JP2000285092A - マイクロコンピュータ - Google Patents
マイクロコンピュータInfo
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- JP2000285092A JP2000285092A JP8925599A JP8925599A JP2000285092A JP 2000285092 A JP2000285092 A JP 2000285092A JP 8925599 A JP8925599 A JP 8925599A JP 8925599 A JP8925599 A JP 8925599A JP 2000285092 A JP2000285092 A JP 2000285092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュ
ータに於いて、セクタ単位の消去及び書込時間を短縮す
るとともに回路構成を少なくする。 【解決手段】 メモリ制御回路3内にコマンドレジスタ
15とコマンドデコーダ16を設け、消去動作、第1の
書込動作、第2の書込動作をCPU1からのコマンドに
よって制御可能とすることにより、各々の動作を独立し
て制御することより、従来のリコール1、リコール2の
読み出し動作をなくし、また、バッファ回路に設けられ
たフラグ回路を除去した。
ータに於いて、セクタ単位の消去及び書込時間を短縮す
るとともに回路構成を少なくする。 【解決手段】 メモリ制御回路3内にコマンドレジスタ
15とコマンドデコーダ16を設け、消去動作、第1の
書込動作、第2の書込動作をCPU1からのコマンドに
よって制御可能とすることにより、各々の動作を独立し
て制御することより、従来のリコール1、リコール2の
読み出し動作をなくし、また、バッファ回路に設けられ
たフラグ回路を除去した。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
等の不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュータ
(以下マイコンと称す)に関し、特に、メモリの消去と
データの書込時間を効率的に行うための機能を付加した
マイコンに関する。
等の不揮発性メモリを内蔵したマイクロコンピュータ
(以下マイコンと称す)に関し、特に、メモリの消去と
データの書込時間を効率的に行うための機能を付加した
マイコンに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:E
lectricaly Erasable Programmable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートを有する2
重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが構
成される。特に、ページ(128バイト)毎の一括消去
及び書き込みが可能な不揮発性メモリは、フラッシュメ
モリと呼ばれる。
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:E
lectricaly Erasable Programmable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートを有する2
重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが構
成される。特に、ページ(128バイト)毎の一括消去
及び書き込みが可能な不揮発性メモリは、フラッシュメ
モリと呼ばれる。
【0003】このようなフラッシュメモリをマイコンの
プログラムメモリあるいはデータメモリとして内蔵す
る、いわゆるフラッシュマイコンが開発されている。図
3は、フラッシュマイコンの概略ブロック図であり、マ
イコンのCPU部分1とフラッシュメモリ2とメモリ制
御回路3で構成される。更に、フラッシュメモリ2は、
第1のメモリブロック4と第2のメモリブロック5に分
割され、第1及び第2のブロックの間には、ローアドレ
スデコーダ6が設けられる。また、各ブロック4及び5
の両側には各々カラムアドレスデコーダ7、8、9、1
0が設けらるとともに32バイトのバッファ回路11、
12、13、14が設けられている。
プログラムメモリあるいはデータメモリとして内蔵す
る、いわゆるフラッシュマイコンが開発されている。図
3は、フラッシュマイコンの概略ブロック図であり、マ
