JP2000287088A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、及び画像処理方法

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JP2000287088A
JP2000287088A JP8729099A JP8729099A JP2000287088A JP 2000287088 A JP2000287088 A JP 2000287088A JP 8729099 A JP8729099 A JP 8729099A JP 8729099 A JP8729099 A JP 8729099A JP 2000287088 A JP2000287088 A JP 2000287088A
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minimum
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JP8729099A
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English (en)
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Yasuhiro Ota
康裕 太田
Yoshihiko Hirota
好彦 廣田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Color, Gradation (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定長圧縮に於いてダイナミックレンジを不
必要に狭めずにスパイクノイズをカットする。簡単なハ
ードウェア構成で実現する。 【解決手段】 ブロック内の画素値の最大値、最小値、
平均値、及び中間値を求め、求めた平均値と中間値の大
小比較結果に基づいて、最大値と最小値の一方を階調最
大指数又は階調最小指数とし、他方を平均値と中間値の
差分に基づく濃度だけ平均値の方向へ補正した濃度を階
調最小指数又は階調最大指数として平均値指標(濃度指
標)と階調幅指標(範囲指標)を求める固定長圧縮方
式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データから順
に所定数の画素のブロックを切り出し、ブロック内の濃
度範囲を示す範囲指標とブロックとしての濃度を示す濃
度指標を求め、ブロック内の各画素の量子化値と範囲指
標と濃度指標とから成る固定長の符号に圧縮符号化する
画像処理(固定長符号化処理)に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データから順に所定数の画素のブロ
ックを切り出し、ブロック内の濃度範囲を示す範囲指標
とブロックとしての濃度を示す濃度指標を求め、求めた
範囲指標と濃度指標に基づいて各画素値を量子化し、こ
の量子化画素値と範囲指標と濃度指標とから成る固定長
の符号(固定長符号)に変換(圧縮符号化)する画像処
理(固定長圧縮処理)が行なわれている。
【0003】固定長圧縮処理に於いて範囲指標と濃度指
標を求める手法としては、下記の手法が例として挙げら
れる。 (1)ブロック内の画素値の最大値Dmax と最小値Dmi
n 平均値Avgを求め、最大値Dmax と最小値Dmin の差
分(Dmax −Dmin )を範囲指標LDとし、ブロック内
の画素値の平均値Avgを濃度指標LAとする手法。 (2)ブロック内の画素値の最大値Dmax と最小値Dmi
n を求め、最大値Dmaxと最小値Dmin の間を所定の比
で内分する画素値Pmax と所定の比の逆比で内分する画
素値Pmin を求め、最大値Dmax 〜画素値Pmax の間の
平均値を最大階調指数Qmax として求め、画素値Pmin
〜最小値Dmin の間の平均値を最小階調指数Qmin とし
て求め、最大階調指数Qmax と最小階調指数Qmin の差
分を範囲指標LDとし、最大階調指数Qmax と最小階調
指数Qmin の平均値Avgを濃度指標LAとする手法。こ
の(2)の手法を、図11に示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の手法で
は、画素値の最大値Dmax 〜最小値Dmin 間がダイナミ
ックレンジとなるため、最大値Dmax 又はその付近及び
/又は最小値Dmin 又はその付近にスパイクノイズが存
在する場合でも、そのスパイクノイズをカットすること
ができない。スパイクノイズとは、原稿の汚れやスキャ
ナの入力特性等に起因して、本来の画像値ではない画素
値として表現されているノイズである。このため、上記
(2)の手法が提案され、図10のように最大値付近及
び最小値付近を平均化した値を最大階調指数Qmax 及び
最小階調指数Qmin として採用することで、スパイクノ
イズをカットするようにしたのである。
【0005】しかしながら、上記(2)の手法は、下記
(a)(b)の問題点を有する。 (a)スパイクノイズが無い場合でもダイナミックレン
