JP2000285388A - カーナビゲーション装置の制御切換回路 - Google Patents

カーナビゲーション装置の制御切換回路

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JP2000285388A
JP2000285388A JP11092590A JP9259099A JP2000285388A JP 2000285388 A JP2000285388 A JP 2000285388A JP 11092590 A JP11092590 A JP 11092590A JP 9259099 A JP9259099 A JP 9259099A JP 2000285388 A JP2000285388 A JP 2000285388A
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JP
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unit
terminal
power supply
control unit
communication line
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JP11092590A
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English (en)
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Susumu Nakagawa
進 中川
Takashi Matsuoka
隆司 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続コネクタのピン数や通信線の数が少なく
小型化を可能とするカーナビゲーション装置の制御切換
回路を提供する。 【解決手段】 本体ユニットと付属ユニットとから構成
されユニット間で接続コネクタを介し通信を行うカーナ
ビゲーション装置の制御切換回路であって、接続コネク
タにおいて通信ライン同士が共通結線された通信ライン
と、カスケード接続された2個のトランジスタにより構
成された通信線スイッチング回路と、各機能端末部又は
システム制御部若しくは各機能端末制御部の受信側端子
にアノード端子が接続する通信線逆電流防止ダイオード
と、機能端末用電源ライン及び制御部用電源ラインの各
々に介設され電源部から各機能端末部又は各機能端末制
御部及び送信側プルアップ抵抗器並びに受信側プルアッ
プ抵抗器に印加する電圧のオンオフを行う電源スイッチ
ング素子とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体ユニットと各
種機能を備えた1乃至複数の付属ユニットとから構成さ
れたカーナビゲーション装置であって、接続コネクタに
より本体ユニット及び各付属ユニットが接続され本体ユ
ニット及び各付属ユニット間で接続コネクタを介して通
信を行うカーナビゲーション装置の制御切換回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、FM多重放送等を利用し、走行中
の自動車に各地域の道路交通情報を提供する道路交通情
報システムの運用が開始され、これに伴い、提供される
道路交通情報を受信し、渋滞情報,事故情報,工事情報
等の情報を地図上に表示し最適な案内を行うカーナビゲ
ーション装置が研究・開発されている。また、カーナビ
ゲーション装置の表示画面にテレビの受信画像を表示さ
せるようにしたテレビ放送も受信可能としたカーナビゲ
ーション装置が開発されている。更に、このようなカー
ナビゲーション装置において、使用者の必要性に応じ
て、テレビ受信機能やVICS情報受信機能を追加でき
る構成とし、装置の小型化を図り携帯性を高めたポータ
ブル型のカーナビゲーション装置が開発されている。
【0003】このような、ポータブル型のカーナビゲー
ション装置では、テレビ放送受信機能やVICS情報受
信機能は、テレビチューナーユニットやVICSユニッ
トとして接続コネクタにより脱着可能に接続されてお
り、必要に応じて各ユニットを接続する制御切換回路が
使用される。
【0004】図2は従来のカーナビゲーション装置の制
御切換回路の構成を表す図である。
【0005】図2において、100はカーナビゲーショ
ン装置、101はGPSや画像表示装置(図示せず)を
備えたカーナビゲーション装置の本体ユニット、102
はテレビ放送を受信,検波を行うテレビチューナユニッ
ト、103はFM多重放送により提供されるVICS情
報を受信,検波,復号しVICS情報を取得するVIC
Sユニット、104は本体ユニット101に内設され同
期通信によりテレビチューナユニット102の制御を行
うシステム制御部、105はテレビチューナユニット1
02に内設されテレビ放送の受信及び検波の制御を行う
テレビチューナマイコン、106は本体ユニット101
に内設され非同期通信によりVICSユニット103の
制御を行うメイン制御部、107はVICSユニット1
03に内設されFMチューナ(図示せず)により受信さ
れたFM多重放送の多重信号を復号しVICS情報を出
力するVICSデコーダ、108はVICSデコーダか
ら出力されたVICSデコーダを制御し本体ユニット1
01との非同期通信の制御を行うCPU、109は本体
ユニット101とテレビチューナユニット102とを脱
着自在に接続するテレビチューナユニットコネクタ、1
10はテレビチューナユニット102とVICSユニッ
ト103とを脱着自在に接続するVICSユニットコネ
クタ、111は本体ユニット101に内設されテレビチ
ューナユニット102に供給するための電圧を出力する
テレビ用電源、112は本体ユニット101に内設され
VICSユニット103及びメイン制御部106に供給
するための電圧を出力するVICS用電源、113はテ
レビチューナユニットコネクタ109を介してシステム
制御部104とテレビチューナマイコン105とを接続
する制御用の複数の通信線からなるテレビチューナ制御
用ライン、114はテレビチューナユニットコネクタ1
