JP2000279556A - ラケットの装飾 - Google Patents

ラケットの装飾

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JP2000279556A
JP2000279556A JP11089658A JP8965899A JP2000279556A JP 2000279556 A JP2000279556 A JP 2000279556A JP 11089658 A JP11089658 A JP 11089658A JP 8965899 A JP8965899 A JP 8965899A JP 2000279556 A JP2000279556 A JP 2000279556A
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JP
Japan
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decorative body
racket
shape
decoration
face
Prior art date
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Application number
JP11089658A
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English (en)
Inventor
Soichi Fujimoto
聡一 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】捻れや撓みが生じるラケットの表面に施される
ラケットの装飾は、長期使用によって、剥がれや損傷で
美感が損なわれるため、本発明は剥がれにくい上に美感
にも優れたラケットの装飾を提供するものである。 【解決手段】文字、図形または記号等を印刷した柔軟性
を有する本体プレートの上面に、軟質透明樹脂を凸レン
ズ状に盛った装飾体をラケットの表面に貼着したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用中に捻れや撓
みが生じるラケットの表面に施される装飾であって、長
期の使用によっても、剥がれや傷等によって美感が損な
われることのない装飾に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラケットの装飾として最も一般的
に用いられていたのは、ラケット本体表面に直接文字、
図形、記号等を印刷する装飾や、それらを印刷した転写
シールを貼着する装飾であった。また、表面の印刷や打
擲されたシール類を保護するため、それらの上面に透明
の保護層を被覆する技術も開示されている。
【0003】例えば、特開昭56−99627号公報に
は、FRP成形体を熱圧硬化成形する際に、FRP成型
用プリプレグの所定位置にネームプレートをあらかじめ
埋設し、該ネームプレートの該表面に保護テープを介在
させた状態で型締めして、熱圧硬化させる技術が開示さ
れている。
【0004】また、特開平6−178635号公報に
は、印刷や箔押しした模様付きシールを物品の表面に貼
着し、該シールの表面に直接透明樹脂等からなる保護層
を被覆する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭56−
99627号公報においては、ラケット本体とネームプ
レートを一体成形するためネームプレートが剥がれにく
いという効果はあるが、ラケットの表面とネームプレー
トの厚みが同一になるため、ラケットの外観上、変化に
乏しく、美感の点において従来のシールと何ら変わりは
なかった。更に、ネームプレートの表面に積層する保護
テープは、ネームプレートとFRP成形用プリプレグを
熱成形する際に成形型によるネームプレートへの傷を防
ぐためのものであり、熱圧硬化成形後は保護テープはネ
ームプレートから剥されるためネームプレートの表面が
剥き出しになり傷が付きやすかった。
【0006】また、特開平6−178635号公報にお
いては、シールの表面を透明樹脂で被膜することにより
シールの印刷面の変色や剥がれを保護する効果はある
が、透明樹脂が薄いため樹脂層表面を平滑に保つことが
困難であり、特にシールの印刷面にエッチング加工等に
より凹凸が形成されている場合、樹脂層表面が該凹凸の
影響を受けて波打ってしまうため、該樹脂層の屈折率に
乱れを生じ、印刷された文字等が歪んで見えるといった
問題もあった。また、シールは物品の表面に貼るので、
シールとラケットの表面の接着面が衝撃などで剥がれや
すいという欠点を有していた。更に、シールを物品の表
面に貼着することから、シールの層が側方から見えてし
まうため美感に優れていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係わるラケットの装飾は、文字、図形また
は記号等を印刷した柔軟性を有する本体プレートの上面
に、軟質透明樹脂を凸レンズ状に盛った装飾体をラケッ
トの表面に貼着した。
【0008】また、前記装飾体の外周形状とほぼ同形状
の底部と、該装飾体の厚み以下の深さを有する凹部をラ
ケット表面に形成し、前記装飾体を該凹部の底部に貼着
した。
【0009】
【発明の実施の形態】本体プレートは、箔の上に樹脂製
フィルムを形成し、その上に文字や図形、記号などの印
刷面を形成するもの、箔の上に印刷面を形成し、その上
に樹脂製フィルムを形成するもの、箔を使用せず印刷面
の上に色付きの樹脂フィルムを形成するもの、その他ラ
ケットとのデザインのバランスを考慮して適宜、箔、樹
脂フィルム、印刷面がそれぞれ組み合わされ構成される
ものである。前記樹脂製フィルムとして、PVC樹脂フ
ィルムやポリエステル系樹脂フィルムが使用可能であ
る。また、箔については、金箔、銀箔、アルミ箔、いず
れでも良い。更に、本体プレートの上面に被覆する軟質