ジを狭めてしまう。つまり、ダイナミックレンジを狭め
る必要が無い場合でも狭めてしまい、伸長後に本来の階
調を表現できなくなる。 (b)最大階調指数Qmax と最小階調指数Qmin を求め
る演算が煩雑であり、ハードウェア構成も複雑となる。
また、電力消費も大きい。
【0006】本発明は、スパイクノイズをカットするた
めにダイナミックレンジを狭める度合いを必要最小限に
すること、及び、このことを簡単なハードウェア構成で
実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像処理装置
は、画像データから順に所定数の画素のブロックを切り
出し、ブロック内の濃度範囲を示す範囲指標とブロック
としての濃度を示す濃度指標を求め、ブロック内の各画
素の量子化値と範囲指標と濃度指標とから成る固定長の
符号に圧縮符号化する画像処理装置であって、ブロック
内の画素値の最大値、最小値、平均値、及び中間値を求
める第1の演算手段と、平均値と中間値の大小を比較し
た比較結果に基づいて、最大値と最小値の一方を階調最
大指数又は階調最小指数とし、他方を平均値と中間値の
差分に基づく濃度だけ平均値の方向へ補正した濃度を階
調最小指数又は階調最大指数とする第2の演算手段と、
第2の演算手段により求めた階調最大指数と階調最小指
数の差分を求めて範囲指標とする第3の演算手段と、を
有することを特徴とする。請求項2の画像処理装置は、
請求項1に於いて、第2の演算手段は、他方を平均値と
中間値の差分の1/2の濃度だけ平均値の方向へ補正し
た濃度を階調最小指数又は階調最大指数とする、ことを
特徴とする。請求項3の画像処理装置は、請求項1又は
請求項2に於いて、第3の演算手段は、第2の演算手段
により求めた階調最大指数と階調最小指数の中間値を求
めて濃度指標とする、ことを特徴とする。
【0008】請求項4の画像処理方法は、画像データか
ら順に所定数の画素のブロックを切り出し、ブロック内
の濃度範囲を示す範囲指標とブロックとしての濃度を示
す濃度指標を求め、ブロック内の各画素の量子化値と範
囲指標と濃度指標とから成る固定長の符号に圧縮符号化
する画像処理方法であって、ブロック内の画素値の最大
値、最小値、平均値、及び中間値を求める過程、求めた
平均値と中間値の大小を比較し、その比較結果に基づい
て、最大値と最小値の一方を階調最大指数又は階調最小
指数とし、他方を平均値と中間値の差分に基づく濃度だ
け平均値の方向へ補正した濃度を階調最小指数又は階調
最大指数とする過程、及び階調最大指数と階調最小指数
の差分を求めて範囲指標とする過程、を実行することを
特徴とする。請求項5の画像処理方法は、請求項4に於
いて、階調最大指数と階調最小指数を求める過程に於い
て、他方を平均値と中間値の差分の1/2の濃度だけ平
均値の方向へ補正した濃度を階調最小指数又は階調最大
指数とする、ことを特徴とする。請求項6の画像処理方
法は、請求項4、又は請求項5に於いて、さらに、階調
最大指数と階調最小指数の平均値を求めて濃度指標とす
る過程、を実行することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、原稿スキャナ画像処理部1
2又はプリンタコントローラ14から入力されるY(イ
エロー),M(マゼンタ),C(シアン),Bk(ブラ
ック)の画像データに基づいてフルカラーの画像を形成
する画像形成装置(コンピュータに接続されてプリンタ
としても機能可能なディジタルカラー複写機)に即し
て、本発明の実施の形態を説明する。以下に述べる複写
機では、画像データがスキャナ画像処理部12から入力
されたか、又は、プリンタコントローラ14から入力さ
れたかに応じて、可変長圧縮用の属性を決定する際の参
照値が切り換えられる。また、固定長圧縮後に更に可変
長圧縮を行なうか否かが、原稿サイズに応じて切り換え
られる。しかしながら、これらの構成は何れも二義的な
ものであり、『スパイクノイズを低減しつつダイナミッ
クレンジを拡げた固定長圧縮を、簡易なハードウェアで
実現する』という本発明の技術思想を具体化した固定長
圧縮部211が搭載される装置の一例を示したものであ
る。
【0010】〔1〕プリントイメージ制御部(PIC
部):図1は実施の形態の画像形成装置のシステム構成
を示す模式図、図2は図1に示す画像形成装置のプリン
トイメージ制御部(PIC部;画像データからプリント
用のデータを生成する処理部)を示すブロック図であ
る。
【0011】[1-1] システムの概要:図1に示すシステ
ムは、Y,M,C,Bkの4色の画像を転写ベルト上に
出力して用紙上に略同時に転写する電子写真方式の画像
形成装置であり、Y,M,C,Bkの各色の作像ユニッ
ト(感光体ドラム(PC),現像器,LEDアレイ等か
ら成るユニット)が、転写ベルトに沿って等間隔(図示
の例ではLmm)で設けられている。
【0012】図2に示すように、PIC部での処理は、
Y,M,C,Bkの各色の画像データの並列処理が基本
となる。つまり、スキャナ画像処理部12から画像デー
タが送られて来る場合は、1回のスキャン動作に基づい
