JP2000282999A - 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁 - Google Patents

電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁

Info

Publication number
JP2000282999A
JP2000282999A JP11091920A JP9192099A JP2000282999A JP 2000282999 A JP2000282999 A JP 2000282999A JP 11091920 A JP11091920 A JP 11091920A JP 9192099 A JP9192099 A JP 9192099A JP 2000282999 A JP2000282999 A JP 2000282999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered portion
flow passage
fuel
plate
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11091920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4038636B2 (ja
Inventor
Shintaro Takeuchi
慎太郎 竹内
Michihiro Oshima
道博 大島
Yoshio Yokoyama
良雄 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP09192099A priority Critical patent/JP4038636B2/ja
Publication of JP2000282999A publication Critical patent/JP2000282999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4038636B2 publication Critical patent/JP4038636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが増大することなく所望の寸法精
度、ならびに流通路およびテーパ部の同軸度を確保する
ことができ、生産効率を向上することができる電磁弁着
座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁
を提供する。 【解決手段】 電磁弁着座用プレートとなるプレート素
材を切削成形し(S101)、プレート素材に弁部材が
着座可能な座面が形成されるテーパ部などをプレス成形
し(S102)、熱処理(S103)した後、プレート
素材の上面および下面を荒研削する(S104)。テー
パ部上端部の外径を画像計測し(S105)、外径が所
定の外径となるように仕上げ研削し(S106)、座面
を形成する。そして座面を画像計測し、座面の中心を流
通路の位置と決定する(S107)。決定した流通路の
位置に基づいて座面の中心にプレート素材を貫通する流
通路を形成し(S108)、プレート素材の下面を仕上
げ研削する(S109)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
内燃機関を「エンジン」という。)の燃料噴射弁に設け
られる電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用
いた燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高圧燃料供給ポンプから供給
される高圧の燃料をコモンレールなどで蓄圧し一定圧に
してから燃料噴射弁に供給し、燃料噴射弁の噴孔を開閉
する弁部材の反噴孔側に設けた圧力制御室内の燃料圧力
を電磁弁を制御することにより調整し、燃料噴射時期お
よび燃料噴射量を調整する燃料噴射装置が知られてい
る。このような燃料噴射装置としては、特開平9−42
106号公報に開示されているものが公知である。
【0003】特開平9−42106号公報に開示されて
いる蓄圧式燃料噴射装置の電磁弁着座用プレートは、燃
料が流通する流通路の周囲にテーパ部が設けられ、テー
パ部の上端部には流通路を開閉する電磁弁の弁部材が着
座可能な座面が形成されている。電磁弁の弁部材の先端
には座面側が平面になっている球状部材が設けられてお
り、球状部材と座面とを平面同士で密着させることで、
球状部材と座面との間からの燃料の漏出を防止する構造
となっている。
【0004】上記のような平面の座面が形成されている
電磁弁着座用プレートは、以下のような工程で製造する
ことができる。 切削などにより成形されたプレート素材の上面にテ
ーパ部、テーパ部の周囲に形成されている環状溝、なら
びにテーパ部を中心に放射状に形成されている燃料溝な
どを形成する。 テーパ部の中心に流通路を形成する。 、の工程を完了したプレート素材を熱処理す
る。 熱処理したプレート素材の上面および下面を荒研削
する。 荒研削したプレート素材の座面を仕上げ研削する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−42106
