JP2000284297A - 液晶装置、液晶装置の製造方法及び投射型表示装置 - Google Patents

液晶装置、液晶装置の製造方法及び投射型表示装置

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JP2000284297A
JP2000284297A JP11095083A JP9508399A JP2000284297A JP 2000284297 A JP2000284297 A JP 2000284297A JP 11095083 A JP11095083 A JP 11095083A JP 9508399 A JP9508399 A JP 9508399A JP 2000284297 A JP2000284297 A JP 2000284297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間を要することなくかつ装置の大型化を招
くこともなく、耐湿性を良好にすることができる液晶装
置、液晶装置の製造方法及び投射型表示装置を提供する
こと。 【解決手段】 表示領域201及びシール領域202以
外の領域203の配向膜207が除去され、更に封止領
域203より外方へ露出する配向膜207の端面210
を覆うようにシール領域202の外周に沿って非吸湿性
部材208が形成されている。従って、手間を要するこ
となくかつ装置の大型化を招くこともなく、耐湿性を良
好にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置、液晶装
置の製造方法及び投射型表示装置の技術分野に属し、特
に、基板上に形成された配向膜が外側に露出しないよう
に構成した液晶装置、液晶装置の製造方法及び投射型表
示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶装置では、例えば薄膜トラ
ンジスタ(以下、TFTと称す。)をスイッチン素子と
して有する液晶装置の場合、TFTアレイ基板上にシー
ル材がその縁に沿って設けられており、その内側には表
示領域が設けられている。そして、TFTアレイ基板上
にシール材を介して対向基板が対向配置され、TFTア
レイ基板と対向基板との間隙に液晶が挟持されている。
また、TFTアレイ基板上のシール材より外側の領域に
は、駆動回路や駆動回路接続端子等が設けられている。
更に、TFTアレイ基板の表面及び対向基板の表面に
は、それぞれ液晶分子を保持するための、ラビング処理
等の所定の配向処理が施されたポリイミド薄膜などの有
機薄膜からなる配向膜が設けられている。
【0003】ここで、TFTアレイ基板には、表示領域
にTFTや画素電極、各種配線が形成され、その外側の
領域に駆動回路や駆動回路接続端子等が形成され、これ
らを覆うように絶縁膜が形成されたTFTアレイ基板の
全面にポリイミド薄膜を形成した後、ポリイミド薄膜の
表面を配向処理することにより配向膜を形成する。その
後、TFTアレイ基板と同じく配向膜が形成された対向
基板とをシール材を介して対向配置し、液晶封入孔(予
めシール材を形成していない部分)よりTFTアレイ基
板と対向基板との間隙に液晶を封入し、液晶封入口をシ
ール材により塞いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の液晶装置では、TFTアレイ基板の表示領域
ばかりでなくその外側の領域にも配向膜が形成されてい
るため、この外側の領域の配向膜である例えば、ポリイ
ミド薄膜が外気の水分を吸収し、この水分がポリイミド
薄膜を浸透して表示領域まで達して性能を劣化させる、
という問題点があった。即ち、従来の液晶装置は、耐湿
性が悪い、という問題点があった。
【0005】そこで、例えばTFTアレイ基板の表示領
域より外側の領域の配向膜上に湿度を吸収しない部材を
形成し、配向膜の表面をこのような部材で覆ってしまう
ことが考えられる。しかしながら、かかる構成の場合、
TFTアレイ基板の表示領域より外側の領域は駆動回路
や駆動回路接続端子等が形成され相当面積が広いもので
あるため、このような部材の形成に手間を要することに
なり、加えてこのような液晶装置を収容するための従来
のフレームケースに該装置が収まらなくなり、従って装
置の大型化を招くことにもなる。
【0006】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、手間を要することなくかつ装置の大型化を招
くこともなく、耐湿性を良好にすることができる液晶装
置、液晶装置の製造方法及び投射型表示装置を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の液晶装置は、一方面上の少なくとも表示領
域に配向膜を有し、前記表示領域の周辺領域には前記配
向膜が除去されている第1基板と、前記第1基板の一方
面と対向するように配置された第2基板と、前記第1基
板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材と、前記第
1基板と前記第2基板との間隙に挟持された液晶と、前
記シール領域より外方へ露出する前記配向膜覆うように
前記シール領域の外周に沿って形成された非吸湿性部材
とを具備することを特徴とする。
