JP4419168B2 - 加飾されたブロー成形壜体 - Google Patents

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Description

本発明は胴部の外表面をホットスタンプにより加飾したブロー成形壜体に関する。
たとえば、特許文献1に記載があるように合成樹脂製成形品の外表面を加飾する手段として、金属性光沢部分を付与して加飾あるいは表示機能を発揮させるホットスタンプ法がある。
このホットスタンプ法は、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のベースフィルムに剥離層、保護層、金属性光沢を有する薄膜、および合成樹脂製成形品表面への付着性を有する熱軟化性の接着層を順次に積層して成るホットスタンプフィルムを使用する。そしてホットスタンプフィルムの接着層を成形品表面に接するようにして載置し、マーク形状の版を有する押圧装置で200℃程度の温度で加熱押圧し、その後剥離層と共にベースフィルムを剥がし取って金属光沢を有するマーク形状を成形品表面に転写する。
特開平10−236090号公報
一方、ブロー成形壜体は食品、飲料品、あるいは化粧料等の収納容器としてさまざまな用途に使用されているが、特に化粧料等の分野では壜体に独創的な加飾を付与することにより、高級感を与える等、他商品との差別化を図ることができる。
本発明は、ブロー成形壜体にホットスタンプにより金属性光沢部を付与することにより今までにない独特な加飾効果を有した商品を提供することを目的とする。
第1の発明は、胴部の外周面にホットスタンプ法によりラベル形状に接着貼付した金属箔層で加飾されたブロー成形壜体である。
第1の発明の上記構成においてラベル状とはある所定の範囲で、ベタ一面で金属箔を接着して加飾することであり、所定の範囲で平坦状、2次曲面状、あるいは3次曲面状等に金属光沢を付与することにより今までにない独特な加飾効果を発揮させることができる。
口筒部を有し、比較的薄肉のブロー成形品ではホットスタンプの際、版の押圧による変形を、壜体内部から支持体で防止することは困難であり、特にベタ一面のラベル形状についてのホットスタンプによる加飾は従来にはなく、極く小さい領域での、基本的には線分の組み合わせにより構成される文字、マーク等の形状での加飾に限定されていた。ここで、本願発明者らは壜体内部を空気等で加圧状態とすること等の手段により、ラベル形状にホットスタンプできることを発見、第1の発明の構成の従来にない加飾効果を有したブロー成形容器の発明に至ったのである。
ここで、ラベル形状の大きさは特に限定されるものではないが、たとえば通常のシャンプー用の壜体等であれば、胴部正面に10mm×20mm程度の面積でベタ一面で金属光沢を付与すれば今までにない加飾効果を十分に発揮させ得る。
第2の発明の手段は、第1の発明において、透明の膜であって、金属箔層を保護するクリアコート層に加飾若しくは表示のための印刷をしたこと、にある。
第2の発明の上記構成により、ラベル状の金属光沢部分にマーク、模様、図案、文字等を印刷することにより、今までにない、より独創的な装飾となり、外観により差別化されたブロー成形壜体製品を提供することができる。
第3の発明の手段は、第2の発明において、クリアコート層をウレタン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系製としたこと、にある。
合成樹脂製品へのホットスタンプでは多くの場合、クリアコート層として従来はUV硬化タイプのアクリル樹脂系のものが使用されていたが、スクリーン印刷を施した場合、インクとUV硬化したアクリル樹脂の親和性(相溶性)が良くなく、細かい線が出ない、印刷層の密着強度が低い等の問題があったが、第3の発明の構成にあるようにクリアコート層を熱乾燥タイプのウレタン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系とすることにより、親和性が向上してきれい印刷できると共に、印刷の密着強度も実用的に十分な強度を得ることができる。
本発明は上記した構成であり、以下に示す効果を奏する。
第1の発明にあっては、ラベル形状に金属光沢を付与することにより今までにない加飾効果を有するブロー成形壜体を提供することができる。
第2の発明にあっては、ラベル状の金属光沢部分にマーク、模様、図案、文字等を印刷することにより今までにない、より独創的な装飾となり、外観により差別化されたブロー壜体製品を提供することができる。
