JPH0510663Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、OA機器用載置台を、机側面に取り付
けるための取付用金具に関する。

考案の背景及び目的 出願人は、さきに、第４図で示すように下面前
後位置にアジヤスタ１０を備えた左右側壁板と、
全面幕板とから成る脚体１１上に、通信ケーブル
などを収納するダクト及び天板１２を装着した複
数の机１３，１４を適宜組み合わせて連続配置す
ると共に、前記机１３，１４の相互間の所要位置
に、プリンタ、ワールドプロセツサ或いはパーソ
ナルコンピユータなどのOA機器を載置する載置
台１５を介在して構成されるOA機器用のオフイ
スシステムを開発した。

本願は、この出願人の開発に係るオフイスシス
テムにおいて、特に、OA機器を載置する載置台
の高さを、極めて簡単に、２段階に可変すること
ができるように構成した取付用金具を提供するこ
とを目的としたものである。

考案の目的、実施例及び作用 以下図面について、本願の実施例を詳述する
と、１は２片１ａと１ｂとを直角状に折曲して成
る長尺な金具本体で、その一方の片１ａには、折
曲点ａ距離L₁が、前記脚体１１の側壁板１１′よ
り突出する天板１２の突出距離（説明の便宜上金
具本体１の材厚を無視している。以下同じ）₁
と、載置台１５の下面に設けたねじ孔１６からそ
の側面までの距離、即ち側壁板１１′の上面乃至
天板１２の下面から側壁板１１′の外側に埋設し
た埋込ナツト１７の位置までの距離₂の和にほ
ぼ等しい位置に、第１取付孔２が、また他方の片
１ｂには、折曲点ａからの距離L₂が、前記₂と
ほぼ等しい位置に、第２取付孔３が夫々長手方向
の２個所に穿設してある。

なお図中４は補強片、１８，１９は取付ねじで
ある。

しかして、机１３，１４の天板１２の高さより
も、載置台１５を低くするときは、第２図で示す
ように、金具本体１の一方の片１ａを、側壁板１
１′の外面に当接し、かつ、第１取付孔３を介し
て取付ねじ１８を埋込ナツト１７に螺合緊締し
て、金具本体１を側壁板１１′の外面にＬ字状に
取り付けると共に、他方の片１ｂ上に、載置板１
５を載置し、これを、第２取付孔３を介して取付
ねじ１９をねじ孔１６に螺締することにより、金
具本体１に止着する。

また、机１３，１４の天板１２の高さと載置台
１５の高さとを一致させるときは、第３図で示す
ように、金具本体１を倒Ｌ字状にして、他方の片
１ｂを側壁板１２の外面に当接すると共に、第２
取付孔３を介して取付ねじ１８を埋込ナツト１７
に螺合緊締し、かつ、一方の片１ａ上に載置台１
５を載置すると共に、第１取付孔２を解して、取
付ねじ１９を載置台１５の下面に螺着する。

考案の効果 本願は叙上のように、構成されているので、金
具本体に設けた２個の取付孔を、交互に利用する
ことにより、１個の取付金具によつて、載置台の
高さを２段階に可変することができると共に、構
成並びに取扱いが簡単であり、特に天板がその側
壁面より突出した構成の机に、載置台を連続する
場合に極めて有効なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は総
体斜視図、第２，３図は使用状態を示す要部の断
面図、第４図は机と載置台とを連続状態を示す図
である。 図中、１金具本体、１ａ，１ｂは片、２は第１
取付孔、３は第２取付孔である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直角２片から成る金具本体の一方の片に、折
   曲点から、机における天板の側壁板よりの突出
   距離と、前記側壁板の上面乃至天板下面より前
   記側壁板の外面に埋設した埋込ナツトの位置ま
   での距離との和にほぼ等しい位置に、第１取付
   孔を、また他方の片に、その折曲点から、前記
   側壁板の上面乃至天板下面より前記側壁板の外
   面に埋設した埋込ナツトの位置までの距離にほ
   ぼ等しい位置に、第２取付孔を夫々穿設したこ
   とを特徴とする机と載置台との取付用金具。 (2) 金具本体が長尺で、その長手方向の２個所
   に、夫々第１取付孔及び第２取付孔を設けて成
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載の机の載
   置台との取付用金具。