JP2000278472A - 画像形成装置及びプリントシステム - Google Patents

画像形成装置及びプリントシステム

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JP2000278472A
JP2000278472A JP11084843A JP8484399A JP2000278472A JP 2000278472 A JP2000278472 A JP 2000278472A JP 11084843 A JP11084843 A JP 11084843A JP 8484399 A JP8484399 A JP 8484399A JP 2000278472 A JP2000278472 A JP 2000278472A
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好彦 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頻繁に利用される定型文書に関し、複写機に
よるコピー操作と同様の操作性を維持しつつ、それらの
定型文書の画像形成品質を保つことができるプリントシ
ステム及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿の一部の領域をプレスキャンするこ
とにより(S201)、定型文書の様式を表すキーコー
ドを取得し(S202)、当該キーコードにより表され
る様式の画像データが登録されていれば(S203:Y
es)、当該画像データを他の装置から取得し(S20
5)、取得した画像データを用いて前記様式の印刷を行
う(S206)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置と、形成すべき画像のデータを前記画像形成装置
に対して送信する機能を有する送信装置とを含むプリン
トシステムにおける画像形成装置、及び当該プリントシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置と、当該
画像形成装置に対して画像形成すべき画像データの送
信、記憶、及び管理等を行う機能を有するプリントサー
バ等から構築されたプリントシステムが広く用いられる
ようになってきている。このようなプリントシステムに
おいては、ローカル・エリア・ネットワーク(以下、
「LAN」と表記する。)等のネットワークを介して、
前記プリントサーバ及び複数のクライアント装置として
のパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」とい
う。)等を接続することにより、例えばPCからの要求
により画像形成装置に画像を形成させることも可能とな
っている(なお、画像形成装置は、前記LANを介して
接続するようにしてもよいし、前記プリントサーバに直
接接続することも可能である)。
【0003】このように構築されたプリントシステム
は、ネットワーク上における画像データの伝達が迅速か
つ柔軟に行えること、及びプリントサーバの記憶容量の
増加等とも相俟って、複写機等の画像形成装置に新たな
利用方法を提供する可能性を有するものである。
【0004】従来、例えば頻繁に利用される届出書や申
請書などのフォーム(本明細書では、例えば図8に示さ
れるFAX送信票の如く、見出し等が予め印刷されてお
り、実際の日付、送信先、連絡内容等が未だ記載されて
いないものを、「フォーム」という。)に関し、一枚の
フォームから複数枚のフォームを作成する必要がある場
合には、利用者は以下に説明するような操作を行う必要
があった。即ち、コピーしようとするフォームがカラー
印刷のものである場合には、まずカラーコピーが可能な
複写機(以下、「カラー複写機」という。)の場所まで
移動し、当該カラー複写機のしかるべき位置にコピー元
のフォームを載置する。その後、カラー複写機の操作を
行ってフォームのコピーを行うことにより、複数枚のフ
ォームを作成することができる。
【0005】なお、カラー複写機においてはモノクロ原
稿の複写も行えるのが通常であるから、例えば、カラー
のフォームに混じってモノクロのフォームが存在してい
た場合であっても、利用者はカラー複写機を用いてモノ
クロのフォームのコピーを行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、カラー複
写機を用いてフォームのコピーを行うことにより、フォ
ームがカラー、モノクロのいずれであるかにかかわらず
複数枚のフォームを作成することはできる。しかしなが
ら、当該フォームを作成したワープロ、PC等のクライ
アント装置からLAN等のネットワークを介して直接画
像データを送信、印刷した場合と比較すると、極めてわ
ずかながら画像品質が劣化するという問題点があった。
この問題点は、例えば複写機において原稿を載置するプ
ラテンガラス表面に傷があったり、インク、修正液等の
異物が付着している場合などには特に顕著となる。
【0007】それならば、それらのフォームについては
複写機でのコピーを行わず、常に前記PC等から送信し
て印刷させるようにすればよいという考え方も成立し得
る。ところが、少し規模の大きい企業等の組織になる
と、それぞれのフォームがどのPCで記憶・管理されて
いるか、又はどのようにすれば当該フォームを印刷させ
ることができるか等を全ての構成員に周知せしめること
は容易でないことも多いという問題があり、従って現状
においては、複写機を用いたコピー操作の方が、より多
くの構成員に受け入れられやすいという現実がある。
【0008】さらに、コピーすべきフォームがモノクロ
である場合には、あえてカラー複写機を用いる必要はな
く、やはりモノクロのフォームはモノクロの複写機を用
いて画像形成するのが合理的である。この問題点は、特
にブラックのトナーを現像に用いないカラー複写機にお
いて顕著となる。通常のシアン、マゼンタ、イエローの
各再現色のトナーを用いて黒色を再現するとなると、一
般的にはブラックのトナーよりも高価な各再現色のトナ
ーが無駄に消費されることにつながるからである。
【0009】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、前記フォームの如く頻繁に利用さ
れる文書(以下、「定型文書」という。)に関し、複写
機によるコピー操作と同様の操作性を維持しつつ、それ
らの定型文書の画像品質を保つことができるプリントシ
