JP2000279594A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000279594A
JP2000279594A JP11093211A JP9321199A JP2000279594A JP 2000279594 A JP2000279594 A JP 2000279594A JP 11093211 A JP11093211 A JP 11093211A JP 9321199 A JP9321199 A JP 9321199A JP 2000279594 A JP2000279594 A JP 2000279594A
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JP11093211A
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Hiroo Watanabe
浩朗 渡辺
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤2には作動口3及び
大入賞口4が設けられ、遊技盤2の中央部分には表示部
13aを備えた表示装置13が組込まれている。表示部
13aには複数の図柄列が表示され、図柄列は複数種類
の図柄によって構成されている。表示装置13には図柄
の奥側に背景を表示しうる。制御装置24は、少なくと
も前記背景が表示部13aにおいてスクロール変動する
かの如く変動表示を行う。また、制御装置24は、通常
遊技状態と、遊技者に有利な特別遊技状態と、前記通常
遊技状態よりも遊技者に有効で、かつ、特別遊技状態ほ
ど遊技者に有利でない付加遊技状態とを発生しうる。通
常遊技状態と付加遊技状態との間の相互切換が特別遊技
状態の発生を必要条件とすることなく行われ、各遊技状
態に応じて互いに異なる態様で遊技者に報知が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数種類の
図柄(数字図柄)等を、予め定められた配列で変動表示
するための可変表示装置を備えたパチンコ機が知られて
いる。
【0003】この種のパチンコ機では、表示装置での変
動表示停止時の表示図柄(停止図柄)に応じて、リーチ
状態を経た後に遊技者に有利な状態となる「特別遊技状
態(大当たり状態)」、リーチ状態を経た後に特別遊技
状態とはならない「外れリーチ状態」、又は、リーチ状
態を経ず、かつ、特別遊技状態ともならない「外れ状
態」が発生させられる。停止図柄には、特別遊技状態を
発生させるための特別遊技図柄、外れリーチを発生させ
るための外れリーチ図柄、及び、外れ状態を発生させる
ための外れ図柄がある。
【0004】前記のようなパチンコ機では、遊技者の操
作に応じて変化する遊技状況が、所定の条件を満たすこ
と(例えば、遊技球が作動口に入賞すること等)に基づ
いて、表示装置において、図柄の変動表示が開始され
る。また、上記特別遊技図柄(大当たり図柄)、外れリ
ーチ図柄、及び、外れ図柄の中から、遊技状況に応じた
停止図柄が選択される。そして、その選択された停止図
柄で前記変動表示が停止させられる。この場合、停止図
柄が予め定められた特定の図柄(例えば「7」「7」
「7」等の大当たり図柄)であることを必要条件に、上
述した特別遊技状態が発生させられる。より詳しくは、
大入賞口が所定時間開放され、その開放時において、当
該大入賞口に遊技球を入賞させることにより、遊技者に
対し多くの景品球が払い出される。
【0005】また、最近では、確率変動モードの設定さ
れてなるパチンコ機が知られるようになってきている。
現在知られている確率変動モードというのは、大当たり
図柄が、例えば「3」「3」「3」、「7」「7」
「7」の如き特別の図柄であった場合に、その特別遊技
状態(大当たり状態)の終了後、次回の大当たり状態が
1回(又は2回)発生するまで、或いは、予め定められ
た所定回数(例えば50回、100回等)の図柄変動が
行われるまで、大当たり状態の発生確率が高められるも
のである。また、大当たり図柄とは無関係に、他の表示
部等において、確率変動モードの発生が報知されるもの
も知られている。例えば、他の表示部等に「7」や
「H」が表示された場合には、確率変動モードが発生し
たことが遊技者に報知され、「−」や「L」が表示され
た場合には、確率変動モードが発生しない(いわゆる通
常モードとなる)ことが遊技者に報知される機種も知ら
れている。
【0006】そして、このように確率変動モードが発生
した場合には、所定の解除条件が満たされるまで大当た
り状態の発生確率が高められるのみならず、これに加え
て、特別図柄変動表示装置の変動時間が短縮されたり、
或いは、普通図柄可変表示装置における普通図柄当たり
となる確率が高められたりする機種も知られている。こ
のような確率変動モードは、上述した大当たり状態ほど
ではないが、通常モードに比べて、遊技者にとっては有
効な(望ましい)状態であるといえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術における、確率変動モードの設定されてなるパチンコ
機においては次に記すような課題があった。すなわち、
確率変動モードが発生した場合、上記解除条件が満たさ
れるまでは、確実に確率変動モードが継続することがわ
かっているため、その間、遊技者は単に消化ゲームを行
っているかの如き感覚を覚えるケースがある。そのた
め、当該確率変動モードの間、遊技内容の単調化を感じ
てしまうおそれがあった。
【0008】また、いわゆる通常モードで遊技を行って
いる間は、大当たり状態が発生しない限り、遊技者は、
確率変動モード等の特殊な付加遊技モードを体感するこ
とができない。そのため、長時間遊技を継続しても一向
に確率変動モード等を堪能することのできない遊技者を
輩出するおそれもあった。かかる点において、さらなる
興趣の向上が望まれていた。
【0009】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、パチンコ機等の遊技機にお
いて、興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその
作用等についても説明する。
【0011】手段1.通常遊技状態と、遊技者に有利な
特別遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者に有効
で、かつ、特別遊技状態ほど遊技者に有利でない付加遊
技状態とを発生しうる遊技機であって、前記通常遊技状
態と付加遊技状態との間の相互切換が前記特別遊技状態
の発生を必要条件とすることなく行われるようにすると
ともに、前記各遊技状態に応じて互いに異なる態様で遊
技者に報知が行われるよう構成したことを特徴とする遊
技機。
【0012】上記手段によれば、通常遊技状態と、遊技
者に有利な特別遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊
技者に有効で、かつ、特別遊技状態ほど遊技者に有利で
ない付加遊技状態とが発生させられ、遊技者は、各状態
下において遊技を行う。さて、本手段では、通常遊技状
態と付加遊技状態との間の相互切換が特別遊技状態の発
生を必要条件とすることなく行われる。このため、通常
遊技状態の発生中において、特別遊技状態の前兆がない
場合であっても、遊技者は付加遊技状態の発生を期待す
ることが可能となる。また、各遊技状態に応じて互いに
異なる態様で遊技者に報知が行われるため、遊技者は、
報知態様が変化することに伴い、遊技状態が切換えられ
たことを把握しうる。従って、報知態様の変化に応じ
て、遊技者は一喜一憂しうる。
【0013】手段2.手段1において、前記付加遊技状