イコンのCPU部分1とフラッシュメモリ2とメモリ制
御回路3で構成される。更に、フラッシュメモリ2は、
第1のメモリブロック4と第2のメモリブロック5に分
割され、第1及び第2のブロックの間には、ローアドレ
スデコーダ6が設けられる。また、各ブロック4及び5
の両側には各々カラムアドレスデコーダ7、8、9、1
0が設けらるとともに32バイトのバッファ回路11、
12、13、14が設けられている。
【0004】第1のブロックにおいて、一括消去される
128バイト(1ページ)は、ローデコーダ6の奇数ワ
ード線に接続された64バイトの奇数領域(64od
d)と偶数ワード線に接続された64バイトの偶数領域
(64even)とから構成されており、各領域は、カ
ラムデコーダ7と8によってアクセスされる。また、バ
ッファ回路11と12には64バイトの領域に書込べき
データが32バイトずつ保持される。第2のブロックも
同様の構成となっている。
128バイト(1ページ)は、ローデコーダ6の奇数ワ
ード線に接続された64バイトの奇数領域(64od
d)と偶数ワード線に接続された64バイトの偶数領域
(64even)とから構成されており、各領域は、カ
ラムデコーダ7と8によってアクセスされる。また、バ
ッファ回路11と12には64バイトの領域に書込べき
データが32バイトずつ保持される。第2のブロックも
同様の構成となっている。
【0005】メモリ制御回路3は、フラッシュメモリ2
の読み出し、電気消去、書込を制御する制御信号WR
T、BYTELOAD、RECALL1、ERASE、
PROG1、RECALL2、PROG2をCPU1か
ら印加される動作許可信号*CE、読み出し許可信号*
OE、書込許可信号*WEの状態によって基づいて発生
する。また、CPU1からは、書き込むべきデータがバ
ッファ回路11、12、13、14に転送され、アドレ
スADもフラッシュメモリ2に印加される。
の読み出し、電気消去、書込を制御する制御信号WR
T、BYTELOAD、RECALL1、ERASE、
PROG1、RECALL2、PROG2をCPU1か
ら印加される動作許可信号*CE、読み出し許可信号*
OE、書込許可信号*WEの状態によって基づいて発生
する。また、CPU1からは、書き込むべきデータがバ
ッファ回路11、12、13、14に転送され、アドレ
スADもフラッシュメモリ2に印加される。
【0006】次に、図3のマイコンにおけるページ書込
動作に関して、図4を参照して説明する。フラッシュメ
モリ2から読み出されたプログラムによって、CPU1
は、読み出し許可信号*OEを「H」レベルとした状態
で、動作許可信号*CE及び書込許可信号*WEを
「L」レベルにする。
動作に関して、図4を参照して説明する。フラッシュメ
モリ2から読み出されたプログラムによって、CPU1
は、読み出し許可信号*OEを「H」レベルとした状態
で、動作許可信号*CE及び書込許可信号*WEを
「L」レベルにする。
【0007】メモリ制御回路3は、動作許可信号*CE
及び書込許可信号*WEの立ち下がりにより、内部書き
込み信号WRTを「H」レベルとする。内部書き込み信
号WRTが「H」レベルになると、フラッシュメモリ2
は、書き込み可能状態になる。その後、CPU1が許可
信号*CE及び*WEをクロッキングするとともにアド
レスデータと書込データを印加すると、メモリ制御回路
3は、BYTELOAD信号を出力して、フラッシュメ
モリ2をバッファ転送モードとする。これにより印加さ
れたアドレスで指定されるバッファ回路11、12、1
3、14に1セクタ(128バイト)分のデータが書き
込まれる。
及び書込許可信号*WEの立ち下がりにより、内部書き
込み信号WRTを「H」レベルとする。内部書き込み信
号WRTが「H」レベルになると、フラッシュメモリ2
は、書き込み可能状態になる。その後、CPU1が許可
信号*CE及び*WEをクロッキングするとともにアド
レスデータと書込データを印加すると、メモリ制御回路
3は、BYTELOAD信号を出力して、フラッシュメ
モリ2をバッファ転送モードとする。これにより印加さ
れたアドレスで指定されるバッファ回路11、12、1
3、14に1セクタ(128バイト)分のデータが書き
込まれる。
【0008】許可信号*CE、*WEの128回のクロ
ッキング終了に基づき、制御回路3は、リコール信号R
ECALL1を「H」レベルとする。このリコール1
は、既にフラッシュメモリ2の中に記憶されている1セ
クタ分(64oddと64even)の情報を読み出し
