2の先端部が挿通される貫通孔(金具孔52、図1A)を備える。集電板部5の金具孔52は、集電板部5が基板部30に固定された状態において、基板部30の金具孔32に重なるように設けられる(図1A)。集電板部5の金具孔52に挿通された端末金具2は、集電板部5の表裏面からそれぞれ固定軸部22の一部が突出するように配置される。固定軸部22の一部は、基板部30と集電板部5との間を渡すように配置される。固定軸部22の先端部は、集電板部5におけるコア部110の先端側に配置される面(図1Aでは左面)から突出する。この例では、集電板部5の表裏面からそれぞれ突出する部分にナット56,56が締め付けられる(図1A)。即ち、両ナット56,56によって集電板部5を挟むようにして、固定軸部22に両ナット56,56を締め付ける。このように各端末金具2を集電板部5の金具孔52に直接螺合させず、集電板部5に挿通させ、ナット56を締め付ける構成とすることで、各端末金具2と集電板部5とを強固に接続できる。集電板部5の表裏面のうち、いずれか一方のナット56を省略してもよい。しかし、本例のように集電板部5の両面にナット56,56を備えると、各端末金具2と集電板部5とを強固に接続できる。図1Aに示すように両ナット56,56をダブルナットとすると、より強固に接続できる。
その他、この例の集電板部5は、図2に示すように半円状の凹部が設けられた一対の半円環板からなる分割片5a,5bを備える組物とする。両分割片5a,5bは、連結ボルト58及びナットによって一体化される。図2では、コア部110の上下からコア部110を挟むように分割されるものを例示する。この例の分割片5a,5bは、その周方向の両端に径方向外方に突出するフランジ59,59を備える。両分割片5a,5bのフランジ59,59同士を重ね合せ、これらフランジ59,59に連結ボルト58及びナットを締め付けて、両分割片5a,5bを一体化する。更に、この例の集電板部5は、連結板57を備える。連結板57は、両分割片5a,5bによってつくられる合わせ目を跨ぐように配置される。ここでは、上記合わせ目が二つ有ることから、連結板57を二つ備える。また、ここでは、各連結板57は、集電板部5の一面に配置される。この一面は、集電板部5においてコア部110の先端側に配置される面(図2では紙面手前側の面)である。各連結板57は端末金具2が挿通される貫通孔(図示せず)を備え、ナット56が締め付けられる。上記合わせ目を挟むように位置する端末金具2,2にそれぞれ、ナット56,56を締め付けることで、連結板57と両分割片5a,5bとを一体化する。
集電板部5の構成材料は、銅や銅合金からなるものが好ましい。銅や銅合金は導電率が高いため、鎧装線12と共に導電部として良好に利用できるからである。集電板部5の大きさ(コア孔51の内径、外径、厚さなど)は、所定の導体断面積を有するように適宜選択するとよい。ここでは、コア孔51の内径は、スペーサ4の内径Rよりも大きい場合を例示する(図1A)。
(鎧装線の引留装置)
実施形態の鎧装線の引留装置10は、上述の複数の端末金具2と、支持体3とを備える。更に、鎧装線の引留装置10は、上述のスペーサ4、連結部材42、介在部48を備えたり、集電板部5を備えたりすることができる。各構成要素の詳細は上述の通りである。
(構築手順)
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1は、例えば、以下のようにして構築する。以下に構築工程の概略を示す。
(1)鎧装ケーブル100の端部を段剥ぎして、コア部110や鎧装120を露出する。
(2)鎧装120の露出箇所において、防食層に近い根元側に結束帯122を取り付ける。各鎧装線12の先端部には端末金具2を取り付ける。
(3)コア部110の露出箇所の適宜な位置に支持体3を配置すると共に、スペーサ4を配置する。
この例では、支持体3をなす分割体3A,3B及びスペーサ4をなす半割れ部材をそれぞれコア部110の外周に配置し、半割れ部材を一体化する。スペーサ4を連結部材42によって支持体3に固定するまでの間、コア部110の外周面(図1Aでは上半分)とスペーサ4のコア孔41との間に介在部48を配置して、スペーサ4をコア部110の外周に保持する。支持体3をなす分割体3A,3Bを一体化した後、連結部材42によってスペーサ4を支持体3に固定する。
(4)各端末金具2を支持体3の基板部30に挿通し、根元側ナット23及び先端側ナット26によって固定する。
この例では、各鎧装線12の中間領域の一部をスペーサ4の偏向部40に沿わせる。各鎧装線12の先端側に取り付けられた各端末金具2を基板部30の金具孔32に挿通する。そして、固定軸部22の突出状態を調整しつつ、両ナット23,26のねじ込み位置を調整して締め付ける。根元側ナット23は予め固定軸部22に取り付けておく。
(5)各端末金具2の先端部に集電板部5を接続する。
この例では、支持体3の基板部30よりもコア部110の先端側に分割片5a,5bを配置し、連結ボルト58及びナットで一体化する。各端末金具2を金具孔52、適宜連結板57及び接地用導体6の貫通孔に挿通する。各端末金具2における固定軸部22の突出状態を調整しつつ、ナット56,56のねじ込み位置を調整して締め付ける。
