JP2000278109A - 高周波スイッチ、切替型高周波スイッチ、および切替型高周波電力増幅器 - Google Patents

高周波スイッチ、切替型高周波スイッチ、および切替型高周波電力増幅器

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JP2000278109A
JP2000278109A JP11076317A JP7631799A JP2000278109A JP 2000278109 A JP2000278109 A JP 2000278109A JP 11076317 A JP11076317 A JP 11076317A JP 7631799 A JP7631799 A JP 7631799A JP 2000278109 A JP2000278109 A JP 2000278109A
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frequency switch
frequency
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hbt
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Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高周波信号を断続する高周波スイ
ッチに関し、良好なアイソレーション特性を有し、オン
制御時の負荷変動に対する入力側への影響が小さい高周
波スイッチを提供することを目的とする。また、上記高
周波スイッチをモノリシックマイクロ波集積回路として
形成することを目的とする。 【解決手段】 第1および第2のバイポーラトランジス
タ12、13がカスコード接続されて構成されている。
前段のトランジスタ12のベースB2には、高周波の入力
信号INが供給されている。後段のトランジスタ13のベ
ースB3には、このトランジスタ13をオンオフ制御する
制御信号Sが供給されている。トランジスタ13のコレ
クタC3からは、入力信号INを増幅した出力信号OUTが出
力されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号を断続
する高周波スイッチに関し、特に、良好なアイソレーシ
ョン特性を有する高周波スイッチに関する。また、本発
明は、出力電力を切替可能な切替型高周波電力増幅器に
関する。さらに、本発明は、上記高周波スイッチ、また
は上記切替型高周波電力増幅器を搭載したモノリシック
マイクロ波集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話等の移動通信は、LSI技
術の急速な発達によりアナログ移動通信方式からディジ
タル移動通信方式へと移行してきている。ディジタル移
動通信方式の一つとしてPDC(Personal Digital Cellula
r)方式がある。PDC方式は、TDMA(Time Division Multip
le Access)方式を採用しており、携帯機は最大28.8
kbpsのパケット通信を行うことができる。PDC方式で
は、携帯機は基地局との距離に応じて出力電力を約30
dBの範囲に可変する制御を行っている。
【0003】図13は、PDC方式の携帯機における送信
用の電力増幅器に使用される回路の一例を示している。
電力増幅器1は、エミッタ接地されたバイポーラトラン
ジスタ2を有している。バイポーラトランジスタ2は、
携帯機の最大出力電力に応じたフィンガ数を有してい
る。バイポーラトランジスタ2のベースには、入力整合
回路3を介して高周波の入力信号INが供給されている。
バイポーラトランジスタ2のコレクタからは、出力整合
回路4を介して入力信号INを増幅した出力信号OUTが出
力されている。ベースには、使用する周波数において高
インピーダンスであるインダクタ5を介してベースバイ
アスVが供給されている。コレクタには使用する周波数
において高インピーダンスであるインダクタ6を介して
電源電圧VCCが供給されている。
【0004】上述した電力増幅器1では、基地局との距
離に応じた電力の入力信号IN(音声またはデータ)が、
携帯機の別回路から供給される。入力信号INはバイポー
ラトランジスタ2により増幅され、出力信号OUTとして
基地局に向けて出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、PD
C方式等における携帯機では、頻繁に使用される出力電
力は、最大出力電力より約10dB低い電力であることが
知られている。図13に示した回路では、最大出力電力
に応じたフィンガ数のバイポーラトランジスタ2を使用
しているため、出力電力が小さいときほど、バイポーラ
トランジスタ2には、増幅には寄与しない無駄な定常電
流が流れてしまう。上記した頻繁に使用する出力電力の
場合にも、バイポーラトランジスタ2には、かなりの定
常電流が流れていた。
【0006】一方、近時、新しいディジタル移動通信方
式として、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple A
ccess)方式が提案されている。W-CDMA方式の携帯機は、
送信する信号を拡散コードを用いて拡散し、拡散したデ
ータを基地局に向けて出力する。また、W-CDMA方式で
は、音声とデータとによって出力電力を変える仕様とな
っており、携帯機は、出力電力を70dB以上の広範囲に
制御しなくてはならない。
【0007】このようなW-CDMA方式の携帯機における送
信用の電力増幅器に、図13に示した電力増幅器1を適
用する場合、バイポーラトランジスタ2のフィンガ数
は、PDC方式と同様に、最大出力電力に合わせて決めら