て、バッファ回路11、12、13、14に書き込むの
であるが、この時、1セクタ中のデータのうち変更した
くないデータについては、同一データが再度書き込まれ
るように、そのデータに対応するアドレスのバッファ回
路11、12、13、14内にのみ読み出されたデータ
が書き込まれる。そのために、各バッファ回路11、1
2、13、14には、各々32ビットのフラグレジスタ
が設けられ、このフラグレジスタに「1」がセットされ
たアドレスに対応するバッファにのみフラッシュメモリ
2から読み出されたデータが書き込まれ、「0」がセッ
トされたアドレスに対応するバッファには、CPU1か
ら転送されたデータがそのまま保持される。リコール1
が終了し、信号RECALL1が「L」レベルとなる
と、メモリ制御回路3は、消去動作制御信号ERASE
を「H」レベルとし、フラッシュメモリ2の1セクタ分
の消去動作を開始させる。消去動作が終了するとメモリ
制御回路3は、消去動作制御信号ERASEを「L」レ
ベルとする。
ッキング終了に基づき、制御回路3は、リコール信号R
ECALL1を「H」レベルとする。このリコール1
は、既にフラッシュメモリ2の中に記憶されている1セ
クタ分(64oddと64even)の情報を読み出し
て、バッファ回路11、12、13、14に書き込むの
であるが、この時、1セクタ中のデータのうち変更した
くないデータについては、同一データが再度書き込まれ
るように、そのデータに対応するアドレスのバッファ回
路11、12、13、14内にのみ読み出されたデータ
が書き込まれる。そのために、各バッファ回路11、1
2、13、14には、各々32ビットのフラグレジスタ
が設けられ、このフラグレジスタに「1」がセットされ
たアドレスに対応するバッファにのみフラッシュメモリ
2から読み出されたデータが書き込まれ、「0」がセッ
トされたアドレスに対応するバッファには、CPU1か
ら転送されたデータがそのまま保持される。リコール1
が終了し、信号RECALL1が「L」レベルとなる
と、メモリ制御回路3は、消去動作制御信号ERASE
を「H」レベルとし、フラッシュメモリ2の1セクタ分
の消去動作を開始させる。消去動作が終了するとメモリ
制御回路3は、消去動作制御信号ERASEを「L」レ
ベルとする。
【0009】次に、メモリ制御回路3は、書込動作制御
信号PROG1を「H」レベルにし、消去されたセクタ
の書き込み動作を開始させる。この書込は、消去された
セクタのうち奇数領域(64odd)へバッファ回路1
1と12に保持されたデータを書き込むモードである。
奇数領域(64odd)への書込が終了すると、メモリ
制御回路3は、制御信号RECALL2を「H」レベル
とする。この状態は、偶数領域(64even)に書き
込むべきデータを保持しているバッファ回路13と14
からバッファ回路11と12にそのデータを転送するモ
ードである。
信号PROG1を「H」レベルにし、消去されたセクタ
の書き込み動作を開始させる。この書込は、消去された
セクタのうち奇数領域(64odd)へバッファ回路1
1と12に保持されたデータを書き込むモードである。
奇数領域(64odd)への書込が終了すると、メモリ
制御回路3は、制御信号RECALL2を「H」レベル
とする。この状態は、偶数領域(64even)に書き
込むべきデータを保持しているバッファ回路13と14
からバッファ回路11と12にそのデータを転送するモ
ードである。
【0010】この転送が終了すると、メモリ制御回路3
は、書込動作制御信号PROG2を「H」レベルとす
る。これにより、バッファ回路11と12に保持された
データが偶数領域(64even)に書き込まれる。
は、書込動作制御信号PROG2を「H」レベルとす
る。これにより、バッファ回路11と12に保持された
データが偶数領域(64even)に書き込まれる。
【0011】偶数領域(64even)の書込動作が終
了すると、内部書き込み信号WRTが「L」レベルとな
ってセクタ単位の書込動作が終了する。
了すると、内部書き込み信号WRTが「L」レベルとな
ってセクタ単位の書込動作が終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く、セクタ
単位の書込は、メモリ制御回路3が内部書込信号WRT
を「H」レベルとしている間に、制御信号BYTELO
AD、RECALL1、ERASE、PROG1、RE
CALL2、PROG2を順次連続して出力するもので
あり、一旦セクタ単位の書込状態になってしまうと、す