09とVICSユニットコネクタ110とを介してメイ
ン制御部106とCPU108とを接続する制御用の複
数の通信線からなるVICS制御用ライン、115はテ
レビチューナユニットコネクタ109を介してテレビ用
電源111とテレビチューナマイコン105とを接続す
るテレビ用電源供給ライン、116はテレビチューナユ
ニットコネクタ109とVICSユニットコネクタ11
0とを介してVICS用電源112とCPU108とを
接続するVICS電源用ラインである。
【0006】このように、複数のユニットから構成され
たカーナビゲーション装置では、各ユニットを接続する
接続コネクタにおいて、各ユニットは独立した電源ライ
ンにより本体ユニット101と接続される。これによ
り、本体ユニット101において各ユニットの電源をオ
ンオフ制御することが可能であり、使用しないユニット
には電圧の供給を遮断し、小電力化を図っている。例え
ば、図2のような構成においては、使用者がテレビチュ
ーナユニットを使用しVICSユニットを使用しない場
合、システム制御部104はテレビ用電源111をON
し、VICS用電源112をOFFすることで、VIC
Sユニット103へは電圧を供給せずテレビチューナユ
ニット102のみに電圧を供給する。これにより、VI
CSユニット103及びメイン制御部106には電圧の
供給がされず、無駄な消費電力を抑えることができる。
このように、各ユニットの電圧供給系統を独立なものと
するため、テレビ用電源供給ライン115とVICS電
源用ライン116のように、一般に、それぞれのユニッ
トに電圧を供給するための独立な電源供給ラインが備え
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカーナビゲーション装置では、以下のような課題を
有していた。
【0008】(1)テレビチューナユニットとVICS
ユニット等の増設ユニットが別々の制御用ライン(テレ
ビチューナ制御用ライン113及びVICS制御用ライ
ン114等)により接続されているため、ユニットを増
設するほど信号線の数が増加し、それに伴い接続コネク
タのピン数が増加するため、小型化・省スペース化が困
難となる。
【0009】(2)信号線を共通の線を使用しようとし
た場合、通信制御の切換を行うための専用のインタフェ
ースが必要であり、部品点数が増え回路構成が複雑とな
るとともに小型化にも支障を来す。また、部品点数が増
えるため経済性に欠ける。更に、切り換え制御用の信号
線が必要となり、その分接続コネクタのピン数や通信線
の数が増加し、小型化・省スペース化に支障を来す。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、接続コネクタのピン数や通信線の数が少なく小型化
を可能とするカーナビゲーション装置の制御切換回路を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のカーナビゲーション装置の制御切換回路は、
本体ユニットと各種機能を備えた1乃至複数の付属ユニ
ットとから構成され接続コネクタにより本体ユニット及
び各付属ユニットが接続され本体ユニット及び各付属ユ
ニット間で接続コネクタを介して通信を行うカーナビゲ
ーション装置の制御切換回路であって、本体ユニットに
内設された電源部と、本体ユニットに内設され本体ユニ
ット及び各ユニットの制御を行うシステム制御部と、各
付属ユニットに内設され各付属ユニットの独立した機能
の制御を行う複数の機能端末部と、本体ユニットに1乃
至複数内設され各機能端末部の何れか一の制御を行う機
能端末制御部と、電源部からシステム制御部に電圧を供
給するシステム用電源ラインと、電源部から各ユニット
の独立した各機能端末部の各々に電圧を供給する複数の
機能端末用電源ラインと、電源部から各機能端末制御部
の各々に電圧を供給する複数の機能端末制御部用電源ラ
インと、各機能端末部とそれらの各々に対応するシステ
ム制御部及び各機能端末制御部との通信側端子と受信側
端子とを結線し通信信号の伝送を行う1乃至複数の通信
ラインと、を備え、通信ラインは接続コネクタにおいて
相異なる機能端末部の通信ライン同士が共通結線されて
おり、各機能端末部又はシステム制御部若しくは各機能
端末制御部の送信側端子に接続しカスケード接続された
2個のトランジスタにより構成された通信線スイッチン
グ回路と、各機能端末部又はシステム制御部若しくは各
機能端末制御部の受信側端子にアノード端子が接続する
通信線逆電流防止ダイオードと、カスケード接続された
通信線スイッチング回路の2個のトランジスタの共通接
点とその通信線スイッチング回路に対応する各機能端末
部又はシステム制御部若しくは各機能端末制御部に電圧
を供給する機能端末用電源ライン又はシステム用電源ラ
イン若しくは制御部用電源ラインとに接続された送信側
プルアップ抵抗器と、通信線逆電流防止ダイオードと各
機能端末部又はシステム制御部若しくは各機能端末制御
部の受信側端子との共通接点とその通信線スイッチング
回路に対応する各機能端末部又はシステム制御部若しく
は各機能端末制御部に電圧を供給する機能端末用電源ラ
イン又はシステム用電源ライン若しくは制御部用電源ラ
インとに接続された受信側プルアップ抵抗器と、機能端
末用電源ライン及び制御部用電源ラインの各々に介設さ
れ電源部から各機能端末部又は各機能端末制御部及び送
信側プルアップ抵抗器並びに受信側プルアップ抵抗器に
印加する電圧のオンオフを行う電源スイッチング素子
と、を備えた構成より成る。
【0012】この構成により、接続コネクタのピン数や
通信線の数が少なく小型化を可能とするカーナビゲーシ
ョン装置の制御切換回路を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】この目的を達成するために本発明
の請求項1に記載のカーナビゲーション装置の制御切換
回路は、本体ユニットと各種機能を備えた1乃至複数の
付属ユニットとから構成され接続コネクタにより本体ユ
ニット及び各付属ユニットが接続され本体ユニット及び
各付属ユニット間で接続コネクタを介して通信を行うカ
ーナビゲーション装置の制御切換回路であって、本体ユ
