JP2000283604A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JP2000283604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物を回避して凝縮器に受液器を連結可能
にし、設置スペースの有効利用を図れるようにした熱交
換装置を提供すること。 【解決手段】 一対のヘッダーパイプ2a,2bと、こ
れらヘッダーパイプ2a,2bに接続される複数の熱交
換管3を有する凝縮器1と、この凝縮器1で液化した熱
媒体の気液分離を行う受液器10とを具備する熱交換装
置において、受液器10は、ヘッダーパイプ2aにろう
付により連結するためのステー17を有し、ステー17
に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔9
a、流入孔9bとそれぞれ連通する貫通孔(流入口1
2,流出口13)を設けると共に、この貫通孔12,1
3を受液器10の中心から偏心した位置に設けるように
する。これにより、障害物A,Bを回避して凝縮器1に
受液器10を連結可能にし、設置スペースの有効利用を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱交換装置に関
するもので、更に詳細には、例えば自動車や家屋等に設
置する空調設備に適用されたものであって、凝縮器と受
液器とを具備する熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家屋等の冷暖房機に使
用される空調システムは、図10に示すように、圧縮機
a、凝縮器b、受液器c、膨張弁d及び蒸発器eを、配
管fを介して接続してなるものが知られている。このよ
うに構成される空調システムACにおいて、圧縮機aか
ら吐出された高温高圧のガス状熱媒体は、凝縮器bを通
過する間に、被熱交換流体例えば空気との間で熱交換を
行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し始め
る。このようにして液化した高温の熱媒体は、一旦受液
器cに貯留されながら気液分離されて、液体のみが膨張
弁dに送られ、膨張弁dにて図示しない小孔から噴射さ
せることにより、断熱膨張されて低温低圧の霧状となっ
て蒸発器eに送られる。
【0003】この蒸発器e内で、熱媒体は被熱交換流体
例えば空気と熱交換を行って潜熱を吸収することによ
り、蒸発して気化する。このようにして気化した低温低
圧の熱媒体は、上記圧縮機aに送られて断熱圧縮され、
高温高圧のガス状熱媒体となって再び凝縮器bへ送られ
る。このような一連のサイクルを繰り返すことによっ
て、空調システムACを冷房・暖房に供することができ
る。
【0004】上記空調システムACにおいて、凝縮器b
は、図11に示すように、一対のヘッダーパイプg1,
g2間に複数の熱交換管hを架設すると共に、各熱交換
管h間に例えばコルゲートフィンiを介在してなり、一
方のヘッダーパイプg1(図11では左側)に受液器c
がろう付によって連結されている。この場合、図12に
示すように、受液器cには、ヘッダーパイプg1に連結
するためのステーjが突設されており、ステーjの先端
に形成された円弧状の取付面kをヘッダーパイプg1の
外側面の適宜位置に当接してろう付により連結してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、受液器cは、気液分離効率を高めるためにヘッダー
パイプg1より大径に形成されているため、ヘッダーパ
イプg1に連結された受液器cがヘッダーパイプg1す
なわち凝縮器bより外方に突出してしまう。したがっ
て、例えば自動車の車体のような障害物がある狭いスペ
ースにおいては、受液器cが障害物と干渉して設置する
ことができないという問題があった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、障害物を回避して凝縮器に受液器を連結可能にし、
設置スペースの有効利用を図れるようにした熱交換装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、一対のヘッダーパイプと、
これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交換管を有
する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離
を行う受液器とを具備する熱交換装置において、 上記
受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結する
ためのステーを有し、 上記ステーに、上記ヘッダーパ