れる。ところが、W-CDMA方式では出力電力の制御範囲は
70dB以上である。このため、出力電力が小さいときほ
ど、バイポーラトランジスタ2には、増幅には寄与しな
い無駄な定常電流が流れてしまう。この定常電流は、上
述したPDC方式の携帯機の電力増幅器の定常電流より大
きい。電力増幅器は携帯機の中で最も電力を消費する回
路の一つである。したがって、W-CDMA方式の携帯機に、
図13に示した電力増幅器1を適用した場合には、携帯
機の消費電力が増大し、発熱量が増大し、通話時間が短
くなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明者は、W-CDMA方式の携帯機
の消費電力を低減するために、2つの電力増幅器を組み
合わせて、どちらか一方あるいは両方を動作させ、出力
電力を可変することを考察した。しかしながら、このよ
うな切替型の電力増幅器を構成する場合には、高周波信
号の切替回路および整合回路を新たに設ける必要があ
る。この結果、部品点数が多くなり、携帯機を小型にす
ることができないという問題があった。
【0009】携帯機を小型にするための手法として、電
力増幅器等をMMIC(Monolithic Microwave Integrated C
ircuits)化して、部品点数を削減することが考えられ
る。しかしながら、オフ制御時に良好なアイソレーショ
ン特性を有し、オン制御時に負荷変動に対する入力側へ
の影響が小さい高周波スイッチをMMICに搭載するバイポ
ーラトランジスタを用いた回路技術は提案されていな
い。このため、切替型の電力増幅器をMMICとして1チッ
プ化することができなかった。
【0010】本発明の目的は、良好なアイソレーション
特性を有する高周波スイッチおよび切替型高周波スイッ
チを提供することにある。本発明の別の目的は、オン制
御時の負荷変動に対する入力側への影響が小さい高周波
スイッチおよび切替型高周波スイッチを提供することに
ある。また、本発明の別の目的は、出力電力の制御範囲
が大きい場合にも、消費電力を低減することができる切
替型電力増幅器を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の別の目的は、上記高周波
スイッチ、切替型高周波スイッチ、および切替型電力増
幅器をMMIC上に搭載し、小型化することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
した発明の基本原理を示すブロック図である。
【0013】請求項1の高周波スイッチ11は、第1お
よび第2のバイポーラトランジスタ12、13がカスコ
ード接続されて構成されている。前段の第1のバイポー
ラトランジスタ12のベースB2には、高周波の入力信号
INが供給されている。後段の第2のバイポーラトランジ
スタ13のベースB3には、この第2のバイポーラトラン
ジスタ13をオンオフ制御する制御信号Sが供給されて
いる。第2のバイポーラトランジスタ13のコレクタC3
からは、入力信号INを増幅した出力信号OUTが出力され
る。(なお、図中には電源回路は含まれていない。)上
記構成により、制御信号Sにより第2のバイポーラトラ
ンジスタ13のコレクタC3から供給される電流を制御す
ることが可能になり、第1および第2のバイポーラトラ
ンジスタ12、13はスイッチとして動作する。
【0014】制御信号Sのオン制御時には、高周波スイ
ッチ11は、カスコード型増幅器として動作するため利
得を有する。また、第2のバイポーラトランジスタ13
のコレクタC3に接続される負荷の変動は、このカスコー
ド型増幅器の特徴であるS12特性が高アイソレーショ
ン特性を示すため、入力信号INに影響することはない。
制御信号Sのオフ制御により、第2のバイポーラトラン
ジスタ13の動作領域を遮断領域にすることで、高いア
イソレーション特性を有する高周波スイッチ11が構成
される。
【0015】さらに、第1のバイポーラトランジスタ1
2は、入力信号INを出力する入力側回路の出力インピー
ダンスより高いインピーダンスを有し、このインピーダ
ンスは、制御信号Sのオンオフ制御による変動が少な
い。このため、入力側回路の出力インピーダンスの影響
を受けにくい高周波スイッチ11が構成される。図2
は、請求項2に記載した発明の基本原理を示すブロック
図である。
【0016】請求項2の切替型高周波スイッチでは、請
求項1に記載した高周波スイッチ11を複数並列に備え
ている。各高周波スイッチ11における第1のトランジ
スタ12のベースB2は相互に接続され、これ等ベースB2
には、共通の入力信号INが供給されている。各高周波ス
イッチ11におけるバイポーラトランジスタ13のベー
スB3には、それぞれ独立に制御信号S1-Snが供給されて
いる。
【0017】そして、制御信号S1-Snにより各高周波ス
イッチ11をオンオフ制御することで、入力信号INは、
オン制御されている高周波スイッチ11により増幅さ
れ、出力信号OUT1-OUTnとして出力される。すなわち、
制御信号S1-Snのオンオフ制御により入力信号INの出力
先が選択される。各高周波スイッチ11は、制御信号S1
-Snによりそれぞれオンオフ制御されるため、入力側に
特別の切替回路を設けることなく、入力信号INの出力先
を選択することができる。すなわち、切替型の高周波ス
イッチが構成される。
【0018】図3は、請求項3に記載した発明の基本原
理を示すブロック図である。請求項3の切替型高周波ス
イッチでは、請求項1に記載した高周波スイッチ11を
複数並列に備えている。各高周波スイッチ11における
第1のバイポーラトランジスタ12のベースB2は相互に
接続されている。これ等ベースB2には、共通の入力信号
INが供給されている。各高周波スイッチ11におけるバ
