JP2000286052A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000286052A
JP2000286052A JP11092186A JP9218699A JP2000286052A JP 2000286052 A JP2000286052 A JP 2000286052A JP 11092186 A JP11092186 A JP 11092186A JP 9218699 A JP9218699 A JP 9218699A JP 2000286052 A JP2000286052 A JP 2000286052A
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JP
Japan
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resonance
current
switching
power supply
voltage
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JP11092186A
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English (en)
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Hidetake Hayashi
秀竹 林
Hitoshi Takimoto
等 滝本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング動作の開始タイミングをより適
切に設定できる加熱調理器を提供する。 【解決手段】 マグネトロン9を駆動する高周波トラン
ス6の1次側コイル6aと共に共振回路13を構成する
共振コンデンサ12に流れる共振電流Icを、変流器1
4により検出する。そして、位相検出回路15は、共振
電流Icを電圧変換した信号Vcのゼロクロス点が、端
子間電圧Vd1が0Vとなる時点T2に一致するように移
相回路を用いて移相し、その移相されたゼロクロス点を
検出したタイミングでIGBT7及び8のオンタイミン
グを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱用のコイ
ルまたはマイクロ波発生手段を駆動するための高周波ト
ランスのコイルに共振電流を供給することで加熱調理を
行う、例えば誘導加熱調理器や電子レンジのような加熱
調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】このような加熱調理器においては、例え
ばIGBTなどのスイッチング素子に逆導通用のフリー
ホイールダイオードを組み合わせてなる準E級のインバ
ータ主回路を備えたものがある。そして、このインバー
タ主回路のIGBTをオンオフ動作(スイッチング)さ
せることで、例えば誘導加熱調理器であれば、誘導加熱
用のコイル及び共振コンデンサで構成される共振回路に
共振電流を発生させてコイルに供給し、鍋などの調理容
器を加熱するようになっている。
【0003】そして、従来は、IGBTによるスイッチ
ング動作を開始させるタイミングを得るために、例え
ば、IGBTのコレクタ−エミッタ間電圧が、交流電源
を整流,平滑して生成される直流電源の電圧レベルに達
したことを検出し、その検出タイミングに基づいてIG
BTのスイッチング動作を開始させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に生成される直流電源の電圧レベルは、実際には交流電
源の電圧波形に応じて変動しており、交流電源電圧のゼ
ロクロスタイミングにおける直流電源電圧は、変動のピ
ークに対して数V程度低下している。このため、従来の
ようにコレクタ−エミッタ間電圧を検出する方式では、
適切なタイミングを得ることが困難であるという問題が
あった。
【0005】また、負荷がある程度軽くなり共振電流値
が小さくなると、コレクタ−エミッタ間電圧が直流電源
の電圧レベルまで収束する時間が非常に遅くなる場合が
ある。このような場合も、適切なタイミング設定が困難
となる。
【0006】加えて、共振電圧の検出は、通常共振電圧
を分圧したレベルに基づいて行っている。従って、例え
ば、インバータ主回路のスイッチング動作を開始する際
にスロースタート方式を行う場合など、最初にスイッチ
ングのオン期間を短く設定した場合には、共振電圧の振
幅が小さくなりそれに応じて検出電圧レベルの変化も小
さくなるので、タイミングの設定が適切に行えなくなっ
てしまう。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、スイッチング動作の開始タイミングを
より適切に設定できる加熱調理器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の加熱調理器は、誘導加熱用のコイル
またはマイクロ波発生手段を駆動するための高周波トラ
ンスのコイルに共振コンデンサを並列に接続して構成さ
れる共振回路と、前記コイルに高周波電流を供給するよ