号公報に開示されているような燃料噴射装置の電磁弁
は、燃料の噴射量、噴射時期を精密に制御し球状部材と
座面との間から燃料の漏出を防止するため、各部材を高
精度に加工する必要がある。そして、流通路およびテー
パ部の寸法精度を高め、流通路とテーパ部との同軸度を
確保する必要がある。
【0006】プレート素材の上面に形成されているテー
パ部、環状溝、および燃料溝などの微細形状は、切削あ
るいは型彫り放電加工などにより成形されている。しか
し、切削および型彫り放電加工はともに加工精度が高い
ものの、加工に要する時間が長く、生産効率が低いとい
う問題がある。
【0007】また、流通路の形成方法としては、ドリル
あるいは放電加工による孔開けなどを利用することがで
きる。しかし、流通路を形成するためにプレート素材を
加工台に固定する場合、プレート素材そのものの外形、
あるいはプレート素材の加工台への固定位置などがわず
かに異なるため、プレート素材の加工台への固定位置を
厳密に一定にすることは困難である。そのため、流通路
の形成位置を要求される精度に維持するのは困難であ
る。
【0008】流通路とテーパ部との同軸度を確保するた
めには、テーパ部、環状溝、および燃料溝などの微細形
状の成形と流通路の孔開けとを複合化した専用の加工装
置を利用し、プレート素材を一つの加工台で加工するこ
とが望ましい。しかし、専用の加工装置を開発し利用す
ると、電磁弁着座用プレートの製造コストが増大すると
いう問題がある。
【0009】さらに、座面を形成する場合、流通路の周
囲はテーパ部が設けられているため、テーパ部の上端部
を研削することにより座面の外径を拡大し、所定の外径
とすることが可能である。そこで、従来はテーパ部の上
端部側にテーパ部軸方向の研削領域を設定しテーパ部上
端部を所定の領域分だけ研削することで、座面の外径を
調整し所望の外径を確保していた。ところが、プレート
素材の加工基準面を設定するために前処理工程において
プレート素材の上面および下面を荒研削すると、プレー
ト素材毎に上面および下面の研削範囲がわずかに異なる
ため、予め設定した領域分だけ研削しても座面の外径が
ばらつき、所望の寸法精度を確保することが困難である
という問題がある。
【0010】上記のように寸法精度の確保が困難である
場合、加工部分を画像計測することにより寸法精度を向
上させることも可能である。例えば画像計測により円形
状部位の外径を算出する方法としては、カメラなどから
入力された円形状部の画像の境界部を3点あるいは4点
など複数点計測し、計測した複数点の座標から径を算出
する方法がある。ところが、上記のような電磁弁着座用
プレートの場合、計測する部位がテーパ部上端部である
ため、境界部の凹凸が激しい。そのため、数点の計測で
は測定誤差が大きくなり、計測精度の確保が困難である
という問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、製造コストが増
大することなく所望の寸法精度、ならびに流通路および
テーパ部の同軸度を確保することができ、生産効率を向
上することができる電磁弁着座用プレートの製造方法お
よびそれを用いた燃料噴射弁を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、2ま
たは3記載の電磁弁着座用プレートの製造方法による
と、画像計測を利用してテーパ部上端部が所定の外径と
なるようにテーパ部軸方向に研削、ならびに画像計測を
利用してテーパ部上端部の中心の位置を計測し中心の位
置にプレート素材を貫通する流通路を形成する。切削お
よび流通路の形成に画像計測を利用することでテーパ部
上端部の研削と流通路との形成を異なる加工装置で実施
する場合でも、所望の寸法精度、ならびに流通路および
座面の同軸度を確保することができる。また、テーパ部
の切削および流通路の形成に例えば既存の切削装置ある
いは孔開け装置などを利用することができるので、切削
および孔開けを複合化した専用の加工装置を開発し利用
する必要がなく、電磁弁着座用プレートの製造コストが
増大することがない。
【0013】また、テーパ部、環状溝、および燃料溝は
プレス成形により成形されているので、例えば切削ある
いは型彫り放電加工などと比較して短時間で加工するこ
とができ生産効率を向上することができるとともに、座
面や流通路などは画像計測を利用して加工するので、所
望の寸法精度を確保することができる。
【0014】本発明の請求項2記載の電磁弁着座用プレ
ートの製造方法によると、画像計測を利用してテーパ部
上端部のテーパ部軸方向の研削領域を決定する。そして
決定した研削領域までテーパ部上端部を研削し座面を形
成する。テーパ部上端面の研削を完了した後、画像計測
を利用して座面の中心の位置を計測し、計測した中心の
位置に基づいてプレート素材を貫通する流通路を形成す
る。テーパ部上端部を所定の外径になるように研削し座
面を形成した後、座面の中心の位置を画像計測すると、
テーパ部上端部の座面の平面形状がほぼ円形となるた
め、座面の中心の位置をより正確に決定することができ
る。したがって、流通路および座面の同軸度を確保する
ことができる。
【0015】本発明の請求項4または5記載の電磁弁着
座用プレートの製造方法によると、画像計測により入力
された画像を2値化する。入力された画像を2値化する