イポーラトランジスタ13のベースB3には、共通の制御
信号Sが供給されている。
【0019】入力信号INは、制御信号Sのオン制御時
に、高周波スイッチ11の増幅能力に応じてそれぞれ増
幅され、増幅された信号は出力信号OUT1-OUTnとして出
力される。すなわち、本切替型高周波スイッチは、制御
信号Sのオン制御時に電力分配器として動作する。ま
た、各高周波スイッチ11は高いアイソレーション特性
を有するため、本切替型高周波スイッチは、制御端子S
のオフ制御時に減衰器として動作する。
【0020】図4は、請求項4および請求項5に記載し
た発明の基本原理を示すブロック図である。請求項4の
切替型高周波電力増幅器では、請求項2に記載した切替
型高周波スイッチの出力である第2のバイポーラトラン
ジスタ13のコレクタC3が、それぞれエミッタ接地され
た第3のバイポーラトランジスタ14のベースB4に接続
されている。各第3のバイポーラトランジスタ14のコ
レクタC4は相互に接続され、出力信号OUTとして出力さ
れている。
【0021】このため、必要な出力電力に応じて各制御
信号S1-Snをオンオフ制御することで、所定の第3のバ
イポーラトランジスタ14を動作することが可能にな
る。この結果、増幅に寄与しない無駄な定常電流が流れ
ることが低減され、消費電力が低減される。消費電力の
低減効果は、出力電力が小さい場合に顕著である。請求
項5の切替型高周波電力増幅器では、請求項4に記載し
た切替型高周波電力増幅器の第3のバイポーラトランジ
スタ14のベースB4に、各制御端子S1-Snのオン制御に
連動して動作用のバイアスVが供給される。
【0022】このため、動作していない第3のバイポー
ラトランジスタ14のベース電流が低減され、消費電力
の低い電力増幅器が構成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0024】図5は、本発明の高周波スイッチの第1の
実施形態を示している。この実施形態は、請求項1に対
応している。本実施形態の高周波スイッチ21は、半導
体製造技術を使用して、GaAs基板上にバイポーラトラン
ジスタ、インダクタ等を集積して形成されている。すな
わち、高周波スイッチ21はMMICとして形成されてい
る。また、バイポーラトランジスタとしてHBT(Heteroj
unction Bipolar Transistor)が使用されている。
【0025】高周波スイッチ21は、エミッタ接地され
たHBT22(第1のバイポーラトランジスタに対応す
る)と、キャパシタCPを介して高周波的にベース接地さ
れたHBT23(第2のバイポーラトランジスタに対応す
る)とをカスコード接続して構成されている。前段のHB
T22のベースB2には、入力整合回路M1を介して高周波
の入力信号INが供給されている。ベースB2には使用する
周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL1
を介してベースバイアスVが供給されている。後段のHBT
23のベースB3には、HBT23をオンオフ制御する制御
信号Sが供給されている。制御信号Sが高レベルのときに
HBT23の動作領域は活性領域になり、制御信号Sが低レ
ベルのときにHBT23の動作領域は遮断領域になる。HBT
23のコレクタC3からは、出力整合回路M2を介して出力
信号OUTが出力されている。コレクタC3には使用する周
波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL2を
介して電源電圧VCCが供給されている。
【0026】ここで、入力整合回路M1および出力整合回
路M2は、図示しないキャパシタおよびインダクタを組み
合わせて形成されている。各キャパシタは、層間絶縁膜
を配線層で挟み込んだMIM(Metal-Insulator-Metal)キ
ャパシタ等から形成されている。各インダクタは導体を
渦巻き状に配置したスパイラルインダクタ等から形成さ
れている。
【0027】上述した高周波スイッチ21では、高レベ
ルおよび低レベルの直流電圧が、制御信号SとしてHBT2
3のベースB3に供給される。制御信号Sが高レベルのと
きには、高周波スイッチ21は、カスコード型増幅器と
して動作する。すなわち、ベースB2に供給されたマイク
ロ波等の入力信号INは、増幅された後、出力信号OUTと
して出力される。このとき、HBT23のコレクタC3に接
続される負荷(図示せず)の変動は、前段のHBT22に
より、入力信号INに影響することはない。
【0028】一方、制御信号Sが低レベルのときには、H
BT23の動作領域が遮断領域になるため、高周波スイッ
チ21は高いアイソレーション特性を有する。この実施
形態では、アイソレーション特性は、入力信号INの周波
数を2GHzとしたときに、20dB以上になる。したがっ
て、本実施形態では、制御信号SによりHBT23のコレク
タC3から供給される電流を制御することで、オン制御時
に利得を有し、オフ制御時に高いアイソレーション特性
を有する高周波スイッチを実現することができる。
【0029】また、高周波スイッチ21を構成する素子
は、半導体製造技術によりGaAs基板上に全て形成するこ
とができる。すなわち、高いアイソレーション特性を有
する高周波スイッチをMMICとして形成することができ
る。
【0030】図6は、本発明の高周波スイッチの第2の
実施形態を示している。この実施形態は、請求項1に対
応している。この実施形態では、MMIC上に、上述した第
1の実施形態の高周波スイッチ21a、21bが並列に
配置されている。高周波スイッチ21aのHBT22aの
ベースB2には、入力整合回路M3を介して送信信号SNDが
供給されている。HBT22aのベースB2には、使用する