態は、前記特別遊技状態の発生確率が通常遊技状態より
も高いモードを含んでいることを特徴とする遊技機。上
記手段によれば、付加遊技状態が発生すると、特別遊技
状態の発生確率が通常遊技状態よりも高くなるため、遊
技者は、特別遊技状態の発生を期待してわくわくしなが
ら遊技を行いうる。
【0014】手段3.手段1又は2において、図柄及び
背景の少なくとも一方を可変表示しうる表示装置を備え
たことを特徴とする遊技機。
【0015】手段4.手段3において、前記特別遊技状
態は、前記表示装置における図柄が特定の停止態様とな
ることを必要条件に発生させられるものであることを特
徴とする遊技機。
【0016】手段5.手段3又は4において、前記報知
は、図柄及び背景の少なくとも一方において行われるこ
とを特徴とする遊技機。上記手段によれば、図柄及び背
景の少なくとも一方の報知態様に基づいて、遊技状態が
切換えられたことを把握しうる。
【0017】手段6.手段5において、前記報知は、背
景に表示される少なくとも1つの表示対象に基づいて行
われることを特徴とする遊技機。
【0018】手段7.手段5又は6において、前記背景
は少なくとも遊技者が遊技を継続している限り周期的に
かつ連続的に表示されるものであることを特徴とする遊
技機。
【0019】手段8.手段3〜7において、前記態様
は、図柄及び背景の少なくとも一方の着色態様を含んで
いることを特徴とする遊技機。上記手段によれば、態様
の切換があった場合でも、同じようなデータを用いた上
で着色を異ならせることによって、各遊技状態に応じた
報知が行われうる。
【0020】手段9.手段1〜8において、前記報知
は、同じ遊技状態であっても互いに異なる態様で行われ
うるよう構成したことを特徴とする遊技機。上記手段に
よれば、報知態様が変化したからといって、必ずしも遊
技状態が切換えられたことにはならないため、遊技者に
とってそのときどきの遊技状態が不明となる場合が生じ
うる。そのため、遊技内容に厚みが増す。
【0021】手段10.手段1〜9において、少なくと
も特別遊技状態が発生することなく付加遊技状態が発生
した場合の当該付加遊技状態の発生期間は、前記通常遊
技状態の発生期間に比べて短いことを特徴とする遊技
機。上記手段によれば、付加遊技状態に稀少価値が生じ
る。
【0022】手段11.手段1〜10において、前記付
加遊技状態は複数種備えられており、各付加遊技状態間
の相互切換も前記特別遊技状態の発生を必要条件とする
ことなく行われるように構成したことを特徴とする遊技
機。上記手段によれば、それぞれ内容の異なった付加遊
技状態を堪能しうる。
【0023】手段12.手段1〜11において、所定の
契機に基づき、前記付加遊技状態の発生を遅延させるよ
う構成したことを特徴とする遊技機。上記手段によれ
ば、所定の契機が発生した場合、付加遊技状態の発生が
遅延させられるため、さらに付加遊技状態に稀少価値が
生じる。
【0024】手段13.手段12において、前記所定の
契機は、遊技者が所定時間以上遊技を行っていないこと
を含むことを特徴とする遊技機。上記手段によれば、遊
技者が所定時間以上遊技を行っていないと前記付加遊技
状態の発生が遅延させられてしまうため、前記付加遊技
状態が発生するまで、遊技者が遊技を停止するという事
態が回避される。
【0025】手段14.手段1〜13において、前記報
知は、少なくとも一時的に遊技者が現在の遊技状態を特
定不能又は困難な程度に行われるよう構成したことを特
徴とする遊技機。上記手段によれば、遊技者にとってそ
のときどきの遊技状態が不明となる場合が生じ、面白味
が増す。
【0026】手段15.手段1〜14において、前記付
加遊技状態の発生期間及び発生頻度の少なくとも一方
を、そのときどきに応じて可変としたことを特徴とする
遊技機。上記手段によれば、さらに遊技内容に厚みが増
す。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、パチンコ遊技機(以下、
単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】なお、周知のように、パチンコ機1は、外
枠と、該外枠の前部に設けられ外枠の一側部にて開閉可
能に設けられた前面枠とを備えている。また、その前面
枠の前面側にはガラス扉枠が開閉自在に設けられてい
る。前面枠の後側(ガラス扉枠の奥、外枠の内側)に
は、遊技盤2が着脱可能に装着されている。この遊技盤
2は内レール、外レール等を備え、これらのレールは、
遊技球発射装置によって発射された遊技球5を、遊技盤
2の上部に案内する。また、ガラス扉枠の下側におい
て、前面枠には前飾枠が開閉可能に設けられ、前飾枠に
は、上受皿が設けられている。一方、前面枠の下部に
は、前記上受皿よりも下方位置にて下受皿が設けられて
いるとともに、遊技球発射装置を構成するハンドルが設
けられている。
【0029】図1に示すように、パチンコ機1の遊技盤
2には、作動口3及び大入賞口4が設けられている。作
動口3は、遊技球5の通路を備えており、その通路入口
には羽根6が開閉可能に支持されている。大入賞口4の
奥の右側にはVゾーンが、左側には入賞通路が設けられ
ている(図示略。また、左右逆でもよい)。そして、大
入賞口4に入賞した遊技球5は、Vゾーン又は入賞通路
のいずれか一方を通って図示しない入賞球処理装置の方
へと導かれる。また、大入賞口4の前には、シャッタ1
1が設けられている。このシャッタ11は、大入賞口4
の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド12により作
動させられ、大入賞口4を開閉する。詳しくは、当該ソ
レノイド12が励磁状態となることにより、シャッタ1
1が略水平に傾き、これにより大入賞口4が開かれる。
また、ソレノイド12が非励磁状態となることにより、
シャッタ11が略垂直状態となり、これにより大入賞口
4は閉鎖される。
【0030】遊技盤2の中央部分には、特別図柄表示装
置(以下、単に「表示装置」という)13が組込まれて
いる。表示装置13は、液晶ディスプレイ(LCD)よ
りなる表示部13aを備えており、ここに複数の図柄列
が表示される。図2に示すように、本実施の形態では、
これらの図柄列として上図柄列14、中図柄列15及び
下図柄列16の3つの図柄列が表示されるが、それ以外
の数の図柄列が表示されてもよい。なお、前記表示部1
3aには、背景が適宜表示されるようになっている。
【0031】各図柄列14〜16は、基本的には、図
2,3に示すように、複数種類で複数個の図柄17A〜
17Hと、1種類で複数個の図柄17Kとによって構成
されている。各図柄17A〜17Hは、各種「犬」のキ
ャラクタDG1〜DG8と、「1」〜「8」の数字図柄
N1〜N8との組合せによって構成されている。「1」
〜「8」の数字図柄N1〜N8は、上図柄列14につい
ては降順に、中、下図柄列15,16については昇順に
それぞれ配列されている。より詳しくは、図柄17Aは
「1」の数字図柄N1及び「ドーベルマン」のキャラク
タDG1の組み合わせによって構成されている。また、
図柄17Bは「2」の数字図柄N2及び「ダックスフン
ド」のキャラクタDG2、図柄17Cは「3」の数字図
柄N3及び「プードル」のキャラクタDG3、図柄17
Dは「4」の数字図柄N4及び「オールドシープドッ
グ」のキャラクタDG4、図柄17Eは「5」の数字図
柄N5及び「土佐犬」のキャラクタDG5、図柄17F
は「6」の数字図柄N6及び「テリア」のキャラクタD
G6、図柄17Gは「7」の数字図柄N7及び「ブルド
ッグ」のキャラクタDG7、図柄17Hは「8」の数字
図柄N8及び「セントバーナード」のキャラクタDG8
の組み合わせによって、それぞれ構成されている。これ
らの図柄17A〜17Hは、特別遊技図柄としての大当
たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかにな
りうる(これらについては後述する)。
【0032】また、図柄17Kは「ハート」のマークに
よって構成されており、前記図柄17A〜17H間に配
置される。さらに、当該図柄17Kは、外れ図柄にのみ
なりうる。
【0033】図4に示すように、各々の図柄列14〜1
6においては、あたかも草原(背景画面)を、表示され
る図柄17A〜17H,17Kが、右から左方向へと駆
け抜けるかのごとく表示される。
【0034】また、図1に示すように、特別図柄表示装
置13の上部には普通図柄表示装置51が併設されてい
る。普通図柄表示装置51は、発光ダイオード(LE
D)よりなる4つの保留ランプ52と、普通図柄表示部
たるLEDよりなる7セグ表示部53とを有している。
【0035】さらに、前記特別図柄表示装置13の左右
両側方には一対の通過ゲート54が配設されている。同
通過ゲート54を遊技球5が通過すると前記普通図柄表
示装置51が作動する。本実施の形態では、普通図柄表
示装置51は、「0」から「9」までの数字を可変表示
して7セグ表示部53にセグメント表示させ、その数字
が所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合
に、作動口3の羽根6を所定秒数開放させる。この開放
により、作動口3への入賞が比較的容易なものとなる。
普通図柄表示装置51は、遊技球5の通過ゲート54の
通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ5
2でその保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ
52が点灯している状態で遊技球5が通過ゲート54を
通過してもカウントされず、保留ランプ52が点灯して
いる限り、遊技球5が通過ゲート54を通過しなくとも
保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置51は作動す
るようになっている。
【0036】表示装置13の表示部13aでは、各図柄
列14〜16の図柄変動(回転変動)が、遊技球5の作
動口3への入賞に基づいて開始させられる。また、大当
たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選
択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄と
は、各図柄列14〜16が図柄変動を停止したときに表
示される図柄である。本実施の形態では、図柄変動は、
上図柄列14、下図柄列16、中図柄列15の順に停止
させられるが、これはあくまでも1例にすぎず、別の順
序で停止させられるようにしてもよい。
【0037】図5,6は、表示部13aにおける大当た
り時の画面を示す図である。同図に示すように、大当た
り図柄は、リーチ遊技状態(リーチ状態)を経た後、遊
技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生
させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列14
〜16の変動が停止させられたとき、表示されている図
柄17A〜17Hの組合せが、予め定められた大当たり
の組合せ、すなわち、同一種類の図柄17A〜17Hが
大当たりラインL1〜L5に沿って並んでいるときの同
図柄17A〜17Hの組合せとなる場合がある(例えば
「1」「1」「1」や「2」「2」「2」等)。当該組
合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。
【0038】本実施の形態では、左右の縦ラインL1,
L2(図5(a),(b)参照)、中央の縦ラインL3
(図6(a)参照)、及び斜めの2本のラインL4,L
5(図6(b)参照)によって大当たりラインL1〜L
5が構成されている(5ラインと称される)。大当たり
の組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞
口4が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の
到来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可
能となる。
【0039】また、図7(a)〜(d)に示すように、
リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう(もちろん
大当たり状態に至らない場合もある)。リーチ状態に
は、下図柄列16の図柄変動が、大当たりラインL1〜
L5上において上図柄列14の停止図柄と同一種類の図
柄で停止する状態が含まれる。例えば図7(a)に示す
例では、大当たりラインL1上において、上図柄列14
及び下図柄列16が同一の図柄17Aで停止しており、
中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが未だ変動
中の状態を示している。この場合において、中図柄列1
5の大当たりラインL1上における停止図柄が図柄17
Aであることを必要条件に、大当たり状態が発生させら
れる。
【0040】上記のリーチ状態には、中図柄列15の図
柄変動が、最終的に上・下両図柄列14,16の停止図
柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当た
り状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを
「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態
とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が
含まれる。さらには、中図柄列15の図柄変動が一旦停
止した後、再度全図柄列(或いは一部の図柄列)が変動
し、その後全図柄列14〜16の図柄17A〜17H,
17Kが停止するような場合(再変動リーチとも称され
る)も含まれる。
【0041】上記リーチ状態においては、種々のリーチ
パターンが設定されている。リーチパターンとしては、
中図柄列15の図柄17A〜17H,17Kが単にスク
ロールする「ノーマルリーチ」の外に、キャラクタとし
てどろぼうが表示される「どろぼうリーチ(図7(a)
参照)」、川及び丸太が表示される「丸太リーチ(図7
(b)参照)」、背景画面に氷が表示される「氷リーチ
(図7(c)参照)」、キャラクタとして女の子が表示
される「女の子リーチ(図7(d)参照)」等が設定さ
れている。これらリーチパターンのうち、「ノーマルリ
ーチ」以外のリーチパターンは、いわゆる「スーパーリ
ーチ」と称されるものである。「スーパーリーチ」の動
作が開始された場合には、「ノーマルリーチ」の場合に
比べて、大当たり状態が発生する期待値(大当たり期待
値)が高くなるようになっている。また、「スーパーリ
ーチ」においても、各リーチパターンによって大当たり
期待値が異なったものとなっている(例えば、「どろぼ
うリーチ」よりも「女の子リーチ」の方が大当たり期待
値は高い)。これらのリーチパターンは、リーチ種別決
定カウンタに基づいて決定される。
【0042】遊技球5の作動口3への入賞に基づいて各
図柄列14〜16の図柄変動が開始させられることはす
でに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球5が作
動口3に入賞した場合には、その分の変動表示は、現在
行われている変動表示の終了後に行われる。つまり、変