うにスイッチングを行うスイッチング素子と、このスイ
ッチング素子のオフ期間に、前記共振コンデンサに流れ
る共振電流を検出する電流検出手段と、この電流検出手
段の検出信号に基づいて、前記スイッチング素子による
スイッチングを開始させるタイミングを設定するタイミ
ング設定手段と、このタイミング設定手段により設定さ
れたオンタイミングに応じて前記スイッチング素子をオ
ンさせると共に、所定のスイッチング周波数に基づくオ
ン期間の経過後に前記スイッチング素子をオフさせるよ
うに制御するスイッチング制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】斯様に構成すれば、電流検出手段は、加熱
コイルまたは高周波トランスのコイルと共に共振回路を
構成する共振コンデンサに流れる共振電流を検出し、タ
イミング設定手段は、電流検出手段の検出信号に基づい
て、スイッチング素子のオンタイミングを設定する。即
ち、共振電流は交流的に変化するため、その交流的に変
化する点を確実に検出することができる。従って、共振
電流の検出信号に基づいてオンタイミングを設定するこ
とで、スイッチング損失をより低減できるタイミングで
スイッチング素子をオンさせることができる。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、ス
イッチング素子を、互いの通電方向を逆にして直列接続
され、交流電源端子間に共振回路を介して直列に接続さ
れる第1及び第2のスイッチング素子として、これら第
1及び第2のスイッチング素子に対して夫々逆並列に接
続される第1及び第2の整流素子を具備すると良い。
【0010】斯様に構成すれば、例えば、交流電源の正
半波期間は第1のスイッチング素子によってスイッチン
グを行い第2の整流素子を介して電流を還流させ、負半
波期間では第2のスイッチング素子によってスイッチン
グを行い第1の整流素子を介して電流を還流させること
ができる。従って、従来のように交流電源を一旦直流電
源に変換せずに交流電源を直接スイッチングして高周波
電流を生成し、共振回路のコイルに供給することが可能
となる。
【0011】また、この場合、請求項3に記載したよう
に、電流検出手段は、第1及び第2のスイッチング素子
の両端子間に夫々設けるのが好ましく、斯様に構成すれ
ば、第1及び第2のスイッチング素子夫々のオンタイミ
ングを適切に設定することができる。
【0012】以上の場合において、請求項4に記載した
ように、電流検出手段を、共振コンデンサに流れる共振
電流を分流する検出用コンデンサを備えた構成にすると
良い。斯様に構成すれば、検出用コンデンサに、共振電
流を例えば100分の1等に分流させて検出すること
で、電流検出手段を電流容量の小さな部品を用いて構成
できる。
【0013】また、請求項5に記載したように、電流検
出手段に、検出用コンデンサの電流変化を検出するため
の検出用抵抗を備え、この検出用抵抗の端子電圧に基づ
いて共振電流を検出する構成としても良い。斯様に構成
すれば、共振電流を検出用抵抗の端子電圧として検出す
ることができる。
【0014】また、請求項6または7に記載したよう
に、タイミング設定手段を、共振電流が最大となった時
点に基づいて(請求項6)、または、共振電流の極性が
変化した時点に基づいて(請求項7)オンタイミングを
設定する構成としても良く、斯様に構成すれば、これら
の時点に基づいてオンタイミングを適切に設定すること
ができる。
【0015】この場合、請求項8に記載したように、タ
イミング設定手段に、電流検出手段からの検出信号を移
相することで、移相した検出信号の所定の時点をオンタ
イミングに設定するための移相回路を備えると良い。斯
様に構成すれば、移相量を適宜調整し、移相された検出
信号の所定の時点(最大値や極性が変化するゼロクロス
点)を検出してオンタイミングを設定すれば、スイッチ
ング制御手段は、例えば、スイッチング損失を増加させ
ることがないタイミングでスイッチング素子をオンさせ
ることが可能となる。
【0016】また、以上の場合において、請求項9また
は10に記載したように、交流電源の電圧を検出する電
圧検出手段を備え、スイッチング制御手段を、前記電圧
検出手段によって検出される交流電源電圧が高い場合は
スイッチング素子のオン期間を短くし、前記交流電源電
圧が低い場合はスイッチング素子のオン期間を長くする
ように制御する構成とし(請求項9)、また、スイッチ
ング制御手段を、前記電圧検出手段によって検出される
電圧が低い場合はスイッチング周波数を低下させ、前記
電圧が高い場合はスイッチング周波数を上昇させるよう
に制御する構成(請求項10)としても良い。
【0017】斯様に構成すれば、請求項2のように交流
電源を整流することなくスイッチングを行い高周波電流
を生成する場合に、交流電源電圧の高低に応じてスイッ
チング素子のオン期間(請求項9)またはスイッチング
周波数(請求項10)を変化させることで力率が改善さ
れる。
【0018】また、請求項11に記載したように、共振
回路に発生する共振電圧を検出する共振電圧検出手段を
備え、スイッチング制御手段を、前記共振電圧検出手段
