JP2000281315A - 酸素濃縮器 - Google Patents

酸素濃縮器

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JP2000281315A
JP2000281315A JP11090198A JP9019899A JP2000281315A JP 2000281315 A JP2000281315 A JP 2000281315A JP 11090198 A JP11090198 A JP 11090198A JP 9019899 A JP9019899 A JP 9019899A JP 2000281315 A JP2000281315 A JP 2000281315A
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compressor
vibration
rubber
suspended
oxygen concentrator
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Masayuki Imai
正幸 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用、日常用、スポーツ用として使用する
圧力変動型の酸素濃縮器において、本来の装置性能を損
なうことなしに、コンプレッサその他の振動発生源から
の振動及び音を十分に低減し、騒音を防止する。 【解決手段】 ボックス50内に収容する装置各部のう
ち、振動の発生源になっている装置とその振動の影響を
受ける装置とを個々独立に、複数のコイルスプリング6
2により吊り下げ、その周囲を油圧シリンダその他の防
振部材60で押さえることにより、またはゴムブッシュ
構造若しくはラバーマウンテン構造により、宙吊りの状
態に弾性保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気から酸素濃度
を高めた濃縮酸素を得るために用いる酸素濃縮器に関
し、ここでは特に医療用、日常用、スポーツ用として使
用する圧力変動型の酸素濃縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧力変動型の酸素濃縮器には、
圧縮空気供給手段としてコンプレッサが用いられている
ために、騒音レベルが高く、有効な騒音対策が求められ
ている。
【0003】従来においては、次のような対策が提案さ
れている。 (従来例1:特開昭63−218502号公報)この酸
素濃縮器の場合、コンプレッサを防振用のばねあるいは
ゴムを介して酸素濃縮器のコンプレッサ取付床面に固定
し、コンプレッサからの固体伝播振動を防止する。さら
に、コンプレッサを鉄などの比重の大きい剛構造部材で
構成した防振、防音のコンプレッサ収納箱内に収納し、
振動の発生源であるコンプレッサの発生音を遮音する。 (従来例2:特開昭61−155204号公報)この酸
素濃縮器の場合、空気の流入及び流出路に邪魔板を設置
し、空気流を5曲以上屈曲させて、音を低減する。 (従来例3:特開平4−246366号公報)この酸素
濃縮器の場合、コンプレッサの吸入管に逆流防止弁又は
先端部の管側に開口部を設けている。 (従来例4:特開平7−275632号公報)この酸素
濃縮器の場合、音発生手段により特定周波数範囲の逆位
相の音を発生させ、特定周波数範囲の音を相殺低減す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1では、重いコンプレッサを床面との間に介在させ
た防振材で支持する必要があり、防振材は耐荷重性のも
のでなければならず、自ずから使用できる防振材の種類
が限定され、特定かつ周波数帯域の振動エネルギー及び
音しか低減できない。さらにコンプレッサは床面と固定
されているので、自由度が少なく、この方法で低減でき
るのは、垂直方向の振動及び音に止どまる。したがっ
て、コンプレッサの吸気、吐出に起因する広範囲且つ広
方位の周波数帯域の振動及び音を低減し得ず、その効果
は十分でないという問題がある。また、鉄などの重厚な
剛構造部材からなるコンプレッサ収納箱を用いること
で、振動及び音を低減できたとしても、必然的に酸素濃
縮器が重くなり、低振動、低音と共に酸素嚢腫器の重要
な訴求点である軽量化に反するものになってしまうとい
う問題がある。
【0005】また、上記従来例2及び3では、最大の振
動及び音の発生源であるコンプレッサの可動振動及び音
を直接低減するものではなく、その効果は満足すべきも
のではないという問題がある。
【0006】さらに、上記従来例4では、特殊な装置と
煩雑な調整操作を必要とし、実用的でないという問題が
ある。
【0007】以上、従来の騒音対策には決め手に欠け、
十分な効果が得られていない。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、この種の酸素濃縮器において、本来の装
置性能を損なうことなしに、コンプレッサその他の振動
発生源の振動及び音を十分に低減することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の酸素濃縮器においては、筐体内の圧縮空気
供給手段、濃縮酸素生成手段、濃縮酸素供給手段、これ
らの手段をその付帯手段とともに連結する管手段、さら
に冷却手段のうち、振動の発生源になっている手段とそ
の振動の影響を受ける手段とを個々独立に、スプリング
類、シリンダ類、ゴム材、ウレタン材、エアクッション
材などの防振部材により宙に配置して弾性的に保持して
いる。
【0010】このようにして、本来の装置性能を損なう
ことなしに、コンプレッサその他の各手段の振動及び音
を十分に低減する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の酸素濃
縮器は、筐体内の各手段のうち、振動の発生源になって
いる手段とその振動の影響を受ける手段とを個々独立
に、防振部材により宙に配置して弾性的に保持したもの
である。
【0012】本発明の請求項2に記載の酸素濃縮器は、
請求項1の構成において、防振部材として、スプリング
類、シリンダ類、ゴム材、ウレタン材、エアクッション
材を選択的に用いたものである。
【0013】本発明の請求項3に記載の酸素濃縮器は、
請求項1又は2の構成において、振動の発生源になって
いる手段とその振動の影響を受ける手段とをそれぞれコ
イルスプリングにより宙吊り状態に吊り下げ、その周囲
を他の防振部材により弾性的に押さえたものである。
【0014】本発明の請求項4に記載の酸素濃縮器は、
請求項1又は2の構成において、振動の発生源になって
いる手段とその振動の影響を受ける手段とをそれぞれコ
イルスプリング以外の任意の固定部材により宙吊り状態
に吊り下げ、その周囲を油圧シリンダ又はエアシリンダ
により弾性的に押さえたものである。
【0015】本発明の請求項5に記載の酸素濃縮器は、
請求項1又は2の構成において、振動の発生源になって
いる手段とその振動の影響を受ける手段とをそれぞれゴ
ム材を用いたゴムブッシュ構造またはラバーマウンテン
構造により宙に配置して弾性的に保持したものである。
【0016】上記各構成から、筐体内の振動源である装
置の振動を減衰するとともに、振動源から他の装置への
振動の伝播を中断して、振動およびこれに伴う音の発生
を十分に防止することができる。
【0017】以下、図を用いて本発明の一実施例につい
て説明する。 (実施例1)図1に本発明の第1の実施例における酸素
濃縮器の構成を示している。図1において、1は空気を
