JP2000278929A - リニアモータ - Google Patents
リニアモータInfo
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- JP2000278929A JP2000278929A JP11076382A JP7638299A JP2000278929A JP 2000278929 A JP2000278929 A JP 2000278929A JP 11076382 A JP11076382 A JP 11076382A JP 7638299 A JP7638299 A JP 7638299A JP 2000278929 A JP2000278929 A JP 2000278929A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電機子コイルのリード線処理を容易にし、電機
子ブロックの単位体積当たりの推力を大きくすることが
できるリニアモータを提供する。 【解決手段】リニアモータの各電機子ブロック10〜1
2を組み立てる過程で、、スペーサ14の内部にブロッ
クコア31の下面側から出る電機子コイルのリード線1
3を通すための第1のリード線通し用通路15をスペー
サ14内部に形成し、第1のリード線通し用通路15と
連通する第2のリード線通し用通路20を電機子取付板
9の長手方向に向かって設け、各電機子コイルのリード
線13を、第1のリード線通し用通路15を介して第2
のリード線通し用通路20に引き出したものである。ま
た、ブロックコア31の下面側から出る電機子コイルの
リード線13を覆うように樹脂モールド17で固着して
ある。
子ブロックの単位体積当たりの推力を大きくすることが
できるリニアモータを提供する。 【解決手段】リニアモータの各電機子ブロック10〜1
2を組み立てる過程で、、スペーサ14の内部にブロッ
クコア31の下面側から出る電機子コイルのリード線1
3を通すための第1のリード線通し用通路15をスペー
サ14内部に形成し、第1のリード線通し用通路15と
連通する第2のリード線通し用通路20を電機子取付板
9の長手方向に向かって設け、各電機子コイルのリード
線13を、第1のリード線通し用通路15を介して第2
のリード線通し用通路20に引き出したものである。ま
た、ブロックコア31の下面側から出る電機子コイルの
リード線13を覆うように樹脂モールド17で固着して
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械等のテー
ブル送りに利用されるリニアモータに関し、特に電機子
コイルに通電するためのリード線の処理を容易にしたリ
ニアモータに関するものである。
ブル送りに利用されるリニアモータに関し、特に電機子
コイルに通電するためのリード線の処理を容易にしたリ
ニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の精密送りとして用いら
れると共に、直線運動を行うリニアモータは図3のよう
になっている。図3は、従来のリニアモータの全体構成
を示す斜視図であり、磁束貫通型構造のものを例にあげ
て説明する。1はリニアモータ、2は磁束を通す電機
子、3は平板状の電磁鋼板を積層してなる電機子コア、
4は電機子コア3に巻装された電機子コイル、5は電機
子コア3の長手方向の両側に空隙を介して直交するよう
に対向配置された平滑形の界磁用磁石であって、永久磁
石で構成されている。6は永久磁石5を固着した磁束を
通す平滑形の界磁ヨーク、7は電機子2の上面に配設さ
れたテーブルである。このようなリニアモータは、テー
ブル7を搭載した電機子2が、永久磁石5の長手方向に
沿って推力を発生し、滑らかな直線移動を可能にしてい
る。特に、このようなリニアモータの電機子として、用
途に応じてストローク長さの長いものが要求される場合
は、図4に示すような構成にしたものがある。図4は、
従来のリニアモータの電機子であって、(a)は電機子
の側断面図、(b)は電機子を底部側から見た平面図で
ある。図では、電機子ブロック数を3、各電機子ブロッ
ク当たりのティース数9の例を示している。電機子コア
3は、第1の電機子ブロック10と、第2の電機子ブロ
ック11と、第3の電機子ブロック12とを備え、各電
機子ブロック間にはスペーサ14を設けて、間隙を維持
