JP2000285750A - 電線自動交換装置 - Google Patents

電線自動交換装置

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JP2000285750A
JP2000285750A JP11090858A JP9085899A JP2000285750A JP 2000285750 A JP2000285750 A JP 2000285750A JP 11090858 A JP11090858 A JP 11090858A JP 9085899 A JP9085899 A JP 9085899A JP 2000285750 A JP2000285750 A JP 2000285750A
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wire
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electric
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達也 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置のための省スペース化を図った電線自動
交換装置を提供する。 【解決手段】 電線自動交換装置15は、複数の電線1
3を所定間隔を有して保持し、電線導入部11に対する
電線供給位置に各電線13を選択的に移動操作自在とす
る交換電線ホルダー機構16と、電線供給位置に移動操
作された電線13の供給・排出を行う加工電線給排機構
17とを備える。交換電線ホルダー機構16は、上下方
向に所定間隔を有して各電線13を保持する電線ホルダ
ー体20と、電線ホルダー体20を昇降操作する昇降操
作シリンダ21とを備える。電線供給位置に移動操作さ
れた電線13の保持を解除操作する解除シリンダ32を
備える。加工電線給排機構17は接離操作自在な対の電
線供給ローラ38、39を備え、電線13は電線供給ロ
ーラ38、39の正転により電線導入部11方向に供給
操作され、逆転により電線供給方向11と反対方向に排
出操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工処理する電線
の終了や電線の線種変更時等において、電線加工機に新
たな電線を供給する電線自動交換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電線加工機として、例えば、電線供給リ
ールから供給された電線を測長して所定長さに切断する
と共に、電線端部の被覆部を剥取処理して端子を圧着す
る端子圧着装置等がある。
【0003】また、電線供給リールに巻き付けられた電
線終了による別の電線供給リールへの交換に伴う電線交
換作業や電線の線種変更による別の電線供給リールへの
交換に伴う電線交換作業の容易化を図って、加工効率の
向上を図るべく、端子圧着装置等の電線加工機の電線供
給方向上流側に、複数種類の電線を水平方向に所定間隔
を有して予め、並列状に保持し、その水平方向の移動操
作により所望の電線を選択して電線加工機側に自動的に
供給する電線自動交換装置があった。
【0004】例えば、特開昭60−180014号公報
等に開示の如くである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示のような従来の電線自動交換装置によれば、移
動体に複数種類の電線を水平方向に所定間隔を有して、
多数、並列状に保持させ、移動体の水平方向移動操作に
より所望の電線を選択して電線加工機側に供給する方式
であり、所望の電線を電線加工機側への供給位置に案内
するためには、移動体の移動方向に移動体の水平方向長
さの少なくとも2倍近くの移動スペースが必要とされ、
装置の大型化を招き、装置を設置するためのスペースを
多く確保する必要があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、設置
のための省スペース化を図った電線自動交換装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、電線導入部から供給された電線を加工
処理する電線加工機の電線供給方向上流側に配設され、
複数の電線を所定間隔を有して保持し、前記電線導入部
に対する電線供給位置に前記各電線を選択的に移動操作
