JP2000287144A - 電子番組ガイド表示制御装置及び電子番組ガイド表示制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＣＡＴＶや衛星放送によって放送される番組
の電子番組表であるＥＰＧをユーザの好みに応じて作成
した後、通常のＥＰＧに添付して表示する電子番組ガイ
ド表示制御装置及び電子番組ガイド表示制御方法を提供
する。 【解決手段】 放送番組に関するチャンネル・番組名・
番組詳細情報・放送時間等の情報を蓄積するＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０と、趣向情報を作成する趣向情報作成部２７０
と、最新の趣向情報を管理する趣向情報管理部２８０
と、最新の趣向情報を蓄積する趣向情報ＤＢ２９０と、
ＥＰＧ−ＤＢ２４０から通常ＥＰＧ情報或いは趣向情報
管理部２８０からお好み付きＥＰＧ情報を取得するＥＰ
Ｇ取得サービス２３０と、通常ＥＰＧとお好み付きＥＰ
Ｇの何れかを選択しＥＰＧ表示部２１０に表示する表示
ＥＰＧ選択部２２０とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子番組ガイド表
示制御装置及び電子番組ガイド表示制御方法に関し、特
にＣＡＴＶや衛星放送によって放送される番組の電子番
組表であるＥＰＧの表示制御を行う場合に好適な電子番
組ガイド表示制御装置及び電子番組ガイド表示制御方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ＥＰＧ（Electric Program G
uide：電子番組ガイド）を表示するＥＰＧ表示システム
が開発されている。ＥＰＧ表示システムの従来例として
は例えば特開平８−２５１４９６号公報に記載のものが
提案されている。この従来のＥＰＧ表示を行う表示制御
装置は、ＥＰＧを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されたＥＰＧの少なくとも一部を読み出し表形式の
番組表に情報を表示する表示手段に表示させる制御を行
う制御手段とを備える表示制御装置とから構成されてい
る。

【０００３】上記のような構成を有する従来のＥＰＧ表
示を行う表示制御装置は、次のように動作する。記憶手
段で記憶されたＥＰＧの情報は、制御手段で少なくとも
一部が読み出される。前記表形式の番組表の縦軸または
横軸のいずれか一方に時刻を表す時刻欄を、他方に番組
を放送する放送局に関する放送局情報を表す放送局情報
欄が表示されるように設定される。これによって、表形
式の番組表には、制御手段で読み出されたＥＰＧ情報が
表形式で表示される。

【０００４】また、上記のＥＰＧ表示制御に関する他の
従来例としては、例えば特開平９−２９８６９７号公報
に記載の技術が提案されている。同公報は、更に使い勝
手のよい電子番組ガイドを得ることを目的としたもので
あり、番組を選択する電子番組ガイドの表示装置への表
示を制御する電子番組ガイド表示制御装置において、複
数の番組のタイトルを含む番組を前記表示装置に表示さ
せると共に、上記番組表にタイトルが表示されている番
組の放送時間帯に関連する所要の情報を提示するための
表示を行うことのできる表示制御手段を備えていること
を特徴とする電子番組ガイド表示制御装置が開示されて
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。

【０００６】第一の問題点は、ＥＰＧ表示を行う際の情
報にＥＰＧ情報しかないため、自分の要求に合う番組表
を作成できないことである。

【０００７】第二の問題点は、お好みの番組表の設定は
できても、その個数は１個に限られるため、自分の好き
な番組表を複数個登録することはできないことである。

【０００８】第三の問題点は、お好みの番組表の設定は
できても、その個数は１個に限られるため、複数個の自
分の好きな番組表候補を順位づけできないことである。

【０００９】本発明の目的は、ＣＡＴＶや衛星放送によ
って放送される番組の電子番組表であるＥＰＧをユーザ
の好みに応じて作成した後、通常のＥＰＧに添付して表
示する電子番組ガイド表示制御装置及び電子番組ガイド
表示制御方法を提供するものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、放送番組の電
子番組表であるＥＰＧの表示制御を行う電子番組ガイド
表示制御装置において、放送番組に関する情報を蓄積す
る放送情報蓄積手段と、ＥＰＧに関する最新の趣向情報
を管理する趣向情報管理手段と、通常ＥＰＧ情報とお好
み付きＥＰＧ情報を取得するＥＰＧ取得手段と、通常Ｅ
ＰＧ表示とお好み付きＥＰＧ表示の何れかを選択する表
示選択手段とを具備することを特徴とする。

【００１１】また、本発明は、放送番組の電子番組表で
ある電子番組ガイド（ＥＰＧ）の表示制御を行う電子番
組ガイド表示制御方法において、放送番組に関する情報
を蓄積する放送情報蓄積工程と、前記ＥＰＧに関する最
新の趣向情報を管理する趣向情報管理工程と、通常のＥ
ＰＧ情報とお好み付きＥＰＧ情報を取得するＥＰＧ取得
工程と、前記通常のＥＰＧ情報の表示と前記お好み付き
ＥＰＧ情報の表示の何れかを選択する表示選択工程とを
有することを特徴とする。