ステム、及び画像形成装置を提供することを第1の目的
としている。また、本発明の第2の目的は、カラーの画
像形成装置とモノクロの画像形成装置が併存する場合に
おいて、上記定型文書を印刷する場合、それら複数の画
像形成装置を合理的に使い分けることができるプリント
システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置と、当
該画像形成装置に対して形成すべき画像のデータを送信
する機能を有する送信装置とを含むプリントシステムに
おける画像形成装置において、原稿の様式を表すキーコ
ードを取得するキーコード取得手段と、前記キーコード
取得手段が取得したキーコードにより表される当該様式
の画像データの送信を、前記送信装置に対して要求する
要求手段と、前記要求手段の要求に対して前記送信装置
から送信された画像データを用いて、前記様式の画像形
成を行わせる画像形成制御手段とを含むことを特徴とし
ている。なお、ここでの「様式」とは、種々のフォー
ム、定型文書を包含する概念である。
【0011】このようにすることで、キーコードが対応
付けられた様式については、通常のコピー操作と同様の
操作を行っても、実際の画像形成は送信装置から送信さ
れてきた画像データに基づいて行われることとなる。即
ち、通常のコピー操作と同様の操作性を維持しつつ、画
像品質を保つことが可能となる。
【0012】画像形成装置におけるキーコードの取得
は、例えば原稿の所定の位置を読み取ることにより、当
該所定の位置に記載されたキーコードを取得することで
行うことができる。ただしこの場合には、様式の所定の
位置にキーコードを配置しておく必要がある。
【0013】ここで、前記画像形成装置はさらに、原稿
を読み取ることにより、当該原稿の画像データを生成す
る画像読み取り手段を有し、前記要求手段はさらに、前
記キーコード取得手段が取得したキーコードにより表さ
れる様式について、前記送信装置に対して画像データの
送信を要求できるものであるか否かを判定する様式判定
手段と、前記様式判定手段により要求できないと判定さ
れた場合、若しくは前記キーコード取得手段によりキー
コードが取得できなかった場合に、前記画像読み取り手
段に対して前記原稿を読み取らせる画像読み取り制御手
段とを有し、前記画像形成制御手段は、前記様式判定手
段により要求できないと判定された場合、若しくは前記
キーコード取得手段によりキーコードが取得できなかっ
た場合に、前記画像読み取り手段により生成された画像
データを用いて、前記原稿の画像形成を行わせることと
すれば、画像形成装置にキーコードが登録されていない
場合や、原稿の汚れが著しい場合などキーコードが読み
取れない場合においても画像形成が滞ることがない。な
お、「送信装置に対して画像データの送信を要求できる
ものであるか否か」の判定は、具体的には、例えば取得
されたキーコードが、様式の所在等を管理するテーブル
に登録されているか否かなどにより行うことができる。
【0014】一方、前記キーコード取得手段は、操作者
からのキーコードの入力を受け付けるキーコード入力受
付手段を有し、当該操作者からの入力によりキーコード
を取得することとすると、様式の所定の位置にキーコー
ドを配置しなくても、画像形成装置の側でキーコードを
入力することにより様式を印刷させることも可能とな
る。
【0015】もっとも、この場合には画像形成装置の側
において原稿を載置しなくてもよい代わりに、例えば、
操作者に対して出力を行う出力手段を備え、前記要求手
段はさらに、前記キーコード取得手段が取得したキーコ
ードにより表される様式について、前記送信装置に対し
て画像データの送信を要求できるものであるか否かを判
定する様式判定手段と、前記様式判定手段により要求で
きないと判定された場合に、前記出力手段により所定の
出力を行わせる出力制御手段とを備えてキーコードの入
力ミス等に対処することが望ましい。即ち、ここでの出
力手段による所定の出力とは、例えばキーコードが管理
テーブルに登録されていないことを示すエラーメッセー
ジの表示とすることができる。
【0016】なお、前記画像形成装置はさらに、前記キ
ーコード取得手段に対して、原稿からキーコードを読み
取ることによりキーコードを取得させるか、操作者から
のキーコードの入力によりキーコードを取得させるかに
関する、操作者からの選択入力を受け付ける選択入力受
付手段を有するようにして、上記二つのキーコード取得
方法を選択せしめることも好ましい。具体的には、液晶
タッチパネルや操作ボタン等により、容易に選択させる
ようにすることが可能である。
【0017】さらに、本発明に係るプリントシステム
は、上述の何れかの画像形成装置と、前記要求手段の要
求に対して様式の画像データを送信する送信装置とから
構成されることを特徴としている。ここで、前記送信装
置は、前記様式を管理するプリントサーバとすることが
できるが、これに限定される趣旨ではなく、画像形成装
置に対して画像データの送信を行うことができる装置で
あれば何でも構わない。
【0018】また、前記プリントシステムは、複数の画
像形成装置を含み、前記送信装置は、画像形成すべき様
式を表すキーコードに含まれる情報から、実際に画像形
成を行わせるべき画像形成装置を特定する出力先特定手
段と、前記出力先特定手段により特定された画像形成装
置に対して、画像データを送信する送信制御手段とを有
することが好ましい。
【0019】例えば、前記プリントシステムは少なくと
も一つのカラー画像形成が可能な画像形成装置と、少な
くとも一台のモノクロの画像形成装置とを含み、前記キ
ーコードには、当該様式がカラーのものであるか、モノ
クロのものであるかを示すカラー情報が含まれており、
前記送信装置はさらに、キーコードからカラー情報を取
得するカラー情報取得手段を有し、前記出力先特定手段
は、前記カラー情報に基づいて、当該様式がカラーのも
のである場合には、前記カラー画像形成が可能な画像形
成装置を実際に画像形成を行わせるべき画像形成装置と
して特定し、当該様式がモノクロのものである場合に
は、前記モノクロ画像形成装置を実際に画像形成を行わ
せるべき画像形成装置として特定するようにすれば、様
式がカラーのものである場合には、カラーの画像形成装
置に画像を形成させ、様式がモノクロのものである場合
には、モノクロの画像形成装置に画像を形成させること
ができるので、本発明のプリントシステムが複数の画像
形成装置を含む場合にそれらを合理的に使い分けること
ができる。
【0020】なお、本発明の第1の目的は例えば、様式
