JP2000283129A

JP2000283129A - パイプ取付構造

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Publication number: JP2000283129A
Application number: JP11093597A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Yoshida; 陽一善田; Kenji Iida; 建二飯田; Takeshi Hirahara; 武志平原
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 1999-03-31
Filing date: 1999-03-31
Publication date: 2000-10-13
Anticipated expiration: 2019-03-31
Also published as: JP3456440B2

Abstract

(57)【要約】【課題】パイプ部材に貫通孔を打設し、その周囲に設け
られる凹部を大きくしないでも、パイプ部材の表面にね
じの頭部を直接突出させることなく、また、その凹部に
おけるパイプ部材の強度低下も招かずに、外観の向上を
図ってパイプ部材を取付けることができるパイプ取付構
造を提供する。【解決手段】貫通孔１４をパイプ部材１に打設する際に
貫通孔１４の周囲に同時に形成される凹部１５とねじ５
の頭部５１との間に、中央部にねじ挿通孔４１ａを開口
する台座部材４を介在させ、螺着状態でねじ５の頭部外
方端面５１ａを、台座部材４の表面４２ａと略面一、又
はシート４の表面４２ａよりも没入させるようにパイプ
取付構造Ａを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ部材を所定
位置にねじ止めにより取付けるに際し、好適に使用され
るパイプ取付構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パイプ部材を所定位置にねじ止め
により取付ける場合は、パイプ部材に貫通孔を打設し、
この貫通孔にねじを貫通するとともに所定位置に設けた
ねじ孔に螺着することにより、パイプ部材を取付けるよ
うにしている。このような貫通孔を打設する際、貫通孔
の穿孔と同時にその周囲に凹部（へこみ）が不可逆的に
形成されることが多い。そこで、この凹部をねじの頭部
の周囲を囲繞し隠す場所として逆に利用して、ねじの頭
部がパイプ部材の表面から突出することによる外観の低
下を防止している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、ねじの頭部をパイプ部材の表面から突出
させないように確実に隠すためには、ある程度深く陥没
した凹部を形成するようにしなければならず、そのため
に貫通孔の周囲が遡性変形して薄肉となり、その部分の
強度が低下するという不具合が生じる。また、パイプ部
材が比較的細いものである場合、強度を保持したまま凹
部を形成するには限界があり、実質的にはこのような凹
部を形成することができないために、ねじの頭部がパイ
プ部材の表面から直接突出することとなる。このよう
に、硬いねじの頭部がパイプ部材の表面から直接突出し
ていると、物等が当った場合にねじやパイプ部材、又は
その取付位置等が損傷し易く、また外観も良くないとい
う不具合がある。さらに、ねじの頭部で、手や足を傷つ
ける場合もある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
問題に鑑みて、貫通孔の周囲に設けられる凹部を大きく
せずとも、パイプ部材の表面にねじの頭部を直接突出さ
せることなく、また、前記凹部におけるパイプ部材の強
度低下も招かずに、外観の向上を図ってパイプ部材を取
付けることができるパイプ取付構造を構成することとし
た。

【０００５】

【発明の実施の形態】すなわち、本発明のパイプ取付構
造は、パイプ部材に設けた貫通孔にねじを貫通し、該ね
じを所定位置に設けたねじ孔に螺着することにより前記
所定位置にパイプ部材を取付けるようにしたものであっ
て、前記貫通孔の周囲に凹部を設け、該凹部と前記ねじ
の頭部との間に、中央部にねじ挿通孔を開口する台座部
材を介在させ、螺着状態でねじの頭部外方端面を、前記
台座部材の表面と略面一、又は台座部材の表面よりも没
入させるようにしていることを特徴とする。

【０００６】このようなものであると、前記凹部が、例
えば貫通孔の打設と同時に形成される凹部であって、そ
の凹部の陥没を深くせず比較的浅いものとしても、ねじ
の頭部が台座部材よりも突出することがないので、外観
が良好なものとなり、貫通孔の周囲の強度低下を防止で
きることにもなる。また、硬いねじの頭部を台座部材で
保護することができるので、物や手足が当らないように
して、ねじやパイプ部材又はそれを取付ける位置の損傷
や、手足の怪我の防止を有効に図ることもできる。さら
に、この台座部材をねじの座金としても機能させること
により、ねじの十分な締め付けも可能となる。また、こ
のような構成は、特に細いパイプ部材の取付の際に極め
て有効となる。さらに、本発明を特にパイプ部材の外側
に適用したときには、バンパ的な役割を果たすことがで
きる。