【００１２】また、本発明の電子番組ガイド表示制御装
置は、図１を参照しつつ説明すれば、放送番組の電子番
組表であるＥＰＧの表示制御を行う電子番組ガイド表示
制御装置において、放送番組に関する情報を蓄積する放
送情報蓄積手段（図１の２４０）と、ＥＰＧに関する最
新の趣向情報を管理する趣向情報管理手段（図１の２８
０）と、通常ＥＰＧ情報とお好み付きＥＰＧ情報を取得
するＥＰＧ取得手段（図１の２３０）と、通常ＥＰＧ表
示とお好み付きＥＰＧ表示の何れかを選択する表示選択
手段（図１の２２０）とを具備している。

【００１３】［作用］本発明の電子番組ガイド表示制御
装置は、取得しているＥＰＧ情報に対し、ユーザの趣向
情報を用いて新たにＥＰＧを作成するように制御してい
る。このため、ユーザが欲しいＥＰＧを作成できる。ま
た、取得しているＥＰＧ情報に対し、お好み対象を抽出
後、データベース化するように制御している。このた
め、複数個のお好み別のＥＰＧを作成できる。また、複
数個のＥＰＧのお好み対象をデータベース化し、そのお
好み度合いはカウントするように制御している。このた
め、複数個のお好み別のＥＰＧ表示の表示順序を入換え
ることが可能である。

【００１４】

【発明の実施の形態】［第１実施形態］次に、本発明の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。

【００１５】（１）構成の説明 図１は本発明の第１実施形態のＥＰＧ表示システムの構
成例を示すブロック図である。図１において、本発明の
第１実施形態のＥＰＧ表示システムは、ユーザ入力部２
１、ユーザ入力部２４、ＥＰＧ処理システム２２、趣向
情報付加システム２５から大略構成されている。更に、
ＥＰＧ処理システム２２は、ＥＰＧ表示部２１０、表示
ＥＰＧ選択部２２０、ＥＰＧ取得サービス２３０、ＥＰ
Ｇデータベース（以下ＥＰＧ−ＤＢと略称）２４０、Ｅ
ＰＧ解析部２５０、放送受信部２６０を具備し、趣向情
報付加システム２５は、趣向情報作成部２７０、趣向情
報管理部２８０、趣向情報ＤＢ２９０を具備している。

【００１６】図２は本発明の第１実施形態のＥＰＧ表示
システムにおけるＥＰＧ処理システム２２のＥＰＧ取得
サービス２３０を中心とした詳細構成例を示すブロック
図である。図２において、ＥＰＧ処理システム２２のＥ
ＰＧ取得サービス２３０は、ＥＰＧ情報取得手段２３
２、ＥＰＧ情報記憶手段２３３を有する通常のＥＰＧ情
報を取得する通常ＥＰＧ取得手段２３１と、お好み付き
趣向情報を受け取るお好み付き趣向情報受取り手段２３
４、お好み情報比較手段２３６、お好み付きＥＰＧ情報
記憶手段２３７を有するお好みＥＰＧ情報取得手段２３
４とを具備している。図中２２０は表示ＥＰＧ選択部、
２４０はＥＰＧ−ＤＢ、２８０は趣向情報管理部であ
る。

【００１７】上記構成を詳述すると、ユーザ入力部２
１、２４は、キーボード等から構成されており、各種デ
ータ入力に用いる。趣向情報付加システム２５は、ユー
ザのお好みなどの趣向情報を蓄積、提供する。ＥＰＧ処
理システム２２は、ＣＡＴＶや衛星放送の伝送路から得
られる放送波２３から通常のＥＰＧ情報を取得し、趣向
情報付加システム２５からお好みなどの趣向情報を受け
取り、ＥＰＧを表示するかあるいはユーザのお好みとす
る情報などの趣向情報を反映したＥＰＧを表示する。

【００１８】ＥＰＧ処理システム２２において、ＥＰＧ
表示部２１０は、図３にイメージを示す如く時間を横軸
としてチャンネル番号を縦軸とした通常のＥＰＧ、ある
いは図４にイメージを示す如く通常のＥＰＧにタグ毎に
お好みのＥＰＧを追加したお好み付きのＥＰＧを表示す
る。表示ＥＰＧ選択部２２０は、ＥＰＧ表示部２１０で
通常のＥＰＧ表示あるいはお好み付きＥＰＧ表示のいづ
れかを選択する。ＥＰＧ−ＤＢ２４０は、時系列的に連
続した一定期間中の放送番組に関して、チャンネル、番
組名、番組詳細情報、放送時間あるいはParental Lock
の有無の情報を蓄積する。図５は上記図４に対してのお
好み趣向情報ＤＢの概念を示す図である。

【００１９】ＥＰＧ解析部２５０は、放送受信部２６０
が提供する情報からＥＰＧ情報を解析し抽出する。放送
受信部２６０は、Ｔｕｎｅｒボードやドライバなどハー
ドウエア廻りの構成であり、ＣＡＴＶや衛星放送などの
放送波を受信後、ＥＰＧ解析部２５０など上位層のソフ
トウエアが処理可能なよう受信情報に変換を加えて情報
提供する。

