JP2000277416A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2000277416A
JP2000277416A JP11081402A JP8140299A JP2000277416A JP 2000277416 A JP2000277416 A JP 2000277416A JP 11081402 A JP11081402 A JP 11081402A JP 8140299 A JP8140299 A JP 8140299A JP 2000277416 A JP2000277416 A JP 2000277416A
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temperature
conditioning
exposure apparatus
unit
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Shinichi Shima
伸一 島
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調系統を増設したり大型化することなく、
露光装置内の光学系を含んだ装置の光学性能を安定に維
持する。 【解決手段】 マスクに形成されたパターンの像を投影
光学系を介して感光基板上に転写する露光装置におい
て、装置本体を1あるいは複数の系統で空調を行うチャ
ンバに収納し、前記装置本体内の光学部品を含んだ装置
を、前記空調系統のいずれかの空調領域中に配置し、か
ついずれかの空調系統により所定の温度に温調された気
体を分岐して、前記光学部品を含んだ装置の外部周辺あ
るいは装置内部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクに形成され
たパターンの像を投影光学系を介して感光基板上に転写
する投影露光装置に関し、特に、露光装置内の光学部品
を含んだ装置の安定性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】露光装置は、マスクまたはレチクルに描
かれた回路パターンを、半導体ウエハに塗布されたフォ
トレジスト層に焼き付け、それを現像することで当該ウ
エハ上に所望のレジストパターンを形成している。一般
に、半導体素子の製造では、数層から十数層の回路パタ
ーンを重ね合わせて露光するため、ウエハ上にすでに形
成された回路パターンと、これから露光すべき回路パタ
ーンの像とを正確に重ね合わせる必要がある。この重ね
合わせに必要な各種装置を、アライメント装置と呼んで
いる。このアライメント装置は、上述の重ね合わせ露光
を行なう露光装置には必須のものであり、近年より高精
度かつ高速処理ができるように改良されてきている。ア
ライメント光学系を構成面より大別すると、3つの方式
がある。第1の方式は、レチクルに形成されたアライメ
ントマークとウエハ上のアライメントマークとを投影レ
ンズを介して同時に観察(または検出)するTTR(T
hrough The Reticle)方式であり、
第2の方式は、レチクルのアライメントマークは全く検
出しないで投影レンズを介してウエハ上のアライメント
マークだけを検出するTTL(Through The
Lens)方式であり、第3の方式は投影レンズから
一定距離だけ離して別設した顕微鏡対物レンズを介して
ウエハ上のアライメントマークだけを検出するオフ・ア
クシス(Off−Axis)方式である。
【0003】また、光源より射出された露光光は、照明
光学系を介してレチクルを照射する。照明光学系によ
り、露光光は照度均一化が図られている。
【0004】装置全体は、チャンバ内に収納され、温度
制御された空間に配置される。チャンバによる空調とし
ては、例えば特開平4−22118が開示されている。
特開平4−22118を図2により説明すると、チャン
バ201内を複数の空間A0〜E0に分割し、空間A
0、D0を第1の空調手段202に、空間C0を第2の
空調手段217に、空間B0を第3の空調手段216
に、空間E0を不図示の空調手段にそれぞれ連通させた
ものである。
【0005】空間A0には主に照明光学系207が配設
され、空間B0にはレチクルR0を支持するためのレチ
クルステージ208、レチクルおよびウエハを観察する
ためのTTR方式の観察光学系220ならびに不図示の
TTL方式のウエハ観察光学系等が配設されている。空
間C0にはウエハWを支持するためのウエハステージ2
10およびオフアクシススコープ234等が配設されて
いる。空間D0には、レチクルライブラリ211および
レチクル搬送ロボット212が、空間E0には、ウエハ
キャリア213およびウエハ搬送ロボット214がそれ
ぞれ配設されている。空間A0と空間D0の天井部には
フィルタボックス205が配設されており、空間A0に