ニットに内設された電源部と、本体ユニットに内設され
本体ユニット及び各ユニットの制御を行うシステム制御
部と、各付属ユニットに内設され各付属ユニットの独立
した機能の制御を行う複数の機能端末部と、本体ユニッ
トに1乃至複数内設され各機能端末部の何れか一の制御
を行う機能端末制御部と、電源部からシステム制御部に
電圧を供給するシステム用電源ラインと、電源部から各
ユニットの独立した各機能端末部の各々に電圧を供給す
る複数の機能端末用電源ラインと、電源部から各機能端
末制御部の各々に電圧を供給する複数の機能端末制御部
用電源ラインと、各機能端末部とそれらの各々に対応す
るシステム制御部及び各機能端末制御部との通信側端子
と受信側端子とを結線し通信信号の伝送を行う1乃至複
数の通信ラインと、を備え、通信ラインは接続コネクタ
において相異なる機能端末部の通信ライン同士が共通結
線されており、各機能端末部又はシステム制御部若しく
は各機能端末制御部の送信側端子に接続しカスケード接
続された2個のトランジスタにより構成された通信線ス
イッチング回路と、各機能端末部又はシステム制御部若
しくは各機能端末制御部の受信側端子にアノード端子が
接続する通信線逆電流防止ダイオードと、カスケード接
続された通信線スイッチング回路の2個のトランジスタ
の共通接点とその通信線スイッチング回路に対応する各
機能端末部又はシステム制御部若しくは各機能端末制御
部に電圧を供給する機能端末用電源ライン又はシステム
用電源ライン若しくは制御部用電源ラインとに接続され
た送信側プルアップ抵抗器と、通信線逆電流防止ダイオ
ードと各機能端末部又はシステム制御部若しくは各機能
端末制御部の受信側端子との共通接点とその通信線スイ
ッチング回路に対応する各機能端末部又はシステム制御
部若しくは各機能端末制御部に電圧を供給する機能端末
用電源ライン又はシステム用電源ライン若しくは制御部
用電源ラインとに接続された受信側プルアップ抵抗器
と、機能端末用電源ライン及び制御部用電源ラインの各
々に介設され電源部から各機能端末部又は各機能端末制
御部及び送信側プルアップ抵抗器並びに受信側プルアッ
プ抵抗器に印加する電圧のオンオフを行う電源スイッチ
ング素子と、を備えた構成としたものであり、この構成
により、以下のような作用が得られる。
【0014】(1)電源を入れた状態において、電源部
によりシステム用電源ラインには電圧が印加され、シス
テム制御部に電源電圧が印加される。それとともに、シ
ステム制御部の送信側端子に接続された通信線スイッチ
ング回路のカスケード接続された2個のトランジスタの
共通接点に接続された送信側プルアップ抵抗器に電圧が
印加され、この共通接点の電圧はプルアップされる。ま
た、システム制御部の受信側端子に接続された通信線逆
電流防止ダイオードとシステム制御部の受信側端子との
共通接点に接続された受信側プルアップ抵抗器に電圧が
印加され、この共通接点の電圧はプルアップされる。
【0015】この状態において、何れか一の使用する機
能端末部とそれに対応する機能端末制御部に接続された
機能端末用電源ライン又は制御部用電源ラインに介設さ
れた電源スイッチング素子のみをオン状態とし、その他
の電源スイッチング素子をオフ状態とする。但し、使用
する機能端末部がシステム制御部により制御される場合
には、使用する機能端末部に接続された機能端末用電源
ラインに介設された電源スイッチング素子のみをオン状
態とし、その他の電源スイッチング素子をオフ状態とす
る。
【0016】これにより、使用する機能端末部とそれに
対応する機能端末制御部の送信側端子に接続された通信
線スイッチング回路のカスケード接続された2個のトラ
ンジスタの共通接点に接続された送信側プルアップ抵抗
器に電圧が印加され、この共通接点の電圧はプルアップ
される。また、使用する機能端末部とそれに対応する機
能端末制御部の受信側端子に接続された通信線逆電流防
止ダイオードと受信側端子との共通接点に接続された受
信側プルアップ抵抗器に電圧が印加され、この共通接点
の電圧はプルアップされる。
【0017】これにより、使用する機能端末部とそれに
対応する機能端末制御部の送信側端子に接続された通信
線スイッチング回路は、各送信側端子の出力電圧のオン
オフ制御によりスイッチングが可能となり、使用する機
能端末部又はそれに対応する機能端末制御部の受信側端
子に接続された通信線逆電流防止ダイオードは通電可能
となり、このスイッチングにより通信ラインを通して送
られる通信信号は使用する機能端末部又はそれに対応す
る機能端末制御部の受信側端子に接続された通信線逆電
流防止ダイオードを通して受信側端子に送信される。
【0018】一方、電源スイッチング素子がオフ状態と
された機能端末部及び機能端末制御部は、電源がオフ状
態とされるためこれらによる電力消費はない。また、電
源スイッチング素子がオフ状態とされた機能端末部及び
機能端末制御部の送信側端子に接続された通信線スイッ
チング回路のカスケード接続された2個のトランジスタ
の共通接点に接続された送信側プルアップ抵抗器には電
圧が印加されず、この共通接点のインピーダンスは無限
大となる。従って、通信線スイッチング回路のトランジ
スタに通電することはなく、電源スイッチング素子がオ
フ状態とされた機能端末部及び機能端末制御部の送信側
端子は通信線スイッチング回路により電気的に遮断され
る。
【0019】また、電源スイッチング素子がオフ状態と
された機能端末部及び機能端末制御部の受信側端子に接
続された通信線逆電流防止ダイオードと受信側端子との
共通接点に接続された受信側プルアップ抵抗器にも電圧
が印加されず、この共通接点のインピーダンスは無限大
となる。従って、通信ラインに通信信号の電圧が加わっ
ても通信線逆電流防止ダイオードには常に逆バイアス電
圧が加わる状態となり、通信線逆電流防止ダイオードは
通電せず、電源スイッチング素子がオフ状態とされた機
能端末部及び機能端末制御部の受信側端子は通信線逆電
流防止ダイオードにより電気的に遮断される。
【0020】この結果、電源スイッチング素子がオフ状
態とされた機能端末部及び機能端末制御部の送信側端子
及び受信側端子には、通信線に加わる通信信号の電圧が