【００２０】ＥＰＧ取得サービス２３０において、通常
ＥＰＧ情報取得手段２３１は、通常ＥＰＧ情報を取得し
記憶するものである。お好みＥＰＧ情報取得手段２３４
は、お好みの趣向情報を受け取り、お好み付きＥＰＧ情
報を記憶するものである。通常ＥＰＧ情報取得手段２３
１のＥＰＧ情報取得手段２３２は、ＥＰＧ−ＤＢ２４０
から蓄積済みのＥＰＧ情報を取得する。通常ＥＰＧ情報
取得手段２３１のＥＰＧ情報記憶手段２３３は、ＥＰＧ
情報取得手段２３２で取得したＥＰＧ情報を通常ＥＰＧ
情報として記憶する。

【００２１】お好みＥＰＧ情報取得手段２３４のお好み
付き趣向情報受取り手段２３５は、趣向情報管理部２８
０よりお好み付きの趣向情報を受け取る。お好みＥＰＧ
情報取得手段２３４のお好み情報比較手段２３６は、お
好み付き趣向情報受取り手段２３５で受取るお好み付き
趣向情報とＥＰＧ情報記憶手段２３３に蓄積するＥＰＧ
情報とを比較する。お好みＥＰＧ情報取得手段２３４の
お好み付きＥＰＧ情報記憶手段２３７は、お好み情報比
較手段２３６のＥＰＧ情報とお好みの趣向情報との比較
結果取得するお好み付きＥＰＧ情報を記憶する。

【００２２】趣向情報付加システム２５において、趣向
情報作成部２７０は、ユーザが本発明の実施形態で使用
している放送波受信ソフトウエアを用いて実行するＥＰ
Ｇ上の検索項目、ジャンル設定、Parental Lockの設
定、そして選択する番組に対して各々選択回数をカウン
トすることによってユーザの趣向情報を作成する。作成
される毎に逐一、お好みの趣向情報は、趣向情報管理部
２８０に提供される。

【００２３】ここで、Parental Lockの設定には、放送
番組に応じて、アダルトレベルとバイオレンスレベルと
を選定できるようにしたもので、例えば米国では両親と
一緒であれば１３歳以下、１７歳以下、１７歳以上とい
うように番組を複数の視聴許容レベルに区分けしている
ので、その設定に応じて、暗号キーを設けておくことも
できる。

【００２４】趣向情報管理部２８０は、趣向情報作成部
２７０からユーザの趣向情報が入力される毎に趣向情報
ＤＢ２９０に対してアップデート（ファイル内容の更
新）をかける。同時にＥＰＧ取得サービス２３０へ、ユ
ーザのＥＰＧに関した最新の趣向情報を提供する。趣向
情報ＤＢ２９０は、ユーザの最新の趣向情報を蓄積す
る。

【００２５】尚、本発明の第１実施形態における趣向情
報の設定数は、趣向情報作成部２７０で、ＥＰＧ上の検
索項目、ジャンル設定、Parental Lockの設定、そして
選択する番組とで４個として説明しているが、その設定
数に制限はない。

【００２６】（２）動作の説明 次に、本発明の第１実施形態の動作について図１〜図１
２を参照して詳細に説明する。

【００２７】先ず、本発明の第１実施形態の特徴を説明
すると、上述したＥＰＧ取得サービス２３０は、ＥＰＧ
−ＤＢ２４０からＥＰＧ情報を取得し、また、趣向情報
管理部２８０からユーザのＥＰＧに関した最新の趣向情
報を取得する。表示ＥＰＧ選択部２２０は、通常のＥＰ
Ｇ表示あるいはお好み付きのＥＰＧ表示のいづれかを選
択する。表示ＥＰＧ選択部２２０でお好み付きＥＰＧ表
示が選択された場合は、ＥＰＧ表示部２１０は、ユーザ
のお好み付きのＥＰＧを表示する。

【００２８】例えば、図１で放送波２３にはＥＰＧ情報
を含み、放送波２３の受信ソフトウエアにＥＰＧ処理シ
ステム２２を備えている場合、「キムタク」と検索を行
うとする。「キムタクを見たい」ことをユーザのお好み
を示す趣向情報とし、「キムタク」に関係する番組をＥ
ＰＧ表示するためにＥＰＧ取得サービス２３０は、趣向
情報管理部２８０からユーザのＥＰＧに関した最新のお
好みの趣向情報である「キムタク」という文字列とその
度合いの回数１を取得する。表示ＥＰＧ選択部２２０で
お好み付きＥＰＧ表示を選択する。ＥＰＧ表示部２１０
は、図８及び図９のように「キムタク」をタグとするお
好み付きＥＰＧを１個通常のＥＰＧに添付し表示する。

【００２９】次に、図６及び図７のフローチャートを参
照してお好み付きのＥＰＧ表示方式に関して詳細に説明
する。図６は通常ＥＰＧの表示を行うまでの流れを示す
フローチャート、図７は通常ＥＰＧ或いはお好み付きＥ
ＰＧを表示するまでの流れを示すフローチャートであ
る。

【００３０】放送受信部２６０によって、受信する放送
波は、ＥＰＧ解析部２５０よりも上位層で使用可能なよ
うにパケタイズ処理される（図６のステップＳ１、図７
のステップＳ１１）。放送受信部２６０で受信しパケタ
イズ処理したデータに対してＥＰＧ解析部２５０は、Ｅ
ＰＧ情報を解析する（図６のステップＳ２、図７のステ
ップＳ１２）。解析されたＥＰＧデータは、ＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０に、番組名、番組詳細情報、放送時間、Parent
al Lock情報として蓄積される（図６のステップＳ３、
図７のステップＳ１３）。