ことにより画像計測をするための手段として例えばCC
D(Charge Coupled Device)などを用いると、CCD
の画素数が計測点数となる。そのため、計測点数が増加
し、数値の平均化が可能となるので、テーパ部上端部の
外径および中心座標を高精度で計測することができる。
したがって、所望の寸法精度、ならびに流通路およびテ
ーパ部の同軸度を確保することができる。
【0016】本発明の請求項6記載の燃料噴射弁による
と、電磁弁が着座する電磁弁着座用プレートとして請求
項1〜5のいずれかに記載の電磁弁着座用プレートの製
造方法により製造された電磁弁着座用プレートを備えて
いる。したがって、製造コストが増大することなく所望
の寸法精度、ならびに流通路および座面の同軸度を確保
することができ、生産効率を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。図2〜図5に本発
明の電磁弁着座用プレートおよびそれを用いた燃料噴射
弁を示している。図2に示す燃料噴射弁1は、図示しな
いコモンレールから図示しない燃料配管を介して蓄圧さ
れた一定圧の高圧燃料が燃料フィルタ60を通って供給
されている。
【0018】燃料噴射弁1の噴射側端部に設けられた噴
射ノズル10のノズルボディ11にはノズルニードル1
2が往復移動可能に収容されており、噴孔13を開閉す
る。ノズルボディ11および弁ボディ14はディスタン
スピース15を挟んでリテーニングナット16で結合さ
れている。ノズルニードル12の反噴孔側にはプレッシ
ャピン17、プレッシャピン17の反噴孔側に接触ある
いは連結されている制御ピストン18が配設されてい
る。プレッシャピン17はスプリング19内に貫挿され
ており、スプリング19はプレッシャピン17を図2の
下方に付勢している。制御ピストン18の反噴孔側には
圧力制御室20が設けられている。
【0019】燃料フィルタ60から高圧燃料通路61に
導入された高圧燃料は、ノズルニードル12の周囲に環
状に形成された燃料溜り21と圧力制御室20とに供給
される。燃料溜り21内の高圧燃料の圧力はノズルニー
ドル12をリフト方向に付勢し、圧力制御室20内の高
圧燃料の圧力は制御ピストン18を図2の下方に付勢す
る。
【0020】電磁弁30は、圧力制御室20と低圧側と
を断続する電磁二方弁である。弁ボディ14には、電磁
弁着座用プレートとしてのプレート50およびシリンダ
22がリテーニングナット23で連結され、電磁弁30
のコア31がリテーニングナット23の端部にかしめら
れている。
【0021】電磁コイル32はコア31内に巻装されて
おり、コネクタ24から電力が供給される。また、ナッ
ト25には燃料通路26が形成されており、低圧の燃料
通路64、65、66を通して燃料噴射弁1内の余剰燃
料を排出する。燃料通路62は制御ピストン18および
ノズルニードル12の摺動クリアランスからのリーク燃
料を回収するための低圧燃料通路であり、低圧燃料通路
26に連通している。
【0022】図3に示すように、電磁弁30の弁部材3
4はシャフト341および球状部材342からなる。シ
ャフト341はシリンダ22の内壁に往復移動可能に支
持されている。球状部材342はシャフト341の先端
に摺動自在に支持されている。シャフト341の電磁コ
イル32側にはアーマチャ35が固定されている。電磁
コイル32への非通電時、球状部材342はスプリング
36の付勢力によりプレート50の平面弁座51に着座
している。スプリング36の一端はアーマチャ35に係
止されている。電磁コイル32への通電時、電磁コイル
32に発生する磁力によりアーマチャ35が電磁コイル
32に吸引されシャフト341が図3の上方にリフトす
ることにより球状部材342が平面弁座51から離座す
る。
【0023】高圧燃料通路61と圧力制御室20とは高
圧燃料通路61から圧力制御室20への流入燃料量を規
制する絞り孔63で連通されている。プレート50には
絞り孔63よりも流通抵抗の小さい流通路52がプレー
ト50を軸方向に貫通して形成されている。シャフト3
41および球状部材342からなる弁部材34が平面弁
座51から離座すると、流通路52と低圧燃料通路64
とが連通し、流通路52、低圧燃料通路64、低圧燃料
室65、低圧燃料通路66、67、68、26を経て圧
力制御室20内の高圧燃料が燃料噴射弁1から排出され
る。
【0024】図3に示すように、シャフト341の先端
部に支持部341aが設けられ、支持部341aの先端
部をかしめることにより球状部材342はシャフト34
1からの脱落を防止されている。支持部341aと球状
部材342の間には数μmのクリアランスが設けられて
いるので、球状部材342はシャフト341に対し摺動
自在に組み付けられている。
【0025】次に、プレート50について詳細に説明す
る。図2および図3に示すようにプレート50は、シリ
ンダ22と弁ボディ14の間に挟持されている。プレー
ト50にはプレート50を軸方向に貫通する流通路52
が形成されており、圧力制御室20と低圧燃料通路64
とを連通可能である。
【0026】図4に示すように、プレート50の中央部
には円錐台部50aが形成され、円錐台部50aの中央
部に微細形状部が設けられている。微細形状部は、テー
パ部53、環状溝54、および燃料溝55から構成され