べての動作が終了するまで、CPU1は、プログラムの
実行等の動作をすることができず、停止した状態で待機
しなければならない。この書込状態は、数十msecと
比較的大きな時間がかかり、プログラム処理への影響が
大きかった。
単位の書込は、メモリ制御回路3が内部書込信号WRT
を「H」レベルとしている間に、制御信号BYTELO
AD、RECALL1、ERASE、PROG1、RE
CALL2、PROG2を順次連続して出力するもので
あり、一旦セクタ単位の書込状態になってしまうと、す
べての動作が終了するまで、CPU1は、プログラムの
実行等の動作をすることができず、停止した状態で待機
しなければならない。この書込状態は、数十msecと
比較的大きな時間がかかり、プログラム処理への影響が
大きかった。
【0013】また、RECALL1やRECALL2を
行うためにフラッシュメモリ2内部の制御回路が大きく
なってしまい、素子数の増加になっていた。
行うためにフラッシュメモリ2内部の制御回路が大きく
なってしまい、素子数の増加になっていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて、創作されたものであり、一定記憶容量単位でデ
ータの電気消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリ
と、前記不揮発性メモリの状態を制御する複数の許可信
号に基づいて前記不揮発性メモリの動作を制御する動作
制御信号を発生するメモリ制御回路と、前記不揮発性メ
モリの一定記憶容量領域と等しいアドレス数を有し、前
記不揮発性メモリの書き換えデータを格納するバッファ
回路とを含むマイクロコンピュータにおいて、前記メモ
リ制御回路は、前記一定記憶容量単位のデータを電気消
去するための消去コマンドと書込動作を行うための書込
コマンドを識別するコマンドデコーダを備えることによ
り、消去モードど書込モードが独立して制御可能とした
ものである。
鑑みて、創作されたものであり、一定記憶容量単位でデ
ータの電気消去及び書き換えが可能な不揮発性メモリ
と、前記不揮発性メモリの状態を制御する複数の許可信
号に基づいて前記不揮発性メモリの動作を制御する動作
制御信号を発生するメモリ制御回路と、前記不揮発性メ
モリの一定記憶容量領域と等しいアドレス数を有し、前
記不揮発性メモリの書き換えデータを格納するバッファ
回路とを含むマイクロコンピュータにおいて、前記メモ
リ制御回路は、前記一定記憶容量単位のデータを電気消
去するための消去コマンドと書込動作を行うための書込
コマンドを識別するコマンドデコーダを備えることによ
り、消去モードど書込モードが独立して制御可能とした
ものである。
【0015】また、一定記憶容量単位は、奇数ワード線
に接続された奇数領域と偶数ワード線に接続された偶数
領域からなり、前記メモリ制御回路は、前記一定記憶容
量単位のデータの電気消去を制御する消去動作制御信号
と、前記奇数領域への書込を制御する第1の書込動作制
御信号と、前記偶数領域への書込を制御する第2の書込
動作制御信号を発生するものである。
に接続された奇数領域と偶数ワード線に接続された偶数
領域からなり、前記メモリ制御回路は、前記一定記憶容
量単位のデータの電気消去を制御する消去動作制御信号
と、前記奇数領域への書込を制御する第1の書込動作制
御信号と、前記偶数領域への書込を制御する第2の書込
動作制御信号を発生するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
マイコンの概略ブロック図であり、CPU1及びフラッ
シュメモリ2、メモリ制御回路3で構成される。図3に
示されたマイコンと異なるものは、バッファ回路11,
12,13,14に各々設けられた32ビットのフラグ
回路が設けられていない点であり。また、メモリ制御回
路3の内部回路構成が異なる点である。その他はほぼ同
一構成である。
マイコンの概略ブロック図であり、CPU1及びフラッ
シュメモリ2、メモリ制御回路3で構成される。図3に
示されたマイコンと異なるものは、バッファ回路11,
12,13,14に各々設けられた32ビットのフラグ
回路が設けられていない点であり。また、メモリ制御回
路3の内部回路構成が異なる点である。その他はほぼ同
一構成である。
【0017】メモリ制御回路3内には、CPU1から印
加されるコマンドを保持するコマンドレジスタ15とコ
マンドレジスタ15の内容を検出して、コマンドに応じ
て消去動作制御信号ERASE、書込動作制御信号PR