【００３１】ＥＰＧ取得サービス２３０は、ＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０から蓄積済みの番組名、番組詳細情報、放送時
間、Parental Lock情報を取得する（図６のステップＳ
４、図７のステップＳ１４）。ＥＰＧ取得サービス２３
０の内部に位置するＥＰＧ情報取得手段２３１は、ＥＰ
Ｇ−ＤＢ２４０から蓄積済みの番組名、番組詳細情報、
放送時間、Parental Lock情報を取得する。ＥＰＧ情報
記憶手段２３３は、ＥＰＧ情報取得手段２３１で取得し
た情報を一時記憶する（図６のステップＳ４、図７のス
テップＳ１４）。表示ＥＰＧ選択部２２０で、通常ＥＰ
Ｇ表示あるいはお好み付きＥＰＧ表示のいづれかを選択
する（図６のステップＳ５、図７のステップＳ１５）。

【００３２】通常ＥＰＧ表示を選択した場合は、趣向付
きＥＰＧの表示をＯＦＦとする設定であり、ＥＰＧ情報
記憶手段２３３に記憶されているＥＰＧ情報のみを表示
する（図７のステップＳ１９、図６のステップＳ５）。
お好み付きＥＰＧ表示を選択した場合は、お好みＥＰＧ
情報取得手段２３４中のお好み付き趣向情報受取り手段
２３５は、趣向情報管理部２８０からユーザのお好みを
示す趣向情報を受け取る（図７のステップＳ１６）。

【００３３】お好み情報比較手段２３６は、ＥＰＧ情報
記憶手段２３３中に記憶されているＥＰＧ情報と、Ｓｔ
ｅｐ６で受けとったお好みの趣向情報とを比較し、趣向
と合致したＥＰＧ情報を抽出し、お好み付きＥＰＧ記憶
手段２３７に記憶する（図７のステップＳ１７）。お好
み付きＥＰＧ記憶手段２３７に記憶したＥＰＧ情報を用
いてＥＰＧ表示部２１０ではお好みＥＰＧの追加処理を
行う（図７のステップＳ１８）。図７のステップＳ１５
ではお好み付きＥＰＧ表示が選択されている。図７のス
テップＳ１８で得られたお好み付きＥＰＧと通常ＥＰＧ
とを双方表示する（ステップＳ１９、ステップＳ１
９’）。

【００３４】尚、図７のステップＳ１６で趣向情報管理
部２８０が実施しているお好みの趣向情報の提供に関し
て、以下にその動作を補足する。

【００３５】趣向情報管理部２８０は、以下のお好みの
趣向情報作成作業を実施し趣向情報ＤＢを構築してお
く。ユーザ入力部２１で、本発明の第１実施形態で使用
している放送波受信ソフトウエアを用いて実行するＥＰ
Ｇ上の検索項目、ジャンル設定、Parental Lockの設
定、そして番組選択を行う。その時点で入力時点のユー
ザの趣向情報の作成を趣向情報作成部２７０で行う。ユ
ーザ趣向情報を趣向管理部２８０にユーザ入力部で入力
を行うたびに提供する。

【００３６】趣向情報管理部２８０は、趣向情報作成部
２７０にユーザの趣向情報を入力する毎に趣向情報ＤＢ
２９０に対してアップデートをかける。趣向情報管理部
２８０は、趣向情報ＤＢ２９０中でアップデートされた
お好みの趣向情報（ユーザのＥＰＧに関した最新の趣向
情報）をＥＰＧ取得サービス２３０に提供する。趣向情
報ＤＢ２９０は、常にユーザの最新のお好みの趣向情報
を蓄積している。

【００３７】更に、本発明の第１実施形態の動作を具体
例を用いて説明する。

【００３８】図８はお好み付きＥＰＧ表示のイメージ
図、図１０はそれを構成する趣向情報ＤＢ２９０のイメ
ージ図、図１１はＥＰＧ―ＤＢ２４０のイメージ図、図
１２は表示ＥＰＧ選択部２２０のイメージ図である。

【００３９】ＥＰＧ情報蓄積まではお好み付きＥＰＧ表
示の場合も通常のＥＰＧ表示の場合も同一の処理なので
説明を省略する。

【００４０】ＥＰＧ情報取得手段２３１は、ＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０中に蓄積されている番組の情報、番組の詳細情
報、チャンネル、放送時間、Parental Lockの情報を取
得する。ＥＰＧ情報記憶手段２３３は、取得したＥＰＧ
情報を記憶する。イメージは図１２で示される表示ＥＰ
Ｇ選択部２２０で、通常ＥＰＧ表示あるいはお好み付き
ＥＰＧ表示のいづれかを選択する。

【００４１】通常ＥＰＧ表示を選択した場合は、通常の
ＥＰＧの表示を行う。お好み付きＥＰＧ表示を選択した
場合、お好みの趣向情報は、図１０を参照すると、「キ
ムタク」という検索項目名に対し１回、興味を示した情
報がある。このお好みの趣向情報をお好み付き趣向情報
受取り手段２３５が受け取る。今回の場合は１件しかお
好み項目はない為回数に着目する必要はない。