自在とする交換電線ホルダー機構と、前記電線供給位置
に移動操作された電線の供給・排出を行う加工電線給排
機構とを備えた電線自動交換装置において、前記交換電
線ホルダー機構は、上下方向に所定間隔を有して各電線
を保持する電線ホルダー体と、電線ホルダー体を上下方
向に昇降操作する昇降操作部とを備え、前記電線供給位
置に移動操作された電線の電線ホルダー体による保持を
解除操作する解除操作体が備えられ、前記加工電線給排
機構は前記電線供給位置に移動操作された電線の両側よ
り互いに接離操作自在な対の電線供給ローラを備え、電
線ホルダー体による電線の保持解除状態で、両電線供給
ローラ間に挟持状に保持された前記電線が、両電線供給
ローラの正転により前記電線導入部方向に供給操作され
ると共に、両電線供給ローラの逆転により前記電線供給
方向と反対方向に排出操作される点にある。
【0008】また、前記電線ホルダー体に、前記各電線
が水平方向に挿通される電線挿通孔が上下方向に所定間
隔を有して備えられると共に、各電線挿通孔に側方から
交差状に連通する連通支持孔がそれぞれ備えられ、各連
通支持孔にロック杆がそれぞれ軸心回りに相対回動不能
で、かつ軸心方向に移動操作自在に貫通状態で支持され
ると共に、各ロック杆にその軸心方向の移動により前記
電線挿通孔に連通する連通孔が備えられ、前記電線挿通
孔と連通孔との連通状態を位置ずれさせるべく、各ロッ
ク杆をその軸心方向一方側に弾発付勢する付勢バネが備
えられ、前記解除操作体は、前記電線挿通孔と連通孔と
を連通させるべく、前記電線供給位置におけるロック杆
の突出部を前記付勢バネの付勢力に抗してその軸心方向
他方側に押し込み操作する伸縮操作自在な解除シリンダ
からなる構造としてもよい。
【0009】さらに、前記電線挿通孔は上下一対とさ
れ、前記電線ホルダー体における各電線挿通孔の電線供
給方向下流側に、各電線挿通孔に連通状として電線を案
内する電線ガイド筒の一端部がそれぞれ備えられ、各電
線ガイド筒の他端遊端部側が互いに異なる左右方向振り
分け状に屈曲されてなる構造としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1において、1は電線加
工機の一例としての端子圧着装置で、従来の端子圧着装
置と同様、測長機構としての測長ユニット2と、フロン
トクランプ3と、カッターユニット4と、リアクランプ
5と、フロント端子圧着ユニット6と、リア端子圧着ユ
ニット7と、フロント移動手段8と、リア移動手段9と
から主構成されている。
【0011】前記測長ユニット2は、フロントクランプ
3の実線で示される初期位置一側方に対応して固定配置
され、電線導入部11から可撓性ガイドチューブ12を
通じて所定位置に案内供給された電線13をその上下方
向から解除自在に挟持する接離操作自在な対の測長ロー
ラ2aを備えている。そして、前記電線13の挟持状態
で各測長ローラ2aが所定方向に回転駆動され、その測
長ローラ2aの回転量を制御することによって電線13
を所定長さ計測して所定方向に送り出すように構成され
ている。
【0012】前記フロントクランプ3およびリアクラン
プ5は、電線13を解除自在に把持可能な構成とされ、
前記カッターユニット4は電線13の切断処理や被覆部
の剥取処理が行えるように構成されている。
【0013】前記フロント移動手段8は、フロントクラ
ンプ3をカッターユニット4位置とフロント端子圧着ユ
ニット6位置との相互間で、移動操作自在に支持すると
共に、カッターユニット4位置やフロント端子圧着ユニ
ット6位置で、カッターユニット4方向やフロント端子
圧着ユニット6方向に移動操作自在に支持している。
【0014】また、前記リア移動手段9は、リアクラン
プ5をカッターユニット4位置とリア端子圧着ユニット
7位置との相互間で、移動操作自在に支持すると共に、
カッターユニット4位置やリア端子圧着ユニット7位置
で、カッターユニット4方向やリア端子圧着ユニット7
方向に移動操作自在に支持している。
【0015】そして、測長ユニット2によって、電線供
給方向Pに沿って所定長さ供給された電線13が、フロ
ントクランプ3およびリアクランプ5によりそれぞれ把
持され、その状態でカッターユニット4により切断処理
されて、フロントクランプ3により把持された電線13
と、リアクランプ5により把持された電線13とに分離
され、その後、各クランプ3、5に把持された電線13
端末部は、カッターユニット4によりその被覆部が剥取