OG1、書込動作制御信号PROG2を発生するコマン
ドデコーダー16が設けられる。これらの制御信号及び
制御信号に応じたフラッシュメモリ2の動作は、メモリ
制御回路3に内蔵されたクロック信号発振回路(図示せ
ず)のクロックによってタイミング制御される。
加されるコマンドを保持するコマンドレジスタ15とコ
マンドレジスタ15の内容を検出して、コマンドに応じ
て消去動作制御信号ERASE、書込動作制御信号PR
OG1、書込動作制御信号PROG2を発生するコマン
ドデコーダー16が設けられる。これらの制御信号及び
制御信号に応じたフラッシュメモリ2の動作は、メモリ
制御回路3に内蔵されたクロック信号発振回路(図示せ
ず)のクロックによってタイミング制御される。
【0018】次に、図2を参照して図1に示されたマイ
コンのセクタ書込動作を説明する。
コンのセクタ書込動作を説明する。
【0019】CPU1は、許可信号*OEを「H」レベ
ルとしたまま許可信号*CE、*WEを立ち下げると同
時に、書込を行うセクタのローアドレスをフラッシュメ
モリ2に印加する。これによりメモリ制御回路3は、内
部書込信号WRTを「H」レベルとしてフラッシュメモ
リ2を書込可能状態とした後、消去動作制御信号ERA
SEを「H」レベルとする。これにより、フラッシュメ
モリ2の指定されたセクタの電気消去が一括して行われ
る。所定時間後、消去か終了すると、メモリ制御回路3
は、内部書込信号WRTと消去動作制御信号ERASE
を「H」レベルとして書込動作を終了する。一方、CP
U1は、許可信号を*CE、*WEを立ち上げる。この
ように、従来は消去が終了すると自動的に次の書込動作
に推移するのであるが、本実施形態では、動作は連続し
て行われず停止する。
ルとしたまま許可信号*CE、*WEを立ち下げると同
時に、書込を行うセクタのローアドレスをフラッシュメ
モリ2に印加する。これによりメモリ制御回路3は、内
部書込信号WRTを「H」レベルとしてフラッシュメモ
リ2を書込可能状態とした後、消去動作制御信号ERA
SEを「H」レベルとする。これにより、フラッシュメ
モリ2の指定されたセクタの電気消去が一括して行われ
る。所定時間後、消去か終了すると、メモリ制御回路3
は、内部書込信号WRTと消去動作制御信号ERASE
を「H」レベルとして書込動作を終了する。一方、CP
U1は、許可信号を*CE、*WEを立ち上げる。この
ように、従来は消去が終了すると自動的に次の書込動作
に推移するのであるが、本実施形態では、動作は連続し
て行われず停止する。
【0020】消去されたセクタの奇数領域(64od
d)の書込を行う場合、CPU1は、許可信号を*C
E、*WEを立ち下げると同時に、消去されたセクタの
奇数領域のローアドレスと奇数領域の書込を指示する第
1の書込コマンドデータを印加する。メモリ制御回路3
は、内部書込信号WRTを「H」レベルとして、更に、
コマンドレジスタ15に保持された第1の書込コマンド
データをコマンドデコーダ16が検出して第1の書込動
作制御信号PROG1を「H」レベルとする。
d)の書込を行う場合、CPU1は、許可信号を*C
E、*WEを立ち下げると同時に、消去されたセクタの
奇数領域のローアドレスと奇数領域の書込を指示する第
1の書込コマンドデータを印加する。メモリ制御回路3
は、内部書込信号WRTを「H」レベルとして、更に、
コマンドレジスタ15に保持された第1の書込コマンド
データをコマンドデコーダ16が検出して第1の書込動
作制御信号PROG1を「H」レベルとする。
【0021】この第1の書込動作は、奇数領域(64o
dd)に書き込むべきデータを転送する動作と転送され
たデータを書き込む動作がある。即ち、CPU1は、許
可信号を*CE、*WEを立ち下げた後、この許可信号
を*CE、*WEを64回クロッキングすると同時にカ
ラムアドレスデータと書込データをフラッシュメモリ2
に印加する。この動作により指定されたカラムアドレス
のバッファ回路11,12(図の右側のブロックの場合
には13,14)に64バイトのデータが転送保持され
る。書込データの転送が終了した後、許可信号を*C
E、*WEを「L」レベルとすると、フラッシュメモリ
2は、書込動作に入り、バッファ回路11,12に保持
されたデータが奇数領域(64odd)に書き込まれ
る。書込が終了すると第1の書込動作は終了するので、
CPU1は、許可信号を*CE、*WEを「H」レベル
とする。
dd)に書き込むべきデータを転送する動作と転送され
たデータを書き込む動作がある。即ち、CPU1は、許