の画像データを、それぞれキーコードと対応付けて様式
ごとに記憶する記憶手段と、原稿の様式を表すキーコー
ドを取得するキーコード取得手段と、前記キーコード取
得手段により取得されたキーコードにより表される当該
様式の画像データを、前記記憶手段から取り出す取り出
し手段と、前記取り出し手段により取り出された画像デ
ータを用いて、前記様式の画像形成を行う画像形成制御
手段とを含むことを特徴とする画像形成装置によっても
達成される。近年の記憶素子の大容量化、低価格化に鑑
み、例えば工場出荷時に予めいくつかの定型文書を格納
しておくような形態も可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリントシス
テムの実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0022】(1)プリントシステムの全体構成 図1は、本発明の実施の形態に係るプリントシステムの
全体構成を示すブロック図である。同図に示されるよう
に本実施の形態のプリントシステムは、カラー複写機
1、モノクロ複写機2、少なくとも一台のPC3(図に
は、PC3a、PC3bの二台が示されている。以下、
両者を特に区別する必要がない場合には、単に「PC
3」と表記することもある。)、プリントサーバ4が、
それぞれLAN5に接続されて構成されている。カラー
複写機1及びモノクロ複写機2の構成については、後に
詳述するが、カラー複写機1は、大別してカラー画像読
取部11及びカラー画像形成部12から成り、モノクロ
複写機2は、大別してモノクロ画像読取部21及びモノ
クロ画像形成部22から成る。なお、画像読取部につい
ては、それぞれイメージリーダとして独立したものをネ
ットワーク上に備えるようにしてもよく、独立したもの
が図1に示されるIR9である。IR9としては、カラ
ー原稿用、モノクロ原稿用のいずれを用いることも可能
であり、また、その両方をネットワーク上に備えるよう
にしてもよい。
【0023】カラー複写機1、モノクロ複写機2におい
ては、それぞれに備えられている画像読取部(イメージ
・スキャナ等の画像読取手段を含む。)11、21にお
いて、原稿等を読み取って得た画像データに基づいて画
像の形成を行うことができる他、PC3からプリントサ
ーバ4を介して送信されてきた画像データ(以下、画像
形成に供される画像データを「プリントデータ」とい
う。)に基づいて画像形成を行うこともできる。
【0024】即ち、PC3からは、プリントサーバ4に
対して、プリント先の画像形成装置を指定したプリント
要求とともにプリントデータを送信することにより、カ
ラー複写機1、モノクロ複写機2のいずれの複写機を用
いた画像形成も行うことができる。一方、カラー複写機
1、モノクロ複写機2において原稿等を読み取って得た
プリントデータをプリントサーバ4に送信し、記憶して
おくようにすることも可能である。
【0025】(2)カラー複写機1の全体構成 次にカラー複写機1の構成について詳細に説明する。図
2は、本実施の形態におけるカラー複写機1の全体構成
を示す概略断面図である。同図に示されるように、本実
施の形態のカラー複写機1は、原稿等を読み取ることに
よりプリントデータを取得するカラー画像読取部11
と、カラー画像読取部11において取得されたプリント
データ、若しくはLAN5を介して外部から送信されて
きたプリントデータに基づいて画像形成を行う画像形成
部12を有している。
【0026】カラー画像読取部11は、プラテンガラス
(不図示)上に載置された原稿等の画像を、スキャナ1
11を移動させて読み取る公知のものであって、スキャ
ナ111に設置された露光ランプ112の照射により得
られた画像情報は、折り返しミラー113〜116、集
光レンズ(不図示)を介してフルカラーCCDセンサ1
17に結像される。フルカラーCCDセンサ117は、
当該画像情報をレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の3種類の電気信号にAD変換し、これにより原
稿等を表すR、G、Bのデジタルデータが得られる。
【0027】このカラー画像読取部11で得られた各色
成分毎のデジタルデータは、制御部100において各種
のデータ処理を受け、更にシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色の
画像データに変換される(以下、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの各再現色をそれぞれC、M、Y、K
と表し、各再現色に関連する構成部分の番号に、この
C、M、Y、Kを添字として付加する)。
【0028】制御部100は、これらの各再現色の画像
データをプリントヘッド部221に送出し、プリントヘ
ッド部221に内蔵されたレーザーダイオードを駆動し
て、C、M、Y、Kのいずれかの再現色について感光体
ドラム222の表面を露光する。この感光体ドラム22
2は、上記の露光前にクリーナ23で感光体表面の残留
トナーを除去され、さらにイレーサランプ24により除
電された後、帯電チャージャ25により一様に帯電され
ており、このように一様に帯電した状態で上記露光を受
けると、感光体ドラム222の表面に静電潜像が形成さ
れるようになっている。
【0029】C、M、Y、Kの各色のトナー現像器26
C〜26Kは、感光体ドラム222の回転に同期して、
現像すべき色のトナー現像器26C〜26Kのみを駆動
させて、感光体ドラム222表面の静電潜像を現像す
る。一方、転写ドラム27には、各用紙カセット41、
42、43に設けられた、光電センサなどからなる用紙
サイズ検出センサ411、421、431からの検出信
号に基づき、制御部100により用紙カセット41、4
2、43のいずれかが選択されて記録紙(図示せず)が
供給される。例えば、この用紙カセット41にはA4サ
イズ、用紙カセット42にはA3サイズ、用紙カセット
43にはB4サイズというように、各サイズの記録紙を
収納することが可能である。
【0030】この記録紙の先端がタイミングローラ28
を通過して吸着ローラ29まで到達すると、転写ドラム
27上のチャッキング機構により把持されると共に、吸
着用チャージャ30によって静電的に吸着されて、位置
ずれが生じない状態で巻き取られ、上記感光体ドラム2
22表面に現像されたトナー像が、転写チャージャ31
により上記転写ドラム27上に巻き取られた記録紙に転
写される。
