JP2000278736A - 基地局制御装置及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents

基地局制御装置及びハンドオーバ制御方法

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JP2000278736A
JP2000278736A JP8140899A JP8140899A JP2000278736A JP 2000278736 A JP2000278736 A JP 2000278736A JP 8140899 A JP8140899 A JP 8140899A JP 8140899 A JP8140899 A JP 8140899A JP 2000278736 A JP2000278736 A JP 2000278736A
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base stations
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JP8140899A
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Yoshimasa Imamura
佳雅 今村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接したセルに配置される基地局双方の
トラヒック量が増加することを防止し、各基地局におけ
るトラヒック収容量の総和に比べてシステム全体の呼の
収容量が低下することを防止すること。 【解決手段】 制御部111において、ハンドオーバ制
御部202が、ハンドオーバ方式切替203、接続条件
設定部204、同時通信基地局数記憶部205、許容ト
ラヒック量設定部206の各部に設定・記憶された情報
に基づき、回線制御部201に指示を出すことによりハ
ンドオーバ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局制御装置及
びハンドオーバ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、符号分割多元接続方式(CDMA
方式)を利用した移動通信システムが実用化され、周波
数を効率的に使用した移動通信システムが構築されてい
る。しかし、従来のCDMA方式を利用した移動通信シ
ステムでは、トラヒックが過剰になると通信チャネルの
品質が劣化するという特徴を有している。
【0003】従来、基地局においてトラヒック量を制御
する技術として特開平9−247085号公報に記載さ
れているものがある。この技術では、1つのセルに呼が
集中した場合、そのセルに配置された基地局のパイロッ
トチャネルの送信電力レベルを下げ、隣接したセルに配
置された基地局のパイロットチャネルの送信電力レベル
を上げることでセルサイズを制御することにより、各基
地局のトラヒック量を分散して、システム全体の呼の収
容量を減少させることなく通信チャネル品質の劣化を防
止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、複数のセルが重なり合う地点で複数の
の移動局が通信を行う場合、移動局が複数の基地局と同
時通信を行うソフトハンドオーバ動作により、隣接した
セルに配置された基地局双方のトラヒック量が増加して
しまい、各基地局における通信チャネルの品質が劣化し
てしまうという問題がある。
【0005】またこの場合、1つの呼が複数の基地局の
通信チャネルを使用するため、各基地局の呼の収容量の
総和に比べてシステム全体の呼の収容量が低下するとい
う問題がある。
【0006】このことを図5を用いて、具体的に説明す
る。図5はCDMA方式を利用した移動通信システムの
構成図である。この移動通信システムは、固定網501
と、各基地局を制御する制御局502と、制御局502
と有線回線を介して接続される基地局503、504、
505と、各基地局と無線回線を介して通信する移動局
506と、から成り立ち、基地局503は無線セル50
7を、基地局504は無線セル508を、基地局505
は無線セル509を形成している。
【0007】図5のように、呼を確立して通信状態にあ
る移動局506が無線セル507、508、509のす
べてに含まれるエリアに位置した場合、移動局506は
基地局503、504、505のすべてと同時通信する
ソフトハンドオーバ状態に移行する。この場合、基地局
503、504、505は、ともに移動局506との通
信を行い、移動局506から受信した通信内容を制御局
502へ送信し、制御局502は基地局503、50
4、505のそれぞれより受信したものから最も品質の
よい通信内容を選択して固定網501へ出力する。
【0008】例えば、図5の各基地局で10呼を収容可