て生成されたY,M,C,Bkの各色の画像データが画
像インターフェース20を介して同時にPIC側へ入力
される。また、プリンタコントローラ14から画像デー
タが送られて来る場合はRIP(Raster Image Process
er)展開後のY,M,C,Bkの各色の画像データが画
像インターフェース20を介して同時にPIC側へ入力
される。画像データがスキャナ画像処理部12から入力
されるか、プリンタコントローラ14から入力されるか
に応じて、本画像形成装置では、後述のように、可変長
圧縮時の属性決定のパラメータ(参照値)が切り換えら
れる。
【0013】Y,M,C,Bkの各色のトナーの現像タ
イミングは、各色に対応する作像ユニットが、Y,M,
C,Bkの順で転写ベルトの進行方向に等間隔に配置さ
れているため、その間隔に相当する時間だけ遅延させる
ことで、Y,M,C,Bkの各色のトナーを転写ベルト
上にて色ずれなく重ねる必要がある。このため、図示の
システムでは、Y,M,C,Bkの各作像タイミング
を、上記間隔に相当する時間だけ順に遅延制御してい
る。
【0014】また、図示のシステムでは、4個のLED
ヘッドの走査によりY,M,C,Bk用の各感光体ドラ
ムの帯電表面にそれぞれ静電潜像を形成するため、主走
査方向での印字開姶位置のズレや感光体ドラムとLED
ヘッドの平行度のズレによってスキユー歪みが生ずる
と、色ずれが発生する。このため、Y,M,C,Bkの
各画像データに対して位置補正や画像補正を行なうこと
で上記の現象を防止して色ずれの発生を防止している。
【0015】[1-2] PIC部での処理の概要 次に、図2に示すプリントイメージ制御部(PIC部)
での処理の概要を、データの流れに沿って説明する。な
お、図2では、図2の処理の流れや各種の設定値を設定
するCPUは、図示を省略している。
【0016】スキャナ画像処理部12、又は、プリンタ
コントローラ14から転送されて来るY,M,C,Bk
の各色の画像データは、画像インターフェース20を介
して符号化部21に入力される。画像インターフェース
20は、画像データが、スキャナ画像処理部12から入
力されたか、又は、プリンタコントローラ14から入力
されたかを示す情報IFSELを、参照値選択部212
0(図3参照)へ、所定のタイミングで送る。即ち、現
在入力された画像データについての可変長コード化圧縮
処理(単に『可変長圧縮処理』と記述する場合もある)
に適合するタイミングで送る。情報IFSELに基づく
参照値選択部2120での参照値選択処理の詳細は後述
する。
【0017】符号化部21では、4×4画素の各ブロッ
クに対して、本発明を具体化した方式による固定長圧縮
処理が行われ、さらに属性別の可変長コード化圧縮処理
が行われる。なお、可変長圧縮処理を行なうか否かを画
像サイズに応じて決定するような構成も可能である。即
ち、回転等の編集処理が可能な画像サイズ(例:A4サ
イズ)の場合には圧縮状態での編集処理が可能な固定長
圧縮のみにとどめておくことで圧縮状態(固定長圧縮状
態)での編集処理を可能とし、回転等の編集処理が不可
能な画像サイズ(例:A3サイズ)の場合には固定長圧
縮後にさらに可変長圧縮することで圧縮度を上げるよう
に構成することも可能である。以下、このような構成に
即して説明する。
【0018】固定長圧縮処理では、4×4画素の各ブロ
ックの画像データが、それぞれ48ビットのデータに圧
縮される。固定長圧縮処理の詳細については後述する。
可変長コード化圧縮処理では、固定長圧縮処理後の48
ビットのデータが、属性に応じて、2ビット/10ビッ
ト/50ビットの何れかに変換される。可変長コード化
圧縮処理については後述する。固定長圧縮処理により4
8ビットに変換された各色のデータ、及び固定長圧縮処
理により48ビットに変換された後に更に可変長コード
化圧縮処理された各色のデータは、それぞれ16ビット
のデータバスに出力される。
【0019】符号化部21から出力されるY,M,C,
Bkの各色のデータは、副走査遅延制御部23のフレー
ムメモリ22に格納される。ここで、原稿画像サイズが
回転等の編集処理の不可能なサイズ(A3)の場合に
は、固定長圧縮処理により48ビットに変換された後
に、さらに、可変長コード化圧縮処理されたデータが格
納される。一方、原稿画像サイズが回転等の編集処理を
施され得るサイズ(A4以下)の場合には、固定長圧縮
のみを施されて4×4画素当り48ビットとされたデー
タが格納される。
【0020】副走査遅延制御部23では、フレームメモ
リ22からY,M,C,Bkの各色のデータを読み出す
タイミングが、各色の現像ユニットの間隔(図示のシス
テムではLmm)を考慮してY,M,C,Bkの各色毎
に独立に制御される。これにより、各色の画像の位置が
補正される。例えば、最下流のBk作像ユニットによる
描画位置をペーパー基準としてBk画像の位置が補正さ
れる。Y,M,Cの各色のデータは、画像位置補正後の
Bkデータを基準として、各々の画像の位置を補正され
る。
【0021】副走査遅延制御部23では、また、プリン
ト動作の過程に応じて、フレームメモリ22からデータ
を読み出すタイミングが制御される。つまり、用紙の両