【0008】本発明のこのような構成によれば、表示領
域及びこの表示領域の周辺領域の配向膜が除去され、更
にシール領域より外方へ露出する配向膜を覆うようにシ
ール領域の外周に沿って非吸湿性部材が形成されている
ので、配向膜が外側に露出していない。従って、外側の
湿気が配向膜を介して表示領域内に浸透するようなこと
はなくなり、耐湿性が良好になる、という効果を有す
る。また、非吸湿性部材については、シール領域の外周
に沿って形成すればよいだけなので、手間を要すること
もない。更に、TFTアレイ基板の表示領域より外側の
領域にある駆動回路や駆動回路接続端子等が形成された
領域まで非吸湿部材を形成する必要もないので、装置の
大型化を招くようなこともない。
【0009】また、本発明の液晶装置は、前記非吸湿性
部材がエポキシ系またはアクリル系の部材からなること
が好ましい。
【0010】このような構成によれば、非吸湿性部材と
してウレタン系の部材を用いた場合、ウレタン系の部材
がシリコン系の接着剤の硬化阻害を起こすのに対して、
非吸湿性部材としてエポキシ系またはアクリル系の部材
を用いればそのようなことはなくなる。
【0011】本発明の液晶装置は、少なくとも前記第2
基板の前記第1基板と対向する面の反対面にシリコン系
の接着剤を介して透明基板が貼付されていることを特徴
とする。このような場合、非吸湿性部材がシリコン系の
接着剤の硬化阻害を起こすことを抑えることができる。
例えば、非吸湿性部材としえウレタン系の部材を用いた
場合、ウレタン系の部材がシリコン系の接着剤の硬化阻
害を起こすのに対して、非吸湿性部材としてエポキシ系
またはアクリル系の部材を用いればそのような問題を抑
えることができる。
【0012】本発明の液晶装置は、前記第1基板にはス
イッチング素子と画素電極とからなる画素がマトリクス
状に配置されてなり、前記第2基板には前記画素毎に対
応するようにマイクロレンズが配置されてなることを特
徴とする。
【0013】このような構成によれば、入射光は、マイ
クロレンズを介して集光された光が液晶層に入るため、
配線や遮光膜等画素周辺への光の侵入を抑え、画素に光
を集光できるため、光の利用効率と高めることができ
る。
【0014】本発明の液晶装置は、前記マイクロレンズ
が配置された第2基板は接着剤により透明基板に貼り合
わされてなり、前記非吸湿性部材は前記シール領域より
外方へ露出する前記接着剤を覆うように配置されてなる
ことを特徴とする。
【0015】このような構成によれば、マイクロレンズ
を有する基板と透明基板との間の接着剤の流出を防ぐと
ともに、接着剤の信頼性を向上させることができる。
【0016】本発明の液晶装置の製造方法は、表示領域
及びこの表示領域を囲むシール領域を有する第1基板の
一方面上に配向膜を形成する工程と、前記第1基板の一
方面上のシール領域にシール材を介在させ、前記第1基
板の一方面と第2基板とを貼り合わせる工程と、前記第
1基板と前記第2基板との間隙に液晶を封入する工程
と、前記第1基板の一方面上の、前記シール領域よりも
外方に露出する前記配向膜の少なくとも一部を除去する
工程と、前記シール領域より外方へ露出する配向膜を少
なくとも覆うように非吸湿性部材を形成する工程とを具
備することを特徴とする。
【0017】本発明のこのような構成によれば、表示領
域及びこの表示領域を囲むシール領域よりも外方に露出
する配向膜を除去し、更にシール領域より外方へ露出す
る配向膜を少なくとも覆うようにシール領域の外周に沿
って非吸湿性部材を形成することができるので、手間を
要することもなく、更に装置の大型化を招来することも
なく耐湿性の良好な液晶装置を製造できる、という効果
を有する。このように第1基板と第2基板とを貼り合わ
せた後に、シール材よりも外方向に露出する配向膜20
7を除去するため、配向膜を除去するために使用する例
えば、処理ガス等が第1基板と第2基板の間に侵入する
のを防ぐことができる。
【0018】また、本発明の液晶装置の製造方法は、少
なくとも前記第2基板の前記第1基板と対向する面の反
対面にシリコン系の接着剤を介して透明基板が貼付する
工程を更に有し、前記非吸湿性部材がエポキシ系または
アクリル系の部材からなることが好ましい。このよう構
成によれば、シリコン系の接着剤が効果阻害を起こすと
いった不良をなくすことができる。
【0019】本発明の液晶装置の製造方法は、前記非吸
湿性部材を形成する工程にあって、前記非吸湿性部材が
硬化型の部材からなり、前記封止領域の外周に非吸湿性
部材を配置した後、このうち一部の前記非吸湿性部材を
硬化し、その後残りの部分の非吸湿性部材を硬化するこ
とを特徴とする。このような構成によれば、非吸湿性部
材の硬化時における収縮作用の集中を抑えることができ
る。すなわち、非吸湿性部材を一度に硬化させようとす
ると、その内側にある第1及び第2基板(表示領域の部
分)を収縮させる力が大きくなり、この結果、第1基板
と第2基板との間隙が狭くなったり広くなったりするす
る恐れがある。かかる問題に対して、本発明の構成によ
れば、シール領域の外周に非吸湿性部材を配置した後、
このうち一部の非吸湿性部材を硬化し、その後残りの部
分の非吸湿性部材を硬化するように分割して硬化してい
るので、第1及び第2基板(表示領域の部分)の収縮作
用が表示領域中央に集中することがなくなり、第1基板