周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL3
を介してベースバイアスV1が供給されている。ベースバ
イアスV1は、MMIC上に形成された電源回路24を使用し
て電源電圧VCCから生成されている。高周波スイッチ2
1aのHBT23aのベースB3には、制御信号S1が供給さ
れている。HBT23aのコレクタC3は、出力整合回路M4
を介してアンテナANに接続されている。HBT23aのコ
レクタC3には、使用する周波数で十分高インピーダンス
特性を示すインダクタL4を介して電源電圧VCCが供給さ
れている。
【0031】高周波スイッチ21bのHBT22bのベー
スB2は、入力整合回路M5を介してアンテナANに接続され
ている。HBT22bのベースB2には、使用する周波数で
十分高インピーダンス特性を示すインダクタL5を介して
ベースバイアスV2が供給されている。ベースバイアスV2
は、電源回路24を使用して生成されている。高周波ス
イッチ21bのHBT23bのベースB3には、制御信号S2
が供給されている。HBT23bのコレクタC3からは、出
力整合回路M6を介して受信信号RSVが出力されている。H
BT23bのコレクタC3には、使用する周波数で十分高イ
ンピーダンス特性を示すインダクタL6を介して電源電圧
VCCが供給されている。
【0032】そして、高周波スイッチ21aにより電力
増幅器PA(Power Amplifier)が構成され、高周波スイ
ッチ21bにより低雑音増幅器LNA(Low Noize Amplifi
er)が構成されている。すなわち、1チップからなる送
受信用の切替スイッチが実現されている。この切替スイ
ッチは、例えば、無線LAN(Local Area Network)等に
おける送受信用の切替スイッチとして使用される。
【0033】上述した高周波スイッチでは、送信モード
時には、制御信号S1は高レベルにされ、制御信号S2は低
レベルにされる。このため、高周波スイッチ21aは活
性化され、高周波スイッチ21bは非活性化される。高
周波スイッチ21aに供給される送信信号SNDは、増幅
されアンテナANから出力される。また、受信モード時に
は、制御信号S1は低レベルになり、制御信号S2は高レベ
ルになる。このため、高周波スイッチ21aは非活性化
され、高周波スイッチ21bは活性化される。アンテナ
ANから受信される信号は、高周波スイッチ21bにより
増幅され、受信信号RSVとして出力される。
【0034】この実施形態の高周波スイッチにおいて
も、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できる。図7は、本発明の切替型高周波スイッチの第1
の実施形態を示している。この実施形態は、請求項2に
対応している。この実施形態では、MMIC上に、第1の実
施形態の高周波スイッチ21a、21b、21cが並列
に配置されている。各高周波スイッチ21a、21b、
21cのHBT22a、22b、22cのベースB2は、相
互に接続されている。これ等ベースB2には、入力整合回
路M7を介して共通の入力信号INが供給されている。これ
等ベースB2には、使用する周波数で十分高インピーダン
ス特性を示すインダクタL7を介してベースバイアスV3が
供給されている。
【0035】各高周波スイッチ21a、21b、21c
のHBT23a、23b、23cのベースB3には、それぞ
れ制御信号S1、S2、S3が供給されている。HBT23a、
23b、23cのコレクタC3には、それぞれ使用する周
波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL8、
L9、L10を介して電源電圧VCCが供給されている。HBT2
3aのコレクタC3からは、出力整合回路M8を介して出力
信号OUT1が出力されている。HBT23bのコレクタC3か
らは、出力整合回路M9を介して出力信号OUT2が出力され
ている。HBT23cのコレクタC3からは、出力整合回路M
10を介して出力信号OUT3が出力されている。
【0036】上述した切替型高周波スイッチでは、制御
信号S1、S2、S3を高レベルまたは低レベルにすること
で、各高周波スイッチ21a、21b、21cが活性化
または非活性化される。そして、増幅された入力信号IN
が、所定の出力信号OUT1、OUT2、OUT3としてMMICの外部
に出力される。なお、出力間のアイソレーション特性
は、入力信号INの周波数を2GHzとしたときに、20dB
以上になる。
【0037】この実施形態においても、上述した高周波
スイッチの第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。さらに、この実施形態では、制御信号S1、S2、S3
により入力信号INの出力先を容易に選択することができ
るので、MMIC上に特別の切替回路を形成することなく、
切替型の高周波スイッチを構成することができる。特別
の切替回路が不要なため、チップサイズを小さくするこ
とができる。
【0038】図8は、本発明の切替型高周波スイッチの
第2の実施形態を示している。この実施形態は、請求項
3に対応している。この実施形態では、MMIC上に、第1
の実施形態の高周波スイッチ21a、21bが並列に配
置されている。各高周波スイッチ21a、21bのHBT
22a、22bのベースB2は、相互に接続されている。
これ等ベースB2には、入力整合回路M11を介して共通の
入力信号INが供給されている。これ等ベースB2には、使
用する周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダ
クタL11を介してベースバイアスV4が供給されている。
【0039】各高周波スイッチ21a、21bのHBT2