(6)鎧装120を多層の線材層とする場合には、内側の線材層から順に、上述の手順(2)~(5)を繰り返し行って、鎧装線12の引留めを行う。この場合、各線材層に対応して複数の支持体3を用意する。各支持体3は、コア部110の軸L方向に沿って離間して配置する。適宜な位置に配置された各支持体3に各線材層をなす鎧装線12(端末金具2)を固定する。コア部110の根元側に外側の線材層を支持する支持体3が配置される。コア部110の先端側に内側の線材層を支持する支持体3が配置される。コア部110の根元側から先端側に向かって、多段に支持体3が配置され、各線材層が引留められる。
(7)更に、鎧装ケーブル100の端部と、各鎧装線12の露出箇所と、支持体3の基板部30と、集電板部5と、接地用導体6における集電板部5との接続箇所近傍とを収納ケース(図示せず)に収納できる。また、収納ケース内に適宜なコンパウンドなどの封止材を充填できる。こうすることで、鎧装線12などの機械的保護や環境からの保護をより確実に行える。
(主要な効果)
実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1及び実施形態の鎧装線の引留装置10によれば、各鎧装線12に取り付けられた端末金具2が支持体3の基板部30に挿通されると共に、固定部材(ここでは根元側ナット23及び先端側ナット26)によって基板部30に固定される。この構成により、各鎧装線12を延伸状態に維持できる。そのため、鎧装ケーブル100が船舶のアンカーなどに引掛けられて引っ張られるなどしても、各鎧装線12に過度の曲げなどが加わることを低減できる。従って、実施形態の鎧装ケーブルの端末構造1及び実施形態の鎧装線の引留装置10によれば、各鎧装線12が銅又は銅合金からなる場合に各鎧装線12を長期に亘り引留められ、銅系鎧装を導電部として良好に利用できる。
この例の鎧装ケーブルの端末構造1及び鎧装線の引留装置10は更に以下の効果も奏する。
(a)基板部30の金具孔32に挿通された各端末金具2に根元側ナット23及び先端側ナット26を締め付けることで、各端末金具2を基板部30に容易に固定できる。そのため、作業性に優れる。
(b)偏向部40が設けられたスペーサ4を備えるため、各鎧装線12を適切に保持できる。その結果、各鎧装線12に過度の曲げなどが加わることをより低減できる。スペーサ4が連結部材42によって基板部30に固定されて、スペーサ4の位置ずれをより確実に防止できることからも、各鎧装線12を適切に保持できる。
(c)各端末金具2を基板部30に直接螺合させないため、各端末金具2に連なる鎧装線12が捻じられることなく、基板部30に強固に固定できる。各端末金具2を集電板部5にも直接螺合させないことからも、鎧装線12の捻回を防止できる。
(d)集電板部5を備えるため、各鎧装線12に流れる電流を効率よく集約できる。
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、以下の少なくとも一つの変更が可能である。
(1)鎧装ケーブルの端末構造1及び鎧装線の引留装置10を海底ケーブルと予備ケーブルとの接続部(リペア接続部)などの中間接続箇所に利用する。
この場合、海底ケーブルの端部と予備ケーブルの端部との双方について、上述の端末金具2及び支持体3を用いた鎧装線12の引留めを行う。支持体3は台座部33を省略して、海底ケーブル側の基板部30と予備ケーブル側の基板部30とを連結軸で連結することが挙げられる。また、接地用導体6に代えて、海底ケーブル側の集電板部5と予備ケーブル側の集電板部5とを連結用導体で連結することが挙げられる。
(2)根元側ナット23に代えて、端末金具2は、固定軸部22の径方向外方に突出するフランジを備える。このフランジに別途ボルトを締め付けて、端末金具2を基板部30に固定する。
(3)支持体3を分割体3A,3Bの組物ではなく、一体成形物とする。
(4)集電板部5を分割片5a,5bの組物ではなく、一体成形物とする。
1 鎧装ケーブルの端末構造
10 鎧装線の引留装置
12 鎧装線
2 端末金具
20 圧縮部、21 有底穴、22 固定軸部
23 根元側ナット(固定部材)、25 充填材
26 先端側ナット(固定部材)
3 支持体
3A,3B 分割体、30 基板部、30A,30B 基板片
31 コア孔(第一の貫通孔)、32 金具孔(第二の貫通孔)
33 台座部、33A,33B 台座片、36 ボルト
37,38 連結ボルト
4 スペーサ
40 偏向部、41 コア孔、42 連結部材、42h 貫通孔
46 ナット、48 介在部
5 集電板部
5a,5b 分割片、51 コア孔、52 金具孔、56 ナット
57 連結板、58 連結ボルト、59 フランジ
6 接地用導体
100 鎧装ケーブル
110 コア部、120 鎧装、122 結束帯

Claims (7)

  1. 導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、銅又は銅合金からなる複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部と、
    各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