している。各電機子ブロック10〜12とスペーサ14
はリニアモータの推力方向に配列されて固定手段である
電機子取付板19によって一体に保持されている。ま
た、各電機子ブロック10〜12を構成するブロックコ
ア31はそれぞれ等ピッチで配列したティース部を有
し、係合部を介して順次結合して構成されている。ま
た、各電機子ブロック10〜12では、各ティースにU
相コイル、V相コイル、W相コイルからなる電機子コイ
ルを収納すると共に、各電機子コイルのリード線13を
電機子ブロックの電機子取付板19と反対側からリニア
モータの推力方向に向かって導きだしている。さらに、
この電機子ブロック下面におけるリード線13が配置さ
れる部分には全体を樹脂モールド17により固着してい
る。18は端子箱であり、18aはコネクタ端子であ
り、各電機子コイルのリード線13を端子箱18の中に
束ねて入れ、コネクタ端子18aに接続している。
れると共に、直線運動を行うリニアモータは図3のよう
になっている。図3は、従来のリニアモータの全体構成
を示す斜視図であり、磁束貫通型構造のものを例にあげ
て説明する。1はリニアモータ、2は磁束を通す電機
子、3は平板状の電磁鋼板を積層してなる電機子コア、
4は電機子コア3に巻装された電機子コイル、5は電機
子コア3の長手方向の両側に空隙を介して直交するよう
に対向配置された平滑形の界磁用磁石であって、永久磁
石で構成されている。6は永久磁石5を固着した磁束を
通す平滑形の界磁ヨーク、7は電機子2の上面に配設さ
れたテーブルである。このようなリニアモータは、テー
ブル7を搭載した電機子2が、永久磁石5の長手方向に
沿って推力を発生し、滑らかな直線移動を可能にしてい
る。特に、このようなリニアモータの電機子として、用
途に応じてストローク長さの長いものが要求される場合
は、図4に示すような構成にしたものがある。図4は、
従来のリニアモータの電機子であって、(a)は電機子
の側断面図、(b)は電機子を底部側から見た平面図で
ある。図では、電機子ブロック数を3、各電機子ブロッ
ク当たりのティース数9の例を示している。電機子コア
3は、第1の電機子ブロック10と、第2の電機子ブロ
ック11と、第3の電機子ブロック12とを備え、各電
機子ブロック間にはスペーサ14を設けて、間隙を維持
している。各電機子ブロック10〜12とスペーサ14
はリニアモータの推力方向に配列されて固定手段である
電機子取付板19によって一体に保持されている。ま
た、各電機子ブロック10〜12を構成するブロックコ
ア31はそれぞれ等ピッチで配列したティース部を有
し、係合部を介して順次結合して構成されている。ま
た、各電機子ブロック10〜12では、各ティースにU
相コイル、V相コイル、W相コイルからなる電機子コイ
ルを収納すると共に、各電機子コイルのリード線13を
電機子ブロックの電機子取付板19と反対側からリニア
モータの推力方向に向かって導きだしている。さらに、
この電機子ブロック下面におけるリード線13が配置さ
れる部分には全体を樹脂モールド17により固着してい
る。18は端子箱であり、18aはコネクタ端子であ
り、各電機子コイルのリード線13を端子箱18の中に
束ねて入れ、コネクタ端子18aに接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のリニ
アモータは次のような問題があった。 (1)電機子コイルのリード線は、各電機子ブロックの
下面側から取り出すと共に、リニアモータのストローク
方向に沿って引き出しているため、各電機子ブロックを
構成するブロックコアの数が増えたり、あるいは電機子
ブロック群の数が多くなればなるほど、電機子ブロック
の下面側から出る各相コイルのリード線の数も多くな
り、リード線の処理が面倒であった。また、電機子ブロ
ックの下端面は、電機子コイルのリード線との間に絶縁
紙を挿設しているため、リード線が多くかさばった状態
でこれに樹脂をモールドすると、絶縁紙を破損するとい
う問題もあった。さらに、リード線を端子箱にまとめて
取り出しているため、端子箱のコネクタ端子に接続する
際、リード線のかさばりにより作業効率が悪くなる要因
となっていた。 (2)電機子ブロックは、その下面側から電機子コイル
のリード線を引き出した上に、樹脂モールドにより固着
していることから、電機子コイルの推力発生に寄与する
