JP2000279000A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2000279000A
JP2000279000A JP11077305A JP7730599A JP2000279000A JP 2000279000 A JP2000279000 A JP 2000279000A JP 11077305 A JP11077305 A JP 11077305A JP 7730599 A JP7730599 A JP 7730599A JP 2000279000 A JP2000279000 A JP 2000279000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータを大型化することなく、指定トルクが
小さい領域におけるモータの回転数を高くできるモータ
制御装置を提供する。 【解決手段】 d軸電流補正処理では、まず最初に、ス
テップ510により、d軸の補正電流idの値を式「i
d=C+f(τ*)」に従って決定する。ただし、Cは
所定値、f(τ*)は指令トルクτ*に応じたd軸補正電
流idを求める関数である。ステップ520では、式
「Id=id* +id」に従って指令トルクτ*に応じ
た補正後の指令電流Idを決定する。これにより、指令
トルクτ*がゼロの状態で、d軸電流(界磁電流成分)
が所定値Cとなるように制御できるため、特に、指令ト
ルクτ*が小さい領域Eにおけるモータの界磁を弱める
ことが可能となり、この指令トルクτ*が小さい領域E
におけるモータの回転数を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二相回転磁束座標
系(dq座標系)で記述され得るベクトル制御により、
指令トルクに応じたモータの制御を行うモータ制御装置
に関し、特に、指令トルクが低い状態におけるモータの
回転数を増加させ、モータの応答性を向上させるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】二相回転磁束座標系(dq座標系)で記
述され得るベクトル制御により、指令トルクに応じたモ
ータの制御を行うモータ制御装置の例として、電気モー
タ(以下、単にモータという)により操舵をアシストす
る電動パワーステアリング装置がある。このような電動
パワーステアリング装置は、ハンドルに加わる操舵トル
クをトルクセンサにより検出し、この検出した操舵トル
クに応じたアシストトルクとなるようにモータをベクト
ル制御することにより、操舵のアシストを行なうように
なっている。
【0003】このベクトル制御は図略のモータ制御装置
により行われ、このモータ制御装置は、トルクセンサの
検出値に基づく指令トルクの演算、モータの各相(例え
ば、u,v相)の電流検出(例えば、u,v相の各電流
検出値iu,iv)、電流のdq変換、電流偏差演算、
指令電圧値演算、dq逆変換、PWM制御パターン出力
の各演算を行なうようになっている。通常、目標値及フ
ィードバック値の偏差演算をCPUで行ない、その偏差
に応じた指令値に応じて制御量を制御している。このよ
うなモータ制御装置は、一般に、位置、速度及び電流の
フィードバックループを備えている。このようなフィー
ドバックループのうち電流フィードバックループにおい
ては、電流はカレントトランスフォーマ(CT)で検出
され、その出力はアナログ増幅器で増幅され、その増幅
器の出力が所定の周期でサンプリングされる。そして、
検出された各相の電流がdq変換され、そのd軸成分と
q軸成分とが、各軸の目標値に等しくなるように制御さ
れている。負荷電流のd軸成分は無効電流を意味し、負
荷電流のq軸成分はモータが同期モータであり励磁磁界
の大きさが一定である場合には、モータのトルクに比例
する。従って、電流のフィードバック制御は、同期モー
タの場合には、検出された負荷電流のd軸成分が零とな
り、q軸成分が出力トルクの目標値に等しくなるように
制御される。
【0004】一般に、このような電動パワーステアリン
グに用いるモータの特性は図7に示すようになってお
り、モータトルクτ’とモータ回転数Nとの関係は実線
aで示すように、モータトルクτ’が大きくなるに従っ
てモータの回転数Nが低くなるような特性になってい
る。また、モータトルクτ’とモータ電流Iとの関係は