面にプリントする両面プリントモード/2頁の画像を同
一用紙の前半と後半にプリントする2イン1モード/画
像を用紙に順にプリントする面順次モード/複数部数を
プリントするために複数頁の画像を繰り返して出力する
メモリリテンションモード等のプリントモードの動作の
過程に応じて、フレームメモリ22からデータを読み出
すタイミングが制御される。
【0022】副走査遅延制御部23では、また、画像の
編集モードに応じて、フレームメモリ22からデータを
読み出す際の読み出しアドレスが制御される。例えば、
画像を回転するモードが設定されている場合には、読み
出しアドレスを後述の如く制御することにより、画像の
回転が行われる。
【0023】フレームメモリ22は、標準でA3サイズ
描画用のY,M,C,Bkの各色のデータを記憶できる
容量を有する。つまり、標準ではA3サイズの画像描画
用のデータを1面分記憶する容量を有し、4面分の容量
まで拡張可能である。4面分まで拡張した場合には、両
面プリント時に用紙の第1面にプリントした後、反転ユ
ニットで反転して第2面にプリントするまでの間に、他
の原稿の画像データを最大で3面分記憶できるため、プ
リント生産性を向上させることができる。
【0024】フレームメモリ22から読み出されるY,
M,C,Bkの各データは、固定長データ変換部(可変
長コード化伸長部)25にて可変長コード化伸長され
る。可変長コード化伸長処理は、可変長コード化圧縮処
理の逆変換処理である。これにより、Y,M,C,Bk
の各色のデータは、可変長コード化圧縮処理される前の
データ(=固定長圧縮データ;4×4画素当り48ビッ
トのデータ)に逆変換される。この4×4画素当り48
ビットのデータは、複数ラインの記憶容量を有する内部
メモリに格納される。なお、可変長コード化圧縮処理さ
れていないデータの場合には、当然ながら、固定長デー
タ変換部25での可変長コード化伸長処理は行われな
い。可変長コード化伸長処理については後述する。
【0025】4×4画素当り48ビットに可変長コード
化伸長されたY,M,C,Bkの各色のデータ、又はフ
レームメモリ22から読み出された4×4画素当り48
ビットのデータに対し、補正部27にて、主走査方向の
位置調整と、副走査方向のスキュー補正が行われ、さら
に、固定長伸長処理(GBTC復号)が行われる。
【0026】主走査方向の位置調整は、用紙サイズによ
り異なる主走査方向の基準位置(中央位置)を転写ベル
トの中央位置に合わせるように、内部メモリから読み出
すタイミングを制御することで行われる。副走査方向の
スキュー補正は、スキューの程度によって定まる所定数
の画素を単位として、ラインをずらすように、内部メモ
リから読み出すタイミングを制御することで行われる。
ここで、スキューの程度は、Y,M,C,Bkの各色の
テストパターンを転写ベルト上にて重ね、Bk成分に対
するズレ量を測定することで検出される。ズレ量の測定
はBk作像ユニットの下流側に設けた不図示のセンサを
用いて行われる。固定長伸長処理は、固定長圧縮処理の
逆変換処理である。これにより、圧縮されていたY,
M,C,Bkの各データから画像データが再生されて階
調再現部29へ送られる。
【0027】階調再現部29では、Y,M,C,Bkの
各色の2400dpi化の解像度変換処理の後、電子写
真プロセスにおけるγ特性による階調歪みを補正するγ
補正が行われ、補正後の各色の画像データがプリントヘ
ッド制御部30の対応するLEDドライバへそれぞれ転
送される。また、γ補正に先立ち、再度、画像のエッジ
検出が行われ、文字エッジ部では解像度が優先されて1
ドット周期の強度変調が行われる。また、連続階調部で
は階調再現が優先されて2ドット周期の強度変調が行わ
れる。この時、2ドット周期の強度変調では、画像の粒
状性が向上するように、色毎に異なるスクリーン角が設
定される。
【0028】〔2〕符号化処理(圧縮)の詳細:次に、
本発明を具体化した方式の固定長圧縮処理と、固定長圧
縮後に実行される可変長コード化圧縮処理の詳細を、図
3〜図6を参照して説明する。図3は符号化部21を主
に示すブロック図、図4は図3の固定長圧縮部211を
示すブロック図、図5は図4の固定長圧縮部211での
処理の流れを説明するフローチャート、図6は図3の属
性判別部212と可変長コード化圧縮部215とを主に
示すブロック図である。
【0029】[2-1] ブロック生成:図3に示すブロック
生成部210では、1画素当り8ビットのY,M,C,
Bkの各色の画像のラスターデータから、4×4画素を
1ブロックとしてブロック切り出しが行われる。切り出
された各ブロックは8×4×4=128ビットから成
り、固定長圧縮部211へ送られる。
【0030】[2-2] 固定長圧縮処理:図4に示す固定長
圧縮部211では、上記128ビットのデータが本発明
を具体化した圧縮方式により符号化され、ブロック内の
濃度範囲を示す8ビットの範囲指標LDと、ブロックと
しての濃度を示す8ビットの濃度指標LAと、範囲指標
LDと濃度指標LAと各画素値に基づいて各々求めた各
2ビットで合計32ビットの量子化画素値から成る48