によって検出される共振電圧レベルに応じてスイッチン
グ素子のオン期間を変化させるように制御する構成とし
ても良く、斯様に構成すれば、請求項9と同様の効果が
得られる。
【0019】また、請求項12に記載したように、スイ
ッチング制御手段を、共振コンデンサに流れる共振電流
が上限値を超えないようにスイッチング周波数を設定す
る構成にすると良く、斯様に構成すれば、スイッチング
素子に過大な電流が流れて破壊に至ることを防止でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電子レンジに適用
した場合の第1実施例について、図1乃至図4を参照し
て説明する。電気的構成を示す図1において、商用交流
電源1の両端子間には、高周波ノイズ除去用のコンデン
サ2が接続されていると共に、一端側にリアクトル3を
介して電源母線4a,4bが接続されている。その電源
母線4a,4b間には、平滑コンデンサ5が接続されて
いる。
【0021】また、電源母線4a,4b間には、高周波
トランス6の1次側コイル(以下、単にコイルと称す)
6a,IGBT7及び8(第1及び第2のスイッチング
素子)が直列に接続されており、高周波トランス6の2
次側コイル6bには、マグネトロン(マイクロ波発生手
段)9が接続されている。IGBT7及び8は、互いの
エミッタが共通に制御側のグランドEc に接続されてお
り、IGBT7のコレクタがコイル6a側に接続され、
IGBT8のコレクタが電源母線4b側に接続されてい
る。IGBT7及び8のコレクタ−エミッタ間には、ダ
イオード10及び11(第1及び第2の整流素子)が夫
々逆並列に接続されている。
【0022】高周波トランス6のコイル6aには、共振
コンデンサ12が並列に接続されており共振回路13を
構成している。共振回路13の共振周波数は、スイッチ
ング周波数に合わせて20KHz程度となるように調整
されている。また、共振コンデンサ12の電源母線4a
側には、変流器(電流検出手段)14が介挿されてお
り、その変流器14の検出信号は、位相検出回路(タイ
ミング設定手段)15を介して発振回路16に与えられ
るようになっている。変流器14は、IGBT7及び8
がオフしている期間に共振コンデンサ12に流れる共振
電流を検出する。
【0023】位相検出回路15は、具体的には図示しな
いが、例えば抵抗及びコンデンサなどからなる積分回路
(移相回路)を備えている。この積分回路は、変流器1
4の検出信号を電圧変換し、その電圧波形を遅れ側に移
相させて出力する。(この場合、実質的な機能としては
遅延回路に等しい)。積分回路の出力信号は、後段に配
置されるコンパレータによってグランドレベルと比較さ
れる。そして、コンパレータは、積分回路の出力信号が
グランドレベル以下になると、ハイレベルのタイミング
信号を発振回路(スイッチング制御手段)16に出力す
るようになっている。
【0024】発振回路16は、位相検出回路15よりタ
イミング信号が与えられると、その立上がりエッジをト
リガとして所定周波数(例えば、20KHz程度)の発
振信号を出力制御回路(スイッチング制御手段)17に
出力するようになっている。
【0025】一方、商用交流電源1とコンデンサ2との
間には、入力電流を検出するための変流器18が介挿さ
れており、その変流器18の検出信号は、入力電流検出
回路19を介し入力比較回路20に与えられるようにな
っている。また、入力設定回路21は、ユーザがマグネ
トロン9による加熱調理の設定を行うためのキーなどで
構成されており、その操作信号は、入力比較回路20に
与えられるようになっている。そして、入力比較回路2
0は、変流器18及び入力電流検出回路19によって検
出される入力電流量が、ユーザが入力設定回路21によ
って設定した加熱調理,加熱量に応じたものになってい
るか比較を行い、その比較結果を出力制御回路17に出
力するようになっている。
【0026】出力制御回路17は、発振回路16より与
えられる発振信号及び入力比較回路20より与えられる
比較結果信号に基づき、フォトカプラなどで構成される
駆動回路22を介してIGBT7及び8のゲートに共通
のゲート信号を出力するようになっている。例えば、発
振信号の周波数が20KHzであれば、駆動信号のハイ
レベル期間(IGBT7及び8のオン期間)は25μs
前後となる。
【0027】次に、第1実施例の作用について図2及び
図3をも参照して説明する。図2は、50〜60Hzの
交流電源電圧極性の正負に対して、共振回路13に高周
波電流を供給するためのスイッチング動作を実質的に行
うIGBTがどちら側となっているかを示すものであ
る。
【0028】即ち、前述したように、IGBT7及び8
のゲートには共通のゲート信号が与えられ両者は同時に
オンオフされるが、電源電圧極性が正の場合は、電源母
線4a,コイル6a,IGBT7,ダイオード11及び
電源母線4bの経路で通電が行われる。この時、IGB
T8のエミッタ−コレクタ間は逆バイアスとなりダイオ
ード11によってバイパスされるので、IGBT8が素
子としてオン状態であっても通電は行われない。従っ
て、実質的にIGBT7側のみによってスイッチング動
作が行われることになる。