【０００７】前記台座部材により、ねじの頭部をより有
効に保護するためには、台座部材が、底壁と、該底壁の
周囲に沿って起立する周壁とを具備するものとし、周壁
が、螺着状態でねじの頭部を囲繞するように構成するこ
とが望ましい。この場合、ねじの締め付け状態で凹部に
密接して見栄え良く凹部を隠すとともに、台座部材の定
着を良好なものにするためには、前記凹部に当接する底
壁の内向面を、該凹部の形状に対応する形状に予め成形
しておくことが有効である。

【０００８】このような台座部材の形成を容易なものと
し、ねじの頭部を隠すための突出量を最小限にして所期
の目的を達成するためには、台座部材を、ねじの締め付
けによっては形状が変形しないような樹脂素材で形成す
ることが好ましい。また、前記ねじ孔を所定位置に簡便
に配設するためには、ねじ孔を所定位置に固設したナッ
トの内周とすることが好ましい。

【０００９】特にパイプ部材が家具類の脚であって、こ
の脚をパイプ部材の外面側から取付けるようにしたもの
である場合に本発明を適用すれば、上記の効果がより効
果的になり、台座部材のバンパとしての機能を有効に発
揮させるとともに、脚の外観をさらに向上することがで
きる。この場合、家具類が下肢空間に配置されるもので
ある場合には、本発明を適用することで、ねじの頭部を
突出させず、ねじが邪魔になったり足を傷つけたりする
ことがないようにすることができるようになる。さら
に、脚が、その下端に家具類を移動可能に支持するキャ
スタを具備するものであり、前記下肢空間が側板を具備
する天板付家具の天板下の空間である場合には、ねじの
頭部による該側板の損傷防止をも極めて有効に図ること
ができるものとなる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を、図１〜図４を参
照して説明する。この実施例は、図１に示すように、一
対の側板Ｔａを有する机Ｔ（同図中想像線で示す）にお
いて、側板Ｔａと天板Ｔｂに囲繞された下肢空間Ｓに収
容して使用される棚Ｂにおいて、支柱１を構成するパイ
プ部材を棚板２及び背板３に取付ける際に適用したパイ
プ取付構造Ａである。

【００１１】この棚Ｂは、図１及び図２に示すように、
棚板２と、その後端２ａに沿って起立する背板３と、棚
板２の側壁２１及び背板３の側壁３１の上端３１ａに取
付けられる一対の支柱１、１とからなる。棚板２は、図
２〜図４に示すように、板状の板金素材の周囲を下方に
折曲げ形成したもので、左右の側壁２１には、その前端
２１ａ及び後端２１ｂの内側面に、内周６１にねじ孔を
刻設したナット６を溶接している。また、このねじ孔６
１に対応する挿通孔２２を側壁２１に穿設している。ま
た、背板３も板金素材を折曲げ形成し、図２に示すよう
に、下端３ａを棚板２の後端２ａに凹凸係合等の適宜の
手段により取着したもので、側壁３１の上端３１ａに、
棚板２と同様にナット６を固設するとともに、挿通孔３
２を穿設している。

【００１２】支柱１は、図１及び図２に示すように、一
本のスチール製丸パイプ部材を逆Ｕ字状に折曲げ形成し
て、前脚１１及び後脚１２を棚板２の略奥行き寸法分離
間して起立させ、これら前脚１１及び後脚１２の上端１
１ａ、１２ａ同士を上方に湾曲する連絡要素１３で連絡
したものである。また、この支柱１には、前脚１１及び
後脚１２の各下端１１ｂ、１２ｂに転動可能なキャスタ
１６をそれぞれ配設し、棚Ｂを移動可能にしている。そ
して、前記棚板２に支柱１を取付けるべき前脚１１及び
後脚１２の対応する中間高さ位置、及び、前記背板３に
支柱１を取付けるべき後脚１２の上端１２ａに、ねじ５
を貫通させるための貫通孔１４をプレス加工により打設
している。この打設作業時に、打設方向における貫通孔
１４の周囲に、図２〜図４に示すような浅く陥没した凹
部１５が形成される。