可信号を*CE、*WEを立ち下げた後、この許可信号
を*CE、*WEを64回クロッキングすると同時にカ
ラムアドレスデータと書込データをフラッシュメモリ2
に印加する。この動作により指定されたカラムアドレス
のバッファ回路11,12(図の右側のブロックの場合
には13,14)に64バイトのデータが転送保持され
る。書込データの転送が終了した後、許可信号を*C
E、*WEを「L」レベルとすると、フラッシュメモリ
2は、書込動作に入り、バッファ回路11,12に保持
されたデータが奇数領域(64odd)に書き込まれ
る。書込が終了すると第1の書込動作は終了するので、
CPU1は、許可信号を*CE、*WEを「H」レベル
とする。
【0022】一方、偶数領域(64even)の書込を
行う場合も同様の動作となる。即ち、CPU1は、許可
信号を*CE、*WEを立ち下げると同時に、消去され
たセクタの偶数領域のローアドレスと偶数領域の書込を
指示する第2の書込コマンドデータを印加する。メモリ
制御回路3は、内部書込信号WRTを「H」レベルとし
て、更に、コマンドレジスタ15に保持された第2の書
込コマンドデータをコマンドデコーダ16が検出して第
2の書込動作制御信号PROG2を「H」レベルとす
る。CPU1は、許可信号を*CE、*WEを立ち下げ
た後、この許可信号を*CE、*WEを64回クロッキ
ングすると同時にカラムアドレスデータと書込データを
フラッシュメモリ2に印加する。この動作により指定さ
れたカラムアドレスのバッファ回路11,12(図の右
側のブロックの場合には13,14)に64バイトのデ
ータが転送保持される。書込データの転送が終了した
後、許可信号を*CE、*WEを「L」レベルとする
と、フラッシュメモリ2は、書込動作に入り、バッファ
回路11,12に保持されたデータが偶数領域(64o
dd)に書き込まれる。書込が終了すると第2の書込動
作は終了するので、CPU1は、許可信号を*CE、*
WEを「H」レベルとする。
行う場合も同様の動作となる。即ち、CPU1は、許可
信号を*CE、*WEを立ち下げると同時に、消去され
たセクタの偶数領域のローアドレスと偶数領域の書込を
指示する第2の書込コマンドデータを印加する。メモリ
制御回路3は、内部書込信号WRTを「H」レベルとし
て、更に、コマンドレジスタ15に保持された第2の書
込コマンドデータをコマンドデコーダ16が検出して第
2の書込動作制御信号PROG2を「H」レベルとす
る。CPU1は、許可信号を*CE、*WEを立ち下げ
た後、この許可信号を*CE、*WEを64回クロッキ
ングすると同時にカラムアドレスデータと書込データを
フラッシュメモリ2に印加する。この動作により指定さ
れたカラムアドレスのバッファ回路11,12(図の右
側のブロックの場合には13,14)に64バイトのデ
ータが転送保持される。書込データの転送が終了した
後、許可信号を*CE、*WEを「L」レベルとする
と、フラッシュメモリ2は、書込動作に入り、バッファ
回路11,12に保持されたデータが偶数領域(64o
dd)に書き込まれる。書込が終了すると第2の書込動
作は終了するので、CPU1は、許可信号を*CE、*
WEを「H」レベルとする。
【0023】このようにセクタの消去と、奇数領域の書
込と、偶数領域の書込は、全く独立したコマンドによっ
て独立した動作で制御されるのである。そして本実施形
態の場合には、従来のようにリコール1によってフラッ
シュメモリ2のセクタのデータを読み出して、書き換え
る必要のないデータをバッファ回路11,12,13,
14に書き込む動作はなく、また、バッファ回路13,
14からバッファ回路11,12にデータを転送するリ
コール2の動作もない。そのために、各バッファ回路1
1,12,13,14に設けられた32ビットのフラグ
回路は、除去されいる。
込と、偶数領域の書込は、全く独立したコマンドによっ
て独立した動作で制御されるのである。そして本実施形
態の場合には、従来のようにリコール1によってフラッ
シュメモリ2のセクタのデータを読み出して、書き換え
る必要のないデータをバッファ回路11,12,13,
14に書き込む動作はなく、また、バッファ回路13,
14からバッファ回路11,12にデータを転送するリ
コール2の動作もない。そのために、各バッファ回路1
1,12,13,14に設けられた32ビットのフラグ
回路は、除去されいる。
【0024】本実施形態の場合、CPU1は、消去動作
を行う前に、消去されるセクタのデータの中で書き換え
る必要のないデータを読み出し、CPU1内部のメモリ