【0029】逆に、電源電圧極性が負の場合は、電源母
線4b,IGBT8,ダイオード10,コイル6a及び
電源母線4aの経路で通電が行われるので、実質的にI
GBT8側のみによってスイッチング動作が行われる。
斯様にスイッチング動作を行うことで、従来構成である
準E級インバータのように商用交流電源を全波整流する
回路(ダイオードブッリジなど)が不要となり、ダイオ
ードを導通させることで生じていた損失も、従来の整流
回路によるダイオード2個分から、ダイオード10(ま
たは11)の1個分に低減することが可能となってい
る。
【0030】そして、斯様な構成であっても、商用交流
電源1の正,負夫々の半波毎の動作原理は、従来の準E
級インバータと基本的には同じとなる。ここで、図3
は、例えば電源電圧極性が正であり、実質的にIGBT
7側によってスイッチング動作が行われている場合の、
1スイッチング周期における各部の波形を示すものであ
る。
【0031】図3(a):高周波トランス6のコイル6
aに流れる電流Ia 図3(b):IGBT7に流れるコレクタ電流Ib 図3(c):共振コンデンサ12に流れる共振電流Ic
(及び位相検出回路15において変換された電圧Vc) 図3(d):位相検出回路15内部の積分回路の出力信
号Vc′ 図3(e):IGBT7に印加される共振電圧Vd1(オ
フ期間のコレクタ−エミッタ間端子電圧) 図3(f):IGBT7のゲート信号Vj
【0032】尚、簡単のため、電源は、従来と同様に全
波整流され平滑された約140Vの直流電源電圧VDCが
接続されているものとして説明する。また、図3(c)
〜(e)に示す時点T0は、共振電流Icの極性が変化
するゼロクロス点,T1は、コンデンサ12からコイル
6a側に流れる共振電流Icが最大値となる時点,T
2,T3は、IGBT7に印加される共振電圧Vd1が0
Vとなる時点を示す。
【0033】共振回路13の共振周波数20KHzに合
わせた周波数でIGBT7をスイッチングさせると、コ
イル6aには、図3(a)に示すように同じ周波数の高
周波電流Iaが流れる。そして、IGBT7のオン期間
には、電流IaはIGBT7及びダイオード11を介す
る電流Ibとして流れ(図3(b)参照)、その状態か
らIGBT7をオフすると、電流Iaは、共振コンデン
サ12を充電する電流Icとして流れる(図3(c)参
照)。
【0034】電流Iaの極性が正から負へ変化するゼロ
クロス点を経過すると、共振電流Icは共振コンデンサ
12の充電からコイル6aに対する放電に転じると共に
(時点T0)、その時点で共振コンデンサ12の端子電
圧が最大となることから、IGBT7の端子間電圧Vd1
は正側のピークとなる(約700V)。そして、共振電
流Icが負(放電方向)側の最大値になると、共振コン
デンサ12の端子電圧は0Vとなり、端子間電圧Vd1は
電源電圧VDCに等しくなる(時点T1)。
【0035】それから、端子間電圧Vd1は、共振コンデ
ンサ12の端子電圧が負方向に増加して行くと共に低下
して0Vとなり、共振電流Icが負から正へのゼロクロ
ス点に達すると、負側のピークとなる(約140V)。
そして、端子間電圧Vd1は、時点T3において0Vとな
り、この時点でIGBT7がオンしていれば、次のスイ
ッチング周期における電流Ibの通電が開始される。
【0036】尚、電源電圧極性が負であり、IGBT8
側によって実質的にスイッチング動作が行われている場
合の図3に対応する各部の波形は、図3について極性の
正,負を入替えたものとなる。
【0037】以上のようにIGBT7及び8によるスイ
ッチング動作が行われ、コイル6aに高周波電流が供給
されると、高周波トランス6の2次側に接続されている
マグネトロン9が駆動され、図示しない加熱室内の被調
理物にマイクロ波が照射されることにより加熱調理が行
われる。
【0038】ここで、上記のプロセスにおいて注目する
べきは、時点T2〜T3にかかるIGBT7のオンタイ
ミングである。即ち、以上は商用交流電源1の正半波の
期間を前提としているが、時点T2〜T3の期間につい
ては、IGBT7の端子間電圧Vd1は逆電圧であり、グ
ランドレベルのエミッタ側よりもコレクタ側の電位が低
くなっている。
【0039】そして、図3(e)に示すIGBT7のオ
ンタイミングでは、IGBT8も同時にオンするため、
この端子間電圧Vd1が逆極性方向に変化している期間に
IGBT8をターンオンさせると、ダイオード10を介
してIGBT8が瞬間的に電流を流すおそれがあり、そ
の場合にはスイッチング損失が発生することになる。従
って、スイッチング損失が発生するのを防止するために
は、IGBT7及び8のオンタイミングを端子間電圧V
d1が0Vとなる時点T2にできるだけ一致させる必要が
ある。
【0040】そこで、本実施例では、図3(c)及び
(d)に示すように、位相検出回路15において、変流
器14の検出信号を変換した電圧信号Vcを移相回路に
より遅れ側に移相させて、電圧信号Vcのゼロクロス点
(時点T0)を所定の時点として、そのゼロクロス点が
時点T2に現れるようにしている。そして、位相検出回
路15は、移相回路の出力において時点T2に現れるゼ