【００１３】本実施例では、このような構成の一対の支
柱１、１を前記棚板２及び背板３に取付けるに際し、図
２に示すように、貫通孔１４にねじ５を貫通して棚板２
及び背板３のナット６に螺着するようにしたもので、こ
の際、ねじ５の頭部５１と貫通孔１４の周囲に形成され
た凹部１５との間に樹脂製の台座部材４を介在させてい
る。この樹脂素材は、ねじ５の締め付けや外方から物が
当った際に容易には変形しない程度の硬さを有するもの
である。この台座部材４は、図３及び図４に示すよう
に、中央部にねじ５の軸部５２を挿通し得るねじ挿通孔
４１ａを開口するリング状の底壁４１と、底壁４１の周
囲に沿って起立する周壁４２とを一体成形したものであ
る。この底壁４１は、前記凹部１５に当接する内向面４
１ｂを該凹部１５の形状に対応するように予め膨出させ
ており、また、周壁４２の突出量を、螺着時にねじ５の
頭部５１を囲繞するとともに台座部材４の表面たる外向
面４２ａがねじ５の頭部外方端面５１ａよりも若干突出
する程度に設定している。

【００１４】このような構成において、支柱１は、前脚
１１の中間高さ位置を棚板２の側壁２１の前端２１ａ
に、後脚１２の中間高さ位置を棚板２の側壁２１の後端
２１ｂに、後脚１２の上端１２ａを背板３の側壁３１の
上端３１ａに、それぞれ以下のようにして取付けられ
る。なお各部位における左右の支柱１の取付けは、いず
れも同様の構成で行われるので、以下、右側の支柱１の
前脚１１を取付ける場合について、図２〜図４に基づい
て説明する。

【００１５】棚板２の側壁２１の前端２１ａに設けた挿
通孔２２の位置に、支柱１の前脚１１に設けた貫通孔１
４を一致させ、台座部材４の底壁４１を前脚１１の外方
から凹部１５に添接し、貫通孔１４とねじ挿通孔４１ａ
の位置を一致させるとともに、ねじ５を外方からねじ挿
通孔４１ａ、貫通孔１４、挿通孔２２に挿入してナット
６に螺着する。しかして、ねじ５の締め付けが終了した
時点で、ねじ５の頭部内方端面５１ｂが台座部材４の底
壁４１を押圧し、この底壁４１の内向面４１ｂが凹部１
５に密着するとともに、ねじ５の頭部外方端面５１ａ
が、台座部材４の周壁４２の外向面４２ａよりも若干没
入した状態に位置することとなる。

【００１６】本実施例は、以上のような構成により、凹
部１５の陥没を比較的浅くしても、逆にこの凹部１５を
活用することにより、螺着時にねじ５の頭部５１が台座
部材４に囲繞され、頭部外方端面５１ａが台座部材４の
表面たる外向面４２ａよりも没入した状態にして、ねじ
５の頭部５１を有効に隠すことができるので、従来のよ
うにねじの頭部が深く陥没した凹部に直接隠されるよう
にしたものと比べて、外観を向上させ且つ凹部１５の強
度低下を有効に防止するができる。また、硬いねじ５の
頭部５１が台座部材４の周壁４２に保護されているため
に、物や手足はこの台座部材４に当ることとなり、台座
部材４をバンパとして機能させ、ねじ５、支柱１、ナッ
ト６、棚板２等の損傷や、手足の傷つきをの有効に防止
することができる。さらに、この台座部材４を、ねじ５
の座金としても使用しているので、十分なねじ５の締め
付けが可能である。また、このように構成することで、
支柱１の取付けの便が損なわれることもない。