圧縮して供給する圧縮空気供給手段を構成するコンプレ
ッサであり、12a、12bは圧縮された空気から高濃
度の酸素を取り出す濃縮酸素生成手段を構成する2基の
吸着コラムであり、23は濃縮酸素を供給する濃縮酸素
供給手段の一部を構成する加湿器であり、これらの手段
1、12a、12b、23がその付帯手段とともに管手
段を介して連結されている。
【0018】コンプレッサ1は、1つの両軸モータ2a
によって同時に回動駆動される圧縮ポンプ2bと真空ポ
ンプ2cとを有している。一方の圧縮ポンプ2bには、
その空気吸入側にフィルタ13が接続され、空気吐出側
に圧縮空気を冷却して、圧縮空気中の水分を凝縮する手
段(不図示)を介して、圧縮空気中の水分を除去する気
液分離手段14が設けられ、この気液分離手段14に、
4方向弁15を経由して2つの吸着コラム12a、12
bが接続されている。他方の真空ポンプ2cの真空吸引
側は4方向弁15の窒素取出口側に接続されている。
【0019】なおここで、気液分離手段14としてドレ
ン・サージタンク、エアフィルタをを順次連結して、圧
縮空気をドレン・サージタンクで膨張減圧し、ある程度
気液分離した後、また脈動を抑止して、エアフィルタで
気液分離する。また、4方向弁15は、2つの吸着コラ
ム12a、12bの上流側で、圧縮空気の流路を切り換
える切換弁であり、圧縮空気を2つの吸着コラム12
a、12bのうちの何れか一方へ交互に供給する。
【0020】2つの吸着コラム12a、12bには、分
子篩作用によって空気中の窒素を選択的に吸着するゼオ
ライト等の吸着材が充填されている。各吸着コラム12
a、12bの濃縮酸素吐出側には排気弁16a、16b
が連結され、これらが貯留タンク17に接続されてい
る。なお、2つの吸着コラム12a、12bの濃縮酸素
吐出側で、2つの排気弁16a、16bの上流側には排
気用電磁弁18とオリフィス19とが接続されている。
そして貯留タンク17の濃縮酸素吐出側に減圧調整弁2
0、除菌フィルタ21、流量計22、加湿器23が順次
接続され、加湿器23を経由して酸素マスク、鼻カニョ
ーレ等の図示されない酸素吸入器(濃縮酸素供給手段)
が接続されている。
【0021】次に、この酸素濃縮器の動作について簡単
に説明する。図1において、コンプレッサ1の両軸モー
タ2aによって圧縮ポンプ2bと真空ポンプ2cとが同
時に回転駆動されると、大気がフィルタ13を通して圧
縮ポンプ2bに吸入圧縮される。この圧縮空気が気液分
離手段14を経由して気液分離され、乾燥された圧縮空
気が4方向弁15により何れか一方の吸着コラム、例え
ば12aへ供給される。これと同時に、真空ポンプ2c
が4方向弁15を介して2つの吸着コラム12b又は1
2aの空気流出口に連結され、例えば他方の吸着コラム
12bを真空に吸引する。次いで所定時間後に、4方向
弁15の切り換えにより気液分離手段14から一方の吸
着コラム12aへの流路が閉塞されるとともに、他方の
吸着コラム12bへの流路が開放される。これにより吸
着コラム12aが吸引され、吸着コラム12bに圧縮空
気が供給される。
【0022】この酸素濃縮器では、気液分離手段14を
通過して乾燥された圧縮空気は、4方向弁15の切り換
え時間を1サイクルとして2つの吸着コラム12a、1
2bに交互に供給され、以下に述べる工程Aと工程Bと
を、交互に、繰り返し行われることにより、圧縮空気か
ら濃縮酸素が生成される。 (工程A)吸着コラム12aでは、吸着材により圧縮空
気中の窒素が選択的に吸着され、酸素と窒素とを分離し
て濃縮酸素が生成され、濃縮酸素は吸着コラム12aの
下流側に設けた排気弁16a、16b、貯留タンク1
7、減圧調整弁20、除菌フィルタ21、流量計22、
加湿器23を経て酸素吸入器に供給される(吸着コラム
12aの窒素吸着・濃縮酸素生成工程)。この間、他方
の吸着コラム12bでは、真空ポンプ2cにより吸引さ
れ、前工程で吸着材に吸着した窒素が脱着されて大気中
へ排気される。このとき、窒素吸着・濃縮酸素生成工程
にある一方の吸着コラム12aから、常時少量の酸素が
オリフィス19を経て窒素脱着、排気工程にある他方の
吸着コラム12bに流出され、さらに必要に応じて排気
用電磁弁18により吸着コラム12aから吸着コラム1
2bに酸素が間欠的に流出され、窒素の脱着に寄与する
(吸着コラム12bの窒素脱着、排気工程)。 (工程B)吸着コラム12bでは、工程Aの吸着コラム
12aと同様の作用により圧縮空気から濃縮酸素を生成
する(吸着コラム12bの窒素吸着、濃縮酸素生成工
程)。また、吸着コラム12aでは、工程Aの吸着コラ
ム12bと同様の作用により前工程で吸着材に吸着され
た窒素が脱着されて大気中へ排気される(吸着コラム1
2aの窒素脱着、排気工程)。
【0023】このような装置構成からなる酸素濃縮器
は、図2乃至図6に示すように、コンプレッサ1、吸着
コラム12a、12b及びその付帯手段、これらの連結
手段(管30)、さらに濃縮酸素の生成過程で発生した
熱の冷却手段(ファン40)が、周知の防振、防音構造
を施されたボックス50に集約的に収容されている。
【0024】すなわち、図2乃至図4に示すように、ボ
ックス50正面側の上段に加湿器の収納部51が形成さ
れ、そこに加湿器23が着脱可能に取り付けられてい
る。その中段にコンプレッサルーム52が形成され、そ
こにコンプレッサ1が配置されている。さらにその下段
にファンルーム53が形成され、そこにファン40が配
置されている。図2、図3及び図5に示すように、ボッ
クス50の背面側に吸着コラムなどの収納部54が設け
られ、そこに吸着コラム12a、12bなどが配置され
ている。図2、図3及び図6に示すように、ボックス5
0の中間部に管などの収納部55が設けられ、そこに管
30などが配置されている。このようにしてボックス5
0内に収容された各手段は、振動の発生源になっている
手段(装置)と、その振動の影響を受ける手段(装置)
とに分けられていて、振動の発生源になっている手段
(装置)とその振動の影響を受ける手段(装置)が個々
独立に、防振部材60により宙に配置されて保持されて
いる。
【0025】ここで、防振部材60として、コイルスプ
リング62、板ばねなどのスプリング類、油圧シリンダ
(若しくはエアシリンダ 以下同じ)64、ショックア
ブソーバ65などの衝撃を緩和する作用を有するシリン
ダ類、天然ゴム、合成ゴムなどのゴム類、エア枕、エア
マットなどのエアクッション材などが選択的に用いられ
ている。また、吸音部材70としてウレタン材、スポン
ジ材などの弾性発泡体類が選択的に用いられている。こ
れらの部材は適応周波数帯域、すなわち減衰できる振動
及び音の周波数帯域を異にし、例えばゴム類は2Hz以
上30Hzの周波数帯域、ばね類は10Hz以上50H
z以下の周波数帯域、シリンダ類は0Hz以上10Hz
以下の周波数帯域の振動及び音を減衰低減できる。
【0026】図2乃至図4において、コンプレッサ1は
振動、音の発生源であり、空気及び固体により伝播され
る振動及び音を低減するために、ボックス50内に冷却
用の空気の供給口、排気ダクトに連通する排気口を備え
た防振部材、防音部材などにより構成されたコンプレッ
サルーム52に、防振部材60により宙吊りにして弾性
保持されている。
【0027】コンプレッサルーム52を構成する防音部
材には、発泡ウレタンなどの弾性発泡体のように音を吸
収するものと、アルミニウムなどの軽金属薄板などのよ
うに音を遮断するものとに大別される。ここでは、これ
ら既存の吸音部材又は遮音部材から適宜選定されて使用
されるが、アルミニウム板、防振性のプラスチック板、