加わることがなく、電源スイッチング素子がオフ状態と
された機能端末部及び機能端末制御部の素子破壊が防止
される。
【0021】(2)使用しない機能端末部及び機能端末
制御部には通電されないため、これらによる電力の消費
はなく、低消費電力化が可能となる。
【0022】(3)各機能端末部のオンオフ制御を各機
能端末部に電源を供給する機能端末用電源ラインで兼用
するため、各機能端末部のオンオフ制御のための専用の
通信線が必要なく、接続コネクタのライン数を減少させ
ることができる。これにより、接続コネクタの小型化が
可能となる。
【0023】(4)各機能端末部と通信を行うための通
信ラインを共用とすることができるため、接続コネクタ
のライン数を減少させることができる。これにより、接
続コネクタの小型化が可能となる。
【0024】(5)各付属ユニットの各機能端末部の電
源のオンオフ制御は、本体ユニットにおいて行い、ま
た、各付属ユニットの電源がオフ状態とされた機能端末
部及び本体ユニットの電源がオフ状態とされた機能端末
制御部の受信側端子は、送信側端子及び受信側端子に
は、通信線に加わる通信信号の電圧が加わることがな
く、素子破壊を起こすことはないため、本体ユニットに
おいて、各機能端末部の電源スイッチング素子がオフ状
態としておけば、本体ユニットの電源を入れたまま各付
属ユニットの脱着が可能となり、プラグ・アンド・プレ
イを実現することが可能となる。
【0025】(6)新たな追加機能を加えようとした場
合でも、本構成の制御切換回路を使用することにより、
構成を変えることなく、複数の機能を容易に追加するこ
とが可能となる。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のカーナビゲーション装置の制御切換回路であって、付
属ユニットは、テレビ放送の受信及び検波を行うテレビ
チューナ部とVICS情報の受信を行うVICSデコー
ダとの二つの機能端末制御部を備え、本体ユニットは、
VICSデコーダの制御を行う機能端末制御部であるメ
イン制御部を備え、システム制御部は、テレビチューナ
部の制御を行う構成としたものであり、この構成によ
り、以下のような作用が得られる。
【0027】(1)テレビチューナ部とVICSデコー
ダとの二つの機能端末制御部を備えた付属ユニットの低
消費電力化が可能となる。
【0028】(2)テレビチューナ部とVICSデコー
ダとの二つの機能端末制御部を備えた付属ユニットのコ
ネクタを小型化することが可能となり、特にポータブル
式のカーナビゲーション装置において、コンパクトに装
置を構成することができ携帯性が高まる。
【0029】以下に本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるカーナビゲーション装置の制御切換回路の
構成を示すブロック図である。
【0031】図1において、1はカーナビゲーション装
置、2は本体ユニット、3はテレビチューナ/VICS
共用ユニット、4はテレビチューナ/VICS共用ユニ
ット3に内設されテレビの受信及び検波の制御を行うテ
レビチューナ用マイコン、5はテレビチューナ/VIC
S共用ユニット3に内設されFMチューナ(図示せず)
により受信されたFM多重放送の多重信号を復号しVI
CS情報を出力するVICSデコーダ、6は本体ユニッ
ト2に内設されテレビチューナ用マイコン4の制御及び
電源の制御を行うシステム制御部、7はVICSデコー
ダ5の制御を行うメイン制御部、8は本体ユニット2及
びテレビチューナ/VICS共用ユニット3の各部に電
圧を供給する定電圧電源、9は本体ユニット2とテレビ
チューナ/VICS共用ユニット3とを脱着可能に接続
する接続コネクタ、10はテレビチューナ用マイコン4
へ印加する電圧のスイッチング及びテレビチューナ用マ
イコン4への通信ラインのスイッチングを行うNPN型
トランジスタからなるテレビチューナ用電源スイッチン
グ素子、11はVICSデコーダ5へ印加する電圧のス
イッチング及びVICSデコーダ5への通信ラインのス
イッチングを行うNPN型トランジスタからなるVIC
Sデコーダ用電源スイッチング素子、12はメイン制御
部7へ印加する電圧のスイッチング及びメイン制御部7
への通信ラインのスイッチングを行うレギュレータから
なるメイン制御部用電源スイッチング素子、13,14
は接続コネクタ9を介して本体ユニット2とテレビチュ
ーナ/VICS共用ユニット3とを接続し本体ユニット
2からテレビチューナ/VICS共用ユニット3へ信号
を送信するための送信用共通通信ライン、15,16は
接続コネクタ9を介して本体ユニット2とテレビチュー
ナ/VICS共用ユニット3とを接続しテレビチューナ
/VICS共用ユニット3から本体ユニット2へ信号を
送信するための受信用共通通信ライン、17,18はそ
れぞれシステム制御部6の受信用端子と送信用共通通信
ライン13及びシステム制御部6の受信用端子と送信用
共通通信ライン14とを接続する送信用システム側通信
ライン、19,20はそれぞれシステム制御部6の送信
用端子と受信用共通通信ライン15及びシステム制御部
6の送信用端子と受信用共通通信ライン16とを接続す
る受信用システム側通信ライン、21,22はそれぞれ
メイン制御部7の受信用端子と送信用共通通信ライン1
3及びメイン制御部7の受信用端子と送信用共通通信ラ
イン14とを接続する送信用メイン側通信ライン、2
3,24はそれぞれメイン制御部7の送信用端子と受信
用共通通信ライン15及びメイン制御部7の送信用端子
と受信用共通通信ライン16とを接続する受信用メイン
側通信ライン、25,26はそれぞれテレビチューナ用
マイコン4の受信用端子と送信用共通通信ライン13及
びテレビチューナ用マイコン4の受信用端子と送信用共
通通信ライン14とを接続する送信用テレビチューナ側
通信ライン、27,28はそれぞれテレビチューナ用マ
イコン4の送信用端子と受信用共通通信ライン15及び
テレビチューナ用マイコン4の送信用端子と受信用共通
通信ライン16とを接続する受信用テレビチューナ側通
信ライン、29,30はそれぞれVICSデコーダ5の
受信用端子と送信用共通通信ライン13及びVICSデ
コーダ5の受信用端子と送信用共通通信ライン14とを