3a、23bのベースB3には、共通の制御信号Sが供給
されている。HBT23a、23bのコレクタC3には、そ
れぞれ使用する周波数で十分高インピーダンス特性を示
すインダクタL12、L13を介して電源電圧VCCが供給され
ている。
【0040】HBT23aのコレクタC3からは、出力整合
回路M12を介して出力信号OUT1が出力されている。HBT2
3bのコレクタC3からは、出力整合回路M13を介して出
力信号OUT2が出力されている。この実施形態では、制御
信号Sにより、高周波スイッチ21a、21bの活性化
/非活性化が行われる。制御信号Sが高レベルのとき
に、HBT22a、22bの各ベースB2に供給される入力
信号INは、高周波スイッチ21a、21bの増幅率に応
じて増幅され、出力信号OUT1、OUT2として出力される。
すなわち、本切替型高周波スイッチを、電力分配器とし
て動作させることができる。制御信号Sが低レベルのと
きに、高周波スイッチ21a、21bは非活性化され
る。すなわち、本切替型高周波スイッチを、高いアイソ
レーション特性を有する減衰器として動作させることが
できる。
【0041】図9は、本発明の切替型高周波電力増幅器
の第1の実施形態を示している。この実施形態は、請求
項4および請求項5に対応している。この実施形態の切
替型高周波電力増幅器は、例えば、PDC方式あるいはW-C
DMA方式の携帯機の送信回路に使用される。この実施形
態では、前述した切替型高周波スイッチの第2の実施形
態と同様に、MMIC上に高周波スイッチ21a、21bが
並列に配置されている。各高周波スイッチ21a、21
bのHBT22a、22bのベースB2は、相互に接続され
ている。これ等ベースB2には、入力整合回路M14を介し
て、MMICの外部から共通の入力信号INが供給されてい
る。これ等ベースB2には、使用する周波数で十分高イン
ピーダンス特性を示すインダクタL14を介してベースバ
イアスV5が供給されている。
【0042】ベースバイアスV5は、MMIC上に形成された
電源回路24から供給されている。電源回路24は、外
部から供給される電源電圧VCCからベースバイアスV5、V
6、V7を生成している。HBT23a、23bのベースB3に
は、MMICの外部からそれぞれ制御信号S1、S2が供給され
ている。HBT23a、23bのコレクタC3には、それぞ
れ使用する周波数で十分高インピーダンス特性を示すイ
ンダクタL15、L16を介して電源電圧VCCが供給されてい
る。
【0043】HBT23aのコレクタC3には、出力整合回
路M15を介して、エミッタ接地されたHBT25a(第3の
バイポーラトランジスタに対応する)のベースB5が接続
されている。HBT23bのコレクタC3には、出力整合回
路M16を介して、エミッタ接地されたHBT25b(第3の
バイポーラトランジスタに対応する)のベースB5が接続
されている。この実施形態では、HBT25aおよびHBT2
5bは、それぞれ高出力用および低出力用の電力増幅器
としての機能を有している。HBT25aおよびHBT25b
の大きさは、それぞれ64フィンガおよび8フィンガで
ある。
【0044】HBT25aのベースB5には、使用する周波
数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL17を
介してHBT26aのエミッタE6が接続されている。HBT2
6aのベースB6には、制御信号S1が供給されいる。HBT
26aのコレクタC6には、ベースバイアスV6が供給され
ている。同様に、HBT25bのベースB5には、使用する
周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL1
8を介してHBT26bのエミッタE6が接続されている。HB
T26bのベースB6には、制御信号S1が供給されてい
る。HBT26bのコレクタC6には、ベースバイアスV7が
供給されている。
【0045】HBT25aおよびHBT25bのコレクタC5
は、相互に接続され、出力信号OUTとしてMMICの外部に
出力されている。出力信号OUTには、使用する周波数で
十分高インピーダンス特性を示すインダクタL19を介し
て電源電圧VCCが供給されている。出力信号OUTは、出力
整合回路M17を介して外部回路(図示せず)に出力され
ている。インダクタL19および出力整合回路M17は、MMIC
とともにプリント基板上に搭載されている。
【0046】上述した切替型高周波電力増幅器では、携
帯機は基地局からの情報に基づいて、制御信号S1、S2の
一方を高レベルにする。具体的には、携帯機は、最大出
力電力が必要なときには、制御信号S1を高レベルにして
高周波スイッチ21aを活性化し、それ以外のときに
は、制御信号S2を高レベルにして高周波スイッチ21b
を活性化する。
【0047】先ず、制御信号S1が高レベルのときには、
HBT26aはオンにされ、HBT25aのベースB5にベース
バイアスV6が供給される。また、高周波スイッチ21a
の活性化により、入力信号INはHBT25aのベースB5に
伝達される。HBT25aは、ベースB5に伝達された入力
信号INを増幅し、出力信号OUTとして出力する。このと
き、制御信号S2は低レベルにされているため、高周波ス
イッチ21bは非活性状態にある。制御信号S2の低レベ
ルにより、HBT26bはオフにされている。このため、H
BT25bにベースバイアスV7が供給されることはなく、
HBT25bのベースB5とエミッタE5との間に不要な電流
が流れることが防止される。
【0048】なお、バイポーラトランジスタのオフ時の
S22特性は、高いインピーダンスを示すため、HBT25
a、25bのコレクタC5を相互に接続したことによる整
合性の問題はほとんどない。また、制御信号S2が低レベ