実線bで示すように、モータトルクτ’が大きくなるに
従ってモータ電流Iが大きくなるようになっている。こ
の図7に示すモータの場合、定格電流はI1となってい
る。このようにモータには、上述したような特性がある
ため、特に、電動パワーステアリングに用いるモータの
場合、車両の特性、車両重量などに応じて車種毎に、最
適なモータを選択する必要がある。例えば、モータトル
クτ’とモータ回転数Nとの関係が図7中実線a、モー
タトルクτ’とモータ電流Iとの関係が実線bで示す特
性のモータを用いると、ハンドルを中立状態から素早く
操舵した時、ハンドルの切り始めに引っ掛かったような
操舵感覚、いわゆる「引っ掛かり感」が生じてしまった
とする。これはモータトルクτ’が小さい状態のときの
モータの回転数Nが低いことが原因となっている。この
ような場合には、モータトルクτ’が小さい状態のとき
のモータの回転数Nが高いモータに変更する必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなモータトルクτ’が小さい状態のときのモータの回
転数Nが高いモータを使用すると、図7中点線a’で示
すように、モータトルクτ’が小さい状態のときに、高
回転N2(>N1)が得られるものの、モータトルク
τ’とモータ電流Iとの関係が点線b’で示すようにな
り、モータの定格電流がI2(>I1)となってしま
い、結局、消費電力の大きい大型のモータが必要となっ
てしまう。このため、限られたスペースに設置する電動
パワーステアリング装置においては、モータの消費電力
を低く押さえこと、モータを小型化することが重要とな
る。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、モータを大型化するこ
となく、低い指令トルクにおけるモータ回転数を高くで
きるモータ制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの発明の構成は、界磁電流の方向をd軸方向に、この
d軸と直交する方向をq軸方向にもつ二相回転磁束座標
系で記述され得るベクトル制御により、指令トルクに応
じたモータの制御を行なうモータ制御装置において、前
記指令トルクがゼロの状態におけるモータの電機子電流
のd軸成分であるd軸電流がモータの界磁を弱めるよう
な所定値となるように補正するd軸電流補正手段と、前
記指令トルクがゼロの状態から増加する場合には、前記
d軸電流がゼロになるように前記所定値を補正する所定
値補正手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。すなわち、この構成により、通常、指令トルクがゼ
ロの状態ではd軸電流がゼロであるが、モータの界磁を
弱めるようにd軸電流を所定値にできる。この状態で、
指令トルクがゼロの状態から増加する場合、d軸電流が
ゼロになるように、所定値が補正され、モータの界磁を
弱める制御が解除される。
【0008】また、 前記所定値補正手段は、前記指令
トルクがゼロの状態から増加するに従って、前記所定値
を徐変させる徐変手段を備えていることを特徴とするも
のである。すなわち、この構成により、所定値が徐変さ
れるので、モータの界磁を弱める制御が徐々に解除され
る。
【0009】また、前記d軸電流補正手段は、前記指令
トルクが所定トルクを超えた後は、前記d軸電流をゼロ
にする補正解除手段を備えていることを特徴とするもの
である。すなわち、この構成により、指令トルクが所定
トルクを超えた後は、直ちに、d軸電流がゼロとなり、
モータの界磁を弱める制御が解除される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に、本発明の第1の実施形態に
おける電動パワーステアリング装置80のハードウェア
構成図を示す。ステアリングシャフト10の一端には、
ハンドル11が取り付けられ、他端にはギヤボックス1
2に軸承されたピニオン軸13が結合されている。ピニ
オン軸13は、ギヤボックス12に嵌装されたラック軸
14に噛合され、このラック軸14の両端は図示してい
ないが、ボールジョイント等を介して操向車輪に連結さ
れている。また、ステアリングシャフト10には、アシ
ストトルクを発生するブラシレス直流モータMが、歯車
17を介して連結されている。この直流モータMには、
駆動回路113より電流検出器115を介して3相より