ブロックコアの全体の体積寸法が大きくなり、その結
果、単位体積当たりの推力を大きくすることができなか
った。そこで、本発明は、電機子ブロックを組み立てる
過程で電機子コイルのリード線処理を容易にすると共
に、電機子ブロックの単位体積当たりの推力を大きくす
ることができるリニアモータを提供することを目的とす
る。
アモータは次のような問題があった。 (1)電機子コイルのリード線は、各電機子ブロックの
下面側から取り出すと共に、リニアモータのストローク
方向に沿って引き出しているため、各電機子ブロックを
構成するブロックコアの数が増えたり、あるいは電機子
ブロック群の数が多くなればなるほど、電機子ブロック
の下面側から出る各相コイルのリード線の数も多くな
り、リード線の処理が面倒であった。また、電機子ブロ
ックの下端面は、電機子コイルのリード線との間に絶縁
紙を挿設しているため、リード線が多くかさばった状態
でこれに樹脂をモールドすると、絶縁紙を破損するとい
う問題もあった。さらに、リード線を端子箱にまとめて
取り出しているため、端子箱のコネクタ端子に接続する
際、リード線のかさばりにより作業効率が悪くなる要因
となっていた。 (2)電機子ブロックは、その下面側から電機子コイル
のリード線を引き出した上に、樹脂モールドにより固着
していることから、電機子コイルの推力発生に寄与する
ブロックコアの全体の体積寸法が大きくなり、その結
果、単位体積当たりの推力を大きくすることができなか
った。そこで、本発明は、電機子ブロックを組み立てる
過程で電機子コイルのリード線処理を容易にすると共
に、電機子ブロックの単位体積当たりの推力を大きくす
ることができるリニアモータを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の本発明は、交互に極性が異なる複
数の永久磁石を隣り合わせに並べて配置した界磁ヨーク
と、前記永久磁石列の方向に向かって磁気的空隙を介し
て配列されると共に、複数の電機子ブロックに分割さ
れ、かつ電機子コイルを巻装してなる電機子とを備え、
前記電機子ブロックは、各々の電機子ブロック間の間隙
を維持するスペーサと、前記電機子ブロックと前記スペ
ーサをリニアモータの推力方向に配列して保持する電機
子取付板が設けられ、前記界磁ヨークと前記電機子との
いずれか一方を固定子に、他方を可動子として、前記界
磁ヨークと前記電機子を相対的に走行するようにしたリ
ニアモータにおいて、前記電機子ブロックは、複数のブ
ロックコアを順次結合して構成してあり、前記スペーサ
は、その内部に前記電機子取付板と直角方向に向かって
前記ブロックコアの下面側から引き出される電機子コイ
ルのリード線を通すための第1のリード線通し用通路を
形成してあり、前記電機子取付板は、前記第1のリード
線通し用通路と連通するように、前記電機子取付板の長
手方向に向かって第2のリード線通し用通路を設けてあ
り、前記各々の電機子コイルのリード線は、前記第1の
リード線通し用通路を介して前記第2のリード線通し用
通路に引き出してあり、前記ブロックコア群の下面側
は、前記電機子コイルのリード線を覆うように樹脂モー
ルドで固着してあることを特徴とするものである。請求
項2記載の本発明は、請求項1記載のリニアモータにお
いて、前記スペーサの間隔は、前記永久磁石の磁極ピッ
チの少なくとも1/3以上有することを特徴とするもの
である。
めに、請求項1記載の本発明は、交互に極性が異なる複
数の永久磁石を隣り合わせに並べて配置した界磁ヨーク
と、前記永久磁石列の方向に向かって磁気的空隙を介し
て配列されると共に、複数の電機子ブロックに分割さ
れ、かつ電機子コイルを巻装してなる電機子とを備え、
前記電機子ブロックは、各々の電機子ブロック間の間隙
を維持するスペーサと、前記電機子ブロックと前記スペ
ーサをリニアモータの推力方向に配列して保持する電機
子取付板が設けられ、前記界磁ヨークと前記電機子との
いずれか一方を固定子に、他方を可動子として、前記界
磁ヨークと前記電機子を相対的に走行するようにしたリ
ニアモータにおいて、前記電機子ブロックは、複数のブ
ロックコアを順次結合して構成してあり、前記スペーサ
は、その内部に前記電機子取付板と直角方向に向かって
前記ブロックコアの下面側から引き出される電機子コイ
ルのリード線を通すための第1のリード線通し用通路を