に保持する。そして、第1の書込動作と第2の書込動作
のデータ転送の際に書き換える必要のないデータをバッ
ファ回路11,12,13,14の対応するアドレスに
書き込むことによって、記憶データの変化を防ぐことが
できるのである。
を行う前に、消去されるセクタのデータの中で書き換え
る必要のないデータを読み出し、CPU1内部のメモリ
に保持する。そして、第1の書込動作と第2の書込動作
のデータ転送の際に書き換える必要のないデータをバッ
ファ回路11,12,13,14の対応するアドレスに
書き込むことによって、記憶データの変化を防ぐことが
できるのである。
【0025】また、本実施形態では、コマンド方式、即
ち、メモリ制御回路3の中にコマンドレジスタ15とコ
マンドデコーダ16を設けて、転送されたコマンドによ
って各動作制御信号を発生していたが、コマンドの代わ
りにCPU1から各動作制御に応じた信号をメモリ制御
回路3に供給し、この信号に応じて各動作制御信号を発
生するようにしても良い。
ち、メモリ制御回路3の中にコマンドレジスタ15とコ
マンドデコーダ16を設けて、転送されたコマンドによ
って各動作制御信号を発生していたが、コマンドの代わ
りにCPU1から各動作制御に応じた信号をメモリ制御
回路3に供給し、この信号に応じて各動作制御信号を発
生するようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、従来のよ
うにリコールの動作がなくなり書込動作のトータル時間
が短縮される利点があり、また、従来のように各動作制
御信号を連続して出力するためのシーケンス回路が不要
となるのでメモリ制御回路の回路規模及び素子数が小さ
くなる利点がある。更に、バッファ回路に設けられてい
たフラグ回路も不要となるのでフラッシュメモリの構成
素子数が減少する利点を有する。従って、フラッシュマ
イコン全体のチップ面積が小さくなるものである。
うにリコールの動作がなくなり書込動作のトータル時間
が短縮される利点があり、また、従来のように各動作制
御信号を連続して出力するためのシーケンス回路が不要
となるのでメモリ制御回路の回路規模及び素子数が小さ
くなる利点がある。更に、バッファ回路に設けられてい
たフラグ回路も不要となるのでフラッシュメモリの構成
素子数が減少する利点を有する。従って、フラッシュマ
イコン全体のチップ面積が小さくなるものである。
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示されたフラッシュマイコンの動作を示
すタイミング図である。
すタイミング図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】従来のフラッシュマイコンの書込動作を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
1 CPU 2 フラッシュメモリ 3 メモリ制御回路 4 第1のメモリブロック 5 第2のメモリブロック 6 ローデコーダ 7、8,9,10 カラムデコーダ 11,12,13,14 バッファ回路 15 コマンドレジスタ 16 コマンドデコーダ
Claims (5)
- 【請求項1】 一定記憶容量単位でデータの電気消去及
び書き換えが可能な不揮発性メモリと、前記不揮発性メ
モリの状態を制御する複数の許可信号に基づいて前記不
揮発性メモリの動作を制御する動作制御信号を発生する
メモリ制御回路と、前記不揮発性メモリの一定記憶容量
領域と等しいアドレス数を有し、前記不揮発性メモリの
書き換えデータを格納するバッファ回路とを含むマイク
ロコンピュータにおいて、前記メモリ制御回路は、前記
制御信号の変化に応じて前記不揮発性メモリを書込状態
にする書込状態制御信号を発生し、前記制御信号の変化
と同期して印加された消去動作を指示するコマンドデー
タに基づいて前記不揮発性メモリの消去動作制御信号を
発生し、前記制御信号の変化と同期して印加された書込
動作を指示するコマンドデータに基づいて書込動作制御
信号を発生することを特徴とするマイクロコンピュー
タ。 - 【請求項2】 一定記憶容量単位でデータの電気消去及
び書き換えが可能な不揮発性メモリと、前記不揮発性メ
モリの状態を制御する複数の許可信号に基づいて前記不
揮発性メモリの動作を制御する動作制御信号を発生する
メモリ制御回路と、前記不揮発性メモリの一定記憶容量
領域と等しいアドレス数を有し、前記不揮発性メモリの
書き換えデータを格納するバッファ回路とを含むマイク