成るモータ駆動電流iu,iv,iwが供給されてい
る。
【0011】更に、ステアリングシャフト10には、運
転者からハンドル11に加えられたマニュアル操舵力の
大きさ及びその方向(操舵トルクτ)を検出するための
トルク検出器15及び、ステアリングシャフト10の操
舵角φを検出するフォトインタラプタ30が設けられて
いる。フォトインタラプタ30の出力はカウンタ32に
入力され、操舵角φに変換されて出力される。この操舵
角φは、入力インターフェイス(IF)114を介して
CPU110に入力され、CPU110の演算により操
舵角速度(dφ/dt)が検出される。
【0012】モータMには、モータMの回転角を検出す
る回転角センサ(エンコーダ)Eが設けられており、C
PU110は、回転角センサEが出力するモータMの所
定微小回転角の回転数nを入力することにより、モータ
Mの回転角θを検出する。即ち、この回転数nは、モー
タMが所定方向に回転した際には増加し、その逆方向に
回転した際には減少する。
【0013】モータ制御装置100は、前記のCPU1
10、ROM111、RAM112、駆動回路113、
入力インターフェイス(IF)114、電流検出器11
5等から構成されている。駆動回路113は、チョッパ
制御等により駆動電流を正弦波にしてモータMに電力を
供給する。モータ制御装置100は、上記の操舵トルク
τ、操舵角φ及び、車速計50により検出される車両速
度uを入力インターフェイス(IF)114を介してC
PU110に入力し、これらの入力値から所定のトルク
計算により指令トルクτ*を求め、モータMをベクトル
制御するためのd軸とq軸の各電流指令値(id*,i
* )を決定する。
【0014】本第1実施例におけるモータ制御装置10
0の制御ブロック・ダイアグラムを図2に、ベクトル制
御処理のゼネラル・フローチャートを図3にそれぞれ示
す。図3は、図2の制御ブロック・ダイアグラムの内の
ソフトウェアによって構成されている範囲の各制御ブロ
ックの動作等をその制御処理の実行順序に従って記載し
たものである。
【0015】このベクトル制御処理(図3)では、まず
最初に、ステップ405により初期設定及び初期診断等
の初期処理を実行する。次にステップ410では、モー
タMの駆動制御に必要な物理量の入力を行う。この物理
量とは、操舵トルクτ、操舵角φ、車両速度u、モータ
駆動電流の検出値iu,iv、モータMの所定微小回転
角の回転数n等である。ステップ415では、次式
(1)に従って、モータMに指令する指令トルクτ *
算出する。 τ* =G(τ,u,φ,dφ/dt) …(1) ただし、ここでGは、所定のトルク計算を実行する関数
である。
【0016】ステップ420では、図2の制御ブロック
207に相当するトルク電流変換を次式(2)に従って
実行する。 iq* =h(τ* ) …(2) ただし、ここでhは、所定のトルク電流変換を実行する
関数である。
【0017】ステップ425では、図2の制御ブロック
205に相当するdq変換を実行する。これにより、d
軸及びq軸の測定電流(フィード・バック電流)id
f,iqfが得られる。ステップ430では、図2の制
御ブロック201、202、即ち、後述のd軸電流補正
処理(図4)に相当する指令電流補正を実行する。本発
明の最も大きな特徴は、後述する様に、このステップ4
30のより具体的な実現方式にある。
【0018】ステップ435では、図2の制御ブロック
203、204に相当する電流偏差演算を次式(3)に
従って実行する。 ΔId=Id−idf, ΔIq=iq*−iqf …(3) ただし、ここで、ΔId,Idはそれぞれd軸の電流偏
差及び、ステップ430によるd軸補正電流idによる
補正後の指令電流である。ΔIq,iq*はそれぞれq
軸の電流偏差及びq軸の電流指令値である。
【0019】ステップ440では、図2のPI制御ブロ
ックに相当する所定のPI制御を実行する。ステップ4
45では、図2の制御ブロック206に相当するdq逆
変換を実行する。これにより、d軸及びq軸の各指令電
圧Vd* ,Vq* が、U,V,Wの各相に対する指令電
圧Vu,Vv,Vwにそれぞれ変換される。ステップ4
50では、PWM信号を駆動回路113に対して出力す
る。
【0020】ステップ455では、モータMの駆動(ベ
クトル制御処理)を終了する条件が成立するか否かの判