【0031】上述のようなプリント工程が、フルカラー
コピー時には、C、M、Y、Kの各再現色について繰り
返し行われ、全ての色についてトナー像の転写が終了す
ると、分離爪32、除電チャージャ33、34を作動さ
せて、記録紙を転写ドラム27の表面から分離する。ま
た、当該カラー複写機1は白黒のモノクロコピーを行う
ことも可能であり、当該白黒コピー時には、ブラック
(K)色についてのみ上記プリント工程が行われる。
【0032】記録紙に転写されたトナー像は、そのまま
では、すぐに剥がれる不安定な状態であるので、定着装
置35において加熱しながら押圧することによりトナー
を記録紙表面に定着させた後、排紙トレー36上に排出
する。また、記録紙の裏面にもコピーする場合(いわゆ
る「両面コピー」の場合)は、切換爪51を作動させ
て、定着装置35から排出された記録紙を下方の用紙反
転ユニット50の搬送路52に導き、反転ローラ53に
より一旦反転トレイ54方向に押し出してから、反転ロ
ーラ53を逆転させることにより当該記録紙の表裏を逆
転させて搬送路55に送り出し、その裏面に画像を形成
するようになっている。
【0033】なお、カラー複写機1上の操作しやすい位
置には、点線で示すように操作パネルOP1が設けられ
ている。図3は、操作パネルOP1の形態の一例を模式
的に示す図である。本実施の形態の操作パネルOP1に
は、濃度の指定、拡大・縮小倍率の指定や用紙カセット
41〜43の選択を行うスイッチを備え、選択された設
定やメッセージ等を表示する液晶タッチパネル91、コ
ピー枚数等を入力するテンキー92、テンキー92で指
定された数値をクリアするクリアキー93、全ての設定
を初期設定に復帰させるリセットキー94、動作を停止
させるストップキー95、コピー開始を指示するスター
トキー96の他、上述した書式等の定型文書の印刷に際
し、後述するキーコードを用いた処理を行う際に指定す
るキーコードキー97、モノクロ印刷モードとフルカラ
ー印刷モードとのいずれかのモード(以下、「カラーモ
ード」という。)の切り替えを行うカラーモード切り替
えキー98が設けられている。なお、本実施の形態のカ
ラー複写機1では、カラーモード切り替えキー98によ
る指定にかかわらず、プリントデータがカラーのもので
あるか、モノクロのものであるかを自動的に判断し、カ
ラーモードの切り替えを行うようにすることも可能であ
る。
【0034】なお、本カラー複写機1は、コネクタ61
(図2参照)を介して、上記LAN5等のネットワーク
と接続することが可能な構成となっている。コネクタ6
1は、制御部100と接続されており、LAN5に接続
されたPC3等のクライアント装置からプリントサーバ
4を介して送信されてきたプリントデータを用いて画像
形成を行うことが可能となっている他、カラー画像読取
部11において読み取られ生成されたプリントデータを
プリントサーバ4等へと送信することもできる。
【0035】(3)モノクロ複写機2の構成 次に、モノクロ複写機2の構成について詳細に説明す
る。図4は、本実施の形態におけるモノクロ複写機2の
全体構成を示す概略断面図である。モノクロ複写機2
は、原稿画像等を読み取ることによりプリントデータを
取得するモノクロ画像読取部21と、モノクロ画像読取
部21において取得されたプリントデータ、若しくはL
AN5を介して外部から送信されてきたプリントデータ
に基づいて画像形成を行うモノクロ画像形成部22を有
している。
【0036】モノクロ画像読取部21は、原稿を搬送し
必要に応じて表裏の反転を行う原稿搬送部500、原稿
を読み取って画像信号に変換する走査系210、走査系
210から送られる画像信号を処理する画像信号処理部
220、画像信号処理部220から入力されるプリント
データや、LAN5を介してプリントサーバ4等から送
信されてきたプリントデータを、そのまま画像形成させ
たりメモリに記憶したりするメモリユニット部230、
前記LAN5を経由して送信されてきたネットワーク信
号の変換を行い、メモリユニット部230とデータの授
受を行う外部インタフェース部250を含んでいる。な
お本実施の形態のモノクロ複写機2は、モノクロ画像読
取部21において原稿等を読み取って得たプリントデー
タや、外部から送信されてきたプリントデータに基づく
画像形成を行うだけでなく、前記モノクロ画像読取部2
1において取得されたプリントデータを、LAN5を介
してプリントサーバ4等へと送信することも可能であ
る。
【0037】一方、モノクロ画像形成部22は、メモリ
ユニット部230から入力されるプリントデータに基づ
いて半導体レーザ262を駆動する印字処理部240、
半導体レーザ262からのレーザ光を感光体ドラム71
上の露光位置に導く光学系260、露光により形成され
た静電潜像を現像し、記録紙に転写、定着して画像を形
成する作像系70等により構成されている。印字処理部
240は、上記画像信号処理部220、メモリユニット
部230、外部インターフェース部250等とともにモ
ノクロ複写機2の制御部200を構成する。
【0038】なお、図4には示していないが、モノクロ
複写機2の本体上面には操作パネルOP2が設けられて
いる。操作パネルOP2の形態は複写機によって種々こ
となったものが用いられるが、本実施の形態では図3に
示した操作パネルOP1の形態と略同一であるものとす
る。即ち、本実施の形態の操作パネルOP2は、カラー
モード切り替えキー98がない点において操作パネルO
P1と異なってはいるが、他の部分については特に差は
ないため、以後両者を特に区別する必要がない場合には
単に「操作パネルOP」という場合もある。
【0039】プリントサーバ4からモノクロ複写機2へ
送信されるプリントデータは上記外部インタフェース部
250が受け付けてメモリユニット部230へ送る。ま
た、外部インタフェース部250はプリンタサーバ4と
の制御信号およびプリントデータの授受の制御も行う。
プリントデータはメモリユニット部230から印字処理
部240へ送られ、このプリントデータに従って半導体
レーザ262が駆動される。半導体レーザ262より発
生したレーザー光は光学系260により偏向され、作像
系70へ導かれる。
【0040】作像系70では、帯電チャージャ72によ
り一様に帯電された感光体ドラム71表面に上記レーザ
光が照射されることにより感光体ドラム71表面に静電
潜像が形成される。この静電潜像は現像器73によるト
ナーの供給を受けてトナー像として可視像化された後、
当該トナー像は、転写チャージャ74により給紙トレイ