形成してあり、前記電機子取付板は、前記第1のリード
線通し用通路と連通するように、前記電機子取付板の長
手方向に向かって第2のリード線通し用通路を設けてあ
り、前記各々の電機子コイルのリード線は、前記第1の
リード線通し用通路を介して前記第2のリード線通し用
通路に引き出してあり、前記ブロックコア群の下面側
は、前記電機子コイルのリード線を覆うように樹脂モー
ルドで固着してあることを特徴とするものである。請求
項2記載の本発明は、請求項1記載のリニアモータにお
いて、前記スペーサの間隔は、前記永久磁石の磁極ピッ
チの少なくとも1/3以上有することを特徴とするもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示すリニア
モータであって、(a)はその電機子の側断面図、
(b)は電機子底部側から見た平面図、図2は図11
(a)の電機子を上部側から見た平面図である。なお、
リニアモータの全体構成は図3と同じである。また。電
機子の構造に関しては、従来と同じ構成要素について同
じ符号を付してその説明を省略し、異なる点のみを説明
する。本発明が従来と異なる点は、以下のとおりであ
る。すなわち、図1、図2において、9は電機子取付
板、15は第1のリード線通し用通路、20は第2のリ
ード線通し用通路であり、各電機子ブロック10〜12
間に設けられたスペーサ14には、その内部の長手方向
(電機子取付板9と直角方向)に向かって穴部を有する
第1のリード線通し用通路15を形成し、第1のリード
線通し用通路15と連通するように第2のリード線通し
用通路20を電機子取付板9の長手方向に向かって設け
ている点である。なお、第2のリード線通し用通路20
は、電機子取付板9の面位置から内部に向かってリード
線13ぬあを収納できる深さの溝部を形成してある。次
に、このような電機子の組立工程を説明する。まず、3
個の電機子ブロック10〜12の間にスペーサ14を入
れて、電機子ブロック10〜12とスペーサ14の両方
を電機子取付板9に固定し、各電機子ブロック10〜1
2における電機子コイルのリード線13を、スペーサ1
4の第1のリード線通し用通路15に通した後、各々の
リード線13を第1のリード線通し用通路15と連通す
る第2のリード線通し用通路20に通す。次に、各々の
リード線13を束ねて端子箱18の中に入れ、並列接続
用配線基板21に接続した後コネクタ端子18aに連結
する。この時、各電機子ブロック下面におけるリード線
13が配置される部分全体を樹脂モールド17により固
着し、電機子を組み立てる。したがって、本発明の実施
例は電機子ブロックの下面側から出る各相コイルのリー
ド線を、スペーサを介して電機子取付板側に分岐させた
後、端子箱側に引き出す構成にしたので、電機子コイル
のリード線全部をリニアモータのストローク長さ方向に
沿って引き出さずにすむと共に、各電機子ブロックを構
成するブロックコアの数が増えたり、あるいは電機子ブ
ロック群の数が多くなったとしても、リード線の処理が
容易にすることができる。また、電機子ブロックの下端
面はリード線のかさばりがないため、これに樹脂をモー
ルドした際、電機子ブロックの下端面とリード線間に挿
設する絶縁紙の破壊が起こる問題を解決することができ
ると共に、作業効率が良くなる。またさらに、電機子ブ
ロックは、その下面側から出る電機子コイルのリード線
のかさばりがないため、樹脂モールドにより固着する部
分の体積を小さくできることから、電機子コイルの推力
発生に寄与するブロックコアの全体の体積寸法を小さく
でき、その結果、単位体積当たりの推力を大きくするこ
とができる。なお、各電機子ブロック間に設けたスペー
サの間隔を、永久磁石の磁極ピッチの少なくとも1/3
以上とすると、永久磁石の磁極数と電機子ブロック数と
の組み合わせを適宜選択することにより、リニアモータ
に生じるコギング推力を相殺することができる。
基づいて説明する。図1は本発明の実施例を示すリニア
モータであって、(a)はその電機子の側断面図、
(b)は電機子底部側から見た平面図、図2は図11
(a)の電機子を上部側から見た平面図である。なお、
リニアモータの全体構成は図3と同じである。また。電
機子の構造に関しては、従来と同じ構成要素について同
じ符号を付してその説明を省略し、異なる点のみを説明
する。本発明が従来と異なる点は、以下のとおりであ