ている。テーパ部53は、図5に示すように弁部材34
の球状部材342側すなわち上端部531から反球状部
材側にかけて外径が大きくなるように流通路52の周囲
に設けられている。
【0027】図4および図5に示すように環状溝54
は、テーパ部53の外周側に流通路52と同心円状とな
るように形成されている。また、燃料溝55は環状溝5
4からテーパ部53を中心に径方向外側に向けて放射状
に複数形成されている。本実施例では、燃料溝55を十
字型に4本形成している。燃料溝55の一端は環状溝5
4と連通し、燃料溝55の他端は外周溝56に連通して
いる。外周溝56は、円錐台部50aの周囲に形成され
ている。
【0028】図5に示すように平面弁座51は、テーパ
部53の上端部531に形成された座面511および環
状溝54の周囲の座面512からなる。座面511の中
央に流通路52の低圧側の端部が開口している。球状部
材342の平面部342aは座面511および座面51
2からなる平面弁座51に着座可能であり、球状部材3
42が平面弁座51に着座することで流通路52の燃料
の流通が遮断される。
【0029】次に、プレート50の製造方法について図
1のフローチャートに基づいて詳細に説明する。 素材切削(S101) プレート50の材料となる素材を切削、あるいは切り落
とし加工などによりプレート50の外形および外周溝5
6などを成形し、図6に示すようなプレート素材70と
する。
【0030】 プレス工程(S102) 成形したプレート素材70の上面71に図4に示すよう
な微細形状部となるテーパ部53、環状溝54、および
燃料溝55をプレス加工により成形する。
【0031】 熱処理工程(S103) 微細形状部をプレス成形したプレート素材70を熱処理
する。 荒研削工程(S104) 熱処理したプレート素材70の上面71および下面72
を荒研削し、プレート素材70の下面72を加工基準面
として確保するとともに、テーパ部53の上端部531
を仮成形する。テーパ部53の上端部531を仮成形す
ることにより、テーパ部531の平面形状がほぼ円形と
なり真円性が確保されるため、次の画像計測を正確に実
施することが可能である。
【0032】 テーパ部径画像計測工程(S105) 図7に示すように仮成形したプレート素材70を固定器
具811により加工台81に固定し、テーパ部53の上
端部531をCCDカメラ91により画像計測する。こ
の画像計測により、図8に示すように荒研削工程完了後
のテーパ部53上端部531の外径dを算出する。外径
dを算出するための工程を図9に示す。
【0033】ステップS501(以下、簡単のため単に
「S501」とする。)では、CCDカメラ91の画像
が入力される。画像の入力は、図示しない光源からプレ
ート素材70に向けて照射された光がテーパ部53上端
部531で反射し、反射した光をCCDカメラ91で撮
像することによって実施される。
【0034】S502では、S501で入力された画像
のデータを2値化する。S503では、2値化したデー
タに基づいてテーパ部53上端部531に対応する画素
数を計数する。そして、計数した画素数から予め定めた
変換係数によりテーパ部53上端部531の面積Sを算
出する。
【0035】S504では、S503で算出した面積S
に基づいてテーパ部53上端部531の外径dを算出す
る。外径dは面積Sより、 d=2×(S/π)1/2 として算出する。
【0036】そして、図8に示すように計測した上端部
531の外径dが予め設定していた上端部外径Dとなる
ようにテーパ部軸方向の研削領域である加工代hを設定
する。加工代hは、テーパ部の傾斜角度をθ°とする
と、 h=tanθ×(D−d)/2 より求めることができる。
【0037】 上端部仕上げ研削工程(S106) 上記ので設定した加工代に基づいて、図10に示すよ
うに図示しないNC工作機に接続された砥石92を制御
することによりテーパ部53を仕上げ研削し、座面51
1、512を形成する。
【0038】 流通路位置決定工程(S107) 仕上げ研削を完了したプレート素材70を図11に示す
ようにとは異なる加工台82に固定器具821により
固定し、形成した座面511をCCDカメラ93により
画像計測する。この画像計測により、図12に示す座面
511の中心位置pを算出する算出工程を図13に示
す。
【0039】ステップS701(以下、単に「S70
1」とする。)からS704までは、図9に示すフロー
チャートと同様であるので説明を省略する。上記のテ
ーパ部径画像計測工程および上端部仕上げ研削工程で
テーパ部53上端部531すなわち座面511の所望の
外径Dを確保したにもかかわらずS703およびS70
4において再び座面511の外径Dを計測するのは、一
連の加工工程によって形成された座面511の外径が所
望の寸法となっているかをチェックし、精度をさらに向
上させるためである。計測した外径Dが所望の寸法でな
いプレート素材70が発生した場合、前工程の検査、例
えば画像計測を行なうCCDカメラ91のチェックある
いは砥石92の研磨性能のチェックなどを実施する。
【0040】S705では、座面511の中心位置pを
計測し決定する。ここで、図12に示すようにCCDカ
メラ93は、プレート素材70中央部の座面511の近
傍を撮影する。しかし、CCDカメラ93の撮影中心で