ルのときに、HBT25bが確実にオフにされるように、H
BT25bのベースB5には、プルダウン抵抗等(図示せ
ず)が接続されている。
【0049】一方、制御信号S2が高レベルのときには、
HBT26bはオンにされ、HBT25bのベースB5にベース
バイアスV7が供給される。また、高周波スイッチ21b
は活性化され、入力信号INはHBT25bのベースB5に伝
達される。HBT25bは、ベースB5に伝達された入力信
号INを増幅し、出力信号OUTとして出力する。このと
き、制御信号S1は低レベルにされているため、高周波ス
イッチ21aは非活性状態にある。制御信号S1の低レベ
ルにより、HBT26aはオフにされている。このため、H
BT25aにベースバイアスV6が供給されることはなく、
HBT25aのベースB5とエミッタE5との間に不要な電流
が流れることが防止される。なお、制御信号S1が低レベ
ルのときに、HBT25aが確実にオフにされるように、H
BT25aのベースB5には、プルダウン抵抗等(図示せ
ず)が接続されている。
【0050】図10は、図9に示した切替型高周波電力
増幅器の入出力特性を示している。図10において、横
軸に入力信号INの入力電力Pinを、左の縦軸に出力信号O
UTの出力電力Poutを、右の縦軸に切替型高周波電力増幅
器の消費電流Total-Iを示している。図中、実線はHBT2
6aの特性を示し、点線はHBT26bの特性を示してい
る。
【0051】この実施形態では、HBT26aの最大出力
電力は、27dBmに設定されている。また、携帯機は、
制御信号S1、S2による高周波スイッチ21a、21bの
切り替えを、出力電力Poutが最大出力電力より約10dB
低いとき(すなわち16dBm)に行う。このため、出力
電力Poutが16dBmより大きいときには、高出力用のHBT
26aが動作する。出力電力Poutが16dBm以下のとき
には、低出力用のHBT26bが動作する。
【0052】なお、最大出力電力から10dB下がった出
力電力Poutは、W-CDMA方式においても、最も頻繁に使用
される電力である。出力電力Poutが16dBmのときの消
費電流Total-Iは、HBT26aの動作時に約163mAであ
り、HBT26bの動作時に約140mAである。図11
は、出力電力Pout(横軸)に対する消費電流Total-I
(縦軸)を示している。
【0053】上側の曲線は、HBT26aを動作させたと
きの消費電流Total-Iであり、下側の曲線は、HBT26b
を動作させたときの消費電流Total-Iである。HBT26a
の動作時とHBT26bの動作時との消費電流Total-Iの差
は、例えば、出力電力Poutが16dBmのときに約23mA
である。このとき、各高周波スイッチ21bを動作させ
ることで、高周波スイッチ21aを動作するときに比
べ、約23mAの消費電流を低減することができる。
【0054】また、出力電力Poutが小さいほど、HBT2
6aの動作時の消費電流Total-Iと、HBT26bの動作時
の消費電流Total-Iとの差が大きくなる。したがって、
本切替型高周波電力増幅器は、特に出力電力Poutが小さ
いほど、消費電力の低減効果が大きい。この実施形態の
切替型高周波電力増幅器では、所定の出力電力Poutを境
に、制御信号S1、S2のどちらか一方を高レベルにし、高
周波スイッチ21a、21bのいずれか一方をオン制御
した。このため、出力電力Poutに応じた最適なフィンガ
数のHBT26aまたはHBT26bをオンにすることができ
る。したがって、携帯機の消費電流を従来に比べ大幅に
低減することができる。
【0055】消費電流が低減されるため、携帯機の電池
を小型にすることができる。また、消費電流が低減する
ことで発熱量が低減するため、放熱部品の削減、放熱機
構の簡略化を行うことができる。この結果、携帯機を小
型にすることができ、携帯機のコストを低減することが
できる。また、携帯機の電池を従来と同じ容量にする場
合には、通話時間を大幅に増加させることができる。
【0056】各高周波スイッチ21a、21b、21c
は、上述した第1の実施形態と同様の効果を有する。図
12は、本発明の切替型高周波電力増幅器の第2の実施
形態を示している。この実施形態は、請求項4に対応し
ている。この切替型高周波電力増幅器は、例えば、W-CD
MA方式の携帯機の送信回路に使用される。
【0057】本切替型高周波電力増幅器は、MMIC上に形
成されており、並列に配置された高周波スイッチ21
a、21b、21cを備えている。各高周波スイッチ2
1a、21b、21cのHBT22a、22b、22cの
ベースB2は、相互に接続されている。これ等ベースB2に
は、入力整合回路M18を介して、MMICの外部から共通の
入力信号INが供給されている。これ等ベースB2には、使
用する周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダ
クタL20を介してベースバイアスV8が供給されている。
【0058】ベースバイアスV8は、上述した切替型高周
波電力増幅器の第1の実施形態と同様に、MMIC上に形成
された電源回路(図示せず)から供給されている。電源
回路は、外部から供給された電源電圧VCCからベースバ
イアスV9、V10、V11を生成している。HBT23a、23
b、23cのベースB3には、MMICの外部からそれぞれ制
御信号S1、S2、S3が供給されている。HBT23a、23
b、23cのコレクタC3には、それぞれ使用する周波数
で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL21、L2
2、L23を介して電源電圧VCCが供給されている。
【0059】HBT23aのコレクタC3には、出力整合回