動表示が待機(保留)される。この保留される変動表示
の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められている。
本実施の形態では保留最大回数が4回に設定されている
が、これに限られるものではない。
【0043】図1に示すように、表示装置13におい
て、表示部13aの上方には、発光ダイオード(LE
D)からなる保留ランプ18a,18b,18c,18
dが組み込まれている。保留ランプ18a〜18dの数
は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)であ
る。保留ランプ18a〜18dは、変動表示の保留毎に
点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴
い消灯させられる。このほかにも、パチンコ機1の複数
箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプが取付け
られている。これらのランプは、遊技の進行に応じて点
灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。さらに、
パチンコ機1には、遊技の進行に応じて効果音を発生す
る図示しないスピーカが設けられている。
【0044】遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機
1の遊技状態を検出するべく、本実施の形態では、遊技
盤2には、スルースイッチ20、作動口用スイッチ2
1、Vゾーン用スイッチ22及びカウントスイッチ23
等がそれぞれ取付けられている。スルースイッチ20
は、遊技球5の通過ゲート54の通過を検出し、作動口
用スイッチ21は、遊技球5の作動口3への入賞を検出
し、Vゾーン用スイッチ22は遊技球5の大入賞口4の
うちのVゾーンへの入賞を検出し、カウントスイッチ2
3は、遊技球5の大入賞口4への入賞を検出する。
【0045】本実施の形態では、各スイッチ20〜23
の検出結果に基づき大入賞口用ソレノイド12、表示装
置13(表示部13a)、各保留ランプ18a〜18
d、スピーカ等をそれぞれ駆動制御するために制御装置
24が設けられている。制御装置24は、図8に示すよ
うに、主基板61及び表示装置制御基板62等を備えて
いる。主基板61はパチンコ機1の裏側の図示しない基
板ボックス内に封印された状態で装着されている。ま
た、表示装置制御基板62は、前記表示装置13に組み
込まれている。
【0046】制御装置24の主基板61は、演算手段で
ある中央処理装置(CPU)と、各種制御プログラム等
を記憶した読み出し専用メモリ(ROM)と、各種デー
タ等を記憶するためのランダムアクセスメモリ(RA
M)とを備えている(いずれも図示略)。RAMには、
コマンドバッファとコマンドカウンタとが設けられてい
る。コマンドバッファは、制御データを一時的に記憶す
るためのバッファである。コマンドバッファの制御デー
タは、所定の契機に基づいて実行される表示データ作成
処理によって更新され、タイマ割込処理によって、表示
装置制御基板62、ひいては表示部13aへと出力(送
信)される。コマンドカウンタは、タイマ割込処理によ
って表示装置制御基板62へ送信される制御データの番
号を示すカウンタである。コマンドバッファに書き込ま
れた制御データは、1回のタイマ割込処理により1バイ
トずつ表示装置制御基板62へ送信されるが、その送信
される制御データの番号を示すものがコマンドカウンタ
である。
【0047】また、RAMは、大当たりの発生を決定す
るための乱数カウンタをも備えている。この乱数カウン
タは、乱数更新処理により、所定(例えば「0」〜「2
99」)の範囲で、例えば2ms毎に、1カウントずつ
更新される。本実施の形態では、乱数カウンタの値が例
えば「7」であるときに、遊技球5が作動口3に入賞
し、それが作動口用スイッチ21にて検出される(保留
最大回数時は除く)ことに基づいて、前記大当たり状態
が発生させられるようになっている。
【0048】これらのCPU、ROM、RAMは、バス
ラインを介して互いに接続されている。バスラインは、
また、主基板61の入出力ポート(図示略)にも接続さ
れている。この入出力ポートは、コネクタ及びケーブル
を介して、表示装置制御基板62の画像コントローラ7
4の入出力ポート75や他の入出力装置と接続されてい
る。また、もちろん主基板61の入出力ポートは、コネ
クタを介して、前記作動口スイッチ21等に接続されて
いる。すなわち、制御装置24の主基板61は、作動口
スイッチ21等から入出力ポートを介して入力される入
賞信号等に基づいて、入出力ポートを介して表示装置制
御基板62や他の入出力装置(他の基板を含む)へ、制
御データ等の各種の動作コマンドを送って、各装置を制
御するのである。
【0049】表示装置制御基板62は、CPU63と、
プログラムROM64と、ワークRAM65と、ビデオ
RAM66と、キャラクタROM73と、入出力ポート
75を内蔵してなる画像コントローラ74とを備えてい
る。表示装置制御基板62のCPU63は、主基板61
から送信される制御データに応じて、表示部13aの表
示を制御するものであり、プログラムROM64には、
このCPU63により実行されるプログラムが記憶され
ている。ワークRAM65には、CPU63によるプロ
グラムの実行時に使用されるワークデータが記憶されて
いる。
【0050】また、ビデオRAM66は、表示部13a
に表示されるデータを記憶するメモリであり、当該ビデ
オRAM66の内容を書き換えることにより、表示部1
3aの表示内容が変更される。さらに、キャラクタRO
M73は、表示部13aに表示される図柄17A〜17
H,17K、背景、キャラクタなどの各データを記憶す
るメモリである。画像コントローラ74は、CPU6
3、ビデオRAM66、入出力ポート75のそれぞれの
タイミングを調整して、データの読み書きを介在すると
ともに、ビデオRAM66に記憶される表示データを、
キャラクタROM73を参照して所定のタイミングで表
示部13aに表示させるものである。
【0051】本実施の形態では、表示装置13の表示部
13aに表示される図柄17A〜17H,17K及び背
景は、複数のレイヤに別個の図柄、背景等が表示制御さ
れてそれらを重ね透かし合わせることにより1画面とし
て表示制御されるようになっている。実際には、図8の
ブロック図に示すように、各レイヤに対応するビデオR
AM66に、1画面分のカラー画像がそれぞれ保持され
るようになっている。また、ビデオRAM66に保持さ
れる画像の表示データは、前記キャラクタROM73に
記憶されており、キャラクタROM73から画像コント
ローラ74によって取り込まれた画像表示データが一旦
ビデオRAM66に保持された後、スキャンデータ信号
に変換されて順次出力され、そのデータ出力信号に基づ
いて色、輝度等が制御されて所定の図柄が表示される。
【0052】但し、本実施の形態では、優先順位の上位
のビデオRAMに保持されている画像が下位のビデオR
AMに保持されている画像に優先して表示されるように
制御される。具体的には、背景のレイヤに対応するビデ
オRAM66よりも図柄17A〜17H,17Kのレイ
ヤに対応するビデオRAM66の方が優先順位が上位と
なるように予め設定されている。さらに、画像コントロ
ーラ74に接続された主基板61からの信号によって、
上記図柄17A〜17H,17Kの変動・停止制御のみ
ならず、背景に関するレイヤによって構成される背景画
面の変動制御も行われるようになっている。
【0053】すなわち、本実施の形態では、背景画面を
構成する背景レイヤとして、雲を含む空、木、建造物、
道路、草原等の風景を構成する背景表示対象が、図柄1