ある仮想中心Pから座面511の中心位置pまでには、
X軸方向のずれLxおよびY軸方向のずれLyが存在す
る場合がある。このようなずれが存在する場合、このず
れを排除し正確な座面の中心位置p、すなわち流通路5
2の形成位置を特定する必要がある。上記の仮想中心P
は、次工程で使用する電極94の初期位置でもある。
【0041】座面511の中心位置pの特定は、以下の
ように算出して行なう。図12に示すようにCCDカメ
ラ93によって撮影された画像は、図14に示すような
画像情報として認識され、画像情報から座面511に対
応する総画素数Nを計数する。そして、座面511に対
応する位置に属する画素の座標をX座標毎、およびY座
標毎にそれぞれすべて加算し、X座標およびY座標の加
算値を上記の総画素数Nで除する。すなわち、座面51
1に対応する位置に属する画素のX座標およびY座標の
平均値を算出することにより、座面511の中心位置p
を算出することができる。
【0042】上記のようにして算出した中心位置pと仮
想中心Pとのずれ、LxおよびLyを算出し、流通路5
2の形成位置(すなわち座面511の中心位置p)を決
定する。また、上記のように座面511の中心位置pを
CCDカメラ93の画素数と等しい計測点数から求めて
いるので、中心位置pの座標を高精度で算出可能であ
る。
【0043】 流通路形成工程(S108) 図15に示すようにで計測した仮想中心からのずれL
xおよびLyに基づいて図示しないNC工作機に接続さ
れた電極94を移動し、座面511の中心に流通路52
を放電加工により形成する。
【0044】 下面仕上げ研削工程(S109) 流通路52を形成したプレート素材70の下面72をプ
レート素材70が所定の厚さになるように研削する。
【0045】以上、本実施例ではテーパ部53を画像計
測してからテーパ部53上端部531を研削し、研削し
たテーパ部53上端部531の座面511を画像計測す
ることにより流通路52の位置を決定して流通路52を
形成した。しかし、テーパ部53上端部531を研削す
る前にテーパ部53上端部531の中心を画像計測する
ことにより流通路52の位置を決定し流通路52を形成
した後、テーパ部53上端部531を研削して座面51
1を形成しプレート50を製造することも可能である。
ただし、テーパ部53を研削した後に流通路52を形成
する場合、研削後のテーパ部53上端部531は上述の
ようにテーパ部53の平面形状がほぼ円形となり真円性
が確保されるため、画像計測により流通路52の位置を
より正確に決定できることはいうまでもない。
【0046】以上説明したように本実施例では、カメラ
91による画像計測を利用してテーパ部53上端部53
1のテーパ部軸方向の研削領域となる研削代を決定して
いる。同様にカメラ93による画像計測を利用して座面
511の中心の位置を計測し、計測した中心の位置に流
通路52を形成している。したがって、テーパ部53上
端部531の研削および流通路52の形成を異なる加工
装置で実施することができる。また、上端部531の研
削および流通路52の形成を複合した新たな加工装置を
開発することなく既存の切削装置および孔開け装置で加
工を実施することができるので、設備投資、あるいはプ
レート50および燃料噴射弁1の製造コストを低減する
ことができる。
【0047】また、テーパ部53上端部531の研削お
よび流通路52の形成を異なる加工装置で実施しても、
画像計測により研削代あるいは流通路52の形成位置を
決定しているので、所望の寸法精度で流通路52、テー
パ部53、および座面511などを成形することがで
き、かつ流通路52および座面511の同軸度を確保す
ることができる。
【0048】さらに、画像計測をCCDカメラ91、9
3によって実施するため、テーパ部53の上端部531
の外径ならびに座面511の中心位置はCCDカメラ9
1、93の画素数と同一の計測点数により算出すること
ができる。したがって、計測点数が増大するため、画像
計測によるテーパ部53上端部531ならびに座面51
1の中心位置の算出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
の製造方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例による燃料噴射弁を示す断面
図である。
【図3】本発明の一実施例による燃料噴射弁の主要部を
示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
を示す(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線で切
断した断面図である。
【図5】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
の主要部を示す(A)は平面図、(B)は(A)のB−
B線で切断した断面図である。
【図6】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
に微細形状部を形成する前の状態のプレート素材を示す
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線で切断した
断面図である。
【図7】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