る。すなわち、図1、図2において、9は電機子取付
板、15は第1のリード線通し用通路、20は第2のリ
ード線通し用通路であり、各電機子ブロック10〜12
間に設けられたスペーサ14には、その内部の長手方向
(電機子取付板9と直角方向)に向かって穴部を有する
第1のリード線通し用通路15を形成し、第1のリード
線通し用通路15と連通するように第2のリード線通し
用通路20を電機子取付板9の長手方向に向かって設け
ている点である。なお、第2のリード線通し用通路20
は、電機子取付板9の面位置から内部に向かってリード
線13ぬあを収納できる深さの溝部を形成してある。次
に、このような電機子の組立工程を説明する。まず、3
個の電機子ブロック10〜12の間にスペーサ14を入
れて、電機子ブロック10〜12とスペーサ14の両方
を電機子取付板9に固定し、各電機子ブロック10〜1
2における電機子コイルのリード線13を、スペーサ1
4の第1のリード線通し用通路15に通した後、各々の
リード線13を第1のリード線通し用通路15と連通す
る第2のリード線通し用通路20に通す。次に、各々の
リード線13を束ねて端子箱18の中に入れ、並列接続
用配線基板21に接続した後コネクタ端子18aに連結
する。この時、各電機子ブロック下面におけるリード線
13が配置される部分全体を樹脂モールド17により固
着し、電機子を組み立てる。したがって、本発明の実施
例は電機子ブロックの下面側から出る各相コイルのリー
ド線を、スペーサを介して電機子取付板側に分岐させた
後、端子箱側に引き出す構成にしたので、電機子コイル
のリード線全部をリニアモータのストローク長さ方向に
沿って引き出さずにすむと共に、各電機子ブロックを構
成するブロックコアの数が増えたり、あるいは電機子ブ
ロック群の数が多くなったとしても、リード線の処理が
容易にすることができる。また、電機子ブロックの下端
面はリード線のかさばりがないため、これに樹脂をモー
ルドした際、電機子ブロックの下端面とリード線間に挿
設する絶縁紙の破壊が起こる問題を解決することができ
ると共に、作業効率が良くなる。またさらに、電機子ブ
ロックは、その下面側から出る電機子コイルのリード線
のかさばりがないため、樹脂モールドにより固着する部
分の体積を小さくできることから、電機子コイルの推力
発生に寄与するブロックコアの全体の体積寸法を小さく
でき、その結果、単位体積当たりの推力を大きくするこ
とができる。なお、各電機子ブロック間に設けたスペー
サの間隔を、永久磁石の磁極ピッチの少なくとも1/3
以上とすると、永久磁石の磁極数と電機子ブロック数と
の組み合わせを適宜選択することにより、リニアモータ
に生じるコギング推力を相殺することができる。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電機
子ブロックを組み立てる過程で、電機子コイルのリード
線処理を容易にすることができ、電機子ブロックの単位
体積当たりの推力を大きくすることができるという効果
がある。
子ブロックを組み立てる過程で、電機子コイルのリード
線処理を容易にすることができ、電機子ブロックの単位
体積当たりの推力を大きくすることができるという効果
がある。
【図1】図1は本発明の実施例を示すものであって、
(a)はリニアモータの電機子の側断面図、(b)は電
機子底部側から見た平面図である
(a)はリニアモータの電機子の側断面図、(b)は電
機子底部側から見た平面図である
【図2】図11(a)の電機子を上部側から見た平面図
である。
である。
【図3】従来のリニアモータの全体構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来のリニアモータの電機子であって、(a)
は電機子の側断面図、(b)は電機子を底部側から見た
平面図である側断面図である。
は電機子の側断面図、(b)は電機子を底部側から見た
平面図である側断面図である。
1 リニアモータ 2 電機子 3 電機子コア 31 ブロックコア 4 電機子コイル 5 永久磁石 6 界磁ヨーク 7 テーブル 9 電機子取付板 10 第1の電機子ブロック 11 第2の電機子ブロック 12 第3の電機子ブロック 13 リード線 14 スペーサ 15 第1のリード線通し用通路 17 樹脂モールド 18 端子箱 18a コネクタ端子 19 電機子取付板 20 第2のリード線通し用通路 21 並列接続用配線基板