アルミニウム板、鉛板、板状発泡スポンジを順次積層し
たものが使用されることにより、一層好適な結果が得ら
れる。
【0028】コンプレッサ1は、防振部材60に複数の
スプリング類、ゴム材、シリンダ類を用いて、コンプレ
ッサルーム52内に吊り下げられ、その周囲が弾性的に
保持されている。すなわち、コンプレッサルーム52の
天面適宜位置にゴム材からなる防振部材61(以下、単
に防振ゴム61という。)を介して例えば4本のコイル
スプリング62が吊り下げられていて、正面向かって左
右両側の各コイルスプリング62の先端部間にほぼコ字
形に折曲形成されたコンプレッサ用の保持フレーム11
が結合されている。コンプレッサ1は、その軸方向をコ
ンプレッサルーム52の左右方向に向けて、各保持フレ
ーム11上に固定保持されて、弾性的に吊り下げられて
いる。また、これらの保持フレーム11には、コンプレ
ッサ1の左右端面に対して軸方向に突出し、コンプレッ
サルーム52の左右両側壁に当接されるゴム材からなる
防振部材63(以下、単に防振ゴム63という。)が取
り付けられて、コンプレッサ1の軸方向が弾性的に保持
されている。
【0029】また、コンプレッサ1はその下方周囲が、
図7及び図8に示すように、油圧シリンダ64により押
さえ保持されている。なお、コンプレッサ1に対する接
触部分はゴム製の防振部材になっている。また、この油
圧シリンダ64は、図9に示すように、エアボール内蔵
のショックアブソーバ65に代えることができる。
【0030】このようにしてコンプレッサ1は、4本の
コイルスプリング62により弾性的に吊り下げられ、そ
の軸方向が防振ゴム63により弾性的に押さえ保持され
るとともに、その下方周囲が油圧シリンダ64、又は、
ショックアブソーバ65により弾性的に押さえ保持され
て、これら周波数帯域の異なる複数の防振部材60によ
り宙吊りの状態にして取り付けられている。
【0031】なお、図10にコンプレッサ1の異なる吊
り下げ構造を例示している。この場合は、各左右のコイ
ルスプリング62間に棒材111を取り付けていて、こ
れらの棒材111にコンプレッサ1の保持フレーム11
をシリコンゴムなどの防振ゴム112を介して連結して
いる。このような吊り下げ構造に変更してもよい。
【0032】図2又は図4において、ファン40は振
動、音の発生源であり、空気及び固体により伝播される
振動及び音を低減するために、ボックス50内に防振部
材、防音部材などにより構成されたファンルーム53
に、図11に示すように、ゴム材からなる防振部材60
を用い、宙吊り構造にして保持されている。
【0033】ここでファン40は、コンプレッサルーム
52とファンルーム53との境界をなす隔壁56に防振
部材60、防音部材70を介して吊り下げられている。
隔壁56のファンルーム53側の面にはスポンジ材から
なる防音板71が固定されていて、隔壁56はその縁部
がボックス50壁面に設けられた取付溝57に差し込ま
れて取り付けられている。取付溝57は、図12に示す
ように、断面コ字形のアルミニウム材571と、その内
部に充填され、内部にコ字形の溝形状を形成する3個の
ゴム材572とからなり、このような取付溝57に隔壁
56が嵌め込まれて、防振が施されている。図13に示
すように、隔壁56と防音板71との間に貫通穴58が
設けられていて、この貫通穴58にゴムブッシュ66が
挿通され、このゴムブッシュ66にボルト41を通され
て、このボルト41とこれに締結するナット42により
ファン40が取り付けられて、吊り下げられている。な
お、隔壁56に防音板71を設けない場合には、図14
に示すように、隔壁56とナット42との間にゴム材7
2を介装するようにしてもよい。
【0034】また、このようなゴムブッシュ構造に代え
て、図15に示すように、ファン40を防振ゴム67を
用いたラバーマウンテン構造によりファンルーム53の
天面に宙吊りの状態に保持してもよい。さらに、図16
に示すように、ファン40をファンルーム53の天面に
代えて底面上に、防振ゴム67を用いたラバーマウンテ
ン構造により宙に配置して保持するようにしてもよい。
【0035】図2、図5、又は図6において、管30、
2つの吸着コラム12a、12bはコンプレッサ1の振
動の影響を受けるために、同様にして、図17及び図1
8に示すように、複数のコイルスプリング62により弾
性的に吊り下げられ、その下方が油圧シリンダ64、又
はショックアブソーバ65により押さえ保持されてい
て、これら周波数帯域の異なる複数の防振部材60によ
り宙吊りの状態にして取り付けられている。
【0036】また、他の付帯手段(付帯装置)について
は、コンプレッサ1の振動の影響を受ける場合に、同様
にして、複数のコイルスプリング62により弾性的に吊
り下げられ、その下方が油圧シリンダ64、又はショッ
クアブソーバ65により押さえ保持されて、これら周波
数帯域の異なる複数の防振部材60により宙吊り状態に
して取り付けられている。
【0037】このようなボックス50への収容構造か
ら、コンプレッサ1の稼働により、コンプレッサ1から
振動及び音が発生すると、コンプレッサ1の保持フレー
ム11により固体伝播された振動及び音は、その伝播途
中に介在する適応周波数帯域の異なるコイルスプリング
62、各防振ゴム61、63、油圧シリンダ64または
ショックアブソーバ65により減衰低減される。因に、
コンプレッサ1を防振ゴムを介してコンプレッサルーム
52床面に直に固定し、コンプレッサ1からの固体伝播
振動を防止した構造の酸素濃縮器に対して、同じ装置で
コンプレッサ1をコイルスプリング62、各防振ゴム6
1、63、油圧シリンダ64を介してコンプレッサルー
ム52内に宙吊りにした場合、振動が半減若しくはそれ
以上に減少されている。また、空気伝播された音はコン
プレッサルーム52の内壁に取り付けられた発泡ウレタ
ン等の弾性発泡体の吸音部材、アルミニウムなどの軽金
属薄板等の遮音部材により低減される。
【0038】このコンプレッサ1に連結された管30、
さらに吸着コラム12a、12bはそれぞれ、個々独立
に宙吊り構造により保持されていることにより、コンプ
レッサ1から発生した振動及び音が中断され、コンプレ
ッサ1から発生する振動及び音の影響を受けることがな
い。
【0039】また、ファン40の作動により、ファン4
0から振動、音を発生しても、コンプレッサ1の場合と
同様に、その伝播途中に介在する適応周波数帯域の異な
る防振部材60(ゴムブッシュ66など)や防音部材7
0(防音板71)により減衰低減される。空気伝播され
た音はコンプレッサルーム52の内壁に取り付けられた
発泡ウレタン等の弾性発泡体の吸音部材、アルミニウム
などの軽金属薄板等の遮音部材により低減される。
【0040】このように上記第1の実施例によれば、ボ
ックス1内に収容する装置各部のうち、振動の発生源に
なっている装置とその振動の影響を受ける装置とを個々
独立に、複数のコイルスプリング62と油圧シリンダ6
4若しくはショックアブソーバ65とにより、または防
振ゴム66、67を用いたゴムブッシュ構造若しくはラ
バーマウンテン構造により、宙吊りの状態に弾性保持し
ているので、ボックス50内の振動源である装置(コン
プレッサ1、ファン40)の振動を減衰低減するととも
に、振動源から他の装置(管30、吸着コラム12a、
12bなど)への振動の伝播を中断して、振動およびこ
れに伴う音の発生を十分に抑えることができる。
【0041】なお、上記実施例においては、例えばコン
プレッサ1の宙吊り構造に複数のコイルスプリング62
と、油圧シリンダ64又はショックアブソーバ65とを
