JP2000279311A - マット - Google Patents

マット

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JP2000279311A
JP2000279311A JP11092110A JP9211099A JP2000279311A JP 2000279311 A JP2000279311 A JP 2000279311A JP 11092110 A JP11092110 A JP 11092110A JP 9211099 A JP9211099 A JP 9211099A JP 2000279311 A JP2000279311 A JP 2000279311A
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JP
Japan
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rubber
mat
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main body
colored
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JP11092110A
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English (en)
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Yasuyuki Nakanishi
康之 中西
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Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファッション性に優れ、需要者の嗜好に合わ
せやすく、設置した際の違和感が無い、マットを提供す
ること。 【解決手段】 マット原反1の裏面にマット基材2が接
合されており、マット基材2がゴム配合物を架橋処理し
てなる架橋ゴムである、マットにおいて、マット基材2
がマット原反1の裏面全面に接合された本体部21のみ
からなり、本体部21である架橋ゴムが、色付きゴム、
又は無色透明ゴム、又は色付き透明ゴムであることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足拭きマットなど
のマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マット原反の裏面にマット基材が接合さ
れてなる従来のマットでは、マット基材が黒色であるの
が一般的であった。マット基材が黒色の場合には、マッ
ト基材の汚れが目立たないという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マット
基材が黒色の場合には、マット全体のファッション性が
乏しいために設置場所の雰囲気に合いにくかったり、黒
色に嫌悪感を持つ需要者には全く受け入れられなかった
りするという問題があった。
【0004】本発明は、ファッション性に優れ、需要者
の嗜好に合わせやすく、設置した際の違和感が無い、マ
ットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マット原反の裏面にマット基材が接合されており、マッ
ト基材がゴム配合物を架橋処理してなる架橋ゴムであ
る、マットにおいて、マット基材がマット原反の裏面全
面に接合された本体部のみからなり、本体部である架橋
ゴムが、色付きゴム、又は無色透明ゴム、又は色付き透
明ゴムであることを特徴としている。
【0006】図1はマット基材が本体部のみからなる場
合を示す断面図である。図において、1はマット原反、
2はマット基材であり、マット基材2はここでは本体部
21のみからなっている。本体部21は、マット原反1
の裏面全面に接合されており、マット原反1と縁が略揃
っている。この本体部21は、通常は、マット原反1よ
り少し大きめに成形しておき、トリミングして、作製す
る。
【0007】図2はマット基材が本体部のみからなる場
合の別の例を示す断面図である。ここでは、本体部21
の縁がマット原反1の縁からはみ出ている。この本体部
21も、図1の場合と同様に作製する。
【0008】請求項2記載の発明は、マット原反の裏面
にマット基材が接合されており、マット基材がゴム配合