はフィルタ203を通して、空間D0にはフィルタ20
4を通して、第1の空調手段202で空調された雰囲気
気体である空気を清浄化してダウンフローで吹出させ、
空間B0にはダクト216Dおよびフィルタ218を通
して第2の空調手段216で空調された空気を清浄化し
て吹出させ、空間C0にはダクト217Dおよびフィル
タ219を通して第3の空調手段217で空調された空
気を洗浄化して吹出させるように構成されている。ここ
で、各空間A0〜E0へ吹出させる空気の温度は、例え
ば、空間D0および空間B0について説明すると、各空
間D0およびB0内にそれぞれ配設した温度センサ21
5Aおよび215Bの検出温度に基いて、温度コントロ
ーラ202Dを介して各空調手段202および216の
各送風機202Cおよび216Cの吸込側に配設された
冷却器202Aおよび再加熱器202Bをそれぞれ制御
することにより調節できるように構成されている。ここ
では、簡略化して、冷却器は202Aのみ示したが、各
系統毎に構成してもかまわない。また、E0に対する空
調系統も図示を省略したが、他の系統と同様の構成であ
る。215Cおよび215Dはそれぞれ空間C0および
E0の温度を検出する温度センサ、216Bおよび21
7Bはフィルタ、217Cは送風機である。
【0006】装置構成について説明すると、光源230
はエキシマレーザ光源で、光源より照射された露光光
は、照明光導光部235を介して、前記照明系207に
入射する。照明系207内には光学系が構成されてお
り、所定の均一な照度の照明光として、前記レチクルR
0を照射する。レチクルR0はレチクルステージ208
に保持され、レチクルステージ208は、構造体231
に支持されている。構造体231は、投影光学系209
と共に構造体232に支持されている。構造体232に
はウエハステージ210が搭載されると共にオフアクシ
ススコープ234が搭載されている。さらに構造体23
2は、振動吸収部233に支持されている。
【0007】近年、ウエハに転写されるべきパターンの
微細化に伴い、ウエハあるいはレチクルのアライメント
精度の更なる向上と、照明光の照度均一化の更なる向上
が要求されてきている。アライメント光学系あるいは、
照明光学系に影響を及ぼす原因の一つに光学系を収納す
る部分、光学系を保持する部分あるいは、光学系の光路
の温度変化がある。
【0008】すなわち、光学系を収納する部分の温度が
変化することにより、熱変形が発生し光学部品各々の配
置関係に誤差が生じ、光学性能に影響を与える。また、
光学系を保持する部分の温度が変化することにより、熱
変形が発生し光学部品の光軸のズレ等あるいは光学部品
そのものの変形が発生し、光学性能に影響を与える。さ
らに、光学系の光路の温度が変化することにより、ゆら
ぎが発生し計測精度に影響を与えるという問題があっ
た。
【0009】このような温度変化による影響を防止する
ため、従来の露光装置は、温度制御されたチャンバ内に
収納され、更に前述の特開平4−22118の如く内部
を分割し、個別に温調を実施することでより温度安定性
の向上を図っている。
【0010】光学部品を含んだ、例えばアライメント光
学系あるいは、照明光学系についてみると、これらの装
置に対しても個別に温調することが、それぞれの光学性
能にとっては望ましい形態である。この従来例として
は、例えば特開平10−135117が開示されてい
る。特開平10−135117では、アライメント系に
構成されるアライメントセンサの発熱に対応するため、
アライメント系の少なくとも一部を所定の気密性をもっ
て包囲する包囲手段と、包囲手段内に存在する気体の一
部を温度制御している。
【0011】しかしながら、各光学部品を含んだ装置毎
に特開平10−135117に開示されているのと同様
に温調を実施すると、従来の温調系統数に加えて、光学
部品を含んだ装置の数だけ温調系統が必要になり、チャ
ンバ空調部が非常に大型化してしまう。また、制御対象
も大幅に増大するため、かなり大掛かりなものになって
しまうという問題が発生する。
【0012】また、特開平10−135117の温調手
段には、熱排気のみを行うことも開示されているが、熱
排気を行うことにより、排気した気体に対応した容積の
気体が流入することになる。流入する気体が完全に温調
されていれば問題はないが、温度の異なる気体が流入し
た場合、光学部品に対し影響を与える。また、所定の気
密性を有した包囲手段の隙間から流入するため、均一な
流れとはならず、ゆらぎとなり計測精度に影響を与える
という問題がある。
【0013】また、個別に空調を実施したとしても、温
調部と各光学部品を含んだ装置を一体的に構成すること
は困難であるため、一定の距離を隔てて配置される。こ
のため、温調した気体は、温調部から各装置部まで送風
ダクト等により供給される。この場合、前記送風ダクト