のテーパ部径画像計測を示す模式図である。
【図8】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレート
の研削代となる研削領域を説明図である。
【図9】テーパ部径画像計測工程においてテーパ部上端
部の外径を算出する工程を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレー
トの上端部仕上げ研削を示す模式図である。
【図11】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレー
トの流通路位置の画像計測を示す模式図である。
【図12】流通路位置決定工程においてカメラによって
撮影した電磁弁着座用プレートの座面近傍の画像を示
し、カメラの撮影中心と座面の中心とを示す図である。
【図13】流通路位置決定工程において座面の中心位置
を算出する算出工程を示すフローチャートである。
【図14】流通路位置決定工程において座面の中心位置
を算出する方法を説明するための図である。
【図15】本発明の一実施例による電磁弁着座用プレー
トの流通路形成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁 10 噴射ノズル 12 ノズルニードル 13 噴孔 18 制御ピストン 20 圧力制御室 30 電磁弁 32 電磁コイル 34 弁部材 50 プレート(電磁弁着座用プレート) 51 平面弁座 52 流通路 53 テーパ部 54 環状溝 55 燃料溝 64、66、67、68 低圧燃料通路 65 低圧燃料室 70 プレート素材 511 座面 512 座面 531 上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 良雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA51 CB01 CB12 CB16 CC06T CC08T CC14 CC66 CC67 CC68U CC70 CD21 CE22 CE25 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB26 DB32 DC04 DD03 EE35 GB15 JJ03 JJ05 JJ09 KK18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料が流通可能な流通路、前記流通路の
    周囲に設けられるテーパ部、前記テーパ部の上端部に形
    成され前記流通路を開放または閉塞する弁部材が着座可
    能な座面、前記流通路と同心円状に前記テーパ部の周囲
    に形成されている環状溝、ならびに前記テーパ部を中心
    に放射状に形成されている複数の燃料溝を有し、蓄圧式
    燃料噴射装置の燃料噴射弁に設けられる電磁弁着座用プ
    レートの製造方法であって、 所定の外形に成形されたプレート素材の上面にテーパ
    部、環状溝、および燃料溝をプレス成形するプレス工程
    と、 プレス工程を完了した前記プレート素材を熱処理する熱
    処理工程と、 熱処理した前記プレート素材の上面および下面を荒研削
    する荒研削工程と、 前記荒研削工程を完了した前記プレート素材の前記テー
    パ部上端部の外径を画像計測し計測した外径に基づいて
    前記テーパ部上端部の外径が所定の外径の座面となるよ
    うに前記テーパ部を前記テーパ部軸方向に研削、ならび
    に前記テーパ部上端部の中心の位置を画像計測し前記中
    心に前記プレート素材を貫通する流通路を形成する画像
    計測加工工程と、 流通路が形成された前記プレート素材が所定の厚さにな
    るようにプレート素材の下面を研削する下面仕上げ研削
    工程と、 を含むことを特徴とする電磁弁着座用プレートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記画像計測加工工程では、前記テーパ
    部上端部の外径を画像計測し計測した外径に基づいて前
    記テーパ部軸方向の研削領域を決定し、決定した研削領
    域まで前記テーパ部上端面を研削して座面を形成し、形
    成した座面の外径から座面の中心を画像計測して流通路
    の位置を決定し、決定した流通路の位置に基づいて流通
    路を形成することを特徴とする請求項1記載の電磁弁着
    座用プレートの製造方法
  3. 【請求項3】 前記画像計測加工工程における前記流通
    路の形成は、放電加工による孔開けであることを特徴と
    する請求項1または2記載の電磁弁着座用プレートの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記画像計測加工工程の前記テーパ部上
    端部の外径Dの画像計測は、前記テーパ部上端部の画像
    計測により入力された画像を2値化して前記テーパ部上
    端部の形状を計測し、計測した前記テーパ部上端部の形
    状に基づいて前記テーパ部上端部の面積Sを算出し、算
    出した前記テーパ部上端部の面積に基づいて前記テーパ