物を架橋処理してなる架橋ゴムである、マットにおい
て、マット基材が、マット原反の裏面全面に接合された
本体部と、マット基材の裏面には接合されず又は部分的
に接合され、マット原反の縁からはみ出るように本体部
の縁に接合された耳部とからなり、少なくとも耳部であ
る架橋ゴムが、色付きゴム、又は無色透明ゴム、又は色
付き透明ゴムであることを特徴としている。
【0009】図3はマット基材が本体部と耳部とからな
る場合を示す断面図である。本体部21はマット原反1
と縁が揃っており、耳部22は、マット原反1の裏面に
は接合されず又は部分的に接合され、マット原反1の縁
からはみ出るように本体部21の縁に接合されている。
この耳部22は、図4に示すように、未架橋テープゴム
3を未架橋本体部211に当接させて共にプレス成形
し、(架橋)本体部21に接合した架橋テープゴム3を
マット原反1の縁からはみ出るようにトリミングして、
作製する。
【0010】請求項3記載の発明は、マット原反の裏面
にマット基材が接合されており、マット基材がゴム配合
物を架橋処理してなる架橋ゴムである、マットにおい
て、マット基材が、マット原反の裏面全面に接合された
本体部と、マット基材の裏面には接合されず又は部分的
に接合され、マット原反の縁から殆どはみ出ることな
く、マット原反の縁に沿うように本体部の縁に接合され
たエッジ部とからなり、少なくともエッジ部である架橋
ゴムが、色付きゴム、又は無色透明ゴム、又は色付き透
明ゴムであることを特徴としている。
【0011】図5はマット基材が本体部とエッジ部とか
らなる場合を示す断面図である。本体部21はマット原
反1と縁が揃っており、エッジ部23は、マット原反1
の裏面には接合されず又は部分的に接合され、マット原
反1の縁から殆どはみ出ることなく、マット原反1の縁
に沿うように本体部21の縁に接合されている。このエ
ッジ部23は、図4に示すように成形した後、架橋テー
プゴム3をマット原反1の縁に揃うようにトリミングし
て、作製する。
【0012】マット原反とは、通常、パイルが基布に植
設されてなるものであるが、これに限らず、例えば、織
り布、編み布、不織布シート、スポンジシート、芝状シ
ートなども含むものである。パイルや基布としては、目
的に応じて種々の材質や構成のものを使用できる。マッ
ト原反の、マット基材との接着面には、パイル抜け防
止、マット原反とマット基材との接着性向上などのため
に、プライマーやラテックスなどが塗布される場合があ
る。
【0013】本発明のマット基材は、ゴム配合物を架橋
処理して製造される。ゴム配合物は、ゴムポリマーを含
み、更に、必要に応じて、架橋剤、硬化剤、その他の添
加剤を含むものである。ゴムポリマー及び必要に応じて
加えるその他の添加剤は、市販のゴムコンパウンドとし
て提供される場合があり、例えば、シリコーンゴムコン
パウンド、ウレタンゴムコンパウンドがある。
【0014】ゴム配合物の混練は公知の方法を選択して
行うことができる。また、架橋処理する前にゴム配合物
をシート化する場合において、そのシートの圧延も、公
知の方法を選択して行うことができ、シート厚さは目的
に応じて種々選択できる。また、マットの部位によっ
て、シート厚さを適宜変更したりゴム配合物の配合を適
宜変更したりしてもよい。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、色付きゴム、又は無
色透明ゴム、又は色付き透明ゴムである架橋ゴムが、エ
チレン−プロピレンゴム配合物、ウレタンゴム配合物、
又はシリコーンゴム配合物を架橋処理して得られたもの
である。
【0016】色付きゴム、又は無色透明ゴム、又は色付
き透明ゴムである架橋ゴムを得るのに用い得るゴム配合
物としては、エチレン−プロピレンゴム配合物、ウレタ
ンゴム配合物、シリコーンゴム配合物、ブチルゴム配合
物、クロロプレンゴム配合物、クロロスルホン化ポリエ
チレン配合物、多硫化ゴム配合物、アクリルゴム配合
物、エピクロルヒドリンゴム配合物、フッ素ゴム配合物
などがあるが、光劣化によって特に変色しにくい点から
は、エチレン−プロピレンゴム配合物、ウレタンゴム配
合物、シリコーンゴム配合物、クロロスルホン化ポリエ
チレン配合物、多硫化ゴム配合物、アクリルゴム配合
物、エピクロルヒドリンゴム配合物、フッ素ゴム配合物
が好ましく、コストの点からは、エチレン−プロピレン
ゴム配合物、ウレタンゴム配合物、シリコーンゴム配合
物、ブチルゴム配合物、クロロプレンゴム配合物、クロ
ロスルホン化ポリエチレン配合物が好ましい。