は、いくつかの温調領域を経由するため、各温調領域の
温度に影響される。
【0014】温度センサを各装置部に設け制御する場合
には、装置に到達した時点で所定の温度となるように制
御するため、途中の経路すなわち、他の温調領域で受け
る温度影響だけ気体の温度を増減した温度に設定されて
送風される。言い換えると、前記増減した温度が逆に前
記温調領域に影響を与えることになるという問題があ
る。
【0015】前記送風ダクトを、熱的に絶縁することで
前記問題は解決出来る。熱的な絶縁を実現するためには
送風ダクトの周囲に断熱材を巻き付けることになり、充
分な断熱を実現するためには送風ダクト径が非常に大き
くなり、現実的に実装が困難であるという問題がある。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は上記のよ
うな状況に鑑みて成されたものであり、光学部品を含ん
だ装置に対して、常に安定した光学性能を与える露光装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明の露光装置は、装置本体を1ある
いは複数の系統で空調を行うチャンバに収納し、前記装
置本体内の光学部品を含んだ装置を、前記空調系統のい
ずれかの空調領域中に配置し、前記いずれかの空調系統
により所定の温度に温調された気体を、前記いずれかの
空調系統より分岐して、前記光学部品を含んだ装置の外
部周辺あるいは装置内部に供給する手段を備えている。
【0018】本発明の好ましい実施例において、前記光
学部品を含んだ装置は、前記マスクもしくは前記感光基
板の位置あるいはそれらの相対位置を検出する位置検出
手段あるいは照明手段である。また、前記空調系統は、
図1を用いて説明すると、マスク部B0の空調手段21
6であり、前記光学部品を含んだ装置は、前記マスク部
近傍に配置されたTTR方式の位置検出装置220ある
いはTTL方式の位置検出装置である。あるいは、図3
に示すように、前記空調系統は、前記チャンバ上部A0
およびD0の空調手段202であり、前記光学部品を含
んだ装置は、TTR方式の位置検出装置220あるいは
TTL方式の位置検出装置である。
【0019】また、前記光学部品を含んだ装置が、前記
感光基板部近傍に配置されたオフ・アクシス方式の位置
検出装置であれば、前記空調系統は、図1に示すよう
に、前記感光基板部C0の空調手段217である。ある
いは、図3に示すように、感光基板の搬出入部E0の空
調手段(不図示)である。
【0020】
【実施例1】以下、本発明の第一の実施例を説明する。
図1は、本発明の各実施例が適用可能な露光装置の構成
を示す。図1において、図2と同一なものは説明を省略
する。露光用の照明光(エキシマレーザ光源からの紫外
線パルス光)は、光源230より、照明光導光部235
を介し、照明光学系207を介してレチクルR0のパタ
ーン領域を均一な照度分布で照明する。レチクルR0
は、2次元方向(XY方向)に微動可能なレチクルステ
ージ208に真空吸着等の手法により保持されている。
レチクルR0のパターン領域を通過した照明光は、両側
テレセントリック(または片側テレセントリック)な投
影レンズ209に入射し、ウエハWの表面(フォトレジ
スト層)に達する。ここで、投影レンズ209は照明光
の波長に関して最良に収差補正されており、その波長の
もとでレチクルR0とウエハWとは互いに共役な位置関
係を保っている。また、照明光はケーラ照明であり、投
影レンズ209の瞳内の中心に光源像として結像され
る。
【0021】レチクルR0の周辺には不図示のレチクル
アライメントマークが形成されており、当該マークをレ
チクルアライメント系220によって検出する。そし
て、レチクルアライメント系220によって検出された
位置情報に基づいて、レチクルステージ208を駆動
し、レチクルR0を投影レンズ209の光軸に対して位
置決めするようになっている。
【0022】一方、ウエハWはウエハホルダを介して、
ウエハステージ210上に載置されている。ウエハステ
ージ210は、2次元(XY方向)に移動可能に構成さ
れると同時に、不図示の干渉計によってその座標値を逐
次計測するようになっている。すなわち、干渉計からの
座標計測値等に基づいて制御部によりウエハステージ2
10の移動や位置決めを行う。ウエハステージ210上
にはベースライン計測等で使用する不図示基準マークが
設けられている。
【0023】本実施例では、ウエハWの位置を検出する
手段は、TTR方式のアライメント光学系220および
不図示のTTL方式のアライメント系ならびにオフアク
シススコープ234である。
【0024】まず、TTR方式のアライメント光学系2
20の空調について説明する。アライメント光学系22
0は、空間B0部に配設されている。空間B0は、空調
手段216により温調された気体がダクト216Dを介