【００４２】お好み情報比較手段２３６は、ＥＰＧ情報
記憶手段２３３中に記憶されているＥＰＧ情報と、図７
のステップＳ１６で受けとった「キムタク」というお好
みの趣向情報とを比較し、「キムタク」と合致したＥＰ
Ｇ情報を抽出し、お好み付きＥＰＧ記憶手段２３７に記
憶する。お好み付きＥＰＧ記憶手段２３７に記憶した
「キムタク」に関係するＥＰＧ情報を用いてＥＰＧ表示
部ではお好みＥＰＧの追加処理を行う。

【００４３】お好み付きＥＰＧ表示を選択した場合を想
定すると、図８のように「キムタク」というお好みの趣
向情報で作成したお好み付きＥＰＧと通常ＥＰＧとを双
方重ねあわせ表示する。図８、図９で示しているタグ
は、ここでは「キムタク」のようにお好みの要素を表示
する。「キムタク」に関連したチャンネル表示域のチャ
ンネル数字は強調表示されている。

【００４４】本発明の第１実施形態によれば、ＥＰＧ表
示システムは、放送番組に関するチャンネル・番組名・
番組詳細情報・放送時間等の情報を蓄積するＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０と、趣向情報を作成する趣向情報作成部２７０
と、最新の趣向情報を管理する趣向情報管理部２８０
と、最新の趣向情報を蓄積する趣向情報ＤＢ２９０と、
通常ＥＰＧ情報と趣向情報とを比較し趣向に合致した複
数個のお好み別のＥＰＧ情報を抽出するＥＰＧ取得サー
ビス２３０と、複数個のお好み別のＥＰＧ情報の表示順
序を入れ換えてＥＰＧ表示部２１０に表示するＥＰＧ選
択部２２０とを具備しているため、次の効果が得られ
る。

【００４５】取得しているＥＰＧ情報に対し、ユーザの
趣向情報を用いて新たにＥＰＧを作成するため、ユーザ
が欲しいＥＰＧを作成できる。また、取得しているＥＰ
Ｇ情報に対し、お好み対象を抽出後、データベース化し
ているため、複数個のお好み別のＥＰＧを作成できる。
また、複数個のＥＰＧのお好み対象をデータベース化
し、そのお好み度合いはカウントされているため、複数
個のお好み別のＥＰＧ表示の表示順序を入換えることが
可能である。

【００４６】［第２実施形態］次に、本発明の第２実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。

【００４７】（１）構成の説明 図１３は本発明の第２実施形態のＥＰＧ表示システムの
構成例を示すブロック図である。図１３において、本発
明の第２実施形態のＥＰＧ表示システムは、ユーザ入力
部２１、ユーザ入力部２４、ＥＰＧ処理システム２２、
趣向情報付加システム２５から大略構成されている。更
に、ＥＰＧ処理システム２２は、ＥＰＧ表示部２１０、
表示ＥＰＧ選択部２２０、ＥＰＧ取得サービス２３０、
ＥＰＧ−ＤＢ２４０、ＥＰＧ解析部２５０、放送受信部
２６０を具備し、趣向情報付加システム２５は、趣向情
報作成部２７０、趣向情報管理部２８０、趣向情報ＤＢ
２９０を具備し、更に、ＥＰＧ表示部２１０は、順序判
定手段２０５を具備している。

【００４８】本発明の第２実施形態が第１実施形態と相
異する点は、図１３に示す如く、ＥＰＧ表示部２１０が
順序判定手段２０５を具備している点であり、これ以外
の構成は第１実施形態と同様である。順序判定手段２０
５は、後述する如く、提供される趣向情報中のParental
Lockの要素はお好みＥＰＧ及び通常のＥＰＧよりも優
先させる機能を有する。

【００４９】（２）動作の説明 次に、本発明の第２実施形態の動作について図１１〜図
１５を参照して詳細に説明する。図１１はＥＰＧ−ＤＢ
２４０のイメージ図、図１２は表示ＥＰＧ選択部２２０
のイメージ図、図１４はお好み付きＥＰＧ表示のイメー
ジ図、図１５はそれを構成する趣向情報ＤＢのイメージ
図である。

【００５０】ＥＰＧ情報蓄積まではお好み付きＥＰＧ表
示の場合も通常のＥＰＧ表示の場合も同一の処理なので
説明を省略する。

【００５１】ＥＰＧ情報取得手段２３１は、ＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０中に蓄積されている番組の情報、番組の詳細情
報、チャンネル、放送時間、Parental Lockの情報を取
得する。ＥＰＧ情報記憶手段２３３は、取得したＥＰＧ
情報を記憶する。イメージは図１２で示される表示ＥＰ
Ｇ選択部２２０で、通常ＥＰＧ表示あるいはお好み付き
ＥＰＧ表示のいづれかを選択する。