【0017】[エチレン−プロピレンゴム配合物]エチ
レン−プロピレンゴム配合物は、エチレン−プロピレン
ゴムポリマーに、適宜の、架橋剤、充填剤、ゴム加工剤
等を適宜の量だけ配合してなるものであり、目的に応じ
て適宜の共架橋剤を適宜の量だけ配合してもよい。
【0018】エチレン−プロピレンゴムポリマーは、エ
チレンとプロピレンとの共重合体(EPM)及びエチレ
ンとプロピレンとジエン成分との共重合体(EPDM)
を含む概念である。EPMは、一般には、40〜60重
量%のエチレン成分と60〜40重量%のプロピレン成
分とからなっている。EPDMは、一般には、40〜8
0重量%のエチレン成分と50〜15重量%のプロピレ
ン成分と1〜15重量%のジエン成分とからなってお
り、ジエン成分としては、例えば、エチリデンノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン等
が用いられる。
【0019】エチレン−プロピレンゴム配合物に用いる
エチレン−プロピレンゴムポリマーとしては、マットの
耐久性、マットの抗張力、マット原反との接着性、ゴム
配合物の未架橋処理シートの加工性や取扱性等の特性を
考慮して、上記のようなグレードのエチレン−プロピレ
ンゴムポリマーから選択すればよい。また、2種以上の
グレードのエチレン−プロピレンゴムポリマーを混合し
て用いてもよい。更に、エチレン−プロピレンゴムポリ
マー以外のゴムポリマーを混合してゴム配合物を製造す
ることにより、目的に応じたゴム配合物を得ることもで
きる。但し、その場合に用いるエチレン−プロピレンゴ
ムポリマー以外のゴムポリマーは、その種類によっても
異なるが、エチレン−プロピレンゴムポリマー100重
量部に対して100重量部以下の割合で用いるのが好ま
しく、それより高い割合で用いると、耐オゾン性、耐候
性、耐熱性等が低下したり高コストとなったりする場合
がある。
【0020】充填剤としては、通常、ゴム配合物の色合
わせの行いやすさの点から、シリカ、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、クレー、タルク、酸化チタン等を用
い、目的に応じて、これらの内の1種を選択して、又は
2種以上を混合して、用いる。
【0021】エチレン−プロピレンゴム配合物の混練及
びそのシートの圧延は、公知の方法を選択して行うこと
ができ、シート厚さは目的に応じて種々選択できる。ま
た、マットの部位によって、シート厚さを適宜変更した
りゴム配合物の配合を適宜変更したりしてもよい。
【0022】[ウレタンゴム配合物]ウレタンゴム配合
物は、ウレタンゴムポリマーに、適宜の、添加剤、ゴム
加工剤等を適宜の量だけ配合してなるものである。通常
は、ウレタンゴムポリマー及び必要に応じて加えるその
他の添加剤、ゴム加工剤は、市販のウレタンゴムコンパ
ウンドとして提供されるのが一般的である。
【0023】ウレタンゴム配合物の混練及びそのシート
の圧延は、公知の方法を選択して行うことができ、シー
ト厚さは目的に応じて種々選択できる。また、マットの
部位によって、シート厚さを適宜変更したりゴム配合物
の配合を適宜変更したりしてもよい。
【0024】[シリコーンゴム配合物]シリコーンゴム
配合物は、シリコーンゴムポリマーを含み且つ架橋剤も
含み、更に、必要に応じて、充填剤、特性向上剤、その
他の添加剤を含むものである。通常は、シリコーンゴム
ポリマー及び必要に応じて加えるその他の添加剤は、市
販のシリコーンゴムコンパウンドとして提供される。但
し、架橋剤を含む場合と含まない場合とがある。シリコ
ーンゴム配合物には、固体状のミラブル型シリコーンゴ
ム配合物と液状シリコーンゴム配合物の2種類がある。
【0025】シリコーンゴム配合物の混練は公知の方法
を選択して行うことができる。また、固体状であるミラ
ブル型シリコーンゴム配合物の場合、架橋処理する前に
シリコーンゴム配合物をシート化する場合において、そ
のシートの圧延も、公知の方法を選択して行うことがで
き、シート厚さは目的に応じて種々選択できる。また、
マットの部位によって、シート厚さを適宜変更したりシ
リコーンゴム配合物の配合を適宜変更したりしてもよ
い。また、液状シリコーンゴム配合物の場合、液状シリ
コーンゴム配合物を、マット原反に適宜の方法で適宜の
厚さに塗布した後、加熱下、又は常温下、又は紫外線照
射下で硬化させることにより、マット基材を作製でき
る。
【0026】シリコーンゴムポリマーとしては、ジメチ
ル系シリコーンゴムポリマー、メチルビニル系シリコー