第3の発明にあっては、クリアコート層をウレタン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系とすることにより、親和性が向上してきれいに印刷できると共に、印刷の密着強度も実用的に十分な強度を得ることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のブロー成形壜体の一実施例を示す正面図であり、胴部3は平断面が略楕円状であり、口筒部2にキャップを介してポンプを組み付けた状態であり、シャンプー用等の壜体として使用されるものである。
そして、胴部3の前面の略中央部にはホットスタンプ法で加飾されたホットスタンプ部4があり、この金属光沢を有するホットスタンプ部4には、さらに図案化された文字(ABC)がスクリーン印刷されている。
図2はホットスタンプに用いたホットスタンプフィルム10の層構成を縦断面図で示した説明図あって、層構成はベースフィルム5に剥離層6、クリアコート層7、金属箔層8そして接着層9を順次積層したものであり、接着層9を胴部3の外表面に貼着するとともに、剥離層6と共にベースフィルム5を半ば剥がした状態を描いている。
また、図3は図1中のA−A線に沿っての、ホットスタンプ部4近傍の断面図であり、クリアコート層7の上にシルク印刷による印刷層11が形成されている。ここで、クリアコート層7はウレタン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系の材料で形成することにより、印刷インクとの親和性が良いので、通常合成樹脂製品のホットスタンプに使用されるアクリル樹脂系に比較して良好な印刷特性であり、印刷層11のクリアコート層7への密着強度も高い。
ホットスタンプは、版の押付け力による変形がないように、壜体1内を圧空で加圧状態とすると共に、外部からも壜体1胴部3の形状に合せた型治具で壜体1を固定した状態で実施する。ホットスタンプフィルム10の接着層9を胴部3の外表面に接するようにして載置し、押圧装置で版を加熱押圧して、接着層9を軟化接着し、その後剥離フィルム6と共にベースフィルム5を剥がす。
従来、ブロー成形壜体では変形を抑えることが困難であったので、版は接着の容易な文字、マーク形状等の線分を組み合わせたような型に限定され、そして接着の総面積も極く小さいものに限られたものであり、かなり広い面積に亘ってラベル形状に、すなわちベタ一面状に皺なく接着することは困難であったが、上記のような方法により、ラベル形状にベタ一面状のホットスタンプが実現でき、本発明の従来にない加飾効果が発揮されるブロー成形壜体を提供できるようになった。
なお、本発明による加飾の態様は上記実施例に限定されるものではなく、さまざまな用途、形状のブロー成形壜体に適用される。また、ホットスタンプ部の形状、大きさ、貼付位置も加飾効果を考えて選択できるものである。
以上説明したように、本発明のブロー成形壜体は、ラベル形状にベタ一面状に金属光沢を付与し、さらにはこの金属光沢部分にマーク、模様、図案、文字等を印刷することにより今までにない独創的な加飾効果を発揮して、外観により差別化されたブロー壜体製品を提供することができ、化粧料等の分野でより幅広い用途展開が期待できる。
本発明のブロー成形壜体の一実施例を示す正面図である。 図1のブロー成形壜体の加飾に用いるホットスタンプフィルムの層構成を縦断面で示す説明図である。 図1中のホットスタンプ部の要部拡大縦断面図である。
符号の説明
1 ;壜体
2 ;口筒部
3 ;胴部
4 ;ホットスタンプ部
5 ;ベースフィルム
6 ;剥離層
7 ;クリアコート層
8 ;金属箔層
9 ;接着層
10;ホットスタンプフィルム
11;印刷層

Claims (1)

  1. 胴部(3)の外周面ホットスタンプ法により金属光沢部で加飾したブロー成形壜体であって、前記胴部(3)の外周面に、ラベル形状のホットスタンプ部(4)をホットスタンプ法により接着し、前記ホットスタンプ部(4)を、金属光沢を有する金属箔層(8)と、該金属箔層(8)の表面に保護のため積層されたクリアコート層(7)と、該クリアコート層(7)の表面に印刷された印刷層(11)とから構成し、前記クリアコート層(7)をウレタン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系製とし、前記印刷層(11)を加飾若しくは表示のために施されるものとしたブロー成形壜体。
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