80a、80bから搬送されてくる記録紙に転写され
る。トナー像が転写された記録紙は定着ローラ84の位
置まで搬送され、定着ローラ84が当該トナー像を記録
紙に定着することで最終的に画像が形成されることとな
る。
【0041】(4)定型文書の電子データの作成 次に、本実施の形態のプリントシステムに適合した定型
文書の電子データ(以下、「定型文書データ」とい
う。)の作成について説明する。上記したように、係る
定型文書データはLAN5に接続されたPC3等におい
て、ワープロ用ソフトウェア等を用いることにより作成
することが可能であるが、本プリントシステムに適合さ
せるためには、それらの定型文書データをキーコードと
対応付けることが必要とされる。
【0042】ここで、「キーコード」とは、各定型文書
データの属性を表すコードをいう。本実施の形態におけ
るキーコードは、当該定型文書がカラーのものであるか
モノクロのものであるかを表すカラー情報(例えばカラ
ーの場合に1、モノクロの場合に0と設定することが考
えられる。)、当該定型文書データを格納するファイル
(以下、「定型文書ファイル」という。)の所在場所を
表す所在情報、当該所在場所における当該定型文書ファ
イルの識別情報を含んでいる。図5は、本実施の形態に
おけるキーコードの内容の一例を説明するための図であ
る。
【0043】図5の例では、上記所在情報としてホスト
名、IPアドレスなどを用いる場合、ホスト名等自体を
操作パネル等から入力するのは煩雑であるから、これら
所在情報については、所定の番号とホスト名等との対応
関係を別途管理しておき、所在情報としては当該所定の
番号のみを含めるようにしている。図6は、当該所在情
報と所在ホスト名との対応関係の内容の一例を示す図で
ある。同図の例では、所在情報と保存先PC等のホスト
名とを対応付けているが、ホスト名に変えてIPアドレ
スを対応付けるようにしてもよい。なお、ホスト名から
IPアドレスへの変換は、ネーム・サーバに問い合わせ
ることによって行ってもよいが、画像形成装置にホスト
名とIPアドレスとの対応関係を記憶するテーブルを保
持するようにしてもよい。
【0044】また、本実施の形態における識別情報とし
ては、所在場所のPCにおけるファイルの識別番号を用
いるようにしている。ここで、操作パネルOPから文字
を指定して入力することが可能な場合には、識別情報と
してファイル名を用いるようにしてもよいが、ホスト名
等と同様、ファイル名の入力が煩雑であることに鑑み、
本実施の形態では識別番号を用いるようにしたものであ
る。図7に識別情報とファイル名との対応関係の内容の
一例を示す。
【0045】以上に説明したようなキーコードと各々の
定型文書データとの対応付けについては、次に説明する
ような方法が考えられる。まず、一つの方法として定型
文書の中にキーコードを含めるようにする方法がある。
図8にキーコードが含められた定型文書(この例では、
FAX送信票)の一例を示す。同図に示されるように、
この方法を用いる場合には、例えば、全ての定型文書に
関して点線で囲まれた所定の領域900にキーコード
(同図の例では「0−001−000001」)を記載
しておく。全ての定型文書について、同一の領域にキー
コードを記載しておくようにすれば、カラー複写機1等
において複写がなされようとする際、原稿のプレスキャ
ン時に当該領域を読み取ることにより、文書に記載され
たキーコードを取得することができる。
【0046】以上のように、定型文書中にキーコードを
記載するようにすることで、例えば以下のような処理を
行うことが可能となる。即ち、利用者がカラー複写機1
若しくはモノクロ複写機2を用いて定型文書のコピーを
試みた場合、複写機における原稿のプレスキャン時に定
型文書に印刷されたキーコードを認識する。認識された
キーコードに対応する定型文書データが所定のテーブル
に登録されている場合(LAN5に接続されたいずれか
の装置に定型文書の電子データが存在する場合)には、
コピーに供された原稿をコピーするのではなく、キーコ
ードにより示された所在場所から定型文書データを取得
し、当該定型文書データを用いて印刷を行うようにす
る。このようにすることで、結果として複写機により印
刷される定型文書の画像品質を常に高品質に保つことが
できる。
【0047】また、プレスキャン時に定型文書に印刷さ
れたキーコードを認識する方法は、キーコードの記載さ
れた部分のみを対象としてパターンマッチング処理を行
えばよいため、例えば原稿全体を読み取った後に原稿全
体のデータを用いてパターンマッチング等の処理を行っ
て定型文書を識別するような方法に比べて少ないオーバ
ーヘッドで定型文書の識別を行うことができるというメ
リットがある。具体的には、図9に示すようなテーブル
を画像形成装置内のメモリに保持しておくことで、容易
に定型文書ファイルを取得することが可能となる。
【0048】もっとも、原稿を読み取って定型文書を識
別するのではなく、操作パネルOPを用いてキーコード
の入力を行うようにするのであれば、必ずしもキーコー
ドを定型文書中に記載する必要はない。ただし、この場
合でも上記図9に示したテーブルによる定型文書ファイ
ルの所在管理は必要である。なお、このテーブルは内容
の追加、削除、更新等が可能であり、例えばPC3等に
て定型文書が作成等された際に当該PC3から画像形成
装置側へとデータの送信を行うことにより、テーブルの
内容の保守を行うことができるようになっている。具体
的には、後述のキーコード処理の最初等でテーブルの保
守処理を行うこともできる。
【0049】なお、本実施の形態のプリントシステムで
は、印刷すべき定型文書データのカラー情報に基づいて
自動的にカラー複写機1とモノクロ複写機2とを使い分
けることもできる。それらの本発明の各実施の形態につ
いて、以下に詳細に説明する。
【0050】(5)実施の形態1 まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本
実施の形態では、原稿のプレスキャン時に定型文書のキ
ーコードを読み取り、読み取られた結果に応じて定型文
書ファイルを取得し、取得された定型文書ファイルを用
いて定型文書のプリントを行う場合における、複写機側
に備えられた制御部の処理内容について説明する。
【0051】前記したように、本実施の形態のカラー複
写機1には制御部100が備えられ、モノクロ複写機2
には制御部200が備えられている。本実施の形態にお
いて、それぞれの複写機に備えられた制御部の処理内容
はほぼ同一であるといえるので、以下、カラー複写機1