し、空間B0に送風されて温調される。このダクト21
6Dを分岐し、ダクト1によりアライメント光学系22
0に送風する。本構成により、まず、アライメント光学
系220部に独立した温調系統が構成されることなく温
調された気体が供給される。また、ダクト216Dを分
岐し、空間B0部を通過してアライメント光学系220
に到達するため、他の空間の影響を受けるあるいは、影
響を与えることを最小にすることが可能となる。
【0025】次に、オフアクシススコープ234の空調
について説明する。オフアクシススコープ234の空調
も前記アライメント光学系220の空調と同様に、オフ
アクシススコープ234が配設されている空間C0を空
調する気体を送風するダクト217Dを分岐しダクト2
により行う。このことにより、前記アライメント光学系
220部と同様独立した温調系統が構成されることな
く、温調された気体が供給されると共に、ダクト217
Dを分岐し、空間C0部を通過してオフアクシススコー
プ234に到達するため、他の空間の影響を受けるある
いは、影響を与えることを最小にすることが可能とな
る。
【0026】本実施例では、温調気体を装置内部に供給
したが、装置に吹き付ける構成としても装置の温度安定
化はある程度達成可能である。従って、必要に応じ、内
部へ供給あるいは、装置へ吹き付ける構成を取ること
で、本発明の目的を達成できる。
【0027】
【その他の実施例】図3を用いて、第二の実施例につい
て説明する。図1と同様の部分は説明を省略する。ま
ず、アライメント光学系220の空調について説明する
と、アライメント光学系220への温調気体をダクト3
により供給する。ダクト3は、空間A0ならびにD0を
空調する気体が供給される。また、ダクト3は、空間A
0ならびにD0を通過する(空間A0ならびにD0内に
実装される)。このため、第一の実施例と同様に他の空
間の影響を受けるあるいは、影響を与えることを最小に
することが可能となる。
【0028】独立した温調系統は、当然ながら不要であ
る。また、空間A0ならびにD0の温調設定温度と、空
間B0の温調設定温度は、チャンバ内の温度を極力均一
にするため、通常同じ温度である。このため、空間B0
に配設されているアライメント光学系220が、空間A
0ならびにD0を空調する気体で温調されても、極端な
温度勾配が発生することはなく、アライメント光学系2
20の光学性能を安定的に確保すると共に、空間B0の
空間温度に影響を与えることはない。
【0029】次に、オフアクシススコープ234の空調
について説明すると、オフアクシススコープ234へ
は、空間E0を空調する気体がダクト4を介して供給さ
れる。前記アライメント光学系の場合と同様に、ダクト
4は、ほぼ空間E0を通過する(実装される)ため、他
の空間の影響を受けるあるいは、影響を与えることを最
小にすることが可能となる。また、独立した温調系統が
不要であると共に、空間E0の空間温度に影響を与える
ことはなく、オフアクシススコープ234の光学性能を
安定的に確保することが可能となる。
【0030】第一、第二の実施例では、アライメント光
学系220について、B0あるいは、A0およびD0の
空調気体を分岐する構成としたが、必要とする温度安定
性が達成されれば、他の空間の温調気体を分岐して供給
してもかまわない。オフアクシススコープ234につい
ても同様である。
【0031】上記実施例では、アライメント光学系22
0およびオフアクシススコープ234について説明した
が、本発明はこれらに限定されるものでは無く、特許請
求の範囲に示された本発明の技術的思想としての要旨を
逸脱しない範囲での適用は可能である。例えば、TTL
オフアクシス光学系あるいは、照明光学系等の光学部品
を含む装置に対しても、本発明を適用できることは、言
うまでもない。
【0032】
【デバイス生産方法の実施例】次に上記説明した露光装
置を利用したデバイスの生産方法の実施例を説明する。
図4は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、
液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン
等)の製造のフローを示す。ステップ1(回路設計)で
はデバイスのパターン設計を行なう。ステップ2(マス
ク製作)では設計したパターンを形成したマスクを製作
する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンや
ガラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエ
ハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立
て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージ
ング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こう
した工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0033】図5は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンが形成される。本実施例の生産方法
を用いれば、従来は製造が難しかった高集積度のデバイ
スを低コストに製造することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、光学部品を含む装置を
温度的に安定させて、所定の性能を確保する場合に、従
来の温調系統数で温調することが可能であるため、チャ
ンバ空調部が非常に大型化したり、あるいは制御対象が
大幅に増大してしまうこと無しに実現できると言う効果
がある。また、温調した気体を送風する場合に、送風す
る気体が他の空間の温度の影響を受けたり、あるいは他
の空間の温度に影響を与えることを最小限に出来ると言
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例に係る露光装置の構成
を示す図である。
【図2】 従来の露光装置の構成を示す図である。
【図3】 本発明の第二の実施例に係る露光装置の構成
を示す図である。
【図4】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図5】 図4におけるウエハプロセスの詳細な流れを
示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4:分岐ダクト、201:チャンバ、20
2,216,217:空調手段、203,204:フィ
ルタ、205:フィルタボックス、207:照明系、2
08:レチクルステージ、209:投影光学系、21
0:ウエハステージ、211:レチクルライブラリ、2
12:レチクル搬送ロボット、213:ウエハキャリ
ア、214:ウエハ搬送ロボット、215A,B,C,
D:センサ、218,219:フィルタ、220:アラ
イメント光学系、230:光源、231,232:構造
体、233:振動吸収部、234:オフアクシススコー
プ、235:照明光導光部、202A:冷却器、202
B:加熱部、202D:温度コントローラ、202C,
216C,217C:送風機、216D,217D:ダ
クト、216B,217B:フイルタ、R0:レチク
ル、W:ウエハ、A0,B0,C0,D0,E0:空
間。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンの像を投影
    光学系を介して感光基板上に転写する露光装置におい
    て、装置本体を1あるいは複数の系統で空調を行うチャ
    ンバに収納し、前記装置本体内の光学部品を含んだ装置
    を、前記空調系統のいずれかの空調領域中に配置し、か
    ついずれかの空調系統により所定の温度に温調された気
    体を分岐して、前記光学部品を含んだ装置の外部周辺あ
    るいは装置内部に供給することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記光学部品を含んだ装置は、前記マス
    クもしくは前記感光基板の位置あるいはそれらの相対位
    置を検出する位置検出手段あるいは照明手段であること
    を特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記空調系統は、前記マスク部の空調手
    段であり、前記光学部品を含んだ装置は、前記マスク部
    近傍に配置されたTTR方式の位置検出装置あるいはT
    TL方式の位置検出装置であることを特徴とする請求項
    1に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記空調系統は、前記チャンバ上部の空
    調手段であり、前記光学部品を含んだ装置は、TTR方
    式の位置検出装置あるいはTTL方式の位置検出装置で
    あることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記空調系統は、前記感光基板部の空調
    手段であり、前記光学部品を含んだ装置は、前記感光基
    板部近傍に配置されたオフ・アクシス方式の位置検出装
    置であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の露光装
    置を用いてデバイスを製造することを特徴とするデバイ
    ス製造方法。
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