ンゴムポリマー、メチルフェニルビニル系シリコーンゴ
ムポリマー、メチルフルオロアルキル系シリコーンゴム
ポリマーなどが用いられる。コストの点ではメチルビニ
ル系シリコーンゴムポリマーが好ましく、耐油性がより
優れている点ではメチルフルオロアルキル系シリコーン
ゴムポリマーが好ましく、耐熱性及び耐寒性がより優れ
ている点ではメチルフェニルビニル系シリコーンゴムポ
リマーが好ましい。
【0027】充填剤としては、煙霧質シリカ、表面処理
煙霧質シリカ、沈殿シリカ、珪藻土、石英粉、炭酸カル
シウムなどが用いられる。
【0028】その他の添加剤としては、発泡剤などが用
いられる。
【0029】色付きゴムは、ゴム配合物に所望の色のゴ
ム顔料を混合し、これを架橋処理することにより、得ら
れる。
【0030】無色透明ゴムは、次のようにして得られ
る。 エチレン−プロピレンゴム配合物を用いる場合の例 エチレン−プロピレンゴムポリマーに配合する添加剤を
選択する。具体的には、例えば、加硫促進助剤として透
明性亜鉛白を用い、活性剤としてステアリン酸を用い、
充填剤としてシリカ系のものであって2μm以下程度の
粒径のものを用いる。 ウレタンゴム配合物を用いる場合の例 固形の添加剤を、配合しないか又は配合したとしても極
少量とした、ゴム配合物を用いる。 シリコーンゴム配合物を用いる場合の例 充填剤としてシリカ系のものであって2μm以下程度の
粒径のものを用いたゴム配合物を用いる。
【0031】色付き透明ゴムは、無色透明ゴムを得るた
めのゴム配合物に透明性を発生し得る顔料を混合し、こ
れを架橋処理することにより、得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】(実施形態1〜5、10〜13)
実施形態1のマットは図3の構成を有している。具体的
には、マット原反1は850mm×700mm、本体部
21は850mm×700mmで厚さ1.3mm、耳部
22は幅15mmで厚さ1.7mmである。
【0033】上記構成のマットは、図4に示す工程を経
て製造した。ナイロンパイル11がポリエステル不織布
からなる基布12に植設されてなる、マット原反1の、
裏面に、表1の実施形態1に示すゴム配合処方に従って
配合してなるゴム配合物の、ゴムシート(未架橋本体部
211)を、当接させるとともに、ゴムシート211に
未架橋テープゴム3を当接させ、ゴムシート211及び
未架橋テープゴム3をマット原反1と共に加熱加圧処理
し、即ち、ゴムシート211とマット原反1との接合処
理及びゴムシート211及び未架橋テープゴム3の架橋
処理を行う。そして、架橋テープゴムをトリミングす
る。こうして、ゴムシート211が架橋されてなる本体
部21と架橋テープゴムからなる耳部22とからなるマ
ット基材2が、マット原反1に接合してなる、マットを
得た。上記加熱加圧処理は、マット原反1の裏面にゴム
シート211及び未架橋テープゴム3を当接したものを
上下方向から熱板で挟んで加圧して行うものであり、具
体的には、熱板温度170℃、加圧時間10分間、加圧
圧力2Kgf/cm2で行った。また、未架橋テープゴ
ム3としては、ゴムシート211に用いたゴム配合物と
同じものを用いた。
【0034】なお、実施形態2〜5、10〜13のマッ
トも、それぞれ表1に示すゴム配合物を用い、実施形態
1のマットと同様にして得た。但し、実施形態2〜5、
11〜13は、ゴム配合物に着色剤を混合した。
【0035】(実施形態6〜9)実施形態6のマットは
図3の構成を有している。具体的には、マット原反1は
850mm×700mm、本体部21は850mm×7
00mmで厚さ1.3mm、耳部22は幅15mmで厚
さ1.7mmである。
【0036】上記構成のマットは、図4に示す工程を経
て製造した。ナイロンパイル11がポリエステル不織布
からなる基布12に植設されてなる、マット原反1の、
裏面に、表1の実施形態6に示すゴム配合処方に従って
配合してなるゴム配合物の、ゴムシート(未架橋本体部
211)を、当接させるとともに、ゴムシート211に
テープゴム3を当接させ、ゴムシート211及びテープ
ゴム3をマット原反1と共に加熱加圧処理し、即ち、ゴ
ムシート211の加熱溶融及び加圧によるマット原反1
との接合処理及びゴムシート211とテープゴム3の加
熱溶融及び加圧による接合処理を行う。そして、冷却
後、テープゴムをトリミングする。こうして、ゴムシー
ト211が本体部21とテープゴムからなる耳部22と
からなるマット基材2が、マット原反1に接合してな