の制御部100の処理内容を例として説明する。図10
は、キーコードを利用した定型文書の印刷を行う場合に
おける制御部100の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【0052】同図に示されるように、本実施の形態の制
御部100は、キーコード利用キー97が押されたかか
否かを監視しており(S101)、キーコード利用キー
97が押されると(S101:Yes)、キーコード処
理へと移行する(S102)。図11は、本実施の形態
におけるキーコード処理の詳細な処理内容を示すフロー
チャートである。同図に示されるように、本実施の形態
では、まず原稿としてセットされた定型文書のプレスキ
ャンを行い(S201)、キーコードが記載されている
領域を読み取ることによってキーコードの画像データを
取得し、さらにキーコードをアスキーデータとして取得
する。
【0053】次に、取得されたキーコードのアスキーデ
ータを用いて、例えば図9に示したようなテーブルを検
索し(S202)、取得されたキーコードがテーブルに
登録されているか否かを判定する(S203)。ここ
で、取得されたキーコードがテーブルに登録されていな
い場合には(S203:No)、セットされた定型文書
の原稿を用いて通常の複写処理を行うように設定して
(S204)、キーコード処理を終了する。一方、取得
されたキーコードがテーブルに登録されていた場合には
(S203:Yes)、テーブルに記憶されている定型
文書ファイルの所在地から定型文書データを取得し(S
205)、取得された定型文書データを用いて印刷を行
うように設定して(S206)、キーコード処理を終了
する。
【0054】以上に説明したような処理を行うことによ
り、定型文書ファイルの所在がテーブルに登録されてい
る限り、例えば多数の複写処理を経ることによる原稿の
画像品質劣化や、画像読み取り部の原稿設置場所の汚れ
等にかかわらず、常に高品質の定型文書を印刷すること
が可能となる。
【0055】(6)実施の形態2 次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本
実施の形態では、複写機側の操作パネルを用いてキーコ
ードを入力した場合における複写機側に備えられた制御
部の処理内容について説明する。
【0056】図12は、本実施の形態におけるキーコー
ド処理の詳細な処理内容を示すフローチャートである。
同図に示されるように、本実施の形態のキーコード処理
では、まず操作パネルOPの液晶タッチパネル91にキ
ーコード入力を促すメッセージを表示する(S30
1)。メッセージが表示された場合の一例を図13
(a)に示す。利用者は操作パネルOPのテンキー92
等を用いてキーコードの入力を行うので、制御部100
は、キーコードの入力があるのを待って(S302)、
具体的には液晶タッチパネル上のOKボタンが押される
のを待って、キーコードのマッチング処理を行う(S3
03)。このマッチング処理は、第1の実施の形態と同
様にテーブルを参照することによって行うことが可能で
ある。
【0057】入力されたキーコードがテーブルに登録さ
れていない場合には(S304:No)、本実施の形態
では液晶タッチパネル91にエラーメッセージを表示し
て(S305)、キーコード処理を終了する。エラーメ
ッセージが表示された場合の例を図13(b)に示す。
このような処理を行うのは、本実施の形態では原稿がセ
ットされていないため、通常の複写処理を行うことがで
きないからである。一方、入力されたキーコードがテー
ブルに登録されていた場合には(S304:Yes)、
第1の実施の形態と同様に定型文書データを取得し(S
306)、取得された定型文書データを用いて印刷処理
を行うように設定して(S307)、キーコード処理を
終了する。
【0058】以上に説明したような処理を行うことで、
高品質な定型文書を簡便な操作で印刷させることが可能
となる。
【0059】(7)実施の形態3 次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本
実施の形態では、キーコードに含まれているカラー情報
を参照することにより、定型文書がカラーのものかモノ
クロのものかを識別し、識別結果に基づいて、カラー複
写機1とモノクロ複写機2との適切な方に出力する場合
における処理の内容について説明する。
【0060】図14は、本実施の形態における出力先設
定処理の内容を示すフローチャートである。この出力先
設定処理は、定型文書ファイルの送信要求を受けたプリ
ントサーバ4(若しくはPC3等)など、画像形成装置
に対して定型文書ファイルの送信を行う側の装置におい
て行われる処理である。同図に示されるように、プリン
トサーバ4は、定型文書データの送信要求を受信すると
(S401:Yes)、キーコードに含まれているカラ
ー情報のマッチング処理を行う(S402)。具体的に
は、例えばプリントサーバ4等の側にカラー情報と出力
先画像形成装置のIPアドレスとの対応関係を示すテー
ブル(図15(a)参照)を保持しておき、送信要求に
含まれるキーコードに含まれるカラー情報に対応した出
力先画像形成装置に定型文書データを送信する(S40
3)。このような処理を行うことにより、カラー情報が
1である定型文書(カラーの定型文書)は、カラー複写
機1にて画像形成を行わせ、カラー情報が0である定型
文書(モノクロの定型文書)は、モノクロ複写機1で画
像形成を行わせることができる。
【0061】なお、ここでの処理の方法としては種々の
方法が考えられ、例えば、カラー情報としてカラー
(1)とモノクロ(0)との二種類だけでなく、種類を
増やすこともできる。この場合には、例えばカラー情報
が0であれば複写機1、カラー情報が1であれば複写機
2、カラー情報が2であれば複写機3、などというよう
に、カラー情報(出力先特定情報)により出力先の画像
形成装置を特定することなどができることになる。
【0062】さらに、例えばプリントサーバ4の側に図
14(b)に示すようなキーコードと出力先画像形成装
置との対応関係を記憶するテーブルを保持しておいて、
カラー情報だけを見るのではなく、キーコードに対応す
る出力先を特定するようにしてもよい。
【0063】以上に説明したような処理を行うことによ
り、定型文書がカラー印刷であるかモノクロ印刷である
かにより、適切な出力先を選択することができるように
なる。これは、画像形成装置側でのトナー等の消耗品管