【００５２】通常ＥＰＧ表示を選択した場合は、通常の
ＥＰＧの表示を行う。お好み付きＥＰＧ表示を選択した
場合、お好みの趣向情報は、図９を参照すると、「キム
タク」という検索項目名に対し１回、「みぽりん」とい
う検索項目に対し２回、興味を示した情報がある。この
お好みの趣向情報をお好み付き趣向情報受取り手段２３
５が受け取る。

【００５３】お好み情報比較手段２３６は、ＥＰＧ情報
記憶手段２３３中に記憶されているＥＰＧ情報と、図７
のステップＳ１６で受けとった「キムタク」及び「みぽ
りん」というお好みの趣向情報とを比較し、「キムタ
ク」及び「みぽりん」と合致したＥＰＧ情報を抽出し、
お好み付きＥＰＧ記憶手段２３７に記憶する。お好み付
きＥＰＧ記憶手段２３７に記憶した「キムタク」及び
「みぽりん」に関係するＥＰＧ情報を用いてＥＰＧ表示
部２１０ではお好みＥＰＧの追加処理を行う。

【００５４】順序判定手段２０５は、提供される趣向情
報中のParental Lockの要素はお好みＥＰＧ及び通常の
ＥＰＧよりも優先させる機能を有する。また、お好みＥ
ＰＧが複数個ある時、お好み付きＥＰＧを複数個表示す
ること及びお好み付きＥＰＧを追加する順序を判断する
手段をＥＰＧ表示部２１０に提供するため、ここでは、
複数個のお好み付きＥＰＧを表示させることが可能であ
る。

【００５５】図１４のように「キムタク」及び「みぽり
ん」というお好みの趣向情報で作成したお好み付きＥＰ
Ｇと通常ＥＰＧとを双方重ねあわせ表示する。図１４で
示しているタグは、「キムタク」及び「みぽりん」とい
うお好みの要素を表示する。「キムタク」及び「みぽり
ん」に関連したチャンネル表示域のチャンネル数字は強
調表示されている。

【００５６】本発明の第２実施形態においても、ユーザ
が欲しいＥＰＧを作成できる、複数個のお好み別のＥＰ
Ｇを作成できる、複数個のお好み別のＥＰＧ表示の表示
順序を入換えることが可能であるという効果が得られ
る。

【００５７】［第３実施形態］次に、本発明の第３実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。

【００５８】（１）構成の説明 本発明の第３実施形態の電子番組ガイド（ＥＰＧ）表示
システムは、図１３に示した第２実施形態と同様に、ユ
ーザ入力部２１、ユーザ入力部２４、ＥＰＧ処理システ
ム２２、趣向情報付加システム２５から大略構成されて
いる。更に、ＥＰＧ処理システム２２は、ＥＰＧ表示部
２１０、表示ＥＰＧ選択部２２０、ＥＰＧ取得サービス
２３０、ＥＰＧ−ＤＢ２４０、ＥＰＧ解析部２５０、放
送受信部２６０を具備し、趣向情報付加システム２５
は、趣向情報作成部２７０、趣向情報管理部２８０、趣
向情報ＤＢ２９０を具備し、更に、ＥＰＧ表示部２１０
は、順序判定手段２０５を具備している。これら各部の
詳細な構成は第２実施形態で説明したので省略する。

【００５９】（２）動作の説明 次に、本発明の第３実施形態の動作について図１１〜図
１５を参照して詳細に説明する。図１１はＥＰＧ−ＤＢ
２４０のイメージ図、図１２は表示ＥＰＧ選択部２２０
のイメージ図、図１４はお好み付きＥＰＧ表示のイメー
ジ図、図１５はそれを構成する趣向情報ＤＢ２９０のイ
メージ図である。

【００６０】お好みＥＰＧの情報の取得方法までは同様
なので説明を省略する。

【００６１】順序判定手段２０５は、提供される趣向情
報中のParental Lockの要素はのお好みＥＰＧ及び通常
のＥＰＧよりも優先させる機能を有する。また、お好み
ＥＰＧが複数個ある時、お好み付きＥＰＧを複数個表示
すること及びお好み付きＥＰＧを追加する順序を判断す
る手段をＥＰＧ表示部２１０に提供するため、ここで
は、複数個のお好み付きＥＰＧを表示させることが可能
である。

【００６２】順序判定手段２０５は、お好みＥＰＧが複
数個ある時、お好み付きＥＰＧを複数個表示すること及
びお好み付きＥＰＧを追加する順序を判断する手段をＥ
ＰＧ表示部２１０に提供する。ここではお好みの趣向情
報中の回数の情報を利用し、２つのＥＰＧの表示順序を
決定する。

【００６３】図１４のように「キムタク」及び「みぽり
ん」というお好みの趣向情報で作成したお好み付きＥＰ
Ｇと通常ＥＰＧとを双方重ねあわせ表示する。個々のお
好み付きＥＰＧの表示順序は趣向情報中の回数の情報が
反映されている。図１４で示しているタグは、「キムタ
ク」及び「みぽりん」というお好みの要素を表示する。
「キムタク」及び「みぽりん」に関連したチャンネル表
示域のチャンネル数字は強調表示されている。

【００６４】本発明の第３実施形態においても、ユーザ
が欲しいＥＰＧを作成できる、複数個のお好み別のＥＰ
Ｇを作成できる、複数個のお好み別のＥＰＧ表示の表示
順序を入換えることが可能であるという効果が得られ
る。