7A〜17H,17Kの変動に合わせて変動表示制御さ
れる。ここで、図9に示すように、背景レイヤは、同一
の輪郭を有し、着色が異なる朝背景レイヤML、昼背景
レイヤDL及び夜背景レイヤNLによって構成されてい
る。これらML,DL,NLは同一の画像データに基づ
いて変動表示されるもので、着色のみが異なっている。
すなわち、朝背景レイヤMLは、朝日が当たっているか
のようなコントラストを有し、昼背景レイヤDLは、最
も明るく、かつ、暖かな昼下がりが表示されているかの
如くコントラストを有し、夜背景レイヤNLは最も暗い
コントラストを有しており、各レイヤML,DL,NL
の一部(例えば図9(a)〜(c)のレイヤの半分の長
さ)が表示部13aに表示された状態で、34秒間で1
周するようになっている。
【0054】また、本実施の形態では、コントラストの
都合上、当初(初期状態として)は、昼背景レイヤDL
が表示されるようになっている。そして、昼背景レイヤ
DLが6周→夜背景レイヤNLが6周→朝背景レイヤM
Lが4周→元の状態(昼背景レイヤDL)に復帰すると
いった具合に、連続的に、かつ、周期的に表示されるよ
うになっている。従って、一旦変動が開始されてから、
再度元の状態に復帰するまでには(16周=1サイクル
の時間としては)、34秒×6+34秒×6+34秒×
4=544秒を要するように設定されている。
【0055】さらに、本実施の形態では、所定の契機に
基づいて、表示される背景画面が前記初期状態(昼背景
レイヤDLの最初の状態)にリセット(初期化)させら
れるようになっている。所定の契機としては、大当たり
状態の発生、特定のリーチ状態(例えば、丸太リーチ、
氷リーチ)の発生、及びデモ画面の表示等が挙げられ
る。なお、デモ画面というのは、電源投入時及び前記図
柄17A〜17H,17Kの非変動状態が所定時間継続
することを必要条件に、表示部13aに表示される遊技
とはほとんど関係のない画面である。
【0056】併せて、本実施の形態では、背景画面に適
宜表示対象としてのキャラクタが表示されるようになっ
ている。キャラクタとしては、図10(a),(b)に
示すように雲がジュゴンに疑似的に変形したジュゴンキ
ャラクタJC、図10(c),(d)に示すように雲が
サメに疑似的に変形したサメキャラクタSC、図10
(e),(f)に示すように木が寿司屋職人(ここで
は、便宜上「源さん」と称する)に疑似的に変形した源
さんキャラクタGC、図10(g),(h)に示すよう
に木が寿司屋手伝いの女の子(ここでは、便宜上「カン
ナちゃん」と称する)に疑似的に変形したカンナちゃん
キャラクタKC、図10(i)に示すようにUFO及び
そこから舞い降りた牛の絵よりなるUFOキャラクタU
C、及び図10(j)に示すようにどろぼうの絵よりな
るどろぼうキャラクタDCが用意されている。ここで、
ジュゴンキャラクタJC及びサメキャラクタSCは相互
に関連しているキャラクタであり、源さんキャラクタG
C及びカンナちゃんキャラクタKCも相互に関連してい
るキャラクタである。そして、これらのキャラクタが、
背景画面のスクロールに伴って、適宜所定のタイミング
で表示部13aに表示されるようになっている。
【0057】次に、本実施の形態における背景画面に関
する具体的な表示態様を図11のタイミングチャート等
を参酌して説明することとする。但し、説明の便宜上
(表示の都合上)、図12〜図16においては、コント
ラストに差異を設けることなく(朝昼夜を図面上区別す
ることなく)図示することとする。まず、制御装置24
は、当初においては、図12に示すように、昼背景レイ
ヤDLに源さんキャラクタGC及びサメキャラクタSC
を表示させた状態で、スクロール変動表示させる。そし
て、当該レイヤDLが2周した後、昼の3周目において
は、図13に示すように、昼背景レイヤDLにカンナち
ゃんキャラクタKC及びサメキャラクタSCを表示させ
た状態で、スクロール変動表示させる。
【0058】続いて、昼の4周目においては、図14に
示すように、昼背景レイヤDLに源さんキャラクタG
C、サメキャラクタSC及びUFOキャラクタUCを表
示させた状態で、スクロール変動表示させる。さらに、
昼の5周目においては、図15に示すように、昼背景レ
イヤDLに源さんキャラクタGC及びジュゴンキャラク
タJCを表示させた状態で、スクロール変動表示させ
る。また、昼の6周目においては、再度図12に示すよ
うに、昼背景レイヤDLに源さんキャラクタGC及びサ
メキャラクタSCを表示させた状態で、スクロール変動
表示させる。
【0059】このように、昼背景レイヤDLを6周させ
た後、制御装置24は、次に、着色を変更して、夜背景
レイヤNLに源さんキャラクタGC及びサメキャラクタ
SCを表示させた状態で、スクロール変動表示させる。
そして、当該レイヤNLが3周した後、夜の4周目にお
いては、図16に示すように、カンナちゃんキャラクタ
KC、ジュゴンキャラクタJC及びどろぼうキャラクタ
DCを表示させた状態でスクロール変動表示させる。そ
の後、夜の5周目においては、図15に示すように、夜
背景レイヤNLに源さんキャラクタGC及びジュゴンキ
ャラクタJCを表示させた状態で、スクロール変動表示
させる。また、夜の6周目においては、図12に示すよ
うに、夜背景レイヤDLに源さんキャラクタGC及びサ
メキャラクタSCを表示させた状態で、スクロール変動
表示させる。
【0060】上記のように、夜背景レイヤNLを6周さ
せた後、制御装置24は、次に、着色を変更して、朝背
景レイヤMLに源さんキャラクタGC及びサメキャラク
タSCを表示させた状態で、スクロール変動表示させ
る。さらに、朝の2周目においては、図14に示すよう
に、朝背景レイヤDLに源さんキャラクタGC、サメキ
ャラクタSC及びUFOキャラクタUCを表示させた状
態で、スクロール変動表示させる。また、朝の3周目に
おいては、図13に示すように、朝背景レイヤMLにカ
ンナちゃんキャラクタKC及びサメキャラクタSCを表
示させた状態で、スクロール変動表示させる。そして、
朝の4周目においては、再度図12に示すように、朝背
景レイヤMLに源さんキャラクタGC及びサメキャラク
タSCを表示させた状態で、スクロール変動表示させ
る。
【0061】このように、制御装置24は、所定の契機
が発生した場合を除いて上述したような背景画面の表示
制御を連続的に繰り返し実行する。また、前記所定の契
機が発生した場合には、大当たり状態、特定のリーチ状
態(例えば、丸太リーチ、氷リーチといった特定のリー
チパターンが演出された状態)、及びデモ画面の表示が
終了した後、表示される背景画面が前記初期状態(昼背
景レイヤDLの最初の状態)にリセットさせられる。
【0062】また、本実施の形態においては、主基板6
1側のCPU(制御装置24)による制御の1つとし
て、遊技モード切換制御がある。本実施の形態において
は、大当たり状態を除いて、基本的には2つのモードが
用意されている。すなわち、例えば300分の1程度の
低確率で大当たり状態を発生させる通常モードと、その
2倍である150分の1程度の高確率で大当たり状態を
発生させる高確率モード(以降、便宜上「確変モード」
と称する)とがある。
【0063】なお、一般的に、確変モードの概念として
は、(1)7セグ表示部53に「7」が表示される確率
を通常時に比べて高め、作動口3の羽根6を開放させる
機会を増やすこと、(2)7セグ表示部53における数
字の変動時間を短くすること、(3)羽根6の開放時間
を長くすること(及び/又は入賞個数を多くするこ
と)、(4)特別図柄表示装置13の表示部13aの図
柄17A〜17H,17Kの変動時間を短くすること、
(5)大当たり確率が通常モードに比べて高くなること
等が挙げられるが、本実施の形態における確変モードに
おいては、(5)のみが実行される。より詳しくは、乱