Claims (2)
- 【請求項1】交互に極性が異なる複数の永久磁石を隣り
合わせに並べて配置した界磁ヨークと、前記永久磁石列
の方向に向かって磁気的空隙を介して配列されると共
に、複数の電機子ブロックに分割され、かつ電機子コイ
ルを巻装してなる電機子とを備え、前記電機子ブロック
は、各々の電機子ブロック間の間隙を維持するスペーサ
と、前記電機子ブロックと前記スペーサをリニアモータ
の推力方向に配列して保持する電機子取付板が設けら
れ、前記界磁ヨークと前記電機子とのいずれか一方を固
定子に、他方を可動子として、前記界磁ヨークと前記電
機子を相対的に走行するようにしたリニアモータにおい
て、前記電機子ブロックは、複数のブロックコアを順次
結合して構成してあり、前記スペーサは、その内部に前
記電機子取付板と直角方向に向かって前記ブロックコア
の下面側から引き出される電機子コイルのリード線を通
すための第1のリード線通し用通路を形成してあり、前
記電機子取付板は、前記第1のリード線通し用通路と連
通するように、前記電機子取付板の長手方向に向かって
第2のリード線通し用通路を設けてあり、前記各々の電
機子コイルのリード線は、前記第1のリード線通し用通
路を介して前記第2のリード線通し用通路に引き出して
あり、前記ブロックコア群の下面側は、前記電機子コイ
ルのリード線を覆うように樹脂モールドで固着してある
ことを特徴とするリニアモータ。 - 【請求項2】前記スペーサの間隔は、前記永久磁石の磁
極ピッチの少なくとも1/3以上有することを特徴とす
るリニアモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076382A JP2000278929A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | リニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076382A JP2000278929A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | リニアモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000278929A true JP2000278929A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13603798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076382A Pending JP2000278929A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | リニアモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000278929A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003063325A1 (fr) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Induit de moteur lineaire et moteur lineaire |
JP2008253009A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Kawasaki Precision Machinery Ltd | 制振用直動形電動アクチュエータ |
CN110932521A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-03-27 | 江苏大学 | 一种初级永磁双边直线磁场调制电机及其低磁阻设计方法 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076382A patent/JP2000278929A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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