【００１７】このような構成に加えて、この台座部材４
を、底壁４１と周壁４２とから構成し、周壁４２がねじ
５の頭部５１を囲繞するようにしているので、螺着時に
ねじ５の頭部５１が突出しないような状態を適切に実現
することができる。また、底壁４１の内向面４１ｂを、
凹部１５の形状に対応する形状に予め成形し、ねじ５の
締め付け状態で凹部１５に密接させるようにしているの
で、凹部を外観良く隠すことができるとともに、凹部１
５への定着を良好にすることができる。さらに、この台
座部材４を一定の硬さを有する樹脂素材で一体成形して
いるので、台座部材４を簡単に作成することができ、周
壁４２の突出量を最小限にしても、上記の効果を確実に
奏することができる。

【００１８】さらに、棚板２及び背板３に、内周６１に
ねじ孔を設けたナット６を固設しているので、別途にね
じ孔を形成する手間を省き、容易にねじ５を螺着するこ
とができる。また、本実施例は、下肢空間で使用される
棚Ｂにおいて、パイプ部材を折曲げ形成した支柱１を棚
板２等に取付ける際に適用したものであるので、特に足
元でねじ５の頭部５１が邪魔にならないようにすること
ができる。また、この棚Ｂは、前脚１１及び後脚１２の
各下端１１ｂ、１２ｂにキャスタ１６を具備し、机Ｔの
天板Ｔｂの下の空間Ｓに配置されるものであるので、キ
ャスタ１６の転動により棚Ｂが動き易いものではある
が、ねじ５の頭部５１による側板Ｔａの損傷防止や足の
怪我防止にも極めて有用なものである。

【００１９】なお、本発明は、上記実施例に限られな
い。例えば、台座部材を可撓変形可能なゴム製のものと
して、ねじの締め付けにより底壁が凹部の陥没に沿って
変形するようにしたものでもよい。また、凹部をある程
度大きくした場合には、台座部材の表面とパイプ部材の
表面とが略面一になるようにして、さらなる外観の向上
を図れるようにしてもよい。さらに、ナットを梁等の端
部に配設したり、棚板等の厚みが一定以上ある場合には
そこに直接ねじ孔を刻設しても、上記実施例と同様の効
果を得ることができる。また、前記凹部は、貫通孔と同
時に形成されるものでなくても、貫通孔を打設した後に
積極的に形成したものであっても良いのは勿論である。
さらにまた、本発明は、上記実施例の棚やラック等の家
具類に限らず、パイプ部材を他の部材に取付ける際に広
く適用され得るものである。その他、各部の具体的構成
についても、上記実施例に限られるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

【００２０】

【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のパイプ取付構造は、パイプ部材にねじを貫
通させるための貫通孔の周囲に設けた凹部、例えば、そ
の貫通孔を打設する際にその貫通孔と同時に形成される
凹部と、ねじの頭部との間に、台座部材を介在させて、
パイプ部材をねじ止めにより所定位置に取付けるように
したものであり、螺着時にねじの頭部外方端面が台座部
材の表面と面一か或いはそれよりも没入するようにして
いるので、ねじの頭部を隠すために凹部を深く陥没させ
る必要がなく、凹部を比較的浅いものとしても、台座部
材によりねじの頭部を隠すことができ、外観を良好にす
るとともに、パイプ部材の凹部における強度低下を有効
に防止することができる。また、硬いねじの頭部をパイ
プ部材の表面から直接突出させずに、台座部材で保護す
るようにしているので、特に本発明をパイプ部材の外側
に適用すると、この台座部材にバンパ的な役割をさせ
て、ねじの頭部に物や手足が当り難く、部材の損傷や、
手足の傷つきを有効に防止することができる。さらに、
この台座部材を、ねじの座金としても活用しているの
で、十分なねじの締め付けをおこなうことができる。ま
た、このような構成による、パイプ部材の取付けは極め
て簡便である。

【００２１】このような台座部材に、底壁とその周囲で
起立する周壁とを具備させて、螺着時に周壁がねじの頭
部を囲繞するようにしている場合には、上記のような台
座部材の効果を容易に達成することができる。さらに、
凹部に当接する底壁の内向面を、凹部に対応する形状に
予め形成している場合には、凹部と底壁とをより密着さ
せて凹部への定着を良くし、さらなる外観の向上を図る
ことができる。