併用しているが、コイルスプリング62か、又は油圧シ
リンダ64、ショックアブソーバ65などのシリンダ類
のいずれか一方を用いていれば、他の防振部材60によ
り、コンプレッサ1の周囲を弾性的に保持しておくだけ
で、振動、音の伝播を十分に断つことができ、実用上問
題がない。この場合、防振部材60には、天然ゴム、合
成ゴムなどのゴム材、エア枕、エアマットなどのエアク
ッション材が選択的に用いられる。コンプレッサ1以外
の他の装置各部においても同様である。
【0042】また、上記実施例においては、コンプレッ
サ1をコンプレッサルーム52の天面から垂直に吊り下
げた4本のコイルスプリング62に固定しているが、図
19に示すように、各コイルスプリング62をコンプレ
ッサルーム52の天面から、コンプレッサ1の周囲に対
して外側から斜めに配置して、コンプレッサ1を吊すよ
うにしてもよい。このようにすると、コンプレッサ1が
各コイルスプリング62の配置方向に引っ張られ、コン
プレッサ1の外周方向、特にコンプレッサルーム52に
おける前後方向への揺れが抑えられる。さらに、コンプ
レッサルーム52内のコンプレッサ1の周囲に、特にコ
ンプレッサ1の周面とコンプレッサルーム52の前壁、
後壁との間に、防振部材60を介装して、コンプレッサ
1のコンプレッサルーム52における特に前後方向の揺
れを抑えるようにしてもよい。この場合、防振部材60
には、防振ゴム、エア枕、エアマットなどのエアクッシ
ョン材が用いられることはもちろんである。このような
構造に変更、追加することにより、酸素濃縮器の使用時
の振動を防止するばかりでなく、酸素濃縮器の移送中
に、コンプレッサ1の揺れを防止して、コンプレッサル
ーム52との衝突による損傷を確実に防ぐことができ
る。コンプレッサ1以外の他の装置各部についても同様
である。
【0043】また、図20、21に加湿器の収納部51
に加湿器23の耐振構造を例示してある。この酸素濃縮
器の場合、加湿器の収納部51は、図2及び図4に示す
ように、上面を開放された凹部になっていて、その正面
部の中央上部側所定の位置に、濃縮酸素の供給経路上の
連結部として、2つの連結口511、512が縦方向に
向けて並設されている。
【0044】上側の第1の連結口511は、濃縮酸素の
供給元であり、これには所定の内径を有するパイプ材が
用いられ、収納部51正面部の所定位置に固定されてい
る。
【0045】下側の第2の連結口512は、濃縮酸素の
供給先であり、これには所定の口径を有するねじ込み式
のパイプ材が用いられ、収納部51正面部の所定位置に
図示されないナットに取り付けられている。したがって
ナット上でパイプの固定位置を調整することにより、こ
の第2の連結口512と後述する加湿器23の第2の連
結部材232Pとの連結位置が調節できるようになって
いる。
【0046】また、この連結口512は、図20に示す
ように、その一端、加湿器23の第2の連結部材232
Pの挿入側端部aを相対的に大径に、その奥、中間部b
を相対的に中径に、さらにその奥cを相対的に小径に形
成されて、内周部が段差形状になっている。この挿入側
端部aと中間部bとの間に、中間部bの内径と同じ外径
で挿入側端部aと中間部bとの間の長さよりも少し大き
い寸法に形成されたシリコンチューブ513が挿入さ
れ、その挿入側端部a上にパイプ挿入口514を有する
ねじ式のキャップ515が取り付けられて、シリコンチ
ューブ513がその挿入方向に加圧されて装填されてい
る。これによりシリコンチューブ513が圧縮変形さ
れ、第2の連結口512において挿入側端部aとその奥
中間部bとの間に気密に組み付けられている。
【0047】一方、酸素濃縮器の加湿器23には量産型
の市販品が用いられている。図21に示すように、加湿
器23は、有底円筒状のガラス製のボトル23B、その
上部開口に取り付けられたキャップ23Cからなり、キ
ャップ23Cに濃縮酸素の入口側と出口側になる口23
1、232が設けられている。これらの口231、23
2にそれぞれ、第1、第2の連結部材231P、232
Pが取り付けられている。
【0048】入口側の口231に取り付けられた第1の
連結部材231Pは、加湿器23の上面、すなわちキャ
ップ23Cの中心から直角に突出するパイプ、ここでは
複数のパイプジョイントにより形成されている。このう
ち、水平方向に連結されたパイプにはねじ込み式のパイ
プが用いられていて、その中間のカプラにより、パイプ
間の結合位置が調整可能で、これにより、この第1の連
結部材231Pと収納部51側固定の第1の連結口51
1との連結位置が調節可能になっている。この第1の連
結部材231Pにおいて水平方向先端のパイプが収納部
51側の第1の連結口511へ差し込まれる。
【0049】出口側の口232に取り付けられた第2の
連結部材232Pは、加湿器23のキャップ23Cの中
心から外れた位置からほぼ水平に突出する先細のパイプ
により形成されている。このパイプが収納部51側の第
2の連結口512へ差し込まれる。
【0050】したがって、ボックス50正面の収納部5
1の各連結口511、512と加湿器23の各連結部材
231P、232Pがそれぞれ水平方向に向けて形成さ
れ、収納部51の第1、第2の連結口511、512に
対して、加湿器23の第1、第2の連結口231P、2
32Pの差し込みにより、両者が水平方向から連結され
る。
【0051】このようにして、ボトル23B内に水を入
れた加湿器23をボックス50正面の収納部51に装着
されると、酸素濃縮器本体と、この本体に接続される患
者などの用いるマスクやカニョーレなどの吸入部との間
に加湿器23が連結され、濃縮酸素が加湿されて供給さ
れる。
【0052】このような加湿器23の連結方式から、従
来の加湿器の吊り下げ型の連結に比べて、加湿器23の
耐振性、安定性を向上させることができる。また、収納
部51の高さ方向に従来のような加湿器の装着に必要な
遊び代を不要にすることができ、しかも、加湿器23の
装着作業を容易に行うことができる。
【0053】また、第2の連結口512にシリコンチュ
ーブ513を装填し、この連結口512にキャップ51
5を締結する簡単な取付作業で、第2の連結口512の
内周にシリコンチューブ513を気密に組み付けること
ができ、この第2の連結口512と加湿器23の第2の
連結部材232Pとの気密性を高めることができる。
【0054】図22乃至図49に、他の実施例として、
振動の発生源になっている装置又はその振動の影響を受
ける装置を宙吊りの状態に保持するための異なる構造を
示している。なお、各実施例においては、コンプレッサ
1を例示しているが、コンプレッサ1以外の他の装置各
部においても同様に適用できることは勿論である。
【0055】(実施例2)図22、図23に本発明の第
2の実施例の構成を示している。図22、図23におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68を介して吊り下げられている。ここで用い
るワイヤロープ68は、細いワイヤロープを所定の径を
設定して螺旋状に巻いた防振材料であり、コイルスプリ
ングに比べて優れた柔軟性を有している。コンプレッサ
ルーム52の天面、適宜位置4箇所にワイヤロープ68
を配置可能な長さを有する断面コ字形の取付部材81が
ねじ止めにより固定されている。なお、そのねじ挿通部
には防振ゴム67を埋設してある。これに対して、コン
プレッサ用の保持フレーム11がそれぞれその上端11
Lが内側に向け直角に折り曲げられていて、取付部材8
1の底面に対向配置可能になっている。なお、各々の対
向面にはワイヤロープ68の固定部Sが設けられてい