路M19を介して、エミッタ接地されたHBT25a(第3の
バイポーラトランジスタに対応する)のベースB5が接続
されている。HBT23bのコレクタC3には、出力整合回
路M20を介して、エミッタ接地されたHBT25b(第3の
バイポーラトランジスタに対応する)のベースB5が接続
されている。HBT23cのコレクタC3には、出力整合回
路M21を介して、エミッタ接地されたHBT25c(第3の
バイポーラトランジスタに対応する)のベースB5が接続
されている。HBT25a、HBT25bおよびHBT25cの
大きさは、それぞれ20フィンガ、20フィンガおよび
10フィンガである。
【0060】HBT25aのベースB5には、使用する周波
数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL24を
介してベースバイアスV9が供給されている。HBT25b
のベースB5には、使用する周波数で十分高インピーダン
ス特性を示すインダクタL25を介してベースバイアスV10
が供給されている。HBT25cのベースB5には、使用す
る周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタ
L26を介してベースバイアスV11が供給されている。
【0061】HBT25a、HBT25bおよびHBT25cの
コレクタC5は、相互に接続され、出力信号OUTとしてMMI
Cの外部に出力されている。出力信号OUTには、使用する
周波数で十分高インピーダンス特性を示すインダクタL2
7を介して電源電圧VCCが供給されている。出力信号OUT
は、出力整合回路M22を介して外部回路(図示せず)に
出力されている。インダクタL27および出力整合回路M22
は、MMICとともにプリント基板上に搭載されている。
【0062】この実施形態では、表1に示すように、制
御信号S1、S2、S3の組み合わせにより、HBT25a、2
5b、25cがオンまたはオフにする。このオンまたは
オフにより、出力信号OUTから出力される最大出力電力
は5種類に変化する。ここで、最大出力電力は、オンに
されたHBT25a、25b、25cのフィンガ数の和に
比例する。
【表1】 例えば、携帯機が基地局と離れた場所からデータを送信
する場合、最大出力電力が必要になる。このとき、携帯
機は全ての制御信号S1、S2、S3を高レベルにし、HBT2
5a、25b、25cを全てオンにし、総フィンガ数
(最大出力電力)を50にする。また、携帯機が基地局
に近い場所から音声を送信する場合、小さい出力電力で
送信可能である。このとき、携帯機は制御信号S3のみを
高レベルにし、HBT25cのみをオンにし、総フィンガ
数(最大出力電力)を10にする。
【0063】また、W-CDMA方式において、データの出力
電力は、音声の出力電力に比べ3dB大きくする必要があ
る。すなわち、データの送信に必要な出力電力は、音声
の2倍になる。このため、例えば、平均的な送信状態で
は、携帯機は、データを送信する際に、制御信号S1、S2
を高レベル、制御信号S3を低レベルにし、HBT25a、
25bをオンにし、総フィンガ数を40にする。携帯機
は、音声を送信する際に、制御信号S1のみを高レベルに
し、HBT25aのみをオンにし、総フィンガ数を20に
する。
【0064】この実施形態の切替型高周波電力増幅器に
おいても、上述した切替型高周波電力増幅器の第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この
実施形態では、制御信号S1、S2、S3により、最大出力電
圧を5種類に変化させたので、携帯機の出力電力をより
細かく制御することができ、消費電力を大幅に低減する
ことができる。
【0065】特に、出力電力の制御範囲が70dB以上で
あるW-CDMA方式の携帯機に使用した場合には、消費電力
の低減効果が大きい。なお、上述した切替型高周波電力
増幅器の第1の実施形態では、この切替型高周波電力増
幅器をW-CDMA方式の携帯機の送信回路に使用した例につ
いて述べた。しかし、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、PDC方式の携帯機の送信回
路に使用しても良い。
【0066】なお、上述した切替型高周波電力増幅器の
第1の実施形態では、高周波スイッチ21a、21bの
切り替えを、出力電力が最大出力電力より10dB下がっ
たときに行った例について述べた。しかし、本発明はか
かる実施形態に限定されるものではない。例えば、出力
電力が最大出力電力の半分になったときに切り替えを行
っても良い。
【0067】
【発明の効果】請求項1の高周波スイッチでは、制御信
号によるオン制御時に利得を有し、オフ制御時に高いア
イソレーション特性を有する高周波スイッチを実現する
ことができる。請求項2の切替型高周波スイッチでは、
制御信号により入力信号の出力先を選択することで、入
力側に特別の切替回路を設けることなく切替型の高周波
スイッチを構成することができる。
【0068】請求項3の切替型高周波スイッチでは、制
御信号のオン制御時に電力分配器として動作させること
ができ、制御信号のオフ制御時に減衰器として動作させ
ることができる。請求項4の切替型高周波電力増幅器で
は、必要な出力電力に応じて、各制御信号をオンオフ制
御することで、必要な第3のバイポーラトランジスタの
みをオンにすることができ、消費電力を低減することが
できる。
【0069】特に、増幅に寄与しない無駄な定常電流の
消費を防止することができる。請求項5の切替型高周波
電力増幅器では、制御信号のオン制御に連動して、第3
のバイポーラトランジスタのベースに動作用のバイアス
を供給したので、動作していない第3のバイポーラトラ