と第2基板との間隙が狭くなったり広くなったりするの
を防ぐことができる。
【0020】本発明の投射型表示装置は、光源と、前記
光源から出射される光が入射されて画像情報に対応した
変調を施す、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項
に記載の液晶装置と、前記液晶装置により変調された光
を投射する投射手段とを具備することを特徴とする。
【0021】かかる構成によれば、上述のように各液晶
装置の耐湿性が良好となり、表示品質の劣化を防ぐこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】(液晶装置の一実施形態の構成及び作用)
本発明による液晶装置の一実施形態の構成及び作用につ
いて、図1から図3を参照して説明する。図1は本実施
形態に係る液晶装置の平面図であり、図2は図1に示し
た液晶装置におけるH−H’断面図であり、図3は図2
に示したI矢示部を拡大した断面図である。
【0024】図1において、第1基板である光透過性の
TFTアレイ基板10上には、表示領域201及びこの
表示領域201を囲むようにシール領域202が設けら
れている。このTFTアレイ基板10上のシール領域2
02に沿ってシール材52が設けられている。
【0025】表示領域201の周辺は、表示領域を囲む
ようにシール材52が形成されたシール領域202と、
があり、シール材52の途切れ部分からなる液晶注入口
203が設けられている。この液晶注入口203は例え
ばシール材52の同一または異なる材料からなる封止部
材204により塞がれている。
【0026】表示領域201には、データ線及び走査線
(図示を省略)が縦横に交差するように配置されている
と共に、これらの配線により囲まれる各領域にマトリク
ス状に複数形成された例えばITO(インジウム・ティ
ン・オキサイド)膜などの透明導電性薄膜からなる画素
電極(図示を省略)と画素電極を制御するためのTFT
30(図2に参照)とが配置され、画像信号が供給され
るデータ線が当該TFT30のソースに電気的に接続さ
れ、走査信号が供給される走査線のゲート電極が当該T
FTのゲートと交差している。そして、TFT30やこ
れらの電極等の上には絶縁膜(図示せず)を介して配向
膜(後述する。)が形成されている。
【0027】シール領域202の外側の領域には、デー
タ線駆動回路101及び駆動回路接続端子102がTF
Tアレイ基板10の一辺に沿って設けられており、走査
線駆動回路104が、例えばこの一辺に隣接する2辺に
沿って設けられている。また、TFTアレイ基板10の
残る一辺には、表示領域204の両側に設けられた走査
線駆動回路104間をつなぐための複数の配線105が
設けられており、また、対向基板20のコーナ部の少な
くとも1箇所においては、TFTアレイ基板10と対向
基板20との間で電気的導通をとるための導通材106
が設けられている。
【0028】図2に示すように、TFTアレイ基板10
上には、図1に示したシール材52とほぼ同じ輪郭を持
つ透明基板である、光透過性の対向基板20が対向配置
され、これらTFTアレイ基板10と対向基板20との
間のシール材52により囲まれた空間に液晶が封入さ
れ、液晶層50が形成される。液晶層50は、画素電極
からの電界が印加されていない状態で配向膜により所定
の配向状態を採る。液晶層50は、例えば一種又は数種
類のネマティック液晶を混合した液晶からなる。シール
材52は、TFTアレイ基板10及び対向基板20をそ
れらの周辺で貼り合わせるための、例えば光硬化性樹脂
や熱硬化性樹脂からなる接着剤であり、両基板間の距離
を所定値とするためのグラスファイバー或いはガラスビ
ーズ等のスペーサが混入されている。
【0029】ここで、上記のTFTアレイ基板10は、
例えば石英基板からなり、対向基板20は、例えばガラ
ス基板や石英基板からなる。また、対向基板20には、
その全面に渡って図示を省略した対向電極(共通電極)
が設けられており、その下側には、ラビング処理等の所
定の配向処理が施された配向膜(図示を省略)が設けら
れている。対向電極は例えば、ITO膜などの透明導電
性薄膜からなる。また配向膜は、ポリイミド薄膜などの
有機薄膜からなる。対向基板20は、画素に対応したマ
イクロレンズアレイ、カラーフィルターを形成してもよ
い。
【0030】また、対向基板20の表面(TFTアレイ
基板10と対向する面と反対面)にはシリコン系の接着
剤を介して該対向基板20とほぼ同形状の透明基板20
5が貼付され、TFTアレイ基板10の表面(対向基板
20と対向する面と反対面)にはシリコン系或いは他の
部材からなる接着剤を介して該TFTアレイ基板とほぼ
同形状の透明基板206が貼付されていてもよい。これ
ら透明基板205及び206は、対向基板20の表面や
TFTアレイ基板10の表面を傷等から保護すると共
に、例えば当該液晶装置が液晶プロジェクタ等に用いら
れたときに表面に付着したごみ等を光路上の焦点からで
きる限りずらし、これらがはっきりと表示映像上に表示
されるのを防止し、デフォーカスすることができる。
【0031】図3に示すように、表示領域201及びシ
ール材52が形成されたシール領域202には、ポリイ
ミド薄膜などの有機薄膜からなり配向処理が施された配
向膜207が設けられ、これら領域以外の領域、具体的