ビットのデータに変換される。
【0031】まず、ブロック内の階調レベルが4等分さ
れる(S51)。次に、最上位の階調レベルにある画素
値の中の最大値Dmax と、最下位の階調レベルにある画
素値の中の最小値Dmin が検出され(S53)、検出さ
れた最大値と最小値に基づいて両者の中間値Midが求め
られる。また、平均値Avgが算出される。
【0032】次に、中間値Midと平均値Avgの大小が判
定される。その結果、中間値Midが平均値Avgより小さ
い場合(Mid<Avg)は、図9の上段に示すように最小
値Dmin 又はその付近にスパイクノイズが現れた場合と
考えられるため、平均値Avgから中間値Midを減算した
値を2で除算した値『(Avg−Mid)/2』が最小値D
min に加算され、この値『Dmin +(Avg−Mid)/
2』が、階調最小指数Qmin とされる。即ち、
【数1】 Qmin =Dmin +(Avg−Mid)/2 ・・・・(1) とされる。これにより、スパイクノイズがダイナミック
レンジから除かれる。なお、『2』による除算に代え
て、例えば、『3』や『1.5』等、他の値を適宜に切
り換えて用いてもよい。例えば、ノイズの現れ方や頻度
等が異なる画像データの種別等に応じて適宜に切り換え
て用いてもよい。階調最大指数Qmax としては画素値の
最大値Dmax がそのまま用いられ、これにより、ダイナ
ミックレンジが必要以上に狭められることが防止され
る。
【0033】一方、中間値Midが平均値Avgより大きい
場合(Mid>Avg)は、図9の下段に示すように最大値
Dmax 又はその付近にスパイクノイズが現れた場合と考
えられるため、中間値Midから平均値Avgを減算した値
を2で除算した値『(Mid−Avg)/2』が最大値Dma
x から減算され、この値『Dmax −(Mid−Avg)/
2』が、階調最大指数Qmax とされる。即ち、
【数2】 Qmax =Dmax −(Mid−Avg)/2 ・・・・(2) とされる。これにより、スパイクノイズがダイナミック
レンジから除かれる。なお、『2』による除算に代え
て、例えば、『3』や『1.5』等、他の値を適宜に切
り換えて用いてもよい。例えば、ノイズの現れ方や頻度
等が異なる画像データの種別等に応じて適宜に切り換え
て用いてもよい。階調最小指数Qmin としては画素値の
最小値Dmin がそのまま用いられ、これにより、ダイナ
ミックレンジが必要以上に狭められることが防止され
る。
【0034】中間値Midと平均値Avgが等しい場合は、
最小値Dmin 又はその付近及び最大値Dmax 又はその付
近の何れにもスパイクノイズが現れなかった場合である
と考えられる。この場合は、階調最小指数Qmin として
画素値の最小値Dmin をそのまま用い、且つ、階調最大
指数Qmax として画素値の最大値Dmax をそのまま用い
る。なお、上記(1)式又は(2)式の何れか一方の処
理を採用するように構成してもよい。
【0035】階調最大指数Qmax と階調最小指数Qmin
が求まると、次に、これらに基づいて、平均値指標(濃
度指標と記述される場合もある)LAが下記数式(3)
により求められ、また、階調幅指標(範囲指標と記述さ
れる場合もある)LDが下記数式(4)により求められ
る(S57)。
【数3】 LA=(Qmax +Qmin )/2 ・・・・・(3) LD=(Qmax −Qmin ) ・・・・・(4)
【0036】本装置の固定長圧縮部211では、前記の
ように階調最大指数Qmax と階調最小指数Qmin を求め
ているため、比較処理が少なく、演算が簡単であり、回
路構成を簡素化できる効果がある。また、前記のように
求めた階調最大指数Qmax と階調最小指数Qmin に基づ
いて、上記のように平均値指標LAと階調幅指標LDを
求めているため、スパイクノイズを有効にカットしつ
つ、ダイナミックレンジを不必要に狭めてしまうことが
防止できる。このため、図12(a)に従来の方式(同
図(b))と比較して示すように、隣接したブロック間
での平均値指標LAの変動量を低減することができ、よ
り自然な画像を再現できる効果もある。
【0037】次に、平均値指標LA及び階調幅指標LD
と各画素のデータ値との大小関係に基づいて、各画素の
データ値が下記数式(5)〜(8)の規則に従って量子
化される(S59)。即ち、各画素に対して2ビットの
符号が割り当てられる。
【数4】 データ値>LA+LD/4 → 11 ・・・(5) LA+LD/4≧データ値>LA → 10 ・・・(6) LA≧データ値>LA−LD/4 → 01 ・・・(7) LA−LD/4≧データ値 → 00 ・・・(8)
【0038】以上のようにして、4×4×8ビット=1
28ビットの画像データが、8ビットの平均値指標LA
と、8ビットの階調幅指標LDと、1画素当り2ビット
で4×4画素の合計で32ビットの量子化画素値とから
成る、合計48ビットの固定長データに圧縮される。
【0039】[2-3] 可変長コード化圧縮:固定長圧縮さ
れたデータは、本装置では原稿サイズがA3の場合には
更に可変長コード化圧縮される。なお、前述したよう
に、固定長圧縮後のデータを全て可変長圧縮する構成で