ロクロス点を検出してタイミング信号を発振回路16に
出力し、出力制御回路17及び駆動回路22を介してI
GBT7及び8にゲート信号Vj を出力する。従って、
IGBT7及び8は、時点T2において確実にターンオ
ンするようになる。
【0041】以上のように本実施例によれば、コイル6
aと共に共振回路13を構成する共振コンデンサ12に
流れる共振電流Icを変流器14により検出し、位相検
出回路15は、共振電流Icを電圧変換した信号Vcの
ゼロクロス点が、端子間電圧Vd1が0Vとなる時点T2
に一致するように移相回路により移相して、その移相さ
れたゼロクロス点を検出したタイミングでIGBT7及
び8のオンタイミングを設定するようにした。
【0042】従って、従来のように、スイッチング素子
の端子間電圧が所定レベルになったことを検出するもの
とは異なり、交流的に変化する共振電流Icに基づいて
オンタイミング設定のための基準時点を確実に検出する
ことができるので、IGBT7及び8を端子間電圧Vd1
が変動する期間にターンオンさせることを防止して、ス
イッチング損失の発生を極力抑制することができる。
【0043】また、本実施例によれば、IGBT7及び
8を互いの通電方向を逆にし、エミッタが共通となるよ
うに直列接続すると共に、夫々のコレクタ−エミッタ間
にダイオード10及び11を逆並列接続して、商用交流
電源1の正半波期間はIGBT7によりスイッチングを
行いダイオード11を介して電流を還流させ、負半波期
間ではIGBT8によりスイッチングを行いダイオード
10介して電流を還流させるようにした。
【0044】従って、従来とは異なり、交流電源を一旦
直流電源に変換せずに直接スイッチングを行い高周波電
流を生成して共振回路に供給することが可能となり、ダ
イオードの導通損失を、全波整流回路を必要とする従来
構成に比較して低減することができる。また、IGBT
7及び8をエミッタを共通にして接続することで、共通
のゲート信号を与えて駆動することが可能となり、構成
を簡単にすることができる。
【0045】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実
施例では、共振回路13より変流器14が取り除かれて
いる。そして、IGBT7及び8に対して並列に、検出
用コンデンサ23,検出用抵抗24,検出用抵抗25及
び検出用コンデンサ26の直列回路が接続されている。
【0046】これらのコンデンサ23及び26,抵抗2
4及び25は、夫々の容量値,抵抗値が等しく設定され
ている。そして、コンデンサ23及び抵抗24,抵抗2
5及びコンデンサ26は、夫々電流検出手段27,28
を構成している。また、コンデンサ23及び26の容量
は、共振コンデンサ12の容量に比較して例えば1/1
00程度となっている。コンデンサ23及び抵抗24,
並びに抵抗25及びコンデンサ26の共通接続点は、位
相検出回路(タイミング設定手段)15aの各入力端子
に夫々接続されている。
【0047】コンデンサ23及び26は、共振コンデン
サ12に流れる共振電流Icを分流するために設けられ
ている。そして、上述したように、IGBT7は商用交
流電源1の正半波期間にスイッチングを行い、IGBT
8は負半波期間にスイッチングを行うので、このように
共振電流Icを分流する場合、電流検出手段はIGBT
7及び8に夫々対応して設ける必要がある。
【0048】即ち、各電流経路を見ると、正半波期間に
ついては以下のようになる。 IGBT7:オン 電源母線4a→コイル6a→IGBT7→ダイオード1
1→電源母線4b IGBT7:オフ コイル6a→共振コンデンサ12 コイル6a→コンデンサ23及び抵抗24→ダイオード
11→電源母線4b 共振コンデンサ12を充電する電流が“0”になった
後共振コンデンサ12が放電に転じると、コンデンサ2
3は放電せず充電電位を保持する。 次回のスイッチング周期にIGBT7がオンすると、
コンデンサ23は放電する。
【0049】そして、位相検出回路15aは、商用交流
電源1の正半波期間において、コンデンサ23に分流す
る共振電流を抵抗24の端子電圧として検出し、共振コ
ンデンサ12の充電電流が“0”になる時点(所定の時
点)、即ちゼロクロス点を移相してオンタイミングを設
定する。
【0050】一方、負半波期間については、以下のよう
に正半波期間と対称な経路となる。 IGBT8:オン 電源母線4b→IGBT8→ダイオード10→コイル6
a→電源母線4a IGBT8:オフ コイル6a→共振コンデンサ12 コイル6a→電源母線4a→電源母線4b→コンデンサ
26及び抵抗25→ダイオード10 共振コンデンサ12:充電→放電 コンデンサ26:電位保持 次回のスイッチング周期,IGBT8:オン コンデンサ26:放電 即ち、位相検出回路15aは、商用交流電源1の負半波
期間においてコンデンサ26に分流する共振電流を抵抗
25の端子電圧として検出し、共振コンデンサ12の充
電電流が“0”になる時点を移相してオンタイミングを
設定する。
【0051】以上のように第2実施例によれば、IGB
T7,8に夫々対応してコンデンサ23及び抵抗24,
コンデンサ26及び抵抗25からなる電流検出手段2