定を行う。モータ制御装置100の故障等が検知された
場合、車両のイグニッションキーがOFF状態になった
場合等にこの終了条件が成立する。本終了条件が成り立
たない場合には、ステップ410に処理を戻し、ステッ
プ410以下の処理を繰り返し実行する。
【0021】図4に、前述した本第1実施例におけるd
軸電流補正処理の詳細フローチャートを示す。本d軸電
流補正処理は、図3のステップ430に示されるサブル
ーチンとして呼び出されるものである。本d軸電流補正
処理では、まず最初に、図2の制御ブロック201に相
当するステップ510により、d軸の補正電流idの値
を次式(4)に従って決定する。 id=C+f(τ*) …(4) ただし、ここで、CはモータMの界磁を弱めることがで
きる所定値、f(τ*)は指令トルクτ*に応じたd軸の
補正電流を求める関数である。なお、C<0、f
(τ*)≧0である。
【0022】図2の制御ブロック202に相当するステ
ップ520では、次式(5)に従って指令トルクτ*
応じた補正後の指令電流Idを決定する。 Id=id* +id …(5) ただし、ここでid* はd軸の電流指令値で、id*
0である。これにより、図5に示すように、モータトル
クτ’とモータ回転数Nとの関係が実線Aに示すように
なり、モータトルクτ’が小さい領域Eにおけるモータ
回転数Nを高めることができる。また、モータトルク
τ’とモータ電流Iとの関係は実線Bとなる。このよう
に指令トルクτ*がゼロの状態で、界磁電流成分である
補正後の指令電流Idが、従来はId=id* =0とな
るが、モータの界磁を弱める所定値C(<0)となるよ
うに補正後の指令電流Idを制御でき、指令トルクτ*
が増加するに従って、この指令電流Idがゼロとなるよ
うにできるため、特に、指令トルクτ*が小さい領域E
におけるモータMの界磁を弱めることが可能となる。こ
れにより、指令トルクτ*が小さい領域Eにおけるモー
タMの回転数Nを従来のモータ制御装置よりも高でき
る。
【0023】従って、第1の実施形態によれば、指令ト
ルクτ*が小さい状態では、界磁電流成分である補正後
の指令電流Idをモータの界磁を弱める所定値C(<
0)にすることにより、モータの界磁を弱め、操舵が必
要になる(指令トルクτ*が大きくなる)に従って界磁
を弱める制御を徐々に解除し、界磁電流成分である補正
後の指令電流Id=0とするので、小型のモータを使用
しても、急操舵の際に操舵が引っ掛かったような感覚、
いわゆる「引っ掛り感」が生じることがない。この実施
形態においては、指令トルクτ*がτpのとき、id=
0となるように所定値Cを決定しているが、指令トルク
τ*が最大のときにid=0となるようにしても良い。
このようにした場合には、指令トルクτ*の値がゼロか
ら最大値になる手前まで、補正後の指令電流Idが補正
されることになる。
【0024】図6に、第2の実施形態における指令電流
補正処理のフローチャートを示す。本指令電流補正処理
は、図3のステップ430に示されるサブルーチンとし
て呼び出されるものである。
【0025】本指令電流補正処理では、まず最初に、ス
テップ610により、指令トルクτ *が所定値τoより
も大きいか否かを判定し、指令トルクτ*が所定値τo
よりも小さい場合には次のステップ620へ処理を移
す。このステップ620では、第1の実施形態の図4の
フローチャートのステップ510と同様に、d軸の補正
電流idの値を前記式(4)に従って決定する。次に、
ステップ630では、第1の実施形態の図4のフローチ
ャートのステップ520と同様に、前記式(5)に従っ
て指令トルクτ*に応じた補正後のd軸の指令電流Id
を決定する。
【0026】前記ステップ610の判定が、指令トルク
τ*が所定値τoよりも大きい場合には、id=0に
し、次のステップ630へ処理を移し、前記式(5)に
従って指令トルクτ*に応じた補正後の指令電流Idを
決定する。これにより、指令トルクτ*が小さい領域の
みで、第1の実施形態と同様に、モータの回転数Nを高
くすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、指令トル
クがゼロの状態におけるモータの電機子電流のd軸成分
であるd軸電流が、モータの界磁を弱めるような所定値
となるように補正され、モータの界磁を弱める指令トル
クがゼロの状態から増加する場合、電機子電流のd軸成