【００６５】［第４実施形態］次に、本発明の第４実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。

【００６６】（１）構成の説明 本発明の第４実施形態のＥＰＧ表示システムは、図１３
に示した第２実施形態と同様に、ユーザ入力部２１、ユ
ーザ入力部２４、ＥＰＧ処理システム２２、趣向情報付
加システム２５から大略構成されている。更に、ＥＰＧ
処理システム２２は、ＥＰＧ表示部２１０、表示ＥＰＧ
選択部２２０、ＥＰＧ取得サービス２３０、ＥＰＧ−Ｄ
Ｂ２４０、ＥＰＧ解析部２５０、放送受信部２６０を具
備し、趣向情報付加システム２５は、趣向情報作成部２
７０、趣向情報管理部２８０、趣向情報ＤＢ２９０を具
備し、更に、ＥＰＧ表示部２１０は、順序判定手段２０
５を具備している。これら各部の詳細な構成は第２実施
形態で説明したので省略する。

【００６７】（２）動作の説明 次に、本発明の第４実施形態の動作について図１１〜図
１３、図１６〜図１７を参照して詳細に説明する。図１
１はＥＰＧ−ＤＢ２４０のイメージ図、図１２は表示Ｅ
ＰＧ選択部２２０のイメージ図、図１６はお好み付きＥ
ＰＧ表示のイメージ図、図１７はそれを構成する趣向情
報ＤＢ２９０のイメージ図である。

【００６８】お好みＥＰＧの情報の取得方法までは同様
なので説明を省略する。

【００６９】順序判定手段２０５は、提供される趣向情
報中のParental Lockの要素はのお好みＥＰＧ及び通常
のＥＰＧよりも優先させる機能を有する。また、お好み
ＥＰＧが複数個ある時、お好み付きＥＰＧを複数個表示
すること及びお好み付きＥＰＧを追加する順序を判断す
る手段をＥＰＧ表示部２１０に提供するため、ここで
は、趣向情報ＤＢ２９０中にParental Lockの要素があ
るため「キムタク」及び「みぽりん」のお好み付きＥＰ
Ｇよりも優先してParental Lockのお好み付きＥＰＧを
表示する。

【００７０】図１６のようにParental Lock及び「キム
タク」及び「みぽりん」というお好みの趣向情報で作成
したお好み付きＥＰＧと通常ＥＰＧとを双方重ねあわせ
て表示する。Parental Lockのお好み付きＥＰＧが優先
して表示される。図１６で示しているタグは、「Ｐ．
Ｌ．(Parental Lock)」、「キムタク」及び「みぽり
ん」というお好みの要素を表示する。

【００７１】本発明の第４実施形態においても、ユーザ
が欲しいＥＰＧを作成できる、複数個のお好み別のＥＰ
Ｇを作成できる、複数個のお好み別のＥＰＧ表示の表示
順序を入換えることが可能であるという効果が得られ
る。

【００７２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放送番組に対するユーザの選択回数の計数に基づき趣向
情報を作成し、ＥＰＧに関する最新の趣向情報を管理す
ると共に、趣向情報が入力される毎に趣向情報蓄積内容
を更新するように制御しているため、次のような効果が
得られる。

【００７３】取得しているＥＰＧ情報に対し、ユーザの
趣向情報を用いて新たにＥＰＧを作成するため、ユーザ
が欲しいＥＰＧを作成できる。また、取得しているＥＰ
Ｇ情報に対し、お好み対象を抽出後、データベース化し
ているため、複数個のお好み別のＥＰＧを作成できる。
また、複数個のＥＰＧのお好み対象をデータベース化
し、そのお好み度合いはカウントされているため、複数
個のお好み別のＥＰＧ表示の表示順序を入換えることが
可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態のＥＰＧ表示システムの
構成例を示すブロック図である。

【図２】本発明の第１実施形態のＥＰＧ表示システムの
ＥＰＧ取得サービスを中心とした詳細構成例を示すブロ
ック図である。

【図３】本発明の第１実施形態の通常ＥＰＧのイメージ
を示す説明図である。

【図４】本発明の第１実施形態のお好み付きＥＰＧのイ
メージを示す説明図である。

【図５】本発明の第１実施形態のお好み付きＥＰＧに対
してのお好み趣向情報ＤＢの概念を示す説明図である。

【図６】本発明の第１実施形態の通常ＥＰＧの表示を行
うまでの流れを示すフローチャートである。

【図７】本発明の第１実施形態の通常ＥＰＧ或いはお好
み付きＥＰＧを表示するまでの流れを示すフローチャー
トである。

【図８】本発明の第１実施形態のお好み付きＥＰＧを通
常ＥＰＧの後面に表示する場合を示す説明図である。

【図９】本発明の第１実施形態のお好み付きＥＰＧを通
常ＥＰＧの前面に表示する場合を示す説明図である。

【図１０】本発明の第１実施形態のお好み付きＥＰＧを
通常ＥＰＧの後面／前面に表示する場合に対して具体的
に関連させた趣向情報ＤＢの概念を示す説明図である。

【図１１】本発明の第１、第２、第３及び第４実施形態
のＥＰＧ−ＤＢの概念を示す説明図である。

【図１２】本発明の第１、第２、第３及び第４実施形態
の表示ＥＰＧ選択部のイメージを示す説明図である。

【図１３】本発明の第２、第３及び第４実施形態のＥＰ
Ｇ表示システムの構成例を示すブロック図である。

【図１４】本発明の第２及び第３実施形態のお好み付き
ＥＰＧで各項目に順序づけが生じている例を示す説明図
である。

【図１５】本発明の第２及び第３実施形態のお好み付き
ＥＰＧを通常ＥＰＧの後面／前面に表示する場合に対し
て具体的に関連させた趣向情報ＤＢの概念を示す説明図
である。