7,28を設け、共振電流Icをコンデンサ23,26
に夫々分流させて検出するようにした。従って、検出電
流、またはその検出電流を電圧に変換した検出量が比較
的小さくなり、抵抗24,25などに電流容量の小さい
素子を使用することができる。
【0052】また、図5は本発明の第3実施例を示すも
のである。第3実施例では、第2実施例の抵抗24,2
5に代えて変流器(電流検出手段)29,30が配置さ
れており、位相検出回路(タイミング設定手段)15b
は、コンデンサ23,26に分流する共振電流を変流器
29,30によって検出するようになっている。このよ
うな第3実施例においても、第2実施例と同様に、電流
容量の小さい変流器29,30を用いることができる。
【0053】図6は本発明の第4実施例を示すものであ
る。第4実施例は、第1乃至第3実施例の何れかの構成
に、位相検出回路15,発振回路16,出力制御回路1
7などに供給する制御用の直流電源を生成するための制
御電源回路31を付加したものである。即ち、電源母線
4aと制御側グランドEc との間には、ダイオード3
2,電流制限用の抵抗33,電解コンデンサ34の直列
回路が接続されており、抵抗33及び電解コンデンサ3
4の共通接続点には、レギュレータ35の入力端子が接
続されている。そして、レギュレータ35の出力端子
は、具体的には図示しないが、前記した制御側の各回路
15〜17などの電源入力端子に接続されている。以上
が制御電源回路31を構成している。
【0054】次に、第4実施例の作用について説明す
る。電解コンデンサ34は、商用交流電源1の正半波期
間においてのみダイオード32及び抵抗33を介して充
電が行われる。そして、レギュレータ35は、電解コン
デンサ34の端子電圧を入力として5V程度の制御用直
流電源を生成して各回路15〜17などに供給する。従
って、第4実施例によれば、トランスなどを用いること
なくダイオード32や抵抗33などの安価な素子を用い
て制御用電源を作成することができる。
【0055】図7は、本発明の第5実施例であり、出力
制御回路17によって、商用交流電源1の交流電圧の振
幅レベルに応じてIGBT7及び8のオン期間を調整す
るようにしたものである。例えば、商用交流電源1の交
流電圧を検出するための電圧検出器(電源電圧検出手
段)を設ける。そして、図7(a),(b)に示すよう
に、交流電圧の振幅レベルが高くなるとIGBT7及び
8のオン期間を相対的に長く設定し、振幅レベルが低く
なるとオン期間を相対的に短く設定する。
【0056】例えば、振幅レベルが最大値Vmの時のオ
ン期間をTmとした場合に、振幅レベルがVm/2の場
合はオン期間を2Tmに設定する。斯様に制御すること
で、図7(c)に示すように、交流電圧が低い場合にお
ける出力電力の低下を補正して(破線は、オン期間を常
に一定にした場合)マグネトロン9を安定して発振させ
ることができ、また、力率を改善することができる。
【0057】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。コイルは、高周波トランス6の1次
側コイル6aに限ることなく、誘導加熱調理器の誘導加
熱用のコイルでも良い。スイッチング素子は、IGBT
に限ることなく、パワートランジスタやパワーMOSF
ETなどでも良い。また、NPN型またはNチャネル型
のスイッチング素子に限ることなく、PNP型やPチャ
ネル型の素子を用いても良い。第1実施例において、共
振電流Icのゼロクロス点を検出するものに換えて、共
振コンデンサ12からコイル6aに流れる電流の最大値
を所定の時点としても良い。共振電流を分流するための
検出用コンデンサは、スイッチング素子に並列に接続す
るものに限らず、共振コンデンサに対して並列に接続し
ても良い。
【0058】第2実施例における検出用コンデンサ22
及び26を抵抗に替えて検出用抵抗24及び25と共に
共振電圧を分圧して検出するようにし、共振電圧のゼロ
クロス点を検出するようにしても良い。第3実施例にお
いて、交流電圧検出手段を設ける代わりに、共振回路1
3によって発生する共振電圧を検出する共振電圧検出手
段を設けて、共振電圧の検出レベルに応じて同様の制御
を行っても良い。第3実施例のように、交流電圧の振幅
レベルに応じてIGBT7及び8のオン期間を変化させ
るのに代えて、振幅レベルが低い場合はスイッチング周
波数を低下させ、振幅レベルが高い場合はスイッチング
周波数を上昇させるようにしても良い。共振電流Icの
検出結果に基づいて、共振電流Icが上限値を超えない
ようにスイッチング周波数を制御する構成としても良
い。斯様に構成すれば、過電流が流れることによるスイ
ッチング素子の破壊を防止することができる。従来のよ
うに準E級のインバータ回路を用いた加熱調理器に適用
しても良い。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の加熱調理器によれ
ば、電流検出手段は、誘導加熱用のコイルまたは高周波
トランスのコイルと共に共振回路を構成する共振コンデ
ンサに流れる共振電流を検出し、タイミング設定手段
は、電流検出手段の検出信号に基づいて、スイッチング
素子のオンタイミングを設定するので、共振電流が交流