【００２２】また、このような台座部材を、ねじの締め
付け等により変形しないような樹脂素材で形成すると、
この台座部材を容易に作成することができ、また、ねじ
の頭部を隠すための突出を最小限にしても上記の効果を
確実なものとすることが可能である。さらに、ねじと螺
合し得るねじ孔を所定位置に設けたナットの内周として
いる場合には、別途にねじ孔を形成する必要がなく、ね
じ止めが極めて簡便である。

【００２３】以上のような構成は、パイプ部材が家具類
の脚であり、本発明をその脚の外面に適用した場合に、
特に外観を向上させ、また台座部材をバンパとして適切
に機能させることができる。このような場合、この家具
類が下肢空間に配置されるものであると、ボルトの頭部
が脚の表面から直接突出しないことによる所期の効果が
極めて顕著である。また、脚が下端にキャスタを備えた
ものであって、この下肢空間が、側板を有する家具の天
板下空間であれば、ボルトの頭部による側板の損傷をも
有効に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を、棚の脚の取付けに適用し
たものを示す全体斜視図。

【図２】図１における棚を拡大、分解して示す斜視図。

【図３】図２における要部を拡大、分解して示す斜視
図。

【図４】図２における要部を拡大して示す断面図。

【符号の説明】

Ａ…パイプ取付構造Ｂ…棚Ｓ…下肢空間Ｔ…天板Ｔａ…側板１…パイプ部材（支柱）２…棚板３…背板４…台座部材５…ねじ６…ナット１４…貫通孔１５…凹部１６…キャスタ４１…底壁４１ａ…ねじ挿通孔４１ｂ…内向面４２…周壁４２ａ…外向面５１…頭部５１ａ…頭部外方端面５１ｂ…頭部内方端面６１…ねじ孔（内周）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者平原武志大阪市東成区大今里南６丁目１番１号コクヨ株式会社内Ｆターム(参考） 3B053 SC01 3J024 AA02 AA21 BB04 CA03

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パイプ部材に設けた貫通孔にねじを貫通
し、該ねじを所定位置に設けたねじ孔に螺着することに
より前記所定位置にパイプ部材を取付けるようにしたも
のであって、前記貫通孔の周囲に凹部を設け、該凹部と前記ねじの頭
部との間に、中央部にねじ挿通孔を開口する台座部材を
介在させ、螺着状態でねじの頭部外方端面を、前記台座
部材の表面と略面一又は台座部材の表面よりも没入させ
るようにしていることを特徴とするパイプ取付構造。
【請求項２】前記凹部が、前記貫通孔をパイプ部材に打
設する際に該貫通孔の周囲に同時に形成されるものであ
ることを特徴とする請求項１記載のパイプ取付構造。
【請求項３】前記台座部材が、底壁と、該底壁の周囲に
沿って起立する周壁とを具備し、周壁が、螺着状態でね
じの頭部を囲繞するようにしていることを特徴とする請
求項１又は２記載のパイプ取付構造。
【請求項４】前記凹部に当接する底壁の内向面を、該凹
部の形状に対応する形状に予め成形していることを特徴
とする請求項３記載のパイプ取付構造。
【請求項５】前記台座部材が、ねじの締め付けによって
は形状が変形しないような樹脂素材で形成したものであ
ることを特徴とする請求項１、２、３又は４記載のパイ
プ取付構造。
【請求項６】前記ねじ孔が、所定位置に固設したナット
の内周であることを特徴とする請求項１、２、３、４又
は５記載のパイプ取付構造。
【請求項７】前記パイプ部材が家具類の脚であって、該
脚の外面に適用していることを特徴とする請求項１、
２、３、４、５又は６記載のパイプ取付構造。
【請求項８】前記家具類が、下肢空間に配置されるもの
であることを特徴とする請求項７記載のパイプ取付構
造。
【請求項９】前記脚が、その下端に家具類を移動可能に
支持するキャスタを具備するものであり、前記下肢空間
が、側板を具備する天板付家具の天板下の空間であるこ
とを特徴とする請求項８記載のパイプ取付構造。