る。このようにして各取付部材81の底面と各保持フレ
ーム11の上端11Lとの間にワイヤロープ68が介装
され、各保持フレーム11は各取付部材81にワイヤロ
ープ68を上から圧縮した状態に係合されて吊り下げら
れている。4本のワイヤロープ68に保持フレーム11
に保持されたコンプレッサ1の全重量を受け、コンプレ
ッサ1は弾性的に吊り下げられる。なお、高荷重に耐え
得るワイヤロープを用いることにより、4本のワイヤロ
ープを2本のワイヤロープに変更することもできる。
【0056】また、各保持フレーム11とコンプレッサ
ルーム52の底面との間にワイヤロープ68が介装され
ている。ここで用いるワイヤロープ68は上記天面側の
ワイヤロープ68よりも小径に巻かれている。2本のワ
イヤロープ68がその長さ方向をコンプレッサルーム5
2の前後方向に向けて配置されて、コンプレッサ1を弾
性的に押さえ、その横揺れを防止する。なお、これら底
面側のワイヤロープ68ではコンプレッサ1の重量を受
けていない。
【0057】このように上記第2の実施例では、コンプ
レッサ1を、複数のワイヤロープ68を介して弾性的に
吊り下げ、その下部を複数のワイヤロープ68で押さえ
保持することにより、宙吊りの状態にして取り付けてい
る。このようにしても、第1の実施例と同様の効果を奏
することができる。すなわち、ボックス50内の振動源
であるコンプレッサ1の振動を減衰低減するとともに、
振動源から他の装置への振動の伝播を中断して、振動お
よびこれに伴う音の発生を十分に抑えることができる。
【0058】(実施例3)図24、図25に本発明の第
3の実施例の構成を示している。図24、図25におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68を介して吊り下げられている。このワイヤ
ロープ68を用いた吊下構造は上記第2の実施例で説明
したとおりである。
【0059】また、コンプレッサルーム52の底面上に
防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造69を備え、こ
れらによりコンプレッサ1を弾性的に押さえ、その横揺
れを防止する。なお、これらラバーマウンテン構造69
ではコンプレッサの重量を受けていない。
【0060】このように上記第3の実施例では、コンプ
レッサ1を、複数のワイヤロープ68を介して弾性的に
吊り下げ、その下部を防振ゴムのラバーマウンテン構造
69により押さえ保持することにより、宙吊りの状態に
して取り付けている。このようにしても、第1の実施例
と同様の効果を奏することができる。
【0061】(実施例4)図26、図27に本発明の第
4の実施例の構成を示している。図26、図27におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68に載せて保持されている。ここで用いるワ
イヤロープ68は、第2の実施例において天面側に用い
たワイヤロープ68と同じである。2本のワイヤロープ
68がコンプレッサ1用の各保持フレーム11とコンプ
レッサルーム52の底面との間に、その長さ方向をコン
プレッサ1の前後方向に向けて配置されている。これら
のワイヤロープ68でコンプレッサ1の全重量を受け、
コンプレッサ1を宙に持ち上げて保持している。なお、
コンプレッサルーム52の底面上中央に、図26に示す
ように、さらにもう一つのワイヤロープ68が配設され
ていて、このワイヤロープ68でコンプレッサ1を弾性
的に押さえ、その横揺れを防止する。
【0062】また、コンプレッサルーム52の天面、適
宜位置4箇所に防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造
69を備え、これらにコンプレッサ1用の保持フレーム
11が結合され、コンプレッサ1を弾性的に押さえる。
なお、これらのラバーマウンテン構造69ではコンプレ
ッサ1の重量を受けていない。
【0063】このように上記第4の実施例では、コンプ
レッサ1をワイヤロープ68に載せて弾性的に保持する
とともに、コンプレッサ1の上部をラバーマウンテン構
造69により押さえることにより、コンプレッサ1を宙
に配置して保持している。このようにしても、第1の実
施例と同様の効果を奏することができる。
【0064】(実施例5)図28、図29に本発明の第
5の実施例の構成を示している。図28、図29におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68に載せて保持されている。このワイヤロー
プ68を用いた保持構造は上記第4の実施例で説明した
とおりである。
【0065】また、コンプレッサ1の上部がラバーマウ
ンテン構造69により押さえられている。この構造は上
記第4の実施例で説明したとおりである。
【0066】この実施例ではさらに、コンプレッサルー
ム52の底面をなす隔壁56が両縁部をボックス50の
壁面に設けられた取付溝57に差し込まれて取り付けら
れている。取付溝57は、第1の実施例の中で既に説明
しているように、断面コ字形のアルミニウム材571
と、その内部に充填され、内部にコ字形の溝形状を形成
する3個のゴム材572とからなり、このような取付溝
57に隔壁56が嵌め込まれて、防振が施されている。
【0067】このように上記第5の実施例では、コンプ
レッサ1をワイヤロープ68に載せて弾性的に保持する
とともに、コンプレッサ1の上部をラバーマウンテン構
造69により押さえることにより、コンプレッサ1を宙
に配置して保持していて、さらに、コンプレッサルーム
52の底面をなす隔壁56に防振を施している。このよ
うにしても、第1の実施例と同様の効果を奏することが
できる。
【0068】(実施例6)図30、図31に本発明の第
6の実施例の構成を示している。図30、図31におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68に載せて保持されている。このワイヤロー
プ68を用いた保持構造は上記第4の実施例で説明した
とおりである。
【0069】また、コンプレッサ1の上部が、上記第4
の実施例と同様に、ラバーマウンテン構造69により押
さえられている。このラバーマウンテン構造69におい
ては、コンプレッサ用の保持フレーム11との連結部材
82がねじ式になっていて、保持フレーム11によるコ
ンプレッサ1の吊下位置を調整できるようになってい
る。
【0070】このように上記第6の実施例では、コンプ
レッサ1を適宜高さでワイヤロープ68に載せ、弾性的
に保持するとともに、コンプレッサ1の上部をラバーマ
ウンテン構造69により押さえることにより、コンプレ
ッサ1を宙に配置して保持している。このようにして
も、第1の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0071】(実施例7)図32、図33に本発明の第
7の実施例の構成を示している。図32、図33におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はワイ
ヤロープ68に載せて保持されている。このワイヤロー
プ68を用いた保持構造は上記第4の実施例で説明した
とおりである。
【0072】また、コンプレッサ1の上部が、上記第4
の実施例と同様に、ラバーマウンテン構造69により押
さえられている。このラバーマウンテン構造69におい
ては、上記第6の実施例と同様に、コンプレッサ用の保
持フレーム11との連結部材82がねじ式になってい
る。
【0073】また、コンプレッサルーム52の底面をな