理に有効と考えられるほか、カラーの画像形成装置にお
いてブラックトナーを用いた現像ユニットが備えられて
いない場合に特に有効である。かかるカラーの画像形成
装置で黒の画像を再現するにためには、通常3色の再現
色のトナー全てが消費されることになるからである。
【0064】<変形例>以上、本発明の種々の実施の形
態について説明してきたが、本発明の内容が、上記実施
の形態にて詳細に説明した具体例に限定されないことは
勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えること
ができる。
【0065】(1)即ち、上記実施の形態では、PC
3、プリントサーバ4等において定型文書の画像データ
が記憶、管理されている場合について説明したが、定型
文書の画像データを画像形成装置内の記憶装置に格納す
るようにしてもよい。この場合にはネットワークに接続
せず、例えば工場出荷時に登録された定型文書を当該画
像形成装置においてのみ利用するような利用方法も可能
である。勿論、ネットワークに接続し、例えばPC3等
によって定型文書の修正等がなされた場合には、それを
キーコードとともに画像形成装置に送信することによっ
て、画像形成装置に記憶された定型文書の保守を行うよ
うにすることもできる。
【0066】(2)また、上記実施の形態では、原稿プ
レスキャン時にキーコードを読み取った際、キーコード
をアスキーデータとして取得するようにしたが、イメー
ジデータとして取得してパターンマッチングを行うよう
にしてもよい。
【0067】(3)さらに、本実施の形態ではキーコー
ドとしてカラー情報、所在情報、識別情報の三つの情報
を保持するようにしたが、保持する情報の種類もこれら
に限定されるわけではなく、種々のものが考えられる。
逆に、キーコードと定型文書ファイルの所在場所、出力
先等との対応関係を図9や図14(b)に示したような
テーブルにて一括して管理するのであれば、キーコード
は単なる連続番号とすることも可能である。
【0068】(4)上記実施の形態では、画像形成装置
がキーコードを取得する方法として第1の実施の形態と
第2の実施の形態の二つの方法を説明したが、二つの方
法を利用者が選択できるようにしてもよい。具体的には
キーコードキー97が1回押された場合は第1の実施の
形態の方法を用い、キーコードキー97が2回押された
場合には第2の実施の形態の方法を用いるべく図13
(a)のようなメッセージを表示する。さらにキーコー
ドキー97が3回押された場合には、通常のコピーモー
ドに復帰するようにすることで、キーコード取得の方法
を選択することができる。もっとも、これに限らず液晶
タッチパネル91を用いて選択するようにする等、種々
の方法が考えられることはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像形成装
置によれば、原稿の様式を表すキーコードを取得して、
当該キーコードにより表される様式の画像データの送信
を送信装置に対して要求し、送信装置から送信された画
像データを用いて前記様式の画像形成を行うようにして
いるので、原稿の品質にかかわらず、通常のコピー操作
と同様の操作性を保ちながら、高品質の様式を印刷する
ことができるという効果がある。
【0070】また、本発明に係るプリントシステムによ
れば、複数の画像形成装置を含む場合に、画像形成すべ
き様式を表すキーコードに含まれる情報から、実際に画
像形成を行わせるべき画像形成装置を特定し、特定され
た画像形成装置に対して画像データを送信するようにし
ているので、様式ごとに出力先の画像形成装置を特定す
ることができ、例えばカラーの画像形成装置とモノクロ
の画像形成装置とが混在しているような場合にそれらを
用いた様式の印刷を合理的に管理することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリントシステムの
全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるカラー複写機1の
全体構成を示す概略断面図である。
【図3】操作パネルOP1の形態の一例を模式的に示す
図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるモノクロ複写機2
の全体構成を示す概略断面図である。
【図5】キーコードの内容の一例を説明するための図で
ある。
【図6】所在情報とホスト名との対応関係の内容の一例
を示す図である。
【図7】識別情報とファイル名との対応関係の内容の一
例を示す図である。
【図8】キーコードが含められた定型文書の一例を示す
図である。
【図9】画像形成装置内のメモリに保持するテーブルの
内容の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における制御部の処理内
容を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態におけるキーコー
ド処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるキーコー
ド処理の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態において、液晶タッチパネ
ル91にメッセージを表示した場合の例を示す図であ
る。
【図14】本発明の第3の実施の形態における出力先設
定処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】カラー情報、キーコードから出力先画像形成
装置を特定するためのテーブルの内容の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 カラー複写機 2 モノクロ複写機 11 カラー画像読取部 12 カラー画像形成部 21 モノクロ画像読取部 22 モノクロ画像形成部 3a、3b PC 4 プリントサーバ 5 LAN 9 IR 91 液晶タッチパネル 92 テンキー 96 スタートキー 97 キーコードキー 100 制御部 900 キーコード配置領域 OP 操作パネル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 (72)発明者 赤堀 泰祐 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AR01 AR03 HH03 HJ06 HQ12 HQ17 2C087 AA09 AC08 BA01 BA06 BA07 BB03 CB12 DA01 2H027 EJ11 GA20 5C062 AA05 AA14 AA35 AB22 AB38 AC41 AC42 AE07 AE16 AF00 BA00 5C075 AB90 CD13 CF09 FF09 9A001 FF03 HH21 HZ23 HZ31 JJ12 JJ35 KK42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置と、当該画像形成装置に対