    部上端部の外径Dを D=2×(S/π)1/2 により算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か記載の電磁弁着座プレートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記画像計測加工工程の前記テーパ部上
    端部の中心の位置の画像計測は、前記テーパ部上端部の
    画像計測により入力された画像を2値化して前記テーパ
    部上端部の形状を計測し、計測した前記テーパ部上端部
    の形状に基づいて前記テーパ部上端部が属する画素のX
    座標およびY座標の平均値を前記テーパ部上端部の中心
    の座標として算出することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか記載の電磁弁着座用プレートの製造方法。
  6. 【請求項6】 コモンレールで蓄圧された高圧燃料をデ
    ィーゼル内燃機関の各気筒毎に設けられた燃焼室内へ噴
    射する燃料噴射弁であって、 噴孔を断続するノズルニードルと、 前記ノズルニードルの反噴孔側に前記ノズルニードルと
    ともに往復移動可能に設けられた制御ピストンと、 通電されることにより磁力を発生するコイルならびに前
    記コイルが発生した磁力により吸引される弁部材を有
    し、前記制御ピストンの反噴孔側に設けられ供給される
    燃料圧力により前記制御ピストンを前記噴孔閉塞方向に
    付勢する圧力制御室と低圧燃料通路または低圧燃料室と
    を断続する電磁弁と、 前記弁部材が着座可能な請求項1〜5のいずれか記載の
    電磁弁着座用プレートの製造方法により製造された電磁
    弁着座用プレートと、 を備えることを特徴とする燃料噴射弁。
JP09192099A 1999-03-31 1999-03-31 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁 Expired - Fee Related JP4038636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09192099A JP4038636B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09192099A JP4038636B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000282999A true JP2000282999A (ja) 2000-10-10
JP4038636B2 JP4038636B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=14040030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09192099A Expired - Fee Related JP4038636B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4038636B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971491B1 (ko) 2009-06-02 2010-07-21 대한정밀(주) 금속노즐 제조방법
KR101524097B1 (ko) * 2013-12-27 2015-06-01 동명대학교산학협력단 주차 브레이크 스위치용 밸브 조립체의 제조 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545123A (ja) * 1991-08-20 1993-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd リード先端位置検出装置
JPH07276192A (ja) * 1994-04-07 1995-10-24 U H T Kk プリント基板のホールチェック方法
JPH08192358A (ja) * 1995-01-12 1996-07-30 Amada Washino Co Ltd 研削盤による加工方法およびその研削盤
JPH0942106A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置
JPH10153154A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置
JPH10277877A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Toa Medical Electronics Co Ltd 自動加工機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545123A (ja) * 1991-08-20 1993-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd リード先端位置検出装置
JPH07276192A (ja) * 1994-04-07 1995-10-24 U H T Kk プリント基板のホールチェック方法