はシール領域202より外側の領域209では、配向膜
207が除去されている。
【0032】更に、図1乃至図3に示すように、シール
領域202より外方へ露出する配向膜207の端面21
0を覆うようにシール領域202の外周に沿ってエポキ
シ系またはアクリル系の部材からなる非吸湿性部材20
8(図中右上がりの斜線で示している。)が形成されて
いる。
【0033】このように本実施形態の液晶装置によれ
ば、表示領域201及びシール領域202の外方の領域
209の配向膜207が除去され、更にシール領域20
2より外方へ露出する配向膜207の端面210を覆う
ようにシール領域202の外周に沿って非吸湿性部材2
08が形成されているので、配向膜207が外側に露出
していない。従って、図4に示すように、外側の湿気2
11が配向膜207’を介して表示領域内に浸透するよ
うなことはなくなる。よって、本実施形態の液晶装置
は、耐湿性が非常に良好である。また、上述の実施形態
では、対向基板側の配向膜の図示を省略して説明した
が、対向基板側に配向膜が形成されている場合も同様に
シール領域202より外方へ露出する配向膜の端面を覆
うようにシール領域202の外周に沿って非吸湿性部材
208を形成することにより、外側の湿気211が配向
膜を介して表示領域内に浸透することを防ぐことができ
る。
【0034】耐湿性の向上という観点から、図4に示す
ように、シール領域202より外側の駆動回路や駆動回
路接続端子等が形成された領域の配向膜207’を覆う
ように、それらの領域の配向膜207’上に非吸湿性部
材208’(図4の点線で示す)を形成しても良い。し
かし、この場合は、非吸湿性部材208’を設ける領域
が増え、しかも厚さが増すため、フレーム等が組み込め
なくなり、装置の大型化を招くことになる。また、これ
らの領域の全てに非吸湿性部材208’を形成するのも
非常に手間を要することになる。即ち、本実施形態の液
晶装置では、非吸湿性部材の形成にそれほど手間を要す
ることもなく、更に装置の大型化を招くようなこともな
い。
【0035】なお、上記実施の形態における液晶装置の
TFTアレイ基板10上には更に、製造途中や出荷時の
当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路
等を形成してもよい。また、データ線駆動回路101及
び走査線駆動回路104をTFTアレイ基板10の上に
設ける代わりに、例えばTAB(テープオートメイテッ
ドボンディング基板)上に実装された駆動用LSIに、
TFTアレイ基板10の周辺部に設けられた異方性導電
フィルムを介して電気的及び機械的に接続するようにし
てもよい。また、対向基板20の投射光が入射する側及
びTFTアレイ基板10の出射光が出射する側には各
々、例えば、TN(ツイステッドネマティック)モー
ド、STN(スーパーTN)モード、D−STN(ダブ
ル−STN)モード等の動作モードや、ノーマリーホワ
イトモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、
偏光フィルム、位相差フィルム、偏光手段などが所定の
方向で配置される。
【0036】また、上記実施の形態における液晶装置
は、例えばカラー液晶プロジェクタ(投射型表示装置)
に適用されるため、3枚の液晶装置がRGB用のライト
バルブとして各々用いられ、各パネルには各々RGB色
分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色
の光が投射光として各々入射されることになる。従っ
て、この実施の形態では、対向基板20に、カラーフィ
ルタは設けられていない。しかしながら、所定領域にR
GBのカラーフィルタをその保護膜と共に、対向基板2
0上に形成してもよい。このようにすれば、液晶プロジ
ェクタ以外の直視型や反射型のカラー液晶テレビなどの
カラー液晶装置に各実施の形態における液晶装置を適用
できる。
【0037】また、対向基板20上に、何層もの屈折率
の相違する干渉層を堆積することで、光の干渉を利用し
て、RGB色を作り出すダイクロイックフィルタを形成
してもよい。このダイクロイックフィルタ付き対向基板
によれば、より明るいカラー液晶装置が実現できる。
【0038】(液晶装置の製造プロセス)次に、以上の
ような構成を持つ液晶装置の製造プロセスの一例につい
て、図5及び図6を参照して説明する。
【0039】図5の工程(1)に示すように、石英基
板、ハードガラス等のTFTアレイ基板10を用意す
る。ここでは、このTFTアレイ基板10上に、各種の
配線や素子等が既に形成されているものとして、後述す
る対向基板20についても対向電極や配向膜が既に形成
されているものとして説明する。
【0040】工程(2)に示すように、TFTアレイ基
板10上の全面にポリイミド系の配向膜の塗布液を塗布
した後、所定のプレティルト角を持つように且つ所定方
向でラビング処理を施すこと等により、配向膜207を
形成する。
【0041】次に、工程(3)に示すように、TFTア
レイ基板10上のシール領域202にシール材52を介
在させ、相互の配向膜が対面するようにTFTアレイ基
板10と対向基板20とを対向配置し、TFTアレイ基
板10と対向基板20とをシール材52により貼り合わ
せる。
【0042】次に、工程(4)に示すように、真空吸引
等により、TFTアレイ基板10と対向基板20との間
隙に、液晶注入口203(図1参照)を介して例えば複
数種類のネマティック液晶を混合してなる液晶を吸引す
る。そして、液晶注入口203を封止部材204により
塞いで(図1参照)、TFTアレイ基板10と対向基板
20との間に所定層厚の液晶層50を形成する。その
後、液晶注入の際に付着した表面上の液晶を洗浄により
除去する。
【0043】次に、図6の工程(5)に示すように、T
FTアレイ基板10上のシール領域202より外側の領
域209にある配向膜207を、例えばO2プラズマ処
理により除去する。このように工程(4)の後に配向膜
207を除去するように構成することで、液晶注入口2
0を介してTFTアレイ基板10と対向基板20との間
隙に例えば処理ガスが進入し、その内の配向膜に悪影響
を与えることを防止できる。
【0044】次に、工程(6)に示すように、シール領
域202より外方へ露出する配向膜207の端面210
を覆うようにTFTアレイ基板10上のシール領域20
2の外周に沿ってエポキシ系またはアクリル系の部材か
らなる非吸湿性部材208を形成する。
【0045】次に、工程(7)に示すように、対向基板
20の表面にシリコン系の接着剤を介して透明基板20
5を貼付すると共に、TFTアレイ基板10の表面にシ
リコン系或いは他の部材からなる接着剤を介して透明基
板206を貼付する。ここで、上述したように非吸湿性
部材208がエポキシ系またはアクリル系の部材からな
るので、シリコン系の接着剤が硬化阻害を起こすような
ことはなく、透明基板を確実に基板上に貼付することが
可能となる。
【0046】以上のように、本実施形態の製造方法によ
れば、手間を要することもなく、更に装置の大型化を招
来することもなく耐湿性の良好な液晶装置を製造でき
る。
【0047】次に、図6の工程(6)に示した非吸湿性
部材208を形成するために好適な実施形態を説明す
る。図7はその工程図である。
【0048】まず、図7の工程(A)に示すように、T
FTアレイ基板10上のシール領域202の外周に沿っ
て硬化前の非吸湿性部材208aを形成する。非吸湿性
部材としては、例えばUV硬化型(紫外線硬化型)の部
材を用いる。
【0049】次に、工程(B)に示すように、TFTア
レイ基板10及び対向基板20の上方に第1のマスク3
01を配置する。この第1のマスク301には、TFT
アレイ基板10上のシール領域202の外周に沿って形
成された硬化前の非吸湿性部材208aのうち、TFT
アレイ基板10の対向する2辺に沿って形成された硬化
前の非吸湿性部材208aを硬化するために、該位置に
透孔301aが形成されている。そして、第1のマスク
301の上方より紫外線(UV)を照射し、この透孔3
01aを介してTFTアレイ基板10の対向する2辺に
沿って形成された硬化前の非吸湿性部材208aを硬化
する。
【0050】次に、工程(C)に示すように、TFTア
レイ基板10及び対向基板20の上方に第2のマスク3
02を配置する。この第2のマスク302には、TFT
アレイ基板10上のシール領域202の外周に沿って形
成された硬化前の非吸湿性部材208aのうち、TFT
アレイ基板10の対向する他の2辺に沿って形成された
硬化前の非吸湿性部材208aを硬化するために、該位
置に透孔302aが形成されている。そして、第2のマ
スク302の上方よりUVを照射し、この透孔302a
を介してTFTアレイ基板10の対向する他の2辺に沿
って形成された硬化前の非吸湿性部材208aを硬化す
る。
【0051】以上の工程を経て、TFTアレイ基板10
上のシール領域202の外周に沿って硬化された非吸湿
性部材208が形成される。
【0052】ここで、上述した非吸湿性部材208の硬
化時に非吸湿性部材208が収縮し、その内側にあるT
FTアレイ基板10及び対向基板20を収縮させようと
する。その場合、例えばTFTアレイ基板10上のシー
ル領域202の外周に沿って形成された非吸湿性部材2
08aを一度にまとめて硬化した場合には、TFTアレ
イ基板10及び対向基板20のほぼ中心に向けて収縮さ
せようとするので、結果的にTFTアレイ基板10と対
向基板20との間隙が狭くなったり広くなったりする。
これに対して、図7に示したように、TFTアレイ基板
10上のシール領域202の外周に沿って形成された非
吸湿性部材208aを一度にまとめて硬化するのではな
く、TFTアレイ基板10の対向する2辺に沿って形成
された非吸湿性部材208aを硬化し、その後に残りの
2辺に沿って形成された非吸湿性部材208aを硬化す
るように構成すれば、上記のようなTFTアレイ基板1
0及び対向基板20の収縮作用が表示領域中央に集中す
ることがなくなり、TFTアレイ基板10と対向基板2
0との間隙が狭くなったり広くなったりするようなこと
はなくなる。
【0053】なお、図7に示した実施形態では、TFT
アレイ基板10の対向する2辺に沿って形成された非吸
湿性部材208aを硬化し、その後に残りの2辺に沿っ
て形成された非吸湿性部材208aを硬化するようにし
て非吸湿性部材208を形成したが、例えば図8に示す
ように非吸湿性部材208を形成しても構わない。
【0054】即ち、まず図8の工程(A)に示すよう
に、TFTアレイ基板10上のシール領域202の外周