【図１６】本発明の第４実施形態のParental Lock(P.
L.)の番組（チャンネル）のみを表示したい場合を示す
説明図である。

【図１７】本発明の第４実施形態のParental Lock(P.
L.)の番組（チャンネル）のみを表示したい場合に対し
て具体的に関連させた趣向情報ＤＢの概念を示す説明図
である。

【符号の説明】

２２ ＥＰＧ処理システム ２５ 趣向情報付加システム ２０５ 順序判定手段 ２１０ ＥＰＧ表示部 ２２０ 表示ＥＰＧ選択部 ２３０ ＥＰＧ取得サービス ２４０ ＥＰＧ−ＤＢ ２６０ 放送受信部 ２７０ 趣向情報作成部 ２８０ 趣向情報管理部 ２９０ 趣向情報ＤＢ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送番組の電子番組表である電子番組ガ
   イド（ＥＰＧ）の表示制御を行う電子番組ガイド表示制
   御装置において、 放送番組に関する情報を蓄積する放送情報蓄積手段と、
   ＥＰＧに関する最新の趣向情報を管理する趣向情報管理
   手段と、通常のＥＰＧ情報とお好み付きＥＰＧ情報を取
   得するＥＰＧ取得手段と、前記通常のＥＰＧ情報の表示
   と前記お好み付きＥＰＧ情報の表示の何れかを選択する
   表示選択手段とを具備することを特徴とする電子番組ガ
   イド表示制御装置。
2. 【請求項２】 更に、ＣＡＴＶ又は衛星放送の放送波を
   受信する放送受信手段を具備し、前記放送情報蓄積手段
   は、前記放送受信手段による放送波受信に基づき放送番
   組に関するチャンネル・番組名・番組詳細情報・放送時
   間等の情報を蓄積することを特徴とする請求項１に記載
   の電子番組ガイド表示制御装置。
3. 【請求項３】 更に、前記ＥＰＧに関する前記最新の趣
   向情報を蓄積する趣向情報蓄積手段を具備し、前記趣向
   情報管理手段は、前記趣向情報が外部入力される毎に前
   記趣向情報蓄積手段の内容を更新することを特徴とする
   請求項１又は２に記載の電子番組ガイド表示制御装置。
4. 【請求項４】 更に、放送ジャンルや放送番組に対する
   ユーザの選択回数の計数に基づき前記趣向情報を作成す
   る趣向情報作成手段を具備し、前記趣向情報管理手段
   は、前記趣向情報作成手段で作成された前記趣向情報を
   前記ＥＰＧ取得手段に供給し前記趣向情報蓄積手段に蓄
   積することを特徴とする請求項１乃至３の何れかに記載
   の電子番組ガイド表示制御装置。
5. 【請求項５】 前記ＥＰＧ取得手段は、前記通常のＥＰ
   Ｇ情報と前記趣向情報とを比較し趣向に合致した前記お
   好み付きＥＰＧ情報を抽出することを特徴とする請求項
   １乃至４の何れかに記載の電子番組ガイド表示制御装
   置。
6. 【請求項６】 前記ＥＰＧ取得手段は、前記通常のＥＰ
   Ｇ情報と前記趣向情報とを比較し趣向に合致した複数個
   のお好み別のＥＰＧ情報を抽出することを特徴とする請
   求項５に記載の電子番組ガイド表示制御装置。
7. 【請求項７】 更に、複数個のお好み別のＥＰＧ情報の
   表示順序を入れ換えて表示手段に表示する表示制御手段
   を具備することを特徴とする請求項１乃至６の何れかに
   記載の電子番組ガイド表示制御装置。
8. 【請求項８】 更に、前記趣向情報中のParental Lock
   の要素を前記お好み付きＥＰＧ及び前記通常ＥＰＧより
   も優先させる順序判定手段を具備することを特徴とする
   請求項１乃至７の何れかに記載の電子番組ガイド表示制
   御装置。
9. 【請求項９】 放送番組の電子番組表である電子番組ガ
   イド（ＥＰＧ）の表示制御を行う電子番組ガイド表示制
   御方法において、 放送番組に関する情報を蓄積する放送情報蓄積工程と、
   前記ＥＰＧに関する最新の趣向情報を管理する趣向情報
   管理工程と、通常のＥＰＧ情報とお好み付きＥＰＧ情報
   を取得するＥＰＧ取得工程と、前記通常のＥＰＧ情報の
   表示と前記お好み付きＥＰＧ情報の表示の何れかを選択
   する表示選択工程とを有することを特徴とする電子番組
   ガイド表示制御方法。