JPH08192358A (ja) * 1995-01-12 1996-07-30 Amada Washino Co Ltd 研削盤による加工方法およびその研削盤
JPH0942106A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置
JPH10153154A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Denso Corp 蓄圧式燃料噴射装置
JPH10277877A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Toa Medical Electronics Co Ltd 自動加工機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971491B1 (ko) 2009-06-02 2010-07-21 대한정밀(주) 금속노즐 제조방법
KR101524097B1 (ko) * 2013-12-27 2015-06-01 동명대학교산학협력단 주차 브레이크 스위치용 밸브 조립체의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4038636B2 (ja) 2008-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090217523A1 (en) Remanufactured machine component and valve body remanufacturing process
US8360338B2 (en) Fuel injection valve and machining method for nozzle
US7789635B2 (en) High-pressure pump piston/cylinder unit
JPH10220319A (ja) 燃料噴射弁
US11242831B2 (en) Fuel injection valve
US20060108089A1 (en) Structure of cylinder block being cast with cylinder liner, method of manufacturing cylinder block, and cylinder liner to be cast in the method of manufacturing cylinder block
KR20100118703A (ko) 조립식 캠 샤프트용 센서피스 조립장치
US5239751A (en) Method of producing nozzle for solenoid valve
US9193000B2 (en) Metallic component for high-pressure applications
EP1245828A1 (en) Method of fabricating and testing a modular fuel injector
JP4038636B2 (ja) 電磁弁着座用プレートの製造方法およびそれを用いた燃料噴射弁
US6332265B1 (en) Rolling bearing manufacturing apparatus and method
US20150233334A1 (en) Fuel Injection Valve
US20010005485A1 (en) Fuel injection pump
JP2008008168A (ja) 噴孔プレートの製造方法
JP3755143B2 (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
JP2020172944A (ja) 燃料噴射弁
EP3536945B1 (en) Fuel injector and method of orienting an outlet of the same
DE112016006412T5 (de) Kraftstoffpumpensteuervorrichtung
KR101784976B1 (ko) 밸브 핀 돌출부를 이용하여 분사량을 조절할 수 있는 인젝터용 일체형 컨트롤밸브의 제작방법
GB2420414A (en) Assessing the surface quality of the valve seating region of a fuel injector assembly
EP2119904A1 (en) External stroke/flow setting method for fuel injectors
US6745465B1 (en) Method for assembling an apparatus, such as a fuel injector, using select fit of dimensional control features
US20020139873A1 (en) Fuel injection valve
US6681485B2 (en) Method for casting a piston for a reciprocating internal combustion engine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees