JP2020099535A - 酸素濃縮装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この対策として、コンプレッサに風を送る冷却ファンを設けた各種の技術が知られている(例えば特許文献1、2参照)。
具体的には、従来は、支持部材上にコンプレッサを配置するとともに、コンプレッサの周囲を覆うように、支持部材とは別に風を案内するカバーを設けているので、装置を簡易化してコンパクトにすることが容易でないという問題があった。
本開示は、装置を簡易化してコンパクトにできるとともに、コンプレッサを効率良く冷却できる酸素濃縮装置を提供することを目的とする。
この構成により、シリンダの周囲に一層風が当たりやすくなるので、シリンダを一層効率良く冷却できる。
この構成により、効率良く空気(従って風)を、シリンダ側に案内できる。
この構成により、コンプレッサを安定して支持できる。つまり、引張スプリングによってコンプレッサを宙吊りにすることにより、コンプレッサをその重心付近(重量のあるモータ等が配置された部分)で支持することが可能となるので、コンプレッサが振動した場合でも、安定してコンプレッサを支持することができる。
(5)本開示の第5局面では、支持部材は、筐体に設けられた嵌合部に嵌められて保持されていてもよい。
この構成により、防音性及び防振性が向上する。つまり、上述した発泡樹脂を用いることにより、騒音源となるコンプレッサの防音効果や、支持部材と筐体との接触部分の防振効果が得られる。
[1.実施形態]
[1−1.基本構成]
まず、本実施形態の酸素濃縮装置の全体のシステム構成について、図1に基づいて説明する。
なお、ここでは、主として、酸素濃縮ガスを製造するために供給される空気の流路や、製造された酸素濃縮ガスの供給経路に沿って説明する。
同様な吸音器25、及び断続的な排気音を消すサイレンサ27が設けられている。尚、コンプレッサ13を冷却した後の空気は、空気流路20に沿って流れて、排出路23に合流するように構成されている。
次に、本実施形態の要部である酸素濃縮装置1の内部構造について説明する。
a)まず、本体ケース3の内部の多くを占める筐体61について説明する。
振用のシート部材62が貼り付けられている。
図2B及び図3Bに示すように、空気流路20は、空気取入口7(図2B参照)から、酸素濃縮装置1内の上部に到り、その上部から下方に到るように設けられている。
冷却ファン21は、その径方向における周囲(即ち外周部分)が空気流路20の壁面の嵌合部69に嵌めこまれることにより、筐体61に一体に固定されている。
冷却ファン21の下方には、支持部材71に支持されたコンプレッサ13が配置されている。
このコンプレッサ13は、図4に模式的に示すように、回転軸73を備えたモータ75と、モータ75の回転軸73の軸方向(図4の左右方向)の両側に配置された一対のハウジング77と、各ハウジング77の上部(図4の上方)にそれぞれ配置された各シリンダ79とを備えている。なお、各シリンダ79は円筒形状であり、各シリンダ79の上部を覆うように円盤形状のヘッド79aが設けられている。
なお、コンプレッサ13のうち、モータ75等が配置された重量のある部分(即ち図4の左右方向に延びる略円柱形状の部分)を、本体部89と称する。従って、各シリンダ79は、本体部89の左右方向において、本体部89の上部から垂直に上方に延びている。
<支持部材>
支持部材71は、例えばABS、PC、PC/ABS、およびPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂のいずれかからなる平板形状の部材である。この支持部材71は、図5Aに示すように、平面視(図1の上下方向:地面に対する垂直方向から見た場合)で、略長方形の部材である。なお、支持部材71の外周の一部に外側に突出する凸部71bがあるが、無くてもよい。
前記貫通孔91は、図5Aの左右方向にて線対称に配置された一対の貫通孔91a、91b(詳しくは第1貫通孔91aと第2貫通孔91b)と、左右の貫通孔91a、91cを連通する、各貫通孔91a、91bより幅(図5Aの上下方向の寸法)の小さな連通孔91cと、から構成されている。
図5及び図6に示すように、コンプレッサ13は、4本の引張スプリング95によって吊された状態で、支持部材71に支持されている。
次に、空気流路20において、コンプレッサ13を冷却する空気の流れについて説明する。
また、シリンダ79を冷却した空気や、支持部材71の上面71aに沿って流れた空気は、貫通孔91を通って、支持部材71の下方に供給される。詳しくは、前記空気は、各シリンダ79a、79bの周囲の間隙92a、92cや連通孔91cを通って、支持部材71の下方に供給される。従って、空気が貫通孔91を通る際にも、シリンダ79を冷却する。