処理される。
【0016】フロントクランプ3に把持された電線13
は、その後、フロント端子圧着ユニット6位置に移動操
作され、フロント端子圧着ユニット6によりその被覆剥
取部分に端子が圧着される。そして、端子の圧着処理
後、フロントクランプ3に把持された電線13はカッタ
ーユニット4と対向する初期位置に戻される。
【0017】一方、フロントクランプ3側の電線13に
端子の圧着処理が行われる間に、リアクランプ5側の電
線13もリア端子圧着ユニット7位置に移動操作され、
リア端子圧着ユニット7によりその被覆剥取部分に端子
が圧着され、その後、電線13は所定の電線排出部に排
出され、リアクランプ5はカッターユニット4と対向す
る初期位置に戻される。
【0018】そして、前述同様、測長ユニット2の作動
により、電線供給方向Pに沿って電線13が所定長さ供
給され、同様の動作の繰り返しにより、両端部に端子が
圧着された所定の電線長を有するハーネスが順次製造さ
れる。
【0019】前記電線供給方向Pの上流側に対応して、
電線自動交換装置15が配設されており、電線自動交換
装置15は、図2ないし図8に示される如く、複数の電
線13を保持する交換電線ホルダー機構16と、電線導
入部11に対する電線13の供給・排出を行う加工電線
給排機構17と、電線13を蛇行状に案内して巻き癖等
を解消する電線伸線部18とを備えた構造とされてい
る。
【0020】前記交換電線ホルダー機構16は、電線1
3を保持する電線ホルダー体20と、電線ホルダー体2
0を上下方向に昇降操作する昇降操作部としてのエアシ
リンダ等からなる昇降操作シリンダ21とを備え、昇降
操作シリンダ21は架台22上に設置されている。
【0021】前記電線ホルダー体20は、電線供給方向
Pに所定間隔を有して配置された上流側ホルダーブロッ
ク20aと、下流側ホルダーブロック20bと、両ホル
ダーブロック20a、20bの上端部および下端部を互
いに連結する連結ブロック20c、20dとを備え、中
央部に開口部23を有する矩形状に枠組みされている。
【0022】そして、電線ホルダー体20の両ホルダー
ブロック20a、20bにまたがって、水平方向の電線
挿通孔24が上下方向に所定間隔を有して一対形成され
ている。
【0023】また、上流側ホルダーブロック20aの各
電線挿通孔24には、図7および図8に示される如く、
直交する水平方向より交差状に連通する連通支持孔25
がそれぞれ形成されており、各連通支持孔25にロック
杆26がそれぞれ軸心回りに相対回動不能で、かつ軸心
方向に移動操作自在に貫通状態で支持されている。
【0024】さらに、各ロック杆26には、電線挿通孔
24に連通する連通孔27が備えられており、電線挿通
孔24と連通孔27との連通状態を位置ずれさせるべ
く、各ロック杆26をその軸心方向一方側(図7および
図8における左方向)に弾発付勢する付勢バネとしての
コイルバネ28が連通支持孔25内に圧縮状に収容保持
されている。
【0025】なお、図7および図8において、29はコ
イルバネ28の連通支持孔25内からの離脱を防止する
バネ受け片、30はロック杆26の軸心回りの回動を規
制する回り止め規制片30である。
【0026】そして、この電線ホルダー体20は昇降操
作シリンダ21のピストンロッド側に連結支持され、昇
降操作シリンダ21の昇降操作により、上側の電線挿通
孔24と下側の電線挿通孔24とが選択的に電線供給位
置に移動操作自在として構成されている。
【0027】また、電線供給位置に位置された電線挿通
孔24側のロック杆26の一方の突出部26a(図7お
よび図8における左側突出部)を前記コイルバネ28の
弾発付勢力に抗してその軸心方向他方側(図7および図
8における右方向)に押し込み操作し、電線挿通孔24
と連通孔27とを互いに連通させる解除操作体としての
エアシリンダ等からなる解除シリンダ32が備えられて
いる。本実施形態にあっては、架台22上に取り付けら
れた支持台33にブラケット体34を介して取付支持さ
れている。
【0028】そして、図8に示される如く、解除シリン
ダ32のピストンロッドの進出作動により、ロック杆2
6が押し込み操作され、電線挿通孔24と連通孔27と
が互いに連通状とされて電線13を挟持状に保持するロ
ック状態を解除し、解除シリンダ32のピストンロッド
の退避作動により、図7に示される如く、コイルバネ2
8に蓄勢された弾発付勢力により押し戻され、電線挿通
孔24と連通孔27との位置ずれ状態により、電線13