的に変化する点を確実に検出してオンタイミングを設定
することで、スイッチング損失の増加を抑制できるタイ
ミングでスイッチング素子をオンさせることができる。
【0060】請求項2記載の加熱調理器によれば、例え
ば、交流電源の正半波期間は第1のスイッチング素子に
よってスイッチングを行い第2の整流素子を介して電流
を還流させ、負半波期間では第2のスイッチング素子に
よってスイッチングを行い第1の整流素子を介して電流
を還流させることにより、従来とは異なり交流電源を一
旦直流電源に変換せずに直接スイッチングを行うことで
生成した高周波電流を共振回路のコイルに供給すること
ができる。
【0061】請求項3記載の加熱調理器によれば、電流
検出手段を第1及び第2のスイッチング素子の両端子間
に夫々設けるので、第1及び第2のスイッチング素子夫
々のオンタイミングを適切に設定することができる。
【0062】請求項4記載の加熱調理器によれば、電流
検出手段に、共振コンデンサに流れる共振電流を分流す
る検出用コンデンサを備えるので、共振電流を小さな比
率で検出用コンデンサに分流させて検出することが可能
となり、電流容量の小さな部品で構成することができ
る。
【0063】請求項5記載の加熱調理器によれば、電流
検出手段に、検出用コンデンサの電流変化を検出するた
めの検出用抵抗を備え、この検出用抵抗の端子電圧に基
づいて共振電流を検出するので、共振電流を検出用抵抗
の端子電圧として検出することができる。
【0064】請求項6または7に記載の加熱調理器によ
れば、タイミング設定手段は、共振電流が最大となった
時点に基づいて(請求項6)、または共振電流の極性が
変化した時点に基づいて(請求項7)オンタイミングを
設定するので、これらの時点に基づいてオンタイミング
を適切に設定することができる。
【0065】請求項8記載の加熱調理器によれば、タイ
ミング設定手段に、電流検出手段からの検出信号を移相
することで移相された検出信号の所定の時点をオンタイ
ミングに設定するための移相回路を備えるので、移相量
を適宜調整し、移相された検出信号の所定の時点を検出
してオンタイミングを設定することで、スイッチング損
失を抑制し得る状態でスイッチング素子をオンさせるこ
とが可能となる。
【0066】請求項9または10に記載の加熱調理器に
よれば、交流電源を整流することなくスイッチングを行
って高周波電流を生成する場合に、スイッチング制御手
段が交流電源電圧の高低に応じてスイッチング素子のオ
ン期間(請求項9)またはスイッチング周波数(請求項
10)を変化させるので、力率を改善することができ
る。
【0067】請求項11記載の加熱調理器によれば、ス
イッチング制御手段は、共振電圧レベルに応じてスイッ
チング素子のオン期間を変化させるので、請求項9と同
様の効果が得られる。
【0068】請求項12記載の加熱調理器によれば、ス
イッチング制御手段は、共振コンデンサに流れる共振電
流が上限値を超えないようにスイッチング周波数を設定
するので、スイッチング素子に過大な電流が流れて破壊
に至ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子レンジに適用した場合の第1実施
例における電気的構成を示す図
【図2】交流電源波形とIGBTのスイッチング動作と
の関係を示す図
【図3】交流電源の正半波期間における、1スイッチン
グ周期の各部の波形を示す図
【図4】本発明の第2実施例における要部を示す図1相
当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図4相当図
【図7】本発明の第5実施例を示す、交流電源電圧の振
幅レベルに応じてIGBTのオン期間を制御する場合の
一例を示す図
【符号の説明】
1は商用交流電源、6は高周波トランス、6aは1次側
コイル、7及び8はIGBT(第1及び第2のスイッチ
ング素子)、9はマグネトロン(マイクロ波発生手
段)、10及び11はダイオード(第1及び第2の整流
素子)、12は共振コンデンサ、13は共振回路、14
は変流器(電流検出手段)、15,15a,15bは位
相検出回路(タイミング設定手段)、16は発振回路
(スイッチング制御手段)、17は出力制御回路(スイ
ッチング制御手段)、22は検出用コンデンサ、24及
び25は検出用抵抗、26は検出用コンデンサ、27及
び28は電流検出手段、29及び30は変流器(電流検
出手段)、31は制御電源回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K051 AA03 AA07 AC07 AC14 AC26 AD25 3K086 AA07 BA08 CD02 DB03 DB11 DB17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱用のコイルまたはマイクロ波発
    生手段を駆動するための高周波トランスのコイルに共振
    コンデンサを並列に接続して構成される共振回路と、 前記コイルに高周波電流を供給するようにスイッチング
    を行うスイッチング素子と、 このスイッチング素子のオフ期間に、前記共振コンデン