る、マットを得た。上記加熱加圧処理は、マット原反1
の裏面にゴムシート211及びテープゴム3を当接した
ものを上下方向から熱板で挟んで加圧して行うものであ
り、具体的には、熱板温度190℃、加圧時間3分間、
加圧圧力2Kgf/cm2で行った。また、テープゴム
3としては、ゴムシート211に用いたゴム配合物と同
じものを用いた。
【0037】なお、実施形態7〜9のマットも、それぞ
れ表1に示すゴム配合物を用い、実施形態6のマットと
同様にして得た。但し、実施形態7〜9は、ゴム配合物
に着色剤を混合した。
【0038】実施形態1〜5はエチレン−プロピレンゴ
ム配合物を用いた場合であり、その内、実施形態1は無
色透明ゴムを得た場合、実施形態2〜4は色付きゴムを
得た場合、実施形態5は色付き透明ゴムを得た場合であ
る。実施形態6〜9はウレタンゴム配合物を用いた場合
であり、その内、実施形態6は無色透明ゴムを得た場
合、実施形態7,8は色付きゴムを得た場合、実施形態
9は色付き透明ゴムを得た場合である。実施形態10〜
13はシリコーンゴム配合物を用いた場合であり、その
内、実施形態10は無色透明ゴムを得た場合、実施形態
11,12は色付きゴムを得た場合、実施形態13は色
付き透明ゴムを得た場合である。
【0039】
【表1】
【0040】なお、表1におけるゴム配合物の各成分の
詳細は次の通りである。 ・EPDM…JSR株式会社製の油展EPDM(品番:
EP96)であり、具体的には、プロピレン含量27w
t%、ヨウ素価(ベースポリマーのヨウ素価)19、ム
ーニー粘度(ML1+8(120℃))53、伸展油5
0PHR含有、ジエン成分:ジシクロペンタジエン、の
もの。 ・ホワイトカーボン…日本シリカ株式会社製のホワイト
カーボン(商品名:ニプシルVN3)。 ・加工オイル…出光興産株式会社製のパラフィン基プロ
セスオイル(品番:PW380)。 ・架橋剤1…日本油脂株式会社製の、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン(40%
希釈品)(商品名:パーヘキサ25B−40)。 ・架橋剤2…信越化学工業株式会社製の架橋剤(品番:
C−8A)であり、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t
−ブチルパーオキシヘキサン(70%希釈品)。 ・共架橋剤…三新化学株式会社製の、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート(商品名:サンエステルTM
P)。 ・シリコーンゴムコンパウンド…信越化学工業株式会社
製のシリコーンゴムコンパウンド(品番:KE−951
U)。 ・ウレタンゴムコンパウンド…ダウ・ケミカル社製のウ
レタンゴムコンパウンド(商品名:ペレセン2103−
55D)。 ・白色ゴム顔料…信越化学工業株式会社製の白色ゴム顔
料(品番:KE−ColorWS)。 ・黒色ゴム顔料…信越化学工業株式会社製の黒色ゴム顔
料(品番:KE−ColorBL)。 ・赤色ゴム顔料…信越化学工業株式会社製の赤色ゴム顔
料(品番:KE−ColorRN)。 ・青色ゴム顔料1…大日精化工業株式会社製の青色ゴム
顔料(商品名:ダイピロキサイドカラー ブルー#94
10)。 ・青色ゴム顔料2…信越化学工業株式会社製の青色ゴム
顔料(品番:KE−ColorMB)。 ・黄色ゴム顔料…信越化学工業株式会社製の黄色ゴム顔
料(品番:KE−ColorY−064)。
【0041】実施形態1〜13で得られたマットのマッ
ト基材、即ち本体部21及び耳部22の色は、表2に示
すようになった。また、マット基材に対して光照射実験
を行った。その実験は、ダイプラ・ウィンテス株式会社
製のダイプラ・メタルウェザー(KU−R3)を用い、
波長295〜780nm、強度45mW/cm2の光
を、85℃、湿度70%の条件下で、9時間照射するこ
とにより、行った。その結果も表2に示す。なお、光照
射実験結果の判断基準は、次の通りとした。 ◎:全く変色なし。 〇:極めて微弱な変色あり。 ×:変色あり。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示すように、実施形態1,6,10
では無色透明のマット基材が得られ、実施形態5,9,
13では色付き透明のマット基材が得られ、実施形態2
〜4、7、8、11、12では色付きのマット機材が得
られた。そして、全ての実施形態のマットにおいて、マ
ット基材に対する光照射実験結果は良好であり、マット