す隔壁56に防振が施されている。この防振構造は上記
第4の実施例で説明したとおりである。
【0074】このように上記第7の実施例では、コンプ
レッサ1を適宜高さでワイヤロープ68に載せ、弾性的
に保持するとともに、コンプレッサ1の上部をラバーマ
ウンテン構造69により押さえることにより、コンプレ
ッサ1を宙に配置して保持している。さらに、コンプレ
ッサルーム52の底面をなす隔壁56に防振を施してい
る。このようにしても、第1の実施例と同様の効果を奏
することができる。
【0075】(実施例8)図34、図35、図36に本
発明の第8の実施例の構成を示している。この実施例で
は、上記第4、第5、第6、第7の各実施例で用いたワ
イヤロープ68の異なるレイアウトを例示している。図
34、図35、図36に示しているように、コンプレッ
サ1とコンプレッサルーム52の底面との間で、左側前
後の各ワイヤロープ68がハの字形に配列され、右側前
後の各ワイヤロープ68がハの字形に配列されて、コン
プレッサ1を保持するようにしている。
【0076】このように上記第8の実施例では、左右の
各ワイヤロープ68をハの字形に配置して、コンプレッ
サ1を安定して保持している。このようにしても、第1
の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0077】(実施例9)図37、図38に本発明の第
9の実施例の構成を示している。図37、図38におい
て、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1はコイ
ルスプリング62を介して吊り下げられている。このコ
イルスプリング62を用いた吊下構造は第1の実施例で
説明したとおりである。なお、これらのコイルスプリン
グ62でコンプレッサ1の全重量を受けている。
【0078】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の前後、左右両側壁との間に
コイルスプリング62が取り付けられている。これらの
コイルスプリング62でコンプレッサ1を弾性的に押さ
え、その横揺れを防止する。
【0079】このように上記第9の実施例では、コンプ
レッサ1を、複数のコイルスプリング62で弾性的に吊
り下げ、その前後左右両側を複数のコイルスプリング6
2で押さえることにより、宙吊りの状態に保持してい
る。このようにしても、第1の実施例と同様の効果を奏
することができる。
【0080】(実施例10)図39に本発明の第10の
実施例の構成を示している。図39において、コンプレ
ッサルーム52に、コンプレッサ1はコイルスプリング
62を介して吊り下げられている。このコイルスプリン
グ62を用いた吊下構造は上記第1の実施例で説明した
とおりである。
【0081】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の前後、左右両側壁との間に
コイルスプリング62が取り付けられている。このコイ
ルスプリング62を用いた保持構造は上記第9の実施例
で説明したとおりである。
【0082】また、コンプレッサルーム52の底面上に
防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造69を備え、こ
れらによりコンプレッサ1を弾性的に押さえる。なお、
これらラバーマウンテン構造69ではコンプレッサ1の
重量を受けていない。
【0083】このように上記第10の実施例では、コン
プレッサ1を、複数のコイルスプリング62により弾性
的に吊り下げ、その前後、左右両側をコイルスプリング
62により押さえ保持するとともに、その下方を防振ゴ
ムのラバーマウンテン構造69により押さえ保持するこ
とにより、宙吊りの状態に保持している。このようにし
ても、第1の実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0084】(実施例11)図40、図41に本発明の
第11の実施例の構成を示している。図40、図41に
おいて、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1は
コイルスプリング62を介して吊り下げられている。こ
のコイルスプリング62を用いた吊下構造は第1の実施
例で説明したとおりである。
【0085】また、コンプレッサルーム52の左右両側
壁の前側及び後側、合計4箇所にそれぞれ、シリコンゴ
ムからなるゴムブッシュ66が取り付けられ、これらの
ゴムブッシュ66に挿通されたボルト41がコンプレッ
サ用の保持フレーム11に通されてナット42により締
結されている。なお、これらのゴムブッシュ66は、左
右両側壁のいずれか一方には前側に1箇所、左右両側壁
のいずれか他方には後側に1箇所、合計2箇所に設ける
だけでもよい。また、その取付位置を左右両側壁の前後
方向中央に変えてもよい。また、これらのゴムブッシュ
66をコンプレッサルーム52の底面に、又は左右両側
壁と底面の両方に取り付けてボルト41をコンプレッサ
1に固定してもよい。これらのゴムブッシュ66でコン
プレッサ1を弾性的に押さえる。
【0086】このように上記第11の実施例では、コン
プレッサ1を、複数のコイルスプリング62で弾性的に
吊り下げ、その左右両側及び/又は底面側をゴムブッシ
ュ66で押さえることにより、宙吊りの状態に保持して
いる。このようにしても、第1の実施例と同様の効果を
奏することができる。
【0087】(実施例12)図42、図43に本発明の
第12の実施例の構成を示している。図42、図43に
おいて、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1は
コイルスプリング62を介して吊り下げられている。こ
のコイルスプリング62を用いた吊下構造は第1の実施
例で説明したとおりである。
【0088】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の左右両側壁との間に合計8
本のワイヤ82がそれぞれ多少弛みを持たせて取り付け
られている。これらのワイヤ82のうち、上側の各ワイ
ヤ82は保持フレーム11から各側壁に向けて上方向斜
めに、かつ内側から外側に向けて斜めに配置されてい
て、下側の各ワイヤ82は保持フレーム11から各側壁
に向けて下方向斜めに、かつ内側から外側に向けて斜め
に配置されている。これらのワイヤ82でコンプレッサ
1を弾性的に押さえる。
【0089】このように上記第12の実施例では、コン
プレッサ1を、複数のコイルスプリング62で弾性的に
吊り下げ、その左右両側を複数のワイヤ82で押さえる
ことにより、宙吊りの状態に保持している。このように
しても、第1の実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0090】(実施例13)図44、図45に本発明の
第13の実施例の構成を示している。図44、図45に
おいて、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1は
コイルスプリング62を介して吊り下げられている。こ
のコイルスプリング62を用いた吊下構造は第1の実施
例で説明したとおりである。
【0091】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の左右両側壁との間に合計8
本のワイヤ82が取り付けられている。これらのワイヤ
82を用いた保持構造は、上記実施例12で説明したと
おりである。これらのワイヤ82でコンプレッサ1を弾