をコイルバネ28の弾発付勢力により挟持状に保持する
ロック状態となるように構成されている。
【0029】さらに、各ロック杆26の他方の突出部
(図7および図8における右側突出部)には、コイルバ
ネ28の弾発付勢力に抗してその軸心方向他方側(図7
および図8における右方向)に引き込み操作し、電線挿
通孔24と連通孔27とを互いに連通させる手動操作用
のつまみ部26bが備えられている。
【0030】また、電線ホルダー体20における各電線
挿通孔24の電線供給方向P上流側には、各電線挿通孔
24に連通状として電線13を案内する電線ガイド筒3
5の一端部がそれぞれねじ込み固定や嵌合装着等により
取付固定されている。そして、図2に示される如く、各
電線ガイド筒35の他端遊端部側が互いに異なる左右方
向振り分け状に屈曲されている。本実施形態では、各電
線ガイド筒35はほぼくの字状に湾曲形成されている。
さらに、各電線ガイド筒35の遊端部には漸次拡開する
テーパ状の電線挿入ガイド体36が装着されている。
【0031】前記加工電線給排機構17は、電線ホルダ
ー体20の開口部23を通じて、電線供給位置に移動操
作された電線13の左右両側より互いに接離操作自在な
対の電線供給ローラ38、39を備え、一方の電線供給
ローラ38は上下方向の軸心回りに転動自在に支持され
ており、パルスモータ40(またはサーボモータ)の正
逆駆動により、タイミングプーリ41、42、タイミン
グベルト43等からなる連動機構を介して、正逆駆動自
在とされている。また、架台22上に設置されたエアシ
リンダ等からなるスライドシリンダ44の出退作動によ
り、パルスモータ40等と共に電線供給ローラ38が左
右方向にスライド操作自在とされている。
【0032】また、他方の電線供給ローラ39も上下方
向の軸心回りに転動自在に支持されており、支持台33
にブラケット体45を介して取付支持されたエアシリン
ダ等からなるスライドシリンダ46の出退作動により、
電線供給ローラ39が左右方向にスライド操作自在とさ
れている。
【0033】そして、各スライドシリンダ44、46の
出退操作により、図4、図5、図7および図8に示され
る如く、両電線供給ローラ38、39で前記電線13を
挟持した状態と、互いに離隔した解除状態とに接離操作
自在とされ、電線13を圧接状に挟持した状態でパルス
モータ40の正逆駆動により、前記連動機構を介して電
線供給ローラ38が正逆駆動されると、両電線供給ロー
ラ38、39により挟持された電線13が両電線供給ロ
ーラ38、39の正転に伴って電線供給方向Pに供給操
作され、両電線供給ローラ38、39の逆転に伴って電
線供給方向Pと反対方向に排出操作されるように構成さ
れている。
【0034】前記電線伸線部18は、電線導入部11と
交換電線ホルダー機構16との相互間に配置され、転動
自在に支持されると共に、互いに位置ずれ配置された固
定ローラ群48aと可動ローラ群48bとを備えた複数
の伸線体48から構成されている。
【0035】各伸線体48はエアシリンダ等からなる作
動シリンダ49の進退作動により、前記可動ローラ群4
8bが固定ローラ群48aに対して接近離隔操作自在と
され、各ローラ群48a、48bの接近状態で各ローラ
群48a、48b間を電線13が蛇行状に案内されるよ
うに構成されている。
【0036】また、各伸線体48の各ローラ群48a、
48bの回転軸心は、互いに位置ずれ配置されており、
本実施形態では、第1の伸線体48と第2の伸線体48
の各ローラ群458、48bの回転軸心は、互いに90
度、位置ずれ配置された構造とされている。
【0037】なお、電線供給位置に位置する電線挿通孔
24の電線供給方向P下流側の近接位置や、両伸線体4
8相互間の電線供給方向P下流側の近接位置には、電線
供給方向P下流側方向に漸次径小となるテーパ状の電線
案内孔を有するガイド体が適宜備えられている。
【0038】次に、本実施形態にかかる電線自動交換装
置15における電線13の線種交換時等の動作を説明す
る。
【0039】まず最初に、図示省略の電線供給リール等
から引き出された各電線13を交換電線ホルダー機構1
6の各電線挿入ガイド体36から各電線ガイド筒35を
通じてそれぞれ挿入し、電線挿通孔24より電線供給方
向P下流側に僅かに突出した状態で、ロック杆26によ
ってロック状態に保持させておく。この電線13のセッ
トは、つまみ部26bを人手により引き出し操作して電
線挿通孔24と連通孔27とを連通させた状態で電線1