もよい。可変長コード化圧縮部215では、属性判別部
212での判別結果に応じた圧縮処理が行われる。
【0040】[2-3-1] 属性判別:図6に示すように、属
性判別部212では、4×4画素の各ブロックの属性が
平均値指標LAと階調幅指標LDに基づいて属性判別部
212内に示す規則に従って判別され、2ビットの属性
コードが各ブロック毎に生成される。即ち、 (a)LDが階調幅参照値LDref 以下で、LAが平均
値第1参照値LAref1以下の場合は、ブロック内の階調
差が少なく、濃度レベルが低い(=0付近)場合であ
り、属性情報ATRは『00』とされる。 (b)LDが階調幅参照値LDref 以下で、LAが平均
値第2参照値LAref2以上の場合は、ブロック内の階調
差が少なく、濃度レベルが高い(=255付近)場合で
あり、属性情報ATRは『01』とされる。 (c)LDが階調幅参照値LDref 以下で、LAが平均
値第1参照値LAref1より大きく平均値第2参照値LA
ref2より小さい場合は、ブロック内の階調差が少なく、
濃度レベルが中間付近(平均値指標LAが示す濃度付
近)の場合であり、属性情報ATRは『10』とされ
る。 (d)上記以外の場合、即ち、LDが階調幅参照値LD
ref より大きい場合はブロック内の階調差が大きい場合
であり、属性情報ATRは『11』とされる。
【0041】上記の判定に供される3つの参照値LDre
f ,LAref1,LAref2の中、LDref とLAref2は、
CPUから内部レジスタに設定される値である。また、
LAref1は、CPUから内部レジスタに、画像インター
フェース20から送られて来る情報IFSEL(画像デ
ータがスキャナ画像処理部12から入力されたか又はプ
リンタコントローラ14から入力されたかを示す情報)
に応じて切り換えて設定される値である。即ち、画像デ
ータがスキャナ画像処理部12から入力された場合は、
原稿画像の汚れやスキャナ読み取り時のノイズ成分が階
調として表現されてしまわないように、相対的に高濃度
の値LAref1-A(例:5程度)が設定される。また、画
像データがプリンタコントローラ14から入力された場
合は、低濃度領域の微妙な階調を十分に表現できるよう
に、相対的に低濃度LAref1-B(例:0程度)の値が設
定される。
【0042】上記の判定に供される3つの参照値LDre
f ,LAref1,LAref2は、下記の意味を有する。これ
ら3つの参照値(LAref1の場合は2種類の参照値)を
適宜の値に設定することで、可変長コード化圧縮の圧縮
率を画質とのバランスを考慮して調整することが可能と
なる。 (a)階調幅参照値LDref :階調差の大小判定に使用
される。LDref を大きな値に設定すると『ATR=1
1』が減少して、階調差を持たないブロックの数が増加
し、階調差を持つブロックの数が減少する。LDref を
小さな値に設定すると『ATR=11』が増加して、階
調差を持たないブロックの数が減少し、階調差を持つブ
ロックの数が増加する。 (b)平均値第1参照値LAref1:濃度レベルの低いブ
ロックの判定に使用される。LAref1を大きな値に設定
すると『ATR=00』が増加する。 (c)平均値第2参照値LAref2:濃度レベルの高いブ
ロックの判定に使用される。LAref2を小さな値に設定
すると『ATR=01』が増加する。
【0043】[2-3-2] 可変長コード化:可変長コード化
圧縮部215では、属性判別部212から入力される属
性情報ATRの値に応じて、4×4画素の各ブロックの
データが、図5内右下欄に示す規則に従ってそれぞれ変
換される。即ち、 (a)『ATR=00』のブロックは、2ビットの属性
情報『00』のみに変換される。 (b)『ATR=01』のブロックは、2ビットの属性
情報『01』のみに変換される。 (c)『ATR=10』のブロックは、2ビットの属性
情報『10』と、該属性情報『10』に続く8ビットの
平均値指標LAから成る10ビットのデータに変換され
る。 (d)『ATR=11』のブロックは、2ビットの属性
情報『11』と、該属性情報『11』に続く48ビット
の固定長圧縮データから成る50ビットのデータに変換
される。
【0044】属性情報ATRの値に応じて、48ビット
の固定長圧縮データから、2ビットの属性情報/2ビッ
トの属性情報/2ビットの属性情報と8ビットの平均値
指標LAから成る10ビットデータ/2ビットの属性情
報と48ビットの固定長圧縮データから成る50ビット
データ、の何れかに変換された可変長圧縮データは、図
7内右上欄に示すように内部レジスタに記憶された後、
16ビットのデータバスに適合するようにシリアル変換
されて出力される。
【0045】[2-3-3] 可変長コード化されない場合:可
変長コード化圧縮後は、フレームメモリ22から読み出
す際のアドレス制御によって回転等の編集を行うことが
できなくなるため、本装置では、上述の可変長コード化
圧縮処理は、原稿画像サイズがA3サイズ(出力紙の最
大サイズと同じで回転が不要なサイズ)の場合にのみ行
われる。つまり、原稿サイズがA4サイズ(出力紙の最