数カウンタの値が例えば「7」又は「77」であるとき
に、遊技球5が作動口3に入賞し、それが作動口用スイ
ッチ21にて検出される(保留最大回数時は除く)こと
に基づいて、前記大当たり状態が発生させられるように
なっている。
【0064】さて、本実施の形態では、上記背景の表示
態様に応じて、遊技モードが適宜切換えられるようにな
っている。すなわち、朝背景レイヤMLが表示されてい
るとき、より詳しくは、朝の1周目及び3周目におい
て、遊技モードとして確変モードが設定され、それ以外
のタイミングにおいては、遊技モードとして通常モード
が設定される。
【0065】この制御内容について図17のフローチャ
ートに従って説明する。すなわち、図17は、制御装置
24によって実行される「遊技モード切換ルーチン」を
示すフローチャートであって、所定時間(例えば「2m
s」)毎に実行される。処理がこのルーチンに移行する
と、制御装置24はまず、ステップS001において、
現在大当たり状態が発生しておらず、しかもデモ画面が
表示されていないか否かを判定する。また、続くステッ
プS002においては、現時点での背景のタイミングを
確認する。つまり、現在どの背景が表示されているのか
(朝・昼・夜の何周目であるか)を確認する。
【0066】さらに、ステップS003においては、現
在が朝の1周目であるか、或いは、3周目であるか否か
を判定する。そして、否定判定された場合には、遊技モ
ードを通常モードに設定し、その後の処理を一旦終了す
る。これに対し、肯定判定された場合(朝の1周目又は
3周目の場合)には、遊技モードを確変モード(特別モ
ード)に設定し、その後の処理を一旦終了する。従っ
て、確変モードが設定されている朝の1周目又は3周目
の間は、大当たり発生確率がそれ以外の場合に比べて2
倍に高められることとなる。
【0067】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば、通常モードと確変モードとの間の相互切換が大当た
り状態の発生を必要条件とすることなく行われる。この
ため、通常モード中において、大当たり状態の前兆がな
い場合であっても、遊技者は確変モードの発生を期待す
ることが可能となる。
【0068】また、表示部13aにおいて、各遊技モー
ドに応じて互いに異なる態様で遊技者に報知が行われ
る。すなわち、背景に朝の画面が表示されることによ
り、遊技者は、確変モードが発生しうることを把握しう
る。従って、そのように夜から朝に変化にすることに基
づき喜びを覚えるとともに、逆に昼の画面に変化するこ
とに基づいて憂う。その結果、飛躍的な興趣の向上を図
ることができる。
【0069】さらに、確変モードが発生すると、大当た
り状態の発生確率が通常モードよりも高くなるため、か
かる間、遊技者は大当たり状態の発生を期待してわくわ
くしながら遊技を行いうる。
【0070】併せて、本実施の形態では、上記報知が表
示部13aの背景において行われる。従って、背景が夜
から朝、朝から昼に切り換えられることに基づいて、遊
技モードが状態がそれぞれ切換えられたことを把握しう
る。また、昼・夜・朝の各表示態様は、着色態様がそれ
ぞれ異ならされることにより変更される。そのため、態
様の切換がある場合でも、同じようなデータを用いた上
で着色を異ならせることのみによって、各遊技モードに
応じた報知が行われうる。その結果、制御の複雑化を抑
制することができる。
【0071】加えて、本実施の形態では、前記報知は、
同じ遊技モードであっても互いに異なる態様で行われう
る。例えば、本実施の形態では、昼から夜に切り換えら
れたからといって、必ずしも遊技モードが切換えられた
ことにはならない。そのため、遊技内容に厚みを持たせ
ることができる。
【0072】また、本実施の形態では、確変モードの発
生期間は、通常モードの発生期間に比べて非常に短い。
そのため、確変モードに稀少価値が生じる。確変モード
を把握した遊技者は、その喜びに拍車がかけられる。
【0073】さらに、本実施の形態では、所定の契機に
基づき、背景が初期化されることとなり、ひいては確変
モードの発生が遅延させられる。そのため、さらに確変
モードに稀少価値が生じ、前記作用効果がより確実なも
のとなる。また、遊技者が実質上遊技を行っていない時
間が所定時間を超えると、デモ画面が表示されるため、
これによっても背景が初期化される。このため、遊技者
が、背景が朝に切換えられるまで、遊技を行わずに待つ
といった事態を回避することができる。
【0074】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。
【0075】(a)上記実施の形態では、草原等の背景
を表示部13aに表示することとしたが、海の中や、宇
宙、空、家の中等いかなる背景を表示することとしても
よい。
【0076】(b)上記実施の形態では図柄17A〜1
7Hとして、絵(キャラクタ)図柄DG1〜DG8及び
数字図柄N1〜N8の組み合わせを採用することとした
が、絵図柄のみとしてもよいし、数字図柄のみとしても
よい。また、他の絵図柄の組み合わせ等、実施の形態以
外の図柄因子同士を組み合わせてもよい。さらに、3種
以上の図柄因子同士を組み合わせてもよい。
【0077】(c)上記実施の形態では、着色を変更す
ることにより、朝昼夜の風景を醸し出すこととしたが、
その他にも、朝昼夜とは異なった時刻の変化(分・秒単
位、時間単位)、季節の変化(春夏秋冬)、或いは天候
の変化(晴雨曇雪等)等を醸し出すようにしてもよい。
また、着色を変更しないこととしてもよい。
【0078】(d)上記実施の形態では各レイヤDL,
NL,MLをそれぞれ昼:6周→夜:6周→朝:4周ず
つスクロールさせることとしたが、それぞれ1周ずつと
しても何ら差し支えない。
【0079】(e)上記実施の形態では、朝昼夜の風景
(背景)に基づいて遊技モードの報知を行うこととした
が、図柄17A〜17H,17Kの表示態様に基づいて
遊技モードの報知を行うこととしてもよい。例えば、通
常モードと確変モードとの間で切換が行われる毎に図柄
17A〜17H,17Kの着色を異ならせてもよい。ま
た、このとき、切換がない場合であっても、着色を異な
らせてもよい。
【0080】(f)さらに、背景に表示される少なくと
も1つの表示対象に基づいて報知を行うこととしてもよ
い。例えば、例えばプレミア性の高いキャラクタ(UF
OキャラクタUCやどろぼうキャラクタDC)が表示さ
れている場合に限り、確変モードが発生するような構成
としてもよい。
【0081】(g)上記実施の形態よりもさらに、遊技
者が現在の遊技モードが把握できない又は困難なように
表示部13aの表示態様変更を行ってもよい。例えば、
あるタイミングでは、夜の4周目に、また、別のタイミ
ングでは昼の5周目に、確変モードに切換えられるよう
な構成としてもよい。このような構成とすることで、遊
技者にとって、そのときどきの遊技モードが不明となる
場合が生じうるため、遊技内容により一層厚みが増す。
【0082】(h)上記実施の形態では、所定の契機と
して、大当たり状態の発生、特定のリーチ状態(例え
ば、丸太リーチ、氷リーチ)の発生、及びデモ画面の表
示を挙げたが、これらの少なくとも1つを所定の契機か
ら除外してもよい。
【0083】また、上記特定のリーチ状態のみならず、
あらゆるリーチ状態の発生によってもリセットされるこ
ととしてもよい。
【0084】(i)さらには、朝の1周目が近づいた場
合に、時として強制的に前記特定のリーチ状態を発生さ
せ、初期化を行うこととしてもよい。ここで、制御装置
24によって実行される強制的な初期化処理について説
明する。すなわち、図18は、制御装置24によって実
行される「強制初期化フラグ設定ルーチン」を示すフロ