3を挿入し、電線挿通孔24から電線13の突出を確認
した状態で、つまみ部26bの把持を解除すればよい。
【0040】次に、適宜備えられたスイッチの操作によ
り一方(例えば上側)の電線13の選択を入力すると、
昇降操作シリンダ21が下降作動されて電線ホルダー体
20が所定位置に下降操作され、上側の電線13が電線
供給位置に移動操作されて所望の電線13が選択され
る。
【0041】上側の電線13が電線供給位置に到着する
と、両スライドシリンダ44、46が進出作動されて両
電線供給ローラ38、39が接近操作され、図8に示さ
れる如く、両電線供給ローラ38、39で電線13が挟
持状とされた状態が得られる。その後、解除シリンダ3
2が進出作動されて、ロック杆26がコイルバネ28の
付勢力に抗して押動され、図8に示される如く、電線1
3に対するロック杆26によるロック状態が解除され
る。
【0042】その後、パルスモータ40が供給方向に回
転駆動され、連動機構を介して電線供給ローラ38が回
転駆動される。ここに、両電線供給ローラ38、39が
正転駆動され、電線13が電線供給方向Pに順次供給さ
れる。この交換電線ホルダー機構16から送り出された
電線13は、各伸線体48の離隔状態とされている各ロ
ーラ群48a、48b間を通じて電線導入部11に案内
され、その後、ガイドチューブ12による案内下、各測
長ローラ2a間を通じてフロントクランプ3位置まで案
内される。この電線13の供給長さはパルスモータ40
で計測制御されており、電線13がフロントクランプ3
位置に到着したことが検出されると、パルスモータ40
の駆動が停止される。
【0043】その後、各伸線体48の作動シリンダ49
の進出作動により各ローラ群48a、48bが接近操作
され、各スライドシリンダ44、46の退避作動により
両電線供給ローラ38、39が離隔操作される。
【0044】その後は、従来同様、前述のように端子圧
着装置1による電線13の加工処理が行われ、所定の電
線長さを有するハーネスが順次製造される。
【0045】そして、上記電線13による端子圧着装置
1の加工処理終了後、別の電線13に線種交換を行う場
合には、適宜備えられたスイッチの操作により他方(例
えば下側)の電線13の選択を入力すると、両スライド
シリンダ44、46が進出作動されて両電線供給ローラ
38、39が接近操作され、両電線供給ローラ38、3
9で電線13が挟持状とされた状態が得られる。また、
各伸線体48の作動シリンダ49が退避作動されて各ロ
ーラ群48a、48bが離隔操作される。
【0046】その後、パルスモータ40が排出方向に回
転駆動され、連動機構を介して電線供給ローラ38が回
転駆動される。ここに、両電線供給ローラ38、39が
逆転駆動され、電線13が電線供給方向Pに対して逆方
向に順次戻され回収される。この電線13の排出長さは
パルスモータ40で計測制御されており、図8に示され
る如く、電線13が電線ホルダー体20における電線挿
通孔24より電線供給方向P下流側に僅かに突出した位
置に到着したことが検出されると、パルスモータ40の
駆動が停止される。
【0047】その後、両スライドシリンダ44、46が
退避作動されて両電線供給ローラ38、39が離隔操作
され、図7に示される如く、電線13に対する挟持状態
が解除される。また、解除シリンダ32が退避作動され
て、ロック杆26がコイルバネ28に蓄勢された弾発付
勢力により押動され、図7に示される如く、電線13を
コイルバネ28の弾発付勢力により挟持状に保持するロ
ック状態とされる。
【0048】その後、昇降操作シリンダ21が上昇作動
されて電線ホルダー体20が所定位置に上昇操作され、
下側の電線13が電線供給位置に移動操作されて所望の
電線13が選択される。
【0049】下側の電線13が電線供給位置に到着する
と、前述の上側の電線13の場合と同様に、各スライド
シリンダ44、46、解除シリンダ32等が作動等さ
れ、フロントクランプ3側に下側の電線13が供給され
る。その後、同様にして端子圧着装置1による電線13
の加工処理が行われる。
【0050】また次に、加工処理が行われる電線13を
さらに異なる線種に交換する場合には、現在、加工処理
が行われている電線13と異なる側の交換電線ホルダー
機構16に待機されている電線13を、つまみ部26b
を引き出し操作してロックを解除し、回収する。そし
て、所望の電線13を電線ガイド筒35を通じて予めセ
ットしておけばよい。