に沿って硬化前の非吸湿性部材208aを形成する。非
吸湿性部材としては、例えばUV硬化型(紫外線硬化
型)の部材を用いる。
【0055】次に、工程(B)に示すように、TFTア
レイ基板10及び対向基板20の上方に第1のマスク3
03を配置する。この第1のマスク303には、TFT
アレイ基板10上のシール領域202の外周に沿って形
成された硬化前の非吸湿性部材208aのうち、4つの
コーナ部及びその近傍に形成された硬化前の非吸湿性部
材208aを硬化するために、該位置に透孔303aが
形成されている。そして、第1のマスク303の上方よ
りUVを照射し、この透孔303aを介して4つのコー
ナ部及びその近傍に形成された硬化前の非吸湿性部材2
08aを硬化する。
【0056】次に、工程(C)に示すように、TFTア
レイ基板10及び対向基板20の上方に第2のマスク3
04を配置する。この第2のマスク304には、TFT
アレイ基板10上のシール領域202の外周に沿って形
成された硬化前の非吸湿性部材208aのうち、上述し
た4つのコーナ部及びその近傍以外の位置に形成された
硬化前の非吸湿性部材208aを硬化するために、該位
置に透孔304aが形成されている。そして、第2のマ
スク304の上方よりUVを照射し、この透孔304a
を介して4つのコーナ部及びその近傍以外の位置に形成
された硬化前の非吸湿性部材208aを硬化する。
【0057】更に、本発明の他の実施形態として、対向
基板20上に1画素1個対応するようにマイクロレンズ
を形成してもよい。このような構成について、図10を
用いて説明する。他の実施形態では、上述の一の実施形
態と同様な構成を有し、その説明は省略し、異なる点の
み説明する。
【0058】図10は、TFTアレイ基板と対向基板と
がシール材52により貼り合わされてなる液晶装置のシ
ール領域周辺の断面図である。図10に示されるよう
に、TFTアレイ基板10上にはTFT30とTFT3
0に接続された画素電極9と、その上に配向膜207が
配置されている。一方、対向基板側は、画素毎にマイク
ロレンズ33が形成されたマイクロレンズ基板31が配
置されている。マイクロレンズ基板31上は接着剤であ
る透明樹脂剤48によりカバーガラス32等の透明基板
と貼り合わされており、カバーガラス32上には、画素
毎に設けられた遮光膜6、対向電極33、配向膜207
が順次積層して配置されている。このように、マイクロ
レンズ基板31を用いることにより、入射光の集光効率
を向上することで、明るい液晶装置が実現できる。そし
て、この場合、非吸湿性部材208を配向膜207だけ
でなく、マイクロレンズ基板31とカバーガラス32と
の間に配置された接着樹脂層48を覆うようにすること
により、接着樹脂の流出を留めることができるととも
に、接着樹脂層48の信頼性を向上させることができ
る。
【0059】(電子機器)上記の液晶装置を用いた電子
機器の一例として、投射型表示装置の構成について、図
9を参照して説明する。図9において、投射型表示装置
1100は、上述した液晶装置を3個用意し、夫々RG
B用の液晶装置962R、962G及び962Bとして
用いた投射型液晶装置の光学系の概略構成図を示す。本
例の投射型表示装置の光学系には、前述した光源装置9
20と、均一照明光学系923が採用されている。そし
て、投射型表示装置は、この均一照明光学系923から
出射される光束Wを赤(R)、緑(G)、青(B)に分
離する色分離手段としての色分離光学系924と、各色
光束R、G、Bを変調する変調手段としての3つのライ
トバルブ925R、925G、925Bと、変調された
後の色光束を再合成する色合成手段としての色合成プリ
ズム910と、合成された光束を投射面100の表面に
拡大投射する投射手段としての投射レンズユニット90
6を備えている。また、青色光束Bを対応するライトバ
ルブ925Bに導く導光系927をも備えている。
【0060】均一照明光学系923は、2つのレンズ板
921、922と反射ミラー931を備えており、反射
ミラー931を挟んで2つのレンズ板921、922が
直交する状態に配置されている。均一照明光学系923
の2つのレンズ板921、922は、それぞれマトリク
ス状に配置された複数の矩形レンズを備えている。光源
装置920から出射された光束は、第1のレンズ板92
1の矩形レンズによって複数の部分光束に分割される。
そして、これらの部分光束は、第2のレンズ板922の
矩形レンズによって3つのライトバルブ925R、92
5G、925B付近で重畳される。従って、均一照明光
学系923を用いることにより、光源装置920が出射
光束の断面内で不均一な照度分布を有している場合で
も、3つのライトバルブ925R、925G、925B
を均一な照明光で照明することが可能となる。
【0061】各色分離光学系924は、青緑反射ダイク
ロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー
942と、反射ミラー943から構成される。まず、青
緑反射ダイクロイックミラー941において、光束Wに
含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射
され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向か