ーチャートであって、所定時間毎(例えば2ms毎)に
実行される。
【0085】処理が本ルーチンへ移行すると、制御装置
24はまずステップS101において、初期化フラグX
CLが「0」に設定されているか否かを判定する。そし
て、初期化フラグXCLが「0」に設定されていない場
合(「1」に設定されている場合)には、近いうちに強
制初期化処理が実行されるものとして、その後の処理を
一旦終了する。また、初期化フラグXCLが「0」に設
定されている場合には、ステップS102において、現
在が夜の2周目又は3周目に該当しているか否かを判定
する。そして、否定判定されたならば、朝への切換まで
にはまだまだ時間を要し、強制的に初期化を行う必要が
ないものとしてその後の処理を一旦終了する。
【0086】これに対し、現在が夜の2周目又は3周目
に該当している場合には、続くステップS103におい
て、実際に強制的に初期化を行うか否かを判定する。こ
こで、本実施の形態においては、所定のカウンタ等を用
いて2分の1の確率で肯定判定される。もちろんこれは
例示であって、99%の確率で肯定判定されるようにし
てもよいし、3分の1の確率で肯定判定されるようにし
てもよいし、また、1%の確率で肯定判定されるように
してもよい。そして、当該ステップS103において否
定判定された場合には、今回は強制的な初期化を実行す
る必要がないものとしてその後の処理を一旦終了する。
【0087】一方、ステップS103において肯定判定
された場合には、強制的に初期化を実行するべく、ステ
ップS104において、強制初期化フラグXCLを
「1」に設定し、その後の処理を一旦終了する。
【0088】このように、強制初期化フラグ設定ルーチ
ンにおいては、未だ強制初期化フラグXCLが「0」で
あり、背景が夜の2周目又は3周目であり、かつ、所定
の初期化条件を満たす場合に強制初期化フラグXCLが
「1」に設定される。
【0089】では次に、そのときどきの強制初期化フラ
グXCLに応じて特定のリーチパターンが発生させられ
る場合の処理内容について説明する。すなわち、図19
は、制御装置24によって実行される「図柄変動開始ル
ーチン」を示すフローチャートである。本ルーチンは、
「乱数振分けルーチン」、「格納処理ルーチン」等(説
明略)の演算結果を用いて、特別電動役物や、表示装置
13等を制御するための「特別電動役物制御ルーチン」
において、実行されるものであって、パチンコ機1の電
源投入後、保留カウンタの値が「0」でないことを条件
に所定時間毎に実行される。
【0090】制御装置24は、当該「図柄変動開始処理
ルーチン」において、まずステップS201において、
内部乱数カウンタの値が大当たり値であるか否かを判定
する。そして、内部乱数カウンタの値が大当たり値の場
合には、ステップS202において、大当たり値に対応
する大当たり図柄を停止図柄としてメモリに記憶する。
その後、ステップS207へ移行する。
【0091】一方、ステップS201における判定条件
が満たされていないと、ステップS203において、現
在強制初期化フラグXCLが「1」に設定されているか
否かを判定する。そして、否定判定された場合(XCL
=「0」の場合)には、背景について強制的な初期化を
行う必要がないものとして、ステップS204へと移行
する。ステップS204において、制御装置24は、外
れリーチ乱数カウンタの値が予め定められた外れリーチ
値と同じであるか否かを判定する。そして、外れリーチ
乱数カウンタの値が外れリーチ値と同一である場合に
は、ステップS205において、外れリーチ値に対応す
る図柄(外れリーチ図柄)を停止図柄としてメモリに記
憶し、ステップS207へ移行する。また、ステップS
204の判定条件が満たされていない場合には、ステッ
プS206において、別途決定されている外れ図柄を停
止図柄としてメモリに記憶し、ステップS208へ移行
する。
【0092】さて、ステップS202又はステップS2
05から移行して、ステップS208においては、リー
チパターンを取得する。すなわち、上述した「ノーマル
リーチ」、「どろぼうリーチ」、「丸太リーチ」、「氷
リーチ」、「女の子リーチ」等の種々のリーチパターン
のうちのいずれかをリーチ種別決定カウンタに基づいて
決定する。そして、ステップS207、ステップS20
6又は後述するステップS211から移行して、ステッ
プS208においては、特別図柄表示装置13の図柄変
動を開始させ、本ルーチンを一旦終了する。
【0093】一方、前記ステップS203において肯定
判定された場合、つまり、現在強制初期化フラグXCL
が「1」に設定されている場合には、背景を強制的に初
期化させるべく、ステップS209へと移行する。ステ
ップS209において、制御装置24は、リーチ乱数カ
ウンタの値にかかわらず、外れリーチ値に対応する図柄
(外れリーチ図柄)を停止図柄としてメモリに記憶す
る。
【0094】また、続くステップS210においては、
前記特定のリーチパターンのうちの1つを取得する。つ
まり、丸太リーチ又は氷リーチのいずれかを取得し、当
該リーチパターンにてリーチ状態を発生せしめるべく記
憶しておく。
【0095】そして、次のステップS211において
は、前記特定のリーチパターンが演出されることで、背
景が初期化されるものとして強制初期化フラグXCLを
「0」に切換え、前述したステップS208へと移行す
る。そして、ステップS208において、特別図柄表示
装置13の図柄変動を開始させ、本ルーチンを一旦終了
する。このように、上記「図柄変動開始処理ルーチン」
によれば、大当たりが発生する場合、外れリーチカウン
タの値が外れリーチ値と一致する場合にリーチ状態が発
生することとなる。これに加えて、本実施の形態におい
ては、強制初期化フラグXCLが「1」に設定されてい
る場合にも、特定のリーチ状態(丸太リーチ又は氷リー
チ)が発生する。そして、このように、特定のリーチ状
態が発生した場合には、当該リーチ状態終了後等におい
て、背景画面が初期化され、昼の1周目から背景がスク
ロール表示されることとなる。
【0096】このような構成とすることで、確変モード
により一層の稀少価値が生じ、面白味が増す。
【0097】(j)上記実施の形態では、確変モードと
して1種類(150分の1で大当たり状態発生)しか用
意しなかったが、複数種類の付加遊技状態(確変モード
等)を用意することとしてもよい。そして、各確変モー
ド間の相互切換も大当たり状態の発生を必要条件とする
ことなく行われるように構成してもよい。
【0098】(k)上記実施の形態では、付加遊技状態
として確変モードを採用し、その概念として、大当たり
確率が高められることのみを挙げたが、大当たり確率が
高められることに加えて、(1)7セグ表示部53に
「7」が表示される確率を通常時に比べて高め、作動口
3の羽根6を開放させる機会を増やすこと、(2)7セ
グ表示部53における数字の変動時間を短くすること、
(3)羽根6の開放時間を長くすること(及び/又は入
賞個数を多くすること)、(4)特別図柄表示装置13
の表示部13aの図柄17A〜17L,17Kの変動時
間を短くすること、の全ての事項が実行されることとし
てもよい。また、大当たり確率が高められることに加え
て、(1)〜(4)のいずれか1つを満たすことを、確
変モードとしてとらえてもよい。
【0099】(l)また、付加遊技状態としては、確変
モードではなく、時間短縮モード(時短モード)を採用
してもよい。時短モードとしては、上記(k)の(1)
〜(4)の任意の組合せ(例えば(1)と(2)、
(1)と(3)、(1)と(4)、(2)と(3)、
(2)と(4)、(3)と(4)、(1)と(2)と
(3)、(1)と(2)と(4)、(1)と(3)と
(4)、(2)と(3)と(4))を採用できる。
【0100】(m)また、上記実施の形態では説明しな