基材は、透明や色付きであっても光劣化しなかった。
【0044】なお、実施形態1〜13では、図3の構成
のマットを採用したが、図1、図2、図5の構成のマッ
トを採用してもよく、同様の作用効果が得られる。ま
た、実施形態1〜13では、マット基材の本体部と耳部
とを、無色透明、又は色付き透明、又は色付きとした
が、図3又は図5に示す構造のマットの場合、マットを
敷設したときのファッション性のみを考慮するならば、
耳部のみ、又はエッジ部のみを、無色透明、又は色付き
透明、又は色付きとしてもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載の発明によれ
ば、マット原反のデザインに合うように、マット基材の
本体部、又は耳部、又はエッジ部の色調を選定できるの
で、ファッション性を向上できる。従って、設置場所の
雰囲気、例えば床や壁の色などに合わせて、設置した際
の違和感を無くすことができ、また、様々な需要者の嗜
好、特に色に対する需要者の好みに合わせることができ
る。
【0046】請求項4記載の発明によれば、色付きゴ
ム、又は無色透明ゴム、又は色付き透明ゴムである架橋
ゴムが、光により変色するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマットの第1例を示す断面図であ
る。
【図2】 本発明のマットの第2例を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明のマットの第3例を示す断面図であ
る。
【図4】 第3例又は第4例のマットの一製造工程を示
す断面図である。
【図5】 本発明のマットの第4例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マット原反 2 マット基材 21 本体部 22 耳部 23 エッジ部 3 未架橋テープゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AB18 AB26 AB27 BA02 EA03 EB30 4F100 AK41 AK48 AK51B AK52B AK64B AN00B AN02B BA02 BA41 CA23 DB01B DG06A DG11A DG15 EJ05 EJ05B GB71 HB21 JL00 JL10B JN01B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット原反の裏面にマット基材が接合さ
    れており、マット基材がゴム配合物を架橋処理してなる
    架橋ゴムである、マットにおいて、 マット基材がマット原反の裏面全面に接合された本体部
    のみからなり、 本体部である架橋ゴムが、色付きゴム、又は無色透明ゴ
    ム、又は色付き透明ゴムであることを特徴とするマッ
    ト。
  2. 【請求項2】 マット原反の裏面にマット基材が接合さ
    れており、マット基材がゴム配合物を架橋処理してなる
    架橋ゴムである、マットにおいて、 マット基材が、マット原反の裏面全面に接合された本体
    部と、マット基材の裏面には接合されず又は部分的に接
    合され、マット原反の縁からはみ出るように本体部の縁
    に接合された耳部とからなり、 少なくとも耳部である架橋ゴムが、色付きゴム、又は無
    色透明ゴム、又は色付き透明ゴムであることを特徴とす
    るマット。
  3. 【請求項3】 マット原反の裏面にマット基材が接合さ
    れており、マット基材がゴム配合物を架橋処理してなる
    架橋ゴムである、マットにおいて、 マット基材が、マット原反の裏面全面に接合された本体
    部と、マット基材の裏面には接合されず又は部分的に接
    合され、マット原反の縁から殆どはみ出ることなく、マ
    ット原反の縁に沿うように本体部の縁に接合されたエッ
    ジ部とからなり、 少なくともエッジ部である架橋ゴムが、色付きゴム、又
    は無色透明ゴム、又は色付き透明ゴムであることを特徴
    とするマット。
  4. 【請求項4】 色付きゴム、又は無色透明ゴム、又は色
    付き透明ゴムである架橋ゴムが、エチレン−プロピレン
    ゴム配合物、ウレタンゴム配合物、又はシリコーンゴム
    配合物を架橋処理して得られたものである請求項1ない
    し3のいずれかに記載のマット。
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