う。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の
反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出
射部944からプリズムユニット910の側に出射され
る。
【0062】次に、緑反射ダイクロイックミラー942
において、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑色光束G
のみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945か
ら色合成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイッ
クミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの
出射部946から導光系927の側に出射される。本例
では、均一照明光学素子の光束Wの出射部から、色分離
光学系924における各色光束の出射部944、94
5、946までの距離がほぼ等しくなるように設定され
ている。
【0063】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これら
の集光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0064】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、ライトバルブ925R、925Gに入射して
変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。す
なわち、これらの液晶装置は、不図示の駆動手段によっ
て画像情報に応じてスイッチング制御されて、これによ
り、ここを通過する各色光の変調が行われる。一方、青
色光束Bは、導光系927を介して対応するライトバル
ブ925Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に
応じて変調が施される。尚、本例のライトバルブ925
R、925G、925Bは、それぞれさらに入射側偏光
手段960R、960G、960Bと、出射側偏光手段
961R、961G、961Bと、これらの間に配置さ
れた液晶装置962R、962G、962Bとからなる
液晶ライトバルブである。
【0065】導光系927は、青色光束Bの出射部94
6の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射
ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの
反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、ライト
バルブ925Bの手前側に配置した集光レンズ953と
から構成されている。集光レンズ946から出射された
青色光束Bは、導光系927を介して液晶装置962B
に導かれて変調される。各色光束の光路長、すなわち、
光束Wの出射部から各液晶装置962R、962G、9
62Bまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、したが
って、青色光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導
光系927を介在させることにより、光量損失を抑制す
ることができる。
【0066】各ライトバルブ925R、925G、92
5Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、色合成
プリズム910に入射され、ここで合成される。そし
て、この色合成プリズム910によって合成された光が
投射レンズユニット906を介して所定の位置にある投
射面100の表面に拡大投射されるようになっている。
【0067】このような構成を有する液晶プロジェクタ
において、各ライトバルブを本発明の構成を有すること
により、耐湿性が良好となり、表示品質の劣化を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶装置のTFTア
レイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基
板の側から見た平面図である。
【図2】図1のH−H’断面図である。
【図3】図2に示したI矢示部を拡大した断面図であ
る。
【図4】本発明の効果を説明するための参考図である。
【図5】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを、順を
追って示す工程図(その1)である。
【図6】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを、順を
追って示す工程図(その2)である。
【図7】図6に示した工程(6)を更に詳しく説明する
ための工程図である。
【図8】図6に示した工程(6)の別の例を更に詳しく
説明するための工程図である。
【図9】液晶装置を用いた電子機器の一例である投射型