大サイズより小さく回転が可能なサイズ)の場合には、
フレームメモリ22からの読み出し時に必要に応じて回
転処理を行い得るように、可変長コード化圧縮処理は行
われず、固定長圧縮処理のみが行われる。なお、前述の
ように、本発明の技術思想に関する限り、固定長圧縮処
理後のデータを全て可変長圧縮処理する構成や、固定長
圧縮処理のみで可変長圧縮処理を行なわない構成も可能
である。
【0046】〔3〕メモリ書き込み制御(切換制御):
4×4画素当り48ビットの固定長圧縮データを更に可
変長圧縮してフレームメモリ22に書き込むか、又は、
可変長圧縮することなくフレームメモリ22に書き込む
かの切換は、図5に示すように、CPUにより内部レジ
スタに設定される固定長/可変長切換信号CODESE
Lに従って行われる。即ち、 (a)『CODESEL=0』の場合は、固定長圧縮デ
ータを更に可変長圧縮してフレームメモリ22に書き込
む。 (b)『CODESEL=1』の場合は、可変長圧縮す
ることなく、固定長圧縮後のデータをフレームメモリ2
2に書き込む。ように制御が行われる。
【0047】上記のCODESELは、原稿サイズに応
じて決められる。即ち、原稿サイズがA3サイズの場合
は、『CODESEL=0』に設定される。また、A4
サイズ以下の場合は、『CODESEL=1』に設定さ
れる。
【0048】上記の切換制御により、原稿がA4サイズ
以下の場合には、4×4画素当り48ビットの固定長圧
縮データがフレームメモリ22に記憶される。このた
め、フレームメモリ22からの読み出し時に行アドレス
と列アドレスを入れ換えるアドレス制御を行うことで、
画像を90度回転させることができる。つまり、圧縮し
た状態で編集処理が可能である。また、原稿がA3サイ
ズの場合には、4×4画素当り48ビットの固定長圧縮
データが更に可変長コード化圧縮されてフレームメモリ
22に記憶される。このため、データ量を更に削減する
ことができる。
【0049】〔4〕可変長コード化伸長(固定長データ
変換):図7と図8は、フレームメモリ22に格納され
ているデータ(固定長圧縮データ/固定長圧縮&可変長
コード化圧縮データ)を読み出して、4×4画素当り4
8ビットの固定長圧縮データを生成する処理を示す。こ
の処理は、可変長コード化圧縮処理の逆変換、即ち、可
変長コード化伸長処理である。
【0050】フレームメモリ22からは、Y,M,C,
Bkの各色の圧縮データが、各色の作像ユニットの間隔
(本例ではLmm)で決定されるタイミングで順に読み
出されて、まず、入力バッファに書き込まれる。
【0051】CPUから与えられる固定長/可変長切換
信号CODESELが0の場合は固定長圧縮後に更に可
変長コード化圧縮されたデータの場合であり、本装置で
はA3サイズの原稿の場合である。この場合は、図7の
下段内上欄に示す固定長生成アルゴリズムに従って、可
変長コード化伸長処理が実行される。
【0052】即ち、入力バッファから読み出した2ビッ
トの属性情報ATRの値に対応するアルゴリズムに従っ
て48ビットのデータ(新固定長圧縮データ)を生成し
て出力バッファに書き込む下記の処理が実行される。 (a)属性情報ATRが『00』の場合は、平均値指標
LA=0h、階調幅指標LD=0h、符号情報=000
0hの48ビットデータが生成される。 (b)属性情報ATRが『01』の場合は、平均値指標
LA=ffh、階調幅指標LD=0h、符号情報=00
00hの48ビットデータが生成される。 (c)属性情報ATRが『10』の場合は、該2ビット
の属性情報に続く8ビットデータF1hが平均値指標L
Aとされ、この『LA=F1h』と、階調幅指標LD=
0h、符号情報=0000hの48ビットデータが生成
される。 (d)属性情報ATRが『11』の場合は、該2ビット
の属性情報に続く48ビットのデータがそのまま新固定
長圧縮データとして生成される。
【0053】一方、CPUから与えられる固定長/可変
長切換信号CODESELが1の場合は、固定長圧縮の
みで圧縮されたデータの場合であり、本例ではA4サイ
ズの原稿の場合である。この場合は、図7の下段内下欄
に示すように、入力バッファから読み出されるデータ
が、そのまま新固定長圧縮データとして生成されて出力
バッファに書き込まれる。
【0054】
【発明の効果】本発明では、ブロック内の画素値の最大
値、最小値、平均値、及び中間値を求め、求めた平均値
と中間値の大小比較結果に基づいて、最大値と最小値の
一方を階調最大指数又は階調最小指数とし、他方を平均
値と中間値の差分に基づく濃度だけ平均値の方向へ補正
した濃度を階調最小指数又は階調最大指数としているた
め、スパイクノイズをカットするためにダイナミックレ
ンジを狭める度合いを必要最小限にすることができる。
また、比較処理が少ないため、上記の作用を奏する回路
を簡単なハードウェア構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の画像処理装置が搭載される画像形
成装置のシステム構成図。
【図2】実施の形態の画像処理装置を示すブロック図。
【図3】図4の符号化部21を主に示すブロック図。
【図4】図5の固定長圧縮部211を示すブロック図。