接続する送信用VICS側通信ライン、31,32はそ
れぞれVICSデコーダ5の送信用端子と受信用共通通
信ライン15及びVICSデコーダ5の送信用端子と受
信用共通通信ライン16とを接続する受信用VICS側
通信ライン、33はシステム電源ライン、34はテレビ
チューナ用電源スイッチング素子10とテレビチューナ
用マイコン4とに接続されたテレビチューナ電源ライ
ン、35はメイン制御部用電源スイッチング素子12と
メイン制御部7とに接続されたメイン電源ライン、36
はVICSデコーダ用電源スイッチング素子11とVI
CSデコーダ5とに接続されたVICS電源ライン、3
7,38はそれぞれ受信用システム側通信ライン19,
20に介設されたシステム送信側通信線スイッチング回
路、39,40はそれぞれ受信用メイン側通信ライン2
3,24に介設されたメイン送信側通信線スイッチング
回路、41,42はそれぞれ送信用テレビチューナ側通
信ライン25,26に介設されたテレビチューナ送信側
通信線スイッチング回路、43,44はそれぞれ送信用
VICS側通信ライン29,30に介設されたVICS
送信側通信線スイッチング回路、45,46はそれぞれ
送信用システム側通信ライン17,18に介設されたシ
ステム受信側通信線逆電流防止ダイオード、47,48
はそれぞれ送信用メイン側通信ライン21,22に介設
されたメイン受信側通信線逆電流防止ダイオード、4
9,50はそれぞれ受信用テレビチューナ側通信ライン
27,28に介設されたテレビチューナ受信側通信線逆
電流防止ダイオード、51,52はそれぞれ受信用VI
CS側通信ライン31,32に介設されたVICS受信
側通信線逆電流防止ダイオード、53はVICS電源ラ
イン36に介設されたレギュレータ回路素子である。
【0032】システム送信側通信線スイッチング回路3
7,38、メイン送信側通信線スイッチング回路39,
40、テレビチューナ送信側通信線スイッチング回路4
1,42、VICS送信側通信線スイッチング回路4
3,44は2個のNPN型トランジスタがコレクタ接地
−エミッタ接地カスケード接続された構成となってお
り、2個のトランジスタの共通接続端子は、プルアップ
抵抗器R3,R4,R7,R8,R9,R10,R1
6,R14を介して、それぞれ、システム送信側通信線
スイッチング回路37,38はシステム電源ライン33
に、メイン送信側通信線スイッチング回路39,40は
メイン電源ライン35に、テレビチューナ送信側通信線
スイッチング回路41,42はテレビチューナ電源ライ
ン34に、VICS送信側通信線スイッチング回路4
3,44はVICS電源ライン36に接続されている。
また、テレビチューナ用マイコン4の電源端子はテレビ
チューナ電源ライン34に、VICSデコーダ5の電源
端子はVICS電源ライン36に、メイン制御部7の電
源端子はメイン電源ライン35に接続されている。シス
テム受信側通信線逆電流防止ダイオード45,46、メ
イン受信側通信線逆電流防止ダイオード47,48、テ
レビチューナ受信側通信線逆電流防止ダイオード49,
50、VICS受信側通信線逆電流防止ダイオード5
1,52はカソード側が各ラインを通して接続コネクタ
9に接続されている。更に、システム受信側通信線逆電
流防止ダイオード45,46、メイン受信側通信線逆電
流防止ダイオード47,48、テレビチューナ受信側通
信線逆電流防止ダイオード49,50、VICS受信側
通信線逆電流防止ダイオード51,52のアノード側
は、プルアップ抵抗器R1,R2,R5,R6,R1
1,R12,R13,R15を介して、それぞれ、シス
テム受信側通信線逆電流防止ダイオード45,46はシ
ステム電源ライン33に、メイン受信側通信線逆電流防
止ダイオード47,48はメイン電源ライン35に、テ
レビチューナ受信側通信線逆電流防止ダイオード49,
50はテレビチューナ電源ライン34に、VICS受信
側通信線逆電流防止ダイオード51,52はVICS電
源ライン36に接続されている。システム電源ライン3
3は定電圧電源8の出力端子に直接接続されており、常
に電圧V1が印加されている。また、テレビチューナ用
電源スイッチング素子10のコレクタ端子は定電圧電源
8の電圧出力端子に接続されエミッタ端子はテレビチュ
ーナ電源ライン34に接続されベース端子はシステム制
御部6に接続されており、VICSデコーダ用電源スイ
ッチング素子11のコレクタ端子は定電圧電源8の電圧
出力端子に接続されエミッタ端子はVICS電源ライン
36に接続されベース端子はシステム制御部6に接続さ
れており、システム制御部6はテレビチューナ用電源ス
イッチング素子10及びVICSデコーダ用電源スイッ
チング素子11のベース電圧をオンオフすることにより
テレビチューナ電源ライン34及びVICS電源ライン
36に印加する電圧のオンオフを行う。また、メイン制
御部用電源スイッチング素子12の入力端子は定電圧電
源8に接続され、出力端子はメイン電源ライン35に接
続され、システム制御部6によりオンオフが行われる。
レギュレータ回路素子53は、VICS電源ライン36
に介設されており、入力端子がVICS電源ライン36
によりVICSデコーダ用電源スイッチング素子11の
エミッタ端子に直結され、出力端子がVICSデコーダ
5及びR13,R14,R15,R16に接続されてい
る。
【0033】以上のように構成された本実施の形態1の
カーナビゲーション装置の制御切換回路について、以下
その動作を説明する。
【0034】電源を入れた状態において、定電圧電源8
によりシステム電源ライン33には電圧V1が印加さ
れ、VICSデコーダ用電源スイッチング素子11のコ
レクタ端子には電圧V2が印加され、メイン制御部用電
源スイッチング素子12の入力端子には、電圧V3が印
加されている。尚、システム制御部6の電源電圧は、カ
ーナビゲーション装置の電源が入れられている限り、常
に定電圧電源8より供給されている。
【0035】テレビチューナ/VICS共用ユニット3
を使用しない場合、テレビチューナ用電源スイッチング
素子10,VICSデコーダ用電源スイッチング素子1
1,メイン制御部用電源スイッチング素子12は全てO
FFの状態とされる。この状態では、カスケード接続さ