    サに流れる共振電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段の検出信号に基づいて、前記スイッチ
    ング素子のオンタイミングを設定するタイミング設定手
    段と、 このタイミング設定手段により設定されたオンタイミン
    グに応じて前記スイッチング素子をオンさせると共に、
    所定のスイッチング周波数に基づくオン期間の経過後に
    前記スイッチング素子をオフさせるように制御するスイ
    ッチング制御手段とを具備したことを特徴とする加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子は、互いの通電方向を
    逆にして直列接続され、交流電源端子間に共振回路を介
    して直列に接続される第1及び第2のスイッチング素子
    であり、 これら第1及び第2のスイッチング素子に対して夫々逆
    並列に接続される第1及び第2の整流素子を具備したこ
    とを特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】 電流検出手段は、第1及び第2のスイッ
    チング素子の両端子間に夫々設けられていることを特徴
    とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 電流検出手段は、共振コンデンサに流れ
    る共振電流を分流する検出用コンデンサを備えているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調
    理器。
  5. 【請求項5】 電流検出手段は、検出用コンデンサの電
    流変化を検出するための検出用抵抗を備え、 この検出用抵抗の端子電圧に基づいて共振電流を検出す
    ることを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 タイミング設定手段は、共振電流が最大
    となった時点に基づいてオンタイミングを設定すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調理
    器。
  7. 【請求項7】 タイミング設定手段は、共振電流の極性
    が変化した時点に基づいてオンタイミングを設定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調
    理器。
  8. 【請求項8】 タイミング設定手段は、電流検出手段か
    らの検出信号を移相することで、移相した検出信号の所
    定の時点をオンタイミングに設定するための移相回路を
    備えていることを特徴とする請求項6または7記載の加
    熱調理器。
  9. 【請求項9】 交流電源の電圧を検出する電源電圧検出
    手段を備え、 スイッチング制御手段は、前記電源電圧検出手段によっ
    て検出される交流電源電圧が高い場合はスイッチング素
    子のオン期間を短くし、前記交流電源電圧が低い場合は
    スイッチング素子のオン期間を長くするように制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 交流電源の電圧を検出する電源電圧検
    出手段を備え、 スイッチング制御手段は、前記電源電圧検出手段によっ
    て検出される電圧が低い場合はスイッチング周波数を低
    下させ、前記電圧が高い場合はスイッチング周波数を上
    昇させるように制御することを特徴とする請求項2記載
    の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 共振回路に発生する共振電圧を検出す
    る共振電圧検出手段を備え、 スイッチング制御手段は、前記共振電圧検出手段によっ
    て検出される共振電圧レベルに応じてスイッチング素子
    のオン期間を変化させるように制御することを特徴とす
    る請求項2記載の加熱調理器。
  12. 【請求項12】 スイッチング制御手段は、共振コンデ
    ンサに流れる共振電流が上限値を超えないようにスイッ
    チング周波数を設定することを特徴とする請求項2記載
    の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105430783A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 东莞市精诚电能设备有限公司 电磁炉电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105430783A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 东莞市精诚电能设备有限公司 电磁炉电路
CN105430783B (zh) * 2015-12-22 2018-11-20 东莞市精诚电能设备有限公司 电磁炉电路

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