    前記コア部の先端側に配置され、複数の前記端末金具を支持する支持体と
    前記各鎧装線における前記コア部に近い根元側から前記端末金具までの領域の一部を前記コア部から離隔して保持するスペーサと、を備え、
    前記支持体は、
    前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
    前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備え
    前記基板部に固定された前記複数の端末金具は、前記コア部から所定の間隔をあけて前記コア部と同心状に配置されており、
    前記スペーサは、前記各端末金具における前記基板部との固定箇所が前記コア部の軸方向に平行するように、前記各鎧装線の角度を調整する偏向部を備える、
    鎧装ケーブルの端末構造。
  2. 導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、銅又は銅合金からなる複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部と、
    各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
    前記コア部の先端側に配置され、複数の前記端末金具を支持する支持体と
    前記各端末金具の先端部が接続される集電板部と、を備え、
    前記支持体は、
    前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
    前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備え
    前記集電板部は、前記基板部よりも前記コア部の先端側に配置される、
    鎧装ケーブルの端末構造。
  3. 前記基板部に固定された前記複数の端末金具は、前記コア部から所定の間隔をあけて前記コア部と同心状に配置されており、
    前記各鎧装線における前記コア部に近い根元側から前記端末金具までの領域の一部を前記コア部から離隔して保持するスペーサを備え、
    前記スペーサは、前記各端末金具における前記基板部との固定箇所が前記コア部の軸方向に平行するように、前記各鎧装線の角度を調整する偏向部を備える請求項に記載の鎧装ケーブルの端末構造。
  4. 前記スペーサを前記支持体に固定する連結部材を備える請求項1又は請求項3に記載の鎧装ケーブルの端末構造。
  5. 前記端末金具は、ねじ加工が施された外周面を有し、
    前記固定部材は、前記端末金具の外周面のうち、前記基板部の表裏面からそれぞれ突出する部分に螺合する根元側ナット及び先端側ナットを含み、
    各第二の貫通孔を形成する内周面は、前記端末金具が螺合しない平滑な面で形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の鎧装ケーブルの端末構造。
  6. 導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部において、各鎧装線を引留める鎧装線の引留装置であって、
    銅又は銅合金からなる各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
    複数の前記端末金具を支持する支持体と
    前記各鎧装線における前記コア部に近い根元側から前記端末金具までの領域の一部を前記コア部から離隔して保持するスペーサと、を備え、
    前記支持体は、
    前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
    前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備え
    前記第二の貫通孔は、前記複数の端末金具が前記コア部から所定の間隔をあけて前記コア部と同心状に配置されるように設けられており、
    前記スペーサは、前記各端末金具における前記基板部との固定箇所が前記コア部の軸方向に平行するように、前記各鎧装線の角度を調整する偏向部を備える、
    鎧装線の引留装置。
  7. 導体の外周に絶縁層を備えるコア部と、複数の鎧装線が前記コア部の外周に配置されてなる鎧装とを備える鎧装ケーブルの端部において、各鎧装線を引留める鎧装線の引留装置であって、
    銅又は銅合金からなる各鎧装線の端部に取り付けられる端末金具と、
    複数の前記端末金具を支持する支持体と
    前記各端末金具の先端部が接続される集電板部と、を備え、
    前記支持体は、
    前記コア部が挿通される第一の貫通孔と、前記第一の貫通孔の外周に設けられ、各端末金具が挿通される第二の貫通孔とを備える基板部と、
    前記基板部に前記各端末金具を固定する固定部材とを備え
    前記集電板部は、前記基板部よりも前記コア部の先端側に配置される、
    鎧装線の引留装置。
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