    して形成すべき画像のデータを送信する機能を有する送
    信装置とを含むプリントシステムにおける画像形成装置
    において、 原稿の様式を表すキーコードを取得するキーコード取得
    手段と、 前記キーコード取得手段が取得したキーコードにより表
    される当該様式の画像データの送信を、前記送信装置に
    対して要求する要求手段と、 前記要求手段の要求に対して前記送信装置から送信され
    た画像データを用いて、前記様式の画像形成を行わせる
    画像形成制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記キーコード取得手段は、 原稿の所定の位置を読み取ることにより、当該所定の位
    置に記載されたキーコードを取得することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置はさらに、 原稿を読み取ることにより、当該原稿の画像データを生
    成する画像読み取り手段を有し、 前記要求手段はさらに、 前記キーコード取得手段が取得したキーコードにより表
    される様式について、前記送信装置に対して画像データ
    の送信を要求できるものであるか否かを判定する様式判
    定手段と、 前記様式判定手段により要求できないと判定された場
    合、若しくは前記キーコード取得手段によりキーコード
    が取得できなかった場合に、前記画像読み取り手段に対
    して前記原稿を読み取らせる画像読み取り制御手段とを
    有し、 前記画像形成制御手段は、 前記様式判定手段により要求できないと判定された場
    合、若しくは前記キーコード取得手段によりキーコード
    が取得できなかった場合に、前記画像読み取り手段によ
    り生成された画像データを用いて、前記原稿の画像形成
    を行わせることを特徴とする請求項2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記キーコード取得手段は、 操作者からのキーコードの入力を受け付けるキーコード
    入力受付手段を有し、当該操作者からの入力によりキー
    コードを取得することを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置はさらに、 操作者に対して出力を行う出力手段を備え、 前記要求手段はさらに、 前記キーコード取得手段が取得したキーコードにより表
    される様式について、前記送信装置に対して画像データ
    の送信を要求できるものであるか否かを判定する様式判
    定手段と、 前記様式判定手段により要求できないと判定された場合
    に、前記出力手段により所定の出力を行わせる出力制御
    手段とを有することを特徴とする請求項4に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置はさらに、 前記キーコード取得手段に対して、原稿からキーコード
    を読み取ることによりキーコードを取得させるか、操作
    者からのキーコードの入力によりキーコードを取得させ
    るかに関する、操作者からの選択入力を受け付ける選択
    入力受付手段を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れかに記載の画像形
    成装置と、 前記要求手段の要求に対して様式の画像データを送信す
    る送信装置とから構成されることを特徴とするプリント
    システム。
  8. 【請求項8】 前記送信装置は、 前記様式を管理するプリントサーバであることを特徴と
    する請求項7に記載のプリントシステム。
  9. 【請求項9】 前記プリントシステムは、複数の画像形
    成装置を含み、 前記送信装置は、 画像形成すべき様式を表すキーコードに含まれる情報か
    ら、実際に画像形成を行わせるべき画像形成装置を特定
    する出力先特定手段と、 前記出力先特定手段により特定された画像形成装置に対
    して、画像データを送信する送信制御手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載のプリントシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記プリントシステムは少なくとも一
    つのカラー画像形成が可能な画像形成装置と、少なくと
    も一台のモノクロの画像形成装置とを含み、 前記キーコードには、当該様式がカラーのものである
    か、モノクロのものであるかを示すカラー情報が含まれ
    ており、 前記送信装置はさらに、 キーコードからカラー情報を取得するカラー情報取得手
    段を有し、 前記出力先特定手段は、 前記カラー情報に基づいて、当該様式がカラーのもので
    ある場合には、前記カラー画像形成が可能な画像形成装
    置を実際に画像形成を行わせるべき画像形成装置として
    特定し、当該様式がモノクロのものである場合には、前
    記モノクロ画像形成装置を実際に画像形成を行わせるべ
    き画像形成装置として特定することを特徴とする請求項
    9に記載のプリントシステム。
  11. 【請求項11】 様式の画像データを、それぞれキーコ
    ードと対応付けて様式ごとに記憶する記憶手段と、 原稿の様式を表すキーコードを取得するキーコード取得
    手段と、 前記キーコード取得手段により取得されたキーコードに
    より表される当該様式の画像データを、前記記憶手段か
    ら取り出す取り出し手段と、 前記取り出し手段により取り出された画像データを用い
    て、前記様式の画像形成を行う画像形成制御手段とを含
    むことを特徴とする画像形成装置。
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