【図5】固定長圧縮部211での処理の流れを説明する
フローチャート。
【図6】図3の参照値選択部2120と属性判別部21
2と可変長コード化圧縮部215を主に説明するブロッ
ク図。
【図7】図2の固定長データ変換部25を説明するブロ
ック図。
【図8】図7の可変長コード化伸長部255での処理の
流れを示すフローチャート。
【図9】本発明の固定長圧縮の階調最大指数Qmax と階
調最小指数Qmin を求める原理を示す説明図。
【図10】従来の固定長圧縮の階調最大指数Qmax と階
調最小指数Qmin を求める原理を示す説明図。
【図11】従来の固定長圧縮の原理を示す説明図。
【図12】本発明と従来の固定長圧縮のダイナミックレ
ンジの差異がブロックノイズに及ぼす影響を示す説明
図。
【符号の説明】
211 固定長圧縮部 212 属性判別部 215 可変長コード化圧縮部 25 固定長データ変換部(可変長コード化伸長部)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB07 BC07 BC09 DA17 GA23 2H030 AD11 5C059 KK01 MA28 MA29 ME01 ME13 PP01 PP14 SS11 TA00 TC02 TD03 TD11 UA02 UA34 5C078 AA04 AA09 BA44 CA21 DA00 DA01 DA16 DA17 DA18 9A001 HZ27 HZ28 HZ31 JZ35 KZ42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データから順に所定数の画素のブロ
    ックを切り出し、ブロック内の濃度範囲を示す範囲指標
    とブロックとしての濃度を示す濃度指標を求め、ブロッ
    ク内の各画素の量子化値と範囲指標と濃度指標とから成
    る固定長の符号に圧縮符号化する画像処理装置であっ
    て、 ブロック内の画素値の最大値、最小値、平均値、及び中
    間値を求める第1の演算手段と、 平均値と中間値の大小を比較した比較結果に基づいて、
    最大値と最小値の一方を階調最大指数又は階調最小指数
    とし、他方を平均値と中間値の差分に基づく濃度だけ平
    均値の方向へ補正した濃度を階調最小指数又は階調最大
    指数とする第2の演算手段と、 第2の演算手段により求めた階調最大指数と階調最小指
    数の差分を求めて範囲指標とする第3の演算手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 第2の演算手段は、他方を平均値と中間値の差分の1/
    2の濃度だけ平均値の方向へ補正した濃度を階調最小指
    数又は階調最大指数とする、 ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は請求項2に於いて、 第3の演算手段は、第2の演算手段により求めた階調最
    大指数と階調最小指数の中間値を求めて濃度指標とす
    る、ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データから順に所定数の画素のブロ
    ックを切り出し、ブロック内の濃度範囲を示す範囲指標
    とブロックとしての濃度を示す濃度指標を求め、ブロッ
    ク内の各画素の量子化値と範囲指標と濃度指標とから成
    る固定長の符号に圧縮符号化する画像処理方法であっ
    て、 ブロック内の画素値の最大値、最小値、平均値、及び中
    間値を求める過程、 求めた平均値と中間値の大小を比較し、その比較結果に
    基づいて、最大値と最小値の一方を階調最大指数又は階
    調最小指数とし、他方を平均値と中間値の差分に基づく
    濃度だけ平均値の方向へ補正した濃度を階調最小指数又
    は階調最大指数とする過程、及び階調最大指数と階調最
    小指数の差分を求めて範囲指標とする過程、 を実行することを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、 階調最大指数と階調最小指数を求める過程に於いて、他
    方を平均値と中間値の差分の1/2の濃度だけ平均値の
    方向へ補正した濃度を階調最小指数又は階調最大指数と
    する、 ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4、又は請求項5に於いて、さら
    に、 階調最大指数と階調最小指数の平均値を求めて濃度指標
    とする過程、 を実行することを特徴とする画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4728668B2 (ja) * 2004-03-23 2011-07-20 株式会社東芝 画像処理装置
JP2005278169A (ja) * 2004-07-30 2005-10-06 Toshiba Corp 画像形成装置

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