ンジスタのベース電流を低減することができ、消費電力
をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の基本原理を示すブロ
ック図である。
【図2】請求項2に記載した発明の基本原理を示すブロ
ック図である。
【図3】請求項3に記載した発明の基本原理を示すブロ
ック図である。
【図4】請求項4および請求項5に記載した発明の基本
原理を示すブロック図である。
【図5】本発明の高周波スイッチの第1の実施形態を示
す回路図である。
【図6】本発明の高周波スイッチの第2の実施形態を示
す回路図である。
【図7】本発明の切替型高周波スイッチの第1の実施形
態を示す回路図である。
【図8】本発明の切替型高周波スイッチの第2の実施形
態を示す回路図である。
【図9】本発明の切替型高周波増幅器の第1の実施形態
を示す回路図である。
【図10】図9の切替型高周波増幅器の入出力特性を示
す図である。
【図11】図9の切替型高周波増幅器の消費電流を示す
図である。
【図12】本発明の切替型高周波増幅器の第2の実施形
態を示す回路図である。
【図13】従来の高周波増幅器を示す回路図である。
【符号の説明】
21、21a、21b、21c 高周波スイッチ 22、22a、22b、22 HBT 23、23a、23b、23c HBT 24 電源回路 25a、25b、25c HBT 26a、26b HBT B2、B3、B5、B6 ベース C3、C5、C6 コレクタ E5、E6 エミッタ CP キャパシタ IN 入力信号 L1、L2、L3、L4、L5、L6、L8、L9、L10 インダクタ L11、L12、L13、L14、L15、L16、L17、L18、L19 インダ
クタ L20、L21、L22、L23、L24、L25、L26、L27 インダクタ M1、M3、M6、M7、M11、M14、M18 入力整合回路 M2、M4、M5、M8、M9、M10、M12、M13 出力整合回路 M15、M16、M17、M19、M20、M21、M22 出力整合回路 OUT、OUT1、OUT2、OUT3 出力信号 RSV 受信信号 S、S1、S2、S3 制御信号 SND 送信信号 V、V1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8、V9、V10、V11 ベ
ースバイアス VCC 電源電圧
フロントページの続き Fターム(参考) 5J055 AX06 AX12 AX44 AX47 AX55 AX56 BX04 BX05 BX11 BX17 CX01 CX03 CX26 DX04 DX44 DX51 DX55 DX61 DX83 EY05 EY10 EZ05 EZ21 EZ53 GX01 GX06 5J069 AA04 AA13 AA21 AA41 AA54 AC03 CA36 CA81 FA04 FA18 HA02 HA06 HA29 HA33 HA39 HA40 KA29 KA48 KA49 MA04 MA17 MA19 MA22 SA01 SA14 TA01 TA02 5J092 AA04 AA13 AA21 AA41 AA54 CA36 CA81 FA04 FA18 GR02 HA02 HA06 HA29 HA33 HA39 HA40 KA29 KA48 KA49 MA04 MA17 MA19 MA22 SA01 SA14 TA01 TA02 5J100 AA26 BA04 BB16 BC02 CA12 EA02 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに高周波の入力信号が供給される
    第1のバイポーラトランジスタと、 該第1のバイポーラトランジスタにカスコード接続さ
    れ、増幅した前記入力信号をコレクタから出力する第2
    のバイポーラトランジスタとを備え、 前記第2のバイポーラトランジスタのベースには、該第
    2のバイポーラトランジスタをオンオフ制御する制御信
    号が供給されることを特徴とする高周波スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波スイッチを複数並
    列に備え、 前記各第1のバイポーラトランジスタのベースは、相互
    に接続され、 前記各第2のバイポーラトランジスタのベースに供給さ
    れる前記制御信号に応じて、増幅した前記入力信号の出
    力先を選択することを特徴とする切替型高周波スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の切替型高周波スイッチに
    おいて、 前記各第2のバイポーラトランジスタのベースには、共
    通の前記制御信号が供給されることを特徴とする切替型
    高周波スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の切替型高周波スイッチ
    と、 エミッタ接地され、前記切替型高周波スイッチにおける
    前記各第2のバイポーラトランジスタのコレクタにそれ
    ぞれベースが接続された複数の第3のバイポーラトラン
    ジスタとを備え、 前記第3のバイポーラトランジスタのコレクタは、相互
    に接続されたことを特徴とする切替型高周波電力増幅
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の切替型高周波電力増幅器
    において、 前記各第3のバイポーラトランジスタのベースには、該
    ベースに接続された前記第2のバイポーラトランジスタ
    をオン制御する制御信号に連動して動作用のバイアスが
    供給されることを特徴とする高周波電力増幅器。
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