れたシステム送信側通信線スイッチング回路37,38
の2個のトランジスタの共通接点は、プルアップ抵抗器
R3,R4によりプルアップされ、システム制御部6側
のトランジスタはシステム制御部6の出力端子の信号電
圧(出力信号電圧)によりオンオフ可能な状態にある。
一方、受信用テレビチューナ側通信ライン27,受信用
テレビチューナ側通信ライン28,受信用VICS側通
信ライン31,32には電圧が印加されておらず、LO
W状態にあるため、システム送信側通信線スイッチング
回路37,38の接続コネクタ9側のトランジスタはO
FF状態にある。従って、受信用共通通信ライン15,
16は常にLOW状態となる。また、システム受信側通
信線逆電流防止ダイオード45,46のアノード側端子
には、プルアップ抵抗器R1,R2を介して電圧が印加
されており、HIGH状態(電圧が高いレベルの状態)
にある。一方、本体ユニット1011はOFF状態にあ
り、カスケード接続されたテレビチューナ送信側通信線
スイッチング回路41,42の2個のトランジスタの共
通接点及びカスケード接続されたVICS送信側通信線
スイッチング回路43,44の2個のトランジスタの共
通接点はLOW状態にあるため、テレビチューナ送信側
通信線スイッチング回路41,42及びVICS送信側
通信線スイッチング回路43,44の接続コネクタ9側
のトランジスタはOFF状態にある。また、メイン制御
部用電源スイッチング素子12はOFF状態にあるた
め、メイン受信側通信線逆電流防止ダイオード47,4
8のアノード側はLOW状態にある。従って、送信用共
通通信ライン13,14には電流は流れない。
【0036】上記動作により、テレビチューナ用マイコ
ン4,VICSデコーダ5,メイン制御部7は電源がO
FFされた状態となるため、無駄な電力が消費されるこ
とが防止される。また、テレビチューナ用マイコン4,
VICSデコーダ5,メイン制御部7は全ての入出力端
子がOFF状態(スイッチの切られた)にあり、テレビ
チューナ用マイコン4,VICSデコーダ5,メイン制
御部7の各素子にシステム制御部6,テレビチューナ用
マイコン4から電圧が加わることが防止され、素子の破
壊が防止される。
【0037】次に、テレビチューナを使用する場合の切
り換え動作について説明する。
【0038】テレビチューナを使用する場合、システム
制御部6は、VICSデコーダ用電源スイッチング素子
11とメイン制御部用電源スイッチング素子12をOF
Fにした状態で、テレビチューナ用電源スイッチング素
子10をON状態とする。このとき、テレビチューナ電
源ライン34に電圧V1’が印加され、テレビチューナ
用マイコン4は電源電圧が印加されON状態となる。ま
た、テレビチューナ受信側通信線逆電流防止ダイオード
49,50のアノード端子にはプルアップ抵抗器R1
1,R12を介して電圧V1’が印加される。従って、
受信用システム側通信ライン19,20に接続されたシ
ステム制御部6の端子(以下、システム制御部6の信号
出力端子と呼ぶ。)の端子電圧(以下、システム制御部
6の出力端子電圧と呼ぶ。)をオンオフすることにより
システム送信側通信線スイッチング回路37,38の各
トランジスタはオンオフされ、受信用共通通信ライン1
5,16を通してテレビチューナ用マイコン4の入力端
子(受信用テレビチューナ側通信ライン27,28に接
続された各端子)に信号が伝送される。一方、カスケー
ド接続されたテレビチューナ送信側通信線スイッチング
回路41,42の2個のトランジスタの共通接点にはプ
ルアップ抵抗器R9,R10を介して電圧V1’が印加
される。従って、送信用テレビチューナ側通信ライン2
5,26にはシステム電源ライン33からの電圧が印加
されているので、テレビチューナ送信側通信線スイッチ
ング回路41,42の2個のトランジスタはオンオフ可
能な状態となり、送信用テレビチューナ側通信ライン2
5,26に接続されたテレビチューナ用マイコン4の端
子(以下、テレビチューナ用マイコン4の信号出力端子
と呼ぶ。)の端子電圧(以下、テレビチューナ用マイコ
ン4の出力端子電圧と呼ぶ。)をオンオフすることによ
りテレビチューナ送信側通信線スイッチング回路41,
42の各トランジスタはオンオフされ、送信用共通通信
ライン13,14を通してシステム制御部6の入力端子
(送信用システム側通信ライン17,18に接続された
各端子)に信号が伝送される。
【0039】上記動作により、テレビチューナを使用し
たい場合、テレビチューナ用電源スイッチング素子10
をON状態、VICSデコーダ用電源スイッチング素子
11,メイン制御部用電源スイッチング素子12をOF
F状態とすることにより、システム制御部6及びテレビ
チューナ用マイコン4の電源のみをON状態とし、使用
しないメイン制御部7及びVICSデコーダ5の電源を
OFF状態とすることができ、無駄な電力が消費される
ことが防止される。また、VICSデコーダ5及びメイ
ン制御部7は電源がOFFされた状態となるとともに全
ての入出力端子がOFF状態(スイッチの切られた)に
あり、VICSデコーダ5,メイン制御部7の各素子に
システム制御部6から電圧が加わることが防止され、素
子の破壊が防止される。
【0040】次に、VICSを使用する場合の切り換え
動作について説明する。
【0041】VICSを使用する場合、システム制御部
6は、テレビチューナ用電源スイッチング素子10をO
FF状態とし、VICSデコーダ用電源スイッチング素
子11とメイン制御部用電源スイッチング素子12をO
N状態とする。このとき、VICS電源ライン36に電
圧V2’が印加され、VICSデコーダ5は電源電圧が
印加されON状態となり、メイン電源ライン35に電圧
V3’が印加され、メイン制御部7は電源電圧が印加さ
れON状態となる。
【0042】また、VICS受信側通信線逆電流防止ダ
イオード51,52のアノード端子にはプルアップ抵抗
器R13,R15を介して電圧V2”(レギュレータ回
路素子53の出力電圧)が印加される。また、カスケー
ド接続されたテレビチューナ送信側通信線スイッチング
回路41,42の2個のトランジスタの共通接点にはプ
ルアップ抵抗器R9,R10を介して電圧V1’が印加