性的に押さえる。
【0092】また、コンプレッサルーム52の底面、適
宜位置4箇所に防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造
69を備え、これらにコンプレッサ用の保持フレーム1
1が保持されている。これらラバーマウンテン構造69
により、コンプレッサ1を弾性的に押さえる。なお、こ
れらのラバーマウンテン構造69ではコンプレッサ1の
重量を受けていない。
【0093】このように上記第13の実施例では、コン
プレッサ1を、複数のコイルスプリング62で弾性的に
吊り下げ、その左右両側を複数のワイヤ82で押さえる
とともに、コンプレッサ1の下方をラバーマウンテン構
造69で押さえることにより、宙吊りの状態に保持して
いる。このようにしても、第1の実施例と同様の効果を
奏することができる。
【0094】(実施例14)図46、図47に本発明の
第14の実施例の構成を示している。図46、図47に
おいて、コンプレッサルーム52に、コンプレッサ1は
コイルスプリング62を介して吊り下げられている。こ
のコイルスプリング62を用いた吊下構造は第1の実施
例で説明したとおりである。なお、これらコイルスプリ
ング62でコンプレッサ1の全重量のほぼ半分を受けて
いる。
【0095】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の左右両側壁との間にシリコ
ンゴムからなるゴムマット83が介装されている。な
お、これらのゴムマット83をコンプレッサ1側と壁側
とに2分割して、この両者間にスペースを設けてもよ
い。これらのゴムマット83でコンプレッサ1を弾性的
に押さえる。
【0096】また、保持フレーム11とコンプレッサル
ーム52の底面との間にシリコンゴムからなるゴムマッ
ト83が介装されている。これらゴムマット83によ
り、コンプレッサ1を弾性的に押さえる。
【0097】このように上記第14の実施例では、コン
プレッサ1を、複数のコイルスプリング62で弾性的に
吊り下げ、その左右両側を複数のゴムマット83で押さ
えるとともに、さらにコンプレッサ1の下方を複数のゴ
ムマット83で押さえることにより、宙吊りの状態に保
持している。このようにしても、第1の実施例と同様の
効果を奏することができる。
【0098】(実施例15)図48、図49に本発明の
第15の実施例の構成を示している。図48、図49に
おいて、コンプレッサルーム52の天面、適宜位置4箇
所に防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造69を備
え、これらにワイヤ84、金属製の板材(ここではアル
ミ板)85、ワイヤ84を介してコンプレッサ用の保持
フレーム11が結合されている。これらのラバーマウン
テン構造69では、コンプレッサ1の全重量のほぼ半分
を受けている。また、各ラバーマウンテン構造69と保
持フレーム11との間に介在されたワイヤ84、金属製
の板材85でコンプレッサ1の横揺れを吸収する。
【0099】また、コンプレッサ用の保持フレーム11
とコンプレッサルーム52の前後、左右両側壁との間に
ゴム製の球体にエアを封入されたエアボール86が介在
されている。これらのエアボール86でコンプレッサ1
を弾性的に押さえる。
【0100】また、保持フレーム11とコンプレッサル
ーム52の底面との間に同様のエアボール86が介在さ
れている。これらエアボール86により、コンプレッサ
1の全重量のほぼ半分を受けてこれを弾性的に押さえ
る。
【0101】このように上記第15の実施例では、コン
プレッサ1を、ラバーマウンテン構造69により弾性的
に吊り下げ、その前後、左右両側を複数のエアボール8
6で押さえるとともに、さらにコンプレッサの下方を複
数のエアボール86で押さえることにより、宙吊りの状
態に保持している。このようにしても、第1の実施例と
同様の効果を奏することができる。
【0102】以上、第1の実施例から第15の実施例ま
で例示しているが、これらの実施例を適宜組み合わせる
ことにより、さらに多様な防振構造に変更することがで
きる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の酸素濃縮
器においては、筐体内の圧縮空気供給手段、濃縮酸素生
成手段、濃縮酸素供給手段、これらの手段をその付帯手
段とともに連結する管手段、さらに冷却手段のうち、振
動の発生源になっている手段とその振動を受ける手段と
を個々独立に、スプリング類、シリンダ類、ゴム材、ウ
レタン材などの防振部材により宙に配置して弾性的に保
持しているので、本来の装置性能を損なうことなしに、
コンプレッサその他の各手段の振動及び音を十分に低減
することができ、騒音対策上、その実用的効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における酸素濃縮器の構成を
示すブロック図
【図2】同酸素濃縮器において、ボックス内のコンプレ
ッサ、ファン、管、吸着コラムその他の収容構造を示す
側面図
【図3】同酸素濃縮器において、ボックス内のコンプレ
ッサ、管、吸着コラムその他の収容構造を示す平面図
【図4】同酸素濃縮器において、ボックス内のコンプレ
ッサ、ファンその他の収容構造を示す正面図
【図5】同酸素濃縮器において、ボックス内の吸着コラ
ムその他の収容構造を示す背面図
【図6】同酸素濃縮器において、ボックス内の管その他
の収容構造を示す正面図
【図7】同酸素濃縮器において、ボックス内で宙吊りに
されているコンプレッサを押さえ保持する防振部材(油
圧シリンダ)の正面断面図
【図8】同酸素濃縮器において、ボックス内の宙吊りの
コンプレッサの押さえ保持に利用する油圧シリンダの拡
大正面図
【図9】同酸素濃縮器において、ボックス内の宙吊りの
コンプレッサの押さえ保持に利用するショックアブソー
バの拡大正面図
【図10】同酸素濃縮器において、ボックス内のコンプ
レッサの別の吊り下げ構造を示す正面図
【図11】同酸素濃縮器において、ボックス内に宙吊り
状態に保持されるファンの正面図
【図12】同酸素濃縮器において、ボックス内のファン
取付部の防振構造を示す正面断面図
【図13】同酸素濃縮器において、ボックス内のファン
取付部へのファン取付構造及びその防振構造を示す正面
断面図
【図14】同酸素濃縮器において、ボックス内のファン
取付部への別のファン取付構造及びその防振構造を示す
正面断面図
【図15】同酸素濃縮器において、ボックス内のファン
取付部へのさらに別のファン取付構造及びその防振構造
を示す正面図
【図16】同酸素濃縮器において、ボックス内のファン
取付部へのまたさらに別のファン取付構造及びその防振
構造を示す正面図
【図17】同酸素濃縮器において、ボックス内の吸着コ
ラム取付構造及びその防振構造を示す側面図
【図18】同酸素濃縮器において、ボックス内の吸着コ
ラム取付構造及びその防振構造を示す背面図
【図19】同酸素濃縮器において、ボックス内のコンプ
レッサの吊り下げ構造及びその保持構造の変更例を示す
側面図
【図20】同酸素濃縮器において、加湿器の連結構造を
示す一部省略側面図
【図21】同酸素濃縮器において、加湿器の連結構造の
一部拡大断面図