能、制御局で基地局経由の30呼を収容可能とする場
合、無線セルが重複するエリアに移動局が存在せず、各
無線セルに10移動局ずつ存在したならば、全30移動
局が同時に通信可能となり、制御局で30呼が収容可能
となる。
【0009】しかし、無線セルが重複するエリアに10
移動局が存在し、全10移動局が3つの基地局と同時通
信を行うソフトハンドオーバ動作をしたならば、システ
ム全体として10移動局しか同時に通信できず、制御局
では収容能力の1/3である10呼しか収容できなくな
る。
【0010】またこの場合、3つの基地局のトラヒック
量が同時に上昇するため、3つの基地局とも通信品質が
劣化してしまい、制御局は3つの基地局のそれぞれより
受信したものから最も品質のよい通信内容を選択する
が、結果的に通信品質がいっこうに向上しないという問
題が発生する。
【0011】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、隣接したセルに配置される基地局双方のトラヒッ
ク量が増加することを防止し、各基地局における呼の収
容量の総和に比べてシステム全体の呼の収容量が低下す
ることを防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、複数の
セルが重なり合う地点において移動局が通信を行う際
に、移動局が同時に通信する基地局数を制限することで
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、呼がハン
ドオーバを行う場合の条件を設定する接続条件設定手段
と、この接続条件設定手段に設定された条件に基づき呼
のハンドオーバ動作を制御するハンドオーバ制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0014】この構成によれば、接続条件設定手段に設
定された条件に従って、呼に対して同時通信可能な基地
局数を制限することが可能となるため、隣接したセルに
配置される基地局双方のトラヒック量の増加を防止する
ことができる。
【0015】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、呼の優先度に応じた、呼が同
時に通信することが可能な基地局数を設定する優先度設
定部を有する構成を採る。
【0016】この構成によれば、優先度の低い呼に対し
て、同時通信可能な基地局数を制限することができる。
【0017】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、呼のサービス種別・通信品質
等に応じた、呼が同時に通信することが可能な基地局数
を設定するサービス種別設定部を有する構成を採る。
【0018】この構成によれば、通信サービスの種別・
通信品質等に応じて、同時通信可能な基地局数を制限す
ることが可能となる。具体的には、データ通信サービス
に比較して高い通信品質を要求されない音声通信サービ
スの呼に対して、同時通信可能な基地局数を制限するこ
とができる。
【0019】本発明の第4の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、呼の連続通信時間を計時する
とともに、この連続通信時間に応じた、呼が同時に通信
することが可能な基地局数を設定する通信時間計時部を
有する構成を採る。
【0020】この構成によれば、連続通信時間の長い呼
が多くのリソースを占有しないように、連続通信時間が
ある一定時間を超えた呼に対して、同時通信可能な基地
局数を制限することができる。
【0021】本発明の第5の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、呼確立後の移動局の各セルに
おける存圏時間を計時するとともに、この存圏時間に応
じた、呼が同時に通信することが可能な基地局数を設定
する存圏時間計時部を有する構成を採る。
【0022】この構成によれば、同一セル内存圏時間の
長い呼は高速に移動していないという予測に基づき、同
一セル内存圏時間がある一定時間を超えた呼に対して、
同時通信可能な基地局数を制限することができる。
【0023】本発明の第6の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、移動局の過去の通信履歴を記
憶する通信履歴記憶部と、この通信履歴から通信傾向を
抽出するとともに、この通信傾向に応じた、呼が同時に
通信することが可能な基地局数を設定する通信傾向抽出
手部と、を有する構成を採る。
【0024】この構成によれば、各移動局ユーザの通信
利用傾向を把握することにより、呼に対して同時通信可
能な基地局数を制限することができる。通信利用傾向と
しては、例えば、移動局毎の連続通信時間の平均値、同