イプに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連
通する貫通孔を設けると共に、この貫通孔を受液器の中
心から偏心した位置に設けるようにした、ことを特徴と
する。
【0008】このように構成することにより、ヘッダー
パイプより大径の受液器をヘッダーパイプすなわち凝縮
器の外側に突出させずにヘッダーパイプに連結すること
ができる。したがって、凝縮器の外方に障害物がある場
合や設置幅が狭い場合においても、凝縮器と受液器を連
結した状態で設置することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、一対のヘッダーパ
イプと、これらヘッダーパイプに接続される複数の熱交
換管を有する凝縮器と、この凝縮器で液化した熱媒体の
気液分離を行う受液器とを具備する熱交換装置におい
て、 上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付によ
り連結するためのステーを有し、 上記ステーは、上記
ヘッダーパイプの半径延長方向に延びる第1の腕部と、
この第1の腕部と交差すると共に、上記受液器の半径延
長方向に延びる第2の腕部を有し、かつ、第1の腕部及
び第2の腕部に、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒
体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設け
た、ことを特徴とする。この場合、上記貫通孔は、第1
の腕部を貫通する第1の貫通孔と、第2の腕部を貫通す
る第2の貫通孔とで構成され、上記第1及び第2の貫通
孔の開口部は栓体にて塞がれている(請求項3)。
【0010】このように構成することにより、凝縮器の
前後左右に障害物がある場合においても、障害物を回避
して凝縮器と受液器を連結した状態で設置することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは自動車等
の空調機器に使用される、パラレルフロー型の凝縮器と
受液器とを一体にろう付接合した熱交換装置について説
明する。
【0012】◎第一実施形態 図1は、この発明に係る熱交換装置の第一実施形態を示
す正面図、図2は図1の概略平面図、図3は図2の要部
を拡大して示す縦断面図である。
【0013】熱交換装置を構成する凝縮器1は、一対の
ヘッダーパイプ(熱媒体流通管)2a、2bと、これら
へッダーパイプ2a、2b間に架設される複数の熱交換
管3と、各熱交換管3の間に介設されると共に、一体に
接合される熱交換用フィン例えばコルゲートフィン4と
で主に構成されている。
【0014】ヘッダーパイプ2a、2bは、アルミニウ
ム製の例えば押出形材にて略円筒状に形成されており、
その上下端部にはキャップ部材5が被着固定されてい
る。また、一方のヘッダーパイプ2a(図1では左側)
の例えば外方側上端付近には熱媒体の流入口7が設けら
れており、他方のヘッダーパイプ2b(図1では右側)
の外方側下端付近には、熱媒体の流出口8が設けられて
いる。更に、ヘッダーパイプ2aの側面には、受液器1
0と連通するために、熱媒体の流出孔9a及び流入孔9
bが穿設されており(図3参照)、これら流出孔9a及
び流入孔9bと連通するように、後述するステー16,
17を介して受液器10が一体にろう付接合されてい
る。なお、ヘッダーパイプ2aにおける流出孔9aと流
入孔9bとの間には仕切板90が介設されている。
【0015】熱交換管3は、アルミニウム製の押出形材
にて例えば偏平な板状に形成されており、その内部には
長手方向に向かって貫通する複数に区画された熱媒体の
流路(図示せず)が形成されている。このように形成さ
れる熱交換管3の両端部は、両ヘッダーパイプ2a、2
b側面の対向する側に、適宜間隔をおいて互いに平行に
配列される複数のスリット(図示せず)に挿入固着され
ている。
【0016】熱交換用フィンすなわちコルゲートフィン
4は、アルミニウム製の板材を屈曲することにより連続
波形状に形成されており、各熱交換管3の間に介設され
てろう付されている。この場合、最上段及び最下段に配
設された熱交換管3の外方側にもコルゲートフィン4が
ろう付接合されており、これらの両コルゲートフィン4
を保護するために、両コルゲートフィン4の更に外方側
にはサイドプレート6がろう付接合されている。
【0017】受液器10は、図3に示すように、受液器
本体11と、この受液器本体11内に収容されるフィル
タ30と、受液器本体11の一端(上端開口部)を閉塞
するキャップ部材(盲栓)15と、受液器本体11の他
端開口部(下端開口部)に挿着される栓体(盲栓)20
とで主に構成されている。
【0018】受液器本体11は、例えばアルミニウム製
の押出形材にて略円筒状(後述するステー16、17を
除く部分は円筒形状)に形成されており、受液器本体1
1における栓体20側の開口部近傍の対向位置には取付
孔14が設けられている。また、受液器本体11の側面
には、上記凝縮器1におけるへッダーパイプ2aの側面
(外周面)と接合されるステー16及び17が受液器本
体11と一体に形成されている。このステー16、17
には、それぞれヘッダーパイプ2aの側面に一致する円
弧状の曲面を有するろう付面(取付面)16a、17a
が形成されている。そして、これらのステー16、17
は、受液器本体11と一体に押出成形された後、その一
部、すなわち上下の端部の部分を残し、他の部分を円筒
状に切除(切削)することによって形成されている。
【0019】また、下部側のステー17には、そのろう
付面17aに、ヘッダーパイプ2aの外周面から突出す
る仕切板90の頭部と嵌合する凹状の溝17bが形成さ
れている。更に、下側のステー17には、溝17bの一
方及び他方の位置(上下の位置)に熱媒体の流入口(貫
通孔)12と流出口(貫通孔)13が設けられている。
この貫通孔12,13は、受液器10(具体的には受液
器本体11)の中心Oから偏心した位置に設けられてい
る(図2及び図4(a),(b)参照)。そして、ステ
ー16、17は、受液器本体11の流入口12とへッダ
ーパイプ2aの流出孔9aとが連通し、受液器本体11
の流出口13とヘッダーパイプ2aの流入孔9bとが連
通するように位置合わせした状態で、ヘッダーパイプ2
aにろう付接合されている。各ステー16、17とヘッ
ダーパイプ2aとのろう付は、この間にろう材を挟んで
加熱することにより行われている。
【0020】なお、ステー16、17のろう付面16
a、17aにろう材をクラッドしておいてもよい。ま
た、ステー16、17は必ずしも2箇所に形成する必要
はなく、例えば上下方向に連なった1つのステーを形成
してもよいし、あるいは3箇所以上に形成してもよい。
【0021】上記のように、貫通孔12,13を、受液
器10すなわち受液器本体11の中心Oから偏心した位
置に設けることにより、図2に示すように、凝縮器1の
左右方向外方と前後方向外方に存在する障害物A,Bを
回避して受液器10をヘッダーパイプ2aに連結(ろう
付)することができる。したがって、凝縮器1の外方に
障害物A,Bがある場合や設置幅が狭い場合において
も、凝縮器1と受液器10を連結した状態で設置するこ
とができる。
【0022】なお、フィルタ30は、例えばアルミニウ
ム製の有底略円筒状に形成された筒体31と、この筒体
31内に充填されるフィルタ素子(図示せず)とで主に
構成されている。この場合、筒体31の側面には、例え
ば金属製のメッシュにて形成される通気部32が設けら
れている(図3参照)。また、受液器本体11内におけ
るフィルタ30の上部には、図3で想像線で示すよう
に、例えば略円柱状に形成される乾燥剤35が挿入され
ており、熱媒体中に含まれた水分を吸収除去できるよう
になっている。
【0023】キャップ部材15は例えばアルミニウム製
部材にて略ハット状に形成されており、その一部を受液
器本体11における一端(図3では上側)の開口部に嵌
合し、同開口部を閉塞すべく被着固定(ろう付)されて
いる。この場合、受液器本体11における一端の開口部
を閉塞できればよいので、例えば受液器本体11の一端
部を閉塞すべく上部を一体に設ける等、キャップ部材1
5以外の手段を用いてもよい。ただし、キャップ部材1
5を用いた場合には、受液器本体11の内面が円筒面状
に形成されているから、キャップ部材15の一部を受液
器本体11の一端開口部に容易かつ確実に嵌合して、ろ
う付により固定することができる。
【0024】栓体20は、例えばアルミニウム製の押出
形材にて略円柱状に形成されており、受液器本体11の
開口部に着脱可能に挿着されている。栓体20における
側面の例えば2箇所には、凹溝24が周設されており、
これら凹溝24内にはシール部材例えばOリング25
が、それぞれ嵌着されて、受液器本体11と栓体20と
の隙間を気水密に維持している。なお、凹溝24は必ず
しも2箇所である必要はなく、1箇所あるいは3箇所で
あってもよい。
【0025】また、栓体20における端部(図3では下
端)近傍に、受液器本体11の取付孔14と連なるねじ
孔21が設けられており、取付孔14を貫通する固定部
材例えば固定ねじ26がねじ孔21にねじ結合されてい
る。なおこの場合、栓体20の固定は必ずしもねじ止め
である必要はなく、例えば上記ねじ孔21に代えて貫通
孔を設け、この貫通孔と、受液器本体11の対向する位
置に設けられた取付孔14とを貫通する固定ピンの突出
部を止め具例えばEリング等にて固定するようにしても
よく、あるいは、固定ピンとEリングに代えて、例えば
固定ボルトとナット等を使用してもよい。すなわち、貫
通孔と取付孔14内に固定ボルトを貫通し、固定ボルト
の突出部にナットを止着すなわちねじ結合してもよい。
【0026】上記のように構成される受液器10によれ
ば、図3の矢印付き一点鎖線で示すように、凝縮器1に
おけるへッダーパイプ2aの流出孔9aから受液器本体
11の流入口(貫通孔)12を通って熱媒体が流入し、
この熱媒体が乾燥剤35とフィルタ30を浸透・通過す
ることにより、熱媒体中に含まれる夾雑物及び水分を除
去することができる。このようにして浄化された熱媒体
のうち、液化部分のものが流出口(貫通孔)13からへ
ッダーパイプ2aの流入孔9bを通過してへッダーパイ
プ2a内に流入し、気体部分のものが受液器10内の上
部に残る。この場合、貫通孔12,13を、図4(b)
に示すように、受液器本体11の内周円の接線方向に設
けることにより、熱媒体が受液器本体11の内周円を旋
回して流れるので、気液分離を促進することができる。
【0027】フィルタ30及び乾燥剤35を交換する場
合は、まず、固定ねじ26を緩めて、受液器本体11の
取付孔14及び栓体20のねじ孔21から固定ねじ26
を抜き取る。その後、フィルタ30及び栓体20を取り
外すと共に、乾燥剤35を取り外し、新しい乾燥剤35
を取り付ける。このようにして、フィルタ30及び栓体
20を、受液器本体11内に収容し、取付孔14を貫通
する固定ねじ26をねじ孔21にねじ結合することによ
り、フィルタ30を交換することができる。なお、上記
のようにフィルタ30全体を交換する場合に限らず、筒
体31から使用済みのフィルタ素子(図示せず)を取り
出し、筒体31を洗浄乾燥した後、新しいフィルタ素子
を充填してもよい。
【0028】◎第二実施形態 図5は、この発明の熱交換装置の第二実施形態を示す概
略平面図、図6は第二実施形態における受液器及びステ
ーの拡大断面図、図7は第二実施形態における貫通孔の
閉塞部を示す拡大断面図、図8は第二実施形態の別の例
を示す概略平面図、図9は図8の要部である受液器及び
ステーの拡大断面図である。
【0029】第二実施形態は、受液器10の取付部に、
2つの障害物C,D又はE,Fが交差した状態で存在す
る場合に対応させて、凝縮器1と受液器10とを連結し
た場合である。
【0030】この場合、受液器10に突設されるステー
16,17(以下に符号17で代表する)は、ヘッダー
パイプ2aの半径延長方向に延びる第1の腕部41と、
この第1の腕部41と交差すると共に、受液器10(具
体的には受液器本体11)の半径延長方向に延びる第2
の腕部42とで構成されており、第1の腕部41の先端
に円弧状のろう付面(取付面)43が形成されて、上記
第一実施形態と同様に、ヘッダーパイプ2aにろう付接
合されている。
【0031】また、第1の腕部41及び第2の腕部42
に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔9
a,流入孔9bとそれぞれ連通する流入口(貫通孔)1
2,流出口(貫通孔)13が設けられている。この貫通
孔12,13は、第1の腕部41を貫通する第1の貫通
孔51と、第2の腕部42を貫通する第2の貫通孔52
とで構成されており、これら第1及び第2の貫通孔5
1,52の開口部51a,52aは栓体60にて塞がれ
ている。この場合、第1の貫通孔51は、第1の腕部4
1の先端からヘッダーパイプ取付側に向かって図示しな
いドリル等で穿設され、また、第2の貫通孔52は、第
2の腕部42の先端から受液器本体11側に向かって図
示しないドリル等で穿設され、そして、第1及び第2の
貫通孔51,52の開口部51a,52aを栓体60に
て塞ぐことで、貫通孔12,13が形成される。
【0032】この場合、栓体60は、図7に示すよう
に、側面の例えば1箇所には、凹溝61が周設されてお
り、この凹溝61内にはシール部材例えばOリング62
が、それぞれ嵌着されて、第1及び第2の貫通孔51,
52の開口部51a,52aを気水密に閉塞している。
なお、凹溝61を2箇所設けてもよい。また、栓体60
は、必ずしもこのような構造である必要はなく、側面に
雄ねじ部を刻設して、第1及び第2の貫通孔51,52
の開口部51a,52aに設けた雌ねじ部に螺合するよ
うにしてもよい。更には、栓体60を開口部51a、5
2aにろう付するようにしてもよい。
【0033】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、説明は省略する。
【0034】上記のように、ステー17を、ヘッダーパ
イプ2aの半径延長方向に延びる第1の腕部41と、こ
の第1の腕部41と交差すると共に、受液器10(具体
的には受液器本体11)の半径延長方向に延びる第2の
腕部42とで構成し、第1の腕部41及び第2の腕部4
2に、ヘッダーパイプ2aに設けられた熱媒体の流出孔
9a,流入孔9bとそれぞれ連通する貫通孔(流入口1
2,流出口13)を設けることにより、図5又は図8に
示すように、2つの障害物C,D又はE,Fが交差した
状態で存在する場合においても、凝縮器1と受液器10
を連結した状態で設置することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0036】1)請求項1記載の発明によれば、ヘッダ
ーパイプより大径の受液器をヘッダーパイプすなわち凝
縮器の外側に突出させずにヘッダーパイプに連結するこ
とができるので、凝縮器の外方に障害物がある場合や設
置幅が狭い場合においても、凝縮器と受液器を連結した
状態で設置することができる。したがって、熱交換装置
の設置を容易にすることができると共に、スペースの有
効利用を図ることができる。
【0037】2)請求項2記載の発明によれば、凝縮器
の前後左右に障害物がある場合においても、障害物を回
避して凝縮器と受液器を連結した状態で設置することが
できる。したがって、上記1)に加えて更に熱交換装置
の設置を容易にすることができると共に、スペースの有
効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る熱交換装置の第一実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】第一実施形態における受液器及びステーの別の
形態を示す拡大断面図である。
【図5】この発明に係る熱交換装置の第二実施形態を示
す概略平面図である。
【図6】第二実施形態における受液器及びステーを示す
拡大断面図である。
【図7】図6の要部を示す拡大断面図である。
【図8】第二実施形態の別の形態を示す概略平面図であ
る。
【図9】図8における受液器及びステーを示す拡大断面
図である。
【図10】空調機器の構成を示す流れ図である。
【図11】従来の熱交換装置を示す正面図である。
【図12】図11の概略平面図である。
【符号の説明】
1 凝縮器 2a ヘッダーパイプ 9a 流出口 9b 流入口 10 受液器 11 受液器本体 12 流入口(貫通孔) 13 流出口(貫通孔) 17 ステー 41 第1の腕部 42 第2の腕部 51 第1の貫通孔 51a 開口部 52 第2の貫通孔 52a 開口部 60 栓体 A〜F 障害物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器
    と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液
    器とを具備する熱交換装置において、 上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結
    するためのステーを有し、 上記ステーに、上記ヘッダーパイプに設けられた熱媒体
    の流出孔、流入孔とそれぞれ連通する貫通孔を設けると
    共に、この貫通孔を受液器の中心から偏心した位置に設
    けるようにした、ことを特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプに接続される複数の熱交換管を有する凝縮器
    と、この凝縮器で液化した熱媒体の気液分離を行う受液
    器とを具備する熱交換装置において、 上記受液器は、上記ヘッダーパイプにろう付により連結
    するためのステーを有し、 上記ステーは、上記ヘッダーパイプの半径延長方向に延
    びる第1の腕部と、この第1の腕部と交差すると共に、
    上記受液器の半径延長方向に延びる第2の腕部を有し、
    かつ、第1の腕部及び第2の腕部に、上記ヘッダーパイ
    プに設けられた熱媒体の流出孔、流入孔とそれぞれ連通
    する貫通孔を設けた、ことを特徴とする熱交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱交換装置において、 上記貫通孔は、第1の腕部を貫通する第1の貫通孔と、
    第2の腕部を貫通する第2の貫通孔とで構成され、上記
    第1及び第2の貫通孔の開口部は栓体にて塞がれてい
    る、ことを特徴とする熱交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1524477A1 (de) * 2003-10-14 2005-04-20 Behr Lorraine S.A.R.L. Kondensator für eine Klimaanlage, insbesondere von Kraftfahrzeugen

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