【図22】本発明の第2の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図23】本発明の第2の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図24】本発明の第3の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図25】本発明の第3の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図26】本発明の第4の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図27】本発明の第4の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図28】本発明の第5の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図29】本発明の第5の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図30】本発明の第6の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図31】本発明の第6の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図32】本発明の第7の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図33】本発明の第7の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図34】本発明の第8の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す平面断面図
【図35】本発明の第8の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図36】本発明の第8の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す側面断面図
【図37】本発明の第9の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す正面断面図
【図38】本発明の第9の実施例における酸素濃縮器に
おいて、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊りに
保持している状態を示す平面断面図
【図39】本発明の第10の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図40】本発明の第11の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図41】本発明の第11の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す平面断面図
【図42】本発明の第12の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図43】本発明の第12の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す平面断面図
【図44】本発明の第13の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図45】本発明の第13の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す平面断面図
【図46】本発明の第14の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図47】本発明の第14の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す平面断面図
【図48】本発明の第14の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す正面断面図
【図49】本発明の第14の実施例における酸素濃縮器
において、コンプレッサルームにコンプレッサを宙吊り
に保持している状態を示す平面断面図
【符号の説明】
1 コンプレッサ(圧縮空気供給手段) 2a 両軸モータ 2b 圧縮ポンプ 2c 真空ポンプ 11 保持フレーム 11L 上端 111 棒材 112 防振ゴム 12a、12b 吸着コラム(濃縮酸素生成手段) 13 フィルタ 14 気液分離手段 15 4方向弁 16a、16b 排気弁 17 貯留タンク 18 排気用電磁弁 19 オリフィス 20 減圧調整弁 21 除菌フィルタ 22 流量計 23 加湿器(濃縮酸素供給手段) 23B ボトル 23C キャップ 231、232 口 231P 第1の連結部材 232P 第2の連結部材 30 管 40 ファン(冷却手段) 41 ボルト 42 ナット 50 ボックス(筐体) 51 加湿器の収納部 511 第1の連結口 512 第2の連結口 513 シリコンチューブ 514 パイプ挿入口 515 キャップ 52 コンプレッサルーム 53 ファンルーム 54 吸着コラムなどの収納部 55 管などの収納部 56 隔壁 57 取付溝 571 アルミニウム材 572 ゴム材 58 貫通穴 60 防振部材 61 ゴム材からなる防振部材(防振ゴム) 62 コイルスプリング 63 ゴム材からなる防振部材(防振ゴム) 64 油圧シリンダ若しくはエアシリンダ 65 ショックアブソーバ 66 ゴムブッシュ 67 防振ゴム 68 ワイヤロープ 69 防振ゴムを用いたラバーマウンテン構造 70 防音部材 71 スポンジ材からなる防音板 72 ゴム材 81 取付部材 82 ワイヤ 83 ゴムマット 84 ワイヤ 85 金属製の板材 86 エアボール S 固定部 B 連結部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を圧縮供給する圧縮空気供給手段
    と、圧縮空気中の窒素と酸素を分離して濃縮酸素を生成
    する濃縮酸素生成手段と、濃縮酸素を供給する濃縮酸素
    供給手段と、これらの手段をその付帯手段とともに連結
    する管手段と、濃縮酸素の生成過程で発生した熱を冷却
    する冷却手段とを有し、前記各手段を防振、防音構造を
    施した筐体に収容している酸素濃縮器において、 筐体内の各手段のうち、振動の発生源になっている手段
    とその振動の影響を受ける手段とを個々独立に、防振部
    材により宙に配置して弾性的に保持していることを特徴
    とする酸素濃縮器。
  2. 【請求項2】 防振部材として、スプリング類、シリン
    ダ類、ゴム材、ウレタン材、エアクッション材を選択的
    に用いている請求項1に記載の酸素濃縮器。
  3. 【請求項3】 振動の発生源になっている手段とその振
    動の影響を受ける手段とをそれぞれコイルスプリングに
    より宙吊り状態に吊り下げ、その周囲を他の防振部材に
    より弾性的に押さえている請求項1又は2に記載の酸素
    濃縮器。
  4. 【請求項4】 振動の発生源になっている手段とその振
    動の影響を受ける手段とをそれぞれコイルスプリング以
    外の任意の固定部材により宙吊り状態に吊り下げ、その
    周囲を油圧シリンダ又はエアシリンダにより弾性的に押
    さえている請求項1又は2に記載の酸素濃縮器。
  5. 【請求項5】 振動の発生源になっている手段とその振
    動の影響を受ける手段とをそれぞれゴム材を用いたゴム
    ブッシュ構造またはラバーマウンテン構造により宙に配
    置して弾性的に保持している請求項1または2に記載の
    酸素濃縮器。
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