される。従って、受信用メイン側通信ライン23,24
に接続されたメイン制御部7の端子(以下、メイン制御
部7の信号出力端子と呼ぶ。)の端子電圧(以下、メイ
ン制御部7の出力端子電圧と呼ぶ。)をオンオフするこ
とによりメイン送信側通信線スイッチング回路39,4
0の各トランジスタはオンオフされ、受信用共通通信ラ
イン15,16を通してVICSデコーダ5の入力端子
(受信用VICS側通信ライン31,32に接続された
各端子)に信号が伝送される。
【0043】一方、カスケード接続されたVICS送信
側通信線スイッチング回路43,44の2個のトランジ
スタの共通接点にはプルアップ抵抗器R16,R14を
介して電圧V2”が印加される。また、メイン受信側通
信線逆電流防止ダイオード47,48のアノード端子に
はプルアップ抵抗器R5,R6を介して電圧V3’(メ
イン制御部用電源スイッチング素子12の出力電圧)が
印加される。従って、VICS送信側通信線スイッチン
グ回路43,44の2個のトランジスタはオンオフ可能
な状態となり、送信用VICS側通信ライン29,30
に接続されたVICSデコーダ5の端子(以下、VIC
Sデコーダ5の信号出力端子と呼ぶ。)の端子電圧(以
下、VICSデコーダ5の出力端子電圧と呼ぶ。)をオ
ンオフすることによりVICS送信側通信線スイッチン
グ回路43,44の各トランジスタはオンオフされ、送
信用共通通信ライン13,14を通してメイン制御部7
の入力端子(送信用メイン側通信ライン21,22に接
続された各端子)に信号が伝送される。
【0044】上記動作により、VICSを使用したい場
合、テレビチューナ用電源スイッチング素子10をOF
F状態、VICSデコーダ用電源スイッチング素子1
1,メイン制御部用電源スイッチング素子12をON状
態とすることにより、使用しないテレビチューナ用マイ
コン4の電源をOFF状態とすることができ、無駄な電
力が消費されることが防止される。また、テレビチュー
ナ用マイコン4は電源がOFFされた状態となるととも
に全ての入出力端子がOFF状態(スイッチの切られ
た)にあり、テレビチューナ用マイコン4の各素子にV
ICSデコーダ5やメイン制御部7から電圧が加わるこ
とが防止され、素子の破壊が防止される。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明のカーナビゲーシ
ョン装置の制御切換回路によれば、以下のような有利な
効果を得ることができる。
【0046】請求項1に記載の発明によれば、 (1)電源スイッチング素子がオフ状態とされた機能端
末部及び機能端末制御部の送信側端子及び受信側端子に
は、通信線に加わる通信信号の電圧が加わることがな
く、電源スイッチング素子がオフ状態とされた機能端末
部及び機能端末制御部の素子破壊が防止されるため、各
機能端末部と通信を行うための通信ラインを共用とする
ことができ、接続コネクタのライン数を減少させること
ができる。これにより、接続コネクタの小型化が可能な
カーナビゲーション装置の制御切換回路を提供すること
ができる。
【0047】(2)使用しない機能端末部及び機能端末
制御部には通電されないため、これらによる電力の消費
はなく、低消費電力化が可能なカーナビゲーション装置
の制御切換回路を提供することができる。
【0048】(3)各機能端末部のオンオフ制御を各機
能端末部に電源を供給する機能端末用電源ラインで兼用
するため、各機能端末部のオンオフ制御のための専用の
通信線が必要なく、接続コネクタのライン数を減少させ
ることができ、これにより、接続コネクタの小型化が可
能なカーナビゲーション装置の制御切換回路を提供する
ことができる。
【0049】(4)各機能端末部と通信を行うための通
信ラインを共用とすることができるため、接続コネクタ
のライン数を減少させることができる。これにより、接
続コネクタの小型化が可能となる。
【0050】(5)各付属ユニットの各機能端末部の電
源のオンオフ制御は、本体ユニットにおいて行い、ま
た、各付属ユニットの電源がオフ状態とされた機能端末
部及び本体ユニットの電源がオフ状態とされた機能端末
制御部の受信側端子は、送信側端子及び受信側端子に
は、通信線に加わる通信信号の電圧が加わることがな
く、素子破壊を起こすことはないため、本体ユニットに
おいて、各機能端末部の電源スイッチング素子がオフ状
態としておけば、本体ユニットの電源を入れたまま各付
属ユニットの脱着が可能であり、プラグ・アンド・プレ
イを実現することが可能なカーナビゲーション装置の制
御切換回路を提供することができる。
【0051】(6)電源電圧が異なる機能端末制御部や
機能端末部同士でも、インタフェースを容易に構成する
ことが可能なカーナビゲーション装置の制御切換回路を
提供することができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、 (1)テレビチューナ部とVICSデコーダとの二つの
機能端末制御部を備えた付属ユニットの低消費電力化が
可能なカーナビゲーション装置の制御切換回路を提供す
ることができる。
【0053】(2)テレビチューナ部とVICSデコー
ダとの二つの機能端末制御部を備えた付属ユニットのコ
ネクタを小型化することが可能となり、特にポータブル
式のカーナビゲーション装置において、コンパクトに装
置を構成することができ携帯性に優れたカーナビゲーシ
ョン装置の制御切換回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるカーナビゲーシ
ョン装置の制御切換回路の構成を示すブロック図
【図2】従来のカーナビゲーション装置の制御切換回路
の構成を表す図
【符号の説明】