ロコンピュータにおいて、前記メモリ制御回路は、電気
消去動作と書込動作を制御する制御信号を独立したコマ
ンドデータに基づいて出力することを特徴とするマイク
ロコンピュータ。 - 【請求項3】 一定記憶容量単位でデータの電気消去及
び書き換えが可能な不揮発性メモリと、前記不揮発性メ
モリの状態を制御する複数の許可信号に基づいて前記不
揮発性メモリの動作を制御する動作制御信号を発生する
メモリ制御回路と、前記不揮発性メモリの一定記憶容量
領域と等しいアドレス数を有し、前記不揮発性メモリの
書き換えデータを格納するバッファ回路とを含むマイク
ロコンピュータにおいて、前記メモリ制御回路は、前記
一定記憶容量単位のデータを電気消去するための消去コ
マンドと書込動作を行うための書込コマンドを識別する
コマンドデコーダを備えることを特徴とするマイクロコ
ンピュータ。 - 【請求項4】 一定記憶容量単位でデータの電気消去及
び書き換えが可能な不揮発性メモリと、前記不揮発性メ
モリの状態を制御する複数の許可信号に基づいて前記不
揮発性メモリの動作を制御する動作制御信号を発生する
メモリ制御回路と、前記不揮発性メモリの一定記憶容量
領域と等しいアドレス数を有し、前記不揮発性メモリの
書き換えデータを格納するバッファ回路とを含むマイク
ロコンピュータにおいて、前記一定記憶容量単位は、奇
数ワード線に接続された奇数領域と偶数ワード線に接続
された偶数領域からなり、前記メモリ制御回路は、前記
一定記憶容量単位のデータの電気消去を制御する消去動
作制御信号と、前記奇数領域への書込を制御する第1の
書込動作制御信号と、前記偶数領域への書込を制御する
第2の書込動作制御信号を発生することを特徴とするマ
イクロコンピュータ。 - 【請求項5】 前記制御回路は、前記一定記憶領域の消
去を指示する消去コマンドと、前記奇数領域の書込を指
示する第1の書込コマンドと、前記偶数領域への書込を
指示する第2の書込コマンドを識別するコマンドデコー
ダを内蔵することを特徴とする請求項3記載のマイクロ
コンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8925599A JP2000285092A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | マイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8925599A JP2000285092A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | マイクロコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000285092A true JP2000285092A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13965666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8925599A Pending JP2000285092A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | マイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000285092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6917543B2 (en) | 2002-08-30 | 2005-07-12 | Nec Electronics Corporation | Flash memory for improving write access time |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP8925599A patent/JP2000285092A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6917543B2 (en) | 2002-08-30 | 2005-07-12 | Nec Electronics Corporation | Flash memory for improving write access time |
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