一セル内存圏時間の平均値等を利用することができる。
【0025】本発明の第7の態様は、第1の態様におい
て、接続条件設定手段は、呼が複数の基地局と同時に通
信している時間を計時するとともに、この通信時間に応
じた、呼が同時に通信することが可能な基地局数を設定
する同時通信時間計時部を有する構成を採る。
【0026】この構成によれば、長時間に渡って複数の
基地局と同時通信している呼が多くのリソースを占有し
ないように、複数基地局と同時通信している時間がある
一定時間を超えた呼に対して、同時通信可能な基地局数
を制限することができる。
【0027】本発明の第8の態様は、第1の態様から第
7の態様のいずれかにおいて、ハンドオーバ制御手段
は、許容トラヒック量設定手段に設定された基地局毎の
許容トラヒック量に基づき呼のハンドオーバ動作を制御
する。
【0028】この構成によれば、呼に対して、トラヒッ
ク量の多い基地局へのハンドオーバを禁止させることに
より、隣接したセルに配置される基地局双方のトラヒッ
ク量の増加を防止することができる。
【0029】本発明の第9の態様は、第1の態様から第
7の態様のいずれかにおいて、ハンドオーバ制御手段
は、ハンドオーバ方式切替え手段において選択されたハ
ンドオーバ方式に基づき呼のハンドオーバ動作を制御す
る。
【0030】この構成によれば、ハンドオーバ方式切替
え手段にて選択された方式に従ってハンドオーバを制御
することができため、基地局のリソース利用効率を向上
させることができる。例えば、災害発生時などのよう
に、セル間を移動する移動局に対する高い通信品質の確
保や、通信の無遮断の実現よりも、通信システム全体に
おける呼の同時収容数をなるべく多く確保することが優
先される場合において、ハンドオーバ方式をハードハン
ドオーバする方式に切り替えることにより、基地局のリ
ソース利用効率を向上させることができる。
【0031】本発明の第10の態様における移動局装置
は、第1の態様から第9の態様のいずれかに記載の基地
局制御装置により制御される基地局装置と通信を行い、
呼の優先度を通知する優先度通知手段を具備する構成を
採る。
【0032】この構成によれば、通信端末装置が基地局
装置を介して基地局制御装置へ呼の優先度を通知するこ
とができるため、基地局制御装置において、優先度の低
い呼に対して、同時通信可能な基地局数を制限すること
ができる。
【0033】本発明の第11の態様は、呼がハンドオー
バを行う場合の条件を設定する接続条件設定工程と、接
続条件設定工程に設定された条件に基づき呼のハンドオ
ーバ動作を制御するハンドオーバ制御工程と、を具備す
るようにした。
【0034】この方法によれば、接続条件設定工程に設
定された条件に従って、呼に対して、同時通信可能な基
地局数を制限することが可能となるため、隣接したセル
に配置される基地局双方のトラヒック量の増加を防止す
ることができる。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施の形態に係る基地
局制御装置の構成を示すブロック図である。
【0037】基地局制御装置101は、制御局102内
に配置され、通信回線の制御を行う。図示しない移動局
から送信され、各基地局103、104、105にて受
信された信号は、基地局インターフェース部106、1
07、108にて所定の信号変換が行われる。所定の信
号変換が行われた受信信号は、ダイバーシティハンドオ
ーバ部109へ入力される。ダイバーシティハンドオー
バ部109では、各基地局103、104、105にて
受信された信号のうちから最も品質のよい受信信号を選
択し、上位装置インターフェース部110へ入力する。
上位装置インターフェース部110へ入力された受信信
号は、上位装置インターフェース部110にて所定の信
号変換が行われた後、制御局102内の図示しない上位
装置へ出力される。また、各基地局インターフェース部
106、107、108、ダイバーシティハンドオーバ
部109、および上位装置インターフェース部110に
接続されている制御部111は、制御部111内に含ま
れる後述する各部に設定、記憶された情報に基づき、回
線の接続や切断、及びハンドオーバ動作における回線の
制御を行う。この制御部111にて、ハンドオーバ動作
の制御を行い、呼に対して、同時通信可能な基地局数を
制限することにより、隣接したセルに配置される基地局
双方のトラヒック量の増加を防止する。
【0038】次に、制御部111の構成について詳しく
説明する。図2は、制御部111の構成を示すブロック
図である。制御部111は、回線制御部201と、ハン
ドオーバ制御部202と、ハンドオーバ方式切替部20
3と、接続条件設定部204と、同時通信基地局数記憶
部205と、許容トラヒック量設定部206と、を含
む。回線制御部201は、ハンドオーバ制御部202か
らの指示により、回線の接続と切断とを行う。ハンドオ
ーバ制御部202は、ハンドオーバ方式切替部203
と、接続条件設定部204と、同時通信基地局数記憶部
205と、許容トラヒック量設定部206と、にいおい
て設定、記憶された情報に基づき、回線制御部201に
指示を出すことによりハンドオーバ動作の制御を行う。
ハンドオーバ方式切替部203は、ハンドオーバ動作に
おける方式の切替えを行う。具体的には、ハンドオーバ
方式切替部203は、ソフトハンドオーバする方式とハ
ードハンドオーバする方式の切替えを行う。例えば、災
害発生時などのように、セル間を移動する移動局に対す
る高い通信品質の確保や、通信の無遮断の実現よりも、
通信システム全体における呼の同時収容数をなるべく多
く確保することが優先される場合には、このハンドオー
バ方式切替部203においてハードハンドオーバする方
式を選択することにより、基地局のリソース利用効率を
向上させることができる。また、ハンドオーバ方式切替
部203は、呼毎に異なるハンドオーバ制御を行う方式
と、すべての呼に同一のハンドオーバ制御を行う方式と
の切替えを行う。具体的には、前者は、後述する接続条
件設定部204内の各部に設定、記憶された情報に基づ
きハンドオーバ制御を行う方式であり、後者は、この情
報とは無関係にハンドオーバ制御を行う方式である。接
続条件設定部204は、後述するような条件が設定さ
れ、ハンドオーバ方式切替部203において、呼毎に異
なるハンドオーバ制御を行う方式が選択された場合のハ
ンドオーバ制御に使用される。同時通信基地局数記憶部
205は、ハンドオーバ制御部202のハンドオーバ制
御によって決定された、呼が現在同時通信している基地
局数を記憶する。許容トラヒック量設定部206は、基
地局毎に許容される上限のトラヒック量が任意に設定さ
れる。これにより、トラヒック量の多い基地局へのハン
ドオーバを禁止させることが可能となるため、隣接した
セルに配置される基地局双方のトラヒック量の増加を防
止することができる。
【0039】次に、接続条件設定部204の構成、及び
接続条件設定部204に設定される条件について説明す
る。図3は、接続条件設定部204の構成を示すブロッ
ク図である。接続条件設定部204には、優先度設定部
301と、サービス種別設定部302と、通信時間計時
部303と、存圏時間計時部304と、通信履歴記憶部
305と、通信傾向抽出部306と、同時通信時間計時
部307と、が含まれ、これらの各部に設定される条件
に従って、ハンドオーバ制御部202がハンドオーバ動
作の制御を行う。
【0040】優先度設定部301では、呼毎の優先度に
応じて許容されるハンドオーバブランチ数が任意に設定
される。具体的には、優先度がAランクであれば許容さ
れるハンドオーバブランチ数は3つ、Bランクであれば
2つ等のように、優先度が高くなるほど許容されるハン
ドオーバブランチ数が多くなるように設定される。この
ように設定することによって、優先度の低い呼に対し
て、同時通信可能な基地局数を制限することができる。
この場合、呼の優先度は、図示しない移動局の優先度通
知手段から、基地局103、104、105を介して、
ハンドオーバ制御部202へ通知される。
【0041】サービス種別設定部302では、呼毎のサ
ービス種別・通信品質等に応じて許容されるハンドオー
バブランチ数が任意に設定される。具体的には、サービ
ス種別がデータサービスであれば許容されるハンドオー
バブランチ数は3つ、音声サービスであれば2つ等のよ
うに、高い通信品質が要求されるサービスほどハンドオ
ーバブランチ数が多くなるように設定される。このよう
に設定することによって、通信サービスの種別に応じ
て、同時通信可能な基地局数を制限することが可能とな
る。
【0042】通信時間計時部303では、呼毎の連続通
信時間を計時するとともに、連続通信時間に応じて許容
されるハンドオーバブランチ数が任意に設定される。具
体的には、呼の連続通信時間が5分以上10分未満であ
れば、許容されるハンドオーバブランチ数は3つ、10
分以上であれば2つ等のように、連続通信時間が長くな
るほど許容されるハンドオーバブランチ数が少なくなる
ように設定される。このように設定することによって、
連続通信時間の長い呼が多くのリソースを占有しないよ
うに、連続通信時間がある一定時間を超えた呼に対し
て、同時通信可能な基地局数を制限することができる。
【0043】存圏時間計時部304では、移動局毎の呼
確立後の同一セル内存圏時間を計時するとともに、存圏
時間に応じて許容されるハンドオーバブランチ数が任意
に設定される。具体的には、存圏時間が5分以上10分
未満であれば許容されるハンドオーバブランチ数は3
つ、10分以上であれば2つ等のように、存圏時間が長
くなるほど許容されるハンドオーバブランチ数が少なく
なるように設定される。これは同一セル内存圏時間の長
い移動局は高速に移動しておらず、ハンドオーバブラン
チ数は少なくて済むであろうという予測に基づき設定さ
れる。このように設定することによって、同一セル内存
圏時間がある一定時間を超えた呼に対して、同時通信可
能な基地局数を制限することができる。
【0044】通信履歴記憶部305では、通信時間計時
部303より送られてくる移動局毎の連続通信時間の過
去の履歴、及び存圏時間計時部304より送られてくる
移動局毎の呼確立後の同一セル内存圏時間の過去の履歴
を記憶する。また、通信傾向抽出部306では、通信履
歴記憶部305に記憶された履歴情報より、連続通信時
間の平均値、及び同一セル内存圏時間の平均値を算出す
るとともに、平均値に応じて許容されるハンドオーバブ
ランチ数が任意に設定される。具体的には、平均値が5
分以上10分未満であれば許容されるハンドオーバブラ
ンチ数は3つ、10分以上であれば2つ等のように、平
均値が長くなるほど許容されるハンドオーバブランチ数
が少なくなるように設定される。このように設定するこ
とによって、各移動局の通信利用傾向に基づいて、その
移動局の呼に対して、同時通信可能な基地局数を制限す
ることができる。
【0045】同時通信時間計時部307では、呼が複数
の基地局と同時通信している時間を計時するとともに、
同時通信時間に応じて許容されるハンドオーバブランチ
数が任意に設定される。具体的には、呼の同時通信時間
が5分以上10分未満であれば許容されるハンドオーバ
ブランチ数は3つ、10分以上であれば2つ等のよう
に、同時通信時間が長くなるほど許容されるハンドオー
バブランチ数が少なくなるように設定される。このよう
に設定することによって、長時間に渡って複数の基地局
と同時通信している呼が多くのリソースを占有しないよ
うに、複数基地局と同時通信している時間がある一定時
間を超えた呼に対して、同時通信可能な基地局数を制限
することができる。
【0046】次に、上記構成を有する基地局制御装置の
動作について、図4に示すフロー図を用いて説明する。
【0047】ハンドオーバ制御部202は、移動局から
ハンドオーバのためのブランチ追加の要求があるのかを
監視し続ける。ハンドオーバ制御部202は、ブランチ
追加の要求を確認した場合に、ハンドオーバ制御を開始
する。
【0048】ST401では、ハンドオーバ制御が開始
されると、まず、ハンドオーバ制御部202が、ハンド
オーバ方式切替部203を参照し、どのハンドオーバ方
式が選択されているかを確認する。すなわち、ハンドオ
ーバ方式切替部203においては、ソフトハンドオーバ
する方式か、ハードハンドオーバする方式か、及び、呼
毎に異なるハンドオーバ制御を行う方式か、すべての呼
に同一のハンドオーバ制御を行う方式かについて、どの
方式を選択するのかの切替えが行われているので、ハン
ドオーバ制御部202は、ハンドオーバ方式切替部20
3を参照してハンドオーバ方式を確認する。確認後ST
402へ進む。
【0049】ST402では、ST401の確認の結
果、ハンドオーバ方式切替部203において、ソフトハ
ンドオーバする方式が選択されている場合には、ST4
03へ進み、ハードハンドオーバする方式が選択されて
いる場合には、ST410へ進む。
【0050】ST403では、ST401の確認の結
果、ハンドオーバ方式切替部203において、呼毎に異
なるハンドオーバ制御を行う方式が選択されている場合
には、ST404へ進み、すべての呼に同一のハンドオ
ーバ制御を行う方式が選択されている場合にはST40
7へ進む。
【0051】ST404では、呼毎に、ハンドオーバ制
御部202が、接続条件設定部204に含まれる優先度
設定部301と、サービス種別設定部302と、通信時
間計時部303と、存圏時間計時部304と、通信履歴
記憶部305と、通信傾向抽出部306と、同時通信時
間計時部307と、に設定されている条件を参照し、許
容されるハンドオーバブランチ数を確認する。具体的に
は、例えば、優先度設定部を参照した場合には、呼の優
先度がAランクであれば許容されるハンドオーバブラン
チ数は3つ、Bランクであれば許容されるハンドオーバ
ブランチ数は2つ、と確認される。
【0052】次に、ST405では、ハンドオーバ制御
部202が、同時通信基地局数記憶部205を参照し、
この呼に設定されている現在のハンドオーバブランチ数
を確認する。同時通信基地局数記憶部205には、ハン
ドオーバ制御部202のハンドオーバ制御によって決定
された、この呼が現在同時に通信を行っている基地局
数、すなわち、現在のハンドオーバブランチ数が記憶さ
れている。
【0053】従って、ST406では、ハンドオーバ制
御部202は、ST404にて確認された許容されるハ
ンドオーバブランチ数と、ST405にて確認された現
在のハンドオーバブランチ数を比較することによって、
この呼に対してハンドオーバブランチの追加を許可する
か否かを判断する。具体的には、例えば、ST405に
て確認された現在のハンドオーバブランチ数が2つであ
る場合に、この呼の優先度がAランクで許容されるハン
ドオーバブランチ数が3つであれば、許容されるハンド
オーバブランチ数が、現在のハンドオーバブランチ数よ
りも多いため、ハンドオーバブランチの追加が許可され
る。また、この呼の優先度がBランクで許容されるハン
ドオーバブランチ数が2つであれば、許容されるハンド
オーバブランチ数が、現在のハンドオーバブランチ数以
下のため、ハンドオーバブランチの追加が許可されな
い。ST406にて、ブランチ追加を許可された場合に
は、ST407へ進む。一方、許可されない場合には、
ハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバ制御を止
め、再び移動局からハンドオーバブランチの追加の要求
があるかを監視し続ける。
【0054】ST406にてブランチ追加が許可され、
ST407に進んだ場合には、ハンドオーバ制御部20
2は、許容トラヒック量設定部206を参照し、ハンド
オーバブランチ先の基地局に許容されているトラヒック
量を確認する。確認後、ST408へ進む。
【0055】ST408では、ハンドオーバ制御部20
2は、ST407にて確認された許容トラヒック量と、
ハンドオーバブランチ先の基地局において把握している
ハンドオーバブランチ先の基地局の現在のトラヒック量
とを比較する。その結果、ハンドオーバブランチ先の基
地局の現在のトラヒック量において、ブランチの追加受
付が可能であれば、ハンドオーバ制御部202は、この
基地局に対するハンドオーバブランチを許可する。すな
わち、許容トラヒック量設定部206に設定されている
ハンドオーバブランチ先の基地局の許容トラヒック量
が、その基地局の現在のトラヒック量とブランチ追加に
よって増加するトラヒック量とを合わせたトラヒック量
を超えている場合には、ハンドオーバブランチが許可さ
れ、超えていない場合には、ハンドオーバブランチが許
可されない。これにより、トラヒック量の多い基地局へ
のハンドオーバを禁止させることができる。
【0056】ST408にて、ハンドオーバブランチが
許可された場合には、ST409へ進み、許可されない
場合には、ハンドオーバ制御部202は、ハンドオーバ
制御を止め、再び移動局からブランチ追加の要求がある
かを監視し続ける。
【0057】ST408にてハンドオーバブランチが許
可され、ST409へ進んだ場合には、ハンドオーバ制
御部202が、ブランチの追加要求をした移動局と、ブ
ランチ追加先基地局との接続処理を回線制御部201に
指示して、回線の接続処理を行う。これによって、ブラ
ンチの追加要求をした移動局と、ブランチ追加先基地局
との通信が可能となる。回線接続完了後、ハンドオーバ
制御部202は、ブランチの追加処理を完了し、再び移
動局からブランチ追加の要求があるかを監視し続ける。
【0058】一方、ST403において、ST401で
の参照の結果、ハンドオーバ方式切替部203におい
て、すべての呼に同一のハンドオーバ制御を行う方式が
選択されていると確認された場合には、ST407へ進
む。ST407以降の動作については、上記で説明した
ものと同じになるため、説明を省略する。
【0059】また、一方、ST402において、ST4
01での参照の結果、ハンドオーバ方式切替部203に
おいて、ハードハンドオーバする方式が選択されている
と確認された場合には、ST410へ進む。
【0060】ST410およびST411での動作は、
それぞれST407およびST408での動作と同じに
なるため、説明を省略する。
【0061】ST411にて、ハンドオーバブランチが
許可された場合には、ST412、ST413へ進む。
ST412では、ハンドオーバ制御部202は、移動局
とハンドオーバ先基地局との接続処理を回線制御部20
1に指示して、回線の接続処理を行い、その後、ST4
13では、ハードハンドオーバする方式が選択されてい
るので、ハンドオーバ制御部202が、移動局とハンド
オーバ元基地局との回線の切断処理を回線制御部201
に指示して回線の切断を行う。
【0062】一方、ST411にて、ハンドオーバブラ
ンチが許可されない場合には、ST413へ進み、ハン
ドオーバ制御部202が、移動局とハンドオーバ元基地
局との回線の切断処理を回線制御部201に指示して、
強制的に回線の切断を行う。従って、移動局は、回線が
接続される基地局がなくなるため、通信が強制的に終了
されることとなる。
【0063】回線切断完了後、ハンドオーバ制御部20
2は、ハンドオーバ制御を止め、再び移動局からブラン
チ追加の要求があるかを監視し続ける。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のセルが重なり合う地点で多数の移動局が通信を行
う場合に、ハンドオーバ動作を制御することにより、隣
接したセルに配置される基地局双方のトラヒック量が増
加することを防止し、各基地局におけるトラヒック収容
量の総和に比べてシステム全体の呼の収容量が低下する
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局制御装置の
構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る制御部の構成を示すブロ
ック図
【図3】上記実施の形態に係る接続条件設定部の構成を
示すブロック図
【図4】上記実施の形態に係る基地局制御装置の動作を
説明するためのフロー図
【図5】符号分割多元接続方式(CDMA方式)を利用
した移動通信システムの構成図
【符号の説明】
101 基地局制御装置 111 制御部 201 回線制御部 202 ハンドオーバ制御部 203 ハンドオーバ方式切替部 204 接続条件設定部 205 同時通信基地局数記憶部 206 許容トラヒック量設定部 301 優先度設定部 302 サービス種別設定部 303 通信時間計時部 304 存圏時間計時部 305 通信履歴記憶部 306 通信傾向抽出部 307 同時通信時間計時部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼がハンドオーバを行う場合の条件を設
    定する接続条件設定手段と、この接続条件設定手段に設
    定された条件に基づき呼のハンドオーバ動作を制御する
    ハンドオーバ制御手段と、を具備することを特徴とする
    基地局制御装置。
  2. 【請求項2】 接続条件設定手段は、呼の優先度に応じ
    た、呼が同時に通信することが可能な基地局数を設定す
    る優先度設定部を有することを特徴とする請求項1記載
    の基地局制御装置。
  3. 【請求項3】 接続条件設定手段は、呼のサービス種別
    ・通信品質等に応じた、呼が同時に通信することが可能
    な基地局数を設定するサービス種別設定部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の基地局制御装置。
  4. 【請求項4】 接続条件設定手段は、呼の連続通信時間
    を計時するとともに、この連続通信時間に応じた、呼が
    同時に通信することが可能な基地局数を設定する通信時
    間計時部を有することを特徴とする請求項1記載の基地
    局制御装置。
  5. 【請求項5】 接続条件設定手段は、呼確立後の移動局
    の各セルにおける存圏時間を計時するとともに、この存
    圏時間に応じた、呼が同時に通信することが可能な基地
    局数を設定する存圏時間計時部を有することを特徴とす
    る請求項1記載の基地局制御装置。
  6. 【請求項6】 接続条件設定手段は、移動局の過去の通
    信履歴を記憶する通信履歴記憶部と、この通信履歴から
    通信傾向を抽出するとともに、この通信傾向に応じた、
    呼が同時に通信することが可能な基地局数を設定する通
    信傾向抽出手部と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の基地局制御装置。
  7. 【請求項7】 接続条件設定手段は、呼が複数の基地局
    と同時に通信している時間を計時するとともに、この通
    信時間に応じた、呼が同時に通信することが可能な基地
    局数を設定する同時通信時間計時部を有することを特徴
    とする請求項1記載の基地局制御装置。
  8. 【請求項8】 ハンドオーバ制御手段は、許容トラヒッ
    ク量設定手段に設定された基地局毎の許容トラヒック量
    に基づき呼のハンドオーバ動作を制御することを特徴と
    する請求項1から請求項7のいずれかに記載の基地局制
    御装置。
  9. 【請求項9】 ハンドオーバ制御手段は、ハンドオーバ
    方式切替え手段において選択されたハンドオーバ方式に
    基づき呼のハンドオーバ動作を制御することを特徴とす
    る請求項1から請求項7のいずれかに記載の基地局制御
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の基地局制御装置により制御される基地局装置と通信
    を行い、呼の優先度を通知する優先度通知手段を具備す
    ることを特徴とする移動局装置。
  11. 【請求項11】 呼がハンドオーバを行う場合の条件を
    設定する接続条件設定工程と、接続条件設定工程に設定
    された条件に基づき呼のハンドオーバ動作を制御するハ
    ンドオーバ制御工程と、を具備することを特徴とするハ
    ンドオーバ制御方法。
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