【0051】本実施形態は以上のように構成されてお
り、電線13の交換作業に際しては、交換電線ホルダー
機構16に予め待機されているもう一方の交換用電線1
3に自動的に交換でき、電線交換作業の容易化が図れ
る。
【0052】この際、電線ホルダー体20に各電線13
を上下方向に離隔して並設配置して保持し、電線ホルダ
ー体20の昇降操作により電線13を選択する方式であ
り、従来のように各電線を水平方向に配置して保持し、
水平方向に移動操作して電線を選択する方式と比較し
て、コンパクトに構成でき、設置スペースを多く確保す
る必要がなく、設置のための省スペース化が図れるとい
う利点がある。
【0053】また、電線ホルダー体20の電線挿通孔2
4に交差状としてロック杆26が貫通状に備えられ、ロ
ック杆26に備えられた連通孔27と電線挿通孔24と
を通じて電線13が挿通され、コイルバネ28の付勢力
によるロック杆26の軸心方向移動により電線13が保
持される方式であり、電線ホルダー体20から突出する
ロック杆26の突出部をコイルバネ28の弾発付勢力に
抗して引き出し操作すれば、電線13の保持が容易に解
除でき、端子圧着装置1による電線13の加工処理時に
おいても、人手による予備側の交換用電線13の交換が
可能となり、作業性の向上が図れる。
【0054】さらに、各電線挿通孔24に連通状として
装着された各電線ガイド筒35の遊端部側が互いに異な
る左右方向振り分け状に屈曲されているため、交換電線
ホルダー機構16の電線供給方向P下流側における各電
線13のもつれも有効に防止できるという利点がある。
【0055】なお、上記実施形態において、電線ホルダ
ー体20に保持される電線13が上下一対とされた構造
を示しているが、3本以上の電線13を保持する構造で
あってもよい。
【0056】また、電線加工機の一例として端子圧着装
置1を示しているが、その他の電線加工機であってもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の電線自動交換装
置によれば、交換電線ホルダー機構は、上下方向に所定
間隔を有して各電線を保持する電線ホルダー体と、電線
ホルダー体を上下方向に昇降操作する昇降操作部とを備
え、電線供給位置に移動操作された電線の電線ホルダー
体による保持を解除操作する解除操作体が備えられ、加
工電線給排機構は電線供給位置に移動操作された電線の
両側より互いに接離操作自在な対の電線供給ローラを備
え、電線ホルダー体による電線の保持解除状態で、両電
線供給ローラ間に挟持状に保持された電線が、両電線供
給ローラの正転により電線導入部方向に供給操作される
と共に、両電線供給ローラの逆転により電線供給方向と
反対方向に排出操作されるものであり、電線ホルダー体
に各電線を上下方向に離隔して保持し、電線ホルダー体
の昇降操作により電線を選択する方式であり、従来のよ
うに各電線を水平方向に配置して保持し、水平方向に移
動操作して電線を選択する方式と比較して、コンパクト
に構成でき、設置のための省スペース化が図れるという
利点がある。
【0058】また、電線ホルダー体に、各電線が水平方
向に挿通される電線挿通孔が上下方向に所定間隔を有し
て備えられると共に、各電線挿通孔に側方から交差状に
連通する連通支持孔がそれぞれ備えられ、各連通支持孔
にロック杆がそれぞれ軸心回りに相対回動不能で、かつ
軸心方向に移動操作自在に貫通状態で支持されると共
に、各ロック杆にその軸心方向の移動により電線挿通孔
に連通する連通孔が備えられ、電線挿通孔と連通孔との
連通状態を位置ずれさせるべく、各ロック杆をその軸心
方向一方側に弾発付勢する付勢バネが備えられ、解除操
作体は、電線挿通孔と連通孔とを連通させるべく、電線
供給位置におけるロック杆の突出部を付勢バネの付勢力
に抗してその軸心方向他方側に押し込み操作する伸縮操
作自在な解除シリンダからなる構造とすれば、電線加工
中において、人手による予備電線の交換が可能となり、
作業性の向上が図れるという利点がある。
【0059】さらに、電線挿通孔は上下一対とされ、電
線ホルダー体における各電線挿通孔の電線供給方向下流
側に、各電線挿通孔に連通状として電線を案内する電線
ガイド筒の一端部がそれぞれ備えられ、各電線ガイド筒
の他端遊端部側が互いに異なる左右方向振り分け状に屈
曲されてなる構造とすれば、電線相互間のもつれも有効
に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略平面図である。