透明樹脂として、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂が使用可能である。前記軟質透明樹脂を本
体プレートの上面に凸レンズ状に盛ることにより、本体
プレートの表面に印刷した文字を拡大して見せることが
可能である。更に、本体プレートの表面に施される箔押
しや印刷加工により生じる凹凸により、該軟質透明樹脂
層表面に影響を受けることなく、印刷された文字が鮮明
に認識できる。また、装飾体とラケット表面との貼着
は、両面テープ、アクリル系等の粘着剤や接着剤が使用
可能である。
【0010】装飾体の外周形状とほぼ同形状の底部と、
該装飾体の厚み以下の深さを有する凹部をラケット表面
に形成し、前記装飾体を凹部の底部に貼着することによ
り、最も剥がれの発生しやすい装飾体の貼着面の端部
は、ラケット表面に形成された凹部に隠れてしまうた
め、衝撃を受けても剥がれることがない。更に、装飾体
とラケット表面の凹部は、装飾体の厚みをX、凹部の深
さをYとした時、Y=Z×X(0<Z<1)の関係を満
たすことから、凹部の深さよりも装飾体の厚みの方が大
きくなるため、外観上、該凹部の側壁面が見えにくくな
り、美感を損なう事もない。例えば、装飾体の厚みを
2.0mm、Zの比率を0.5とした場合、ラケット表
面に形成される凹部は2.0mm×0.5=1.0mm
の深さを有することにより、前記凹部よりも装飾体の上
部が1.0mmだけ出た状態になる。
【0011】
【実施例】本発明に係るラケットの装飾を実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本体プレート
2の構成は金箔3の裏面に両面テープ4が貼着されてお
り、前記金箔3の上面には、ポリエチレンテレフタレー
ト5が被覆され、更にその上面には、印刷面6が形成さ
れている。更に、前記本体プレート2の上面に、2液性
ウレタン系樹脂7を凸レンズ状に盛ったものが装飾体1
を示すものである。また、図2、図3に示すように、装
飾体1の外周形状とほぼ同形状の底部9と、該装飾体1
の厚み以下の深さを有する凹部8をラケット表面10に
形成し、前記装飾体1を該凹部8の底部9に貼着したも
のである。
【0012】前記実施例において、装飾体1の厚みXを
1.7mm、凹部8の深さYを1.02mm(1.7m
m×0.6=1.02mm)とした。そして、前記装飾
体1を凹部8の底部9に貼着すると、装飾体1の上部は
ラケット表面10より0.68mmだけ出る状態にな
る。以上のことから、装飾体1を凸レンズ状に形成する
ことにより印刷面6を拡大させて見せ、ラケット表面1
0より装飾体1を凸状に形成することによりラケット表
面10の凹部8の側壁面や装飾体1の層も外観上見えに
くくなり、全ての面で美感に優れたラケットの装飾が施
せるものである。更に、凹部8と装飾体1を貼着する両
面テープ4の端部11が凹部8の中に隠れるため、装飾
体1が剥がれにくくなる。
【0013】
【発明の効果】本発明のラケットの装飾は、印刷を施し
た本体プレートの上面に軟質の透明樹脂を凸レンズ状に
盛った装飾体を使用することにより、透明感、奥行きを
感じさせるとともに、凸レンズ効果で印刷した文字を拡
大して見せることができるため、美感にも非常に優れ、
購入者の購買動機にも大きくつながるものである。ま
た、前記装飾体をラケット表面の凹部に貼着することに
より、最も剥がれる原因であった装飾体の貼着面の端部
はラケット表面の凹部に隠れてしまうため、テニスボー
ルなどの衝撃を受けても剥がれる心配がなく、長期間美
感を保つことができる。また、ラケット表面の凹部の深
さより装飾体の厚みが大きいため、ラケット表面より装
飾体が凸状になるのでラケット表面の凹部の層も見えず
装飾体の層も見えず、全ての面で美感に優れたラケット
の装飾が施せるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラケットの装飾に係る装飾体の断面図
である。
【図2】本発明のラケットの装飾に係る装飾体をラケッ
ト表面に貼着した状態を示す図である。
【図3】本発明のラケットの装飾に係る装飾体をラケッ
ト表面に貼着した状態のA−A’線の断面図である。
【符号の説明】
1 装飾体 2 本体プレート 3 金箔 4 両面テープ 5 ポリエチレンテレフタレート 6 印刷面 7 2液性ウレタン樹脂 8 凹部 9 底部 10 ラケット表面 11 端部 X 厚み Y 深さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形または記号等を印刷した柔軟
    性を有する本体プレートの上面に、軟質透明樹脂を凸レ
    ンズ状に盛った装飾体をラケットの表面に貼着したこと
    を特徴とするラケットの装飾。
  2. 【請求項2】 前記装飾体の外周形状とほぼ同形状の底
    部と、該装飾体の厚み以下の深さを有する凹部をラケッ
    ト表面に形成し、前記装飾体を該凹部の底部に貼着した
    ことを特徴とする請求項1記載のラケットの装飾。
  3. 【請求項3】 前記装飾体と凹部は、装飾体の厚みを
    X、凹部の深さをYとした時、Y=Z×X(0<Z<
    1)の関係を満たすことを特徴とする請求項2記載のラ
    ケットの装飾。
JP11089658A 1999-03-30 1999-03-30 ラケットの装飾 Pending JP2000279556A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111356577A (zh) * 2018-04-27 2020-06-30 黑田刚司 热塑性合成树脂制立体装饰片的制造方法及其制造装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111356577A (zh) * 2018-04-27 2020-06-30 黑田刚司 热塑性合成树脂制立体装饰片的制造方法及其制造装置
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