かったが、上記実施の形態の確変モードとは別に、従来
から行われている一般的な時短モード、確変モード等を
実行しうる遊技機にも適用できる。かかる時短モード、
確変モード等としては、次回の大当たり時まで継続され
るようにしてもよいし、図柄17A〜17H,17Kの
予め定められた所定回転変動回数だけ継続され、その後
通常モードに切り替えられるようにしてもよい。また、
時短モード、確変モードが選択された場合には、大当た
り状態が2回又はそれ以上発生するまで、当該特別モー
ドが継続されるようにしてもよい。併せて、結果的に、
大当たり図柄に応じて、確変モードや時短モードの継続
回数(大当たり状態の継続発生回数)を可変とするよう
にしてもよい。さらに、かかる従来の確変モードや時短
モードが終了して通常モードに移行した場合には、特別
ボーナスとして、本実施の形態における確変モードが比
較的頻繁に、或いは、比較的長期間発生するような構成
としてもよい。このような構成とすることで、さらに面
白味が増す。
【0101】(n)各着色態様に応じて、スクロール変
動速度を異ならせてもよい。例えばプレミア性の高いキ
ャラクタ(UFOキャラクタUCやどろぼうキャラクタ
DC)が登場するような場合には、スクロール変動速度
をそれまでよりも遅くすることとしてもよい。このよう
にすることで、遊技者は、当該キャラクタをじっくりと
視認することができるとともに、何か起こるのではない
かというどきどき感を抱くことができる。
【0102】(o)表示装置13としては、上述した液
晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマトリック
ス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表
示菅等を用いてもよい。
【0103】(p)上記実施の形態とは異なるタイプの
パチンコ機等にも適用できる。例えば、大当たり図柄が
表示された後に所定の領域に遊技球を入賞させることを
必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実
施してもよい。また、パチンコ機以外にも、アレパチ、
雀球、スロットマシン等の各種遊技機として実施するこ
とも可能である。なお、スロットマシンは、例えばコイ
ンを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レ
バーを操作することにより図柄が変動され、ストップボ
タンを操作等することで図柄が停止されて確定される周
知のものである。従って、スロットマシンの基本概念と
しては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後
に確定図柄を表示する図柄表示手段を備え、始動用操作
手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄変動が
開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の
操作に起因して或いは所定時間が経過することにより図
柄変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄で
あることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態
を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロット
マシン」となる。
【0104】(q)上記実施の形態では、表示部13a
の背景において、表示態様を異ならせることとしたが、
音声や光を用いて報知することとしてもよい。
【0105】(r)別途の契機に基づき、少なくとも一
時的に背景に変化を設けることとしてもよい(例えば、
家の煙突から煙がでるかの如く表示し、煙が出ている間
は確変モードが発生してうるような構成としてもよ
い)。
【0106】(s)そのときどき(例えばサイクル数)
に応じて、確変モードが発生する期間、頻度を可変とし
てもよい。例えば1サイクル目には、朝の背景が表示さ
れる前段階において必ず特定のリーチ状態が発生するこ
ととしてもよい。
【0107】(t)上記実施の形態よりもさらに長いサ
イクル(例えば1サイクルが例えば1時間程度)を要す
るようにしてもよい。
【0108】(u)上記実施の形態における確変モード
が発生させられる直前の所定期間、大当たり確率が通常
モードよりも低く設定されるようにしてもよい。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的な向上を
図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図
である。
【図2】(a),(b)ともに表示部の表示状態の例を
示す模式図である。
【図3】表示部に表示されうる図柄の種類を説明する図
である。
【図4】(a),(b)ともに表示部における図柄列の
変動状態を示す図である。
【図5】(a),(b)ともに表示部における大当たり
ライン及び大当たり状態を示す図である。
【図6】(a),(b)ともに表示部における大当たり
ライン及び大当たり状態を示す図である。
【図7】(a)は表示部におけるどろぼうリーチ状態を
示す図であり、(b)は丸太リーチ状態を示す図であ
り、(c)は氷リーチ状態を示す図であり、(d)は女
の子リーチ状態を示す図である。
【図8】制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図9】朝昼夜の各背景レイヤを示す図である。
【図10】背景に表示されるキャラクタを紹介するため
の図である。
【図11】時間の経過に対する背景の着色態様及びキャ
ラクタの表示の有無の関係を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】各周期における背景レイヤを示す図である。
【図13】各周期における背景レイヤを示す図である。
【図14】各周期における背景レイヤを示す図である。
【図15】各周期における背景レイヤを示す図である。
【図16】各周期における背景レイヤを示す図である。
【図17】制御装置により実行される「遊技モード切換
ルーチン」を示すフローチャートである。
【図18】別の実施の形態において制御装置により実行
される「強制初期化フラグ設定ルーチン」を示すフロー
チャートである。
【図19】制御装置により実行される「図柄変動開始処
理ルーチン」を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコ機、2…遊技盤、3…作動口、4…大入賞
口、5…遊技球、13…表示装置、13a…表示部、1
4…上図柄列、15…中図柄列、16…下図柄列、17
A〜17H,17K…図柄、24…制御装置、ML…朝
背景レイヤ、DL…昼背景レイヤ、NL…夜背景レイ
ヤ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常遊技状態と、遊技者に有利な特別遊
    技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者に有効で、か
    つ、特別遊技状態ほど遊技者に有利でない付加遊技状態
    とを発生しうる遊技機であって、 前記通常遊技状態と付加遊技状態との間の相互切換が前
    記特別遊技状態の発生を必要条件とすることなく行われ
    るようにするとともに、前記各遊技状態に応じて互いに
    異なる態様で遊技者に報知が行われるよう構成したこと
    を特徴とする遊技機。
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