分であるd軸電流がゼロになるように所定値を補正する
ので、指令トルクが小さい状態(ゼロ付近)におけるモ
ータの回転数を定格電流の大きいモータに交換すること
なく、モータの回転数を増加させることができ、指令ト
ルクが急激に変化した場合でもモータの応答性を向上で
きる。また、電機子電流のd軸成分であるd軸電流がゼ
ロになるように所定値を補正する際、所定値を徐々に補
正にするので、指令トルクが大きくなりモータの回転数
を高くする必要がない領域においてモータの回転数を滑
らかに減少させることができる。また、電機子電流のd
軸成分であるd軸電流がゼロとなるように所定値を補正
する際、指令トルクが所定値を超えたときに、ゼロにす
るようにしたので、指令トルクが大きくなりモータの回
転数を高くする必要がない領域ではモータの回転数を直
ちに低下させることができる。本発明は、電動パワース
テアリング装置に限らず、指令トルクに対してモータを
制御する例えば、ロボットのダイレクトティーチングな
どに用いられるモータ制御装置にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態における電動
パワーステアリング装置80のハードウェア構成図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるモータ制御装
置100の制御ブロック・ダイアグラム。
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態におけるベク
トル制御処理のゼネラル・フローチャート。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるd軸電流補正
処理のフローチャート。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるモータ特性を
示すグラフ。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるd軸電流補正
処理のフローチャート。
【図7】モータの特性を示すグラフ。
【符号の説明】
M … ブラシレス直流モータ E … 回転センサ(エンコーダ) 15 … トルク検出器 100 … モータ制御装置 113 … 駆動回路 n … モータMのロータの微小回転回数 θ … モータMのロータの回転角 τ … 操舵トルク τ* … 指令トルク τ’ … モータトルク φ … 操舵角 u … 車両速度 id* … 補正前のd軸の指令電流 iq* … 補正前のq軸の指令電流 id … d軸の補正電流 Id … 補正後のd軸の指令電流 idf … d軸の測定電流(フィード・バック電流) iqf … q軸の測定電流(フィード・バック電流) ΔId … d軸の電流偏差 ΔIq … q軸の電流偏差 f … 指令トルクτ*に応じたd軸の補正電流i
dを求める関数

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁電流の方向をd軸方向に、このd軸
    と直交する方向をq軸方向にもつ二相回転磁束座標系で
    記述され得るベクトル制御により、指令トルクに応じた
    モータの制御を行なうモータ制御装置において、前記指
    令トルクがゼロの状態におけるモータの電機子電流のd
    軸成分であるd軸電流がモータの界磁を弱めるような所
    定値となるように補正するd軸電流補正手段と、前記指
    令トルクがゼロの状態から増加する場合には、前記d軸
    電流がゼロになるように前記所定値を補正する所定値補
    正手段とを備えていることを特徴とするモータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定値補正手段は、前記指令トルク
    がゼロの状態から増加するに従って、前記所定値を徐変
    させる徐変手段を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記d軸電流補正手段は、前記指令トル
    クが所定トルクを超えた後は、前記d軸電流をゼロにす
    る補正解除手段を備えていることを特徴とする請求項1
    または2に記載のモータ制御装置。
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