[1−4.効果]
次に、本実施形態の酸素濃縮装置1の効果を説明する。
(4)本実施形態では、コンプレッサ13は、引張スプリング95によって吊された状態で、支持部材71に支持されている。
(5)本実施形態では、支持部材71は、筐体61に設けられた嵌合部93に嵌められて保持されている。
この構成により、防音性及び防振性が向上する。つまり、上述した発泡樹脂を用いることにより、騒音源となるコンプレッサ13の防音効果や、支持部材71と筐体61との接触部分の防振効果が得られる。
次に、本実施形態と特許請求の範囲との文言の対応関係について説明する。
本実施形態の、筐体61、シリンダ79、コンプレッサ13、酸素濃縮装置1、空気流路20、冷却ファン21、支持部材71、貫通孔91、上面71a、間隙92a、92b、引張スプリング95、嵌合部93は、それぞれ、本開示の、筐体、シリンダ、コンプレッサ、酸素濃縮装置1、空気の流路、ファン、支持部材、内部流路、ガイド部、間隙、引張スプリング、嵌合部の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
(2)冷却ファンやコンプレッサについては、本開示の範囲内において、周知の各種の構成を採用できる。
(4)なお、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記各実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
13…コンプレッサ
20…空気流路
21…冷却ファン
61…筐体
71…支持部材
71a…上面
79…シリンダ
91…貫通孔
92a、92b…間隙
93…嵌合部
95…引張スプリング
Claims (6)
- 筐体の外部から取り込んだ空気を、シリンダを備えたコンプレッサで圧縮し、該圧縮された空気から窒素を吸着して除去することによって酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮装置において、
前記筐体の内部に、前記空気の流路を有するとともに、
前記流路に沿って、上方より、前記コンプレッサを冷却するファンと、前記コンプレッサを支持する支持部材と、前記コンプレッサと、を備えており、
前記ファンは、前記支持部材側に風を送るように設置され、
前記支持部材は、自身を貫通して前記流路に沿って前記空気が流れる内部流路と、前記ファンによって送られた風を前記内部流路側に案内するガイド部と、を備え、
前記コンプレッサのうち少なくとも前記シリンダの一部は、前記空気の流れる間隙を空けて前記内部流路に配置されている、
酸素濃縮装置。 - 前記シリンダの先端側は、前記支持部材から上方に突出している、
請求項1に記載の酸素濃縮装置。 - 前記支持部材は、水平に配置された板状の部材である、
請求項1又は2に記載の酸素濃縮装置。 - 前記コンプレッサは、引張スプリングによって吊された状態で、前記支持部材に支持されている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸素濃縮装置。 - 前記支持部材は、前記筐体に設けられた嵌合部に嵌められて保持されている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素濃縮装置。 - 前記筐体は、防音及び防振の機能を有する発泡樹脂からなる、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸素濃縮装置。
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Citations (3)
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JP2000281315A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Masayuki Imai | 酸素濃縮器 |
JP2010537779A (ja) * | 2007-09-06 | 2010-12-09 | イノヴァ ラブス,インコーポレイテッド | 酸素濃縮装置およびその方法 |
JP6081760B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2017-02-15 | 帝人ファーマ株式会社 | 酸素濃縮装置 |
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- 2018-12-21 JP JP2018240007A patent/JP7265351B2/ja active Active
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