1 カーナビゲーション装置 2 本体ユニット 3 テレビチューナ/VICS共用ユニット 4 テレビチューナ用マイコン 5 VICSデコーダ 6 システム制御部 7 メイン制御部 8 定電圧電源 9 接続コネクタ 10 テレビチューナ用電源スイッチング素子 11 VICSデコーダ用電源スイッチング素子 12 メイン制御部用電源スイッチング素子 13,14 送信用共通通信ライン 15,16 受信用共通通信ライン 17,18 送信用システム側通信ライン 19,20 受信用システム側通信ライン 21,22 送信用メイン側通信ライン 23,24 受信用メイン側通信ライン 25,26 送信用テレビチューナ側通信ライン 27,28 受信用テレビチューナ側通信ライン 29,30 送信用VICS側通信ライン 31,32 受信用VICS側通信ライン 33 システム電源ライン 34 テレビチューナ電源ライン 35 メイン電源ライン 36 VICS電源ライン 37,38 システム送信側通信線スイッチング回路 39,40 メイン送信側通信線スイッチング回路 41,42 テレビチューナ送信側通信線スイッチング
回路 43,44 VICS送信側通信線スイッチング回路 45,46 システム受信側通信線逆電流防止ダイオー
ド 47,48 メイン受信側通信線逆電流防止ダイオード 49,50 テレビチューナ受信側通信線逆電流防止ダ
イオード 51,52 VICS受信側通信線逆電流防止ダイオー
ド 53 レギュレータ回路素子 100 カーナビゲーション装置 101 本体ユニット 102 テレビチューナユニット 103 VICSユニット 104 システム制御部 105 テレビチューナマイコン 106 メイン制御部 107 VICSデコーダ 108 CPU 109 テレビチューナユニットコネクタ 110 VICSユニットコネクタ 111 テレビ用電源 112 VICS用電源 113 テレビチューナ制御用ライン 114 VICS制御用ライン 115 テレビ用電源供給ライン 116 VICS電源用ライン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/44 A K 5/63 5/63 Z Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC13 AC14 AC19 5C025 AA25 BA21 BA26 CA01 DA07 5C026 EA04 EA06 EA07 5H180 AA01 BB04 EE18 FF05 FF12 FF22 FF27 FF40 5K061 AA01 AA02 AA07 BB17 CC45 EE07 FF13 JJ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ユニットと各種機能を備えた1乃至複
    数の付属ユニットとから構成され接続コネクタにより前
    記本体ユニット及び前記各付属ユニットが接続され前記
    本体ユニット及び前記各付属ユニット間で前記接続コネ
    クタを介して通信を行うカーナビゲーション装置の制御
    切換回路であって、前記本体ユニットに内設された電源
    部と、前記本体ユニットに内設され前記本体ユニット及
    び前記各ユニットの制御を行うシステム制御部と、前記
    各付属ユニットに内設され前記各付属ユニットの独立し
    た機能の制御を行う複数の機能端末部と、前記本体ユニ
    ットに1乃至複数内設され前記各機能端末部の何れか一
    の制御を行う機能端末制御部と、前記電源部から前記シ
    ステム制御部に電圧を供給するシステム用電源ライン
    と、前記電源部から前記各ユニットの独立した各機能端
    末部の各々に電圧を供給する複数の機能端末用電源ライ
    ンと、前記電源部から前記各機能端末制御部の各々に電
    圧を供給する複数の機能端末制御部用電源ラインと、前
    記各機能端末部とそれらの各々に対応する前記システム
    制御部及び前記各機能端末制御部との通信側端子と受信
    側端子とを結線し通信信号の伝送を行う1乃至複数の通
    信ラインと、を備え、前記通信ラインは前記接続コネク
    タにおいて相異なる前記機能端末部の前記通信ライン同
    士が共通結線されており、前記各機能端末部又は前記シ
    ステム制御部若しくは前記各機能端末制御部の送信側端
    子に接続しカスケード接続された2個のトランジスタに
    より構成された通信線スイッチング回路と、前記各機能
    端末部又は前記システム制御部若しくは前記各機能端末
    制御部の受信側端子にアノード端子が接続する通信線逆
    電流防止ダイオードと、カスケード接続された前記通信
    線スイッチング回路の2個のトランジスタの共通接点と
    その前記通信線スイッチング回路に対応する前記各機能
    端末部又は前記システム制御部若しくは前記各機能端末
    制御部に電圧を供給する前記機能端末用電源ライン又は
    前記システム用電源ライン若しくは前記制御部用電源ラ
    インとに接続された送信側プルアップ抵抗器と、前記通
    信線逆電流防止ダイオードと前記各機能端末部又は前記
    システム制御部若しくは前記各機能端末制御部の受信側
    端子との共通接点とその前記通信線スイッチング回路に
    対応する前記各機能端末部又は前記システム制御部若し
    くは前記各機能端末制御部に電圧を供給する前記機能端
    末用電源ライン又は前記システム用電源ライン若しくは
    前記制御部用電源ラインとに接続された受信側プルアッ
    プ抵抗器と、前記機能端末用電源ライン及び前記制御部
    用電源ラインの各々に介設され前記電源部から前記各機
    能端末部又は前記各機能端末制御部及び前記送信側プル
    アップ抵抗器並びに前記受信側プルアップ抵抗器に印加
    する電圧のオンオフを行う電源スイッチング素子と、を
    備えたことを特徴とするカーナビゲーション装置の制御
    切換回路。
  2. 【請求項2】前記付属ユニットは、テレビ放送の受信及
    び検波を行うテレビチューナ部とVICS情報の受信を
    行うVICSデコーダとの二つの前記機能端末制御部を
    備え、前記本体ユニットは、前記VICSデコーダの制
    御を行う前記機能端末制御部であるメイン制御部を備
    え、前記システム制御部は、前記テレビチューナ部の制
    御を行うことを特徴とする請求項1に記載のカーナビゲ
    ーション装置の制御切換回路。
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