表示装置の構成図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係わる液晶装置のT
FTアレイ基板とマイクロレンズを有する対向基板とが
シール材により貼り合わされたシール領域周辺の断面図
である。
【符号の説明】
10…TFTアレイ基板 20…対向基板 50…液層層 52…シール材 201…表示領域 202…シール領域 205…透明基板 207…配向膜 208…非吸湿性部材 209…配向膜が除去された領域 210…配向膜の端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA07 LA25 LA42 MA01X MA07Y NA24 NA44 NA45 NA53 QA07 RA05 RA10 TA04 TA09 TA12 TA14 TA15 TA16 TA18 UA05 2H091 FA02Z FA05Z FA08Z FA11Z GA06 GA08 GA09 GA13 GA17 HA07 HA10 LA06 LA15 MA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方面上の少なくとも表示領域に配向膜
    を有し、前記表示領域の周辺領域には前記配向膜が除去
    されている第1基板と、 前記第1基板の一方面と対向するように配置された第2
    基板と、 前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材
    と、 前記第1基板と前記第2基板との間隙に挟持された液晶
    と、 前記シール領域より外方へ露出する前記配向膜を覆うよ
    うに前記シール領域の外周に沿って形成された非吸湿性
    部材とを具備することを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記非吸湿性部材がエポキシ系またはア
    クリル系の部材からなることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第2基板の前記第1基板
    と対向する面の反対面にシリコン系の接着剤を介して透
    明基板が貼付されていることを特徴とする請求項2に記
    載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1基板にはスイッチング素子と画
    素電極とからなる画素がマトリクス状に配置されてな
    り、前記第2基板には前記画素毎に対応するようにマイ
    クロレンズが配置されてなることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか一項に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記マイクロレンズが配置された第2基
    板は接着剤により透明基板に貼り合わされてなり、前記
    非吸湿性部材は前記シール領域より外方へ露出する前記
    接着剤を覆うように配置されてなることを特徴とする請
    求項4に記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 表示領域及びこの表示領域を囲むシール
    領域を有する第1基板の一方面上に配向膜を形成する工
    程と、 前記第1基板の一方面上の前記シール領域にシール材を
    介在させ、前記第1基板の一方面と第2基板とを貼り合
    わせる工程と、 前記第1基板と前記第2基板との間隙に液晶を封入する
    工程と、 前記第1基板の一方面上の、前記シール領域よりも外方
    に露出する前記配向膜の少なくとも一部を除去する工程
    と、 前記シール領域より外方に露出する配向膜を少なくとも
    覆うように非吸湿性部材を形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とする液晶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記第2基板の前記第1基板
    と対向する面の反対面にシリコン系の接着剤を介して透
    明基板が貼付する工程を更に有し、 前記非吸湿性部材がエポキシ系またはアクリル系の部材
    からなることを特徴とする請求項6に記載の液晶装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記非吸湿性部材を形成する工程にあっ
    て、 前記非吸湿性部材が硬化型の部材からなり、 前記封止領域の外周に非吸湿性部材を配置した後、この
    うち一部の前記非吸湿性部材を硬化し、その後残りの部
    分の非吸湿性部材を硬化することを特徴とする請求項6
    または請求項7に記載の液晶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 光源と、前記光源から出射される光が入
    射されて画像情報に対応した変調を施す、請求項1乃至
    請求項5のうちいずれか一項に記載の液晶装置と、前記
    液晶装置により変調された光を投射する投射手段とを具
    備することを特徴とする投射型表示装置。
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