【図2】図1にける電線自動交換装置の拡大図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】加工電線給排機構部分の説明図である。
【図5】加工電線給排機構部分の説明図である。
【図6】交換電線ホルダー機構部分の説明図である。
【図7】交換電線ホルダー機構部分の説明図である。
【図8】交換電線ホルダー機構部分の説明図である。
【符号の説明】
1 端子圧着装置 2 測長ユニット 2a 測長ローラ 11 電線導入部 13 電線 15 電線自動交換装置 16 交換電線ホルダー機構 17 加工電線給排機構 18 電線伸線部 20 電線ホルダー体 21 昇降操作シリンダ 24 電線挿通孔 25 連通支持孔 26 ロック杆 26a 突出部 26b つまみ部 27 連通孔 28 コイルバネ 32 解除シリンダ 35 電線ガイド筒 38 電線供給ローラ 39 電線供給ローラ 40 パルスモータ 44 スライドシリンダ 46 スライドシリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線導入部から供給された電線を加工処
    理する電線加工機の電線供給方向上流側に配設され、複
    数の電線を所定間隔を有して保持し、前記電線導入部に
    対する電線供給位置に前記各電線を選択的に移動操作自
    在とする交換電線ホルダー機構と、前記電線供給位置に
    移動操作された電線の供給・排出を行う加工電線給排機
    構とを備えた電線自動交換装置において、 前記交換電線ホルダー機構は、上下方向に所定間隔を有
    して各電線を保持する電線ホルダー体と、電線ホルダー
    体を上下方向に昇降操作する昇降操作部とを備え、 前記電線供給位置に移動操作された電線の電線ホルダー
    体による保持を解除操作する解除操作体が備えられ、 前記加工電線給排機構は前記電線供給位置に移動操作さ
    れた電線の両側より互いに接離操作自在な対の電線供給
    ローラを備え、電線ホルダー体による電線の保持解除状
    態で、両電線供給ローラ間に挟持状に保持された前記電
    線が、両電線供給ローラの正転により前記電線導入部方
    向に供給操作されると共に、両電線供給ローラの逆転に
    より前記電線供給方向と反対方向に排出操作されること
    を特徴とする電線自動交換装置。
  2. 【請求項2】 前記電線ホルダー体に、前記各電線が水
    平方向に挿通される電線挿通孔が上下方向に所定間隔を
    有して備えられると共に、各電線挿通孔に側方から交差
    状に連通する連通支持孔がそれぞれ備えられ、 各連通支持孔にロック杆がそれぞれ軸心回りに相対回動
    不能で、かつ軸心方向に移動操作自在に貫通状態で支持
    されると共に、各ロック杆にその軸心方向の移動により
    前記電線挿通孔に連通する連通孔が備えられ、 前記電線挿通孔と連通孔との連通状態を位置ずれさせる
    べく、各ロック杆をその軸心方向一方側に弾発付勢する
    付勢バネが備えられ、 前記解除操作体は、前記電線挿通孔と連通孔とを連通さ
    せるべく、前記電線供給位置におけるロック杆の突出部
    を前記付勢バネの付勢力に抗してその軸心方向他方側に
    押し込み操作する伸縮操作自在な解除シリンダからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の電線自動交換装置。
  3. 【請求項3】 前記電線挿通孔は上下一対とされ、前記
    電線ホルダー体における各電線挿通孔の電線供給方向下
    流側に、各電線挿通孔に連通状として電線を案内する電
    線ガイド筒の一端部がそれぞれ備えられ、各電線ガイド
    筒の他端遊端部側が互いに異なる左右方向振り分け状に
    屈曲されてなることを特徴とする請求項2記載の電線自
    動交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022131854A1 (ko) * 2020-12-18 2022-06-23 (주)케이엠디지텍 와이어링 하네스 장치
KR20220088071A (ko) * 2020-12-18 2022-06-27 (주)케이엠 디지텍 와이어링 하네스 장비의 전선 교체장치

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